「Amazon コンディション」「Amazon コンディションガイドライン 中古」で調べて来られた方に、先に結論を書きます。
Amazonの中古のコンディションは、「ほぼ新品」「非常に良い」「良い」「可」の4つです。使用の状態、汚れや傷、付属品、部品の項目ごとに当てはまる区分が違うときは、いちばん悪い区分に合わせ、詳しい状態をコンディション説明に書く決まりです。家電・カメラ・パソコンなどの中古は、メーカー保証が切れていれば、どの区分でも最低30日の動作保証が必要です。部品を交換した物も、動作に問題がなければ「非常に良い」や「良い」で出せます。修理や手入れが必要な物、使うのに欠かせない付属品が欠けた物は出品できません。ゲーム機本体は、プレイに欠かせない付属品(例として、コントローラー、電源ケーブル、充電アダプターなど)が欠けると出せません。私はコンディションに決まったルールを持たず、気合いを入れて売る物は、説明を作り込んで写真も付けていました。
1. 先に、立場を書きます
| 項目 | 私の場合 |
|---|---|
| Amazonでの立場 | 出品者。中古のゲーム、家電、PC周辺などを、ほぼFBAで売っていた |
| コンディションの決め方 | 決まったルールは持っていなかった。付属品の有無だけで決めることもしなかった |
| 力を入れた物 | 気合いを入れて売る物は、商品説明を作り込み、写真も付けた |
| この記事でしたこと | Amazonのコンディションガイドラインを読み直し、中古と修理品を売る人に関係するところをまとめた |
ゲームソフトの区分の細かいところは、ゲームせどりの仕入れ基準にも書いています。
2. 出品できない中古品
セラーセントラルのヘルプ「コンディションガイドライン」に、どのカテゴリーにも共通する「出品できない商品」が並んでいます(2026年10月22日確認、中古に関係するもの)。
- 明らかに機能に問題がある商品
- かび、激しい変色、腐食などがある、清潔でない商品
- 使用に支障がある破損がある商品
- 使用に欠かせない付属品や部品が足りない商品(説明書はなくてよい)
- 修理やメンテナンスが必要な商品
- 元のメーカーや著作権者が作ったものではない商品(複製品、偽造品、レプリカ、模造品)
- 廃棄・処分される予定の商品、販売不可と指定された商品
ジャンクは、そのままではAmazonに出せません。直して、欠かせない付属品をそろえてから、中古として出します。
あわせて、個人(個人事業主を除く)から仕入れた商品と、メーカー保証の期間がすでに始まっている商品は、「新品」として出せません。
3. 家電・カメラ・パソコンなどの中古の区分
エレクトロニクス、カメラ、パソコン・周辺機器、楽器、ホームアプライアンス、大型家電などは、同じ表(共通ガイドライン2)で決めます。表を、文章に直して並べます。
| 区分 | 使用の状態・汚れや傷 | 付属品・部品 |
|---|---|---|
| 中古 – ほぼ新品 | 使用は軽く、見た目では使用済みと分からない。汚れや傷はまったくない | 新品のときの同梱品(説明書を含む)と部品が、すべてある |
| 中古 – 非常に良い | 使用は軽い。汚れや傷は軽微 | 一部の部品がない、または交換されているが、購入時とほぼ同じように動き、動作にまったく問題がない |
| 中古 – 良い | 使用は多い。汚れや傷が多い | 一部の部品がない、または交換されているが、動作にまったく問題がない |
| 中古 – 可 | 使用は多い。汚れや傷が多い | 同梱品の紛失や不揃いがある。消耗部品を交換していないため使用に一部制限があるなど、使う前に作業が要る |
| 出品不可 | 使用に支障のある破損 | 部品がなく単体で使えない。部品や消耗部品を交換していないため単体で使えない |
この表には、決まりが3つ付いています。
- いちばん悪い区分に合わせる:項目ごとに当てはまる区分が違うときは、その中でいちばん悪い区分を選び、状態の詳しいところをコンディション説明に書く
- 画像を勧めている:そのコンディションが伝わる画像を登録することを勧めている
- 30日の動作保証:メーカー保証の期限が切れている場合は、どの区分でも、最低30日間の動作保証が必要。30日以内に動かなくなったら、返品を受け入れる必要がある
3つ目の30日の一文は、この家電・カメラ・パソコンなどの表に付いているものです。次の章のテレビゲームの基準には、同じ一文はありません(2026年10月22日確認)。ただ、購入者は通常、受け取りから30日以内なら返品を頼めるので、ゲーム機でも30日は返品を受ける前提で売ることになります。
