レゴ投資って儲かるの?
何だか難しそう…失敗したくない!
「レゴ投資」はお金を増やす選択肢として注目されつつありますが、ポイントを押さえないと利益が出ないばかりか「価値が上がらないレゴ」に投資をしてしまい、失敗する可能性もあります。
そこで今回の記事では、レゴブロックへの投資の仕方や保存方法、儲けるコツなどレゴ投資の「基本」をお伝えしていきます。
レゴ投資とは?
レゴ投資ってどうやってやるの?
レゴ投資の仕組みはいたってシンプルです。
- 数年後に価値が出るであろうレゴブロック製品を見極めて購入
- 開封せずに保管
- 何年後かに売却して利益を出す。
という稼ぎ方です。いわゆる実物資産に対する投資ですね。
レゴ投資の仕組み
レゴブロックの製品はだいたい2年で型落ちし、カタログから消えていきます。
カタログから消えてしまうと、いわゆる家電量販店や Amazon、トイザらスなどから購入できなくなってしまいますよね。
しかし、もう手に入らない「レア物のレゴ」を欲しいと思っているコレクターが世の中には多くいます。
少しばかり高くても欲しい!と思っている方に向けて、定価よりも高値のプレミア価格で販売して稼ぐ方法が「レゴ投資」です。
レゴ投資は儲かるの?
レゴ投資って本当に儲かるの?
どうやって利益が出るLEGOかどうかを見極めていくの?失敗しないの?
レゴ投資は見極めが正しければ、だいたい5年~10年で300%~1000%の利益も夢ではありません。
ただし、この記事の後半でも詳しくお話しますが、気を付けないといけない点はいくつかあります。
例えば大人向けの高額商品は、継続的にたくさんリリースされています。
見極めに失敗すると、結果的に「値上がりしなかった」という場合も当然あります。
- あまりレア感のないありきたりなモデル(シティシリーズとか)
- 人気のないシリーズ(チーシリーズとか)
この辺りは家電量販店でも値下がりし、ワゴンセールへ流れていって、廃版→忘却の彼方もザラにあることなので、避けるのがベターでしょう。
逆に考えると、この見極めが当たってしまえば、確実に稼げる方法ではあります。
レゴ投資の利益率について
投資って、いろいろあるけど、その中でもレゴ投資はどんなところが優れているの?
例)「レゴ フレンズ 遊園地ジェットコースター(品番:41130)」の値動き
発売日:2016 年 7 月 1 日定価:8,445 円
時期 | 2018 年 6 月 | 2019 年 1 月 | 2019 年 12 月 | 2020 年 6 月 | 2021 年 1 月 |
価格 | 8,445 円 | 10,000 円 | 12,680 円 | 17,000 円 | 21,280 円 |
倍率 | 1.0 倍 | 1.2 倍 | 1.5 倍 | 2.0 倍 | 2.5 倍 |
Amazon 倍率 | ― | ― | 1.0 倍 | 1.3 倍 | 1.7 倍 |
※ カタログ落ちから2年半後に価格が 2.5 倍にもなっていることがわかります。投資商品としては、素晴らしく、回転数の減少=需要の減少は確実に起きています。
上記から、レゴ投資はほかの投資商品に比べて「より速く」「より優れた」収益率を実現していることがわかります。
株式市場のように、大暴落に見舞われることもありません。
上記調査で行けば、2008年に起きた100年に1 度の金融危機「リーマンショック」の時も、レゴセットの価値は上昇していたそうです。
つまり、相場が安定していて影響を受けにくいということです。
そして、その手間に見合ったリターンも大きいので、調査結果では「分散投資の代替投資対象」になるとまで言われています。
【失敗しない】レゴ投資のやり方・流れ
まずは、レゴ投資の流れについてお話しておきます。
- ステップ1まずは場所を確保する
レゴ投資は、数年単位で商品の保管が必要な販売方法です。
