研究室に行きたくない・つらい|行かないと留年するか、休学・留年の学費、理由の切り分けと相談先(計算機つき)

研究室に行きたくない・つらいとき。行かないと留年するか、休学・留年の学費と相談先 生き方・キャリア

「研究室 行きたくない」「研究室 つらい」「研究室 精神的に しんどい」「b4 研究室 つらい」「研究室 来ない」「研究室 鬱」で調べて来られた方に、先に結論を書きます。

研究室に行けないことが留年につながるかは、課程と大学の決まりで決まります。学部の卒業要件は「百二十四単位以上を修得することのほか、大学が定めること」で(大学設置基準32条1項)、卒業研究を必修とする法令の定めは見当たらず、必修かどうかは学部の教育課程で決まります。必修なら、卒業研究の単位が出ない限り、ほかの単位がそろっていても卒業できません。修士・博士は、研究指導を受けた上で論文(修士は特定の課題でも可)の審査と試験に合格することが省令上の修了要件です(大学院設置基準16条・17条)。休学した期間は原則として在学年数に入らず、卒業・修了への影響は復学の時期と大学の卒業・修了の判定の時期で変わります。4年目を休学して形式上4年で卒業させる扱いは文部科学省が認めていません。在学年限と休学の上限は大学・課程ごとの学則で決まります。授業料は国立の標準額が年535,800円で、東京大学・京都大学・大阪大学は休学期間の授業料を免除します(京大・阪大は申し出の期限つき)が、卒業が遅れれば、復学後に在学する期間の授業料はかかります。私立には休学中も在籍料がかかる例があります。数字で見ると、令和6年度のJASSO調査(大学院は試行、回収率2割台)で「勉学・研究」に不安や悩みがある(「大いにある」と「少しある」の合計)と答えた大学院生は修士71.6%・博士79.4%でした。研究室に限った質問ではなく、研究室に行けない人の割合でもありません。令和7年度の文部科学省の調査で、博士課程の休学者は在籍者の10.74%でした。休学の理由で最も多いのは「精神疾患」13.3%ですが、これは大学・短大・大学院・高専を合わせた数字で、博士課程だけの数字ではありません。行きたくない理由は、教員側の論説(川西2017)が典型例として、皆の前で批判される、指導教員と合わない、研究についていけない、人間関係、集合日とアルバイトの重なり、就職活動、体の不調に分けています。体の不調が続いているなら、学内の保健管理センターか学生相談室への相談を優先し、休学や学費の期限は教務へのメールなどで並行して確かめてください。理由の切り分け・卒業と修了の最短の目安・休学と留年の学費・連絡文を出す計算機を8章に置きました。

知りたいこと 答え 章
研究室に行きたくないのは自分だけか 「勉学・研究」に不安や悩みがある大学院生は回答者の修士71.6%・博士79.4%(JASSO 令和6年度、試行調査、回収率2割台。研究室に限った質問ではない)。博士課程の休学者は在籍者の10.74%(文部科学省 令和7年度) 2章
精神的にしんどいのはおかしいか 休学の理由で最も多いのは「精神疾患」13.3%(大学・短大・大学院・高専の合計で、博士課程だけの数字ではない)。大学院生の鬱の割合を示す公的な全国統計は見つからない 2章・6章
なぜ行きたくないのか 皆の前での批判・指導教員・研究についていけない・人間関係・拘束時間とアルバイト・就職活動・体の不調(川西2017の典型例) 3章
行かないと留年するか 卒業研究が必修なら、その単位が出なければ卒業できない。必修かは学部の教育課程。修士・博士は論文の審査が省令の要件 4章
コアタイムを守らないと 卒業・修了要件の条文に出てくる言葉ではない。指導教員は研究指導と評価に関わる(当てはめ)。最終的な判定は大学・研究科の規程による 4章
休学・留年の学費 留年1年=授業料1年分(国立の標準額535,800円)。休学中は国立3大学で授業料免除(期限あり)、私立は在籍料の例。免除されても、卒業が遅れれば復学後に在学する期間の授業料はかかる 5章
相談先 学内の学生相談室・保健管理センター、精神保健福祉センター、こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556 6章
自分の場合 理由の切り分け、卒業・修了の最短の目安、休学・留年の学費、連絡文を計算機で 8章

1. 先に、この記事の数字と、書いている人について

私は研究室にいたことがありません。卒業研究が必修ではない大学で、行きたい研究室もなかったので、研究室に所属しませんでした。研究室の中で何が起きているかを経験から書くことはできないので、この記事の決まりと数字は公式の資料と論文から取り、私の見方は7章に分けて書きました。

