LP(ランディングページ)は、1枚では足りません。メールアドレスをもらうための登録LPと、お金をもらうための販売LPの2枚が要ります。そして2枚とも、「向いていない人に、先に帰ってもらう」ように作ります。買ってから「思っていたのと違う」と言われるのが、いちばん高くつくからです。
この記事では、私がいま実際に動かしている2枚のLPの構成を、上から順番にそのまま書きます。登録LPの実物はこちらで、誰でも見られます。販売LPは、無料のメール講座を読んだ人にだけ、期限つきで開くページなので、ここでは構成だけを書きます。
この記事はなぜ情報発信をするのかの6本目です。商品は商品の作り方、メールはステップメールの作り方に書きました。LPは、その2つができてから作ります。理由は4章に書きます。
1. 2枚のLPは、仕事が違う
| 登録LP | 販売LP | |
|---|---|---|
| もらうもの | メールアドレス1つ | 代金(29,800円) |
| 読む人 | 私を知らない人。広告や検索から来る | 無料の講座を14通読んだ人 |
| 書くこと | なぜこの話が自分に関係あるのか。講座で何を渡すか | 何が入っているか。条件。やっていないこと |
| 帰ってもらう人 | 手を動かしたくない人。すぐにお金が要る人 | 同じ。加えて、返金がないことに同意できない人 |
登録LPで全部を説明しようとしないでください。私を知らない人は、長い説明を読む理由をまだ持っていません。登録LPの仕事は、「自分の話だ」と思った人にメールアドレスを入れてもらうところまでです。商品の説明は、14通のメールと販売LPの仕事です。
2. 登録LPの構成(上から順に)
| 順番 | 置いているもの | なぜそこに置くのか |
|---|---|---|
| 1 | 見出し・何を渡すか・登録フォーム | 決めている人を待たせない。入力はメールアドレス1つだけ |
| 2 | フォームのすぐ下に「後半に有料の案内があります」 | 登録の前に言う。後から言うと、だまされたと感じる人が出る |
| 3 | 読者のいまの状態を5つ。「心当たりが無いなら、あなた向けではありません」 | 関係ない人に、ここで帰ってもらう |
| 4 | 原因は能力ではなく構造だ、という説明 | 読者を責めない。責められた人は読むのをやめる |
| 5 | 実例3件と、「10台に1台程度は利益が出ません」 | 良い数字と悪い数字を同じ場所に置く |
| 6 | 金額についての注記(保証ではないこと、損失になる場合があること) | 実例のすぐ下。ページのいちばん下に小さく書くのではない |
| 7 | 読者が足を止める質問への答え(技術がない・いくらかかる・AIの時代に意味があるか) | 聞かれる前に答える |
| 8 | 私の失敗談(偽物の財布で1万円と2時間を失った話) | うまくいった話だけの人は、信用されない |
| 9 | プロフィール | ここまで読んだ人だけが「誰が言っているのか」を気にする。だから冒頭には置かない |
| 10 | 講座の中身(6章)と、3つの約束 | 返信は私が読む。1通3〜5分。売り込みは事前に言う |
| 11 | 「面倒くさそうだと感じたなら、登録しないでください」 | 2回目の出口 |
| 12 | 向いている人・向いていない人 | 3回目の出口 |
| 13 | よくある質問 | 「本当に無料か」に、有料の案内があることをもう一度書く |
| 14 | 登録フォーム(2回目)と追伸 | 最後まで読んだ人のため |
出口を3回置いているのが、この構成の中心です。登録の数は減ります。それでかまいません。向いていない人が登録すると、メールを読まず、迷惑メールとして報告し、まれに買って、不満を言います。どれも私の損です。
3. 販売LPの構成(上から順に)
| 順番 | 置いているもの | なぜそこに置くのか |
|---|---|---|
| 1 | 価格・閲覧期限・サポートの期間・受付の期限を、一覧で | 値段を探させない。最後まで読まないと値段が分からないページは、それだけで疑われる |
| 2 | 「はじめてこのページを見た方へ」 | 講座を読まずに来た人を、無料の講座に戻す。買わせない |
| 3 | 中身の説明と、なぜこの設計にしたか | よくある設計との違いを、表で比べる |
| 4 | 私自身が何をやってきたか。そしてやっていないこと | 経験していない部分は、「私の体験談ではありません」と書く |
| 5 | 実践した人の記録と、その注記 | 上位の例には「上位の例です」と書く。全員がこうなるわけではない、とも書く |
| 6 | 収録内容 | 存在するものだけを書く |
| 7 | サポート。こちらから3回、声をかける | 動いていない人ほど質問しない。だから待たない |
| 8 | 同じものを自力で用意した場合の時間 | 他社の値段とは比べない。時間に直しただけだ、と注記する |
