中国輸入代行の手数料相場と比較|表示は0〜10%でも為替に上乗せがある。公開値で6社の実質を計算しました

中国輸入代行の手数料相場と比較|表示は0〜10%でも為替に上乗せがある。公開値で6社の実質を計算しました 中国輸入

中国輸入代行の比較記事は、たいてい手数料の安さで並べてあります。この記事はそれをやりません。

手数料の表示は、比較の役に立たないからです。

ある会社は「代行手数料5%」と書いていますが、同社の公式の計算例で最後まで計算すると、銀行のTTSと比べた実質の負担は商品代金の9.9%になります。別の会社はネットの商品の手数料が0円ですが、為替は銀行のTTSに1元あたり1円を足したレートで、商品代金に対して4.2%の上乗せがあります。

どちらも隠していません。公開されている数字です。ただし、手数料の欄だけを見ていると気づきません。

この記事では、各社が公開している数字だけを使って、実質でいくら払うことになるのかを計算します。そのうえで、私が代行会社に求めている条件を書きます。

先に答え|中国輸入代行の手数料の相場と、為替を足した実質

検索すると「中国輸入代行の手数料の相場は5〜10%」という答えが出てきます。この記事で確かめた会社も、基本の料率はおおむね0〜10%です。ただし最低手数料や出品者の数で10%を超えることがあり、ラクマートは300元の注文で手数料だけで約17%、チャイナマートは出品者11人以上で11%からです。さらに、為替の決め方を公開している会社は、どこも円を人民元に替えるレートに上乗せをしていました。同じ日の銀行のTTSと比べて、商品代金と手数料だけで計算した実質の上乗せは、5社で4.2%から8.6%でした。

会社 表示の手数料 為替 実質の上乗せ(商品代金と手数料で計算) 前提と、含まないもの 詳しく
THE CKB ネットの商品(B2B)は仕入れ手数料0円。月額0〜59,800円(4プラン) 三菱UFJ銀行のTTS+1円(公式ヘルプに記載)。2026年9月30日の表示は24.76円 4.2%(銀行振込で入金した場合。カードかPayPalで入金すると約7.9%) フリープラン。入荷・出荷の1点2元は含まない(1点50元の商品なら、含めて8.4%) THE CKBの評判
イーウーパスポート FREEプラン(月額0円)は仕入れ手数料5%。GOLD(月額29,800円)以上は無料 2026年9月30日のサイト上部の表示は24.22円(どの会員区分のレートかは書かれていない) 7.0%(FREEプランに表示のレートが使われる場合) GOLDのレートは公開ページに見当たらない(同社の比較表の仮定では、TTSに1元0.8円の上乗せ) 2-3、6章
タオタロウ 普通会員5%(最低手数料の記載なし) 銀行TTS+約0.5円。2026年9月30日0時台は24.2円 7.1%(注文額にかかわらず) 比べたのは同じ時間帯のTTS 23.73円 タオタロウの評判
ラクマート 5%(V0・V1)。V0〜V4は商品代金1,000元以下で一律50元 毎日表示。2026年9月29日は無料会員24.46円 8.1%(1,000元を超える注文)。300元の注文では20.1% 無料会員 ラクマートの評判
タオバオ新幹線 11,000円未満は500円+税、11,000円以上は5%+税 基準レート+1元1.0円。2026年9月30日は基準23.45円、適用24.45円 8.6%(11,000円以上の注文) 送料の為替差まで入れた公式の計算例では9.9% 5章

実質の上乗せは「(手数料込みの人民元額×適用レート)÷(商品代金×TTS)-1」で出しています。比べたTTSは、タオタロウ以外は2026年9月29日の三菱UFJ銀行の23.76円です。手数料の率と為替の率を足したものではありません。送料と、検品・梱包などのオプションは入っていません。

手数料5%の4社は7.0〜8.6%に集まり、その差は為替の上乗せ(1元あたり0.46〜0.70円)でついています。手数料0円のTHE CKBは、為替の上乗せが1.00円と一番大きいのに、合計では一番低くなります。ただしフリープランは入荷・出荷に1点2元かかるので、単価の安い商品を多く買うほど差は縮みます(1点100元なら6.3%、50元なら8.4%)。

チャイナマートは、TTSではなく税関の公示レートと比べた計算で、26.6〜38.6%でした(3つの計算例。200元を1点買う例が38.6%で、最低手数料500円が効いています。チャイナマートの評判)。比べたレートが違うので、上の5社と同じ表には入れていません。THE CKBの為替は、料金表や利用規約ではなく、公式ヘルプのページに書かれていました(4-1)。China2JPは、為替・決済の費用がかかることは書かれていますが、レートの決め方が見当たらず、計算できませんでした(4-2)。レートは毎日動きます。この表は同じ日の数字で並べたものですが、実際の請求は、入金や注文をした日のレートで決まります。

目的別に、先に見るところ

こういう人 先に見るところ 公開値で言えること
自分で使う物を1点だけ買いたい 個人の注文を受けるか タオタロウは規約で取引の目的を販売に限り、ラクマートは販売者向け専用と答えている。チャイナマートは1点から受けるが、200元を1点買う計算例では、最低手数料500円と為替の差で38.6%(税関の公示レートと比べて)。代行を使わずに自分で買う方法はタオバオの買い方に書いた
販売用で、1回の注文が1,000元以下のことが多い 最低手数料 ラクマートのV0〜V4は一律50元で、300元なら手数料だけで約17%(50÷300)。タオタロウは5%のまま。THE CKBは、ネットの商品(B2B)なら仕入れ手数料0円。フリープランでは入荷・出荷に1点2元かかる
販売用で、月の仕入れが大きい 月額と定額プランの分かれ目 タオタロウの月額会員(月3万円)は、代理購入手数料だけで比べると、月の商品代金60万円で普通会員と同額、それを超えると安い。ラクマートの定額会員(30日28,000円)は、V0・V1の5%で1,000元を超える注文なら、2026年9月29日のレートで30日の仕入れ約2.1万元(無料会員のレートで約52万円)を超えると安い。イーウーパスポートのGOLD会員は、手数料無料の代わりに月額29,800円。THE CKBは、ネットの商品だけで比べると、2026年9月30日のレートで月197点まではフリープラン(入荷・出荷1点2元)、198点からはスタンダード(月額9,800円)のほうが安い(THE CKBの評判)
複数の出品者から少しずつ買う 手数料が何で決まるか チャイナマートは出品者の数で手数料が変わる。3人までは5%(最低500円)、4〜10人は10%(最低1,000円)、11人以上は11%から1人ごとに1%上がる
OEMで作りたい 見積の設計 THE CKBはOEMの見積に回数の制限を設けている(8章)。見積の読み方は13-4

表示の手数料の安い順ではなく、為替の上乗せ・最低手数料・月額と定額プランの分かれ目で選ぶ、というのがこの記事の答えです。以下、その計算を順に書きます。

1. この記事の立ち位置を、先に書きます

1-1. 私はこれらの業者を使っていません

先に、この記事で何が私の経験で、何がそうでないかを分けておきます。

種類 この記事での扱い
私が実際にやったこと 中国輸入OEMを、衣類と小型機械の両方でやりました。ロゴだけを変える型と、機能を強化する型の両方です。その結果は中国OEMはオワコンかにまとめてあります
私が使っていないこと この記事に出てくる代行会社を、私は使っていません。私が中国輸入をやっていた当時の業者は、いまも同じ条件で営業しているとは限らないからです
この記事で使う事実 各社が公開している料金表・比較表の数字だけです。すべて出典を示し、確認した日付を書きます
この記事で使う判断軸 私のものです。物販をやってきた側から見て、代行会社に何を求めるかという基準です