ですから、仕入れをする前に在庫スペースをどうするかしっかり検討し、長期間保管できる環境を整えておくことが大切です。
レゴが劣化しないように、箱潰れや色褪せ・日焼け対策など保管の方法にも気を付けましょう。
記事の後半では、保管方法やレゴを劣化させないための注意点などもお話していきます。
- ステップ2相場観を身に着ける
レゴ投資で利益が取れる商品とは、プレミア価格になる見込みがある商品です。プレミアになる商品のほとんどは、生産終了時、もしくは終了間際から価格の高騰が始まっていきます。
つまり、販売開始から数年経過し、市場から商品が少なくなってきている商品に絞ってリサーチしていくと、プレミア商品が見つかりやすくなります。
商品が発売されてから、いきなり市場の在庫がなくなることはほぼないので、目安として2年から3年前に発売された商品や生産終了間際の商品をリサーチするところからスタートして相場感を身につけましょう。
- ステップ3廃盤後に人気が出そうなものを狙う
基本的には、廃盤になった後に人気が出そうなレゴを狙っていきます。
映画タイアップ商品は販売期間が短いものも多く、入れ替わりも激しいのでねらい目。
細野公開されてから時間が経過しても人気が続いていくような商品を狙っていくと、値崩れのリスクもなく安心です。
モジュラービルディングなどの、クリエイターエキスパートシリーズなどの強いファンが付いているシリーズもねらい目です。
また、販売店が限定されている商品もレア度が高いのでおすすめ。
レゴストアやレゴクリックブリック、レゴディスカバリーセンター東京や大阪、レゴランドジャパンのショップのみで販売している商品はチェックしておきましょう。細野初めのうちは、店頭ですでにプレミア価格になっている商品が並んでいないか確認してみるところからスタートすると良いでしょう。
その他、おすすめのジャンルや値上がりの実例についてはこちらの記事をご覧ください。
- ステップ4商品の仕入れ先をいくつか持っておく
レゴの仕入れ先でメインになるのは、家電量販店や大手のおもちゃ屋さんです。
こういった店舗は、レゴの市場を考慮せずに販売していることがほとんどなので、レアなレゴがそっと販売されていたり、思わぬ安値で販売されていることがあります。
限定商品などはレゴのネットショップや、レゴランドのお土産売り場もおすすめです。
- ステップ5LEGOを販売する
LEGOの販売先としては、Amazonや楽天市場などのネットショップや、メルカリなどのフリマアプリなどがあります。
また、ebayなど海外での販売先も確保しておくといいでしょう。
色々な販路を複数持っておくと、1番高く売れるプラットフォームで販売することができます。
レゴの仕入れ先は?
レゴは主に次のルートで仕入れましょう。
- 家電量販店
- トイザらス
- レゴストア・レゴ公式サイト
- BrickLink(ブリックリンク)
- レゴクリックブリック
- レゴランド・レゴランドディスカバリーセンター
- ヤフオク・メルカリなど
- 卸業者から仕入れる
家電量販店
家電量販店では、「家電せどり」をしているライバルが多いので、レゴはノーマークで競争が激しくない場合もあります。
そのため、入手しにくいモデルが意外と手に入ったりすることもありますので、ぜひチェックしてみましょう。
また、家電量販店とはちょっと違いますがドン・キホーテでは定価以下で新品のレゴを販売していることがあります。すぐに転売しても利益が出ることがあるので、見かけた時はチェックしてみるといいでしょう。
トイザらス
以前トイザらス限定の「ミニフィグ(ニンジャゴー)」などを発売して人気がありました。
このシリーズは定価の2~4倍で取引されており、トイザらスの限定品を狙っていくのも良いと思います。
レゴストア(レゴ公式サイト)
レゴストア(レゴ公式サイト)でも、限定レゴを販売しています。
