メルカリのめんどくさい購入者|ブロックは今の取引を変えません

メルカリ

この記事は全面的に書き直しました。前の版には「遭遇する確率」という数字と、「事務局が神対応してくれた事例集」が入っていました。どちらも根拠がありません。削除しています。

先に、いちばん短い答えを書きます。

「めんどくさい人」は性格の話に見えますが、メルカリは行為の側で一覧を公表しています。だから、判定は感情ではなく照合でできます。

そしてもう一つ。その一覧には、あなたの側の行為も入っています。「プロフィール必読」「コメント必須」「専用出品」「取り置き」は、公式には、設ける側が禁止行為に当たります(5章)。

先に、立場を明かします

中古品の売買 国内で20年近く続けています。この記事は出品者の立場で書いています
この記事の根拠 メルカリの公式ガイド(禁止されている行為、取引マナー、ブロック機能、支払い期限、キャンセル、自動取引完了、利用制限)です(10章)
書かないこと 要注意人物の一覧、特定のアカウントを指す情報、相手を言い負かすための文面
売っているもの この記事にはありません。本文中の宣伝は0本です

1. 先に結論を書きます

1-1. 判定は、腹が立ったかどうかではありません

よくある判定 この記事の判定
感じが悪い、失礼、神経質 メルカリが「禁止されている行為」として挙げている項目に当たるか
ムカついたからブロック また同じことが起きたとき、在庫と時間が止まるか

感情で判定すると、丁寧なだけの人まで切ることになります。そして、切った分だけ買い手が減ります。

1-2. ブロックは、いま進行中の取引を変えません

公式ガイドが、はっきり書いています。

「ブロック機能とは、特定のお客さまからの購入・コメント・いいね・フォローを制限することができる機能です。」
「※ブロックをした相手には通知されません」
「※取引中の相手をブロックしても、取引は継続されます」

ブロックで止まるもの ブロックで止まらないもの
購入・コメント・いいね・フォロー。つまり、次に接触されること いま進行中の取引。メッセージのやりとりも、発送も、評価も、そのまま続きます

ブロックは「今」の道具ではなく「次」の道具です。だから、揉めている最中に押しても、状況は1ミリも変わりません。

1-3. この記事の順番

やること
2章 公式の一覧と照合します。ここで「めんどくさい」の大半が名前を持ちます
5章 自分の側が一覧に入っていないかを確認します。ここを飛ばすと逆転します
6章 待てば終わるものと、自分で終わらせるものを分けます
7章 ブロックするかどうかを、時間で計算します

2. 「めんどくさい」は、公式が行為で定義しています

メルカリの「禁止されている行為」というガイドに、行為の一覧があります。検索されている「めんどくさい」の内容が、ほぼそのまま載っています。

2-1. 購入者側の行為として挙げられているもの

公式が挙げている行為 検索されている言い方
故意に支払いを行わないでおく購入 未払い、支払い期限切れの常習
購入後に値引きを持ちかけること 買ってから値下げ交渉
支払いを行う前に出品者へ発送を促すこと 払う前に「早く送って」
予定より早い発送を強要すること 発送日を勝手に前倒しさせる
配送方法を強要すること 「これで送って」と指定してくる
購入者の自己都合による取引キャンセル(誤操作、不要になった、送料・サイズ・状態の見落とし、イメージ違い、支払い方法の変更など) 買ったあとで「やっぱりやめます」
トラブルがないのに受取評価を行わないこと 受取評価をしない人
進行中の取引放棄(発送遅延、未払い、連絡無視など) 無言、既読無視、音信不通
商品を受け取らないこと 受け取り拒否、持ち戻り
配送先情報の誤入力 住所不備で宛先不明
評価変更を繰り返し依頼すること 評価を書き直せと言ってくる
特定アカウントへの執拗なコメント、悪意ある侮辱、個人情報の公開 粘着、暴言、嫌がらせ

