この記事では、負けず嫌いを、人に負けるのを嫌がり、勝とうとする気持ちが強い性質という意味で使います。私は負けず嫌いです。人見知りとマイペースも当てはまると答えましたが、この記事では負けず嫌いだけを書きます。人見知りは「人見知りとは・大人の特徴|初対面と大人数は苦手でも、1対1と用件のある場は平気。働き方で避けてきた私の4つ(計算機つき)」、マイペースは「マイペースな人の長所と短所|期限は守り途中は自分流、急かされればストレス。一人で働く形にした私の4つ(計算機つき)」に書きました。
私の負けず嫌いについて答えたのは、3つの経験・行動・考え方です。同じ師匠に教わった人のなかで、自分だけ結果が出ず、悔しかった。負けを認めるのが遅れた(いちばん大きいのはFXです。FXの累計損失は200万円以上ですが、その全額が遅れによるものではありません)。いまは、勝てる場所を選ぶようになった。
負けず嫌いそのものを聞いた公的な調査は、今回確認した資料では見つかりませんでした。この記事では、私の3つと、公的調査で分かることを分けて書きます。5章には、毎月同じ額を失うと置いて、撤退の時期の違いによる損失の差を試算する計算機を置きました。
| 知りたいこと | この記事で書いたこと | 章 |
|---|---|---|
| 負けず嫌いとは | 人に負けるのを嫌がり、勝とうとする気持ちが強い性質(この記事での使い方) | 1章 |
| 私の負けず嫌い | 同じ師匠で自分だけ結果が出ず悔しかった、負けを認めるのが遅れた、いまは勝てる場所を選ぶ | 2章 |
| 負けず嫌いの長所と欠点 | 私の3つを、長所として見た面と欠点として見た面で整理した(この記事としての整理)。負けず嫌いの人に共通する長所・欠点や特徴は書いていない | 3章 |
| 公的調査 | 負けず嫌いそのものを聞いた調査は見つからなかった。近い別の項目として「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む」は日本56.4%(こども家庭庁、13〜29歳、2023年) | 4章 |
| 撤退の時期による損失の差 | 1か月あたりの損失、実際にやめるまでの月数、撤退ラインの月数から、毎月同じ額を失うと置いた場合の損失の差を試算する計算機 | 5章・6章 |
1. 負けず嫌いとは:この記事での意味と範囲
1-1. この記事での意味
この記事でいう負けず嫌いは、人に負けるのを嫌がり、勝とうとする気持ちが強い性質のことです。辞書の定義を引いたものではなく、この記事での使い方です。
「負けず」と打ち消しが入っているのに「負けるのが嫌い」の意味になる、という言葉の成り立ちは、この記事では扱いません。
1-2. この記事の範囲
この記事に書くのは、私の負けず嫌いについて答えた3つ(経験・行動・考え方)と、それを長所・欠点の見方で整理したもの、公的調査で分かることと分からないことです。
人見知りとマイペースも、私に当てはまると答えました。ただ、この記事では扱いません。負けず嫌いの性格診断や、子どもの負けず嫌いの話も、この記事では書きません。
2. 私の負けず嫌い:経験・行動・考え方の3つ
2-1. 同じ師匠に教わった人のなかで、自分だけ結果が出なかった
同じ師匠に教わった人のなかで、自分だけ結果が出なかったことがあります。悔しかった、というのが、このときの私の負けず嫌いです。
いつのことか、何の手法だったか、ほかの人とどれくらい差があったかは、この記事では書きません。劣等感の記事では、これを、劣等感を燃料にした例の1つとして挙げました(他人と比べてしまう劣等感|年下に仕入れを習い、後から来た人に抜かれた私が、比べる相手を変えて燃料にした話(計算機つき))。
2-2. 負けを認めるのが遅れた
負けず嫌いの欠点として私に当てはまるのは、負けを認めるのが遅れたことです。いちばん大きいのはFXです。
FXでは、自動売買を研究するなかで、市販のシステムを100個以上検証しました。購入したものだけで50万円以上、残っているものはほとんどありません。損失だけで200万円以上です。集中的に検証していたのは2010年〜2014年ごろで、そのあとも、やめたり、良さそうなものをまた試したりして、追加入金や仕切り直しを何度もしました。通算は今もマイナスです。
