家電せどりのおすすめジャンル|新品横流しで抜けた側に残ったのは「重くてかさばる中古」と修理だった

せどり

家電せどりは、私が20年のあいだに「入って、抜けて、一部だけ残った」ジャンルです。

結論から書きます。家電は3つに分かれます。新品を横流しする家電中古を横流しする家電中古を直して売る家電。私が抜けたのは1つ目で、いまも残っているのは3つ目のプリンターとPC周辺機器だけです。掃除機・ドライヤー・炊飯器・ヒーターのような生活家電は、新品を店舗のセールで仕入れてAmazonに流していた時期がありましたが、規制と値下げ競争で続きませんでした。

この記事は「おすすめジャンル一覧」ではなく、どの家電が誰に残るかを、回転の相場感・置き場所・送料・修理の有無で切り分けたものです。最後に、売値と体積と回転日数を入れると「純利・時給・1リットルあたりの日利」が出る計算機を置いています。

細野
細野

「家電は1個1万円の利益が取れる」と昔この記事に書いていました。取れる商品はあります。ただ、その1個を毎週仕入れ続けられるかは別の話で、そこを書き直します。

家電せどりは3種類ある|私が抜けた型と、残った型

「家電せどり」と一言で呼ばれますが、実務は仕入れる状態と工程で3つに分かれ、必要な資金も規制もライバルも別物です。

①新品横流し ②中古横流し ③中古修理
仕入れ先 家電量販店のセール・型落ち処分 ハードオフ・リサイクルショップ・ヤフオク ヤフオクのジャンク・古物市場
主な販路 Amazon(相乗り) Amazon・メルカリ・ヤフオク Amazon・ヤフオク
Amazonの規制 ブランドごとに出品許可が要る 新品ほど厳しくない 新品ほど厳しくない
利益率の目安(私の実績) 10〜20% 20〜30% 30〜60%
ライバル 全国のせどらーと同じカートを取り合う 横流し勢と同じ棚を見る 直せる人だけ
私の現状 撤退 PC周辺機器のみ継続 プリンターで継続

利益率は私が20年で回してきた実績値で、詳しい内訳はせどりの利益率と回転率|20年3業態の実測値に載せています。ここでは家電に絞って、上から順に「なぜその型を選んだか、なぜ抜けたか」を書きます。

①新品家電の横流しで抜けた理由|掃除機・ドライヤー・キッチン・季節家電

私が新品で扱っていたのは、掃除機、ドライヤー、炊飯器などのキッチン家電、ヒーターや扇風機の季節家電です。仕入れは家電量販店の店舗セールで、売り先はAmazonの既存カタログへの相乗りでした。

この型の良さは、リサーチが単純なことです。型番で検索すればAmazonの価格が出て、店頭価格との差がそのまま粗利になります。写真を撮る必要もなく、商品説明も書かなくていい。せどりの入口としては最も分かりやすい型です。

抜けた理由は2つで、どちらも私の技術ではなく構造の問題でした。

理由1:出品規制がブランド単位で来るようになった

Amazonの新品家電は、いまはブランドごとに出品許可が必要です。許可を取るにはメーカーか卸の請求書が要り、請求書のために仕入れが要り、その仕入れは利益を生みません。許可が下りても、そのブランドを店頭で安く仕入れられる保証はどこにもありません。

せどりの優位性は「今日仕入れて来週売れる」という短期の回転にありました。許可取得に金と時間を先払いする構造になった時点で、新品横流しは短期ビジネスとして成立しなくなった、というのが私の見方です。手順そのものはAmazon出品制限・規制の解除マニュアルにまとめてあるので、この記事では繰り返しません。

理由2:セール品は全国のせどらーが同じ日に同じ棚を見ている

店舗のセールは全国同時です。私が掃除機を仕入れた日、同じ型番を同じ価格で仕入れた人が全国にいて、翌週には同じカタログに出品者が並びます。カートを取るには値下げしかなく、新品の利益率10〜20%は数回の値下げで消えます。

季節家電はこれに在庫リスクが乗ります。ヒーターを秋に仕入れて冬に売る設計は、売り切れなければ翌シーズンまで寝かせることになり、その間に型落ちします。回転を取るために新品を選んだのに、季節家電は回転を自分で制御できませんでした。

