アリエクのおすすめ|1回外して取り返せるかで決めています

アリエクのおすすめ|1回外して取り返せるかで決めています QOL

アリエクで実際に買って、買ってよかったと思っているものが12あります。ケーブル、車のフィルター、耳栓、スマホケース、ワイヤレスイヤホン、ミニPC。

一方で、日本で買ったほうがよかったものもあります。電動歯ブラシは、こちらで2,000円前後のものを買って1年ほどで壊れ、次は日本のAmazonで2,500円のものを買いました。

並べてみて、分けているものが1つに絞れました。値段そのものではなく、日本価格との差が、1回外したときに取り返せる大きさかどうかです。

そして12のうち1つだけ、安く買えたのに詰まったものがあります。

1. 先に、この記事の前の版を取り下げます

1-1. 私が使っていない商品を並べていました

このURLには以前、「おすすめ神商品30選」として商品名を列挙した記事を載せていました。

そこに並んでいた商品の大半を、私は買っていません。キーボード、タブレット、充電器。買っていないものを「神コスパ」「コスパ最強」と書くことはできません。取り下げます。

1-2. 根拠のない数字と断定

前の版の記述 問題
「Choiceマーク付き商品の配送成功率は99%以上(※筆者体感およびコミュニティデータ)」 数えていません。体感を割合で書くことはできません
「この2つのルールさえ守れば、Amazonと同等の品質のものを、半額以下で手に入れることができます」 品質を比較した記録がありません
「Amazonで有名なあの上位ブランドと同じ工場で作られた高性能品」 確認していません
「7,000円で3万円の音がすると言われる打鍵感」 伝聞です。しかも私はそのキーボードを買っていません
「もはやアリエクはギャンブルではありません」 私は偽物と思われるものを2回掴んでいます(偽物の見分け方)

1-3. 「Choiceだから買う」という順番も取り下げます

前の版は、Choiceマークを選択の第一条件に置いていました。私はそういう選び方をしていません。

Choiceは認定された倉庫から発送され、ものによっては日本に在庫があってすぐ届きます。速いのは確かです。ただし、Choiceだから買っているのではなく、欲しいものを探した結果がそうだっただけです。順番が逆でした。詳しくはAliExpressの評判に書きました。

1-4. この記事で答えること

問い どこで答えるか
買っていいかどうかの判定 2章
実際に何を買ったのか 3章
なぜ差が大きくなるのか 4章
買っていいものの条件は 5章〜8章
寿命が先に決まっているものは 9章
安くても失敗するのはどんなときか 10章
逆に日本で買っているものは 11章
自分の欲しいものをどう探すか 12章
仕入れとして使えるか 13章

2. 結論:1回外して取り返せるかどうかで決まります

2-1. 判定の式

直接買うと安くなります。ただし、届かない・壊れている・思っていたものと違う、ということが起きます。だから、1回外したときに取り返せるかどうかで見ます。

内容
1回あたりの節約額 日本価格 − 直接買った価格
1回外したときの損失 直接買った価格(そのぶんが使えません)
取り返しに必要な回数 直接買った価格 ÷ 1回あたりの節約額

2-2. 実際に当てはめます

日本価格 直接買った価格 1回の節約 取り返しに必要な回数
スマホケース 2,000円以上 その半額程度 約1,000円 1回
電動歯ブラシ 2,500円 2,000円前後 約500円 4回

金額は記録を取っていないので、感覚での数字です(3-2)。

電動歯ブラシは、4回買ってやっと1回の失敗を取り返せる計算です。そして電動歯ブラシは年に4回も買いません。実際、1年で壊れました。

スマホケースは半年ごとに交換します。1回失敗しても、次の1回で取り返せます。

2-3. 目安は「日本価格の半額」です

上の式を整理すると、こうなります。

直接買った価格が日本価格の半額なら、取り返しに必要な回数は1回です。半額より安ければ1回未満、つまり1回外しても、まだ得をしています。

日本価格に対して 取り返しに必要な回数 判定
4分の1 0.33回 1回外しても、まだ得です
3分の1 0.5回 同上
半額 1回 境界
8割 4回 買う頻度によっては、取り返せません