また、一定金額以上買うと非売品のレゴがもらえるキャンペーンなどもありますので、レゴ投資をするなら定期的にチェックしておきましょう。
Official LEGO® Shop US
ちなみに、米国版のLEGO公式サイトでは日本で未発売のレゴが豊富に販売されています。
また、日本よりも値段が安めに設定されていたり、一定金額以上の購入者へのプレゼントも日本ではもらえない商品だったりというメリットがあります。
しかし、発送先は米国でないと購入できないという致命的なデメリットがあります。
アメリカに友人知人がいる場合は代理で購入してもらう方法もありますが、現在は日本からもLEGOの商品を豊富に購入することができますので、無理に利用する必要はありません。
レゴを個人輸入したい場合は、次に紹介する「BrickLink(ブリックリンク)」でお目当ての商品を探してみましょう。
BrickLink(ブリックリンク)
ブリックリンクは「ブリリン」という愛称でレゴファンに親しまれている海外のサイトです。
レゴのセットやパーツのオンラインショッピングができるサイトで、品数がとても多いです。日本にはないようなパーツなども安価で販売されています。
中古のレゴを買って欠品があった場合などにも使えますが、送料がかかるので基本的にはまとめて購入するのがおすすめです。
注文から一週間~一ヶ月ほどかかるのがデメリットですが、このサイトを見れば欲しいものは大抵手に入るでしょう。
レゴクリックブリック
レゴクリックブリックはレゴで遊べるブランドストアで、手に入りにくい限定レゴなどを購入することができます。
公式ショップのように「一定金額以上買ったらプレゼント」みたいなキャンペーンもやっていますので、レゴ投資をするならこちらも定期的にチェックしておきましょう。
また、店内にはレゴが好きなお客さんもたくさんいますので、どういったジャンルのレゴに人気があるのかを偵察することもできます。
レゴランド・レゴランドディスカバリーセンター
レゴランドは名古屋にあるテーマパークで、レゴランドのお土産ショップ「ビック・ショップ」では、レゴランドでしか買えないレゴを手に入れることができます。
東京と大阪のレゴランドディスカバリーセンターは子ども同伴でないと入場ができないので、商品購入目的で入場するライバルが少ないという意味でもメリットが大きいです。
海外へ販路を伸ばそうと考えている方は、「日本までは行けないけど欲しい」「少し高くても良いから欲しい」という海外のニーズを拾うことができますよ。
ヤフオク・メルカリなど
ヤフオクやメルカリで仕入れをする場合は、定価で購入するよりも安く仕入れられるというメリットがあります。
ただし、購入した商品のコンディションが「新品未開封」であっても、法律上「古物」として扱われるため、古物商許可証が必要になります。
卸業者から仕入れる
卸業者からレゴを仕入れることができれば、家電量販店や一般のおもちゃ屋さんよりも安く仕入れることができます。
レゴの仕入れにおすすめの卸業者は次の3つです。
Brickers!
Brickers!(ブリッカーズ)はレゴ専門店で、パーツ1個から購入可能です。
中古品を仕入れてパーツが欠品していた場合、販売できる金額が下がってしまいますが、パーツをブリッカーズで調達して揃え、金額をあげて販売することができるようになります。
NETSEA(ネッシー)
NETSEA(ネッシー)はレゴだけではなく、様々なジャンルの商品を仕入れられる卸業者です。
このサイトではレゴ投資だけではなく、様々なせどりの方法をご紹介していますが、仕入れ先としてよくおすすめしているのがネッシーです。
カワダオンライン
カワダオンラインはおもちゃの卸業者として有名ですが、B2Bのサイトなので個人利用ができません。
会社として取引をできるならおすすめですが、レゴの仕入れだけなら他の仕入れ先を利用するのがおすすめです。
仕入れたレゴはどこで売る?