だから、この記事に順位はつけません。使っていない会社に優劣をつけることはできません。代わりに、公開情報から実質料率を計算できる会社と、できない会社に分けます。

1-2. なぜ順位ではなく「測れるか」で分けるのか

代行会社を選ぶとき、最初に確認すべきなのは安さではありません。いくら払うことになるのかが、使う前に分かるかどうかです。

実質料率が公開情報から計算できる会社は、使う前に他と比べられます。計算できない会社は、1回使ってみるまで分かりません。この違いは、料率の1%や2%より大きいと私は考えています。

1-3. この記事で答えること

問い どこで答えるか
手数料を比べても意味がないのはなぜか 2章
では何を比べるのか 3章(実質料率の式)
為替でいくら取られているのか 4章・5章・6章(各社の公開値で計算します)
「無料」の対価はどこにあるのか 7章
各社の公開値はどうなっているか 8章・9章
私が代行に求めているもの 10章・11章
問い合わせで何を聞けばいいか 12章(質問リスト)
目的別にどう選ぶか 13章

2. 結論:代行手数料の表示は、比較に使えません

2-1. 表示手数料と、実際の負担は別物です

代行会社に払うものは、手数料だけではありません。中国国内での支払いは人民元で行われるので、そこに為替レートの上乗せが乗ります。この上乗せは、手数料の欄には出てきません。

そして上乗せの規模は、手数料に近い大きさになることがあり、手数料0円の会社ではそれが上乗せのすべてです。次の2つが、その実例です。

2-2. 「手数料5%」の会社は、実質9.9%でした

タオバオ新幹線は、サイト上部に為替レートを常時表示しています。2026年9月30日の表示は次のとおりでした。

CNY/JPY 23.45円(+為替レート1.0円)

そして料金ページに、こう書かれています。

為替手数料 人民元為替レート1元につき、プラス 1.0円の為替手数料がかかります。

出典:タオバオ新幹線「手数料について」(2026年9月30日確認)

表示の23.45円は、前日の三菱UFJ銀行の仲値(TTM)23.46円とほぼ同じです。円を人民元に替えるときの銀行のレート(TTS)は23.76円なので、適用される24.45円はTTSより0.69円高く、上乗せ率は2.90%です。同社の公式の計算例で最後まで計算した結果は5章に置きますが、結論だけ先に書くと、TTSと比べた商品代金に対する実質の負担は9.9%でした。表示の5%の2倍近くです。

2-3. 「手数料0円」でも、為替の上乗せは残ります

THE CKBは、ネットの商品のB2B仕入れで手数料が0円です。為替は公式ヘルプに「中国元→日本円のTTS+1」と書かれていて、2026年9月30日の表示は1元=24.76円でした。前日のTTS 23.76円と比べると、商品代金に対して4.2%です(8-4)。手数料が0円でも、上乗せが0円になるわけではありません。

イーウーパスポートは、自社サイトに他社との総コスト比較表を載せています。その前提として、こう明記されています。

発送重量は20kgx10箱(合計200kg)、中国元レート(TTS)1元=21.20円の場合での試算です。

そして比較表の中に「レート」という行があり、自社(GOLD会員)が22円、比較対象のA社・B社が22.2円と書かれています。

出典:イーウーパスポート「私達について」(2026年9月30日確認)

表示上の手数料 適用レート TTSとの差 20,000元での為替上乗せ
イーウーパスポート GOLD会員 0円 22.0円 +0.80円/元(3.77%) 16,000円
A社 31,080円 22.2円 +1.00円/元(4.72%) 20,000円
B社 0円 22.2円 +1.00円/元(4.72%) 20,000円

TTSとの差、上乗せ率、上乗せ額は、公表されているレートから私が計算したものです。

この表は、TTSを21.20円と仮定した試算です(同社のサイト上部の表示は、2026年9月30日には1元=24.22円でした)。その仮定の表の中でも、手数料0円の会員区分に、TTSとの差が20,000元あたり16,000円(3.77%)置かれています。この差のうちいくらが同社の取り分なのかは、表からは分かりません。また、表の「合計金額」欄では商品代金が3社とも440,000円で統一されていて、レート差が合計に反映されていません。なお、仕入れ手数料が無料なのはGOLD(月額29,800円)以上で、月額0円のFREEプランは5%です(料金プラン)。

2-4. だから、比べるべきなのは1つの数字だけです

実質料率 =(実際に払った円の総額 − TTSで換算した元建ての実費)÷ TTSで換算した商品代金

手数料が5%か0円かは、この式の中では意味を持ちません。意味を持つのは、元建ての実費を超えて、自分の口座から余分に出ていった円の額です。なお、この数字には送料の本体(元建ての実費)と、関税・輸入消費税は入っていません。仕入れの総額(着地原価)は、これに送料の本体と税金を足したものです。次の章で、この式の使い方を書きます。

3. 実質料率の出し方

3-1. 基準線を決めます

比較には基準線が要ります。ここではTTSを使います。イーウーパスポートが自社の比較表で使っている基準と同じです。

用語 意味
TTS 銀行が顧客に外貨を売るときのレート。円を人民元に替えるときに実際に適用される水準です
代行会社の適用レート 代行会社が請求のときに使うレート。TTSより高く設定されているのが通常です
為替の上乗せ 適用レート − TTS。1元あたりの円で表されます
上乗せ率 (適用レート − TTS)÷ TTS

TTSは銀行が毎営業日公表しているので、誰でも確認できます。代行会社の適用レートを見つけたら、その日のTTSと引き算するだけです。

3-2. 分子に入れるもの

入れる 理由
代行手数料(税込) 表示されている分です
為替の上乗せ(商品代金ぶん) 元建ての支払い全部にかかります
為替の上乗せ(中国国内送料・国際送料ぶん) 送料も元建てで同じレートなら、ここにも上乗せがかかります
月額料金 その月の商品代金に対する割合で入れます(7-4)
検品・梱包などのオプション 実際に使ったものだけ
決済手数料 クレジットカード決済などを選んだ場合
通関税金の立替手数料 7-5に書きます。見落としやすい項目です
入れない 理由
商品代金そのもの 分母に置きます。ただし代行会社の交渉で単価が変わることがあるので、見積を比べるときは商品代金も比べる項目です(12-5)
関税・輸入消費税 代行会社ではなく国に払うものです。税率は会社を変えても変わりません。ただし事業の輸入では、日本の輸入港までの運賃・保険料も課税価格に入るので、送料が違えば税額も変わります
国際送料の本体 本体は分けて比較します(7-2)。ただし為替の上乗せぶんは分子に入れます

3-3. 分母を商品代金にする理由

分母を「支払い総額」にすると、送料の重い商品ほど料率が下がって見えます。軽くて高い商品と、重くて安い商品を同じ表に並べられません。

商品代金を分母にすると、「この商品を仕入れるために、商品代の何割を上乗せで払ったか」が出ます。仕入れ判断に直接使えるのはこちらです。

3-4. 計算シート

項目 出し方
A 商品代金(元) 仕入先の表示価格
B 中国国内送料+国際送料(元) 請求書から
C その日のTTS(円/元) 銀行の公表値
D 代行会社の適用レート(円/元) 請求書または表示から
E 代行手数料(円・税込) 請求書から
F その他の円建て費用 月額の按分、オプション、決済手数料など
— 実質料率 { (A+B) ×(D − C)+ E + F } ÷ (A × C)

