支払いの未納や延滞があったり、過去に債務整理をしていてクレジットカードが作れないとなった時に「自分はもう信用情報がブラックだから」と諦めてしまいそうになりますよね。
しかし、カード会社の中には「過去は過去」と割り切り「今は安定した収入があり、問題なく返済していけるなら発行しますよ」という判断をしてくれる会社も存在します。
クレジットカードは還元や特典が受けられるものが多いですし、カードを持っているだけで「安定した生活ができている人」という印象を与え社会的信用を得ることもできます。
この記事では、信用情報がブラックになってしまった時に、クレジットカードを持てるようになるための方法をいくつかご紹介します。
信用情報ブラックから始めるクレジットカードの作り方
信用情報ブラックの状態からクレジットカードを作るまでの流れは次の通りです。
1.この後ご紹介する、審査に通りやすい3つのカードを申し込む(年会費などはカードを作るための経費だと思って投資) | |
2.どれかのカードが通れば、それを使ってクレジットヒストリーを半年間作る | |
3.滞納がないように支払いをしていく | |
4.クレジットヒストリーがつくれてきたら、他のコスパのいいカードにも申し込んでみる | |
5.作りたかったカードの発行完了! |
信用情報がブラックでも作れる可能性があるカード3選
まずは、信用情報を作り上げていくために必要なクレジットカードを作成していきます。
信用情報がブラックでも作れる可能性があるカードは、次の3つです。
- アメリカン・エキスプレスのグリーンカード
- ライフカードデポジット
- ネクサスカード(おすすめ)
3枚に申し込んでみて、どれか1枚が審査に通ればOK。
還元率 | 保証金 | 年会費 | その他特徴 | |
アメリカン・エキスプレス (グリーン・緑) American Express |
1% | なし |
13,200円 ※家族カード |
【入会特典】
入会後3ヶ月以内に 合計30万円のカード利用で3,000pt |
ライフカードデポジット Mastercard® |
0.5%〜1.5% | 5万円 または 10万円 |
5,500円 ※初回は代引きでカード受け取り時に、2回目は口座振替で引き落とし |
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ネクサスカード Mastercard® |
0.5% | 5万円~200万円 | 1,375円(税込) |
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純粋なクレジットカードが欲しいなら「メルカード」
上記の3つのカードでクレヒスを育てたら、「メルカード」という選択肢もあります。
メルカードは僕がバイパス手段として推奨しているデポジット型ではなく、純粋なクレジットカードです。(JCBブランドのカードが発行されます。)
メルカリ物販で過去にある程度取引がある方であれば、比較的発行されやすいようです。申し込み後、すぐに審査通過の連絡が届いたとのことでした。
まずは、メルカリで不用品を販売してみるところから始めてみるといいでしょう。
メルカードは加入者を増やすために、様々なキャンペーンを打ってメルカリユーザーにアピールしています。
個人的には、デポジット型クレジットカードで半年間〜1年間実績を積み上げてからチャレンジしてみるのがおすすめです。
メルカリ内では1~4%の還元が受けられたり、販売手数料50%還元などのキャンペーンがあります。メルカリをよく利用する方にとってはかなりお得なカードですね。
また、毎月8日は+8%還元(上限300P)、普段の買い物でも1%の還元が受けられます。
なぜブラックでも作れるカードなの?
今回紹介した「ライフカードデポジット」や「ネクサス」などのカードは、一応審査はありますが保証金を預けて使うタイプのものです。
つまり、最初から「カード会社にリスクがない状態」で契約をして、そのかわりにクレジットカードを作らせてもらうという仕組みです。
アメリカン・エキスプレスは、保証金を預けるタイプのカードではないのですが、年会費が高く設定されています。
なので、過去に何か金融事故があってブラックリスト判定されている状態でも、現在安定した収入がある方は比較的審査が通りやすいと言われています。
クレジットヒストリーの作り方
カードが発行出来たら、半年間そのカードを使って決済をしていきます。
携帯料金や光熱費・保険などなんでもOKです。
- 期間…半年間
- 頻度…月1回以上の決済
これが、クレジットヒストリー(クレヒス)を作る作業です。
先ほどご紹介した3つのカードは、年会費が高かったり還元率が低いというデメリットがありますが、それを乗り越えてまずはクレヒスを作り信用を得ていこうということです。
そして、信用を作っていくことで楽天カードやリクルートカードなどの還元率の高いカードを契約できるようになるというのが最終目的です。
ケーコジを行えば割賦審査を突破したという実績と、毎月の支払い履歴を作れるので、クレヒスがどんどん貯まっていきます。
最初のうちはカードの年会費などはクレジットヒストリーを作るための経費と割り切っておきましょう。
ブラックでも審査なしで作れるカードの種類
また、クレジットカードがない生活をしていると「カード払いのみ対応のショップで買い物ができない」「現金払いだと時間がかかる」などの場面も結構あります。
そんな時に便利なのが「デビットカード」や「プリペイドカード」です。現段階ではカードの審査に抵抗があるな…という方にもおすすめです。
信用情報がブラックでも「デビットカード」「プリペイドカード」であれば審査不要でクレジットカードのように利用できるカードを持つことが可能です。
ショッピング用のカードがなくてお困りの方は持っておくと便利ですよ。
デビットカードとプリペイドカードの違い
ちなみに、デビットカードとプリペイドカードは何が違うのかについては次の通りです
- デビットカード…買い物をするたびに銀行口座からその都度決済(引き落とし)
- プリペイドカード…あらかじめカードにお金をチャージしておき、買い物のたびにカード内の残高が減る。カード内の残高が無くなったらまたお金をチャージして使う。
つまり、デビットカードは銀行にお金を入れておけばその都度引き落としがかかるので楽ですが、プリペイドカードの場合はカード内の残高が無くなるたびにチャージする必要があります。
なので、おすすめは使い勝手のいい「デビットカード」です。
デビットカードの還元率や年会費を比較!