レゴの売却はどこで行ってもいいのですが、使いやすくて高く売れるところを目安に選びましょう。
LEGOの買取専門店
LEGOはネットで買取してくれる専門のお店があります。
LEGOの買取専門店では、他の買取業者よりも詳しく査定をしてくれるという魅力があります。
など、たくさんの買取業者がありますので、ぜひ検索してみましょう。
実店舗の買取業者
最も手間がかからず、売却したい商品を持っていくだけで全てを現金化できるのが実店舗です。
売れないということはほぼありません。
デメリットとしては、売却価格が他の販路より低くなってしまう傾向があるので、できるだけ高く売れる店舗やキャンペーンを狙っていく必要があります。
また、実際に持っていくまで価格がわからないことや、時間がかかること、また売却したいLEGOの数が多い時には車が必要になります。
駿河屋リアルストア、ゲオ、ハードオフ など
ネット販売(フリマ系)
フリマ系サービスでも多くのレゴが販売されています。手軽で人が集まりやすく、Amazonと違って出品規制などもないので、手を出しやすい販路です。
相手とのやり取りがあるため、大量に販売するには不向きかもしれません。
また、販売のために紹介文を書いたり写真を撮ったりしないといけないので、手間がかかることが苦手な方だと大変かもしれません。
メルカリショップやBASEは個人でも気軽にオンラインストアが構築できるサービスのひとつですが、購入者にうまく自分の商品を見つけてもらう工夫が必要になります。
<販売店の一例>
メルカリ、ラクマ、ペイペイフリマ、ヤフオク、BASE、eBay フリマ・オークションサービス
ネット販売(モール系)
Amazon、楽天市場などに出店し販売する方法もあります。
アカウント開設(出店)には、各種審査が必要になりますが、大手のプラットフォームで販売をしていると圧倒的に信頼感が増します。
大量仕入れ、大量販売を目指す場合は、モール出店も検討しましょう。
<販売店の一例>
Amazon、楽天市場、ヤフーショッピング
Amazon
Amazonで販売する場合は、大口出品者アカウントと小口出品アカウントがあります。
大口アカウント | 小口アカウント | |
固定費 | 月4,900円 +販売手数料 |
無料 |
販売手数料 | 販売価格の10% | 1商品100円 +販売価格の10% |
カート獲得 | あり | なし |
FBA | ○利用可 | ○利用可 |
リサーチツールや価格改定ツールとの連携 | ○利用可 | ×利用不可 |
大口アカウントは月額で料金が発生し、小口アカウントは販売ごとに100円の手数料がかかります。
月に50点以上のレゴを販売する方は少ないと思いますので、まずは小口アカウントがあればOKです。アカウントの開設方法についてはこちらの記事をご覧ください。
また、最大のメリットとしては、Amazonを販売先にすると大口アカウント(有料)・小口アカウント(無料)問わずAmazonFBAを利用できます。
レゴ投資でデメリットになりがちな「在庫スペースの確保」が不要になるというメリットもあります。
AmazonFBAについての詳細はこちらをご覧ください。
Amazonで出品する際の注意点
Amazonは偽物商品を販売しないために、審査が必要になる場合があります。
例えばレゴの場合だと「出品制限」というものがあり、それをクリアしなければなりません。また、随時「真贋調査」が行われます。
真贋調査についてはこちらの記事をご覧ください。
Amazonは出品制限の基準に関しては一切公開していないので、どういうタイミングで行われるかはわかりません。
しかし特に実績の少ない新規出品者に厳しい傾向があるので、最初は苦労するかもしれませんが、きちんとした商品なのであれば問題ありません。
Amazonから正規な商品であるかを証明するよう求められる場合があるので、仕入れた領収書等、証拠になるものは残しておくように注意が必要です。
ヤフーショッピングや楽天市場
「売れ行き」という意味では、ヤフーショッピングや楽天市場は、Amazonよりも劣りますが、それぞれのポイントに対してのファンは一定数いるのと、各モール側のキャンペーンなどで、Amazonの販売価格よりも高値で販売できることもあります。
楽天市場の場合、手数料は低いですが、初期投資にかなりの金額が必要になってしまうので、そこは費用対効果を考えましょう。
ヤフーショッピング | 楽天市場 | Amazon 大口 | |
初期費用 | 無料 | 60,000 円 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 19,500 円~10 万 | 5,000 円 |
手数料 | 7%程度 | 2.0~7.0% | 10% |
手数料だけでなく、商品ページの作成や、配送サービスをどうするか、また真贋調査の有無も比較検討しておく必要があります。
販路の広げ方としては、Amazonで販売を経験してみて、ヤフーショッピング・楽天市場へと考えていくといいでしょう。
eBay・海外Amazon・Bricklink
レゴは元々デンマークという海外を拠点にしたおもちゃなので、販路を日本だけではなく世界に広げるというやり方もできます。
人口で考えてみても、日本人を相手にしても最大で1憶2千万人です。しかし、世界の購入者を相手にすれば人口は78億人。もし需要を取り込むことができれば、そちらの方が儲かります。
海外の人が良く使うサイトとして有名なのは、eBayですが、Bricklink(ブリックリンク)は欲しいブロックを大量に欲しい層などに人気があり、レゴのブロックパーツなどが売買されています。
まさに本陣に乗り込んでいくイメージですが、サイトを訪れる人もレゴに関心のある人たちなので、効率よく稼ぐことが可能になります。
レゴ投資の保管場所は?
