ファネルマーケティングは、見込み客を集め、その中の一部が買う、という流れを、段に分けて見る考え方です。ファネル(funnel)は漏斗(じょうご)のことで、上の段ほど多く、下の段に進むほど少なくなる形を、この道具にたとえています。ただ、途中の段から入ってくる人もいるので、実際の数がいつもこの形になるわけではありません。
私のファネルは、こうなっています。入口(記事や Meta 広告など)→ 無料のメール講座の登録ページ → 無料のメール講座(全37通・100日)→ 販売ページ(受付は72時間)→ 入口の講座(29,800円、メールで届く72通・90日)→ 面談 → 個別の指導(98万円・6か月・月に2人まで)。これは販売までの段の並びで、前の段を最後まで通らないと次の段に進めない、という意味ではありません。たとえば、販売ページの案内は無料のメール講座の10〜13日目に届くので、37通を読み終える前に届きます。
この記事では、ファネルの意味と、セールスファネル・カスタマージャーニー・チャネルとの違いを、この実物の段に当てはめて書きます。そのうえで、いちばん詰まっている段、「ファネルは古い」という声への私の答え、Google アナリティクス 4(GA4)でファネルを見る機能の決まりを書き、7章に、月に売りたい上位の商品の件数から、要る入口の数を逆算する計算機を置きました。
段ごとの率(次の段に進んだ割合)、登録や購入の人数、広告費は、この記事では書きません。各段の中身は、このサイトで公開済みの記事に書いた範囲で書いています。
※Google アナリティクスのヘルプと、このサイトの公開済みの記事は、2026年11月4日に確認しました。
| 知りたいこと | この記事で書いたこと | 章 |
|---|---|---|
| ファネルマーケティングとは | 見込み客を集め、その中の一部が買う流れを、段に分けて見る考え方 | 2章 |
| セールスファネルとの違い | 呼び方と段の分け方は、説明する会社ごとに違う。この記事では1本の流れとして扱う | 2-2 |
| カスタマージャーニー・チャネルとの違い | 段ごとに数える見方と、ひとりの人の順番を追う見方。チャネルは1段目に並ぶ経路 | 2-4・2-5 |
| 私の実物のファネル | 入口、登録ページ、無料のメール講座(37通・100日)、販売ページ(72時間)、入口の講座(29,800円)、面談、個別の指導(98万円)の7段。販売までの構造で、各段を通り終えることが次に進む条件ではない | 3章 |
| いちばん詰まっている段 | 記事から登録ページへの段 | 4章 |
| ファネルは古い? | 私の答えは「何が古くて、死んでいるのか全く理解できない」 | 5章 |
| 測り方 | GA4 のファネルデータ探索。オープン型とクローズド型、ステップは最大10個 | 6章 |
| 計算機 | 月に売りたい上位の商品の件数から、要る入口の数を逆算する | 7章 |
1. 結論
- ファネルマーケティングは、見込み客を集め、その中の一部が買う流れを、段に分けて見る考え方。段に分けると、どの段で止まっているかを、段ごとに考えられます。
- 私のファネルは7段。入口、登録ページ、無料のメール講座(全37通・100日)、販売ページ(受付は72時間)、入口の講座(29,800円)、面談、個別の指導(98万円・6か月・月に2人まで)です。販売までの構造を並べたもので、各段を通り終えることが次に進む条件という意味ではありません(3-1)。
- 入口の講座では、利益は出ない設計。事業として成り立つのは、その先の個別の指導です(3-3)。
- いちばん詰まっていると感じているのは、記事から登録ページへの段。ポップアップは使わず、記事の下やサイドバーなどのリンクからつないでいます(4章)。
- 「ファネルは古い」への私の答えは、「何が古くて、死んでいるのか全く理解できない」。見込み客を集め、その中の一定数が買う、という前提でビジネスは設計されている、という考えです(5章)。
2. ファネルマーケティングとは
2-1. 見込み客を集め、その一部が買う流れを、段に分けて見る
ファネルマーケティングは、人が商品を知ってから買うまでを、いくつかの段に分けて見る考え方です。上の段にいる見込み客のうち、一部が次の段に進み、さらにその一部が買います。段に分けておくと、段ごとに「ここで何を決めてもらうか」「次の段に何を渡すか」を考えられ、どの段で止まっているかも、段ごとに見られます。
