「Amazon 返品 無料にする方法」で調べて来られた方に、先に結論を書きます。
Amazonの返品で返送料が無料(Amazonの負担)になるのは、公式のヘルプに書かれている5つの場合です。不良品・破損品のとき、Amazon.co.jpが発送した服・靴・バッグ(試着したあとでも30日以内)、Amazon.co.jpが発送した30万円未満の時計・ジュエリー、Alexaで注文した商品、そしてこれらと同じ箱で一緒に返すときです。それ以外の自分の都合の返品は、返送料は自分の負担です。最後に決めるのは、注文履歴から返品を始めたときに画面に出る返送方法と、差し引かれる金額です。商品によっては独自の条件があります。
返品の理由を「不良品」にして無料にする方法も検索されていますが、Amazonのヘルプは、返品された商品の状態が返品理由と合わない場合、返金されずに着払い(自分の負担)で送り返されることがあると書いています。私の考えは、やるなら自己責任です。私はFBAで売っていた側でもあり、「不良品」の理由で戻ってきた商品に問題がなかったことは、たまにありました。
返品の手順やコンビニからの出し方はAmazonの返品方法に書いています。この記事は、返送料がかかるかどうかだけを扱います。発送元・商品の種類・返品の理由を選ぶと、返送料がかかるかを出すツールは7章にあります。
1. 先に、立場を書きます
| 項目 | 私の場合 |
|---|---|
| 買う側 | 本の角が折れて届いたとき、破損品として着払いで返品した |
| 売る側 | せどりで仕入れた商品をFBAで売っていた。返品理由が「不良品・破損」なのに、戻ってきた商品に問題がなかったことが、たまにあった |
| 返品理由を偽ることへの見方 | 自己責任 |
| この記事で売っているもの | ありません |
2. 返送料が無料になる5つの場合
Amazonのヘルプ「返送」は、返送料を「着払い(Amazon.co.jpの負担)」と「元払い(お客様のご負担)」に分けています。着払いで返せるのは次の場合です。
| 無料になる場合 | 条件 |
|---|---|
| 1. 不良品・破損品 | 商品代金(税込)、配送料・手数料、ギフトラッピング料を全額返金するか、同じ商品と交換(ヘルプ「返品・交換の条件」)。ヘルプ「返品時の返送方法」も、商品や配送の問題による返品は返送料を返金するとしている |
| 2. 服・ファッション小物、シューズ・バッグ | Amazon.co.jpが発送した商品で、受注生産品は除く。試着したあとでも、到着から30日以内。使用済みとみなされる状態は返品できない。Amazon Fashionのページは「条件あり、一部出品者・衛生用品などは対象外」としている |
| 3. 時計・ジュエリー | Amazon.co.jpが発送した商品で、30万円(税込)未満。到着から30日以内 |
| 4. Alexa(音声ショッピング)で注文した商品 | 非デジタル商品は無料返品の対象。返品にかかる配送料が、商品代金の返金から概ね7日以内に自動で返金される |
| 5. 上の商品と同じ箱で返す | 「元払いによるご返送」に当たる商品と「着払いによるご返送」に当たる商品を同梱する場合は、その荷物を着払いで返送する。送るときに送料を立て替えなくてよい、という扱いで、返金額はそれぞれの商品の条件で決まる |
2と3で返金されるのは、商品代金(税込)と国内返送料です。配送料・手数料・ギフトラッピング料は戻りません。服や靴の試着は室内で、商品タグをつけたまま行うように書かれていて、しわやソールの汚れ、香水やたばこのにおい、化粧汚れが付いたものは使用済みとみなされ、返品できません。下着・靴下・水着・マスクなどの衛生用品は、不良品・破損品でない限り返品できません。
5は、無料にする裏ワザとして紹介されることがありますが、ヘルプの「返送」にそのまま書かれている扱いです。複数の商品を返すときは、それぞれの返品受付IDを同封します。
3. 無料にならない場合と、かかるお金
上の5つに当たらない自分の都合の返品(イメージと違った、間違えて注文した、いらなくなった)は、元払いで、返送料は自分の負担です。返品の画面で選んだ方法によっては、返送料が返金額から差し引かれます。金額は返品の画面に出ます。
| 自分の都合の返品 | 返金(Amazon.co.jpが発送する商品) |
|---|---|
| 未使用・未開封 | 商品代金(税込)を全額。配送料・手数料・ギフトラッピング料は戻らない |
