「ミッドライフクライシス」「中年の危機」「ミッドライフクライシス 乗り越え方」で調べて来られた方に、先に結論を書きます。
ミッドライフクライシス(中年の危機)は、精神分析家エリオット・ジャックが1965年の論文の題名に使った言葉で、ジャックは35歳前後に起きる危機として書いています。日本の公的な定義は見つけられませんでした。何歳ごろに来るかについては、145か国のデータで幸福度が中年期の50歳前後で底になるという研究があり(方法を変えるとU字にならない国もあるという反論もあります)、内閣府の調査でも、生活満足度の平均は40〜64歳が39歳以下・65歳以上より低い状態が2019年から続いています(2026年は40〜64歳が5.53点)。私は30代後半に、体力の変化、同じことの繰り返しへの飽き、仕事の伸びが止まったことをきっかけに中年の危機を感じました。そのとき、AI・投資・新しい事業のやり方を学び始め、人生の残りの時間とお金を数字で試算しました。そのうえで、住む場所、ライフプラン、ダイエット、投資、仕事のコンセプトの5つを変えました。私の見方は「作り替えの合図」で、実際に変えたことで、私はあらゆる面でよくなりました。年齢と性別を入れると、人生の残り時間(平均余命と、何歳まで生きている割合)、今のやり方を続けられる年数、資産で暮らせる年数を出す計算機を8章に置きました。
この記事は、40代前後の、生き方や仕事の意味についての心の揺れの話です。借金や失業で追い詰められた場合は40代で人生どん底と感じたときの記事に書きました。私は医師ではないので、病気かどうかの判断はしません。
| 知りたいこと | 答え | 章 |
|---|---|---|
| ミッドライフクライシスとは | 1965年の論文の題名に使われた言葉。日本の公的な定義は見つからない | 2章 |
| 何歳で来るか | 言葉を使ったジャックは35歳前後。幸福度は50歳前後で底という145か国の研究(反論もある)。日本の生活満足度の平均は40〜64歳がいちばん低い | 2・3章 |
| 男性にもあるか | 男性の更年期障害は概ね40歳以降。2022年の調査で、可能性があると考えている男性は40代8.2%・50代14.3%、診断を受けたのは1.5%・1.7% | 4章 |
| 乗り越え方は | 私は学び直しと、残りの時間・お金の試算をしたうえで、住む場所・ライフプラン・ダイエット・投資・仕事のコンセプトを変えた。見方は「作り替えの合図」 | 5・6章 |
| 病院に行くべきか | 楽しみや喜びを感じない状態が続くなら、うつ病などの可能性がある。自分で決めずに医療機関に相談を | 7章 |
1. 先に、立場を書きます
私は会社に勤めたことがなく、中古品の売買を20年近く自分の事業としてやってきました。中年の危機を感じたのは30代後半です。この記事は、そのときの私の経験と、厚生労働省・内閣府などの公的な資料で書きます。
この記事のために、私は次のように答えました。
| 問い | 私の答え |
|---|---|
| 中年の危機を感じた年齢 | 30代後半 |
| 何がきっかけだったか(選んだもの) | 体力・健康の変化/同じことの繰り返しに飽きた/仕事の伸びが止まった |
| 体力の変化は仕事にどう出たか(選んだもの) | 仕入れや運搬など体を使う仕事がきつくなった/疲れが残るようになった/集中が続かなくなった |
| そのときどうしたか(選んだもの) | 新しいことを学び始めた(AIの使い方、投資・お金の仕組み、新しい事業・発信のやり方)/数字で先を試算した |
| 何を試算したか(選んだもの) | 人生の残りの時間/資産で何年暮らせるか/伸びが止まったまま続けた場合の収入/今のやり方を体力的に何年続けられるか |
| ミッドライフクライシスをどういうものだと見るか | 作り替えの合図 |
| 合図だと思って変えたこと | 住む場所/ライフプラン/ダイエット/投資/仕事のコンセプト(6章) |
2. ミッドライフクライシス(中年の危機)とは
「ミッドライフクライシス(mid-life crisis)」は、精神分析家エリオット・ジャック(Elliott Jaques)の1965年の論文「Death and the Mid-Life Crisis」(International Journal of Psycho-Analysis 46巻)の題名に使われた言葉です。日本語では「中年の危機」と訳されます。ジャックはこの論文で、35歳前後に起きる危機を「ミッドライフクライシス」と呼んでいます。私が感じた30代後半は、この時期に近いところでした。厚生労働省などの資料で、この言葉の公的な定義は見つけられませんでした。
