ヤフオクで売れない時にやる順番|ほぼ全部1円スタートにして、即決はYahoo!フリマへ移した理由

ヤフオクで売れない時にやるべきこと ヤフオク・Yahoo!フリマ

ヤフオク(2023年11月1日からの正式名はYahoo!オークション)で出品した物が売れないとき、値下げや出し直しより先に、「見られていないのか」「見られているのに選ばれていないのか」を分けます。原因が別なので、打つ手も別です。

私はYahoo!オークションのアカウントを2つ持っていて、評価は合わせて3,700件ほどです(出品側の評価は630件と2,544件)。いまは、オークションで出す物はほぼ全部1円スタート、決まった値段で売りたい物はYahoo!フリマに出しています。この記事は、その形に落ち着くまでの判断を、順番どおりに書いたものです。

先に結論を書きます。

1. 見られていないなら、タイトルです。タイトルは出品後に直せません。検索に引っかからない書き方をしていたら、取り消して出し直すしかありません。

2. 見られているのに入札がないなら、開始価格が相場より高いです。私は値段を少しずつ下げて待つのをやめ、1円スタートで市場に値段を決めさせています。

3. 即決(定額)で待って売れないなら、売り場を変えます。定額で売るなら、Yahoo!オークションで待つよりYahoo!フリマのほうが、私の商材では売れるのが速かったです。販売手数料も10%ではなく5%です。Yahoo!フリマでの出し方は、Yahoo!フリマの出品方法にまとめました。

この記事の数字は、Yahoo!オークションとYahoo!フリマの公式ヘルプに書いてある仕様と、私の実務の2種類だけです。私の判断(1円スタートの使い方など)は公式の数字ではないので、あなたの商材に合わせて置き換えてください。

1. 結論:売れないときにやる順番

上から順に確認して、当てはまったところで止めてください。

順番 確認すること 当てはまったらやること
1 検索で自分の出品が出てくるか 出てこない:タイトルの区切り(空白)と、説明文の冒頭1,000文字を見直す
2 開始価格が落札相場より高くないか 高い:落札相場まで下げるか、1円スタートにする
3 定額(即決)で出していないか 定額で待っている:Yahoo!フリマに出す
4 説明文で、買う人を選べているか 状態・欠品・直した所を書く。書けないならAIに書かせる
5 落札されたのに払われていないか 24時間で払われなければ、落札者都合で削除して出し直す
― やらないこと 「注目のオークション」を何となく付ける。値段を少しずつ下げて何週間も待つ

2. まず切り分け:見られていないのか、選ばれていないのか

「売れない」には2種類あります。

状態 よくある原因 直すところ
見られていない(アクセス数が増えない、ウォッチがつかない) 検索に出てこない。出てきても、一覧で押されない タイトル、1枚目の画像、カテゴリ
見られているのに入札がない(ウォッチはつく) 開始価格が相場より高い。説明で不安が残る 開始価格、説明文

ウォッチがついているのに入札がない出品は、欲しい人はいるのに「この値段では入れない」と思われている状態です。ここでタイトルや写真をいじっても変わりません。逆に、ウォッチもアクセスもない出品で値段だけ下げても、見られていないので効きません。ウォッチ数の見方と、私がウォッチ5件を境に値下げ幅を変えている運用はヤフオクのウォッチリストに書いています。

まず、自分の出品のタイトルに入れた言葉で、実際に検索してみてください。出てこなければ3章へ、出てくるのに入札がなければ4章へ進みます。

3. 見られていないとき:タイトルは出品後に直せない

3-1. 公式ヘルプに書いてある検索の仕様

Yahoo!オークションの検索について、公式ヘルプには次のことが書いてあります(出典:出品したオークションが検索できない|Yahoo!オークション ヘルプ)。

仕様 出品者がやること
単語の間に余分な空白や記号があると、その単語で検索に出ない(例:「国 産」は「国産」で出ない) 単語の中に空白や「☆」を入れない
複合語や長い固有名詞を区切らずに書くと、区切りを判断できず検索に出ないことがある 「即決 送料 無料」のように、単語ごとに空白を入れる
「タイトルと商品説明」で検索されたとき、対象になるのは説明文の冒頭1,000文字まで 型番や通称など検索されたい言葉は、説明文の最初のほうに書く
タイトルと説明文は、出品後に修正できない 直すなら、取り消して出し直す。説明文は追記ならできる

いちばん大事なのは最後の行です。タイトルは出品後に直せません。検索に引っかからないタイトルで出してしまったら、説明文に追記して拾ってもらうか、取り消して出し直すしかありません。入札が入った後に出品を取り消すと、出品取消システム利用料がかかるので(金額はヤフオクの手数料計算に書きました)、直すなら入札が入る前です。