細野
細野

ただし「Amazonで新品が全く稼げない」とは思っていません。中期で許可を集めれば、脱落した人の分だけライバルは減ります。短期で結果を出したい人に向かなくなった、という話です。

店舗の値札の読み方はヤマダ電機ケーズデンキビックカメラの記事に残していますが、上の構造は値札の読み方では解決しません。

なお、新品を安く仕入れてAmazonではなく買取屋に持ち込み、その日のうちに現金にする4つ目の型もあります。規制と置き場所を両方回避できる代わりに利益が薄くなる型で、ケーコジの端末と楽天セールの実測は買取屋せどりは「回転を買う」型に分けています。

私が量販店で実際に取っていた新品12品目|残ったのは「3条件」を満たすものだけだった

「家電なら何でも」とは書けません。私が家電量販店で新品として繰り返し仕入れていたのは、20年で次の12品目に固定されていました。偏っています。ただ、その偏りを並べると仕入れ判断のルールがそのまま出てきます。

品目 なぜ取れたか 2026年に新品で取るなら
ハードディスク 型番で価格が一意に決まり、店舗の型落ち処分と相場の差が読みやすい ブランドごとに出品許可の確認が先
マウス・キーボード 小さく軽く、箱のままFBAに送れる 同上
ルーター 世代交代のたびに旧型が処分される 同上
ゲーム(ソフト・周辺機器) 回転が速く、資金が寝ない 取れる(ゲームせどりの仕入れ基準
CD・DVD 店舗の廃盤在庫とAmazonの相場に差が残っていた 取れるが縮小(CDDVD
おもちゃ 家電量販店にも売り場があり、量販店同士で値付けが揃わない 取れる(おもちゃせどり
プリンター 型落ちの処分幅が大きい 新品は規制の確認が先。中古修理で継続
イヤホン 小さく、単価のわりに処分幅が大きい 真贋調査の対象になりやすく、請求書が要る
炊飯器 型落ちのモデルチェンジが毎年あり、処分が定期的に出る 大きく重い。送料で利益が消えやすい
電子辞書 学年の切り替わりで需要が読める 取れるが需要そのものが縮小

12品目に共通しているのは3つです。型番でAmazonのカタログに相乗りできること片手で持てる大きさであること箱のまま検品なしで送れること。逆に、この記事の前半で「抜けた」と書いた掃除機やヒーターは、1つ目は満たしていても後ろの2つを外しています。私は当時これをルールとして意識していたわけではなく、続いたものと続かなかったものを後から並べたらこうなっていました。

2026年は「利益商品を見つける」より前に「規制を取る」が来る

上の表の右列を見ると分かる通り、いま新品家電で最初に来る工程は仕入れではなく出品許可の取得です。私がやっていた頃は許可なしで出せた品目が、いまは同じ商品でも許可が取れないことがあります。

ここが家電せどりの鬼門で、理由は面倒だからだけではありません。許可は品目ではなくブランド単位で、1つ取っても開くのはそのブランドの棚だけです。取るために請求書が要り、請求書のために利益を生まない仕入れが要る。そして許可が取れても、そのブランドが店頭で安く出る保証はない。手間は毎回同じだけかかるのに、1回あたりで開く範囲が狭い。限界効用が浅い、というのが私の評価です。

だから私は新品家電を「まず規制を取ってから考える」ジャンルとして扱い、それを先払いする気がないなら中古か修理に回る、という順番で判断しています。手順はAmazon出品制限・規制の解除マニュアルにあります。

福袋と新生活|新品家電で「時期」を取る2つの型(規制が取れている前提)

新品家電で私が時期を狙って取っていた型が2つあります。どちらもAmazonの出品規制がなかった頃の実測で、いまやるなら該当ブランドの許可が取れていることが前提です。

1つ目は福袋です。家電量販店の初売り福袋を買い、中身をバラして単品で売る。Appleの福袋で利益が出ることは知られていましたが、私はヨドバシやビックカメラの家電福袋でも同じことをしていました。福袋の中身は型落ちと処分品の詰め合わせです。ここが要点で、型落ち・処分品はAmazonでは廃番になってカタログの価格が上に抜けていることが多い。店は在庫処分のつもりで詰めていて、Amazonの相場は供給が止まったことで上がっている。この非対称が福袋の利益の正体で、袋の値段と中身の定価を比べる話ではありません。だから規制さえ取れていれば、いまでも仕入値を割ることは少ないと私は見ています。

