物販ビジネスの成功率|店舗せどりを約300人に教えて、月利20万円以上の報告は52名(約17%)。手法別・分母つきの数字

物販ビジネスの成功率|店舗せどり約300人で月利20万円以上17.3%、電脳せどり約400人で月利5万円以上14.3% せどりの始め方とお金

「物販ビジネス 成功率」で調べて来られた方に、先に結論を書きます。

私が店舗せどりを教えた約300人のうち、月利20万円以上に届いたと報告を受けたのは52名、17.3%でした。月利30万円以上なら19名(6.3%)、50万円なら4名(1.3%)です。電脳せどりは約400人に教えて、月利5万円以上が57名(14.3%)、10万円以上は20名(5.0%)でした。

検索すると「物販ビジネスの成功率は10〜20%程度」という説明が出てきますが、何人を数えた数字なのかは示されていません。この記事の数字は、私がこれまでに教えた人のうち結果を報告してくれた人を、手法ごとの「教えた人数(分母)」で割ったものです。「月利」は、売上ではなく手元に残った利益です。これから教わる人が同じ割合で届くことを示す数字ではありません。

私は中古品の売買を20年近く続けていて(古物商許可あり)、店舗せどり・電脳せどり・ブランドリペア・無在庫転売・中国輸入などを、自分でやり、人にも教えてきました。手法ごとの全部の数字は実績ページに載せています。この記事では、その数字から「成功率」について言えることを書きます。

知りたいこと この記事の答え
物販ビジネスの成功率は 何を成功と呼ぶかで変わる。店舗せどりで月利20万円以上なら17.3%、電脳せどりで月利5万円以上なら14.3%、10万円以上なら5.0%(1章)
数字の前提 指導期間(3か月〜半年)の中で報告を受けた人だけを数え、報告しなかった人の結果は分からない。月利はいちばん良かった月と続けて出せた数字が混ざる。今も続けている人は、私の見方ではごく少ない(2章)
「10〜20%」との違い あちらは分母も線も示されていない。「継続して」かどうかの条件も違うので、数字どうしを並べて上下は決められない(3章)
手法で違うか 違う。率がいちばん高かったのは無在庫転売(ヤフオク)で月利10万円以上が28.7%。ただし手法ごとに教えた時期も人も違うので、手法の優劣とまでは言えない。ヤフオクでの無在庫は規約違反になるので、今は単体では教えていない(4章)
続かない人の特徴 私が面談で断っている5つの条件。数字で集計したものではなく、教えてきた私の判断(5章)
届いても続かないことがある 私自身、月利80〜200万円(人件費前)の手法をやめている。理由は逆ザヤ・在庫・利益相反・手間(6章)
自分の目標で見たい 手法と目標月利を選ぶと、私が教えた人で届いた割合を出す計算機(8章)

1. 結論|成功率は「何を成功と呼ぶか」で変わる

同じ人たちでも、線をどこに引くかで成功率は大きく変わります。店舗せどりと電脳せどりで並べます。

成功の線(月利) 店舗せどり(約300人) 電脳せどり(約400人。店舗せどりの人を含む)
5万円以上 人数の記録なし 57名(14.3%)
10万円以上 「多数」とだけ記録(人数は数えていない) 20名(5.0%)
20万円以上 52名(17.3%) 7名(1.8%)
30万円以上 19名(6.3%) 2名(0.5%)
50万円以上 4名(1.3%) 2名(0.5%)

電脳せどりは、月利5万円なら14.3%ですが、10万円にすると5.0%まで下がります。線を5万円から10万円に上げただけで、成功率はおよそ3分の1になります。「成功率○%」という数字を見たら、まず何円の線なのかを確かめてください。

私の見方では、300人規模に教えてこの数字なので、店舗せどりの17%(月利20万円以上)は、世の中で言われる数字よりは高いけれど、妥当な数字だと考えています。残りの8割強は、月利20万円に届かなかった人と、届いたかどうかを私が知らない人です。