決まりは、学校教育法・大学設置基準・大学院設置基準・学校教育法施行規則・国立大学等の授業料その他の費用に関する省令の条文(e-Gov法令検索、2026年10月24日時点の現行版)と、文部科学省のQ&A・通知・調査、東京大学・京都大学・大阪大学の学則(例規集)、早稲田大学・慶應義塾大学の公式ページ(休学中の学費の例として)、日本学生支援機構(JASSO)から取りました。統計は、文部科学省「令和7年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果」(令和8年10月16日公表)、JASSO「令和6年度学生生活調査」(大学院各課程は試行)、文部科学省「私立大学等の令和7年度入学者に係る学生納付金等調査」です。研究室に行けなくなる学生については、学生相談室カウンセラーを兼ねた工学系の教員が書いた論説、川西利昌「理工系大学・高専の研究室不登校」(『工学教育』65巻5号、2017年。以下 川西2017)の本文を確かめて使いました。この論説の事例は、著者が全国の学生相談の集会や研修会で見聞きしたものを混ぜて整理した典型例で、統計調査ではありません。心の不調については、厚生労働省と国立精神・神経医療研究センターの公的な説明と相談窓口だけを書き、診断や治療には触れません。出典の数字から自分で計算した値には(計算)、条文や公式の説明を組み合わせて読んだところには(当てはめ)と書きました。

2. 研究室に行きたくないのは珍しいか(統計)

2-1. 「勉学・研究」に不安や悩みがある大学院生は回答者の7〜8割(JASSO 令和6年度、試行)

JASSOの「令和6年度学生生活調査 大学院各課程(試行)」は、令和6年11月に大学院生(社会人学生を含み、休学者と留学生を除く)に尋ねた調査です。回収率は修士課程22.4%、博士課程23.5%で、試行の調査です。不安や悩みが「大いにある」「少しある」と答えた割合は次のとおりで、JASSOは「すべての課程において『勉学・研究』が最も高くなって」いると書いています。

不安や悩み 修士 大いにある 修士 少しある 修士 合計(計算) 博士 大いにある 博士 少しある 博士 合計(計算)
勉学・研究 25.0% 46.6% 71.6% 33.7% 45.7% 79.4%
教職員との関係 6.7% 18.3% 25.0% 8.5% 22.0% 30.5%
友人・社会との関係 7.6% 20.4% 28.0% 7.4% 21.5% 28.9%
自分の体調・健康 12.7% 32.9% 45.6% 14.8% 36.6% 51.4%
進路・就職 32.4% 32.6% 65.0% 34.9% 30.3% 65.2%

同じ調査で、カウンセリングなどの相談の仕組みを「利用したことがない」大学院生は修士61.3%、博士66.3%でした。「勉学・研究」に不安や悩みがあると答えた人も、相談の仕組みを使ったことがない人も、回答者の多数でした。ただし「勉学・研究」は研究室や研究活動だけを尋ねた項目ではなく、この調査は研究室への登校が難しい人の割合を示すものでもありません。試行の調査で回収率は2割台、休学者と留学生は対象外です。学部生の調査(令和6年度)には研究室や教員との関係を尋ねる項目はなく、近いものでは「授業の内容についていっていない」が「大いにある」「少しある」の合計で38.6%(計算)でした。

2-2. 休学と中退の数と理由(文部科学省 令和7年度)

文部科学省の「令和7年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」(対象期間 令和7年4月1日〜令和8年3月31日、回答率91.3%)の数字です。割合は、令和7年4月1日時点の学生数に対する割合です。

学校種 中退の割合 中退者数 休学の割合 休学者数
大学 1.97% 51,029人 2.57% 66,634人
大学院 2.42% 6,652人 5.52% 15,139人
 修士課程・専門職学位課程 2.22% 4,333人 3.41% 6,658人
 博士課程 2.94% 2,319人 10.74% 8,481人

休学と中退の理由(単一選択、複合的な理由は最も中心的な理由に分類)は、大学・短期大学・大学院・高等専門学校を合わせた数字しか出ていません。

理由 休学 中退
精神疾患 13.3% 7.3%
海外留学 12.1% 0.6%
経済的困窮 11.7% 13.7%
転学・進路変更等 8.8% 22.5%
病気・けが(休学は「病気・けが・行方不明」、中退は「病気・けが・死亡」) 7.4% 3.9%
就職・起業等 7.1% 14.8%
学生生活不適応・修学意欲低下 5.9% 15.3%
学力不振 3.1% 7.1%
その他 26.9% 13.7%
不明 3.7% 1.0%

この調査には「研究室」という理由の区分はなく、学部と大学院を分けた理由の内訳もありません。博士課程の休学者(在籍者の10.74%)のうち何割が「精神疾患」によるかは、この調査からは分かりません。研究室がつらくて休学・中退した人の割合を出せる公式の統計は、私が調べた範囲ではありません。中退者の数には博士課程の満期退学者を含みません。

2-3. 「研究室不登校」は教員の側でも論じられている(川西2017)

川西2017は、研究室に来なくなる学生を「研究室不登校」と呼び、次のように定義しています。

  • 「病気,授業など明確な理由無く,2ヶ月以上研究室に来ない.夜間のみ登校も不登校に含める.」
  • 「研究室に来ていても研究を全く行わず,研究の実態が無い.」