半額に届かないものは、直接買う意味が小さくなります。そして半額に届くかどうかは、日本でその商品にどれだけ上乗せが乗っているかで決まります(4章)。

2-4. ただし、止まる条件があります

12のうち1つ、半額以下で買えたのに詰まったものがあります。車のカスタムパーツです。

モノは安く手に入りました。取り付けてくれる業者を見つけるのが難しかったのです。部品代がいくら下がっても、取り付け費用は下がりません。10章に書きます。

3. 実際に買って、よかったもの

3-1. 一覧

買ったもの 買った理由
車の消耗品(フィルター) 年1回交換するので、互換品で問題ありません
ロボット掃除機の交換部品 同上
互換リモコン 中古で買った家電にリモコンが付いていませんでした
3Mの耳栓(50個単位) まとめ買いすると日本より安く買えました
スマホケース 半年ごとに交換します。日本で2,000円以上出すなら、半額で買って使い潰すほうがいいと考えました
USB Type-C充電ケーブル 消耗品だからです
光デジタル出力ケーブル シールド処理された頑丈なものが日本より安く、使っていて壊れる気配がありません
HDMIケーブル 高いリフレッシュレートに対応するものが、日本より登場が速く安価。規格も更新されるので、ほどほどのものを買います
寝具カバー エジプト綿の高スレッドのものが日本より安価でした
ワイヤレスイヤホン ANCとLDACに対応したものが5,000円以下。どうせバッテリーで寿命が決まるので、ほどほどのものを選びます(9章)
ミニPC(AMD Ryzen) 2年以上、電源を入れっぱなしで動いています。システムトレードとヤフオクの監視に使っています(9章)
車のカスタムパーツ 世界中で売られている車種なら社外品が豊富で、日本より安い。ただし取り付け業者を見つけるのが難しい(10章)

3-2. 価格については、記録を取っていません

先に断っておきます。

私は各商品の購入価格を記録していません。だからこの記事に、両者の価格を並べた比較表は出てきません。書けるのは、日本で買うより安かったという事実と、その理由だけです。

金額の感覚があるのは3つだけです。スマホケース(日本で2,000円以上、その半額程度)、ワイヤレスイヤホン(5,000円以下)、電動歯ブラシ(2,000円前後と2,500円)。この記事の計算はこの3つを使っています。

価格を並べた表は、書けば見栄えがしますが、記録がないのに数字を置くことになります。そして為替と価格は変わるので、置いた瞬間から古くなります。残したいのは金額ではなく、なぜ差がつくのかという理由のほうです。

3-3. 並べると、種類が分かれます

型 該当するもの 詳しくは
規格が世界共通 ケーブル3種、フィルター、掃除機の部品、カスタムパーツ 5章
交換周期が寿命より短い フィルター、掃除機の部品、スマホケース、ケーブル類 6章
日本と販売単位が違う 3Mの耳栓(50個単位) 7章
日本に流通していない/来るのが遅い 互換リモコン、HDMIの新しい規格、寝具カバー 8章
寿命を消耗部品が決めている ワイヤレスイヤホン、ミニPC 9章

ひとつの商品が複数に当てはまることもあります。当てはまる数が多いほど、日本価格との差が大きくなります。つまり2-3の半額に届きやすくなります。

4. なぜ、差が大きくなるのか

4-1. 日本価格に乗っているものは、商品によって違います

2-3で「日本価格の半額に届くかどうか」と書きました。届くかどうかは、日本でその商品にどれだけ上乗せが乗っているかで決まります。

上乗せの中身 厚くなる商品 直接買うと
中間マージン 買う人が限られる商品(4-2) 消えます
ブランドの価格 指名で買われる商品(9章) 消えます
保証 長く使う商品 付いてきません
即納 すぐ要る商品 付いてきません