修理した物を売る人にとって大事なのは、「部品が交換されているが、動作にまったく問題がない」が、「非常に良い」と「良い」の条件に入っていることです。直した物は、交換したことを書いたうえで、中古として出せます。ただし、交換した部品が型番に合っているか、安全か、は別に確かめます。
- 電源まわりの部品は、PSEを確かめる:経済産業省の資料では、ACアダプター(直流電源装置)は特定電気用品、リチウムイオン蓄電池は電気用品にあたり、PSEマークと届出事業者名の表示がない物は、事業として販売できません。機器に組み込んだ電池は、その機器の一部として扱われます。ただし、ACアダプターを付けて売るなら、そのアダプターは法の対象です。
- 元の製品と違う物に作り変えない:作り変えた物は、商標の問題になることがあります。中身を変えた物は、何をどう変えたかを書き、ブランドの強い物はAmazonに出さない、というのが私の考えです。
30日の動作保証は、返品の費用として最初から計算に入れておくものです。Amazonの返品(出品者側)に、返品を入れた利益の計算機を置きました。
4. テレビゲームの区分と、ゲーム機本体の決まり
テレビゲームは別の基準です。要点です。
| 区分 | ヘルプの説明(要約) |
|---|---|
| 中古 – ほぼ新品 | 見たところ未使用。本体と同梱品は完全な状態で、汚れ・傷・書き込み・欠品がない |
| 中古 – 非常に良い | 動作に問題がなく、大切に扱われている。商品と説明書はそろっているが、ケースや本体に気にならない程度の傷や汚れがある |
| 中古 – 良い | 使用回数が多く、汚れや傷があるが状態は良い。同梱品や説明書に明らかな傷や破損があっても、使ううえでは問題ない |
| 中古 – 可 | 目立つ傷や汚れがあるが、動作には問題ない。箱や説明書がない・破損している。書き込みがある |
出品できない物も決まっています。
- プレイに不具合がある物、不完全な状態の物、複製品
- ゲーム機本体で、プレイに欠かせない付属品が欠けている物(ヘルプの例は、コントローラー、テレビにつなぐケーブル、電源ケーブル、乾電池で動かない物は充電アダプター、内部のバッテリーなど。説明書やケースは除く。何が欠かせないかは機種によって違う)
- 国内版のカタログに、輸入版を出すこと
- セット商品などの同梱商品を、個別に売ること
最後の決まりは、見落としやすいところです。ヘルプの文言は「セット商品などの同梱商品は、個別に販売することはできません」です。どこまでが当たるかの細かい線は書かれていません。セットで売られていた物を、ばらして単品の商品ページで出したいときは、出す前にテクニカルサポートに確かめてください。メルカリやヤフオクでよくある売り方を、そのままAmazonに持ち込まないことです。
ほかにも、テレビゲームの基準には次のことが書かれています。
- 購入時に付いていた特典と一緒に出すときは、そのことをコンディション説明に書く。書かないと、商品名が警告なしに「特典あり」から「特典なし」に変わることがある
- 出品する前に、JANなどのコードで検索して、正しい商品ページで出しているかを確かめる
- 保証書がない、または期限が切れている物は「中古」を選び、そのことを書く
出す商品ページが、手元の物と型番、色、容量、版まで合っているかも、出品の前に確かめます。合っていない商品ページに出すと、「説明と違う」の返品のもとになります。出品そのものに許可が要る商品は、Amazonの出品制限の解除にまとめました。
5. コンディション説明の書き方
私は決まったルールを持っていませんでしたが、気合いを入れて売る物は、説明を作り込み、写真を付けていました。ガイドラインの決まりから逆に組み立てると、書くことは次の順になります。
- 選んだ区分の理由(どの項目がいちばん悪かったか)
- 確かめた項目と、確かめ方(電源、各ボタン、映像と音、読み込み、充電など)
- 確かめていない項目(確かめていないと書く)
- 交換した部品と、純正かどうか(純正でない電源部品は、PSEの表示があること)
- 付属品の一覧(あるもの・ないもの)
- 傷や汚れの場所と程度(写真と合わせる)
- 動作保証の期間(中古の電子機器は最低30日)
- 電池の入った物は、電池の状態(持ちを確かめたか、交換したか)
- 保存領域のある機器は、初期化したこと
書いてはいけないこともあります。外部のサイトへのリンクや、ほかの売り場への案内は書けません(Amazonの同梱物とメッセージ)。確かめていないのに「動作確認済み」と書くのも、書いた範囲が返品の基準になるので避けます。