Google アナリティクスのヘルプも、ファネルを見る機能(ファネルデータ探索)を、ユーザーがコンバージョン(目的の行動)に至るまでのステップを見えるようにするもの、と説明しています。例として挙げているのは、見込み顧客が買い物客になり、さらに顧客に変わっていく流れです(6章)。
私のファネルに当てはめると、上から「私を知る」「メールアドレスを預ける」「無料の講座を読む」「販売ページで買うかを決める」「入口の講座で手を動かす」「面談を受ける」「個別の指導を受ける」の7つの段が並びます(3章)。
2-2. マーケティングファネルとセールスファネル
ファネルの呼び方と、段の分け方は、説明する会社ごとに違います。マーケティングファネル、セールスファネル、購買ファネルといった言い方がありますが、この記事では、言葉の違いよりも、自分の流れを何段に分けるかを大事にして、集める段から売る段までを1本の流れとして扱います。
あえて分けるなら、私の流れでは、知ってもらい、メールアドレスを預かるまで(3-1の1〜2段目)が集める側、無料のメール講座から個別の指導まで(3〜7段目)が売る側に近い、と見ることができます。これはこの記事での使い分けで、一般的な定義ではありません。
2-3. 種類の名前と、紹介
パーチェスファネル、インフルエンスファネル、ダブルファネルといった種類の名前もあります。ただ、どこで区切るか、何段にするかは説明する会社ごとに違い、出典で確かめられた定義がないので、この記事では、それぞれの定義は書きません。
7段の表には入れていませんが、私を知ったきっかけとして書けるのが、紹介です。以前、メールマガジンに登録した人に「どこで私のことを知りましたか」と聞いていたとき、私を知ったきっかけに「友達が登録していたので」「会社の同僚が細野さんから学んでいるので」と答えた人が、何度もいました。私が頼んだわけではありません(なぜ情報発信をするのか)。紹介した友達や同僚が、私のファネルのどの段にいた人かは分かりません。リピートの割合は計測していないので、数字は出しません。
2-4. カスタマージャーニーとの違い
この記事では、ファネルを「どの段まで、いくつ進んだか」を段ごとに数える見方、カスタマージャーニーを「ひとりの人が、どんな順番で何にふれたか」を追う見方として使い分けます。たとえば、広告で私を知り、記事を読み、登録した人がいたとすると、その順番を追うのがカスタマージャーニーで、登録ページの訪問と登録を段ごとに数えるのがファネルです。
2つは別々のものではありません。Google のヘルプも、ファネルデータ探索で分かることを、非効率なカスタマージャーニーや、途中で放棄されるカスタマージャーニーの改善に使える、と書いています。ただ、私のところで登録のときに残る記録(案内ページのアドレスに付けた印と、どのページから来たか)だけでは、その人が最初にどこで私を知ったかや、登録までにふれたすべての経路は分かりません(ブログ集客)。
2-5. チャネルとの違い
チャネルは、人が来る経路のことです。私の場合、入口のチャネルは、記事(検索)、Meta 広告(Instagram・Facebook)、X です。YouTube は今は止めていて、TikTok はすぐにやめました。ファネルの1段目には、こうした複数のチャネルが並びます。
チャネルが違えば、その先の段への進み方も違うことがあります。広告から来た人は、広告から来た人向けの案内ページに着くので、記事を通らずに登録する人もいます。入口を記事だけにするか、広告を含めたすべての経路にするかで、1段目の数(分母)が変わります。経路ごとに分けて数えても、同じ人が記事と広告の両方にふれていれば、その重なりは消えません(7章)。
3. 私が回している実物のファネル
3-1. 7段の全体
| 段 | 中身 | 期間・値段・上限 |
|---|---|---|
| 1. 入口 | 記事(検索)、Meta 広告(Instagram・Facebook)、X など。YouTube は今は止めていて、TikTok はすぐにやめた | - |
| 2. 登録ページ | 入力はメールアドレス1つだけ。フォームの下に「後半に有料の案内があります」と書く。向いていない人に帰ってもらう出口を3回置く | - |