この式で出るのは、商品代金に対して何%を上乗せで払ったかです。会社を横並びにするときは、必ず同じ商品・同じ数量・同じ配送方法で出してください。

Bに同じ適用レートDを掛けるのは、送料も元建てで、商品代金と同じレートで精算する会社の場合です。THE CKBは残高を元で管理していて、送料も元で差し引かれます(8-4)。通関税金の立替手数料のように円で請求される費用は、BではなくFに入れます。送料に同じレートを使うかどうかが分からない会社には、12-1の質問3で確かめてください。

4. 為替の上乗せを、公開値で確認します

4-1. 明記している会社

会社 公開されている記載 そこから計算できること
タオバオ新幹線 「人民元為替レート1元につき、プラス 1.0円の為替手数料がかかります」。サイト上部に基準レートを常時表示(2026年9月30日は23.45円。前日の三菱UFJ銀行の仲値TTM 23.46円とほぼ同じ) 上乗せ率 0.69 ÷ 23.76 = 2.90%(適用される24.45円を、前日の三菱UFJ銀行のTTS 23.76円と比べて。基準レートと比べると1.00 ÷ 23.45 = 4.26%)
イーウーパスポート 2026年9月30日のサイト上部の表示は1元=24.22円(どの会員区分のレートかは書かれていない)。自社の他社比較表には「レート」の行があり、GOLD会員22円、A社・B社22.2円。その表の前提は「中国元レート(TTS)1元=21.20円」 サイトの表示では 0.46 ÷ 23.76 = 1.94%(前日の三菱UFJ銀行のTTS 23.76円と比べて)。比較表の仮定では 0.80 ÷ 21.20 = 3.77%(GOLD会員)
ラクマート 会員別の適用レートを毎日表示(日本時間9時30分〜11時に更新)。2026年9月29日は無料会員1元=24.46円、定額会員24.36円 上乗せ率 0.70 ÷ 23.76 = 2.95%(同じ日の三菱UFJ銀行のTTS 23.76円と比べて。無料会員)
タオタロウ 規約に「銀行TTSレート+約0.5円(参考:三菱UFJ銀行。レートは1時間ごとに更新)」。2026年9月30日0時台のサイト上部の表示は1元=24.2円 上乗せ率 0.47 ÷ 23.73 = 1.98%(同じ時間帯の三菱UFJ銀行のTTS 23.73円と比べて)
THE CKB 公式ヘルプ「チャージと資金管理の仕組み」に「中国元→日本円のTTS+1 で計算」(三菱UFJ銀行のTTSのページにリンク)。料金表・よくある質問・利用規約には記載なし。2026年9月30日のヘルプ上部の表示は1元=24.76円 上乗せ率 1.00 ÷ 23.76 = 4.21%(前日2026年9月29日の三菱UFJ銀行のTTS 23.76円と比べて)

4-2. 公開記載が見当たらない会社

China2JPは、為替の費用がかかること自体は書かれていますが、レートの決め方は、公開ページを確認した範囲では見つけられませんでした。

会社 確認したページ 結果
China2JP 中国OEM輸入代行のページ、特定商取引法に基づく表記 「仕入れ・OEM代行手数料:原則5%」「会員登録や月額契約は不要」「工場リサーチは無料」の記載があり、特定商取引法に基づく表記には、商品代金以外の必要料金として「為替・決済関連費用」とあります。ただし、レートの決め方や上乗せの幅は見当たりませんでした

ここは注意して読んでください。記載がないことは、上乗せがないことを意味しません。元建ての支払いを代行する以上、どこかのレートを使っています。公開情報からは実質料率を計算できない、というだけです。

私はこれを「悪い」ではなく「使う前に測れない」と評価します。問い合わせで確認する項目になります(12章)。

THE CKBも、この記事の前の版ではここに入れていました。料金プラン・B2B料金表・国際送料・よくある質問・利用規約には為替の記載がなく、公式ヘルプのページに書かれていたのを見落としていました。2026年9月30日に確かめ直して、4-1に移しています。

4-3. 為替の上乗せは、送料にもかかります

ここが金額を大きくします。中国国内送料も国際送料も元建てなら、そこにも同じレートが適用されます。

案件の性質 商品代に対する為替上乗せの効き方
軽くて単価が高い商品 送料が小さいので、上乗せ率に近い水準で収まります
重くて単価が安い商品 送料が商品代に匹敵することがあり、上乗せの実効率が上乗せ率の2倍近くになることがあります

5章で見るタオバオ新幹線の公式例は、後者に近い構成です(送料が商品代金の半分近くあります)。だからTTSと比べた2.90%の上乗せ率が、商品代金に対しては4.23%として効いています。

5. タオバオ新幹線の実質料率を、最後まで出します

5-1. 使うのは同社の公式の計算例です

同社の料金ページに、次の例が載っています。例の為替レートには表示した時点の日時が付いていて、ここでは2026年9月30日に表示されていた数字を使います。

項目 公式の例
商品代金 2,218元
中国国内送料 44元
日本までの国際送料 966元
商品重量 22.5kg(梱包を含む)
代行手数料 商品代金の5%+税(11,000円以上の場合)
適用レート 1元=24.45円(ページの表示は「2026-09-30 04:37:22現在」)
サイト上部の基準レート 1元=23.45円(+為替手数料1.0円)
比べるレート 三菱UFJ銀行のTTS 23.76円(2026年9月29日。同じ日の仲値TTMは23.46円)

5-2. 適用レートで、実際に払う額を出します

項目 計算 金額
商品代金 2,218元 × 24.45円 54,230円
送料(中国国内+国際) 1,010元 × 24.45円 24,695円
代行手数料 54,230円 × 5% 2,712円
消費税 2,712円 × 10% 271円
支払総額 — 81,908円

支払総額は、同社のページの計算例の合計金額(81,908円)と一致します。

5-3. TTSで換算した実費と比べます

項目 計算 金額
商品代金(TTS換算) 2,218元 × 23.76円 52,700円
送料(TTS換算) 1,010元 × 23.76円 23,998円
元建ての実費 合計 — 76,698円

5-4. 実質料率

項目 計算 結果
上乗せの総額 81,908円 − 76,698円 5,210円
実質料率 5,210円 ÷ 52,700円 9.9%
(内訳)代行手数料(税込) 2,983円 ÷ 52,700円 5.66%
(内訳)為替の上乗せ 2,227円 ÷ 52,700円 4.23%

表示されているのは「商品代金の5%」です。TTSと比べると、実際に商品代金に対してかかっているのは9.9%で、表示の2倍近くでした。為替の上乗せは手数料の欄には出てきませんが、送料にもかかるので、この例では手数料に近い大きさになっています。送料の為替差を除いて、商品代金と手数料だけで計算すると8.6%です(冒頭の表の数字)。

比べるレートを同社の基準レート(23.45円)にすると、実質は11.9%になります。基準レートは、TTSより0.31円低い仲値に近い水準だからです。この記事では、ほかの会社と同じくTTSと比べた数字を使います(前の版では、2026年8月31日に表示されていた基準レート21.65円と比べて12.5%としていました)。

5-5. さらに乗る可能性のあるもの

項目 公開されている条件
支払いの回数 商品購入時は最大3回。1回目は商品代金+中国国内送料+代行手数料、2回目は国際送料+オプション費用
決済手数料 PayPal(クレジットカード)での決済は、システム利用料として3.6%+40円が加算
予約手数料 予約品を含む一注文につき550円(税込)
キャンセル料 買い付け作業完了後の客都合キャンセルは、代行手数料全額
保管手数料 注文日が7日以上開く商品を同梱する場合や、国際送料の請求後2週間以上入金がない場合に550円

クレジットカード(PayPal)で払うと、支払うたびに、その額の3.6%+40円が加わります。この例を1回目(58,289円)と2回目(国際送料23,619円)に分けて払うと、加わるのは合計3,029円です。分母は商品代金なので、実質料率は3.6ポイントではなく約5.7ポイント上がり、15.6%になります。