2. 数字の前提

項目 この記事での決め方
数えた人 私が教材・コンサルなどで教えた人のうち、結果を報告してくれた人。報告しなかった人の結果は分からない
月利 売上ではなく、仕入れや手数料を引いて手元に残った利益。報告してくれた本人が出した数字で、その人のいちばん良かった月の数字と、続けて出せた数字が混ざっている
期間 指導期間(3か月〜半年)の中で出た数字。指導が終わったあとに続けているかどうかは入っていない
人数の数え方 1人を1回だけ、届いたいちばん上の段に数えている。表の割合は、上の段から足した人数を分母で割ったもの
分母 手法ごとに教えた、おおよその人数(店舗せどり約300人、電脳せどり約400人など)
割合の小数 分母をちょうど300人・400人として計算している。分母はおおよその数なので、たとえば店舗せどりの17.3%は、分母が290〜310人なら16.8〜17.9%になる
手法どうしの比べ方 手法ごとに教えた時期も人も違う。電脳せどりの約400人には、店舗せどりの人も入っている。率の差が、そのまま手法の優劣とは言えない

この数え方だと、割合は2つの方向にずれます。届いたのに報告しなかった人は数えていないので、実際より低く出ます。逆に、いちばん良かった月で数えている人もいるので、「毎月続けて稼げている人の割合」としては高く出ます。どちらにしても、これから教わる人の結果を約束する数字ではありません。

続けているかどうかは、この数字には入っていません。私の見方では、ここで数えた人のうち今も続けている人は、何人いるか分からないほど少ないと思っています。指導期間の中で月利20万円に届くことと、その後も続けることは、別の話です。

3. 「成功率は10〜20%」という説明との違い

検索すると「物販ビジネスの成功率は10〜20%程度(10人中1〜2人が継続して利益を出せる)」という説明が出てきます。ただ、何人を数えたのか、利益はいくらからを成功と呼ぶのかは示されていません。

私の数字で近い線を探すと、店舗せどりの月利20万円以上が17.3%、電脳せどりの月利5万円以上が14.3%です。ただ、あちらは「継続して利益を出せる」人の割合で、私の数字は指導期間(3か月〜半年)の中の数字で、いちばん良かった月の数字も混ざっています。利益の線は私のほうが高く、続いているかどうかの条件は私のほうがゆるいので、数字どうしを並べてどちらが高いとは言えません。はっきり違うのは、分母と線が書いてあるかどうかです。

見るところ 分母のない「成功率」 この記事の数字
何人を数えたか 書かれていない 手法ごとに約20〜400人
何を成功と呼ぶか 「継続して利益を出せる」など 月利5万・10万・20万・30万・50万円の段ごと(指導期間の中の数字で、いちばん良かった月の数字も混ざる)
利益か売上か 書かれていないことが多い 手元に残った利益

スクールや教材の実績でも同じです。「月利20万円を52名輩出」だけでは、100人中の52人なのか、1,000人中の52人なのかが分かりません。スクールを選ぶときに確かめたいことは、物販スクール・せどりコンサルは怪しい?にまとめました。

4. 手法によって、成功率は大きく違う

手法 教えた人数(おおよそ) 月利5万円以上 月利10万円以上 月利30万円以上
店舗せどり 約300人 記録なし 「多数」(人数は数えていない) 19名(6.3%)
電脳せどり 約400人 57名(14.3%) 20名(5.0%) 2名(0.5%)
ブランドリペア転売 約150人 20名(13.3%) 8名(5.3%) 2名(1.3%)
パソコン転売 約150人 記録なし 14名(9.3%) 0名
無在庫転売(ヤフオク) 約300人 記録なし 86名(28.7%) 24名(8.0%)
輸入転売(中国輸入が中心) 約300人 記録なし 47名(15.7%) 3名(1.0%)
輸出転売 約20人 記録なし 3名(15%) 0名

表の中でいちばん率が高いのは無在庫転売で、月利10万円以上が28.7%です。ただし、これはヤフオクでの実績で、ヤフオクでの無在庫は規約違反になるので、今は単体の手法としては教えていません。今はネットショップの中で、一部の商品を無在庫にする形で扱っています。成功率が高いことと、今からやってよいことは別です。無在庫転売の規約については、無在庫転売は違法?に書きました。