どんなレゴが値上がりするのかはだいたいわかったんだけど、みんなどんな風に保管してるの?
レゴの保管場所は、クローゼットや押し入れ・コンテナボックスや倉庫・Amazonに保管する方法があります。
それぞれのメリットやデメリットについてお話していきます。
レゴの保管場所はクローゼットや押し入れでも可能
- 湿度が溜まりにくい押し入れなどの冷暗所
- 換気がきちんと行える場所
保管場所は、このように湿気も光もない場所がおすすめです。クローゼットや押し入れの 1 つでも、自由に使える環境なら問題ありません。
閉め切らずにたまに換気を行うのがコツです。
心配でしたら、商品をビニール袋に包んで、乾燥剤をひとつ入れておくのもいいですよ。
場所としては、自宅はもちろんですが、実家などの親族宅を検討するのも手です。
トランクルーム・倉庫などのレンタルスペース
それ以外は、コンテナボックス・トランクルーム・賃貸の倉庫・住宅などのレンタルスペースを借りる方法もありますが、当然費用が掛かってきます。
管理する場所を借りる場合は、自宅での保管に比べて利益を出すのは難しくなってくるでしょう。費用対効果も大切なので、何が自分に合うか考えてみてください。
レゴ投資の倉庫の広さの目安は?
倉庫として必要な広さは2~3帖くらいです。
100~300万円分くらいのLEGOを収納できるので、そこまで大きなスペースは必要ないと思います。箱潰れなどに注意して収納しましょう。
また、趣味でやる分には自分の部屋の一角をレゴ置き場にする程度で事足ります。個人でやる場合は、新たにレンタルスペースを借りるほどではないです。
Amazonで保管してもらう方法
家で保管する以外に、「Amazonに保管する」という方法もあります。
手元の在庫を、自分で購入者に送る「自己配送」、保管と販売時の配送を Amazonに委託する「フルフィルメント by Amazon(FBA)」というサービスを併用するやり方もいいでしょう。
レゴを保管するときのコツと注意点
レゴを保管する時に気を付けることはある?