誤解のないように書いておくと、この会社が特別に高いと言いたいのではありません。公開値から最後まで計算できたのが、この会社だったということです。計算できない会社が安いという保証は、どこにもありません。

6. イーウーパスポートの自社比較表を、そのまま読みます

6-1. 前提

同社が公開している比較表は、次の条件での試算です。

例として、月間で20,000元(1000個と想定)を買い付けた場合の総コストを比較しています。発送重量は20kgx10箱(合計200kg)、中国元レート(TTS)1元=21.20円の場合での試算です。

さらに注記に、市場など実店舗でOEMを注文し、サンプルを1つ作成、不良率10%、検品は各社最低料金という前提が書かれています。

6-2. 公開されている表

項目 GOLD会員 A社 B社
月額 29,800円 29,800円 29,800円
商品代金 440,000円 440,000円 440,000円
手数料 0円 31,080円 0円
OEM手数料 0円 770円 0円
レート 22円 22.2円 22.2円
検品 33,000円 44,000円 111,000円
不良品交換手数料 0円 6,660円 0円
物流 157,300円 158,730円 158,730円
梱包 0円 15,873円 97,680円
合計金額 660,100円 738,313円 841,210円

6-3. この表の読み方で、1か所だけ注意が要ります

商品代金の行が、3社とも440,000円で統一されています。しかしレートの行は22円と22.2円で違います。

20,000元をレート22円で換算すれば440,000円ですが、22.2円で換算すれば444,000円です。つまり、合計金額の欄にレート差が反映されていません。レートは別の行として並んでいるだけです。

これは指摘であって、非難ではありません。レートを比較項目として立てている比較表自体が珍しく、そこは評価できます。ただし読む側は、レート行の数字を自分で金額に直す必要があります。

6-4. レートを金額に直します

レート TTSとの差 20,000元での為替上乗せ 表示上の手数料 手数料+為替の合計
GOLD会員 22.0円 +0.80円/元 16,000円 0円 16,000円
A社 22.2円 +1.00円/元 20,000円 31,080円 51,080円
B社 22.2円 +1.00円/元 20,000円 0円 20,000円

TTSとの差、上乗せ額、合計は、公表されているレートから私が計算したものです。

商品代金(TTS換算 424,000円)に対する実質料率
GOLD会員 3.77%
A社 12.05%
B社 4.72%

6-5. ここから言えること

言えること 言えないこと
「手数料0円」でも、TTSとの差は残ります。この表では20,000元あたり16,000円です この表のA社・B社が実在のどの会社なのかは分かりません
手数料と為替を足した実質では、GOLD会員が3社の中で最も低くなります 検品・物流・梱包の金額が妥当かどうかは、この表からは判断できません
レートを比較項目に立てている以上、同社はこの項目が金額に効くことを認識しています 実際の請求時に、この22円が適用されるかどうかは、この表からは分かりません(2026年9月30日のサイト上部の表示は24.22円)

3.77%は、TTSを21.20円と仮定した表の中の数字です。今のレートで同じ計算をするには、GOLD会員に使われるレートが要りますが、公開ページには見当たりませんでした(問い合わせで聞く項目です。12-1)。また、仕入れ手数料0円はGOLD(月額29,800円)以上の条件で、月額0円のFREEプランの仕入れ手数料は5%です。

7. 「無料」の対価を探す場所は、4つです

7-1. 為替レート

ここまで見てきたとおりです。元建ての支払い全部にかかるので、金額が最も大きくなりやすい場所です。確認する方法は3-1に書きました。

7-2. 国際送料

国際送料は、代行会社が運送会社と結んだ契約をもとに、会社ごとに決めている料金です。そのうちいくらが代行会社の取り分なのかは、公開情報からは分かりません。分かるのは、同じ荷物でも、会社と便によって請求額が変わるということです。

比べるときは、同じ運送方法・同じ重量帯で並べてください。THE CKBは運送会社別・重量帯別の料金表を公開しており、最終更新日も入っています(2026年9月30日に確認したときは2026年9月24日)。イーウーパスポートは「月間350トン以上の出荷だからこそ実現できる格安送料レート」と説明していますが、料金表そのものは公開ページで見つけられませんでした。

確認すること 理由
容積重量の計算方法(除数) THE CKBの公開値では、佐川便が8,000、ヤマト便が5,000、OCS・UOFが5,000〜6,000。除数が小さいほど請求重量が大きくなります
実重量と容積重量のどちらで請求されるか 通常は大きいほうです。軽くてかさばる商品では容積側で決まります
燃油サーチャージが含まれているか 「込み」と書いてある表とそうでない表があります
遠距離料金 北海道・沖縄は加算があります
電池製品が送れるか THE CKBの公開値では、多くの便が「電池製品対応不可」

容積重量の除数は見落とされがちですが、金額への効き方は小さくありません。同じ荷物で計算してみます。

除数 40cm × 30cm × 25cm(30,000立方cm)の請求重量 除数8,000との差
8,000 3.75kg —
6,000 5.0kg +33%
5,000 6.0kg +60%

除数は私の計算ではなく、THE CKBが便ごとに公開している値です。請求重量と差は、そこから私が計算しました。同じ荷物でも、選ぶ便によって請求重量が1.6倍変わります。1kgあたりの単価だけを見て安い便を選ぶと、逆転することがあります。

7-3. 検品・梱包などのオプション

6-2の比較表で、検品が33,000円・44,000円・111,000円と3倍以上の差になっています。梱包は0円・15,873円・97,680円です。

手数料が0円でも、ここで回収する設計は成り立ちます。だから「その案件で実際に使うオプションだけ」を選んで見積もりを取らないと、比較になりません。

7-4. 月額

月額の重さは、取引の回数ではなく、その月に仕入れる商品代金の額で決まります。月に1回発注しても10回発注しても、月額の総額は同じだからです。

月額 月の商品代金10万円 50万円 100万円 300万円
9,800円 9.8% 2.0% 1.0% 0.3%
29,800円 29.8% 6.0% 3.0% 1.0%
59,800円 59.8% 12.0% 6.0% 2.0%

月額の数字は、THE CKBが公開している有料3プランの金額です(イーウーパスポートもGOLD 29,800円、GDBOOST 59,800円)。割合は私が計算したものです。

月の仕入れが10万円なのに月額29,800円のプランに入ると、それだけで商品代金の29.8%になります。月額のあるプランが得になるのは、月額で無料や割安になる従量の料金(仕入れ手数料、入荷・出荷の料金など)の合計が、月額を上回るときです。たとえばタオタロウの月額会員(月3万円)は、代理購入手数料5%が0%になるので、月の商品代金60万円で普通会員と同額になります。THE CKBは、ネットの商品だけなら、フリープランの入荷・出荷(1点2元)とスタンダードの月額9,800円を比べて、2026年9月30日のレートで月197点まではフリーのほうが安い計算です。自分の月の仕入れ額と点数を先に決めてから、プランを選ぶ順番になります。

7-5. 見落としやすい5つ目:通関税金の立替手数料

THE CKBの国際送料表に、次の記載があります。

便 公開されている記載
OCS快速便・OCSエコノミー便 輸入通関税金立替料:2.5%×(立替金) 最低支払い:600円
KS-JP 輸入通関税金立替料:3%×(立替金) 最低支払い:1,500円

関税と輸入消費税を代行会社が立て替える場合、その立替額に対して2.5〜3%がかかります。関税・消費税そのものは国に払うものなので比較の対象外ですが、この立替手数料は代行会社に払うものなので、実質料率の分子に入ります。