また、手法ごとに、教えていた時期も、教えた人も違います。電脳せどりの約400人には、店舗せどりの人も入っています。率の差が、そのまま「この手法は成功しやすい」という差だとは言えません。

もう1つ、表から読めるのは段差です。月利10万円と30万円の間には、10万円の人数を数えている6つの手法すべてで大きな段差があります(いちばん落ち方が小さい無在庫転売でも、86名から24名)。月利5万円の人数まで数えている電脳せどりとブランドリペア転売では、5万円に届いた人のうち、10万円まで届いたのは3〜4割でした(電脳せどり57名中20名、ブランドリペア転売20名中8名)。

5. 続かない人の特徴|私が面談で断っている5つの条件

いまの私の指導では、面談で次に当てはまる人をお断りしています。この条件に当てはまる人は続かない、というのが教えてきた私の判断です。条件ごとに、届いた人と届かなかった人を数えて出したものではありません。

条件 続かない理由
泥臭い作業を嫌がる 物販はリサーチ・撮影・採寸・梱包・発送の連続。ここを自分で引き受けない人は、何を教えても続かない
一発逆転を求めている 焦っている人は待てないので、結果が出る前にやめてしまう
知識だけがあり、行動していない 比較検討は上手でも仕入れをしない。知識を足しても、増えるのは知識だけ
家族に反対されている 家に在庫が入り、最初の数か月は赤字か微益。反対されていると、生活の中で続けられない
借金をして始めようとしている 最初の数か月が赤字か微益なので、借りたお金では持ちこたえられない

それぞれの詳しい理由は、物販コンサルティングのページに書いています。

6. 届いても、続くとは限らない|私がやめた手法

成功率を月利で測ると、抜け落ちるものがあります。続けられるかどうかです。2章に書いたとおり、教えた人のうち今も続けている人は、私の見方ではごく少ない。私自身も、月利では「成功」している手法をいくつもやめています。

手法 規模 やめた理由
ブランド転売(リペア転売)2019〜2022年ごろ 販売は週50〜150点、月利は人件費を引く前で80〜200万円前後 人件費(月45〜50万円)と自分の給与を乗せると逆ザヤになる月があった。在庫が自宅を占めた。教える立場との利益相反
パソコン転売・スマホ修理転売 パソコン転売で月の利益40万〜50万円程度 スタッフや外注が回らず、手間と時間に見合わず、自分の人件費をペイできない逆ザヤになった(ブランド転売と同じ形)
中国輸入(販売) 月の利益2万〜15万円程度 在庫を持つのが嫌になり、手間と時間に見合わず、限界利益が浅かった
輸出 eBayで始めて初月から利益30万円以上 キャッシュフローが悪すぎ、関税の制度変更で市場が激減した

やめた理由を並べると、逆ザヤ、在庫、教える立場との利益相反、手間と時間、の4つにほぼ集まります。月利で見れば成功でも、自分の時給や生活まで入れると続けられない、ということは普通に起きます。ネットショップの運営が自分に向いているかを数字で確かめる方法は、ECサイト運営に向いてる人は、性格ではなく3つの数字で決まりますに書きました。

7. 人数を増やすと、達成者の数は増える

以前の私は、契約書を作らず、曖昧な形で教えていました。そのころは人が大量に来て、達成者の数も多く出ました。そのぶんリスクもあり、誰でも参加できる形でせどり同行を売っていたときにはクレームも出ました。

今は面談と契約書の締結を必須にしていて、受講は年24名までです。そうしてから、教える人数は一気に減り、達成者の数も減りました。一方で、クレームは1度も出ていません。

ここから言えるのは、達成者の人数は、入口を広げれば増やせるということです。「○名が達成」という実績を見たら、人数ではなく、何人中なのかを聞いてください。

受講生を「結果を出す2割、ふつうの6割、動かない2割」で見ると、私の実感ではだいたい2:6:2でした。この比率がどこまで研究で裏づけられているかは、働きアリの法則(2:6:2)は本当かに書きました。

8. 計算|手法と目標の月利を選ぶと、届いた割合が出ます

私が教えた人のうち、選んだ手法で、選んだ月利以上に届いた人の割合を出します。

はじめの選択は、店舗せどりで月利20万円以上です。約300人中52名、17.3%、およそ6人に1人です。

9. よくある質問

物販ビジネスの成功率はどれくらいですか?