ここに載っているなら、それはあなたの感じ方の問題ではありません。公式が禁止行為として書いている行為です。

2-2. 「迷惑行為」という言葉は、公式が使っています

「迷惑ユーザー」で検索している方が一定数います。この語は、メルカリのガイドの中にあります。

「意図的に取引を進行しないこと(発送・受取・評価)は、迷惑行為に該当し、警告や利用制限の対象となります。」

支払い期限のガイドでは、「支払い期限を過ぎてもお支払いを完了しないこと」「進行中の取引を放棄すること」を迷惑行為として定めていると書かれています。

2-3. だから、判定は照合になります

手順 やること
1 相手がした「行為」を、1つの文にします(「支払期限を過ぎても払わない」など)
2 2-1の表と、公式の「禁止されている行為」を見ます
3 載っていれば、6章へ。手続きがあります
4 載っていなければ、7章へ。制度の問題ではなく、時間の問題です

手順1で文にできないなら、それは行為ではなく印象です。印象は通報できません。

3. 「要注意人物一覧」は、この記事には出しません

3-1. 出せない理由

「要注意人物 一覧」で検索して来られる方がいます。需要があることは分かっています。それでも出しません。

出さない理由
特定のアカウントを指す情報は、その人を特定できる情報です。当サイトでは、第三者を特定できる情報を記事に書きません
公式には「特定アカウントへの執拗なコメント、悪意ある侮辱、個人情報の公開」が禁止行為として挙げられています。一覧を作る行為は、この線に近づきます
そして、一覧は当たりません。同じ人が全員に同じ挙動をするとは限らないからです

3-2. 代わりに使えるものは、すでにあります

公式の「禁止されている行為」が、名前のない要注意人物一覧です。人ではなく行為で書かれているので、初めて当たる相手にも使えます。

3-3. 事前に読めることと、読めないこと

取引前に分かるか
業者か個人か 分かります。プロフィールの出品数・評価数・フォロー比で読めます
やり取りが細かいタイプか コメントが来た時点である程度読めます
受け取ったあとで難癖をつけてくるか 読めません。丁寧な人も同じ挙動をします
支払うか支払わないか 読めません

3行目と4行目が読めない、というのがこの問題の全部です。読めないから、事前に弾く方法がありません(7-4)。

4. ブロックが実際にやること、やらないこと

4-1. 制限されるのは、4つだけです

ブロックで制限されるもの
購入
コメント
いいね
フォロー

公式ガイドに書かれているのは、この4つです。それ以外は書かれていません。

4-2. 相手には通知されません

「※ブロックをした相手には通知されません」

「逆恨みされないか」を心配して検索している方がいます。通知は行きません。ただし、相手が購入やコメントを試みたときに、できないことには気づきます。通知が行かないことと、気づかれないことは別です。

4-3. 取引中にブロックしても、取引は続きます

「※取引中の相手をブロックしても、取引は継続されます」

取引中にブロックしても
取引メッセージは続きます
発送の義務は残ります
評価も通常どおりです

途中で投げ出すと、今度はこちらが「進行中の取引放棄」に当たります。ブロックは、取引を終わらせてから押すものです。

4-4. ブロック一覧の場所

公式ガイドの手順です。相手のページの右上「…」(Androidは「︙」)から「このユーザーをブロック」。解除も同じ手順です。いま誰をブロックしているかは、マイページ > 設定 > アカウント設定 > ブロックした一覧で確認できます。

4-5. 通報は「人」ではなく「投稿」に対して行います

ここを勘違いすると、通報先が見つかりません。公式ガイドで通報の単位として挙げられているのは、次の3つです。

通報できる単位 入口
商品 商品ページ右上の3点リーダーから「通報」
コメント コメント右下の旗マーク
取引メッセージ 取引メッセージ右下の旗マーク

「このアカウントを通報する」という単位は、公式ガイドの手順に出てきません。だから、証拠になるのは投稿された文面です。文面が残っていない迷惑は、通報の形になりません。

4-6. 通報しても、すぐ制限されるとは限りません

「通報された内容は事務局にて確認し、必要に応じて削除や利用制限等の対応を行います。重大な違反を除き、まずはルールをお伝えし改善を促す形で対応をしています。」
「通報された内容は事務局で確認し、必ずしも削除や制限を行うわけではありません。」