3-2. タイトルに入れる言葉は「買う人が打つ言葉」

タイトルに入れるのは、メーカー名、商品名、型番、よく使われる通称です。PCパーツのように型番で探される物は、型番がないと検索に出てきません。

「美品」「激安」のような飾りの言葉は、検索する人がほとんど打たないので、入れる優先順位は下です。字数が余ったら入れる、くらいで十分です。

3-3. 1枚目の画像とカテゴリ

検索一覧では、タイトルの横に1枚目の画像が出ます。商品の全体が分かる写真を1枚目にします。

商品名とカテゴリの組み合わせで「製品」を選べる場合があり、選ぶと検索結果の絞り込みに出やすくなります。ただし、違う製品を選ぶとトラブルのもとになるので、合う製品がなければ「該当製品なし」にします(出典:商品情報入力|Yahoo!オークション ヘルプ)。

4. 見られているのに入札がないとき:開始価格が相場より高い

4-1. 相場は「落札された値段」で見る

ウォッチはつくのに入札がない出品は、開始価格が相場より上にあることがほとんどです。相場は、出品中の値段ではなく落札された値段で見ます。出品中の値段には「売れていない値段」が混ざっているからです。調べ方はヤフオクの落札相場の調べ方に書きました。

4-2. 私はほぼ全部1円スタートにしている

私はいま、Yahoo!オークションで出す物はほぼ100%を1円スタートにしています。理由は2つです。

1つは、売れ残りがほぼなくなることです。1円から始めれば、欲しい人が1人でもいれば終わるときに落札されています。値段を少しずつ下げて何週間も待つあいだ、その在庫に使ったお金は寝たままです。私にとっては、少し安く売れることより、お金が止まることのほうが痛い。この考え方は価格弾力性の記事と、せどりの損切りタイミングに詳しく書きました。

もう1つは、値段を市場に決めさせられることです。相場がよく分からない物ほど、自分で値段を決めると外します。1円スタートなら、欲しい人同士が値段をつけてくれます。

ただし、1円スタートにはっきりした弱点が2つあります。

弱点 私の実際 対策
欲しい人が少ないと、相場より安く終わる ある。だから相場が安定していて、欲しい人が一定数いる物に限る 欲しい人が少ない物は、定額でYahoo!フリマに出す
落札したのに払わない人が増える 直近で1円スタートで売ったPCパーツ3件は、3件とも払われなかった 24時間で払われなければ、落札者都合で削除して出し直す

払われない問題は、1円スタートで特に多いと感じています。1,000円スタートや1万円スタートのように開始価格を上げれば、集まる人の質はある程度選べる、というのが私の見立てです。払われないときの手順はヤフオクで落札されたのに支払われないときに書きました。

4-3. 評価が悪い人・評価がない人の入札

1円スタートにすると、いろいろな人が入札してきます。私は、評価ゼロの人の入札は、始まってすぐなら相場を押し上げてくれるので見逃します。終わる直前に来たら、入札を取り消します。評価が悪すぎる人も同じです。取り消しの手順はヤフオクの入札取り消し、払わなかった人をもう入れない方法はヤフオクのブラックリストに書きました。

5. 定額(即決)で売れないとき:Yahoo!フリマに出す

5-1. 私は即決の販売をYahoo!フリマに移した

いま私が使う売り方は、「1円スタートのオークション」と「決まった値段で売るフリマ」の2つだけです。そして、決まった値段で売る物は、Yahoo!オークションの定額出品ではなく、Yahoo!フリマに出しています。

きっかけは、メルカリとYahoo!フリマに同じ物を出していたことです。私の商材では、Yahoo!フリマのほうが売れるのが速い物がありました。特に速かったのはPCパーツと電動歯ブラシです。併売のおまけのつもりが、主力になるとは思っていませんでした。

併売について。私はフリマアシストを使って併売していて、売れるまでの速度が露骨に上がりました。これには高い満足を得ています。ただし、規約を確かめると、ヤフオクとYahoo!フリマは、同じ商品を他社の売り場にも出す「二重出品」を、ガイドライン細則で出品者の禁止行為にしています。私がやっているメルカリとYahoo!フリマの併売は、Yahoo!フリマの側で禁止されている出し方で、同じようにすることは勧めません。メルカリとラクマには併売を禁止する記載はありませんが、両方で売れて片方を取り消すと、メルカリの禁止行為(出品者の自己都合によるキャンセル)にあたります。売り場ごとの決まりはフリマアシストの記事にまとめました(2026年9月30日に確認)。

