ヤフオクで落札されたのに支払われない|24時間で落札者都合削除にした理由と、メルカリオークションとの違い

物販

ヤフオクで落札されたのに、支払いが来ない。取引メッセージを送っても返事がない。ここに来た方は、いま何時間、あるいは何日待てばいいのかを知りたいのだと思います。

私の答えは、落札から24時間を超えて支払いがなければ、落札者都合で削除して再出品する、です。この記事では、なぜ待たないのかを、公式の仕様と自分の実測の両方から書きます。先に実測を出すと、直近でヤフオクに1円スタートで出したPCパーツは3件で、3件とも支払われませんでした。数字だけなら不払い率は100%です。この極端な数字がなぜ出るのかも、前提を含めて説明します。

前提:私の販売形式は「即決フリマ」と「1円スタート」の2つだけ

数字の前に前提です。私はいま、販売形式を2つしか使っていません。即決で売るものはYahoo!フリマに出し、オークションで売るものはヤフオクに1円スタートで出します。1,000円スタートや1万円スタート、即決価格つきのオークションは使っていません。

この分け方をしているのは、即決で売れるものは即決で売ったほうが速く、価格が読めないものだけを1円スタートで市場に値付けさせたいからです。結果として、ヤフオクに残っているのは1円スタートの処分品だけになります。1円スタートは最も客層の幅が広く、入札に金がかからない形式なので、不払いの比率が最も高く出る形式でもあります。3件中3件という数字は、この条件で出た数字です。

比較のために書いておくと、2019年から2022年ごろにブランドバッグを週50点から150点売っていた時期は、単価3万円から15万円で、メルカリとヤフオクを半々に使っていました。この時期の不払いは、ゼロではないものの日常ではありませんでした。単価が上がると客層が変わる、というのは体感としてはっきりあります。

公式の仕様:待たなくていい根拠

まず、待つ必要があるかどうかを仕様で確認します。ここは第三者の文書なので出典を末尾につけています。

Yahoo!かんたん決済の支払い期限は、通常のカテゴリで落札日から5日以内です。コンビニ払いは5日以内に支払い番号を発行し、発行から3日以内に支払う仕組みで、銀行振込も同様に口座情報の取得から3日以内です。期限を過ぎても取引は自動では閉じず、かんたん決済での支払いができなくなるだけです。

出品者が支払い前に落札者を削除できる期限は、オークション終了から14日以内(1日から15日に終了した分は終了月の末日か14日以内の早いほう)です。この期限内に削除すれば落札システム利用料は発生しません。逆に、削除も取引中止もしないまま期限を過ぎると、実際の取引がなくても利用料がかかります。

そして重要なのが評価です。2022年3月22日から、落札者を削除しても自動で「悪い」評価はつかなくなりました。2024年4月の仕様変更でも、出品者都合・落札者都合のどちらを選んでも自動評価はつかないと明記されています。手動で評価を残すことはできますが、システムとしての抑止は消えました。

この3点を並べると、出品者が待つことで得られるものは何もない、と分かります。支払い期限の5日を待つ義務はなく、削除しても相手に何も起きず、削除しなければ自分に利用料がかかる。仕様は「早く削除しろ」と言っているのと同じです。

なぜ24時間なのか:払う人はその日に払う

私の実測では、支払う人の大半は落札から数時間以内に払います。24時間を超えて払っていない人は、単に遅い人か、コンビニ払いを選んで番号を発行したまま止まっている人のどちらかで、そこから先に払う人はいますが、私は待ちません。

理由は、売れた翌日には発送を終えて頭から消したいからです。在庫が一つ残ると、その分だけ確認する手間と、次の出品の判断が遅れます。24時間待って払わない相手を、さらに数日待って払ってもらう期待値と、削除して再出品してその日のうちに次の入札が入る期待値を比べると、1円スタートの単価では後者が勝ちます。