上の2つが厚い商品ほど、半額に届きます。下の2つしか乗っていない商品では、差が小さくなります。電動歯ブラシがそれでした(11章)。

4-2. 買う人が限られる商品は、競争が働きません

私が買ったものの多くは、本体ではなく、本体に付けるものでした。

本体 本体に付けるもの
買う人 誰でも その本体を持っている人だけ
日本での市場 大きい 小さい
価格競争 働きます 働きにくい

ロボット掃除機のフィルターを探す人は、その機種を持っている人だけです。比べる相手が少なければ、値段は下がりません。

4-3. ところが、規格は世界共通です

ここが逆転する部分です。

USB Type-Cも、HDMIも、光デジタル出力も、世界中で同じ規格です。車のフィルターも、同じ車種が世界で売られていれば、同じ部品が世界中で必要とされます。

日本の市場は小さくても、世界の市場は小さくありません。同じものが、桁違いの数だけ流通しています。

日本で買う 直接買う
市場 本体を持っている日本人だけ 世界中
競合の数 少ない 多い
流通の段階 輸入業者・卸・小売 短い

4-4. 本体でも、差が大きくなることがあります

ただし「本体は日本、周辺は直接」という単純な分け方にはなりません。

私はミニPCとワイヤレスイヤホンを直接買っていて、どちらも本体です。この2つは、別の理由で差が大きくなっています。9章に書きます。

上乗せの4分類そのものはAliExpressの評判にまとめてあります。

5. 条件①:規格が世界共通であること

5-1. 型番か規格で指定できるもの

買ったもの 何で指定できるか
USB Type-Cケーブル 端子の形状と、対応する電力・転送速度
HDMIケーブル 規格のバージョンと、対応する解像度・リフレッシュレート
光デジタル出力ケーブル 端子の形状
車のフィルター 車種と型番
ロボット掃除機の交換部品 機種名

指定できるということは、届いたものが合っているかどうかを自分で確かめられるということです。刺さるか、入るか、動くか。それだけで判定できます。

5-2. 逆に、指定できないものは避けています

指定できるもの 指定できないもの
端子の形、寸法、型番、規格のバージョン 質感、耐久性、成分
届いて確かめられます 使い込むまで分かりません

右側は、偽物の見分け方で書いた「使うまで分からない型」と同じです。規格で指定できるものは、そもそもその型に入りません。

5-3. 光デジタルケーブルは例外的でした

ケーブル類は消耗品として買っていますが、光デジタル出力ケーブルだけは違います。

シールド処理された頑丈なものが日本より安く買えて、今のところ壊れる気配がありません。結果として、消耗品ではなく長く使うものになっています。

ここで効いているのは、作りが外から見えることだと思います。シールドの有無や被覆の太さは、届けば分かります。

6. 条件②:交換周期が、寿命より短いこと

6-1. 壊れる前に捨てるなら、耐久性は問題になりません

買ったもの 交換のタイミング 耐久性の差は出るか
車のフィルター 年1回 出る前に交換します
ロボット掃除機の交換部品 定期的に 同上
スマホケース 半年ごと 同上
USB Type-Cケーブル 傷んだら 消耗前提です

5年目に差が出る商品でも、1年で交換するなら関係ありません。これが、互換品でも問題にならない理由です。

6-2. スマホケースの計算

日本で買う 直接買う
1個あたり 2,000円以上 その半額程度
交換の頻度 半年ごと(年2個)
年間 4,000円以上 2,000円程度

この計算の前提は、日本で2,000円以上のものを半額程度で買っていること、半年ごとに交換することです。金額の記録は残していないので、感覚での数字です。

ここで重要なのは金額ではありません。半年で交換するものに、2,000円の耐久性は要らないということです。

6-3. HDMIケーブルは、規格のほうが先に変わります

これが分かりやすい例です。

高いリフレッシュレートに対応するHDMIケーブルは、日本より登場が速く、しかも安価でした。そして規格そのものが数年で更新されます。

ケーブルが壊れる前に、規格のほうが新しくなります。

だから、ほどほどのものを買うほうが合理的だと判断しました。高い耐久性に払っても、その耐久性を使い切る前に買い替えることになります。

6-4. 判定の仕方

問い はいなら
次に交換するのはいつか、決まっているか 条件を満たします
その時期は、製品が壊れるより早いか 耐久性の差は顕在化しません
規格や仕様が、その前に変わるか なおさら、高いものを買う理由がありません

7. 条件③:日本と、販売単位が違うこと

7-1. 同じ商品でも、売り方が違います

3Mの耳栓を50個単位で買っています。これは日本で買うより安く手に入りました。

日本の小売 直接買う
売り方 数個入りのパッケージ 50個単位などの箱
想定している買い手 一般の消費者 使い続ける人、業務で使う人
1個あたりの単価 高い 下がります

