メルカリのオークションは、最初の入札があった日の翌日の20時台に終わる仕組みです。ただし、終了まで5分未満のときに入札が入ると、終了時刻が延びます。出品者は終了日時を選べず、入札は取り消せず、落札者は24時間以内に購入の手続きをする必要があります。
私は、この機能が始まった直後に、スマホをメルカリのオークションで売りました。終了間際の入札で、終了時刻が5分延びたのも見ました。お金を払わない落札者が何度も出て、嫌になりました。
いまの私の結論は、オークションで売るなら、ヤフオクです。ヤフオクのほうが、オークションとしての歴史が長く、出品者が使える機能が多いからです。ただし、扱う商材によります。この記事では、まず、メルカリのオークションの仕組みと終了間際の延長を公式の決まりで整理し、ヤフオクとの違いを表にします。そのあと、私の例と、どちらで売るかの決め方、入札する側のコツを書きます。
1. メルカリのオークションの仕組み(公式の決まり)
| 項目 | 決まり |
|---|---|
| 出品できる人 | 本人確認が済んでいる人。出品クーポンを使っていないこと |
| 出品できない物 | チケットのカテゴリー、価格アラートの対象になっている商品など |
| 出品のときに決めること | 販売タイプ「オークション形式」と、開始価格。入札できる最低の価格は、開始価格に100円を足した金額 |
| 終わる時間 | 最初の入札があった日の翌日の20時台。分は、最初の入札があった時刻の分がそのまま使われる。終了間際の入札で延びる(2章) |
| 入札が入ったあと | 出品者は、商品の編集・出品停止・削除ができない。入札した人は、入札を取り消せない |
| 早く終える | 出品者は、現在の価格で落札を確定して、オークションを早く終えられる |
| 落札後の購入 | 24時間以内に購入の手続きをする。この24時間は、落札者だけが購入できる |
| 購入されなかったら | 24時間たつと、落札価格のまま通常の出品に切りかわる。落札者は、利用を制限されることがある |
出典は、メルカリのヘルプです(オークション機能)。販売手数料は、メルカリの手数料のヘルプで、販売価格の10%と案内されています(メルカリの手数料)。手数料と送料を引いた手残りは、メルカリの手数料の記事の計算機で出せます。
出品者から見て大きいのは、「購入されなかったら、落札価格のまま通常の出品に切りかわる」ところです。オークションで決まった値段で、そのまま次の買い手を待つことになります。
入札を取り消したいとき、落札者が購入しないとき、落札後にキャンセルしたいときの段階ごとの扱いと、不払いの落札者に私がしたことは、メルカリのオークションは入札を取り消せないにまとめました。
2. 終わる時間と延長|残り5分未満の入札で、終了時刻が延びる
終わる時間の決まり方は、メルカリの公式のお知らせ(オークション機能がはじまります、2026年8月5日更新)に、次のように書かれています。
| 項目 | 公式のお知らせの書き方 |
|---|---|
| 期間 | 最初に入札された日の翌日20時台まで |
| 例 | 最初の入札が12月4日16時15分なら、終了は12月5日20時15分 |
| 終了予定の時刻 | 最初の入札のあとに、商品ページで確認できる |
| 延長 | 終了までの時間が5分未満のときに入札があると、終了日時が5分延長される |
| 途中で終わる場合 | 出品者が、途中でオークションを終えることがある |
私がスマホを出したときも、終了間際に入札が入って、終了時刻が5分延びました。
ただし、延長の長さには注意がいります。公式ヘルプの「オークション機能」には延長の記載がありません。利用者の投稿では、2025年の終わりごろから「延長が1分に変わった」「残り1分以内に入札が入ると、残り時間が1分に戻る」という報告も出ています。いまの延長が何分かを、公式の文書で確かめることはできませんでした。延長されると商品ページの終了予定の時刻が変わるので、入札する人も出品者も、そこで確かめるのが確実です。
期間を時間に直すと、延長を除いて、最初の入札からおよそ21時間〜44時間です。最初の入札が0時ちょうどなら翌日20時ちょうどに終わり(44時間)、23時59分なら翌日20時59分に終わる(21時間)からです。
出品の手順で決めるのは、販売タイプと開始価格だけです。終了日時や延長のあり・なしを出品者が選ぶ項目は、公式ヘルプの手順にありません。出品者に残っているのは、現在の価格で落札を確定する早期終了だけです。ヤフオクの自動延長は、延びる条件が「入札があったこと」ではなく「価格が上がったこと」で、出品者が「なし」を選べる場合もあります。決まりはヤフオクの自動延長にまとめました。