2つ目は新生活です。3〜4月に一人暮らしを始める人が、炊飯器・ドライヤー・オーブンレンジのような生活家電をAmazonで買います。新品も中古も動く。これを1〜2月のうちに仕込んで納品しておき、3月の需要に当てる型です。私は「何が売れるか」を当てていたのではなく、「毎年3月に必ず動く型番」を前の年の3月に見ていただけで、おもちゃせどりの記事に書いた「去年の12月を持っているか」と同じ構造です。

どちらも、日付に依存する型なので外すと在庫が寝ます。福袋の廃番品は次の福袋まで待っても価格が戻る保証がなく、新生活家電は4月を過ぎると次の3月まで動きが鈍る。この「外したときに次の満期まで寝る」構造は家電に限らず全部同じで、資金の配分と期待年利の計算機はおもちゃせどりの記事の「1年満期の定期貯金」の章にまとめました。家電は単価が高いぶん、外したときの拘束額がCDやおもちゃより大きい。私が家電では時期の型を主戦場にしなかった理由はそれです。

家電の回転相場|ランキング3万位までは強気、それ以下はKeepaの裏付けが要る

新品でも中古でも、家電を仕入れる前に見るのはAmazonのランキングです。私が全ジャンルを回して持っている体感の相場は次の通りです(販路はAmazon、全件を記録したわけではなく体感ベースです)。

ジャンル ランキング 体感の回転日数
家電 3万位以内 1ヶ月以内。ここまでは強気でよい
家電 3万位より下 Keepaで「いくらなら売れたか」「なぜ売れるか」の裏付けが取れない限り仕入れない
PC 1万位以内 1ヶ月以内
PC 2万位以内 1ヶ月〜
PC 3万位より下 目利き必須
ドラッグストア・消耗品 3,000位以内 1ヶ月以内(同じ人が繰り返し買う)
ゲーム 5,000位以内 数週間

家電の3万位という線は、本やゲームより緩く見えます。理由は家電が「一人一台で、買い替え周期が長い」からで、ランキングが同じでも本やCDより1個あたりの単価が高く、月に数個売れれば十分に成立するためです。逆に言えば、3万位より下の家電は「いつ売れるか分からない高単価品」で、仕入れ資金が長期間寝ます。

ランキングごとの回転日数の見方と、ジャンルをまたいだ組み合わせ方は利益率と回転率の記事せどりで儲かるジャンルは全部|資金別の逆算表と4象限の配分設計に分けて書いています。

②中古家電の3つの壁|置き場所・送料・検品

中古家電は新品より規制が緩く、利益率も高い。それでも中古家電で抜ける人が多いのは、利益率ではなく物理の問題で詰まるからです。

壁1:置き場所が売上の上限になる

家電は本やゲームと違って、在庫が場所を取ります。掃除機を10台持てば部屋の一角が埋まり、プリンターは1台で文庫本数十冊分の体積です。在庫の置き場所が物理的な上限になるので、外の部屋や倉庫を借りれば固定費が出ます。倉庫を借りて成立するのはコンスタントに仕入れられる規模になってからで、副業のサイズでは自宅の床面積が売上の天井です。

これは裏返すと、重くてかさばるものほどライバルが少ないということでもあります。本やゲームは誰でも部屋に置けるので競合が多い。プリンターは置きたくない人が多いので、残っている人が少ない。私がプリンターに残った理由の半分はこれです。

壁2:送料が利益の半分を食う

家電は送料が固定で大きく、売値が下がっても送料は下がりません。売値8,000円の商品で送料が1,500円なら、それだけで19%です。新品の利益率10〜20%の型で家電を扱うと、送料の変動だけで赤字と黒字が入れ替わります。中古で利益率30%以上を取れる商品に絞るのは、送料の変動に耐えるためでもあります。

壁3:検品は「動くか」だけでは足りない

中古家電は動作確認が必須ですが、それだけでは不十分です。リコール対象の型番は出品できません。電気用品安全法(PSE)の対象品は、中古でもマークがない個体は扱わないほうが安全です。ヒーターやドライヤーのような発熱する家電は、動作しても焦げ跡や配線の劣化があれば売れません。これらは1台ごとに確認する工程で、本やゲームにはない時間コストです。