2か月という線を引いた理由は、その間研究が止まると研究成果が少なくなり論文作成が難しくなるから、と書いています。先行研究として、大学不登校(研究室に限らない)は学部によって学生数の0.7%から2.9%に達し、とくに工学部・4年・男子に多いという報告(堀井 2013)も紹介しています。

同じ論説は、研究室不登校になった学生の不利益として、卒業・修了ができない、留年により余分な授業料と生活費がかかる、卒業・修了できていれば得られた収入がなくなる、挫折感が残り自信をなくす、研究を通じて発想力・問題解決力・実験技術・解析力・論文作成・研究発表の技術を身に付ける機会を失う、研究室の教員・先輩・同輩とのつながりを失う、の6つを挙げています。

2-4. 大学院生の鬱の割合は?(公的な全国統計は見つからない)

「大学院生の鬱率は?」に答えられる、日本の公的な全国統計は見つけられませんでした。近いものに、国立大学保健管理施設協議会の調査研究班による大学院の休学・退学・留年の調査(学会誌『大学のメンタルヘルス』に掲載)がありますが、本文を確かめられていないので数字は書きません。代わりに使える公的な数字は、2-1の「自分の体調・健康」の不安や悩み(修士45.6%・博士51.4%、計算)と、2-2の休学の理由の「精神疾患」13.3%(全学校種)です。どちらも「鬱の割合」ではありません。

3. なぜ行きたくないのか:理由の切り分け

3-1. 学生の訴えの典型例(川西2017)

川西2017は、学生相談室で聞いた研究室不登校の学生の訴えを、研究室関連・就職活動とアルバイト・生活の3つに分けて典型例を挙げています。要約すると次のとおりです。

分類 訴えの典型例(要約) この記事・関連記事
研究室関連 ミーティングで色々指摘され、皆の前で批判されるのでつらい。研究室に行くと教員から常に叱責を受けるので、顔を出すのが怖い 研究室の発表がつらい
研究室関連 指導教員は会議や授業でいつも研究室にいない。研究指導を十分受けられない 放置系研究室、5-4
研究室関連 課題をやってもやっても成果が出ない。理論解析や実験が自分の能力を超えていてできない。言われたとおり実験をするが失敗ばかり。周りは研究が進むのに自分だけうまくいかない 研究室で無能だと感じてつらい人へ
研究室関連 研究は教員から与えられたもので興味が湧かない。もともとこの分野に興味がない 7章
研究室関連 先輩・同輩と人間関係がうまくいかない。孤立している 6章
研究室関連 教員が集合日を直前に決めるので、アルバイトの先約があって来られない。1か月以上前に予定を知らせてくれると良いのに 4-5
就職活動・アルバイト 就職活動を毎日しているうちに研究室に行かなくなり、行くきっかけがつかめない。行っても怒られるのが怖い。アルバイトを長時間しないと学業と生活が成り立たない 5章
生活 研究室に行こうとすると頭痛・腹痛・熱が出る。授業や学生相談室には行けるが研究室には行けない。持病があって決まった時間に行けない 6章

3-2. 研究室に入ると何が変わるか(川西2017の「素因」)

川西2017は、研究室不登校が起きる素因として次のようなものを挙げています。

  • 小集団への不適応:3年生までは授業で座席も選べ、単位さえそろえば過ごせたが、卒業研究で研究室に所属すると拘束される時間が増え、小さな集団の人間関係に入ることになる。教授を頂点とした集団の中で自分を位置づけるのは、一部の学生には難しい
  • 研究作業への不慣れ:大学3年まで、与えられた教科を覚えて正答のある試験で評価されてきた。研究は、課題を見つけ、仮説を立て、実験して、仮説が間違っていれば最初から繰り返す作業で、その途中で失敗するのが普通
  • 承認欲求の偏り:小さい頃から優れていると評価されてきた学生が、卒業研究や修士・博士論文の段階で評価を下げる場面に直面すると、その場から撤退することがある
  • 教員の研究業績と学生の研究作業:理工系の教員の研究は学生との共同作業で成り立ち、教員は研究業績を上げることに力を注ぐ。その事情が学生を追いつめることがある

教員側の事情として、研究室ミーティングなど皆の前で教員や先輩から研究上の指摘を受けると「叱責されたと感じ,自信を無くす」学生がいる、とも書いています。行きたくなくなるのは、研究室という場所に入ったときに起きる変化(時間の拘束、小さな集団、正答のない作業、皆の前での指摘)と結びついていて、本人の性格だけの話ではない、というのがこの論説の見方です(要約)。

3-3. いまの登校・連絡の状況(川西2017の8段階)

川西2017は、研究室不登校の進み方を8つの段階に整理しています。論説の上での整理で、心理状態や病状を測る尺度ではありません。

  1. 研究や遅刻・欠席に対する言い訳が多いが、研究室に来る(研究指導が可能)
  2. 決まった登校日の半分程度しか来ない(研究に滞りが出る)
  3. 教員からの電話・メールの呼び出しに応え、その時は来室する(研究指導が難しくなる)
  4. 呼び出しに応え、約束するが来ない(研究指導はできない)
  5. 呼び出しに応えなくなる。友人経由では伝えられる
  6. 呼び出しに応じない。友人の働きかけにも応じない
  7. 2か月以上研究室不登校
  8. うつ病など病気の発症。保護者から連絡