この2行が、期待値の全部です。通報は、相手を消す操作ではありません。ただし、次の一行のほうが重要です。

支払い期限のガイドには、「お問い合わせいただかなくても、事務局にて取引状況を確認のうえ、警告や利用制限などの措置を行っております」と書かれています。

つまり、未払いや取引放棄については、あなたが通報しなくても事務局側で見ています。ここに時間を使う必要はありません。

5. その前に、自分の側を確認します

ここを飛ばすと、話が逆になります。公式の一覧には、出品者がやりがちな行為も入っています。

5-1. 「プロフィール必読」「コメント必須」は、設ける側が禁止行為です

メルカリの「取引マナー」に、こう書かれています。

「メルカリは、最初に購入手続きをした方と取引を進めていただくルールです。」
「お客さま独自のお約束・ルールによる『取引を進行しないこと・キャンセルを求めること』は禁止行為に該当します。」

そして、独自ルールの一例として挙げられているのが、これです。

公式が「独自ルール」の例として挙げているもの
特定のお客さまとの取引が目的となる専用出品・商品の取り置き
コメント必須・プロフィール必読
キャンセルや送料交渉の請求

前の版は、「プロフ必読」を無視した購入者を「めんどくさい人」に分類していました。公式の書き方では逆です。ルールを掲げて取引を止める側が、禁止行為の側にいます。

「禁止されている行為」のガイドにも、同じ趣旨の項目があります。

「独自ルール(コメント必須、低評価など)を設けて取引を拒否すること」

5-2. 「挨拶がない」はキャンセルの理由になりません

「挨拶なし キャンセル」で検索している方がいます。取引マナーのガイドは、こう書いています。

「あいさつをしなければいけないといったルールはありませんが、最初にコメント・取引メッセージをする際にあいさつをすることで、お互い気持ちよく取引を進めることができます。」

公式の位置づけ
挨拶 マナーの側。「ルールはありません」と明記されています
それを理由に取引を止める 禁止行為の側。「出品者の自己都合で取引をキャンセルすること」が挙げられています

無言購入は、気持ちのいいものではありません。ただ、それを理由にキャンセルすると、警告や利用制限の対象になるのはこちらです。

5-3. 迷惑料・キャンセル料の請求もできません

「禁止されている行為」に、そのまま書かれています。

「キャンセル料・迷惑料の請求」

5-4. 返品に応じないという記載も書けません

「商品に問題があっても返品に応じないという記載をすること」

これがNCNR・3Nです。プロフィールや商品説明に書いても効力がないという話は、別の記事にまとめてあります(11章)。

5-5. 自分の側のチェック

やっていないか 該当する公式の項目
プロフィールに「必読」「即購入禁止」と書いている 独自ルール
「◯◯様専用」で出している/取り置きを受けている 独自ルール
気に入らない相手だからキャンセルした 出品者の自己都合で取引をキャンセルすること
評価コメントで相手を非難した 評価コメントに不適切な内容(誹謗中傷など)を記載すること
「良かった」を付けるよう頼んだ 評価方法を指定すること
売れたあとに送料を上乗せしてもらった 購入後に値上げや送料上乗せを要求すること
取引中に同じ商品を出し直した 取引中の商品を再出品すること

ここに1つでも当たっているなら、相手の対処より先にこちらを直してください。利用制限がかかるのは、通報された人ではなく、行為が確認された人です。

6. 待てば終わるものと、自分で終わらせるもの

相手の行為が2章の一覧に当たったら、次は手続きです。多くは、やり合う必要がありません。

6-1. 支払わない:購入日を含む3日目の23:59:59です

「商品代金のお支払い期限は、購入日を含む3日目の23:59:59までです。例:01/01 12:30に購入した場合、支払い期限は01/03 23:59:59まで」

タイミング やること
期限内 待ちます。公式も「期限内は購入者の支払いをお待ちください」と書いています
期限を過ぎた キャンセル申請をします

ここが、この記事で最も知られていない部分です。

「取引の継続が困難なため、キャンセル申請をお願いいたします。」
「※取引相手と合意する必要はありません」
「※キャンセル理由は『支払いが確認できない』をご選択ください」
「※出品者へのペナルティはございません」