輸入時の税額が大きいほど、この項目も大きくなります。関税率の確認方法は個人貿易商の記事に書いてあります。

8. THE CKBの料金表は、なぜ読む価値があるか

8-1. 公開されている項目が細かい

同社のB2B料金表は、作業単位で価格が公開されています。ここまで細かく公開している例は多くありません。

項目 フリー(月額0円) スタンダード(9,800円) ビジネス(29,800円) ファースト(59,800円)
仕入れ手数料(ECサイト商品) 無料 無料 無料 無料
仕入れ手数料(市場・問屋商品) 5元/点 5元/点 4元/点 3元/点
簡易検品(相違検査) 無料 無料 無料 無料
詳細検品(表+裏) 4元/点 4元/点 4元/点 4元/点
在庫の無料保管日数 30日 45日 75日 90日

出典:THE CKB「B2B(卸・仕入れ)向け料金表」および「料金プラン一覧」(2026年9月確認)

8-2. 店舗の提案に、値札がついています

ここが、私がこの料金表を読む価値があると考えた理由です。

調査・提案の項目 フリー スタンダード ビジネス ファースト
シンプル調査(ページ上の情報収集) 1元/件 1元/件 無料 無料
詳細調査(店舗へ直接問い合わせ) 2.5元/件 2.5元/件 無料 無料
実物確認・生産スケジュール 2.5元/件 2.5元/件 無料 無料
認証確認・資格証明書確認 6.5元/件 6.5元/件 無料 無料
商品提案 4元/商品 4元/商品 無料 無料
店舗提案 6.5元/店舗 6.5元/店舗 無料 無料

「店舗提案 6.5元/店舗」という値札がついているということは、店舗(=仕入先)を提示する前提のサービスが存在するということです。これは11章で書く「情報が自分に残るか」という軸に、公開情報から届く数少ない手がかりです。

ただし、提示される店舗情報がどこまでのものか(店舗名なのか、1688のURLなのか、担当者の連絡先なのか)は、料金表からは分かりません。12章の質問リストに入れます。

もう一つ、「認証確認・資格証明書確認 6.5元/件」という項目があります。料金表の説明では「商品販売に必要な証明書や、輸出資格の有無など」を調べる項目です。電気製品を日本で売るためのPSEなどの確認や手続き(中国OEMの記事の12章に書きました)を、この料金で代わりにやってもらえるとは書かれていません。仕入れ先が証明書を持っているかを、仕入れる前に確かめてもらう費用として読むのが正確です。

8-3. OEM見積に回数制限がある、という設計

項目 スタンダード ビジネス ファースト
OEM見積(資材) 無料 無料 無料
OEM見積(アパレル・雑貨) — 月4回無料(繰り越し最大8回)/追加500元・回 月6回無料(繰り越し最大12回)/追加300元・回
OEMサンプル製作手数料 60元/回 50元/回 45元/回
OEM量産発注手数料(資材) 商品代金の5% 無料 無料
OEM量産発注手数料(アパレル・雑貨) — 無料 無料

見積に回数の上限があり、超過分に値札がついているのは、率直な設計だと思います。見積を取る作業にコストがかかるのは事実だからです。

そして利用者側から見ると、これは1回の見積の価値が金額で示されているということでもあります。追加見積が500元なら、その見積から得られる情報が500元以上の価値を持つかどうかを、自分で判断できます。

8-4. 為替は、料金表ではなくヘルプに書かれています

為替レートの決め方は、料金表・よくある質問・利用規約には書かれていません。書かれているのは、公式ヘルプの「チャージと資金管理の仕組み」のページです。為替は「中国元→日本円のTTS+1」で計算するとあり、三菱UFJ銀行のTTSのページへのリンクがあります。入金は日本円で受け付け、システムの中では中国元で管理する仕組みです。2026年9月30日にヘルプの上部に表示されていたのは1元=24.76円で、前日の三菱UFJ銀行のTTS 23.76円に1円を足した数字と一致しました。

ネットの商品のB2B仕入れは手数料が0円なので、銀行振込で入金するなら、商品代金に対する上乗せは為替の分だけで4.2%です(24.76÷23.76-1)。カードかPayPalで入金すると、手数料3.4%が入金額から引かれるとした場合で約7.9%になります。ここには月額(スタンダード以上)と、フリープランの入荷・出荷の1点2元が入っていません。

手数料の表がここまで細かくても、為替は別のページに書かれていることがあります。比べる側は、料金表だけでなく、ヘルプやよくある質問まで探す必要があります。プランごとの計算はTHE CKBの評判に置きました。

9. 各社の公開値を、そのまま並べます

9-1. 実質料率を、公開情報から計算できる会社

会社 表示されている手数料 為替の扱い 公開値から出した実質料率
タオバオ新幹線 11,000円未満:500円+税/11,000円以上:商品代金の5%+税 1元につき+1.0円と明記。基準レートをサイト上部に常時表示(2026年9月30日は23.45円、適用24.45円) 9.9%(同社の公式計算例で、送料の為替差を含む。前日のTTS 23.76円と比べて。商品代金と手数料だけなら8.6%。5章)
イーウーパスポート FREEプラン(月額0円)は仕入れ手数料5%。GOLD(月額29,800円)以上は仕入れ手数料無料で、OEMの交渉・見積・サンプル作成・発注手数料も無料と記載 2026年9月30日のサイト上部の表示は24.22円(どの会員区分のレートかは書かれていない)。自社比較表にはGOLD会員22円、TTS 21.20円という仮定 7.0%(FREEプランに表示のレートが使われる場合。前日のTTSと比べて。GOLD会員は比較表の仮定で3.77%。2-3、6章)
ラクマート 商品代金の5%(会員ランクV0・V1。ランクが上がると下がり、V10で3%)。V0〜V4で商品代金1,000元以下の注文は一律50元 会員別の適用レートを明記し、毎日更新。2026年9月29日は無料会員1元=24.46円(同じ日の三菱UFJ銀行TTS 23.76円より0.70円高い) 8.1%(無料会員・商品代金1,000元以上の場合。300元の注文では一律50元が効いて20.1%。送料ぶんの為替の上乗せは含まない。ラクマートの記事)
タオタロウ 普通会員:商品代金の5%(最低手数料の記載なし)。月額会員は月3万円で0% 規約で「銀行TTSレート+約0.5円(三菱UFJ銀行を参考、1時間ごとに更新)」。2026年9月30日0時台は1元=24.2円(同じ時間帯のTTS 23.73円より0.47円高い) 7.1%(普通会員。注文額にかかわらず。確かめた日時の為替で。タオタロウの記事)
THE CKB ネットの商品(アリババ・タオバオ等)のB2B仕入れは、全プランで仕入れ手数料0円。市場・問屋の商品は1点3〜5元。月額はフリー0円、スタンダード9,800円、ビジネス29,800円、ファースト59,800円 公式ヘルプに「中国元→日本円のTTS+1」と記載。2026年9月30日は1元=24.76円(前日の三菱UFJ銀行のTTS 23.76円より1.00円高い) 4.2%(ネットの商品を、銀行振込で入金して買う場合。カードかPayPalで入金すると約7.9%。月額と、フリープランの入荷・出荷1点2元は含まない。THE CKBの記事)

この表の数字は、送料の為替差を含むもの(タオバオ新幹線の9.9%)と含まないものが混ざっていて、注文額などの前提も会社ごとに違います。同じ日のTTSで、商品代金と手数料だけにそろえて並べた表は、冒頭の「先に答え」に置きました。