5〜8は、教員から見て研究指導が不可能な段階とされています。連絡に応えられるうち(1〜4)に、面談を頼むか、しばらく休む相談を先に出しておくと、そのあとの選択肢(休学・研究テーマの変更・指導教員の変更)を自分で選べる余地が残ります(当てはめ)。8章の計算機では、このうち登校と連絡の状況(1〜7)だけを選ぶ形にしました。8の病気の発症を、登校や連絡の状況から判断することはしません。連絡文も8章の計算機で作れます。

4. 行かないとどうなるか:卒業・修了・留年・在学年限

4-1. 学部:卒業研究が必修かどうかで決まる

大学設置基準32条1項は「卒業の要件は、百二十四単位以上を修得することのほか、大学が定めることとする。」としています。卒業研究(卒業論文)を必修とする法令の定めは見当たらず、設置基準21条3項は、卒業論文・卒業研究を授業科目として置く場合の単位数の定め方を書いた条文です(置くことを義務づけた文ではない、当てはめ)。卒業研究が必修かどうかは、学部・学科の教育課程(学生便覧・履修規程)で決まります。

  • 卒業研究が必修の学部・学科:卒業研究の単位が出ない限り、ほかの単位がそろっていても卒業できない。その年度に卒業できなければ留年になる
  • 卒業研究が必修でない学部・学科:ほかの卒業要件を満たせば卒業できる。研究室に所属している場合の扱いは学部の規程で確かめる

なお、以前の32条には「大学に四年以上在学し」という文言がありましたが、令和4年度の改正で削られました。文部科学省のQ&A(Q46)は、4年が「厳密に丸4年間の在学を求める趣旨とは解されない」ためとしています。4年の修業年限は学校教育法87条1項(「大学の修業年限は、四年とする。」)に残っています。

卒論そのものが締切に間に合いそうにないときに、卒業の遅れが半年で済むか1年になるか、留年の授業料、中間発表・口頭試問の準備は、卒論がやばい・終わらないときの記事に書きました。

4-2. 修士・博士:研究指導と論文の審査は省令の要件

大学院設置基準16条1項は、修士課程の修了の要件を、大学院に2年以上在学し30単位以上を修得し、「かつ、必要な研究指導を受けた上、当該修士課程の目的に応じ、当該大学院の行う修士論文又は特定の課題についての研究の成果の審査及び試験に合格すること」としています。博士課程も、研究指導を受けた上で博士論文の審査及び試験に合格することが要件です(17条1項)。学部と違い、研究指導から離れたまま修了する道は法令上ありません(当てはめ)。博士課程の休学の割合(10.74%)が学部(2.57%)や修士(3.41%)より高いのは2-2のとおりです。

4-3. 休学した期間は在学年数に入らない

休学の決まりは法令に数字がなく、学校教育法施行規則4条1項が学則に「入学、退学、転学、休学及び卒業に関する事項」を書くよう求め、各大学が学則で決めています。東京大学学部通則21条は「休学した期間は、在学年数に算入しない。」、京都大学通則23条7項は「休学期間は、在学年に算入しない。」、大阪大学学部学則23条は「休学した期間は、在学年数には算入しない。」としています。休学した期間は原則として在学年数に入らないので、卒業・修了がどれだけ遅れるかは、復学の時期と、大学の卒業・修了の判定の時期(3月だけか、9月もあるか)で変わります。例えば3月卒業だけの大学で半年休学すると、卒業は1年遅れ、在学する期間は半年延びます(当てはめ)。

文部科学省のQ&A(Q48)は、入学後3年間で卒業に必要な単位を取らせ「残余の在学期間は休学として形式上は入学から4年経過後に卒業させたりするといったことは認められません」としています。4年目に研究室に行かずに休学して、4年で卒業する道はありません。

休学を許可するのは、学則の例では学部長です(東大通則19条「学部長の許可を得て、休学することができる。」、阪大学部学則21条など)。今回見た3大学の学則で、指導教員が休学の許可者になっている例はありませんでした。手続きは学部・研究科の事務(教務)に聞くのが早道です。

4-4. 在学年限と休学の上限、除籍

在学年限(休学を除いて在学できる年数の上限)と休学の上限も学則で決まり、大学によって違います。

東京大学 京都大学 大阪大学
学部の在学年限 前期課程・後期課程それぞれ4年(学部通則3条。通算8年ではない) 学部の規程で決める(総合人間学部は8年) 8年(学部学則9条)
学部の休学の上限 前期・後期を通じて4年(通則20条) 通算4年(通則23条4項) 4年(学部学則24条)
修士の在学年限 3年(大学院学則27条) 4年(通則49条5項) 4年(大学院学則28条)
修士の休学の上限 2年(大学院学則29条) 通算3年(通則47条3項) 2年(大学院学則30条)
博士後期の在学年限(通常の博士後期課程の例) 5年 6年 5年
博士後期の休学の上限(同) 3年 通算3年 3年