私の言葉では、「中途半端にガチったので未だにやめていない」です。いまは5万円の小さな口座でテストしている、という位置づけです(2026年9月時点)。これから新しく始める人には、すすめていません。
200万円以上の損失のうち、どれだけが、負けを認めるのが遅れた分なのかは、数えていません。遅れたから全部を失った、という話ではありません。
破綻しなかったのには、条件がありました。当時はせどりで毎月50万円規模の収益があり、親が買ったマンションに住んでいました(親は別の場所で暮らしていて、私は実質、家賃を払っていませんでした)。私は、この2つが破綻しなかった大きな要因だと考えています。借金をして投資をしたことはありません。お金への執着としてFXで負けを取り返そうとした時期の話は「お金に執着する人の末路|仮想通貨で一発を狙い、FXで負けを取り返そうとした私が、執着より仕組みに任せる理由(計算機つき)」に、お金の不安を金額にして、消えない前提で動いている話は「将来の不安・このままでいいのか|お金の不安を金額にして、消えない前提で動く私の4つ(計算機つき)」に書きました。
EAを検証して残らなかった経緯は「FXで人生終わった人と、250万円以上失っても終わらなかった私の差|EAを100個以上検証して残らなかった理由」に書きました(題の250万円以上は、システムの購入費50万円以上と、取引の損失200万円以上を合わせた数です)。やめられない理由のほうは「コンコルド効果とは|やる価値がないと分かっているFXの自動売買を、私がまだやめられていない話」に、FXを含む4つの失敗のあとにしたことは「失敗が怖い・立ち直り方|達成者ゼロの教材、FX、モニター全損、OEM撤退。4つの失敗のあとに私がやった3つ(計算機つき)」にあります。失敗を認められなかったことは、プライドが高かった頃の特徴としても挙げました(プライドが高い人の特徴・原因|無駄に高かった私に当てはまった4つと、思い当たる学歴の劣等感(計算機つき))。
2-3. いまは、勝てる場所を選ぶようになった
いまは、負ける勝負を避けて、勝てる条件を先に作る側に寄せています。私が選んだ答えは、ここまでです。どの場面で、どう選んでいるかの具体は、この記事では書きません。
やめどきを数字で決める話は「期待値とは|意味と計算のしかた。仕入れも、損切りも、やめどきも、この数字で決めている」に、身銭を切ってリスクを取ってきた結果は「リスクを取るとは|身銭を切った私の結果。FX自動売買の損失200万円以上、借金での投資はゼロ(計算機つき)」に書きました。
3. 私の3つを、長所と欠点の見方で整理する
ここからは、この記事としての整理です。私が負けず嫌いについて答えた3つを、長所として見た面と、欠点として見た面で並べます。負けず嫌いという性格一般の長所・欠点を示すものではなく、効果を確かめたものでもありません。
| 私の3つ | 長所として見た面 | 欠点として見た面 |
|---|---|---|
| 同じ師匠で自分だけ結果が出ず、悔しかった | 悔しさが、何が違うかを調べるきっかけになった(劣等感の記事で、燃料にしたと書いた例) | 比べる相手が他人になる。私はのちに、比べる相手を過去の自分や自分の数字に変えた(劣等感の記事) |
| 負けを認めるのが遅れた(FX) | 100個以上を検証するほど取り組んだ(2010年〜2014年ごろに集中して検証し、そのあとも、やめたり試したりした)。それが利益につながったわけではない | 通算マイナスのまま、追加入金や仕切り直しを何度もした |
| いまは、勝てる場所を選ぶ | 負ける勝負を避け、勝てる条件を先に作る | 私の回答には、欠点として挙げたものはない |
同じ負けず嫌いでも、悔しさが調べるきっかけになったときと、負けを認めない方向に出たときがありました。どちらに出るかを分けた理由までは、私には言えません。
負けず嫌いの人に共通する特徴を、私は調べていません。この記事に書けるのは、私に当てはまった3つだけです。センスで負け続けた側が、20年後に継続で残った話は「センスがいい人は頭がいいのか|センスで負け続けた側が20年後に「継続」で残った話」に、自分に厳しかった若い頃と、根拠のない自信の話は「自分に厳しい・根拠のない自信|「努力できないのは甘え」と思っていた私と、今は厳しさより仕組み(計算機つき)」に書きました。
4. 公的調査で分かること・分からないこと
4-1. 負けず嫌いそのものを聞いた公的な調査