商品そのものは同じです。違うのは売る単位だけです。日本の小売は小分けにして売るので、その分の手間とパッケージ代が単価に乗ります。

7-2. これはブランド品でも成立します

ここが他の条件と違うところです。

3Mは実在するメーカーです。偽物を買っているわけではありません。同じメーカーの同じ製品を、違う単位で買っているだけです。

偽物の見分け方では「有名ブランドの激安品は値段で分かる」と書きましたが、単位が違うことによる価格差は、その「異常な安さ」とは別のものです。1個あたりで見れば下がっていても、1回の支払額は上がります。

7-3. 成立する条件

条件 理由
使い切れる量であること 使い切らなければ、安く買った意味がありません
劣化しないこと 使い切る前に劣化するなら、量を増やす意味がありません
保管場所があること 50個の箱を置く場所が要ります

耳栓はこの3つを満たしました。逆に、消費期限や劣化があるものでは成立しません。

8. 条件④:日本に流通していない、または来るのが遅いこと

8-1. 互換リモコン

中古で買った家電に、リモコンが付いていませんでした。

状況
純正のリモコン 本体とセットで流通するもので、単体では手に入りにくい
日本の互換品 その機種向けのものがあるとは限りません
直接買う場合 世界中の機種向けの互換品が流通しています

これは「安く買えた」ではなく「他に手段がなかった」に近いです。そして中古品を直して使う場面では、こういう欠品がよく起きます。

私が修理部品を同じ経路で調達している話は個人貿易商の年収に書きました。構造は同じです。必要になってから、その1点だけを探します。

8-2. 新しい規格に対応したもの

HDMIケーブルで書いたとおり、高いリフレッシュレートに対応する製品は、日本より登場が速いことがあります。

日本で待つ 直接買う
入手できる時期 遅い 速い
価格 — 安価
払っているもの — 待たない、という選択

8-3. 寝具カバー

エジプト綿の高いスレッド数のものが、日本より安価でした。

ここは素材と仕様で指定できるジャンルです。綿の種類も、スレッド数も、数字と名称で書かれています。5-1で書いた「指定できるもの」に当てはまります。

ただし、実際にその仕様どおりかを個人が測る手段はありません。触った感触で判断するしかない部分は残ります。

8-4. この条件だけ、注意が要ります

偽物の見分け方で、こう書きました。

偽物のリスクが高いのは、有名ブランドではありません。日本で正規に買えないものです。

この8章の条件は、そこと重なります。日本に流通していないということは、本物を手に取ったことがないということでもあるからです。

買うもの 確かめられるか
互換リモコン 確かめられます(動くかどうかで判定できます)
HDMIケーブル 確かめられます(映るかどうか、その解像度で出るか)
寝具カバー 仕様どおりかは確かめられません

同じ条件を満たしていても、確かめられるかどうかで安全度が変わります。

9. 寿命を、消耗部品が決めている場合

9-1. ワイヤレスイヤホン

ANCとLDACに対応したものを、5,000円以下で買っています。以前はAirPodsやBOSEのノイズキャンセリングイヤホンを使っていました。

以前使っていた上位ブランド 今使っているもの
価格帯 大きく上 5,000円以下
ノイズキャンセリング あり あり
対応コーデック — LDACに対応しています
私の満足度 変わりませんでした

満足度が変わらなかった、というのがこの記事でいちばん書きたかったことのひとつです。そして機能で見ると、LDACとANCが使える今のモデルのほうが上です。

9-2. どちらを買っても、寿命は同じでした

理由ははっきりしています。

ワイヤレスイヤホンは、高いものを買っても2年から3年でバッテリーがだめになり、買い替えることになります。

高いものを買った場合 安いものを買った場合
寿命を決めるもの 内蔵バッテリーの劣化
2〜3年後 どちらも買い替えです
そこまでに払った額 大きい 小さい

寿命を決めているのが交換できない消耗部品なら、本体の価格に払っても寿命は伸びません。そして、そのバッテリーの劣化は保証で戻るものでもありません。

9-3. 2〜3年分の性能だけ買えばよくなります

2章の式に当てはめます。

内容
買い替えの周期 2〜3年(バッテリーで決まります)
その周期を超える耐久性 使い切れません
払うべき金額 2〜3年使える性能の分だけ

これは6-3で書いたHDMIケーブルと同じ構造です。あちらは規格が先に新しくなり、こちらはバッテリーが先にだめになります。どちらも、製品が壊れる前に買い替える理由が来ます。