大学院の在学年限は研究科・課程で違います。大阪大学大学院学則28条には、在学年限の延長の例外と、医歯薬系・生命機能などの課程の別の年限の定めがあり、表の博士後期は通常の博士後期課程の例です。在学年限は、東大のように前期課程・後期課程で別々に決めている大学では、通算ではなく課程ごとに見ます。

東大と阪大は、在学年限に達すると「学生の身分を失う」と定めています(東大学部通則3条2項、阪大学部学則9条3項)。阪大学部学則31条は「学生が故なく授業を受けないことが長きにわたるとき、又は成業の見込みがないときは、教授会の議を経て、総長は、除籍することができる。」としています。連絡をせずに来なくなる状態が長く続くと、休学とは別の扱いになりうる、ということです(当てはめ)。自分の大学の数字は学則(例規集)か学生便覧で確かめてください。

4-5. コアタイムを守らないとどうなるか

コアタイムは研究室ごとの決まりで、卒業・修了の要件の条文(大学設置基準32条、大学院設置基準16条)や、今回見た3大学の学則の休学・卒業の条文に出てくる言葉ではありません(当てはめ)。守らなかったことだけで卒業できなくなる、という決まりは見当たりません。一方で、指導教員は研究指導と評価に関わるので、研究室の決まりを守らないことがそこに響くことはあります(当てはめ)。最終的な単位の認定・論文の審査・卒業や修了の判定は、大学・研究科の規程に従って行われます(修士論文の審査は大学院が行う、大学院設置基準16条1項)。川西2017には、教員が集合日を直前に決めるためアルバイトの先約と重なるという学生の訴えと、教員側の工夫として打ち合わせの日を2か月以上前に伝える、という例が並んでいます。就職活動やアルバイトで行けない日が決まっているなら、先に指導教員に出しておくのが、その食い違いを小さくする方法です。

5. 休学・留年・研究室の変更・中退のお金と期間

5-1. 授業料(国立の標準額と私立の平均)

区分 授業料(年額) 出典・注意
国立大学(学部・大学院) 535,800円 標準額(国立大学等の授業料その他の費用に関する省令2条)。入学料の標準額は282,000円。上限は標準額の120%で、東京大学の令和7年度以降入学の学部生は642,960円
公立大学 536,520円 令和7年度の平均(文部科学省)
私立大学(学部)全平均 968,069円 令和7年度入学者の初年度の平均(入学定員で加重平均)
 文科系/理科系 850,392円/1,195,313円 同上
私立大学院 博士前期課程(修士を含む) 811,006円 同上。理・工・農学は884,047円
私立大学院 博士後期課程 610,798円 同上

留年すると、1年ごとに授業料が1年分多くかかります(私立は施設設備費などが別にかかる大学があり、2年目以降の平均は資料にありません)。修士・博士の学費の総額と、奨学金の返済、博士課程の生活費の支援を入れた収支は、大学院の学費はいくら?で計算できます。

5-2. 休学中の授業料(大学ごとに違う)

大学 休学中の授業料
東京大学 「休学し、又は休学を命ぜられた者の休学期間中の授業料は、これを免除する。」(学部通則54条)。教養学部前期課程のFAQは「休学開始日と休学手続日によって異なります」
京都大学 休学中は免除(通則29条)。前期は4月末、後期は10月末までに申し出れば、月割で休学を始める月の翌月(1日始まりならその月)から復学する月の前月まで免除(授業料、入学料免除等規程2条3項)
大阪大学 月割で免除。ただし5月以降(後期は11月以降)の休学で、4月末(後期は10月末)までに許可されていないなどの場合は、その期の授業料がかかる(学部学則48条1項)
早稲田大学 理工学術院 期限内の申請(春学期は4月30日まで、秋学期は10月31日まで)で、1学期あたり休学中在籍料50,000円と学生健康互助会費1,500円(春学期は2013年度以前入学者の2年次のみ基礎教育充実費50,000円も)。期限後の申請(5月1日〜31日、11月1日〜30日)は当該学期の全額。学部在籍4年目・修士在籍2年目の最終学期に休学すると別途 校友会費40,000円(修士で同学部の正規課程の出身者は除く)。入学した学期の休学は表の金額ではなく全額(2026年2月13日版の資料)
慶應義塾大学 入学2年目以降は授業料・施設設備費・実験実習費を全額減免。在籍基本料などは納付。入学1年目の休学は原則減免なし

休学を考えたら、学期の初めの期限を先に確かめるのが一番お金に効きます。期限を過ぎた場合の扱いは大学・休学を始める日・許可の日で違い、阪大学部学則48条1項ただし書のように、その期の授業料がかかる例があります(国立の標準額の半期分に当たるのは267,900円で、参考値です)。実際の請求額は大学の規定で確かめてください。

