Amazonの出品制限(出品規制)の解除|取りに行った側が「鬼門」と呼ぶ理由と、仕入れ前の確認手順

Amazonの出品制限はどうやって解除するか。仕入れる前に確認、制限は3種類、解除には請求書が必要、取りに行くのは鬼門 転売

「Amazonの出品制限はどうやって解除するのか」を調べて来られた方に、先に結論を書きます。

出品制限は、条件を満たす請求書をそろえれば解除を申請できます。ただ私は、規制を取りに行くことを「鬼門」だと考えています。面倒なわりに、取れたあとに得られるものが薄いからです。私自身、新品家電をAmazonに流す仕入れを、出品規制と値下げ競争で抜けました。自分のときは取れた規制が、今は取れないということも起こります。

だから順番は、①仕入れる前に規制を確認する、②規制がかかっていたら、取りに行くより先に、規制のない商材で回せないかを考える、です。この記事では、確認のしかた、解除の申請、そして私が「取りに行かない」ほうをすすめる理由を書きます。

1. 結論:確認は仕入れの前、解除は最後の手段

  • 出品制限には、カテゴリー・ブランド・商品ごとの3種類がある。同じカテゴリーでも、ブランドや商品によって出せないことがある。
  • 確認は、仕入れる前にセラーセントラルの出品画面で。「出品許可を申請」と出たら、その商品には規制がかかっている。
  • 解除には、卸やメーカーの請求書が要る。私も、NETSEAで買い物をしたのは規制解除の書類を集めたときだけだった。
  • 取りに行く前に、規制のない商材で回せないかを考える。私が残ったのは、規制を気にせずに出せる中古と修理だった。

2. 出品制限とは|3つの種類

種類 中身
カテゴリーの制限 ジャンル全体に許可が要る。食品、ドラッグストア系、時計など
ブランドの制限 カテゴリーは出せても、特定のブランドだけ許可が要る
商品ごとの制限 特定の商品(ASIN)だけ出せない。新品のおもちゃなど、時期や商品で変わる

どれがかかるかは、出品する人のアカウントの状態や、新品か中古かでも変わります。一覧を覚えるより、仕入れる前に1商品ずつ確認するほうが確実です。

中古なら規制と無縁、ともかぎりません。Amazonのセラーフォーラム(出品者どうしの掲示板)には、長く中古CDを売ってきた出品者から、ここ1年で商品ごとに出品許可を求められることが増えた、という書き込みが出ています(2024年ごろのスレッドで、Amazonからの回答はついていません)。新品の請求書を前提にした解除の仕組みは、中古の仕入れとは相性が悪いので、中古のCDやDVDでも、仕入れる前の確認は欠かせません。

3. 確認のしかた|仕入れる前に、出品画面で見る

セラーセントラルの商品登録の画面で、仕入れようとしている商品を検索します。出品できる商品なら、そのまま出品に進めます。規制がかかっている商品は、「出品許可を申請」と表示されます。

この確認は、必ず仕入れる前にやります。私は、せどり同行で失敗しています。参加者が新品のおもちゃを、規制を確認しないまま仕入れました。私も確認していませんでした。出品できずにクレームになり、返品するよう伝えましたが、相手は不満に思い、あとで競合のYouTube動画に出て私の悪口を言っていました。店では「利益が出る」と思って買った物が、家に帰ってから出せないと分かる。規制の確認をいちばん忘れやすいのは、仕入れの現場です(おもちゃせどり)。

4. 解除の申請|請求書がすべて

規制がかかった商品やカテゴリーは、「出品許可を申請」から申請します。求められることが多いのは、卸やメーカーから仕入れたことを示す請求書です。

請求書の条件(よく案内されてきたもの) 中身
発行日 申請日から180日以内
数量 合計10点以上の購入が書かれている
記載 出品者の名前と住所、卸やメーカーの名前と住所、商品名
確認 Amazonが、書かれた取引先に連絡して確かめることがある

条件はカテゴリーや時期で変わります。申請画面に出る案内を、そのつど確認してください。

私がNETSEA(卸の仕入れサイト)で実際に物を買ったのは、この規制解除の書類を集めたときだけです。何を買ったかは覚えていません。差益を取るための仕入れではなく、請求書を手に入れるための買い物でした(ネッシーは仕入れ先ではなく名簿です)。

5. 私が「取りに行かない」ほうをすすめる理由

私が出品規制を鬼門と呼ぶ理由は3つです。

① 取ったあとも、値下げ競争が待っている

規制を取って出せるようになった商品は、同じように規制を取ったほかの出品者とも競います。私が新品家電をAmazonに流す仕入れをやめたのは、出品規制と値下げ競争の両方でした。規制は入口の壁ですが、中に入ったあとの競争は減りません(家電せどりのおすすめジャンル)。

出品制限のない商品でも、同じ商品ページに出品者が並べば、カート(おすすめ出品)を取り合います。私は相乗りで売る側も、自社商品に相乗りされる側も経験しました(Amazonの相乗り出品)。

② 取れた規制が、次も取れるとはかぎらない

私のときは取れた規制でも、今は取れないということが起こります。条件が変われば、そろえた書類が使えなくなります。規制の上に商売を組むと、その土台がAmazonの判断ひとつで動きます。

③ 手間のわりに、得られるものが薄い

請求書のために卸で買い、書類をそろえて申請する。その手間に対して、取れたあとに増える利益は、商材によってはわずかです。同じ時間を、規制を気にせず出せる商材の仕入れに使ったほうが、私の場合は残りました。

私が最後に残ったのは、私が回していたころは規制を意識せずに出せた中古と、壊れた物を直して売る修理でした。規制を取る力を磨くより、規制のない場所で倍率を作る力を磨く。メルカリで仕入れてAmazonで売るときも、利益を作ったのは販路ではなく、直す・セットにする手間でした(メルカリで仕入れてAmazonで売るのは儲かるか)。

よくある質問

出品制限は、自分で解除できますか?

できます。セラーセントラルの「出品許可を申請」から、卸やメーカーの請求書をそろえて申請します。請求書は、発行から180日以内で、合計10点以上の購入が書かれたものがよく求められてきました。条件は変わることがあるので、申請画面の案内で確認してください。

出品規制がない商品はありますか?

規制は、カテゴリー、ブランド、商品ごとにかかり、時期でも変わります。「この商品なら絶対に規制がない」という一覧は当てにならないので、仕入れる前に1商品ずつ出品画面で確認するのが確実です。

中古のCDでも出品制限はありますか?

あります。Amazonのセラーフォーラムには、中古CDでも商品ごとに出品許可を求められることが増えた、という出品者の書き込みが出ています。中古は新品の請求書で解除しにくいので、仕入れる前に出品画面で1枚ずつ確認します。

規制解除の代行サービスは使うべきですか?

代行で取れた規制でも、取ったあとの値下げ競争や、条件が変わって使えなくなる危険は同じです。代行に払うお金と手間に見合う利益が、その商材で本当に出るかを先に計算してください。

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