| 開封した | 商品代金(税込)の50%。メーカーの箱が破損していても開封済みとみなされる |
元払いが必要な商品を着払いで送ると、返金額から返送料が差し引かれます(ヘルプ「返送」)。返品の画面で着払いを選べても、理由が自分の都合なら、あとで差し引かれると考えておきます。トレーディングカードやフィギュア、開封した消耗品など、そもそも自分の都合では返品できない物もあります(詳しくはAmazonの返品方法の5章)。
4. 返品の画面で「任意の方法で返送する」と出たら、戻るのは500円
不良品などAmazonの負担になる返品でも、返品の画面で「任意の方法で返送する」と出た場合は、元払いで送ります。この場合、商品や配送の問題による返品なら、配送センターが受け取ったあとに500円の返送料が返金されます(ヘルプ「返品時の返送方法」)。送料が500円を超えた分は戻らないので、着払いや集荷を選べるなら、そちらにします。検索で出てくる「Amazonの返品送料500円」は、この扱いのことです。
5. 返品の理由を「不良品」にすると、どうなるか
5-1. Amazonのヘルプに書かれていること
| ヘルプ | 書かれていること |
|---|---|
| 返品・交換の手続きをする | 返品商品の状態が返品理由と合致しない場合、返金手続きに時間がかかるか、返金を承れず着払い(お客様の返送料ご負担)で商品を送り返す場合がある。返品・交換の理由によっては、返送料が返金額から減額される場合がある |
| 返品・交換の条件 | 製造元または保証元が初期不良と認定していない場合(液晶パネルのズレ、ドット抜け、使用後の外観の傷など)は、お客様都合とみなす。Amazonは、交換や返金のために問題を確認できる写真の提供をお願いする場合がある |
つまり、理由を偽って無料で返しても、返品された商品で状態を見られます。合わなければ、返金されないうえに、送り返される送料も自分の負担になることがある、ということです。
5-2. 出品者の側から見ると
私はFBAで売っていた側でもあります。返品理由が「不良品・破損」なのに、戻ってきた商品に問題がなかったことは、たまにありました。また、お客さんから返品された商品は、新品で売った物でも、戻ってきたら新品としては売れず、中古になりました。理由を偽った返品の手間とお金は、見えないところで出品者が持っています。
5-3. 私の考え|やるなら自己責任
理由をどう選ぶかは、選ぶ人が決めることです。ただ、5-1のとおり、状態が理由と合わなければ返金されないことがあるとヘルプに書かれています。やるなら、そのリスクを分かったうえで、自分の責任でやることだと考えています。無料にしたいなら、まず2章の5つに当たらないかを確かめるほうが確実です。
6. 出品者が発送した商品は、出品者の条件で決まる
出品者が販売・発送した商品は、返送料も返品の条件も、出品者が設定した返品・交換の条件によります。ヘルプは、マーケットプレイスの出品者はAmazon.co.jpと同等の返品・交換の条件を設定しているとしています。注文履歴から注文を選ぶと、出品者の返品ポリシーを確認できます。返品は注文履歴の「商品の返品」から出品者に返品リクエストを送り、48時間以内に、国内の返送先住所、前払いの返品用ラベル、返品不要の返金のどれかの案内を待ちます。どれもなければ、マーケットプレイス保証の申請を検討します(ヘルプ「Amazonマーケットプレイス 商品の返品・返金」)。出品者への連絡のしかたはAmazonの出品者に連絡する方法に書いています。
出品者が販売し、Amazon.co.jpが発送する商品(FBA)は、2章と3章の扱いになります。ただし、交換は受け付けていないので、不良品でも返金になります(ヘルプ「返品・交換の手続きをする」)。
7. 返送料がかかるかを出すツール
だれが発送したか、商品の種類、返品の理由を選ぶと、返送料が無料になるか、返金がいくらになるかの扱いを出します。
30日を過ぎていると、ツールは返送料の判定まで進みません。Amazon.co.jpが発送した商品を注文履歴から返品するときは、到着後30日以内に商品の発送を終えるよう書かれています(ヘルプ「返品・交換の条件」)。届いた日を入れずに使うときは、30日以内であることを先に確かめてください。トレーディングカードや化粧品など、自分の都合では返品できない商品はツールでは見分けないので、3章とヘルプの商品別の条件を確かめてください。
8. よくある質問
「返品無料」と書いていない商品でも、返品できますか?