休学中の授業料が免除されても、卒業・修了が遅れれば、復学後に在学する期間の授業料はかかります。例えば3月卒業だけの大学で半年休学すると、在学する期間が半年延びるので、その半年分の授業料(国立の標準額なら267,900円)がかかります(当てはめ)。実際に在学する期間は、残っている単位・研究の進み具合・論文の審査の日程で変わります。

5-3. 奨学金は休学で止まる(JASSO)

JASSOの貸与奨学金は、休学すると「休止」になり振り込まれません。休学の手続きをせずに1か月以上欠席した場合も交付は止まり、休止が連続して2年を超えると貸与奨学生の資格を失います(大学院の奨学生で機構が特に認めたときは3年)。給付奨学金も休学で「休止」になりますが、休止の期間に制限はありません。手続きは学校の奨学金窓口です。

5-4. 研究室(指導教員)を変える

研究室や指導教員の変更の手続きは、大学・専攻ごとに決まっていて、法令に共通の決まりはありません(今回見た学則にも一般的な条文はありませんでした)。学生便覧か教務で、変更できる時期と、卒業研究・修士論文の扱いを先に確かめてください。川西2017には、研究室不登校から立ち直ったきっかけの典型例として「指導教員が代わったから」が挙がり、教員側の対処として、途中から研究室を代わった学生がチームに融け込めるよう配慮する、も挙がっています。変えることが選択肢として現実にある、ということです。

5-5. 中退する

令和7年度の中退の割合は、修士課程・専門職学位課程2.22%、博士課程2.94%、大学1.97%でした(2-2)。中退の主な理由は「転学・進路変更等」「学生生活不適応・修学意欲低下」「就職・起業等」です。退学も学則で決まり、阪大学部学則26条は「退学しようとするときは、事由を詳記した退学願書を、学部長に提出し、その許可を受けなければならない。」としています。休学と違って在学年数や授業料の免除の話ではなくなるので、休学・研究室の変更と並べてから決めるのが順番です(当てはめ)。中退したときの最終学歴・新卒枠・退学の手続きと授業料、休学との比較は、大学院を辞めたい・中退したら就職は?に計算機つきでまとめました。

6. 精神的にしんどいとき:公的な説明と相談先

6-1. 公的な説明

この記事は診断をしません。厚生労働省のサイトにある説明を、そのまま書きます。

  • 適応障害(こころの耳 用語解説):「環境変化によるストレスが個人の順応力を越えた時に生じる情緒面および行動面の不調です。」
  • うつ病(厚生労働省の若者向けサイト「こころもメンテしよう」):示された症状のうち「次のうち5つ以上(1か2を含む)が2週間以上続いていたら、専門家に相談することをお勧めします。」

研究室に行こうとすると頭痛・腹痛・熱が出る、という訴えは3-1の典型例にもありました。研究室に行けないことと、体調が崩れていることが重なっているなら、体調の相談を優先してください。休学や学費には申し出の期限があるので、その確認は教務へのメールなどで並行して進められます(4章・5章)。

6-2. 相談先

相談先 内容
学内の学生相談室・保健管理センター 大学ごとに名前と予約の方法が違う。研究室に行けなくても、授業や学生相談室には行けるという学生がいることは3-1のとおり
精神保健福祉センター(都道府県・政令指定都市) 「こころの健康相談から精神医療に関わる相談、アルコール・薬物乱用、思春期・青年期の相談などに応じています。」「医療が必要かどうかも相談できます。」(厚生労働省)
こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556。かけた所在地の公的な相談機関につながる。相談の曜日・時間は都道府県・政令指定都市によって異なる
#いのちSOS 0120-061-338(フリーダイヤル)、24時間365日
SNS相談(まもろうよ こころ) あなたのいばしょチャット相談(24時間365日)、こころのほっとチャット(毎日7時〜23時50分、23時まで受付)など。年齢・性別を問わない

厚生労働省の「こころの耳」の電話・SNS相談は、働く人とその家族、企業の人事労務担当者が対象と書かれていて、学生を対象とする記述はありません。社会人で大学院に通っている人は、こちらも使えます。

6-3. 立ち直ったきっかけ(川西2017の典型例)

川西2017は、研究室不登校から立ち直ったきっかけとして、次のような例を挙げています。

  • もう秋で、そろそろ卒業研究をやらないと間に合わないと思い、研究室に行くようにした
  • 学生相談室に行くようになり、その時間の前後に研究室にも行けるようになった。緊急避難場所として学生相談室やフリールームがあったので助かった
  • 教員から研究室に来るように電話でしつこく誘いがあった
  • 指導教員が代わった
  • 病院で薬をもらい、週1日研究室に行けるようになった。親も教員もつらさを分かってくれた
  • やっとの思いで久しぶりに登校したら、皆がやさしかった