デビットカードは、楽天市場やAmazonなどのネットショッピング、街のスーパーやコンビニで買い物する際などにもクレジットカードと同じように利用することができますし、ポイントが還元されるデビットカードも存在します。
デビットカードの中でもおすすめなのは楽天銀行のデビットカード。最初から1%の還元が受けられるし、連携できるサービスが多いので使いやすいです。
カード名 | 還元率 | 年会費 | 支払方法 | 限度額・特徴 |
PayPay銀行 Visaデビットカード Visa |
0.2% | 無料 | 即時払い | 【限度額について】 0~500万円
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三井住友銀行 SMBCデビットカード Visa |
0.5% (ポイント) または 0.25% (キャッシュバック) |
無料 | 即時払い | 【限度額について】
■ショッピング(国内・海外それぞれ) ■海外での現地通貨引出
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楽天銀行 楽天デビットカード Mastercard/JCB/Visa |
1% (JCBのみ) (エントリー必要) |
無料 | 即時払い |
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GMOあおぞらネット銀行Visaデビット Visa |
0.6~1.2% | 無料 | 即時払い |
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イオン銀行 デビットカード(イオン銀行キャッシュ+デビット) JCB |
0.5~1% | 無料 | 即時払い |
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住信SBI銀行 デビットカード Visa/Mastercard |
0.6% (Visa) 0.8% (Mastercard) |
無料 | 即時払い |
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みずほ銀行 みずほJCBデビット JCB |
0.2% | 無料 | 即時払い | 【限度額について】
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ソニー銀行 Sony Bank WALLET Visa |
0.5~2.0% | 無料 | 即時払い |
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りそな銀行 Visaデビットカード Visa |
0.5% | 無料 | 即時払い |
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セブン銀行 デビット付きキャッシュカード JCB |
0.5% | 無料 | 即時払い | 【限度額】 0~200万円(初期設定50万円)※海外での現地通貨引出 0~10万円(初期設定10万円)
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じぶん銀行 じぶん銀行スマホデビット JCB |
0.01%~0.15% (上限10P~150P) |
無料 | 即時払い |
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Revoltカード visa |
1% (メタル会員のみ) /上限:月5000円 |
無料~1980円 | 即時払い |
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デビットカードやプリペイドカードの利用履歴はクレヒスに関係ある?
デビットカードやプリペイドカードを利用するにあたり1つだけ注意点があります。
デビットカードやプリペイドカードはクレジットカードとは違い、利用履歴でクレヒス(クレジットヒストリー)を作ることができません。
なので、デビットカードやプリペイドカードをいくら使っても信用情報が良くなることはなく、他のカードを作る時の判断材料にはならないということです。
これはなぜなのかというと、デビットカードやプリペイドカードは銀行口座やカード内にある残高以上の金額を使えないシステムになっているので、銀行からの「借入」という状態になりません。
つまり「借りて返した」という履歴が付かないので、いくら使ってもクレヒスが育たないんですね。
クレジットカードを作る前に信用情報を確認しておこう
また、クレジットカードを作る前に自分の信用情報がどうなっているのかを確認しておく方法もあります。
信用情報機関の報告書を見れば、自分がブラックリスト扱いになっているのかどうかがわかります。
申込みをする予定のカード会社も審査の時に信用情報を確認するはずなので、どんな風に表示されるのかをチェックしておきましょう。
信用情報を開示する方法はこちらの記事でご紹介しています。
また、現在お金に困っていてブラックリストを抜け出せる自信がないという方は、収入を増やす方法を考えてみるといいのではないかと思います。
このブログでは再現性の高い方法として「パソコン転売」や「ケーコジ」、「ブランドリペア転売」などのやり方を無料で公開していますのでぜひチャレンジしてみてくださいね。
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