ハードオフは、家電や楽器、ゲームやフィギュア、レコードなど様々なジャンルの中古商品を扱っている店舗です。
実店舗だけではなくネットショップ(ネットオフ・旧ハードオフオンライン)もありますので、オンラインでの仕入れもできるのが魅力。
最初は何を仕入れたらいいのかわからないと思いますが、せどりに向いているジャンルやハードオフ仕入れのコツについてしっかりお話していきますので、初心者さんもぜひチャレンジしてみてくださいね。
ハードオフはせどり禁止?
ハードオフは利用規約で「せどり禁止」と明記されていません。
つまり、せどりは禁止されていないということですね。
とはいえ、同じグループの「ブックオフ」では、一部の店舗でビームせどりが禁止されるようになりました。
同じように、ハードオフでも目立った仕入れ方をしていると注意されることがあります。
しかし、次のような行為をしないようにしていれば、ほとんど注意されることはありません。
・長時間居座らない
これはどこの店舗でも同じですが、なるべくリサーチは手短にして、他のお客さんにも配慮しながら店舗を回るようにしましょう。
初心者には難しい?
また、ブックオフのように「値札攻略」ができる店舗であれば初心者さんでも簡単なのですが、ハードオフせどりは値札攻略の種類があまりありません。
バーコードが付いていない商品も多く、商品のジャンルも多いので慣れていないとリサーチにも時間がかかります。
その分、ライバルが少ない商品も多いのですが初心者さんだとどれが儲かる商品なのかわからず、何を仕入れたらいいのかの判断が難しいですよね。
なので、初心者さんはジャンルを絞って狙えばOK。ハードオフせどりのやり方を覚えると稼ぎやすく、十分な利益を得られるようになります。
新品の転売でも古物商許可証が必要
また、ハードオフせどりに限らず、中古の商品を転売するには「古物商許可証」というものが必要です。
ハードオフに売っている「新品」と書かれた商品を転売する分には、この許可証は必要ないように思いますよね。
しかし、ハードオフの商品は「新品」と書かれていても、古物営業法的には「中古扱い」となりますので、ハードオフ商品を転売するには古物商許可証が必要になります。
この辺りが「ハードオフせどりは難しい」と言われる理由の一つです。しかし、個人でも申請はできるので本格的にせどりに取り組むのであれば早めに取得しておきましょう。
ハードオフせどりのやり方3STEP!
ハードオフせどりのやり方は以下の通りです。
- 売り場の商品をモノトレーサーなどでリサーチ
- 手数料や送料を考慮して利益が出そうな商品を仕入れる
- ヤフオクやメルカリで売る
手順はシンプルですが、この中で1番難しいのが2番目の「仕入れ」だと思います。基本的なポイントについてもう少しお話していきます。
ハードオフせどりで稼ぐコツ
ハードオフせどりの仕入れは、次の「稼ぐコツ」を意識して行ってみてください。
- 商品が店頭に並んだ時期をチェックする
- 家電製品を狙う
- ジャンク品を狙う
- 買取が増える時期を狙う
- セールを狙う
- ハードオフの仕入れは実店舗とオンラインを併用する
それぞれ、もう少し詳しくお話していきます。
商品が店頭に並んだ時期をチェックする
仕入れをするときは、商品が店頭に並んだ時期をチェックしてみましょう。
実店舗であれば値札、オフモールであれば商品の詳細という欄に日付が書いてあります。
というのも、利益が出そうな商品は他のせどらーがすでにリサーチしていることが多いので、何らかの理由があってその商品を仕入れなかった可能性があります。
ハードオフせどりのおすすめは家電!狙い目商品5選!