ただし、これは私の単価と形式での数字です。あなたが1万円スタートで売っているなら、待つ価値のある落札者の比率は私より高く、24時間は短すぎるかもしれません。待つ時間はスタート価格で決めるものだと思ってください。連絡の回数は固定して、間隔を単価で変える、という組み方が使いやすいです。

連絡 タイミング 内容
1回目 落札直後(取引ナビの自動連絡) 支払いの案内。ここで大半が払う
2回目 1回目から一定時間後(私は24時間) 期限を明示した催促。1円スタートの私はここを省いて削除する
3回目 2回目から同じ間隔後 返事がなければ落札者都合で削除する旨を通知し、削除

単価が高い人は2回目と3回目の間隔を伸ばし、私のように処分品を1円で出している人は2回目を飛ばす。式は同じで、代入する数字が違うだけです。

繰り上げは機能しない:直近で合意0回

支払い前に落札者を削除するとき、補欠の入札者を繰り上げる操作ができます。仕組みとしては存在しますが、私の実測では直近の取引で繰り上げに相手が合意したことは一度もありません。体感としては、10回やって1人受けてくれるかどうかも怪しい水準です。

理由は単純で、補欠の人はオークション終了時点で負けていて、その時点で別の商品に移っています。24時間以上たってから「あなたの入札額で落札できます」と打診されても、もう欲しくないか、他で買っています。修理して売る同業者らしき人が補欠に上がってきたときは、この人なら受けるだろうと思いましたが、その人も受けませんでした。

だから私は繰り上げを試さず、落札者都合で削除して再出品します。1円スタートは再出品すれば相場がもう一度再現されるので、繰り上げの成立を待つより速く、価格も落ちません。

誰が払わないのか:金が先に動いているかで決まる

不払いは人柄ではなく、落札した時点でその人の金がすでに動いているかどうかで決まります。私が売り手として見てきた落札者を、この軸で分けるとこうなります。

落札者の層 落札時点で金が動いているか 私の実測
Buyeeなどの購入代行 動いている(海外のエンドユーザーが前払い済み) 当日か翌日に払う。不払いは経験がない
転売目的の個人 動いていない 不払いが最も多い層
修理して売る同業者 動いていない 払う人は払うが、繰り上げは受けない
自分で使う個人 動いていない おおむね払う。ジャンクと知らずに落札して取り消しを頼んでくることがある

「業者なら安心」ではありません。転売業者は業者でも不払いの側です。2022年3月に自動の悪い評価が消えてから、転売目的の落札は「払ってもいいし払わなくてもいい権利」になりました。落札後に相場を見直して利益が薄ければ捨てればよく、捨てるコストがゼロなら、合理的に動く人ほど払わなくなります。私の体感でも、この変更以降、不払いは減るどころか増えました。

代行業者だけが確実なのは、業者だからではなく、金の流れが前払いだからです。Buyeeに数百件売った実測は別の記事に書きました。

自分で使う個人には、別の問題があります。私はBOSEのCDプレイヤーをジャンクとして出して落札されたあと、「ジャンクと知らずに落札した、キャンセルしたい」というメッセージを受け取ったことがあります。これは不払いではなく読み落としですが、処理は同じで、落札者都合で削除して再出品する以外にありません。この層を減らすのは待ち時間の設計ではなく、商品説明とプロフィールの側の仕事です。

メルカリのオークションとの違い:24時間ルールは向こうが仕組みで持っている

メルカリにもオークション機能があり、私はそちらでも売っています。体感として、メルカリで不払いが出始めたのはオークション機能が始まってからです。即決で買う人は買う時点で払っているので、不払いという概念がそもそもありませんでした。オークションは落札と支払いが分かれるので、その隙間に不払いが入ります。

ただし、メルカリはその隙間を仕組みで閉じています。メルカリの公式ガイドでは、落札後の購入手続きの期限は24時間で、期限内に購入されない場合は利用制限がかかることがあり、24時間が経過すると落札価格のまま通常出品へ自動的に切り替わる、と書かれています。

