「アリババ系列のサイトがたくさんあってよく分からない」
「使いやすいのはどのサイト?」
「個人輸入は簡単?」
稼いでいるせどらーの多くが、アリババグループから中国からの個人輸入を行っています。
しかし中国語や英語のサイトでは、利用がなんだか難しそうに感じる方も多いのではないでしょうか。
系列のサイトが色々あって違いがよく分からなかったり、中国の業者は不良品が多いイメージがあったりして、何かとチャレンジしにくい領域です。
そこでこの記事では、アリババグループからの個人輸入を成功させるために、次の内容を解説していきます。
- アリババグループの概要
- 個人輸入に使えるアリババ系サイト
- 個人輸入の方法
- おすすめの輸入代行業者
- 注意点
インターネットを通じて世界中から仕入れられるようになった今、ライバルせどらーの中でも中国輸入がスタンダードになりつつあります。
アリババグループの各サイトは、豊富なラインナップの中から安い商品を見つけるのに最適です。
この記事を参考に注意点も理解しながら、ぜひせどりに活用していきましょう。
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アリババってどんな会社?30秒でサクッと解説
アリババグループは、中国で通販サイトを数多く手がける会社の名前です。
正式にはAlibaba Group(阿里巴巴集団)と表記します。
2016年にはアメリカのウォルマートを抜いて、世界一の流通総額を誇るECサイト系企業となりました。
日本のせどらーでも、アリババグループのサイトを使って仕入れている人がたくさんいます。
アリババグループでは、個人向けから業者向けまで幅広いショッピングサイトを運営。
サイトによって出品者や購入のルールに違いがあるので、自分に合った仕入れ先を見つけ出すことが重要です。
アリババグループで個人輸入に使えるサイト6選
個人輸入に使えるアリババグループのサイトは主に6つ。
- 1688.com(アリババ)
- alibaba.com
- タオバオ(淘宝網)
- Tmall(天猫)
- AliExpress
- 閑魚
それぞれのサイトがどのようなユーザー向けに作られているのか1つずつ解説していきます。
1.1688.com(アリババ)
公式サイト | https://www.1688.com/ |
売り手 | 中国の業者 |
買い手 | 中国の業者 |
アリババグループと同じ「アリババ」の名前が付いたショッピングサイト。グループ名や他のサイトと区別するために、1688(イチロクハチハチ)と呼んで区別されることが多いです。
中国の業者間取引向けのサイトですが、日本人の個人でも登録できます。
ただし登録には中国の銀行口座が必要なので注意。
卸売サイトのようなイメージで、業者から直接購入できます。
中国国内向けということから完全中国語で、国際発送には未対応のサイトです。
1688については関連記事「【中国輸入】アリババ1688の購入方法を徹底解説!登録の仕方・ページの見方を覚えて安く仕入れよう」で解説しているので、ぜひ確認してみてください!
2.alibaba.com
公式サイト | https://www.alibaba.com/ |
売り手 | 世界中の業者 |
買い手 | 世界中の業者 |
alibaba.comは国際版のサイトで、呼び方を「アリババ」として1688.comと区別されています。
業者向けサイトですが、日本人の個人でもクレジット払いなら登録可能。
物価の高い国からも出品され、1688よりも価格は高めの傾向があります。
世界中から利用されることを想定しているため、サイト内では英語が使われています。しかし日本語への自動翻訳機能もあるので、言語の壁は感じにくいです。
3.タオバオ(淘宝網)
公式サイト | https://world.taobao.com/ |
売り手 | 中国の業者・中国の個人ユーザー |
買い手 | 中国の個人ユーザー |
中国国内向けのショッピングサイトで、個人の購入者を対象にしています。
出品には中国の銀行口座が必要ですが、購入だけならクレジットカードで登録OKです。
業者から個人まで幅広い出品者から商品を購入できます。
タオバオについては関連記事「【完全攻略】タオバオの買い方7STEP!スマホ版の便利機能や代行業者の利用方法を紹介」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
4.Tmall(天猫)
公式サイト | https://www.tmall.com/ |
売り手 | 中国の業者 |
買い手 | 中国の個人ユーザー |
Tmallはタオバオから派生したショッピングサイトです。
タオバオでは個人ユーザーも商品を売っていることに対し、Tmallでは業者しか出品していません。
Tmallにログインするには、タオバオで作ったアカウントを使います。
出店にあたり保証金や法人登記に関するルールがあるので、信頼性が高い業者が多く参加していることが特徴。
なおタオバオからもTmallの商品を検索できます。
5.AliExpress
公式サイト | https://ja.aliexpress.com/ |
売り手 | 中国の業者 |
買い手 | 世界中の個人ユーザー |
AliExpressでは、中国企業が世界中の一般ユーザーに向けて商品を提供しています。
海外からの利用を想定しているので、出品者とのやりとりは基本英語です。
クーポンを活用すれば、初期設定の価格よりもさらに安く仕入れできます。
AliExpressは「【画像あり】AliExpressの使い方を徹底解説!安く買うにはクーポンや招待コードの活用がおすすめ」にて詳しく解説しています。ぜひご覧ください!