中古せどり全体の参入手順は中古せどりの勝ち方に、仕入れ先としてのリサイクルショップの見方はリサイクルショップせどりは儲からない?ハードオフせどりのコツに書いています。

ハードオフで中古として取っていたのは3系統

中古の仕入れはハードオフが中心で、取っていたのはPC周辺機器、レコードプレイヤー、ゲーム機の3系統だけです。共通しているのは、その場で自分が動作確認できて、壊れていても直せる見込みがあることです。レコードプレイヤーならベルトと針、ゲーム機なら光学ドライブの読み込み、PC周辺機器なら接続して認識するか。確認できないもの(内部の劣化が外から見えない発熱家電など)は、安くても取りませんでした。仕入れ先としてのハードオフの見方はハードオフせどりのコツに、ジャンク品全般はジャンク品転売は儲かる?に分けています。

③残ったのはプリンターとPC周辺機器|修理の実測

家電の中で私が20年続けているのは、プリンターの修理転売と、PC周辺機器・パーツの中古販売です。どちらも「置きたくない・面倒くさい」で人が減る側に立っています。

プリンター修理転売の実測レンジ

仕入れはヤフオクのジャンク品と古物市場が中心で、売り先はAmazonの中古です。私の実測は次のレンジに収まります(機種・状態で上下します。個別の1台の数字ではなく、続けてきた中での幅です)。

項目 レンジ 前提
仕入値 1,000〜3,000円 ジャンク扱い・動作未確認の個体
売値 8,000〜15,000円 Amazon中古、動作確認済み・クリーニング済みとして
作業時間 30〜60分 分解清掃・ヘッド洗浄またはヘッド交換・廃インクパッド対応・試し印刷
利益率 40%前後 送料・手数料・部品代を引いた私の実績目安。新品プリンターの横流しは20%

故障の内訳で多いのは、ヘッドの目詰まり、廃インク吸収パッドのカウンター、給紙ローラーの劣化です。どれも部品代より工程が本体で、やることはプリンター修理は自分でできる?|廃インク吸収パッド・洗浄・部品交換にまとめてあります。修理転売全体で「時給500円の人と2,684円の人」を分けている変数は修理転売は儲からない?で分解しました。

プリンターが残った理由を一言で言うと、仕入値が壊れている前提の値段で、売値が直っている前提の値段だからです。この差は横流しでは生まれません。横流しの利益は「誰かが安く売った差」で、他人が気づけば消えます。修理の利益は「自分が直した差」で、他人が同じ工程を踏まない限り消えません。

PC周辺機器は本体より動く

PCジャンルで私が感じてきたのは、本体は動きが遅く、パーツと周辺機器がよく動く、ということです。廃版になった周辺機器は、それを探している人がいて、仕入先も限られるので穴場でした。本体を扱うならパソコン転売で儲からない6つの原因に書いた通り、検品と初期化の工程が家電の中で最も重く、そこで抜ける人が多いジャンルです。

オーディオだけは今も言語化できない

家電の隣にあるオーディオは、ランキングが良くても売れないことがあり、なぜ売れないのかを私はいまだに言語化できていません。スピーカーは価格差が簡単に見つかるので、初心者ほど手を出しやすく、その後で回転の悪さに気づきます。家電の延長で扱うジャンルではないと思っています。

計算機|家電は「1リットルあたりの日利」で比べる

家電を他のジャンルと比べるとき、利益率だけを見ると判断を誤ります。家電は体積が大きく、回転が遅い個体があるからです。売値・仕入・送料・手数料・作業時間・体積・回転日数を入れると、純利、利益率、時給、資金効率、そして1リットルの置き場所が1日に稼ぐ金額が出ます。

初期値はプリンター修理の中央値付近を入れてあります。掃除機やヒーターに入れ替えて、家電同士で比べてみてください。

 

  

  

「1リットルあたり日利」を入れたのは、家電で最初に天井になるのが資金でも時間でもなく置き場所だったからです。利益率が同じでも、体積が10倍なら同じ部屋に置ける数は10分の1で、月に生める現金もそれに比例します。在庫を簿価ではなく「場所と時間」で見る話はせどりでお金が残らない本当の理由に、商品を横に広げ工程を縦に積む考え方は横積みと縦積みの違いに書いています。