世の中の多くの人は、オークションで競るより、決まった値段ですぐ買いたいのだと思っています。「自動入札 うざい」という検索があるのも、その表れだと見ています。
メルカリに出した物をYahoo!フリマにも出すときは、Chromeの拡張機能のコピー出品を使うと出し直しが1クリックで終わります(フリマアシストの記事)。
Yahoo!フリマに出すと、「価格の相談」で値下げを頼まれます。出品者はこのボタンを消せず、下げられるのは販売価格の2割までです。私の受け方はYahoo!フリマの価格の相談に書きました。

5-2. 手数料は10%と5%

売り場 売れたときにかかるもの 出典
Yahoo!オークション(個人) 落札システム利用料 落札価格の10% ヤフオクの手数料計算
Yahoo!フリマ 販売手数料 販売価格の5%(送料は全国一律で出品者負担) 出品にかかる料金|Yahoo!フリマ ヘルプ

同じ1万円で売れても、手数料の差で500円変わります。どちらが多く残るかは、7章の計算機で確かめられます。

5-3. Yahoo!オークションから出して、Yahoo!フリマにも載せる方法

Yahoo!オークションの出品フォームから出して、Yahoo!フリマにも同時に載せることもできます。公式の案内では、次の3つを選ぶのが条件です(このほかにも必要な条件があると書かれています)。出典:「3つの設定」で、Yahoo!フリマにも同時に掲載しよう!|Yahoo!オークション

設定 選ぶもの
販売形式 フリマ(定額)
送料負担 出品者負担
配送方法 おてがる配送(ヤマト運輸)か、おてがる配送(日本郵便)

つまり、オークション形式で出している物や、落札者負担の送料で出している物は、Yahoo!フリマには載りません。定額で出していて売れない物は、この3つを満たしているかをまず確かめてください。
Yahoo!フリマに載っているのに売れないときの分け方(見られていないのか、買われないのか)は、Yahoo!フリマで売れないときにまとめました。

6. 説明文:売れる文より「買う人を選ぶ文」

6-1. NCNRは、免責ではなく客を選ぶ一文

説明文の「ノークレーム・ノーリターン(NCNR)」は、なんだかんだで効きます。ただし、効く理由は責任逃れではありません。完璧を求める人が入札しなくなるからです。私はプロフィールと説明文の両方に、完品を求める人には新品や店頭を勧める、と書いています。書き方はヤフオク定型文・テンプレート集と3N・NCNRとはにまとめました。

1円スタートでジャンク品を出すと、修理できる人も来ますが、ジャンクと知らずに落札する人も来ます。私はBOSEのCDプレイヤーをジャンクで出したとき、落札後に「キャンセルしたい」というメッセージを受けたことがあります。状態は、説明文の最初のほうに書いておきます。

6-2. 直した所は必ず書く

修理した物を売るときは、直した所を必ず書きます。書かないとトラブルになるうえ、交換した部品が対策品だったり性能が上がっていたりすることもあり、それを書くと値段が上がります。書いたほうが得です。

6-3. 書けないならAIに書かせる

説明文が書けなくて出品をためらう人は多いと思います。私は、状態や欠品をAIに伝えて書かせたほうが、自分で書くより良い文になるという立場です。オークションで出すときは、最初から状態と欠品を伝えて書かせ、必要なら手で直します。

7. 計算機:1円スタートで売るか、Yahoo!フリマで定額で売るか

Yahoo!オークションの手数料は10%、Yahoo!フリマは5%です。1円スタートで相場の何割で落ちそうかと、Yahoo!フリマでいくらなら売れそうかを入れると、手元に残る額を比べられます。送料はどちらも出品者負担として同じ額を引きます。

1円スタートで残る額:

Yahoo!フリマで残る額:

比べると:

Yahoo!フリマのほうが多く残るのは、この値段以上で売れるとき:


初期値の例では、相場1万円の物が1円スタートで9,000円で落ちると、残るのは7,100円です。Yahoo!フリマで1万円で売れれば8,500円残り、1,400円の差になります。Yahoo!フリマのほうが多く残るのは、8,527円以上で売れるときです。

ただし、この計算は「売れるまでの日数」と「払われないで出し直す手間」を入れていません。1円スタートは、欲しい人がいれば期間内に終わりますが、払われないことがあります。Yahoo!フリマの定額は、売れるまで待つことがあります。お金を早く回したい物は1円スタート、少し待っても高く売りたい物はYahoo!フリマ、と分けるのが私のやり方です。

8. 落札されなかったら:自動再出品と自動値下げ

8-1. 公式の仕様

定額やオークションで出して落札されなかったときのために、出品時に「自動再出品」を設定しておけます。公式ヘルプに書いてある仕様は次のとおりです(出典:自動再出品について|Yahoo!オークション ヘルプ)。