9-4. ミニPC(AMD Ryzen)

内容
買ったもの AMD Ryzenを積んだミニPC
使い方 2年以上、電源を入れっぱなし
用途 システムトレードと、ヤフオクの監視
状態 壊れずに動いています

これは本体です。それでも直接買いました。

用途が決まっていて、その用途に必要な性能がはっきりしているからです。常時起動で決まった処理を回すだけなら、必要な性能は先に決まります。

9-5. 単機能で使うなら、上限が決まります

汎用の1台として使う 用途を決めて使う
必要な性能 後から増える可能性があります 先に決まります
壊れたときの影響 大きい その処理が止まるだけです
払うべき金額 余裕を見ます 必要なぶんだけで足ります

2年以上動いている、というのは結果であって、買う前に分かっていたことではありません。壊れる可能性は当然ありました。ただし2章の式で見れば、日本価格との差が大きければ、1回外しても取り返せます。

9-6. この2つに共通すること

先に決まっている上限
イヤホン 寿命の上限(バッテリーの劣化)
ミニPC 必要な性能の上限(用途が決まっています)
結果 上限を超えて払う理由がありません

本体か周辺かではなく、上限が先に決まっているかどうかです。決まっていれば、その上限までで足ります。決まっていなければ、余裕のあるものを選ぶことになります。

10. 止まる条件:取り付けに、他人の手が要ること

10-1. モノは安く買えました

車のカスタムパーツです。

世界中で売られている車種なら、社外品が豊富に流通していて、日本で買うより安く手に入ります。ここまでは、他の11品と同じでした。

10-2. 詰まったのは、その後です

取り付け業者を見つけるのが難しい。

部品が安く手に入っても、自分で取り付けられないものは、そこで止まります。

他の9品 車のカスタムパーツ
届いた後 自分で完結します 他人に依頼する必要があります
依頼先 — 見つけるのが難しい
結果 使えます 安く買えても、使えるまでが遠い

10-3. 安さは、取り付け費用で消えます

ここが計算になります。

内容
部品代の差 安くなります
取り付け費用 部品代とは無関係にかかります
探す手間 受けてくれる業者を探す時間がかかります
断られる可能性 持ち込みの部品を扱わないところがあります

部品代がいくら下がっても、取り付け費用は下がりません。そして部品が安いほど、取り付け費用の比率が上がります。

10-4. だから、判定は「自分で完結するか」です

届いた後に必要なこと 判定
差す、はめる、貼る、置く 自分で完結します
工具で交換する(自分でできる範囲) 完結します
専門の業者に依頼する 止まる可能性があります
資格や設備が要る 同上

私が買ってよかったと思っている11品は、全部いちばん上か2番目でした。差す、はめる、貼る、交換する。それだけで使える状態になります。

安いかどうかを見る前に、届いた後に自分で完結するかを見てください。

11. 逆に、日本で買っているもの

11-1. 電動歯ブラシ

直接買った場合(無名メーカー) 日本のAmazon(Xiaomi)
価格 2,000円前後 2,500円
実際の寿命 1年ほどで壊れました —
保証 — 1年
到着 待ちます 翌日

2,500円 ÷ 2,000円 = 1.25年。Xiaomiのものが1年3か月以上持てば、年あたりでは安くなります。しかも1年保証が付いています。

差額はわずか500円でした。日本価格2,500円に対して、直接買った価格は2,000円。半額どころか、8割です。

計算
1回あたりの節約 2,500円 − 2,000円 = 500円
1回外したときの損失 2,000円
取り返しに必要な回数 2,000円 ÷ 500円 = 4回

電動歯ブラシを4回買い直す間に、取り返す計算です。そんなに頻繁には買いません。そして実際、1年で壊れました。

ここでは4-1の上乗せのうち、中間マージンもブランドの価格も厚くありませんでした。日本でも競争が働いていて、Xiaomiが2,500円で売っているからです。残っていたのは保証と即納だけで、それが500円で買えるなら、そちらが勝ちます。