似た言葉に、病気の名前があります。厚生労働省の説明では、更年期障害は、更年期に現れるほてり・疲れやすさ・気分の落ち込み・意欲低下などの症状で日常生活に支障を来す状態で、男性の更年期障害は概ね40歳以降に男性ホルモン(テストステロン)が減ることで起き、病態はまだ十分に解明されていません。うつ病は、楽しみや喜びを感じない、良いことがあっても気分が晴れない状態が2週間以上続き、それまでの社会生活が難しくなる状態と説明されています(こころの耳)。中年の危機と感じている状態が、こうした病気の症状と重なることもあります。
3. 何歳ごろに来るか
3-1. 日本の生活満足度は40〜64歳がいちばん低い
| 調査の年 | 39歳以下 | 40〜64歳 | 65歳以上 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 5.69 | 5.64 | 6.53 |
| 2020年 | 5.73 | 5.70 | 6.50 |
| 2021年 | 5.73 | 5.44 | 6.53 |
| 2022年 | 5.70 | 5.54 | 6.50 |
| 2023年 | 5.77 | 5.48 | 6.55 |
| 2024年 | 5.89 | 5.57 | 6.61 |
| 2025年 | 5.78 | 5.50 | 6.51 |
| 2026年 | 5.88 | 5.53 | 6.54 |
出典:内閣府「満足度・生活の質に関する調査報告書2026(概要)」図表1-3(生活満足度、0〜10点。2026年3月実施、10,632人へのインターネット調査)
8回の調査のすべてで、40〜64歳の生活満足度の平均が3つの年齢層の中でいちばん低くなっています。ただし、40〜64歳は25年分をひとまとめにした区切りで、40代のどこで低いかまでは分かりません。また、その年の年齢層ごとの平均で、同じ人が40歳を過ぎて下がり、65歳で戻ることを示したものでもありません。
3-2. 145か国で、幸福度の底は50歳前後
経済学者デービッド・ブランチフラワーは、145か国(うち109か国が途上国)の70歳未満の人のデータを使い、学歴・婚姻・就業の状態などをそろえて、年齢と主観的な幸福度の関係を調べました。その結果、幸福度は中年期の50歳前後で底になるU字の形になったと報告しています(Journal of Population Economics、2021年)。
一方で、欧州の国について方法を変えて分析し直すと、U字になる国もあれば、まったく違う形になる国もあったという反論もあります(Bartram、National Institute Economic Review、2022年)。
ジャックの35歳前後は心の転換点の話で、ブランチフラワーの50歳前後は幸福度の平均が底になる年齢の話です。測っているものが違います。どちらも、一人ひとりがその年齢で必ず落ち込む、という意味ではありません。私の場合は30代後半で、幸福度の統計の底よりは早く、ジャックが書いた35歳前後に近い時期でした。
4. きっかけ別に、数字で見る
4-1. 体力・健康の変化
私の場合は、仕入れや運搬など体を使う仕事がきつくなり、疲れが残るようになり、集中が続かなくなりました。
厚生労働省が2022年に20〜64歳の5,000人に聞いた調査では、更年期障害の可能性について、次のように答えています。
| 性別・年齢 | 医療機関で更年期障害と診断された(されている) | 更年期障害の可能性があると考えている |
|---|---|---|
| 男性40〜49歳 | 1.5% | 8.2% |
| 男性50〜59歳 | 1.7% | 14.3% |
| 女性40〜49歳 | 3.6% | 28.3% |
| 女性50〜59歳 | 9.1% | 38.3% |
出典:厚生労働省「更年期症状・障害に関する意識調査(結果概要)」(2022年3月、調査会社の登録モニターへのインターネット調査)。「可能性があると考えている」は、受診はしたことがないが疑ったことがある・疑っている、周囲から言われたことがある、別の病気を疑って受診したら指摘された、の合計で、本人の答えによるもの。医師の診断の割合ではない