ヤフオク メルカリのオークション
支払い期限 かんたん決済は落札日から5日以内。過ぎても取引は自動で閉じない 落札から24時間以内に購入手続き
期限を過ぎたときの処理 出品者が落札者削除か取引中止を行う(終了から14日以内) 落札価格のまま通常出品へ自動で切り替わる
不払いをした落札者への措置 自動の悪い評価は2022年3月に廃止。手動評価のみ 利用制限がかかることがある
出品者が自分の意思で締められるか 締められる(いつ削除するかは出品者次第) 締められない(24時間は固定)

つまり、私がヤフオクで手動でやっている24時間ルールを、メルカリはシステムとして持っています。ヤフオクは出品者が締めなければ閉じないプラットフォームで、メルカリは放っておけば24時間で片づくが出品者の意思では早められないプラットフォームです。どちらが良いという話ではなく、ヤフオクで売るなら締めるのは自分の仕事だ、ということです。

不払い対策の本体は、待ち時間ではなく販売形式の選択

ここまで削除のタイミングを書きましたが、正直に言えば、不払いを減らす最も効いた対策は、オークションで売るものを減らしたことです。

私は即決で売れるものをYahoo!フリマに移しました。これまでも併売は試していましたが、ここまで主力になるとは思っていませんでした。PCパーツはメルカリと同等かそれ以上の速さで売れ、電動歯ブラシは価格の相談が来て、受けたらそのまま買われました。ジャンクプリンターも売れましたが、これはラクマでもすぐ売れるので、プリンターは市場を選ばない商材だと考えています。

売れる速さの理由を、私はこう見ています。世の中の多くの人はオークションが嫌いで、値段が決まっているものを、決まった値段で、今すぐ買いたい。ヤフオクの検索語に「自動入札 うざい」「ギリギリ入札 うざい」が並ぶのは、買い手側もオークション形式そのものに疲れているからです。売り手が不払いに疲れ、買い手が競りに疲れているなら、両方が即決に寄るのは自然です。

その上で、オークションを残す理由は一つだけです。相場が読めないものを市場に値付けさせるには、1円スタートが最も速い。だから私のヤフオクは、価格が読めない処分品専用になっています。スタート価格を1,000円や1万円に上げれば客層はコントロールできると思いますが、それをすると価格発見の機能が鈍るので、私は1円のまま不払いを削除で処理する側を選んでいます。どちらを選ぶかは、あなたの商材の価格が読めるかどうかで決めてください。

待つべきか、削除すべきかを自分の数字で出す

最後に、24時間という私の数字をそのまま使わずに、自分の単価で判定できる式を置きます。入れるのは、落札額、24時間を過ぎた相手がそれでも払う確率の体感、再出品したときに落札額が何%で再現されるかの体感、待つ日数、1日待つごとの手間と保管のコストの5つです。

式は、待つ場合が「払う確率×落札額+払わない確率×再出品の落札額−待つ日数×1日のコスト」、削除する場合が「再出品の落札額」です。再出品で落札額がほぼ再現される商材ほど、そして待つコストが大きい人ほど、削除が有利になります。私の1円スタートの処分品は再現率が高く、待つコストを重く見ているので、どう入れても削除に倒れます。単価が高くて再出品で値が落ちる商材なら、待つほうが有利になる範囲が出てきます。

まとめ

ヤフオクの仕様は、支払い期限が落札日から5日、削除期限が終了から14日、削除しても相手に自動の評価はつかず、削除しなければ自分に利用料がかかる、という形になっています。出品者が待つ理由は仕様の側にはありません。

私は24時間で落札者都合削除にし、繰り上げは試さず、再出品します。それは1円スタートの処分品という私の条件での最適解で、あなたの単価では違う数字になるかもしれません。連絡の回数は固定し、間隔を単価で決めてください。

そして、不払いに疲れているなら、オークションで売る量そのものを見直してください。即決で売れるものは即決で売る。オークションは価格が読めないものだけに残す。私の場合はそれが最も効きました。

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出典(第三者の文書として参照したもの)

 

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