Amazonで保管する場合は任せっきりでもいいのですが、自分で保管する場合は次のような点に注意してレゴを保存するようにしましょう。
- 箱潰れ
- 色褪せ・日焼け
- におい
- テープ伸びの防止
箱潰れ
レゴ投資において、箱がつぶれてしまうのは、致命傷になります。
具体的に言うと、凹みや折れ目がそれにあたります。1 度付くと完全に元に戻ることはありません。
レゴの箱は頑丈そうに見えますが、「紙」です。
面積の大きい表面や裏面は、重量負荷にどうしても弱いです。
理想を言えば、レゴの上には何も置かない=積み上げない事ですが、豪邸にでも住んでいない限り、それができる環境を個人で用意するのはなかなか難しいですよね。
ですから、レゴをレゴの上に積む保管になっていくのですが、この際注意すべきは「積み上げ方」です。
上に積んでいく場合は、同じ大きさの箱にそろえて積むことを意識してください。
おすすめの方法としては、箱を縦にして並べていく方法です。
潰れるリスクを最小限に抑えて、横に積んでいくよりはスペースも最低限で済むので効率的です。
一番の理想はレゴの公式で使われている段ボール箱に入れたままの保管です。
公式の段ボール箱は、レゴの商品箱に合わせてすきまなく設計されています。紙質も良く、中のレゴをしっかりガードしてくれます。
LEGOの段ボール箱がない場合の保管方法
店舗で仕入れたからLEGOの段ボールはないんだよね…
そんな時は、不要な箱や大きめの箱に入れて保管してレゴを守りましょう。
また、箱で積んでいくときには箱と箱の間に 1 枚段ボールなど挟むと、下の商品がつぶれることを防いでくれる効果があります。
色褪せ・日焼け
また色褪せや日焼けも厳禁です。
レゴのほとんどは、紙の箱に入って販売されています。
ですので、注意しなければいけないのが、「光」と「湿気」です。なぜなら、その「箱の状態」が価格を左右する大切な部分になってくるからです。
また、レゴは蛍光灯の光にも弱いので、長期間の保管の間にどんどん色褪せていきます。レゴ投資は長期保管が基本なので、ここは絶対色褪せ防止をしておく必要があります。
におい
においって、あんまり意識していない人が多いと思うのですが、メルカリやヤフオクでも、「におい」についての注意書きはよく書かれています。
においの原因で一番多いのが、タバコとペットです。
箱にいれることで少しは軽減できると思いますが、クレームの元にもなりますので、商品のある部屋ではタバコは吸わない、ペットは入れないが基本です。
テープ伸びの防止
箱にくっついているテープは、経年劣化してしまう場合があります。
これを防止するには、OPP袋(フィルム)やPP袋(フィルム)でレゴを箱ごと包むといいです。大きいレゴが多い場合は、フィルムの方が使いやすいと思います。
- 高価なレゴ
- すでに少しテープが浮いている(伸びている)
全ての商品に施すのは中々難しいと思いますが、こういう商品だけでも対策しておくと後がかなり楽です。見た目もきれいに整うので、販売時にも有利ですよ。
レゴ投資で儲かった場合の税金はどうなる?
レゴ投資で一定金額以上の利益が出た場合は、確定申告が必要になります。
つまり「税金を払うほど稼ぐんだ」と腹をくくって、最初からお金の動きをしっかり帳簿につけておくのがおすすめです。
紙媒体やエクセルなどで1から帳簿をつけるのは大変ですから、「クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」などを使って作業を効率化するのがいいでしょう。
確定申告は、その年で得た収入に対して所得税を算出するために行うものなので、レゴ投資をする場合には、レゴを購入した領収証や保管にかかった金額の領収書などをとっておくことが非常に大切になっていきます。
領収証がないと、売上金額=収入金額となってしまい経費を正しく申告する事ができず、実際の利益よりも多い金額に税金がかかってしまうからです。
<領収書がある場合>
- 20,000-5,000=15,000
レゴが20,000円で売れても、商品を仕入れた経費(原価)が 5,000円発生しているので、課税対象になるのは、15,000円のみです。
<領収証がない場合>
経費(原価)を証明するものがないので、課税対象になるのは20,000円になる。
このような事を10倍・20倍で積み上げていくと、とんでもない違いになってしまいます。
確定申告するのは、あくまでも材料費や仕入れ費という原価を抜いた価格の「収益」の部分が 20万円以上を超える場合です。
- レシート、領収書管理
- 在庫表を作成し管理しておく
レゴ投資を始めたら、必ずこれくらいはしておくようにしましょう。
スプレッドシートなどに保存しておけば、クラウド管理ができて便利です。
経費として認められるものは?