6.閑魚
公式サイト | https://2.taobao.com/ |
売り手 | 中国の個人ユーザー |
買い手 | 中国の個人ユーザー |
タオバオの中古品ジャンルから派生した、中国最大のフリマサイトです。
日本のメルカリと同じように、個人ユーザー同士で取引されています。
タオバオで作ったアカウントでログインできます。
日本への発送が可能かどうかは、出品者に問い合わせをしてみてください。
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アリババグループで個人輸入する3つの方法
アリババグループから個人輸入する際の選択肢は主に3つ。
- 自分で注文する
- 輸入代行業者を使う
- 現地のパートナーに購入を依頼する
それぞれの方法についてメリットやデメリットを紹介していきます。
1.自分で注文する
アリババグループのサイトから、自分で注文する方法です。
日本でAmazonや楽天市場を使うような感覚で、商品選びから決済まで自分で行います。
〈メリット〉
仲介を挟むことなくサイト内の出品価格で購入できることが最大のメリット。他の方法では、業者などのサポートを受けるために手数料がかかり、仕入れ原価が圧迫されてしまいます。
〈デメリット〉
アリババグループの出品者はほとんどが中国人です。サイト内の商品説明やメッセージは中国語か英語で書かれているので、正しく意味を理解できなければトラブルの原因になります。
万が一トラブルが起こった際は、出品者との交渉や運営側への問い合わせも、外国語を読み書きしながら自分で進めなければなりません。
2.輸入代行業者を使う
輸入代行業者とは、次のような流れで輸入をサポートしてくれる会社のこと。
- ユーザーから注文を受け取る
- ユーザーの代わりに、アリババグループのサイトから注文通りに買い付けを進める
- 中国に持つ倉庫で商品を一時受け取りする
- 検品してから日本で待つユーザーにあらためて商品を送る
〈メリット〉
各ショッピングサイトの出品者とは、輸入代行業者がやり取りをしてくれます。質問があったら輸入代行業者に伝えるだけで良いので、中国語や英語が分からなくても問題ありません。
〈デメリット〉
輸入代行業者の利用には手数料がかかります。
また、注文が受理されるまでの間に希望の商品が売り切れてしまうことも。仲介を挟む分、自分で注文するよりも取引のスピーディさが課題となるでしょう。
3.現地のパートナーに購入を依頼する
友達やSNSで見つけたパートナーなどに代理購入を依頼する方法です。
主な輸入のステップは次の通り。
- パートナーに欲しい商品を伝える
- 代わりに注文してもらう
- 自分の住所に届けてもらう
輸入代行業者を使った仕入れとステップは似ていますが、個人同士のやり取りなので融通が効きやすいです。
〈メリット〉
対応している輸入代行業者が少ない1688や閑魚でも、パートナーさえ同意してくれれば仕入れを進められます。パートナーとの話し合いによっては、輸入代行業者を使うよりも安い報酬で仕入れを請け負ってくれるでしょう。
〈デメリット〉
リアルで頼れる相手がいなければ、信頼できる取引相手を自分で探さなければなりません。SNSや掲示板で知り合った相手では、詐欺に遭う可能性もあります。
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アリババグループに対応している輸入代行業者5選
アリババグループのショッピングサイトから安心して仕入れるには、輸入代行業者を使う方法がおすすめです。
出品者との外国語でのやり取りを代わりに行ってくれるので、日本人でも仕入れへの不安を減らせます。
アリババグループから買い付してくれる輸入代行業者は、主に5つ。
- チャイナマート
- ラクマート
- タオバオ新幹線
- イーウーパスポート
- チャイナ・トレーディング
こちらで手数料や対応サイトを確認し、自分に合った輸入代行業者を見つけましょう。
1.チャイナマート
仕入れ先 |
|
代行手数料 |
|
為替レート | +5円 |
チャイナマートでは、次の2つの仕入れプランが用意されています。
- チャイナマートが検品してから配送する「おまかせプラン」
- 提携する配送業者に商品を預け、一括梱包で配送する「一括直送プラン」
不良品を仕入れるリスクを最小限に抑えたいなら「おまかせプラン」、何度も取引していて信頼できる出品者から買い付けるなら「一括直送プラン」がおすすめです。
為替レートが+5円とやや高い分、送料は通常の半額程度で利用できます。
チャイナマートについては関連記事「【日本語対応】チャイナマートの使い方を画像付きで紹介!評判・支払い方法・送料まで徹底解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.ラクマート
仕入れ先 |
|
代行手数料 | 3〜5% |
為替レート | +1円 |
ラクマートでは、仕入れに使った累計金額が多いほど、手数料が安くなる仕組みです。
最初は5%から始まり、累計利用金額が3,000万円以上で最安値の手数料に。
アリババグループのサイトの他に、ラクマートに出店する直営店舗からも仕入れられることが特徴です。
ラクマート直営店舗からの仕入れでは、100%良品保証をうたうほど、自信を持った不良品対策を提供しています。
ラクマートについては関連記事「【中国せどり】ラクマートの使い方を徹底解説!評判や支払い方法を確認して輸入転売を始めよう」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3.タオバオ新幹線