3. ヤフオクとの違い
| メルカリのオークション | ヤフオク | |
|---|---|---|
| 終わる時間 | 最初の入札の翌日20時台。終了間際の入札で延長 | 出品者が決める |
| 出品者が入札者を選ぶ手段 | — | 入札の取り消し、ブラックリスト、入札者評価制限 |
| 支払われなかったとき | 落札価格のまま通常の出品に切りかわる | 落札者都合で削除して、出品し直す |
| 販売手数料 | 販売価格の10%(メルカリの手数料の記事) | 個人の出品は一律10%。送料には手数料がかからない(ヤフオクの手数料の記事) |
| 集まる人 | ふだんメルカリで定額の物を買う人が多い | オークションで買いなれた人、業者、代行業者 |
ヤフオクで、出品者が入札者を選ぶ使い方は、入札取り消しの記事、ブラックリストの記事、評価の記事に書きました。「集まる人」の行は、私の見立てです。
4. 私の例:スマホを出して、不払いが続いた
メルカリのオークションが始まった直後、私はスマホを出品しました。終了間際の入札で5分延びたのも、このときです。お金を払わない落札者が、何度も出ました。それで、嫌になりました。
ヤフオクでも、1円スタートで出すと、不払いは起きます。直近でも、1円スタートで売ったパソコンのパーツが、3件続けて支払われませんでした(落札後の不払いの記事)。不払いそのものは、どちらでも起きます。違うのは、起きる前と起きたあとに、出品者が打てる手の数です。ヤフオクなら、入札者の評価を見れば「これはだめだ」という相手は分かります。そのうえでヤフオクには、落札者を削除して出し直す、評価の悪い入札を取り消す、支払わなかった相手をブラックリストに入れる、という手段があります。
たとえば、評価がゼロの入札者が終了間際に入ってきたら、ヤフオクなら私はその入札を取り消します。メルカリのオークションでは、終了間際の入札で終わりが延びても、出品者はその入札を取り消せません。メルカリのオークションでは、出品者が打てる手が少ない。私がオークションならヤフオク、と考えるのは、そのためです。
いまの私は、メルカリのオークションを使っていません。メルカリでは即決(定額)で売ることが増え、オークションはヤフオクだけで使っています。延長の分数など、最近変わったかもしれない仕様は、自分の出品では確かめていません。
5. どちらで売るかの決め方
- 相場が分からない物、探している人が競り合う物は、ヤフオクのオークション。終了日時を自分で決められ、入札者を選ぶ手段もあります。
- 相場がはっきりしている物は、オークションにしない。メルカリやYahoo!フリマの定額で出します。多くの人は、競るより、決まった値段で買いたいからです。
- メルカリのオークションを使うなら、開始価格を「この値段なら売っていい」金額にする。入札が1件でも入ると取り下げられず、開始価格で落札される可能性があると公式ヘルプも書いています。不払いのあとも、落札価格のまま通常の出品に切りかわります。
- 扱う商材で、判断を変える。ふだんメルカリでよく売れる物なら、メルカリの中で競らせる意味はあります。
定額で売れないときの順番は、メルカリで売れない時の記事にまとめています。
6. 入札する側のコツ
- 上限の金額を、先に決める。入札は取り消せません。競っているうちに上げすぎないよう、入札の前に上限を決めます(アンカリング効果の記事)。
- 終了間際に入れても、その場では決まらない。残り5分未満の入札で終了時刻が延び、先に入札していた人には、より高い入札があったことが通知され、再入札できます。最後の数秒に入れて競り勝つやり方(スナイプ入札)は、延長のある仕組みでは、そのままでは効きません。
- 終わる時間を、商品ページで確かめる。終了予定の時刻は、最初の入札のあとに商品ページに出ます。入札している商品といいね!した商品には、終了5分前に通知が届きます(お知らせ・機能設定)。
- 落札したら、24時間以内に購入の手続きをする。購入しないと、利用を制限されることがあります。
- クーポンは、落札したあとの購入手続きで選ぶ。メルカリのクーポンは、購入手続きの画面で選んで使います。オークション商品で使えるクーポンが配られることもあり、2026年10月14日までは、5,000円以上のオークション商品で使える500円引き(一部の人)が予定されています(メルカリのクーポンの記事)。
7. よくある質問
メルカリのオークションは何日間ですか?
最初の入札があった日の翌日の20時台までです。延長を除くと、最初の入札からおよそ21時間〜44時間です。入札が入るまでは、終了予定の時刻は決まりません。
延長は何分ですか?