11-2. 水出しポッド

日本メーカーのものをAmazonで買いました。パッキンなど、写真では判断できない部分で差が出るためです。

5-2で「指定できないもの」と書いたのがこれです。ゴムや樹脂の密閉部品は、劣化が時間差で出ます。買った直後のレビューには出てきません。

11-3. 分かれ目

差が大きいもの 差が小さいもの
日本での競争 働きにくい(買う人が限られます) 働いています
中間マージン 厚い 薄い
保証の価値 低い(買い直せます) 高い
日本価格の半額に 届きます 届きません
結果 直接買う 日本で買う

この4つの上乗せの分け方はAliExpressの評判にまとめてあります。

12. 欲しいものを、自分で探す

12-1. おすすめリストより、自分の必要から始めます

この記事に商品名の一覧はほとんど出てきません。私が買ったのは、私が必要としたものだからです。

同じものが必要な人は多くないはずです。だから渡せるのは、リストではなく探し方になります。

12-2. 型番と規格で探します

探すもの 検索に使うもの
車のフィルター 車種名、または純正部品の型番
掃除機の交換部品 機種名
互換リモコン 家電の型番、またはメーカー名
ケーブル類 端子の形状と、対応する規格

日本の商品ページに書かれている型番を、そのまま検索に入れます。純正品の型番で互換品が出てくることがあります。

12-3. 画像から探すこともできます

日本のECサイトで見つけた商品の画像を保存して、画像で検索する方法があります。

やること 分かること
日本の商品ページの画像を保存する —
その画像で検索する 同じ画像が使われている出品が見つかることがあります
価格を比べる 中間マージンがどれだけ乗っていたかが分かります

同じ画像が使われているということは、同じ商品である可能性が高いということです。ただし確実ではありません。画像だけを流用している出品もあります。

12-4. 探すのは「安いもの」ではありません

順番を間違えないでください。

欲しいものを決めてから探します。安いものの中から欲しいものを選ぶのではありません。

1-3で書いたとおり、Choiceマークから選ぶのも同じ間違いです。先に条件を絞ると、必要でないものを買うことになります。

13. 買う前に確認すること

13-1. 5つの問い

順番 問い いいえの場合
1 届いた後、自分で完結するか 取り付けが要るなら、そこで止まる可能性があります(9章)
2 型番や規格で指定できるか 指定できないものは、届いても確かめられません(5章)
3 次に交換する時期が決まっているか 長く使うものなら、耐久性の差が出ます(6章)
4 それは急いで必要か 急ぐなら、日本で買ったほうが確実です
5 日本価格の半額以下で買えるか 届かないなら、1回外しただけで逆転します(2章)

13-2. 5番目が、いちばん効きます

1から4は、外したときに気づけるかどうかの話です。5番目だけが、外したあとに取り返せるかどうかを見ています。

日本価格に対して 1回外したら
半額より安い それでも得をしています
半額ちょうど 次の1回で取り返します
半額に届かない 何回か買わないと取り返せません

そして「何回か買う」は、買う頻度が高い商品でしか成立しません。数年に1度しか買わないものは、取り返す機会が来ないうちに買い替え時期が来ます。

13-3. 偽物の判定は、別の記事にあります

私は偽物と思われるものを2回掴んでいます。見分けが必要になるのは、返金で取り返せないものだけです。

商品 見分ける必要
高額で、問題を数値で示せるもの 低い(返金が通ります)
単価が安いもの 高い(申請の手間が金額に見合いません)
成分や効能が問題になるもの 最も高い(立証できません)

詳しくはアリエクの偽物の見分け方に書きました。この記事で挙げた10品は、全部その表の1行目にあたります。動くか、刺さるか、入るかで判定できるからです。

13-4. 待てるかどうかを、先に決めます

返金は機能しますが、待った日数は戻りません。再注文すれば、また同じ配送日数がかかります。

この計算はAliExpressの評判にあります。急いで必要なものは、この記事の対象外です。

13-5. 仕入れとして考えるなら

ここまでは自分で使う話でした。売る目的なら、確認することが増えます。

自分で使う 売る
不具合が出たら 自分が困るだけです 買った人に影響が出ます
日本の法規への適合 — 輸入した自分が責任を負います
商標 — 互換品の表示に注意が必要です