| 9 | なぜこの価格なのか | 安すぎると疑われる。ここで利益を出すつもりがないことを、そのまま書く |
| 10 | 向いていない方 | 販売LPでも、もう一度 |
| 11 | 条件(提供の形、サポートの終わり、改訂版の扱い、提供をやめるときの扱い、返金、期限、別にかかる実費) | 申込みボタンの前に置く |
| 12 | よくある質問 | 「情報商材ではないのか」にも答える |
| 13 | 申込みフォーム | 「返品・返金ができないことに同意します」にチェックを入れないと、ボタンが押せない |
4. クレームを受けないための、7つの決まり
決まり1 売り込みがあることは、登録の前に言う
登録フォームのすぐ下と、よくある質問の2か所に書いています。1通目のメールの冒頭にも書きます。3回言えば、「無料だと思ったのに」と言う人はいなくなります。
決まり2 向いていない人を、先に書く
「手を動かさずに稼げる方法を探している」「3か月以内にまとまった収入が必要」。こういう人に買ってもらっても、うまくいきません。うまくいかなかった人は、商品のせいにします。だから先に帰ってもらいます。
決まり3 悪い数字を、良い数字の隣に置く
実例の金額のすぐ下に、「10台に1台程度は利益が出ません」と書いています。月100万円のような数字は起きない、とも書いています。買った後に知る悪い話は「聞いていない」になりますが、買う前に読んだ悪い話は「知っていた」になります。
決まり4 やっていないことを書く
私の教材は事業の売却と買収まで扱いますが、私自身は売却も買収もしたことがありません。それを販売LPにそのまま書いています。書かずに売って、後で分かるほうが、ずっと高くつきます。
決まり5 返金がないことは、ボタンの前で同意をもらう
返金保証は付けていません。理由は商品の作り方に書きました。そのかわり、条件の欄に書き、よくある質問に書き、最後にチェックを入れてもらいます。チェックを入れないと、申込みボタンは押せません。利用規約の奥に書いてあるだけ、という作りにはしません。
決まり6 期限を書くなら、ページを本当に閉じる
受付は72時間です。読者がページを最初に開いた時刻をブラウザに記録し、72時間たつと「受付は終了しました」というページに切り替わります。別のブラウザで開けば時刻がずれることも、LPの条件の欄に書いてあります。抜け道がまったくない仕組みではありません。それでも、「本日まで」と書いたページが翌週も開いているよりは、ずっとましです。
決まり7 値段は、いちばん上に書く
販売LPの最初の画面に、29,800円と書いてあります。値段を見て帰る人は、最後まで読んでも買いません。その人の時間を使わせないほうが、お互いのためです。
5. 作る順番
- 商品を先に作る。収録内容が決まっていないと、LPに「存在しないもの」を書いてしまいます
- 販売LPを書く。何を、いくらで、どんな条件で売るのかが、ここで決まります
- ステップメールを書く。販売LPに書いた約束と、メールの中身を合わせます
- 登録LPを最後に書く。「講座で何を渡すか」は、メールを書き終わってからでないと正確に書けません
- 3つを読み比べる。登録LP・メール・販売LPで、通数、日数、値段、サポートの期間が食い違っていないかを確かめます
5番は、とくに大事です。AIに下書きを手伝ってもらうと、AIは分からないところに「ここは後で書いてください」という印を残します。私はこの記事を書くために自分のメールとLPを読み直して、その印が消されないまま残っている場所を、実際に見つけました。公開する前に、印に使われそうな言葉でページ全体を検索してください。
LPそのものは、1枚のHTMLファイルです。私はAIと相談しながら作り、エックスサーバーにファイルを置いています。WordPressの記事として作る必要はありません。登録フォームと申込みフォームは、マイスピーが出すフォームを、LPの中にはめ込んでいます。
6. やらないこと
- うその期限。「本日まで」と書いて、翌日も開けておくこと
- うその残り席。売っているのがデータなのに「残り3名」と書くこと
- いちばん良かった人の数字だけを載せること
- 他社の高い商品と並べて、「それに比べて安い」と見せること
- 返金保証で背中を押すこと。中身を見てから返金を求める人が、必ず来ます
- 「誰でも」「かんたんに」「必ず」と書くこと
7. まとめ
- LPは、登録LPと販売LPの2枚。仕事が違う
- どちらも、向いていない人に先に帰ってもらう。登録の数より、あとで不満を言う人を出さないことを取る
- 売り込みがあること、悪い数字、やっていないこと、返金がないこと。言いにくいことほど、先に、目立つ場所に書く
- 作る順番は、商品、販売LP、メール、登録LP。最後に3つを読み比べる
LPとメールの先で読んでもらう中身は、コンテンツの作り方に書きました。

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