この3行から分かること
相手の同意は要りません
こちらにペナルティはつきません
催促のメッセージを送る必要も、返事を待つ必要もありません

6-2. 受取評価をしない:自動で完了します

「受取評価が遅い人」への答えは、催促ではありません。公式ガイドは、自動で完了する時刻を書いています。

配送方法 自動で取引が完了する時刻
らくらくメルカリ便 配送ステータスが「配達完了」となってから2日後の13時以降
ゆうゆうメルカリ便/その他の配送方法 発送通知をした9日後の13時以降

「取引完了にともない出品者へ販売利益が反映されますので、お待ちください」と書かれています。売上は消えません。

期日を過ぎても完了しない場合だけ、操作があります。取引画面の「受取評価を依頼する」ボタンから、事務局へ取引完了手続きを依頼できます。なお、購入者から取引メッセージでの連絡や事務局への相談があった場合、自動評価の期間は延長される場合があると書かれています。

6-3. 相手が動かない:出品者からの申請は24時間で成立します

キャンセルは原則、双方の合意が必要です。ただし、公式ガイドに例外の記載があります。

「※申請から24時間経過後も『同意する』『同意しない』を選択されない場合は、自動でキャンセル申請を取り下げます」
「※出品者が【返品しない】を選択のうえキャンセルを申請し、24時間経過後も購入者が『同意する』『同意しない』を選択しない場合は、自動的にキャンセルが成立します」

誰が申請したか 相手が24時間無反応だと
購入者 申請は自動で取り下げられます
出品者(【返品しない】を選択) 自動的にキャンセルが成立します

無反応な相手に対しては、出品者の側だけ「沈黙が同意になる」形になっています。ただし、これはキャンセル理由が正当な場合の手続きです。気に入らないから使う、はできません(5-2)。

申請するときの注意が1つあります。

「※『理由の詳細』は取引相手に『申請理由』としてそのまま表示されるため、トラブルが発生しないよう、問題のない表記でご記載ください」

6-4. 状況別のまとめ

相手の行為 あなたがやること
支払わない(期限内) 待ちます
支払わない(期限後) キャンセル申請。合意不要、ペナルティなし
受取評価をしない 待ちます。自動で完了します(6-2)
無言・返信がない(取引は進んでいる) 何もしません。挨拶は義務ではありません(5-2)
無言・取引が止まっている キャンセル申請。出品者側からなら24時間で成立します(6-3)
暴言・誹謗中傷・個人情報の公開 そのコメント/取引メッセージの旗マークから通報します(4-5)
直接取引や外部サイトへの誘導 同じく通報します。応じると、こちらも禁止行為に当たります
しつこいコメント・値下げの繰り返し 返信の義務はありません。取引が始まっていないので、ブロックが効きます
取引が終わったあとの粘着 ブロック。ここが本来の使い所です(4-3)

この表の上から4行は、全部「何もしない」で終わります。めんどくささの大半は、対処ではなく待ち時間です。

7. リスクの測り方

7-1. コストは、時間です

当サイトでは、物販の判断に「利益 ÷ 拘束日数」という見方を使っています。1件の取引でも、同じ割り算が使えます。

1件の判定
その取引の粗利 ÷ 実際にかかった時間 = その取引の時給

「めんどくさい」は、この割り算の分母が伸びた状態です。感情ではなく、分母の話です。

7-2. 数字にします

以下は仮定の数字です。ご自身の実績に置き換えてください。

普通の取引 やり取りが増えた取引
粗利 1,000円 1,000円
撮影・出品・梱包・発送 20分 20分
コメント・取引メッセージの往復 2分 30分
合計 22分 50分
時給 約2,700円 1,200円