「いちばん悪い区分に合わせると、安くしか売れない」と感じる方もいると思います。ただ、実際より良い区分で出すと、届いた時点で「説明と違う」になり、返品と評価の傷が返ってきます。アカウント健全性の評価の資料でも、誤ったコンディションでの出品は違反の例に挙がっています。区分を上げて値段を取るより、説明と写真で「この区分の中では良い物」と伝えるほうが、手元に残ります。
写真や記録を1点ずつ作るのは、修理品と高い物だけで足ります。数をこなす安い物まで同じ手間をかけると、割に合いません(これは私の考えです)。
下書きは、AIに作らせると早く済みます。
次の中古品の、Amazonのコンディションの区分と、コンディション説明の下書きを作ってください。 【商品】(型番と商品名) 【カテゴリー】(エレクトロニクス/カメラ/パソコン・周辺機器/テレビゲームなど) 【使用の状態・汚れや傷】(場所と程度) 【付属品】(あるもの・ないもの) 【交換した部品】(部品名、純正かどうか、電源部品ならPSEの表示) 【電池の状態】(持ちを確かめたか、交換したか) 【確かめた項目と確かめ方】 【確かめていない項目】 【動作保証の期間】(30日以上) ルール 1. Amazonのコンディションガイドラインに沿って、項目ごとに当てはまる区分を出し、いちばん悪い区分を選ぶ。理由を1行で書く 2. 説明は、確かめた事実だけで書く。確かめていないことは「確かめていない」と書き、推測で埋めない 3. 外部のサイトやほかの売り場への案内、レビューのお願いは書かない 4. 区分が「出品不可」に当たるなら、そう書いて、どこを直せば出せるかを書く
6. よくある質問
コンディションと説明は、どこで選び、どこで書きますか?
出品するときの「コンディション」の欄で区分を選び、「コンディション説明」の欄に状態を書きます。出品したあとは、在庫管理から出品情報を編集して直せます。
カテゴリーごとの基準と、共通の基準は、どちらに従いますか?
ガイドラインには、どのカテゴリーにも共通する決まりと、カテゴリーごとの基準があります。家電・カメラ・パソコンなどは共通ガイドライン2の表、テレビゲームはテレビゲームの基準で決めます。出品できない商品の一覧は、どのカテゴリーにもかかります。
部品を交換した中古品は出品できますか?
家電・カメラ・パソコンなどの表では、「部品が交換されているが、動作にまったく問題がない」が「非常に良い」と「良い」の条件に入っています。交換したことを説明に書いて出します。
中古品に写真は付けられますか?
家電・カメラ・パソコンなどのガイドラインは、コンディションが伝わる画像の登録を勧めています。私も、力を入れて売る物には写真を付けていました。
動作保証は付けないといけませんか?
家電・カメラ・パソコンなどの中古は、メーカー保証が切れている場合、どの区分でも最低30日間の動作保証が必要です。テレビゲームの基準には同じ一文はありませんが、購入者は通常、受け取りから30日以内なら返品を頼めます。
社外品のケーブルや純正でない充電器でも、「付属品がそろっている」になりますか?
ガイドラインには、純正かどうかの決まりは書かれていません。純正でない物を付けるときは、そのことを説明に書くことを勧めます。電源の部品は、PSEの表示がない物は付けられません(事業として販売できないため)。判断に迷うときは、テクニカルサポートに確かめてください。
動かない物を「ジャンク」として出せますか?
出せません。明らかに機能に問題がある物や、修理が必要な物は、出品できない商品に入っています。直してから出すか、ヤフオクなどほかの売り場で売ります。
7. この記事について
| 書いた人 | 中古品の売買を20年近く続けている出品者(古物商許可あり)。Amazonでは中古品をほぼFBAで売ってきた |
|---|---|
| 確かめた日 | 2026年10月22日(セラーセントラルのヘルプ「コンディションガイドライン」「FBAの購入者返品ポリシー」、経済産業省の電気用品安全法の資料とFAQ) |
| 私の経験から書いたこと | コンディションに決まったルールを持たなかったこと。付属品の有無だけで決めなかったこと。力を入れる物は説明を作り込み、写真を付けたこと |
| 私の考えとして書いたこと | 作り変えた物やブランドの強い物をAmazonに出さないこと。写真や記録を修理品と高い物に絞ること。純正でない付属品を付けるときの書き方 |
| 確かめられなかったこと | コンディション説明の文字数の上限。中古品の画像を登録できるカテゴリーと手順の、2026年10月時点の画面。「セット商品などの同梱商品」に当たる範囲の細かい線。純正でない付属品の扱いの明文 |