9-2. 実質料率を、公開情報から計算できない会社

会社 公開されている手数料 為替の記載 公開値から分かること
China2JP 仕入れ・OEM代行手数料は原則5%。会員登録や月額契約は不要。工場リサーチは無料 特定商取引法に基づく表記に「為替・決済関連費用」とあるが、レートの決め方は見当たらず 手数料の水準と月額なしという条件は分かる。実質料率は出せない
イーウーサポート OEMは発注金額2万円未満で一律1,000円、2万円以上は5.0%。サンプル作成は商品代の10% サイトにレート表示欄はあるが、確認時は数値が表示されず。OEMの見積事例のページに「為替レートは20.5円、当社レート+0.5円で計算」とある(事例の合計は1元=21.0円で計算。いつの事例かは書かれていない) OEMの料金体系は明確。事例では為替の上乗せが1元0.5円だが、今も同じかは分からないので、実質料率は出せない

出典:China2JP「中国OEM輸入代行」/イーウーサポート「中国OEM代行」(いずれも2026年9月確認)

9-3. イーウーサポートの料金表で、1行だけ重要なものがあります

同社のOEM料金表の注記に、次の記載があります。

※輸入規制対象品目(医療機器、一部の電気製品、化粧品など)については別途手数料をいただくご案内となります。(取り扱えない場合もございますので予めご了承ください)

電気製品のOEMを考えているなら、ここは先に確認する必要があります。日本で電気製品を売るには手続きが要ります。その手続きを代行側がどこまで担うのか、追加でいくらかかるのか、そもそも取り扱えるのかが、案件の成否を分けます。

なお同社のFAQには、日本へ発送した後の返品には対応しない旨と、製品の補償責任は負わない旨が明記されています。不良品のリスクがどこに残るのかを、契約前に確認する材料になります。

9-4. この表の使い方

やること 理由
この表をランキングとして読まない 前提が揃っていません。同じ商品・同じ数量での比較ではありません
候補を2〜3社に絞る 次のステップ(見積依頼)に手間がかかるので、絞ってから進みます
同じ商品で見積を取る これをやらないと比較になりません
3-4の計算シートで実質料率を出す ここで初めて横並びになります

10. 私が代行会社に求めるのは、安さではありません

10-1. 何に使うつもりか

私が代行会社を使うとしたら、用途は2つです。

用途 自分でやると何が問題か
OEMを作る 工場とのやり取りが中国語で、こちらの意図が正確に伝わりません
日本から直接注文できないサイトに発注する 決済と配送先の問題で、そもそも買えません

単純に商品を買うだけなら、代行を通さずに済む経路が増えています。代行に払う意味があるのは、自分では越えられない壁があるときだけです。

10-2. 求めているのは翻訳ではなく、交渉です

「日本語対応しています」という説明は、実務では幅がありすぎます。分けると、こうなります。

段階 内容 これで足りるか
1 日本語ができるスタッフがいる 問い合わせはできます。交渉はできません
2 こちらの文面を中国語に訳して送ってくれる 訳すだけなので、通らない要求は通らないままです
3 工場との商談に入って、やり取りを仲介してくれる ここから実務になります
4 価格交渉までしてくれる 金額に効きます
5 こちらの要求を、通りやすい形に組み直して交渉してくれる ここが本命です

5の意味を具体的に書きます。「もっと安くしてください」をそのまま訳しても、たいてい断られます。そうではなく、「1,000個発注するので単価をここまで下げられないか。難しければ、包装の仕様を落とす代わりに単価を下げられないか」という形に組み直せるかどうかです。

これは語学力ではなく、相手の商習慣を知っているかどうかの問題です。私が現地の工場に通訳を連れて行ったほうが良いものができたと感じたのは、この差だったと思います。

10-3. 料金体系が、交渉のインセンティブを決めます

ここは代行会社の善し悪しではなく、契約の形の話です。

代行手数料が「仕入れ代金の何%」という従量制の場合、担当者が工場と交渉して単価を下げると、その会社が受け取る手数料も同時に減ります。

料金体系 単価を10%下げたときの、代行会社の受取額 値下げ交渉をする動機
従量制(商品代金の5%) 10%減ります 手数料の式の上では、弱くなります
月額固定制 変わりません 会社側にとって中立です
作業単位の定額(1件いくら) 変わりません 会社側にとって中立です

これは、従量制の会社が交渉してくれないという意味ではありません。価格交渉をサービスとして書いている従量制の会社もあります(イーウーサポートは「価格や条件などギリギリのラインで交渉可能」と書き、見積事例に交渉前と交渉後の中国国内送料を載せています)。言えるのは、料金の式の上では、値下げが会社の受取額を減らすということまでです。だから従量制の会社を使うなら、値下げ交渉は明示的に依頼する項目になります。曖昧に「安くしてください」と言うだけでは、10-2の段階2のまま、訳して送られて終わります。

逆に月額固定制の会社では、この利益相反がありません。7-4で見たとおり月額は月の仕入れ額が大きいほど軽くなるので、仕入れ額が大きくて交渉の量も多いなら、月額のほうが構造的に噛み合います。

10-4. 「儲かる商品の提案」は、独占日数を作りません

代行会社のサービスに、需要のある商品をリストアップして提案してくれるものがあります。初心者にとっては入口として合理的です。

ただし、判定軸として1つ置いておいてください。

そのリストは、他の依頼者にも渡っているかもしれません。

仕入れ方 他の人も同じものを同じ値段で買えるか 独占できる日数
代行会社の提案リストから買う 買えます。同じリストを受け取った人がいれば同時に出品されます ゼロ、またはマイナス
自分で1688を掘って見つける 買えますが、見つけるまでの手間が壁になります 他の人が同じ商品にたどり着くまで
機能を変えたOEM 作れますが、試作の期間と費用が壁になります 模倣されるまで

「ゼロ、またはマイナス」と書いたのは、同じリストを受け取った人同士が同時に同じ商品を出品すると、値下げ競争が最初から始まるからです。自分で見つけた商品より不利になります。

独占日数という考え方はトップセラーの記事で使ったものと同じです。仕入れが楽になるほど、独占日数は短くなります。

10-5. 提案リストの正しい使い方

では提案リストが無価値かというと、そうではありません。買うためではなく、相場を知るために使います。

使い方 得られるもの
提案された商品をそのまま仕入れる 独占日数ゼロの在庫
提案された商品の中国側の価格を見て、日本の売値と比べる 「このカテゴリは中国でいくらで作れるのか」という相場感
提案の理由を聞く その会社が何を根拠に選んでいるかが分かります

2番目が本命です。これを何回か繰り返すと、自分で商品を見たときに「これは中国でいくらだな」と当たりがつくようになります。それは在庫と違って減りません。

11. 良い代行会社とは、使うほど依存度が下がる会社です

11-1. 普通の基準とは逆です

良い代行会社の定義
一般的な基準 何でもやってくれる会社。任せる範囲が広いほど良い
私の基準 使うほど、その会社に頼まなくてよくなる会社

理由は単純で、代行会社に依存している間は、こちらの利益率が代行会社の料金体系で決まってしまうからです。実質料率が12%なら、その12%は毎回出ていきます。

一方、中国側の相場と工場の情報が自分に蓄積されていけば、代行を使う範囲を狭められます。「全部お願いします」から「この交渉だけお願いします」に変えられれば、払う金額が下がります。

11-2. 情報が自分に残るかどうか

同じ調査を頼んでも、返ってくるものの粒度で価値がまったく違います。

段階 返ってくるもの 次回、自分で同じことができるか
A 工場名、商品ページのURL、MOQ、単価、材質、仕様、納期、見積書、やり取りの記録 できます
B 「弊社の提携工場です」という説明と、条件の数字だけ できません。毎回その会社を通すことになります
C 「この商品がおすすめです」という商品名だけ できません。しかも根拠も分かりません