負けず嫌いそのものを聞いた公的な調査は、今回確認した資料では見つかりませんでした。文化庁「国語に関する世論調査」は、平成7〜20年度の報告書、平成21〜令和7年度の結果の概要、令和7年度の報告書を確認しました。平成7年度の報告書は文字の読み取りが粗く、平成16年度の報告書は一部のページで文字が取れませんでした。平成21〜令和6年度は概要だけで、報告書の本文は見ていません。確認したこの範囲では、負けず嫌いを取り上げた設問を見つけられませんでした。
4-2. 近い別の項目:「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む」
こども家庭庁「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査(令和5年度)」は、日本・アメリカ・ドイツ・フランス・スウェーデンの満13歳〜29歳に、WEB調査で聞いています(2023年11月〜12月、日本の回答者は1,089人)。
「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む」に「そう思う」か「どちらかといえばそう思う」と答えた人の割合は、次のとおりです。
| 国 | 『そう思う』(計) | 回答者数 |
|---|---|---|
| 日本 | 56.4% | 1,089人 |
| アメリカ | 76.2% | 1,064人 |
| ドイツ | 76.2% | 1,078人 |
| フランス | 80.0% | 1,026人 |
| スウェーデン | 71.2% | 1,026人 |
この数字を使うときの注意です。
- 負けず嫌いの割合ではありません。この設問に、自分に当てはまると答えた人の割合です。負けを嫌う気持ちを測った項目ではありません。報告書の有識者の論文(加藤弘通氏)は、この項目を「挑戦心」と呼んでいます。
- 日本の平成30年度調査では51.5%(回答者1,134人)でした。別の人に聞いた結果なので、同じ人の気持ちが変わったことを示すものではありません。
- 本人の自己評価で、国による答え方の違いも含まれます。どの国の若者が負けず嫌いか、を比べた数字ではありません。
5. 撤退の時期の違いで、損失の差を試算する計算機
2-2の「負けを認めるのが遅れた」を、仮定を置いて数字で見るための計算機です。1か月あたりの損失、実際に負けを認めてやめるまでの月数、先に決めておけた撤退ラインの月数を入れると、撤退の時期の違いによる損失の差を試算します。実際に遅れで失った額を測るものではありません。
毎月同じ額を失い続けた場合の掛け算で、撤退ラインでやめた場合は、やめたあとの損失を0円と置いています。やめたあとに取り返せたかどうかは入っていません。負けず嫌いかどうかや、やめるべきかどうかを判定するものではありません。
撤退の時期の違いによる、損失の差を試算する
入れた値は、このページの中で使うだけで、どこにも送られません。初めから入っている値は入力の例で、私の実際の数字ではありません。金額は「30000」「30,000」「3万」「1.5万円」「3万」のように書けます(上限は1か月1億円。「億」は使えません)。月数は0以上の整数で、上限は600か月(50年)です。マイナス、先頭に0がつく数、途中の空白は、入力の誤りとして止めます。
6. 計算機の出力例
6-1. 初めから入っている値(1か月30,000円、24か月、撤退ライン6か月)
- 【1】1か月あたりの損失:30,000円
- 【1】実際にやめるまで(24か月)の損失:30,000円×24か月=720,000円
- 【1】撤退ライン(6か月)でやめていた場合の損失:30,000円×6か月=180,000円
- 【2】遅れた月数:24か月から6か月を引いて18か月
- 【2】余分にかかった損失:30,000円×18か月=540,000円
- 【2】実際の損失のうち、遅れた分が占める割合:75%
6-2. 撤退ラインまでにやめていた場合(1か月「1.5万」、4か月、撤退ライン6か月)
- 【1】1か月あたりの損失:15,000円
- 【1】実際にやめるまで(4か月)の損失:15,000円×4か月=60,000円
- 【1】撤退ライン(6か月)までにやめているので、損失は実際と同じ:15,000円×4か月=60,000円