ハードオフは取り扱いジャンルが豊富なため、家電・レコード・楽器(ギターなど)・フィギュアなどのおもちゃせどり、金のせどりまでできます。
この中でハードオフで仕入れるのにおすすめなのは家電製品です。
ハードオフで利益が出しやすいのは、家電を含めた次の5ジャンルの商品です。
- プリンター
- ゲーム関連
- パソコン
- リモコン・ケーブル
- スピーカー
この他、レコーダーやおもちゃなども利益商品が落ちていることが多いです。
在庫を保管しておく場所は必要になりますが、中古の家電は仕入れ費用が安いので、安く仕入れて高く売ることができます。
プリンター
プリンターは在庫を置いておく場所が必要だというデメリットはありますが、とても稼ぎやすいのでおすすめです。
- プリントヘッドをティッシュで拭く
- 洗浄カートリッジを使って掃除する
- プリントヘッドを交換する
大体のプリンターはこれで直ります。(プリントインクヘッドは、交換までしなくてもお湯で洗うだけで直ることもあります)
このように、プリンターの修理は簡単なものが多く稼ぎやすいというのもありますが、実は修理しなくてもそのまま転売するだけで利益が出るものもあります。
ヤフオクで落札相場を見て「ジャンクでも高値で売れているプリンター」を探してみてください。
そして、それをリスト化してハードオフで探し、利益が取れる値段で仕入れましょう。
ゲーム関連
ゲーム関連は、ハードオフよりもブックオフの方が少し安いかもしれませんが、需要があり回転率も良いジャンルです。
ハードオフにくるライバルせどらーは家電を狙っている方が多いので、利益商品が眠っている可能性も十分にあります。
ゲームせどりとブックオフせどりについては、こちらの記事をご覧ください。
パソコン
パソコンは利益率も高く、ちょっとしたパーツ交換をするだけでさらに高値で販売することができます。
ノートパソコンは薄いのでプリンターよりも場所を取りませんし、ポイントさえ押さえれば立派な収入の柱が出来上がります。
その他、ルーターやキーボード、マウスなどはもちろん、ペンタブレットなどの周辺機器も利益が取れたりします。
パソコン転売についてはこちらの記事をご覧ください。
リモコン・ケーブル
また、リモコンやケーブルなどはジャンクコーナーに100円などの激安価格で投げ売りされていることも多く、知識やリサーチ力さえあれば稼ぎやすいと思います。
リモコンと同じく、ハードオフではケーブルも100円程度で投げ売りされています。
ケーブルは単体で転売するというよりも、「仕入れようとした商品のケーブルが欠品している場合」などに、安く仕入れてセットで販売するという手法にも使えます。
例えば、ケーブルが欠品しているゲーム機がある場合、別途AVケーブルを仕入れ、「付属品あり」として転売すると、ケーブルがない場合よりも高値で売ることができます。
スピーカー
スピーカーはリサーチに手間がかかるので、ライバルせどらーが少ないです。
リサーチは型番で検索するか、わからなければGoogleレンズで検索すれば該当の商品が見つかります。
ONKYOやYAMAHA、SONYなど大手メーカーのスピーカーをチェックしてみましょう。
ハードオフのジャンク品せどりで稼ぐポイント
ハードオフでは「ジャンク品」を狙った仕入れもおすすめです。ジャンクコーナーでは数百円で仕入れて、数千円で売れるような商品がよく見つかります。
修理しなくてはいけない場合は知識や技術が必要になるので、せどり以外に修理のスキルを身に着けるための勉強をすることになります。
しかし、ジャンク品を相場よりも安く仕入れて、上手く直すことができれば高い利益をとることができます。
しかし、初心者さんでもジャンク品を転売できる余地はあります。
「ジャンク品」と言えば、普通は壊れていて正常に動作しない商品や、動作のチェックをしていない商品のどちらかですよね。
その理由は、「動作確認に時間や手間がかかるから」です。なので、単価が安い商品も動作未確認のまま出されていることが多いですね。
特に、大きい商品や売れにくい商品は「早く次の商品を置く場所を空けたい」と店員さんが考えています。
「動作していましたが、売れ残りの為ジャンクとして安く提供します」などと書かれている商品が陳列されていたりしますので、チェックしてみましょう。
ジャンク品値札のチェックポイント
ハードオフのジャンク品には、2種類の値札があります。
- 商品名やコンディションが記載された白と緑の値札
- 値段だけが記載された小槌値札
どちらの値札のジャンク品も利益商品はあるのですが、「小槌値札」が貼られている商品は動作未チェックの商品である場合がほとんどです。
白と緑の値札の場合も、コンディションのところに「動作未確認」と書かれている商品が沢山あります。
ハードオフは店内で動作確認できる
ハードオフでジャンク品を購入した場合、基本的に返品や返金はしてもらえません。
そのため
ジャンク品を購入しても、使えなかったら赤字になってしまう
と心配になった方もいると思いますが、大丈夫です。
なぜかというと、ハードオフの店内にはジャンク商品の動作確認コーナーが設けられているからです。(動作確認コーナーがない店舗もあります)