粗利は1円も減っていません。減ったのは時給だけです。だから、値引きに応じたわけでもないのに損をした感覚が残ります。

7-3. 事故が混ざると、もう一段下がります

起きたこと 追加でかかるもの
期限まで支払われず、キャンセルして再出品 その商品が3日以上止まります。再出品と、また売れるまでの待ち時間
受け取ってから難癖をつけられた やり取りの時間。返品なら、戻ってきた商品を売り直す時間
住所不備で戻ってきた 再送か、キャンセルの手続き。往復の送料

共通しているのは、在庫が止まるという点です。粗利1,000円の商品が1週間止まると、その1週間で別の商品を売る機会が消えます。

7-4. メルカリには「入札取り消し」に当たるものがありません

ここが、ヤフオクとの構造的な違いです。

ヤフオク メルカリ
取引が始まる前に相手を外せるか 入札を取り消せます できません。購入ボタンが押された時点で取引です
事前の遮断 ブラックリストで入札そのものを防げます ブロックで購入を防げます。ただし一度当たった相手にしか使えません
初めて当たる相手 評価で弾く選択肢があります 弾く操作がありません

だからメルカリでは、事前の予防に労力をかけても効きません。効くのは、起きたあとの処理を短くすることです。それが6章の表です。

7-5. ブロックするかどうかの判定

問い 答え 結論
その相手ともう一度当たったとき、また在庫か時間が止まりますか 止まる ブロックします。コストは、その人が今後買わないこと。1人分です
止まらない(不快なだけ) ブロックしません。買い手を1人減らす理由になりません

この基準だと、質問が多い人や神経質な人は、それだけでは対象になりません。丁寧なだけの人が同じ挙動をするからです。対象になるのは、実際に在庫を止めた相手です。

同じ考え方をヤフオク側で書いた記事があります(11章)。プラットフォームは違いますが、判定は同じです。

7-6. 感情のコストは測れませんが、置き換えられます

やること 効果
返信をまとめて1日1回にする 往復の回数が減り、7-2の分母が縮みます
返信しないという選択を持っておく コメントへの返信に義務はありません
商品説明に状態を全部書く 質問の数が減ります。「美品」より「◯cmの傷あり」のほうが問い合わせが来ません
単価を上げる 7-2の分子が上がります。同じ30分でも、粗利3,000円なら時給が変わります

4行目がいちばん効きます。やり取りの時間は単価に比例して増えるわけではないからです。

8. まとめ

この記事で書いたこと
1章 ブロックは「今」の道具ではありません。取引中に押しても、取引は続きます
2章 「めんどくさい」の大半は、公式が禁止行為として一覧にしています。判定は照合でできます
3章 要注意人物の一覧は出しません。公式の行為リストが、名前のない一覧です
4章 ブロックで止まるのは購入・コメント・いいね・フォローの4つ。通報は人ではなく投稿に対して行います
5章 「プロフィール必読」「コメント必須」「専用出品」は、設ける側が禁止行為の側です
6章 未払いは期限後に合意なしでキャンセルできます。受取評価は自動で完了します
7章 コストは時間です。ブロックの判定は、また在庫が止まるかどうかです

全部を1行にすると、こうなります。

めんどくさい人への対処のほとんどは、待つことと、期限が来たら手続きすることです。やり合う場面は、思っているより少ないです。

8-1. 今日からの1手

いま抱えている取引について、相手の行為を1つの文にしてください。

「感じが悪い」ではなく、「支払期限を過ぎても支払われていない」「配達完了から4日たっても受取評価がない」のように書きます。文にできたら、6-4の表を見てください。やることが決まります。

文にしてみた結果 次にやること
公式の禁止行為に載っている 6章の手続きです。相手を説得する必要はありません
載っていない 7-2で時給を出してください。数字が許容できるなら、それは事故ではなく手間です
文にできない 行為ではなく印象です。取引を終わらせて、必要ならブロックします
自分の側が5-5に当たっていた そちらを先に直します