- 【2】遅れた月数:0か月(撤退ラインまでに、やめています)
- 【2】余分にかかった損失:0円
6-3. 入力の誤り(「1億」、「24.5」か月、撤退ライン「601」か月)
- 【入力の確認】1か月あたりの損失は、0以上の数1つで入れてください。「30000」「30,000」「3万」「1.5万円」「3万」のように書けます(「万」を使うときは小数第4位まで)。マイナス、「030」のように先頭に0がつく数、途中の空白、2つ以上の数の並び、「億」は使えません。
- 【入力の確認】実際に負けを認めてやめるまでの月数は、0以上の整数1つで入れてください。「24」「24か月」「24」のように書けます。マイナス、小数、「024」のように先頭に0がつく数は使えません。
- 【入力の確認】先に決めておけた撤退ラインの月数が600か月(50年)を超えているので計算しません。数を確かめてください。
7. よくある質問
負けず嫌いの特徴は?
負けず嫌いの人に共通する特徴は、この記事では書いていません。調べていないからです。書けるのは、私に当てはまった3つ(2章)だけです。
負けず嫌いの欠点は?
私の場合は、負けを認めるのが遅れたことです(2-2)。5章の計算機では、毎月同じ額を失い、撤退ラインで損失が止まると置いた場合の、撤退の時期の違いによる損失の差を試算できます。
負けず嫌いは直したほうがいい?
直すかどうかは、この記事では決めません。私の場合は、いまは負ける勝負を避けて、勝てる条件を先に作る側に寄せています(2-3)。
人見知り・マイペースは?
私に当てはまると答えましたが、この記事では扱っていません。
負けたことを引きずって、つらいときは?
眠れない、食べられない、仕事に行けないといった状態が続いて、生活に支障が出ているときは、医療機関や、公的な相談窓口に相談することも検討してください。厚生労働省のまもろうよ こころに、電話やSNSの相談窓口が載っています。
8. まとめ
- 負けず嫌いは、この記事では、人に負けるのを嫌がり、勝とうとする気持ちが強い性質という意味で使った。
- 私の負けず嫌いについて答えたのは3つ(経験・行動・考え方)。同じ師匠で自分だけ結果が出ず悔しかった、負けを認めるのが遅れた(FX)、いまは勝てる場所を選ぶ。
- FXの累計損失は200万円以上。そのうちどれだけが遅れた分かは数えていない。破綻しなかったのは、当時の事業の収益と、家賃のかからない住まいがあったことが大きな要因だと私は考えている。
- 負けず嫌いそのものを聞いた公的な調査は、今回確認した資料では見つからなかった。近い別の項目「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む」は日本56.4%(こども家庭庁、13〜29歳、2023年)。負けず嫌いの割合ではない。
- 5章の計算機では、毎月同じ額を失い、撤退ラインで損失が止まると置いた場合の、撤退の時期の違いによる損失の差を試算できる。
9. 出典
- こども家庭庁「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査(令和5年度)」:https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/d0d674d3-bf0a-4552-847c-e9af2c596d4e/3b48b9f7/20240620_policies_kodomo-research_02.pdf (Q6(f)、PDF 28〜30ページ。有識者の論文はPDF 139ページ)
- 文化庁「国語に関する世論調査」:https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」:https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
10. あわせて読む
11. この記事について
この記事は、負けず嫌いかという問いに私が答えた内容と、以前に私が話していた経験、こども家庭庁の公表資料(2026年10月31日に確認)をもとに書きました。負けず嫌いの意味は、この記事での使い方として書いています。
関連記事の題に出てくる数字や経験は、その記事の内容で、この記事の根拠にはしていません。投資や売買をすすめる記事ではありません。