13-6. この記事の12品は、そのまま商材にはなりません

電気を通すもの、バッテリーを内蔵するものは、電気用品安全法(PSE)の対象になることがあります。表示義務や届出義務を負うのは、製造事業者または輸入事業者です。海外の売り手がマークを付けていても、日本に輸入するのは自分です。

届出事業者がその届出に係る型式の電気用品について前二項の規定により表示を付する場合でなければ、何人も、電気用品に第一項の表示又はこれと紛らわしい表示を付してはならない。

出典:電気用品安全法(昭和三十六年法律第二百三十四号)第十条(e-Gov法令検索)

表示を付けられるのは、届出をした事業者だけです。そして輸入して国内で売る場合、その届出をするのは輸入した自分になります。

対象になるかどうかは、電池単体か機器内蔵か、どういう機器なのかで変わります。この論点は個人貿易商の年収に、経済産業省の解釈例の参照先も含めて書きました。自分の形態がどこに当たるかは、必ず一次資料で確認してください。

13-7. 1点あたりの利益が薄いカテゴリです

ケーブルやフィルターは単価が低く、1点あたりの粗利が小さいカテゴリです。国際送料を何点で割れるかという計算が必要になります。

その計算はアメリカ輸入代行の記事に置いてあります。国は違いますが、構造は同じです。単品では成立せず、まとめて送らないと国際送料を吸収できません。

14. 分かったことと、分かっていないこと

14-1. 分かったこと

問い 答え
買っていいかは何で決まるのか 1回外して取り返せるかどうかです。取り返しに必要な回数=直接買った価格 ÷ 1回あたりの節約額
目安は 日本価格の半額です。半額なら1回、半額より安ければ1回未満で取り返せます
電動歯ブラシで失敗した理由 2,500円に対して2,000円。取り返しに4回かかる計算でした。そんなに買いません
なぜ半額に届く商品があるのか 買う人が限られる商品は、日本で価格競争が働かないからです。一方、規格が世界共通なら市場は世界にあります
買っていい条件は ①規格や型番で指定できる ②交換周期が寿命より短い ③日本と販売単位が違う ④日本に流通していない ⑤寿命や必要性能の上限が先に決まっている
互換品で問題ないのはなぜか 年1回交換するなら、5年目の差は出る前に交換されるからです
HDMIケーブルに高いものを買わない理由 ケーブルが壊れる前に、規格のほうが新しくなるからです
3Mの耳栓が安いのはなぜか 同じ商品を、違う単位で買っているからです。日本の小売は小分けにして売ります
イヤホンで上位ブランドをやめた理由 満足度が変わらなかったからです。高くても2〜3年でバッテリーがだめになり、寿命は伸びません。機能ではLDACとANCに対応した今のモデルのほうが上でした
ミニPCを直接買った理由 用途が決まっていて、必要な性能の上限が先に決まっていたからです。2年以上、電源を入れっぱなしで動いています
安くても失敗するのは 取り付けに他人の手が要るものです。部品代が下がっても、取り付け費用は下がりません
本体か周辺かで決まるのか 決まりません。本体でも、上限が先に決まっていれば直接買います(9章)
おすすめリストは役に立つか 私が買ったのは私が必要としたものです。渡せるのはリストではなく、判定の式です

14-2. 分かっていないこと

分かっていないこと なぜ分からないか
各商品の購入価格 記録を取っていません。金額の感覚があるのはスマホケース、イヤホン、電動歯ブラシの3つだけです(3-2)
以前使っていたイヤホンの価格 覚えていません。だから9-1に具体的な金額差は書いていません。書けるのは満足度が変わらなかったという事実だけです
音質の客観的な比較 測定していません。9-1は私の満足度の話であって、性能の比較ではありません
ミニPCが何年持つか 2年以上動いている、という以上のことは言えません。買う前に分かっていたことでもありません
寝具カバーが仕様どおりか 綿の種類やスレッド数を測る手段がありません。触った感触で判断しています(8-3)
光デジタルケーブルの耐久性 今のところ壊れていない、という以上のことは言えません
互換品の長期的な影響 純正品と比べて長期で検証したわけではありません。年1回交換する範囲で問題が出ていない、というだけです
私が買っていないジャンル キーボード、タブレット、充電器は買っていません。前の版に並んでいたそれらについて、私は何も言えません
Choiceの配送成功率 数えていません。前の版の「99%以上」は取り下げました(1-2)
車のカスタムパーツの取り付け先 受けてくれる業者を見つけられていません。そこで止まっている状態です(10章)