どんなものが経費として認められるの?
「商品の仕入れ代金」は、立派な経費ですよね。
それ以外に経費として認められるのは以下のようなものです。
- レゴ投資に必要な移動経費
- ガソリン・高速代金
- パーキング代金
- 電車代金
- 納品時の送料
- 着払い時の送料
- 消耗品費
- 梱包材
- 印刷のために使用するインクカートリッジ
- 商品の保管にかかった経費
- リサーチの為に使ったツール代
など
自宅使用で経費にできる可能性がある項目
主に自宅を使用している場合、普段の生活での使用と仕事での使用の按分が必要になる場合があります。
場合によっては、地代家賃費として家賃の 30%~計上できる事もあります。
ここは一人一人状況が違いますので、税務署に相談した方が良い項目です。参考程度にお読みください。
- 水道光熱費
- 通信費
- プロバイダー料金
- 電話代など
- 保険料(事業用賠償保険、自動車保険)
- 接待交際費(レゴ投資仲間との情報交換会など)
この他にも色々と経費にできるものはあります。
まずは税理士さんに確認して、自分の1年間の確定申告をしっかりとしましょう。
領収書やレシートが発行されない場合は?
ネット通販などで仕入れた場合、領収証がないということもありますよね。その際は、クレジットの明細でも代用は可能です。
レゴ投資のメリット9つ
レゴ投資のメリットは次の通りです。
- 利益率が高い
- 少額から始められる
- 仕入れが簡単
- 手間がかからない
- 価値がゼロにはならない
- 景気に左右されない
- レゴが好きな人ほど向いている
- 商品の入れ替えサイクルが速い
- すきま時間があればできる
利益率が高い
せどりで重要なのは「利益率」と「回転率」です。
レゴ投資は回転率はあまりよくないですが利益率が高く「最大1000%」というとんでもない利益率をたたき出すこともあります。
少額から始められる
レゴブロックは小さいものなら何百円程度から、大きいもので何万円という価格帯です。少額投資からスタートできる部分はメリットです。
仕入れが簡単
レゴ社には公式通販サイトはあるのですが、日本には対応していません。
しかし、ヤマダ電機やヨドバシカメラなどの家電量販店や、Amazonなどのネット販売、またおもちゃ販売のトイザらスなどで購入が可能なので、比較的簡単に手に入れることができます。
手間がかからない
実際にレゴを購入したら、あとは市場価値が高くなるまで寝かせておくだけです。
個人でできるビジネスとしてはかなり省エネで、購入費用とLEGOの在庫をおいておく場所だけ確保できれば規模拡大させていくことができます。
価値がゼロにはならない
高級な果物などの腐ってしまうようなものだと、売れないまま時間が経つと商品価値がゼロになってしまいますよね。
しかしレゴは、見極めを失敗して価格が高騰することがなかったとしても、価値はゼロになることはありません。
景気に左右されない
廃盤になってしまったレゴ商品が欲しい人にとっては、その時の景気がどうであっても、欲しいと思って行動するものです。景気や市況がどのような状況であっても、あまり影響がない投資と思うと、投資のジャンルの中ではリスクも少ないです。
レゴが好きな人ほど向いている
趣味の延長として行えるというのもメリットのひとつと言えます。
自分が好きなものであれば、たとえ家の中にあふれていても、あまり気にならないですよね。ただ、注意が必要なのは「レゴが好きすぎて開封してしまう事例が結構ある」という点です。
開封してしまうと価値が下がってしまうので、レゴが好きな気持ちと稼ぎたい気持ちのバランスをとりましょう。
商品の入れ替えサイクルが速い
レゴは大体12月・1月・6月・7月にメインシリーズの新商品が発売されるスケジュールになっています。それ以外の月にも、比較的細かく新商品が発売されるので、商品の廃盤サイクルがはやいです。
商品数が多いので、選択肢が広くあるというのもメリットです。
すきま時間があればできる
本業があったり、家事育児に追われたりしている人でも、少しすきま時間があれば投資できるのもメリットです。