Aなら、1回の調査で得た情報が次回以降も使えます。Bは、その会社を使い続ける前提の設計です。Cは、情報というより広告に近いです。

どの会社がA・B・Cのどれかは、公開情報からは判定できません。代行会社にとって、Aは自分の存在価値を減らす行為だからです。書いてあるはずがありません。

11-3. だから、聞くしかありません

ここが、この記事で順位をつけなかった理由でもあります。私が最も重視している軸が、公開情報では測れません。

測る方法は2つです。1つは問い合わせて聞くこと(12章)。もう1つは、小さく1回使って、返ってきたものを見ることです。

方法 コスト 分かること
問い合わせて聞く 時間だけ 回答の姿勢は分かります。実際にそうするかは分かりません
1件だけ調査を依頼する 数元〜数百円(会社による) 実際に返ってくるものが分かります

THE CKBのフリープラン(月額0円)で「詳細調査 2.5元/件」を1回頼めば、返ってくる粒度が分かります。この金額なら、比較のためのテストとして成立します。ここが、月額0円のプランがあることの実務上の価値だと思います。

11-4. 成長の段階

依頼の内容が、この順番で変わっていけば、依存度は下がっています。

段階 依頼の内容 払っているもの
1 「この商品を探して買ってください」 探す手間と、買う手間の両方
2 「1688でこの商品のOEM工場を5社探してください」 探す手間
3 「この5社のMOQと価格を比較してください」 問い合わせの手間
4 「この工場に、この条件で交渉してください」 交渉だけ
5 自分で工場を見つけ、交渉だけ頼む 交渉だけ。しかも回数が減ります

4と5では、払う金額も減りますが、それ以上に判断のスピードが変わります。自分で候補を絞れるので、代行会社の返事を待つ回数が減ります。中国OEMの記事で書いたとおり、OEMで一番効くのは拘束日数です。待ち時間が減ることは、料率が下がること以上に効きます。

12. 問い合わせで確認する質問リスト

12-1. 料金について聞くこと

質問 この質問で何が分かるか
1 請求に使う為替レートは、どの時点の何を基準に決めていますか 実質料率が計算できるかどうか。ここが最大の項目です
2 基準に対する上乗せは、1元あたり何円ですか 3-1の計算に必要な数字です
3 その上乗せは、商品代金だけにかかりますか。中国国内送料と国際送料にもかかりますか 4-3のとおり、ここで金額が大きく変わります
4 この案件(商品・数量・配送方法を指定)で見積を出してもらえますか 実際の総額。同じ条件で各社に出してもらいます
5 その見積に含まれていない費用は何ですか 後から乗る項目を先に出してもらいます

1と2に明確に答えない会社は、実質料率が計算できません。それが即座に「悪い」わけではありませんが、比較の対象からは外れます。

12-2. 情報が自分に残るかを聞くこと

質問 読み方
1 調査してもらった工場の名称は教えてもらえますか 教えない場合、11-2のBです
2 その工場の1688などの商品ページURLは共有してもらえますか URLがあれば、次回は自分で見られます
3 工場から届いた見積書は、原本またはその内容をそのまま共有してもらえますか 加工された数字だけだと、何が交渉の余地なのか分かりません
4 工場とのやり取りの内容は共有してもらえますか 断られる理由の傾向が分かると、次の依頼が精確になります
5 将来その工場と直接取引する場合、制限はありますか 契約上の制限があるなら、先に知っておく必要があります

5番目について補足します。制限があること自体は、不当ではありません。代行会社が時間をかけて開拓した取引先を守るのは当然です。知っておくべきなのは、制限があるかどうかを事前に把握できるかどうかです。後から知ると、こちらの事業計画が崩れます。

12-3. OEMについて聞くこと

質問 読み方
1 見積は、100個・500個・1,000個のように数量別に取ってもらえますか MOQと単価の関係が分かると、発注量を自分で決められます
2 金型費・版代・パッケージ費は、単価と分けて出してもらえますか 分けないと、2回目以降の単価が読めません
3 サンプル作成の費用と日数はどのくらいですか 拘束日数の計算に直結します
4 不良品が出た場合、費用と返品の負担はどう分かれますか ここが契約で決まっていないと、全部こちらに残ります
5 電気製品・化粧品などの規制対象品目は扱えますか。追加費用はいくらですか イーウーサポートの料金表にあるとおり、別途手数料や取扱不可の場合があります

12-4. 返答の読み方

返ってきたもの 読み方
数字で答えてくる 比較の対象になります
「案件によります」で終わる 案件を具体的に示して、もう一度聞きます。それでも数字が出ないなら、比較できません
質問には答えず、別のプランを勧めてくる こちらの評価軸と、その会社の売りたいものが合っていません
工場情報の共有を明確に断る 11-2のBです。それでも料率が十分低ければ選ぶ理由はあります

断られること自体は問題ではありません。問題なのは、断られたことに気づかないまま契約することです。だから先に聞きます。

12-5. 同じ案件で、3社に見積を出してもらいます

質問への回答が揃ったら、次は見積です。相見積もりを取るのは正当な商行為ですし、代行会社の側もそれを前提にしています。

重要なのは、費目を分けて出してもらうことです。総額だけを比べても、どこで差がついたのかが分かりません。

分けて出してもらう費目 差がついたときに読めること
商品代金(元建て) ここに差があるなら、仕入先が違うか、商品代に上乗せが乗っています
適用レート(円/元) 為替の上乗せ。TTSと引き算します
中国国内送料(元建て) 仕入先から代行倉庫までの距離で変わります
代行手数料 表示どおりかを確認します
検品・梱包の各オプション 使う項目だけを選んで比べます
国際送料(便名・請求重量・除数つき) 7-2のとおり、除数で1.6倍変わります
通関税金の立替手数料 7-5の項目です

元建ての費目と、円建ての費目を分けてもらうのがポイントです。分けてもらえば、3-4の計算シートにそのまま入ります。

3社の見積で、どこに差が出たか 読み方
商品代金(元)が違う 同じ商品を指定したのに元建て単価が違うなら、理由を聞きます
レートが違う 為替の上乗せの差です。金額に直して比べます
国際送料が違う 便名・請求重量・除数を揃えてから比べ直します
オプションが違う 同じ作業を指定できているか確認します

この作業は面倒ですが、1回やれば以後は使い回せます。そして、この比較のためにやり取りした記録そのものが、11-2で言う「自分に残る情報」の最初の1つになります。

13. 目的別の選び方

13-1. まず、自分がどれなのかを決めます

目的 効いてくる項目 あまり効かない項目
単純転売(少量・回数多め) 実質料率、最低手数料、月額の有無 OEM対応、工場リサーチ
日本から注文できないサイトへの発注 対応サイトの範囲、決済の代行、実質料率 OEM対応、商品提案
OEM(ロゴ変更) 見積の回数と費用、サンプル費用、量産手数料 商品提案
OEM(機能追加) 交渉の段階(10-2の5)、数量別見積、不良品の負担、規制対象品目の扱い 月額の安さ
小ロットでテストしたい 最低手数料、MOQ交渉、月額なしで使えるか 大量発注時の割引

13-2. 単純転売なら、実質料率がほぼ全部です

単純転売では、代行会社が何を提案してくれるかはあまり関係ありません。10-3のとおり、提案リストから買っても独占日数が作れないからです。

見るのは実質料率と、少額発注時の条件だけです。タオバオ新幹線が「11,000円未満は500円+税」という定額を置いているのは、少額のテスト発注をする人向けの設計だと読めます。