この調査の「更年期症状」は回答者本人の主観で、ほかの病気による症状も含まれている可能性があると、調査自身が断っています。体の変化がつらいときは、自分で中年の危機だと決めずに、医療機関で相談してください。
4-2. 仕事の伸びが止まる
会社員の場合、令和7年の賃金構造基本統計調査で、男性の月の賃金(所定内給与)の平均は55〜59歳の44.56万円がいちばん高く、60〜64歳は35.85万円です。これは年齢階級ごとの平均で、同じ人の賃金の動きを追ったものではありません。50代で役職定年がある会社では、その前に下がります(役職定年の記事)。私は会社員ではないので、伸びが止まったのは自分の事業の売上と、自分の体でこなせる仕事の量でした。
4-3. 同じことの繰り返しに飽きる
飽きを数字で示す公的な統計は見つけられませんでした。私の飽きについては飽き性の記事に書きました。
5. 私がしたこと:学び直しと、4つの試算
5-1. 学び始めたこと
私が学び始めたのは、AIの使い方、投資・お金の仕組み、新しい事業・発信のやり方です。
総務省の社会生活基本調査(2021年)で、1年間に何らかの「学習・自己啓発・訓練」をした人の割合は、35〜39歳45.4%、40〜44歳39.9%、45〜49歳38.1%、50〜54歳38.8%でした。この調査の「学習・自己啓発・訓練」には、社会人の職場研修や学業として行うものは入っていません。仕事の外で自分から学んだ人は、40代では4割前後ということになります。
5-2. 数字で試算したこと
私が試算したのは、次の4つです。
- 人生の残りの時間
- 資産で何年暮らせるか
- 伸びが止まったまま続けた場合の収入
- 今のやり方を体力的に何年続けられるか
この4つは、8章の計算機で同じように出せるようにしました。人生の残りの時間は、厚生労働省の簡易生命表の平均余命で計算します。令和7年の平均余命は、45歳の男性で37.52年、女性で43.20年です。健康寿命(日常生活に制限のない期間の平均)は、令和4年値で男性72.57歳、女性75.45歳です。ただし、これは0歳の人の平均なので、今の年齢を引いても、自分が健康でいられる残りの年数にはなりません。計算機では健康寿命は使わず、平均余命と、何歳まで生きている割合を出します。
6. 私の考え:作り替えの合図
私の見方は「作り替えの合図」です。中年の危機を、乗り越えて元に戻るものとしてではなく、仕事や生き方の形を作り替える合図として見ています。私の場合は、学び直しと、残りの時間とお金の試算から始めて、次の5つを変えました。
6-1. 住む場所:関東を出て、名古屋へ
ずっと関東に住むことが当たり前だと思っていましたが、本当に関東でなければやりたいことができないのかを考え直しました。海浜幕張に住んだ経験で、計画的に開発された街の良さを知りました。月島での生活にあって、横浜や北柏になかったのは都市計画です。再開発された街で、しかもスマートシティであることが、自分の幸せと生産性を最大にする必要条件だと考え、関東を出て名古屋に引っ越すことを決めました。
6-2. ライフプラン:破綻しない計画を、計算で作る
ブランド転売をやって、スケールさせようとして挫折しました。世の中はコミュニケーション能力を評価していて、それがない人間はダメ人間扱いされます。自分が社会不適合であることは認めますが、だからといって生きていてはいけないとは思えませんでした。
AIが普及し始めたので、毎日使っていろいろな実験をしました。その結果、住む場所、投資、結婚の破綻確率、教育費の利回りなど、個人でも高度な計算が出せるようになり、破綻しないライフプランが作れるようになりました。
6-3. ダイエット:AIの計画で、3か月でマイナス6キロ
管理栄養士やトレーナーの言うとおりにやっても、痩せませんでした。AIに相談したら、私に合わせて、努力に頼らず仕組みで痩せる計画を立ててくれました。食事と筋トレはAIに言われたとおりに実行し、フォームに頼らなくても筋肉がつくマシン中心のやり方に変えました。市営のジムから24時間営業のジムに移ったところ、3か月でマイナス6キロになりました。半年で10キロ痩せたいので、申し分ないペースです。
何を食べてよくて何がだめなのかをAIが言い切るので、迷いがなく、ストレスもありません。これは人にはできないことだと思います。ライザップのようなパーソナルジムがやることを、20ドルで実現しています。