同じ論説は「学生相談室に相談した方が,卒業率が高いことが過去の研究から分かっている」と書いています(元になった研究の中身は、私は確かめていません)。教員の側の対処の例には、研究室に来なくてもできる内容(過去のデータの整理、自宅でできる理論展開、フィールド調査、シミュレーション)に研究テーマを変える、休学した学生に教員が定期的に連絡してつながりを保つ、も挙がっています。行けない状態のまま続ける以外の形が、教員の側でも想定されている、ということです。

7. 研究室にいたことがない私の見方

ここからは、研究室にいたことがない私の見方です。2〜6章の決まりや数字とは分けて読んでください。

私の大学は卒業研究が必修ではなく、行きたい研究室もなかったので、研究室に所属しませんでした。必修でなかったからできた選択です。卒業研究が必修の大学にいるなら、同じことはできません。その場合、私なら研究室を「卒業条件を満たすための必修科目」として扱い、4章で確かめた条件(卒業研究の単位、修士なら論文の審査)を満たすことに絞って、残りの時間を研究室の外に振り分けます。大学で専攻したことを社会で使わない人は多く、理系で身につく仮説を立てて検証する手順と論理を組む習慣は、研究テーマが何であっても持ち出せる、と私は見ています。研究室とキャリアを一本の線で結ばなくていい、ということです。

研究室がつらくなる構造は、評価する人が指導教員一人しかいない点にもあります。その一人の判定が自分の価値の全部に見えてしまう話は研究室で「無能だ」と感じてつらい人へに、指導がほとんど来ない研究室での時間の使い方は放置系研究室で「何も身につかない」と感じたらに書きました。私自身、仕事で約2年、金は入っていたのに動けなくなった時期があり、そのときの話も放置系研究室の記事にあります。

学生のうちは、多くの場合、会社の部署もローンもなく、自分の幸福と未来のために時間を使える立ち位置にいます。私にはそれが最高の立ち位置に見えます。研究室に行けない自分を責める前に、4章の条件と5章の期限を確かめて、休む・変える・続けるを自分で選べる状態にしてください。

8. 計算機:行きたくない理由の切り分け・休んだら卒業/修了できるか・休学と留年の学費・連絡文

次の4つを出します。

  • 行きたくない理由(川西2017の典型例に沿った7つ)と、いまの登校・連絡の状況から、次の一手・相談先・関連記事(心理状態や病状は判定しません)
  • 課程・卒業研究(論文)が必修か・いまの課程の在学年数・在学年限・休学の上限・休学と留年の予定から、卒業・修了の最短の目安(予定を機械的に足したもの)と、在学年限・休学の上限までの余裕
  • 大学の種類(または自分の大学の授業料)・在籍料・その他の費用・申し出の時期・奨学金から、休学期間の授業料の扱いと、留年や復学後に在学が延びる期間の授業料の目安
  • 宛先と伝えたいことから、休む・相談する連絡文

在学年限・休学の上限・授業料は大学ごとに違うので、初めの値は例です。自分の大学の学則と学生便覧の値に置き換えてください。

行きたくない理由の切り分け・休んだら卒業/修了できるか・休学と留年の学費・連絡文

入れた内容は、このページの中で計算に使うだけで、どこにも送られません。初めから入っている値は入力の例です。自分の状況に置き換えてください。

1. 行きたくない理由(当てはまるものを選ぶ)

2. 休んだら卒業・修了できるか(最短の目安)

3. 休学・留年したときの学費

4. 休む・相談する連絡文

初めから入っている例は、学部4年生で卒業研究が必修、皆の前で批判されるのがつらく研究についていけないと感じていて、決まった登校日の半分くらいしか行けていない人が、国立大学で6か月の休学を学期の初めに申し出る場合です。この例では、在学年限(例の8年)まで4年の余裕があり、3月卒業だけの大学なら卒業は最短でも標準より1年遅れます。休学中の6か月分の授業料(267,900円)は国立3大学の例では免除されますが、復学後に在学が半年延びるので、その分の授業料267,900円が目安としてかかります。実際の時期と額は、残っている単位・研究の進み具合・審査の日程と、自分の大学の規定で変わります。

9. よくある質問

研究室に行きたくないのは、精神的にしんどいということですか?

理由はいくつもあります。川西2017の典型例は、皆の前での批判、指導教員、研究についていけない、人間関係、集合日とアルバイト、就職活動、体の不調に分かれます(3章)。体の不調が続いているなら、学内の保健管理センターか学生相談室への相談を優先し、休学や学費の期限は教務へのメールなどで並行して確かめてください(6章)。厚生労働省の若者向けサイトは、うつ病の症状のうち5つ以上(1か2を含む)が2週間以上続いていたら専門家に相談するよう勧めています。

研究室に行けないと留年しますか?

学部で卒業研究が必修なら、その単位が出なければ卒業できず、留年になります。必修かどうかは学部の教育課程で決まります。修士・博士は、研究指導を受けて論文の審査と試験に合格することが省令の修了要件です(4章)。

B4で研究室に行かないとどうなりますか?