13-3. 日本から注文できないサイトへの発注なら、対応範囲を先に確認します

この用途では、そもそも扱えるかどうかが最初の関門です。料率の比較はその後です。

13-4. OEMなら、見積の設計を見ます

OEMで一番効くのは料率ではなく、拘束日数です。見積のやり取りが1往復増えるごとに、納品が数週間遠のきます。

見るところ 理由
見積を何回まで無料で取れるか 回数制限があるなら、1回の依頼で数量別の見積をまとめて取る組み立てが要ります
1回の依頼に、複数工場を含められるか 比較のためには複数社の見積が要ります
サンプル作成の費用と日数 ここが実際の待ち時間になります
規制対象品目を扱えるか 扱えない場合、その時点で候補から外れます

13-5. 小ロットでテストしたいなら、月額なしから始めます

7-4のとおり、月額は月の仕入れ額が小さいほど重くなります。テスト段階では仕入れ額が小さいので、月額のあるプランは不利です。

THE CKBのフリープラン(月額0円)やChina2JPの「会員登録や月額契約は不要」という条件は、この段階に向いています。そして11-3のとおり、この段階は「その会社が何を返してくるか」を測る段階でもあります。

13-6. 最終的に目指すのは、代行を使わなくてよくなることです

この記事の結論はここです。

代行会社は、こちらが越えられない壁を越えるための道具です。壁がなくなれば、使う理由も減ります。実質料率が12%なら、その12%は使い続ける限り毎回出ていきます。

だから、選ぶときの基準は「何をやってくれるか」ではなく、「使った結果、自分に何が残るか」です。残るものがある会社を選べば、払う金額は年々下がっていきます。残るものがない会社を選ぶと、料率が下がる理由がありません。

14. 分かったことと、分かっていないこと

14-1. 分かったこと

問い 答え
手数料を比べれば選べるか 選べません。手数料0円の会社にも為替の上乗せがあり、手数料5%の会社は為替を足すと実質7〜9%になるからです
実際どのくらい差があるか 同じ日のTTSと比べると、手数料5%の4社は商品代金と手数料だけで7.0〜8.6%、手数料0円の1社は4.2%でした。公式の計算例を送料の為替差まで入れて計算すると、表示5%に対して実質9.9%です
「手数料0円」はどういう意味か 為替の上乗せが残るという意味です。THE CKBはTTS+1円で4.2%。イーウーパスポートの自社比較表(仮定の試算)でも、手数料0円の会員区分にTTSとの差が20,000元あたり16,000円(3.77%)あります
では何を比べるか 実質料率です。式は3-4に置きました
「無料」の対価はどこにあるか 為替、国際送料、検品・梱包オプション、月額の4つ。加えて通関税金の立替手数料(2.5〜3%)
良い代行会社とは 使うほど、その会社に頼まなくてよくなる会社です
それは公開情報で分かるか 分かりません。聞くか、小さく1回使って測るしかありません

14-2. 分かっていないこと

分かっていないこと なぜ分からないか
この記事に出てくる各社の実際のサービス品質 私はこれらの会社を使っていません。使った人の評価ではありません
China2JP・イーウーサポートの為替レート 公開ページで記載を確認できませんでした。上乗せがないという意味ではありません
各社が工場情報をどこまで開示するか 11-2のA・B・Cのどれかは、公開情報では判定できません
公開されている料金が、実際の請求と一致するか 見積を取らないと確認できません
イーウーパスポートの比較表のA社・B社が実在のどの会社か 表に社名がありません
各社の対応の速さ、担当者の質 使っていないので分かりません。ここは実際に使った人の情報を探してください

14-3. この記事の数字の性質

種類 該当するもの
各社が公開している数字 手数料率、月額、レート、オプション料金、送料、立替手数料。すべて出典と確認日を示しています
私が計算したもの 上乗せ率、実質料率、月額の按分(月の仕入れ額に対する割合)。計算過程は本文に書いてあります
私の判断軸 実質料率で比べること、独占日数で提案リストを見ること、依存度が下がる会社を良しとすること
私がやったこと 中国輸入OEM(衣類・小型機械/ロゴ変更型・機能追加型)。詳細は中国OEMの記事にあります
私がやっていないこと この記事に出てくる代行会社の利用

料金は改定されます。この記事の数字は2026年9月に公開ページを確認したもので、冒頭の表と5章のレートは2026年9月29〜30日の値です。実際に依頼するときは、そのときの公表値と見積で確認してください。

14-4. 出典

内容 出典
代行手数料、為替手数料(1元+1.0円)、決済・予約・保管の各手数料、公式の計算例 タオバオ新幹線「手数料について」
他社比較表(レート22円/22.2円、TTS 21.20円)、リサーチ・OEMの無料範囲 イーウーパスポート「私達について」
料金プラン(FREE 仕入れ手数料5%、GOLD 月額29,800円で無料ほか)、サイト上部の表示レート イーウーパスポート「料金プラン」
月額4プラン、仕入れ手数料、調査・提案手数料、OEM見積の回数、在庫保管料 THE CKB「料金プラン一覧」「B2B料金表」
国際送料、容積重量の除数、通関税金立替料(2.5%・3%) THE CKB「国際送料一覧」
THE CKBの為替(中国元→日本円のTTS+1)、入金方法ごとの手数料 THE CKB ヘルプ「チャージと資金管理の仕組み」
代行手数料原則5%、月額契約不要、工場リサーチ無料 China2JP「中国OEM輸入代行」
商品代金以外の必要料金(為替・決済関連費用など) China2JP「特定商取引法に基づく表記」
OEM料金体系、規制対象品目の注記、返品・補償に関するFAQ イーウーサポート「中国OEM代行」
OEMの見積事例(為替レート20.5円、当社レート+0.5円)、交渉についての記載 イーウーサポート「ODM・OEM代行」
比べるときに使ったTTS・TTB(2026年9月29日の中国元:TTS 23.76円、TTB 23.16円) 三菱UFJリサーチ&コンサルティング「外国為替相場」(三菱UFJ銀行の公表相場)
課税価格に、輸入港までの運賃・保険料が入ること 税関「関税定率法(抄)」第4条

いずれも2026年9月に公開ページで確認したものです。

14-5. このURLの前の版について

このURLには以前、別の内容を載せていました。タイトルは「中国輸入代行徹底比較|月収50万円への最短ルート!失敗ゼロの選び方完全ガイド」でした。

前の版の記述 取り下げる理由
「月収50万円への最短ルート」 前提条件のない金額です。何をどれだけ仕入れて、いくらで売った場合の話なのかが書かれていません
「失敗ゼロの選び方」 失敗しない選び方は存在しません。代行会社を選んだ時点では、返品も不良品も価格競争も何も決まっていません

代行を使わずに本家のタオバオで自分で買う方法や、日本向けアプリのTAOとの使い分けは、タオバオの買い方の記事に書いています。

14-6. 関連する記事

知りたいこと 記事
OEMをやった結果と、その損益計算 中国OEMはオワコンか
独占日数という考え方 トップセラーで儲からない理由
関税と輸入時の税金 個人貿易商の年収
代行を使わない場合の仕入れ経路 電脳せどり
卸から仕入れる場合の掛率の構造 卸売と転売の違い
利益率と回転率のどちらを見るか せどりの利益率と回転率
Amazonで売る場合の出品制限 Amazon出品制限
1社の代行サービスを、評判より先に料金表・規約で見る チャイナマートの評判
販売者向け代行の手数料と為替を、自分の注文額で計算する ラクマートの評判
小さい注文でも手数料5%の、販売者向け代行の料金と規約 タオタロウの評判
ネットの商品は仕入れ手数料0円の代行で、為替・送料・規約を公式で読む THE CKBの評判

 

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