14-3. この記事の数字の性質

種類 該当するもの
私が実際に買ったもの 3-1の12品。すべて自分で使うために買っています
私が実際に日本で買ったもの 電動歯ブラシ、水出しポッド(11章)
私が計算したもの 取り返しに必要な回数(スマホケース1回、電動歯ブラシ4回)、スマホケースの年間コスト。前提は各章に書いてあります
私の判断軸 1回外して取り返せるかで見ること、届いた後に自分で完結するかを先に見ること、交換周期と製品寿命を比べること
私がやっていないこと 価格の記録、キーボードやタブレットの購入、車のカスタムパーツの取り付け

価格も為替も変わります。この記事は2026年9月時点のものです。そして私が必要としたものが、読む人にとって必要とは限りません。使ってほしいのは商品名ではなく、2章の式と13-1の5つの問いです。

14-4. 出典

内容 出典
電気用品の表示を付けられる者(第10条) 電気用品安全法(昭和三十六年法律第二百三十四号)(e-Gov法令検索)
電気用品安全法の対象範囲と義務の所在 経済産業省の解釈例。参照先は個人貿易商の年収にまとめています

この記事の本体は、私が実際に買ったものの記録です。だから外部の出典はこの2つだけです。商品の評価に引用できる公的な資料はありません。

14-5. 関連する記事

知りたいこと 記事
日本のECとの使い分けと、返金の実際 AliExpressの評判
偽物をどこで見分けるか アリエクの偽物の見分け方
修理部品の調達と、PSE・輸入者義務 個人貿易商の年収
部品を輸入して直して売る採算 修理転売は儲からない?
単価の低いものをまとめて送る計算 アメリカ輸入代行
中間流通が消えると何が起きるか 中国輸入は儲からない?
日本で売られている製品の元をたどる 中国OEMはオワコンか
利益額ではなく拘束日数で割る考え方 せどりの利益率と回転率

関連記事:AliExpressで買う

 

── 無料メール講座(全6章・14通)──
真面目に働いても給料が上がらないのは、
あなたの能力ではなく
買い手が一社しかいないからです。
売り手が多数いて、買い手が一者しかいない市場では、
価格は買い手の内部規則で決まります。
転職しても、買い手が別の一社に変わるだけ。
構造は変わりません。
必要なのは努力の量でも我慢でもなく、
会社以外に
「自分の判断にお金を払う相手」
を一つ持つこと。
月3万円で構いません。
それだけで、組織との距離の取り方が変わります。
動かない録画機器を1,000円以下で仕入れ、
中古ドライブ(部品代2,000円)に交換。
ついでに容量を増やして15,000円で販売。
── 20年の現場から、実例の一部
この無料講座で扱う内容
  • 壊れた商品のどこに価格差が眠るのか
    「歪みの4類型」
  • 手数料・送料・作業時間まで含めた
    「1件の利益計算式」
  • 絶対に手を出してはいけない
    「除外リスト7項目」
  • 6日目には、元手ゼロで
    今週できる実践ワーク(約70分)
※手を動かさずに稼ぐ方法をお探しの方には向きません。
そのことも講座内で明記しています。
20年
現場での実践
全14通・2週間。
1通3〜5分で、通勤中にも読み切れる分量です。
まずは14通の無料講座で、
「第二の買い手」という考え方を確認してください。
登録30秒・無料・いつでも解除できます


「第二の買い手」を作る14通を無料で読む →

※後半に有料商品のご案内があります。
第1通の冒頭で明記します。

にほんブログ村の「せどり」ランキングに参加しています

にほんブログ村 小遣いブログ せどりへ PVアクセスランキング にほんブログ村
QOL

コメント