基本的に投資手法となりますので、急いで納品しなくちゃいけないこともありません。日々作業に追われるわけではないので、時間がない人にはおすすめです。
レゴ投資のデメリット5つ
レゴ投資のデメリットは以下の通りです。
- 回転率が悪い(時間がかかる)
- 保管場所が必要になる
- 販売の手間がかかる
- 商品選定のための知識が必要
- 再販されると価値が上がらないこともある
回転率が悪い(時間がかかる)
投資というのは、基本的に時間がかかるものが多いですが、その中でもレゴ投資は値上がりまで時間がかかります。
カタログ落ちして廃盤になるまでにだいたい2年です。
プレミアム価値化は、そこから数年かかることもざらにあります。今すぐに現金を手にしたい人には合わない投資方法です。
例えば、その500万円を他のビジネスへ投資した場合、ただLEGOを黙っておいておくよりももっと稼げるようになっている可能性も高いです。
利益率と回転率についての話はこちらの記事をご覧ください。
保管場所が必要になる
レゴを仕入れた後は数年単位で保管が必要になるため、場所の確保が必要です。
数箱なら問題ないのですが、高額モデルは箱も比較的大きいので場所を取ります。大きく稼ぎたい!と思ってたくさん購入すると、大きく重い商品を部屋に置いておくのは難しいと思います。
ということは、例えばLEGOを500万円分投資しようとしたら、コンテナ倉庫ほどのスペースと場所代が必要になってしまいます。
それを10年寝かせて値上がりするかどうかはわからないのですから、自分にとって費用対効果がどれくらいあるかは考えたほうがいいでしょう。
販売の手間がかかる
投資用に購入したLEGOを出品する手間や配送する手間がかかります。販売手数料なども考えて、より手元に多くお金が残る方法を考える必要があります。
商品選定のための知識が必要
廃盤だからといって全てのレゴが大きく値上がりするわけではありません。
もちろん、付加価値のつかないモデルもありますし、いつかは高騰する可能性があっても、高騰するまでに時間がかかるものも多くあります。
一つひとつの商品の廃盤タイミングを丁寧に調べること、今の人気と過去の類似商品の動向を分析する必要があります。
そういった意味で、どの商品が値上がりするのか、どの商品は価値が上がるのかという部分の見極める力と情報収集能力は必要です。
実際に売れていて人気があるかどうかは、Amazon のレビュー、ランキングや評価などにも目を向けてみると、ヒントがありますよ。
再販されると価値が上がらないこともある
人気もあり、レア感もあって投資にはちょうどよかったものでも、再販されてしまうと、プレミア感が減ってしまうので、思ったように値上がりしないというケースもあり得ます。
また、再販とまではいかなくても、焼き直しモデルが出ることもあります。車でいうところのマイナーチェンジのような感じですね。
この場合も同じように、価格がうまく上がらないということも起こりえます。
レゴ投資以外にも稼げる方法を知っておくのがベター
少額からはじめられるネットビジネスとしては取り掛かりやすいレゴ投資。
この記事を読んだあなたなら、すぐに始めることができます。
しかし、ほったらかしでレゴの価値が上がるのを待つだけとはいえ、投資したレゴの価値が本当に上がるかどうかは実際に時間が経って見ないとわからないですよね。
簡単な転売で儲ける方法に「せどり」という手法があります。
レゴを仕入れるついでにほかのおもちゃも仕入れて転売できるようになれば、さらに稼げるようになるでしょう。
また、ジャンルに特にこだわりがないのであれば中国輸入からはじめてみるのもおすすめです。
中国輸入はレゴ投資と違って、利益率はあまり高くないですが少ない資金からスタートできるビジネスです。
僕がコンサルさせていただいた方は3ヶ月で月利5万円を達成されています。価値が上がるかどうかわからないレゴを寝かせておくよりも、はるかに効率が良いと思いますよ。
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