仕入れ先 |
|
代行手数料 |
|
為替レート | +1円 |
タオバオ新幹線では、ユーザーからの要望を柔軟に聞いてくれることが嬉しいポイント。
「こんな商品はない?」「◯◯円程度で◯個買える出品者を探している」などの要望に、日本語で対応しています。
このようなリクエストや、在庫確認等の問い合わせは、リアルタイムのチャットで受け答え。
土日も含めてタイムラグなしの迅速な対応をしてくれます。
4.イーウーパスポート
仕入れ先 |
|
代行手数料 | 無料(月額会費制) |
為替レート | +0.4円 |
イーウーパスポートでは、仕入れ手数料がかかりません。
月額29,800円のゴールド会員になることで、手数料なしに仕入れ放題となります。
他の輸入代行業者との違いは、アリババグループのショッピングサイトだけでなく、現地の卸売市場である義烏マーケットからも仕入れられること。
義烏マーケットに訪問する際に、通訳と仕入れサポートをしてくれる同行サービスも魅力です。
5.チャイナ・トレーディング
仕入れ先 | タオバオ |
代行手数料 | 3% |
為替レート | +0.8円 |
チャイナ・トレーディングは、OEMにも対応している輸入代行業者です。
OEMとは、中国の工場に商品の製造を依頼し、完成品を輸入する方式のこと。
OEMによりアリババグループのサイトに出品されていない商品も手に入り、ライバルとの差別化につながります。
注文数や取引金額が増えても、代行手数料が上乗せされることはありません。
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アリババグループからの個人輸入で失敗しないための注意点
アリババグループから個人輸入する際は、次の点に注意して失敗を防ぎましょう。
- 偽物・著作権侵害の商品が流通している
- 不良品が紛れている
- 中国の大型連休で取引が止まる
- 輸入が規制される商品がある
- 送料の他に関税がかかる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.偽物・著作権侵害の商品が流通している
アリババグループのサイトは中国業者からの出品が多く、偽物や著作権侵害の商品も流通しています。
サイト内の商品情報では公式の画像などを引用していることがあるので、偽物になかなか気づけません。
偽物を販売してしまうと購入者からクレームを受けたり、罪に問われたりするリスクがあります。
サイト内で次の内容をチェックし、偽物を仕入れないよう対策してください。
- 出品者の評価を確認する
- 掲示板やSNSで出品者について調べる
- 商品へのレビューを参考にする
- サイト側に公認を受けた業者から仕入れる
確実に偽物を避けるには、ブランド公式のアカウントから仕入れることがおすすめです。
2.不良品が紛れている
アリババグループでは、偽物と同様に不良品も多く出回っています。
よくある不良品のパターン例は次の通り。
- ガラス製品:割れている
- ガジェット:電源がつかない
- 洋服:ほつれがある、匂いが強い
新品商品でも、コンディションが良い商品ばかりとは限りません。
輸入代行業者の検品サービスを利用したり、届いた商品を自分で確認したりすることが重要です。
3.中国の大型連休で取引が止まる
中国では、大型連休になると取引が止まる業者が多くあります。
特に旧正月には、シーズン中に1ヶ月近く休む業者もあるほど。
大型連休の付近では急ぎの品物を仕入れないようにしたり、カレンダーから逆算したりして早めに購入手続きを進めましょう。
4.輸入が規制される商品がある
アリババグループのサイトを使った個人輸入では、輸入が規制されているものもあります。
ワシントン条約の影響や、日本と中国の輸出入に関する法律による規制があるのです。
例えば、次のような商品が輸入規制の対象です。
- 空輸できないもの:液体など
- 知的財産権を侵害するもの:海賊版のCD・DVD、偽のブランド品など
- ワシントン条約で取り扱いを禁止されているもの:動植物を原材料にしたもの、生きた動物など
- 薬事法や食品衛生法に抵触するもの:医薬品、食品など
- 中国からの輸出が制限されているもの:政治的・軍事的なもの、宗教や思想に関わるものなど
知らずに輸入すると、税関で止められて罰金を請求されることがあります。自分で注文して輸入すると、本人が調べない限り輸入に関する注意書きなどは表示されません。
事前にリサーチして、仕入れしたいものが規制の規制対象になっていないか確認してみてください。
5.送料の他に関税がかかる
海外から輸入する際は、商品代と送料の合計金額に対して関税がかかります。
関税は購入者側が後払いすることになるので、忘れずに利益計算に含めておきましょう。
自分で使う用に購入した品物は、1万円以下であれば関税はかかりません。
せどりや商売用の仕入れでは免税制度がなく、金額全てに関税がかかります。
商品のジャンルによって税率が変わりますが、商業輸入の方が関税が高くなります。
関税については関連記事「【5分で分かる】個人輸入には関税がいくらかかる?税率が安くなる金額や計算方法を徹底解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
ぜひこの記事を参考に、アリババでの個人輸入を検討してみてください!
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