6-4. 投資:レバレッジで本当に破綻するのかを計算した
世の中でやってはいけないとされている、レバレッジを使った投資について、本当に破綻するのかを、条件を何度も変えてシミュレーションしました。いろいろな角度で確かめた結果、自分はそのリスクを取れると思えましたし、そうしなければ自分の理想とする生活や未来は手に入らないことも分かりました。実際に大きな値動きを経験しながら、どこに集中すれば短期的な上げ下げを受け入れられるのかも特定できました。あとは本業を頑張りながら、淡々と積み立てていくだけの状態です。
レバレッジをかけると、値上がりも値下がりも大きくなります。ここに書いたのは私の条件で計算した判断で、同じ投資を勧めるものではありません。
6-5. 仕事:コンセプトとターゲットをAIに計算させた
コンセプトやターゲットなど、自分の中でぶれて定まらなかった仕事の方向性が、AIに計算させたことで定まりました。AIが計算したコンセプトで仕事を回すようにした結果、お客さんからの問い合わせや返信が大きく増え、反応がはっきり変わりました。
仕事が頭打ちになり、時代とのずれも感じるようになっていて、そこから戻すのは大変でした。それでも、AIが最適な値を計算してくれたので、ストレスなく時代に合わせて味方を増やせるようになりました。
6-6. 変えてみて
中年の危機は、短期的にはしんどいです。それでも、何かを変えなければいけないというシグナルだと思えば、いいきっかけになります。実際に変えたことで、私はあらゆる面でよくなりました。
ただ、作り替えのやり方は人によって違います。会社員なら、役職定年や定年後の再雇用(定年は何歳かの記事)、転職(45歳の転職の記事)も、作り替えの選択肢に入ります。どれを選ぶにしても、残りの年数とお金を先に数字にしておくと、比べられるようになります。出世するかしないかを、定年までお金が回るかで考える計算機は、出世したくない人の記事に置きました。
7. 気をつけたいこと
厚生労働省の「こころの耳」は、うつ病を、楽しみや喜びを感じない、良いことがあっても気分が晴れないといった状態が2週間以上続き、それまでの社会生活が難しくなる状態と説明しています。中年の危機だと思っていても、こうした状態が続くなら、うつ病などの可能性があります。自分で決めずに、医療機関に相談してください。「こころの耳」には、働く人のための相談窓口の案内もあります。
疲れや意欲の低下は、ほかの病気や働きすぎ、介護の負担などから来ることもあります。そういうときは、作り替えより先に、休むことや治療、負担を減らすことが必要な場合もあります。
8. 計算機:人生の残り時間と、今のやり方を続けられる年数
年齢と性別を入れると、令和7年簡易生命表から、平均余命、今の年齢の人の半数が生きている年齢、65・75・85・90歳を迎える割合を出します。今のやり方を体力的に何歳まで続けられるか、今の年収と毎年の増減、資産と生活費を入れると、私がした残りの3つの試算も出します。
人生の残り時間と、今のやり方を続けられる年数の計算機
入力した数字は、このページの中で計算に使うだけで、どこにも送られません。平均余命と、何歳まで生きている割合は、厚生労働省の令和7年簡易生命表で計算します。
8-1. 例で計算すると
45歳の男性で、今のやり方を60歳まで続けられると思い、年収600万円の場合です。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 平均余命 | 37.5年(平均でおよそ82.5歳まで) |
| 今45歳の男性の半数が生きている年齢 | 約84.4歳 |
| 65・75・85・90歳を迎える割合 | 91.9%・77.7%・47.8%・27.3% |
| 平均余命で見た人生の進み具合 | 約55%(折り返しの41.3歳を3.7年過ぎた計算) |
| 今のやり方を続けられる年数 | あと15年(60歳まで生きている男性の平均余命は23.9年) |
| 伸びが止まったまま60歳まで | 合計9,000万円(横ばい)。毎年3%ずつ減る場合は約7,335万円 |
90歳を迎える割合が27.3%あるように、寿命には幅があります。資産や働き方の計画を平均余命の年齢だけで区切ると、長く生きた場合に足りなくなります。平均余命や生きている割合は、その年の死亡状況が今後も変わらないとした計算で、個人の寿命を予測するものではありません。
9. よくある質問
ミッドライフクライシスになりやすい人は?