何を成功と呼ぶかで変わります。私が教えた人では、店舗せどりで月利20万円以上に届いたと報告を受けたのが約300人中52名(17.3%)、電脳せどりで月利5万円以上が約400人中57名(14.3%)、10万円以上が20名(5.0%)でした(1章)。

物販でどれくらい稼げますか?

月利5万円の人数まで数えている電脳せどりでは、月利5万円以上に届いた57名のうち、37名が10万円未満で、10万円以上まで届いたのは20名でした。月利30万円以上は、どの手法でも教えた人数の0〜8%です(4章)。

副業で月5万円に届く人は、どれくらいいますか?

報告を受けた人で数えると、電脳せどりで14.3%、ブランドリペア転売で13.3%でした。およそ7〜8人に1人です(4章)。

いちばん成功率が高い手法は何ですか?

私が教えた中で率がいちばん高かったのは、ヤフオクでの無在庫転売(月利10万円以上が28.7%)です。ただし、手法ごとに教えた時期も人も違うので、手法の優劣とまでは言えません。ヤフオクでの無在庫は規約違反になるので、今は単体では教えていません(4章)。

スクールやコンサルに入れば、成功率は上がりますか?

この記事の数字は、私が教えた人の数字です。教わらずに始めた人の数字は持っていないので、比べることはできません。スクールを選ぶなら、実績が何人中の話なのかを聞いてください(3章・7章)。

成功しない人の特徴はありますか?

数字で集計したものではありませんが、教えてきた私の判断では、泥臭い作業を嫌がる、一発逆転を求めている、知識だけで行動していない、家族に反対されている、借金をして始めようとしている、の5つに当てはまる人は続きません。私は面談でこの条件に当てはまる人をお断りしています(5章)。

10. まとめ

  • 物販ビジネスの成功率は、何を成功と呼ぶかで変わる。私が教えた人では、店舗せどりで月利20万円以上が17.3%、電脳せどりで月利5万円以上が14.3%、10万円以上が5.0%
  • 数字は指導期間(3か月〜半年)の中で報告を受けた人だけで、月利は最高月と継続の数字が混ざる。今も続けている人は、私の見方ではごく少ない。これから教わる人の結果を約束するものではない
  • 「成功率10〜20%」という説明は、分母と線が示されていないので、私の数字とは並べて比べられない。数字を見たら、何人中で、何円の線かを確かめる
  • 手法で率は大きく違うが、教えた時期も人も違うので、優劣とまでは言えない。率がいちばん高かったヤフオクの無在庫転売(28.7%)は規約違反になるので、今は単体では教えていない
  • 面談で断っている5つの条件は、教えてきた中で「続かない」と私が判断したもの。数字で集計したものではない
  • 月利で成功しても続くとは限らない。私自身、逆ザヤ・在庫・利益相反・手間で、月利80〜200万円(人件費前)の手法もやめた
  • 達成者の人数は入口を広げれば増やせる。実績は人数ではなく、何人中かで見る

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働きアリの法則(2:6:2)は本当か 受講生がだいたい2:6:2に分かれたことと、その比率の研究での裏づけ
細野の実績(分母つき) この記事の数字の元。10の手法すべての内訳
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12. この記事について

項目 中身
書いた人 中古品の売買を20年近く続けています(古物商許可あり)。店舗せどり・電脳せどり・ブランドリペア・無在庫転売・中国輸入などを自分でやり、教えてきました
この記事の数字 2026年9月30日時点の実績ページの数字です。教えた人数はおおよその数で、届いた人数は報告を受けた人だけです
分からないこと 報告しなかった人の結果。指導が終わったあとも続けている人の数。店舗せどりの月利10万円の段の人数(「多数」とだけ記録)。教わらずに始めた人の成功率
このURLの前の版 以前は「データと事例から紐解く成功確率を劇的に高める完全ガイド」という、出典の分からない一般論の記事でした。私が教えた人の実数で書き直しました

 

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