9. 出典

出典 この記事で使った箇所
メルカリ「禁止されている行為」 購入者・出品者双方の禁止行為の一覧。独自ルール、キャンセル料・迷惑料の請求、返品に応じない記載、評価方法の指定、購入後の値上げ、取引中の再出品、進行中の取引放棄など(2-1・5章)
メルカリ「取引マナー」 「最初に購入手続きをした方と取引を進めていただくルール」、独自ルールの一例(専用出品・取り置き/コメント必須・プロフィール必読/キャンセルや送料交渉の請求)、あいさつにルールはないこと(5-1・5-2)
メルカリ「ブロック機能とは」 制限されるのは購入・コメント・いいね・フォローの4つ、相手に通知されないこと、取引中の相手をブロックしても取引は継続されること、設定・解除・一覧の場所(1-2・4章)
メルカリ「支払い期限/購入者が支払いを完了しない」 支払い期限は購入日を含む3日目の23:59:59。期限後はキャンセル申請(合意不要・理由は「支払いが確認できない」・出品者へのペナルティなし)。問い合わせがなくても事務局が措置を行うこと(4-6・6-1)
メルカリ「受取評価/評価がされない」 自動で取引が完了する時刻(らくらくメルカリ便は配達完了から2日後の13時以降、ゆうゆうメルカリ便/その他は発送通知の9日後の13時以降)、「受取評価を依頼する」ボタン、自動評価の期間が延長される場合(6-2)
メルカリ「取引のキャンセル方法(メルカリ)」 キャンセルには双方の合意が必要であること、24時間で申請が取り下げられること、出品者が【返品しない】で申請した場合は24時間で自動成立すること、「理由の詳細」が相手に表示されること(6-3)
メルカリ「禁止されている出品物・行為を通報する」 通報の単位は商品・コメント・取引メッセージの3つ。報告対象となるコメント/取引メッセージの内容。「重大な違反を除き、まずはルールをお伝えし改善を促す形で対応」「必ずしも削除や制限を行うわけではありません」(4-5・4-6)
メルカリ「事務局から発送や受取、評価などを促す通知が来た」 「意図的に取引を進行しないこと(発送・受取・評価)は、迷惑行為に該当し、警告や利用制限の対象となります」、期限内に対応しない場合は事務局が取引完了またはキャンセルを実施すること(2-2)
メルカリ「アカウントの利用制限」 利用制限中も進行中の取引への対応は可能であること、制限の期間が3段階であること、1度目の違反でも無期限になりうること(5-5)

ガイドの内容は改定されます。この記事の引用は執筆時点のものです。実際に手続きをする前に、リンク先の原文をご確認ください。個別の行為がどの項目に当たるかを、私は判定していません。

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ヤフオクのブラックリストは誰を登録すべきか 7-5と同じ判定を、ヤフオク側で書いています。落札額が下がるのは短期だけ、という計算も入れました
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11. この記事について

立場 中古品の売買を国内で20年近く続けています。この記事は出品者の立場で書いています
根拠 すべてメルカリの公式ガイドです。引用箇所は9章に対応させています
削除したもの① 「めんどくさい人に遭遇する確率とその内訳」。この数字の出どころがありません。メルカリは遭遇率を公表していません
削除したもの② 「実際にあった!事務局が神対応してくれた事例集」。私が見ていない事例です。作り話を載せることはできません
削除したもの③ 「撃退法」「反論テンプレート」「一言で黙らせる」。相手を言い負かす設計になっていました。言い負かしても在庫は動きません
取り下げた主張 「『プロフ必読』『即購入禁止』を無視された逆ギレ購入者への対応」。公式の書き方では、独自ルールを設ける側が禁止行為の側です(5-1)
比重を変えたところ 前の版は購入者編10項目・出品者編5項目でした。この記事に来る方はほぼ全員が出品者なので、出品者向けに組み直しています
数字について 7-2の金額と時間は全部仮定です。仮定であることを本文にも書いています。ご自身の実績に置き換えてください
書かないこと 要注意人物の一覧、特定のアカウントを指す情報(3-1)
専門家ではない部分 弁護士ではありません。個別の行為が規約のどれに当たるかも、判断していません
本文中の宣伝 0本です

前の版は、めんどくさい人を撃退する記事でした。この版が書いたのは、撃退しなくても終わるということです。終わらないものだけが、手続きの対象になります。

 

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