引用:https://netmall.hardoff.co.jp/timeline/2017122018592617/
ハードオフでジャンク品を仕入れる場合は、この動作確認コーナーをしっかり利用して利益商品を探してみてくださいね。
ハードオフのセール一覧
ハードオフのセール期間は、仕入れに最適な時期です。
SNSや公式サイトで最新の情報を入手して、お得な時期に来店してみましょう。
決算セール
ハードオフの決算は3月です。
この時期はどの店舗でも決算セールを開催するので、この時期に集中して仕入れをするのもありです。
10~30%オフはもちろん、ゲームソフトやアパレルなど半額になる商品もありますよ。
閉店セール(移転セール)
ハードオフの閉店セールはかなり利益商品が取れるので、たくさんのせどらーが集まります。
そのため、閉店直前にはもう仕入れられるものがないように思いますが、割引率がだんだん下がっていきますのでとりあえず行ってみた方がいいです。
30%引きでは利益が出なかった商品も、50%引き・70%引きなどになってくると利益商品に変わっていきます。
クリスマスセール
クリスマスの時期は年末の買取需要も増えるため、在庫を減らすためにセールが行われます。過去のクリスマスセールでは、ジャンク品が30%OFFなどがありました。
店舗独自のセール
ハードオフは、店内の在庫状況によって「レコード1枚55円」「無線機30%OFF」など独自のセールを開催することがあります。
買取が増える時期を狙う
年末大掃除の時期(11月~12月)や、引っ越しシーズン(3~4月・9月~10月)は、不要になったものを売ろうと考える方が増えます。
そのため、店舗の買取カウンターも忙しくなり査定がいつもより甘くなります。
査定が甘くなると、適正価格になっていない商品が並べられることも多く、リサーチがしっかりできれば普段よりも稼ぎやすくなる時期です。
その他、給料日前にも買取が増える傾向がありますので、チェックしてみるといいでしょう。
ポイントを貯める
ハードオフは「エコポ」というポイントがあり、アプリから利用することができます。
- チェックイン 1ポイント
- 購入 0.5%~1%(ランクに応じる)
- 買取 1~4%
有効ポイントは付与された日から1年間ですが、頻繁に利用する場合はポイントを貯めていけばその分利益を上乗せすることができます。
ハードオフの仕入れ攻略!実店舗とオンラインを併用しよう
ハードオフは、実店舗とオンライン両方で仕入れができます。
実店舗では、その地域にライバルがいなければ、思わぬ利益商品を見つけられるのがメリットです。
しかし、逆に言えばその地域にある商品しか見ることができません。
このご時世もありますし、外出を控えたいという方は「オフモール(旧ハードオフオンライン)」で仕入れをすることができます。
また、店舗での絞り込みもできますので、来店できる範囲の店舗に絞って検索をかけることもできます。
オンラインの場合は、近所にない商品でも購入することができますので、仕入れの幅が広がります。
「難しいな」と感じた方は、実際に僕がオフモールでリサーチしている動画がありますので、こちらも参考にされてみてください。
オフモールではジャンク品を仕入れない
オフモールで仕入れをする場合は実店舗と違い、現品を直接手に取ったり動作確認をすることができません。
故障している商品はクレームになる可能性も高いので、オフモールでジャンク品は仕入れないことをおすすめします。
オフモールは、次のように商品のコンディションが区別されています。
- N:新品 未開封現行品
- S:新品同様
- A:使用回数の少ない美品
- B:日常使用の中古 傷汚れ少
- C:使用感のある中古 傷汚れ多
- D:年数経過・ダメージ多
この中で、ジャンク品と言えば「Dランク」のようなイメージがありますが、「Aランク」「Bランク」でもジャンク品である場合があります.
たまにAランクでも未使用品が載っていることがありますので、キーワードに「未使用品」と入力して検索するのもコツです。
オフモールで仕入れるのにおすすめのジャンル
オフモールでは、状態のいい商品を仕入れるのがおすすめです。
未使用品の多いカテゴリーや、稼ぎやすいジャンルは次のとおりです。
- プリンター
- レコーダー
- パソコン周辺機器
- スピーカー
- おもちゃ(フィギュアなど)
- キッチン用品
- ベビー用品
- 記録メディア
- 電球
ハードオフせどりよりも利益率の高いジャンル
ハードオフせどりは、仕入金額が安いので初心者さんでも手を出しやすいジャンルです。
仮に平均して1つ当たり3,000円の利益だとしても、月に100個転売できれば30万円ですね。古本せどりやおもちゃせどりよりも稼ぎやすいジャンルであることは間違いないです。
とはいえ、月に100個の商品を仕入れ、検品をして必要に応じて修理をし、出品をするのは大変な作業です。
ハードオフせどりよりもさらに利益率の高いジャンルをお探しの方、ビジネスとしてしっかりやっていきたい方には、「ブランドリペア転売」というジャンルの方が適しています。
ブランドリペア転売は、1つの商品で30万円の利益が出ることも珍しくありません。
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