なりやすい人を示す公的な統計は見つけられませんでした。日本の生活満足度の平均は40〜64歳がいちばん低く、145か国の研究では幸福度の底は50歳前後でした(反論もあります)。どちらも年齢層の平均です。
毎日楽しくない中年の危機とは?
厚生労働省の「こころの耳」は、楽しみや喜びを感じない状態が2週間以上続き、生活が難しくなる状態を、うつ病の主な症状として説明しています。こうした状態が続くなら、うつ病などの可能性があります。中年の危機だと自分で決めずに、医療機関に相談してください。
ミッドライフクライシスは男性にもありますか?
厚生労働省の資料では、男性の更年期障害は、概ね40歳以降に男性ホルモンが減ることで女性の更年期障害に似た症状が出るものの、病態が複雑で、まだ十分に解明されていないと説明されています。2022年の調査では、男性40〜49歳の8.2%、50〜59歳の14.3%が更年期障害の可能性があると考えていて(本人の答え)、診断を受けたのは1.5%、1.7%でした。疲れや意欲の低下はほかの病気でも起きるので、自分で決めずに医療機関で相談してください。
ミッドライフクライシスの診断方法は?
中年の危機そのものの公的な診断基準は見つけられませんでした。更年期障害やうつ病は医師が診断するものです。体や気分の変化が続くなら、医療機関で相談してください。
人生で一番しんどい年齢は?
一律には決められません。145か国の研究では幸福度の平均の底は中年期の50歳前後でしたが、方法を変えるとU字にならない国もあるという反論があります。日本の内閣府の調査では、生活満足度の平均は3つの年齢層のうち40〜64歳が2019年から毎年いちばん低くなっています。
女性の中年の危機とは?
厚生労働省の2022年の調査では、更年期障害の可能性があると考えている女性は40〜49歳で28.3%、50〜59歳で38.3%で、男性より多くなっています。この記事は、私の経験を中心に書いています。
ミッドライフクライシスの乗り越え方は?
公的に決まった乗り越え方はありません。私は、学び直しと、人生の残りの時間・資産で暮らせる年数・伸びが止まったままの収入・体力で続けられる年数の4つの試算をしました。そのうえで、住む場所、ライフプラン、ダイエット、投資、仕事のコンセプトを変えました。私の見方は「作り替えの合図」です。
10. まとめ
- ミッドライフクライシスは、1965年のジャックの論文の題名に使われた言葉で、ジャックは35歳前後の危機として書いた。日本の公的な定義は見つからない。
- 日本の生活満足度の平均は40〜64歳がいちばん低い(2026年5.53点)。145か国の研究では幸福度の底は50歳前後(反論もある)。
- 男性の更年期障害は概ね40歳以降。可能性があると考えている男性は40代8.2%、50代14.3%(診断は1.5%、1.7%)。
- 楽しみや喜びを感じない状態が続くなら、うつ病などの可能性。自分で決めずに医療機関に相談。
- 平均余命は平均で、45歳の男性の27.3%は90歳を迎える。残りの時間とお金は幅で見る。
- 私は30代後半に、体力・飽き・伸びの停止で中年の危機を感じ、学び直しと4つの試算をした。そのうえで住む場所・ライフプラン・ダイエット・投資・仕事のコンセプトを変え、あらゆる面でよくなった。見方は「作り替えの合図」。
11. 出典
- Jaques, E. (1965) “Death and the Mid-Life Crisis”, International Journal of Psycho-Analysis, 46, 502-514
- Blanchflower, D. G. (2021) “Is happiness U-shaped everywhere? Age and subjective well-being in 145 countries”, Journal of Population Economics, 34
- Bartram, D. (2022) “Is Happiness U-shaped in Age Everywhere? A Methodological Reconsideration for Europe”, National Institute Economic Review, 263
- 内閣府「満足度・生活の質に関する調査報告書2026(概要)」
- 厚生労働省「令和7年簡易生命表の概況」、「健康寿命の令和4年値について」
- 厚生労働省「更年期症状・障害に関する意識調査(結果概要)」
- 厚生労働省「こころの耳 うつ病の主な症状と原因」
- 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活行動に関する結果」表1-2
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」

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