同じ計算機で3ケース|仕入れる・見送る・条件付き

上の計算機に、私の判断を3つ通してみます。数字はすべて入力値で、前提を変えれば結果も変わります。

ケース1:ジャンクのプリンター ケース2:新品の掃除機(型落ち処分) ケース3:中古のレコードプレイヤー
売値/仕入値 12,000円/2,000円 22,000円/18,000円 9,000円/3,000円
送料/手数料/部品 1,500円/15%/1,500円 1,500円/10%/0円 1,500円/10%/500円
作業時間 45分 0分 20分(ベルト・針の確認)
体積/回転日数 36L/20日 36L/30日 24L/45日
純利/利益率 5,200円/43% 300円/1.4% 3,100円/34%
時給 6,900円 9,300円
1リットルあたり日利 7.2円 0.3円 2.9円
私の判断 仕入れる 見送る 条件付き

ケース2は、店頭の値札とAmazonの価格だけ見れば4,000円の差があります。送料と手数料を引くと300円しか残らず、しかも規制の確認がまだ済んでいません。新品横流しで私が赤字を出したのは、ほぼこの形です。

ケース3の条件は「ベルトと針の状態をその場で確認できるか」です。確認できれば仕入れ、封がされていて確認できなければ、同じ値段でも見送ります。利益率34%は中古の足切り20%を超えていますが、回転45日で資金が寝るので、同時に何台も持たない。

ケース1が仕入れになる理由は利益率ではなく、仕入値が壊れている前提の値段だからです。ケース2と3は誰が仕入れても同じ値段ですが、ケース1は直せる人にしか同じ値段になりません。

販路の選び方|同じ商品でも売値が1.5倍変わる

私の体感では、同じ中古家電の売値はヤフオクを1.0とするとメルカリ・PayPayフリマが1.3、Amazonが1.5です。Amazonは既存カタログに相乗りできるので写真なし・テキストだけで売れるのが出品者側の利点で、家電のように型番で商品が特定できるジャンルほどこの差が効きます。

ただしAmazonは新品家電に出品許可が要り、中古でも一部ブランドは規制がかかります。仕入れる前にモノトレーサーで出品制限を確認し、通らない商品はメルカリかヤフオクで売る前提の値付けにします。1.5倍の販路で売れる前提で仕入れて、1.0倍の販路でしか売れなかった、というのが新品横流しでよく起きた赤字の形です。

電脳での仕入れ全体の力関係は電脳せどりとは?Amazon規制で変わった新品・中古・修理の力関係に、店舗を回る場合の分類は店舗せどりのやり方2026に書いています。

ここまでが「構造」で、目の前の棚は別の技術

この記事で書いたのは、家電を3つの型に分けること、3条件で品目を絞ること、規制を先に取ること、計算機で体積と回転まで含めて比べることです。ここまでで「家電せどりは商品名を覚えるものではなく、価格差が生まれている理由を見るものだ」というところまでは伝わったと思います。

ただ、店に行くと目の前に棚があり、そこには1,000点の商品が並んでいます。1点ずつ計算機に入れる時間はありません。私が実際にやっているのは、3条件で棚ごと切り捨てて見る範囲を10分の1にし、残った中から「壊れている前提の値段」がついているものだけを拾う、という順番です。この「見ない範囲を決める」部分は、記事の表では書けても、店で身につくまでには数を通す必要があります。店舗せどりのやり方2026店舗せどりのルート設計術は、その「見ない範囲」の決め方を店ごとに書いたものです。

結論|家電せどりは「誰に残るか」で選ぶ

家電を3つの型に戻して、誰に向くかを書きます。

  • 新品横流し:許可を中期で集める前提の人。短期で回転を取りたい人には向かなくなった。
  • 中古横流し:置き場所と送料に耐えられて、検品の工程を嫌がらない人。PC周辺機器はこの型で残る。
  • 中古修理:工程を覚える時間を先に払える人。プリンターは仕入値が「壊れている値段」なので、直せた時点で差が固定される。

私に残ったのは3つ目でした。「代替されるものは下がる」というのが20年見てきた結論で、横流しの単価は他人が気づけば下がり、修理の単価は他人が同じ工程を踏まない限り下がりません。家電はその差が最もはっきり出るジャンルだと思っています。

家電を単独で完結させず、回転の良い本やゲームと組み合わせて現金の流れを安定させる配分は、せどりで儲かるジャンルは全部|資金別の逆算表と4象限の配分設計にまとめています。

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