項目 仕様
設定 出品時のオプションで、再出品する回数をプルダウンで選ぶ
自動値下げ 値下げ率を選ぶと、再出品のたびに前回の価格から下がる(1,000円で10%なら900円→810円)
オークション形式のとき 下がるのは開始価格だけ。即決価格は下がらない
定額のとき 即決価格も下がる
注意 2個以上出して1個でも落札されると、残っていても自動再出品されない。「注目のオークション」は解除される

自動値下げは、下げ幅が前回の価格にかかるので、回数を重ねると思ったより下がります。定額で出す人は、何回目にいくらになるかを先に計算してから設定してください。

8-2. 売れなくても手数料はかかるのか

落札されなければ、落札システム利用料はかかりません。ただし、有料の「注目のオークション」は別です。公式ヘルプでは、設定した時点で、出品時に決めた終了日までの料金が請求されると書かれています。取り消し、早期終了、即決で終わった場合も、予定していた終了日までの料金がかかります(出典:注目のオークションの利用料|Yahoo!オークション ヘルプ)。売れない理由がタイトルや値段にあるうちは、お金を払って目立たせても、売れないまま料金だけが残ります。

なお、「この値段より下では売らない」と決められた最低落札価格は、2019年9月30日に設定できなくなりました(出典:出品に関連する一部の有料オプションの終了について|Yahoo!オークション)。安く終わるのが怖い物は、開始価格をその値段にするしかありません。

9. 「急に売れなくなった」と感じたら

前は売れていたのに急に売れなくなったときは、次の順で確かめます。

確かめること 見る場所
落札相場そのものが下がっていないか(新しい型が出た、季節が外れた) 同じ商品の、ここ数か月の落札価格
同じ物を出す人が増えていないか 出品中の件数
出品が検索に出ているか 自分のタイトルの言葉で検索する。掲載基準を満たしていないとYahoo!オークションからメールが来る
最近の評価に悪いものが続いていないか 自分の評価ページ

評価の数は、私は50もあればそこから先は売れ方が変わらないと考えています。ただ、直近に悪い評価が続くと入札をためらわれます。評価の考え方はヤフオクの評価の記事に書きました。

それでも理由が見つからないときは、買う人がオークションから定額のフリマへ移っている可能性があります。5章のとおり、定額で売る物はYahoo!フリマに出してみてください。

10. よくある質問

ヤフオクで売れなかったら、手数料はかかりますか?

落札されなければ、落札システム利用料はかかりません。ただし「注目のオークション」を設定していた場合は、売れなくても、出品時に決めた終了日までの料金がかかります。

アクセス数が増えないのはなぜですか?

検索に出ていないか、一覧で押されていないかのどちらかです。タイトルの言葉で自分で検索して出てくるかを確かめ、出てこなければタイトルの区切りと、説明文の冒頭1,000文字を見直してください。タイトルは出品後に直せないので、直すなら取り消して出し直します。

タイトルや説明文はあとから直せますか?

直せません。説明文は追記だけできます。タイトルを直すなら、取り消して出し直します。入札が入った後の取り消しには、出品取消システム利用料がかかります。

1円スタートは損ではありませんか?

欲しい人が少ない物では、相場より安く終わることがあります。私は、相場が安定していて欲しい人が一定数いる物だけを1円スタートにし、欲しい人が少ない物は定額でYahoo!フリマに出しています。

最低落札価格は使えますか?

使えません。2019年9月30日に設定できなくなりました。安く売りたくない値段があるなら、開始価格をその値段にします。即決価格の仕組みと、手元に残したい額から開始価格を出す計算機は、ヤフオクの即決と最低落札価格にまとめました。

ヤフオクとYahoo!フリマ、どちらで売ればいいですか?

競ってほしい物はYahoo!オークション、決まった値段で売りたい物はYahoo!フリマ、が私の分け方です。手数料はYahoo!オークションが10%、Yahoo!フリマが5%です。メルカリも含めた比べ方はメルカリのオークションとヤフオクの記事に書きました。

11. まとめ

売れないときは、まず「見られていないのか」「見られているのに選ばれていないのか」を分けます。見られていないならタイトル、選ばれていないなら開始価格です。タイトルは出品後に直せないので、出す前に、自分が買う人なら打つ言葉で書きます。

私はオークションで出す物はほぼ全部1円スタートにして、売れ残りをなくしています。そのかわり払われないことが増えるので、24時間で払われなければ出し直します。決まった値段で売りたい物は、Yahoo!フリマに出しています。

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