卒業研究が必修なら、4年で卒業するには卒業研究の単位が要ります。4年目を休学して形式上4年で卒業させる扱いは、文部科学省が認めていません。休学した期間は原則として在学年数に入らず、卒業がどれだけ遅れるかは復学の時期と大学の卒業判定の時期で変わります。連絡なく長く来ない状態が続くと、学則によっては除籍の対象になりうる大学もあります(阪大学部学則31条の例、4-4)。

コアタイムを守らないとどうなりますか?

コアタイムは研究室ごとの決まりで、卒業・修了の要件の条文に出てくる言葉ではありません。守らなかったことだけで卒業できなくなる決まりは見当たりませんが、指導教員は研究指導と評価に関わるので、影響しないとは言えません。最終的な単位の認定・論文の審査・修了の判定は大学・研究科の規程に従います(4-5)。

休学すると授業料はかかりますか?

国立の東京大学・京都大学・大阪大学は休学期間の授業料を免除しますが、京大・阪大は前期は4月末、後期は10月末までの申し出(許可)が条件です。私立には、休学中も在籍料(早稲田大学 理工学術院は1学期50,000円)がかかる例があります。免除されても、卒業が遅れれば復学後に在学する期間の授業料はかかります(5-2)。

大学院生の鬱の割合はどれくらいですか?

日本の公的な全国統計は見つけられませんでした。JASSOの令和6年度調査(試行)で、「自分の体調・健康」の不安や悩みがある大学院生は修士45.6%・博士51.4%(計算)、文部科学省の令和7年度調査で休学の理由の最多は「精神疾患」13.3%(大学・短大・大学院・高専の合計で、大学院だけの数字ではない)です。どちらも鬱の割合ではありません(2-4)。

10. まとめ

  • 「勉学・研究」に不安や悩みがある大学院生は回答者の修士71.6%・博士79.4%(JASSO 令和6年度の試行調査。研究室への登校が難しい人の割合ではない)
  • 博士課程の休学者は在籍者の10.74%(文部科学省 令和7年度)。休学の理由の最多は「精神疾患」13.3%だが、全学校種の合計で、博士課程だけの数字ではない
  • 行きたくない理由は、皆の前での批判・指導教員・ついていけない・人間関係・拘束時間とアルバイト・就職活動・体の不調に分けて見る(川西2017の典型例)
  • 学部は、卒業研究が必修ならその単位が出ない限り卒業できない。必修かは学部の教育課程。修士・博士は研究指導と論文の審査が省令の要件
  • 休学した期間は原則として在学年数に入らず、卒業・修了への影響は復学の時期と判定の時期で変わる。4年目を休学して4年で卒業はできない。在学年限・休学の上限は大学・課程の学則で決まる
  • コアタイムは卒業・修了要件の条文の言葉ではないが、指導教員は研究指導と評価に関わる。最終的な判定は大学・研究科の規程による
  • 留年1年=授業料1年分(国立の標準額535,800円)。休学中の授業料は国立3大学で免除(期限あり)、私立は在籍料の例。免除されても、卒業が遅れれば復学後に在学する期間の授業料はかかる。JASSOの奨学金は休学で休止
  • 体の不調が続いているなら、学内の保健管理センター・学生相談室、精神保健福祉センター、こころの健康相談統一ダイヤルへの相談を優先し、休学・学費の期限の確認は教務へのメールなどで並行して

11. 出典

12. あわせて読む

 

── 無料メール講座(全6章・14通)──
真面目に働いても給料が上がらないのは、
あなたの能力ではなく
買い手が一社しかいないからです。
売り手が多数いて、買い手が一者しかいない市場では、
価格は買い手の内部規則で決まります。
転職しても、買い手が別の一社に変わるだけ。
構造は変わりません。
必要なのは努力の量でも我慢でもなく、
会社以外に
「自分の判断にお金を払う相手」
を一つ持つこと。
月3万円で構いません。
それだけで、組織との距離の取り方が変わります。
動かない録画機器を1,000円以下で仕入れ、
中古ドライブ(部品代2,000円)に交換。
ついでに容量を増やして15,000円で販売。
── 20年の現場から、実例の一部
この無料講座で扱う内容
  • 壊れた商品のどこに価格差が眠るのか
    「歪みの4類型」
  • 手数料・送料・作業時間まで含めた
    「1件の利益計算式」
  • 絶対に手を出してはいけない
    「除外リスト7項目」
  • 6日目には、元手ゼロで
    今週できる実践ワーク(約70分)
※手を動かさずに稼ぐ方法をお探しの方には向きません。
そのことも講座内で明記しています。
20年
現場での実践
全14通・2週間。
1通3〜5分で、通勤中にも読み切れる分量です。
まずは14通の無料講座で、
「第二の買い手」という考え方を確認してください。
登録30秒・無料・いつでも解除できます


「第二の買い手」を作る14通を無料で読む →

※後半に有料商品のご案内があります。
第1通の冒頭で明記します。

にほんブログ村の「せどり」ランキングに参加しています

にほんブログ村 小遣いブログ せどりへ PVアクセスランキング にほんブログ村
生き方・キャリア