できます。Amazon.co.jpが発送する商品は、原則として到着から30日以内なら、自分の都合でも返品できます。ただし、返送料は自分の負担で、開封していれば返金は商品代金の50%です(3章)。
返送料はいくらですか?
自分の都合の返品で差し引かれる金額は、返品の画面に出ます。不良品・破損品を「任意の方法で返送する」で返した場合は、配送センターが受け取ったあとに500円が返金されます(4章)。
プライム会員なら、返品は無料になりますか?
ヘルプ「返送」の着払い・元払いの分け方は、商品と返品の理由で決まっていて、プライム会員かどうかで変わるとは書かれていません。
まだ受け取っていない商品は?
届く前や玄関で受け取る前なら、返品ではなく受け取り拒否という方法があります。扱いはAmazonの受け取り拒否にまとめています。
梱包がひどくて、商品が壊れて届きました
破損品なので着払いで返品できます(2章の1)。メーカーの箱だけが傷んでいる場合の扱いは、Amazonの梱包がひどいときに書いています。
返品の画面で着払いを選べたら、無料ですか?
選べても、元払いが必要な商品を着払いで返した場合は、返金額から返送料が差し引かれます(ヘルプ「返送」)。無料になるかは、2章の5つに当たるかで決まります。
9. まとめ
- 返送料が無料になるのは、不良品・破損品、Amazon.co.jpが発送した服・靴・バッグ(試着後も30日以内)、30万円未満の時計・ジュエリー、Alexaで注文した商品、そしてそれらと同じ箱で返す場合。
- それ以外の自分の都合の返品は、返送料は自分の負担。開封していれば返金は商品代金の50%。
- 不良品を「任意の方法で返送する」で返すと、戻るのは500円。
- 返品の理由を「不良品」にしても、状態が合わなければ返金されず、自分の負担で送り返されることがある。やるなら自己責任。
- 出品者が発送した商品は、出品者の返品の条件で決まる。
10. 出典
- Amazonヘルプ「返送」(2026年10月3日確認)
- Amazonヘルプ「返品時の返送方法」(2026年10月3日確認)
- Amazonヘルプ「返品・交換の条件」(2026年10月3日確認)
- Amazonヘルプ「返品・交換の手続きをする」(2026年10月3日確認)
- Amazonヘルプ「Amazonマーケットプレイス 商品の返品・返金」(2026年10月3日確認)
- Amazon Fashion「30日間 試着品の返品・交換の送料無料」(2026年10月3日確認)
11. あわせて読む
| 記事 | この記事とのつながり |
|---|---|
| Amazonの返品方法 | 返品の手順、コンビニからの出し方、自分の都合で返品できない物 |
| Amazonの梱包がひどいとき | 壊れて届いたときの返品・交換と、箱だけが傷んだときの扱い |
| Amazonの受け取り拒否 | 受け取る前なら、返品ではなく受け取り拒否 |
| Amazonの出品者に連絡する方法 | 出品者が発送した商品の返品 |
| Amazonへの問い合わせ方法 | 返品で分からないことがあるときの、カスタマーサービスへのつなぎ方 |
| FBAとは | 出品者がAmazonの倉庫に預けて発送してもらう仕組み |
12. この記事について
この記事は、破損品を着払いで返品した買う側の経験と、FBAで売っていた側の経験、Amazonの公開ヘルプをもとに書きました。返品・返送料の条件はAmazonの変更で変わることがあります。手続きの前に、注文履歴に出る返品の案内とAmazonのヘルプをご確認ください。

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