公式のお知らせは「終了までの時間が5分未満のときに入札があると、5分延長」と書いています。私が出品したときも5分でした。ただ、利用者の投稿には「1分に変わった」という報告もあり、公式ヘルプには延長の記載がありません。商品ページの終了予定の時刻で確かめてください。
延長は何回までですか?
公式のお知らせにも公式ヘルプにも、回数の上限は書かれていません。書かれている条件どおりに読めば、終了間際の入札が続くかぎり、そのたびに延びます。
出品者が延長を止めたり、終了日時を決めたりできますか?
できません。出品の手順で決めるのは販売タイプと開始価格だけで、終了日時や延長を選ぶ項目はありません。出品者ができるのは、現在の価格で落札を確定する早期終了です。
入札が入らないときは、どうなりますか?
オークションの期間は、最初の入札から始まります。入札が入るまでは終了予定の時刻が決まらず、出品は続きます。入札が入る前なら、出品者は商品の編集・出品停止・削除ができます。
購入されずに通常の出品に戻ったら、どうすればいいですか?
通常の出品に切りかわるので、落札価格のまま待つことも、価格を変えることも、「売るツール>オークションに変更する」でオークションに戻すこともできます。私は24時間待って、払わなかった落札者をブロックし、もう一度オークションで出して売りました。段階ごとの扱いは、メルカリのオークションは入札を取り消せないに書きました。
自動入札や最低落札価格はありますか?
公式ヘルプの入札の手順は、現在の価格より100円以上高い金額を自分で入れる形で、ヤフオクのような自動入札の説明はありません。出品者が決める価格も開始価格だけなので、「この値段より下では売らない」という線は、開始価格で決めることになります。ヤフオクの自動入札は、ヤフオクの自動入札の記事に書きました。
3時間で終わるオークションはありますか?
いまはありません。公式ヘルプによると、「3時間限定オークション」は2026年8月17日以降は選べなくなり、8月18日以降は通常のオークションに変更されました。
8. まとめ
- メルカリのオークションは、最初の入札の翌日20時台に終わる。延長を除くと、最初の入札からおよそ21時間〜44時間。
- 終了まで5分未満の入札で、終了時刻が延びる。公式のお知らせは5分延長で、私が出品したときも5分だった。「1分に変わった」という利用者の報告もあるので、商品ページで確かめる。
- 入札は取り消せず、落札者は24時間以内に購入する。購入されないと、落札価格のまま通常の出品に切りかわる。
- 私は、機能が始まった直後にスマホを出して、不払いが何度も出た。
- オークションで売るなら、評価を見て入札を取り消せるなど、出品者が打てる手の多いヤフオク。相場がはっきりした物は、定額で出す。ただし、扱う商材による。
9. あわせて読む
| 記事 | どこがつながっているか |
|---|---|
| メルカリのオークションは入札を取り消せない | 入札の取り消し・落札後に購入されないとき・落札後のキャンセルを段階ごとに |
| ヤフオクで落札されたのに支払われない | ヤフオクの不払い。落札者都合で削除して出し直す流れ |
| ヤフオクの入札取り消し | ヤフオクは出品者が入札を取り消せる。評価ゼロの入札を取り消す使い方 |
| ヤフオクのブラックリスト(ブロック) | 支払わなかった相手を次から入れない |
| ヤフオクの自動入札 | メルカリにはない自動入札の仕組み |
| メルカリで売れない時にやる順番 | オークションにせず、定額で売るときの順番 |
| メルカリの手数料 | オークションで売れても販売手数料は10%。手残り計算機 |
| メルカリのクーポン | オークション商品の購入で使えるクーポンと、使い方 |
10. この記事について
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 書いた人 | 中古品の売買を20年近く続けています(古物商許可あり) |
| 私がやったこと | メルカリのオークションが始まった直後に、スマホを出品しました。終了間際の入札で5分延びたのを見ています。不払いが何度も出ました。いまはメルカリのオークションを使わず、メルカリは即決(定額)、オークションはヤフオクだけです。ヤフオクでは、評価ゼロの入札者が終了間際に来たら入札を取り消しています |
| やっていないこと | 入札する側でメルカリのオークションを使ったことはありません。入札する側の話は、公式の決まりだけで書いています |
| 確かめられなかったこと | いまの延長が5分か1分か。公式のお知らせは5分、利用者の投稿には1分という報告があり、公式ヘルプには記載がありません |
| 変わりうること | オークションの仕組みは、メルカリの更新で変わります(2026年9月に確認) |