| 3. 無料のメール講座 | 登録はダブルオプトイン。1通目で、何日目に、いくらの商品を案内するかを言う。最初の2週間は毎日届き、そのあとは週に1通 | 全37通・100日 |
| 4. 販売ページ | 最初の画面に値段。「返品・返金ができないことに同意します」にチェックを入れないと、申込みのボタンが押せない | 受付は72時間(読者が販売ページを開いた時点から数える)。案内のやり直しは合計2回まで |
| 5. 入口の講座 | メールで届く講座。返金保証はない | 29,800円・72通・90日。質問に答える期間は購入から90日 |
| 6. 面談 | 売らない人を、ここで断る | - |
| 7. 個別の指導 | 定期の通話、チャット・メール、添削・レビュー、対面・同行。約束するのは指導の提供だけで、売上や利益は約束しない。返金もない | 98万円・6か月・月に2人まで(年に24人が上限) |
この7段は、販売までの構造を並べたものです。各段を最後まで通ることが、次の段に進む条件という意味ではありません。販売ページの案内は、無料のメール講座の10〜13日目に届きます。37通を読み終えてからではありません。
案内のやり直しは、最初の案内のあと、3か月後に1回、そこで「受け取り続ける」を選んだ人に半年後にもう1回の、合計2回までです。2回とも見送った人は、追いかけません。
各段の中身は、それぞれの記事に書きました。
- 入口と、ブログに持たせている役割:ブログ集客
- 入口の記事の作り方:SEO記事の書き方
- 登録ページと販売ページの構成:LPの作り方
- 無料のメール講座37通・100日の設計:ステップメールの作り方
- 登録をダブルオプトインにしている理由:オプトインとは
- 入口の講座(29,800円)の作り方:コンテンツ販売のやり方
- 面談と個別の指導(98万円):個人コンサルの始め方
3-2. 各段で決めてもらうことと、次の段に渡すもの
| 段 | ここで決めてもらうこと | 次の段に渡すもの |
|---|---|---|
| 1. 入口 | 自分の悩みの話かどうか | 記事の下やサイドバー、スマホの画面の下の帯などのリンク。広告から来た人には、広告から来た人向けの案内ページ |
| 2. 登録ページ | メールアドレスを預けるか。売り込みがあることは、登録の前に言う | メールアドレス(確認のメールのリンクを押して本登録) |
| 3. 無料のメール講座 | 有料の講座が自分に要るか。判断に必要な材料を、決まった順番で渡す | 販売ページ(10〜13日目に案内) |
| 4. 販売ページ | 29,800円を払うか。値段、期限、条件、返金がないことを、申込みのボタンの前に置く | 代金。決済が通ると、講座のメールが1通目から届き始める |
| 5. 入口の講座 | 実際に手を動かすか | 実際に動き出した人にだけ、その先を案内する |
| 6. 面談 | 私が売るかどうか | 契約書(約束することと、しないこと) |
| 7. 個別の指導 | 6か月の枠を使って進める | -(私を知ったきっかけに友達・同僚を挙げた人がいた。紹介した人がどの段にいた人かは分からない。2-3) |
販売ページの案内は、無料の講座の10〜13日目に届きます。私の販売ページには、「その先の話は、実際に動き出した方に、そのときに改めてします」と書いてあります。登録ページ、メール、販売ページ、面談のどこでも、向いていない人に先に帰ってもらう作りにしています。それで各段の数がどれだけ変わったかは、この記事では書きません。
3-3. お金の流れ:入口の講座では、利益は出ない
入口の講座では、利益が出ません。私の場合、人を集める主な入口を広告にしているので、入口の講座の売上は広告費で消えます。利益が出るのは個別の指導のほうで、入口の講座は、合う人と出会うための場所です。
値段は、自分が使える時間、市場の大きさ、暮らしたい生活の水準から逆算しました。年に800万円以上が必要で、そこから29,800円と98万円になりました。個別の指導は、月に2人まで(年に24人が上限)と決めています(個人コンサルの始め方)。
ファネルで見ると、上の段の商品で利益を出そうとせず、下の段で成り立つように、値段と人数を決めている、ということです。
4. いちばん詰まっている段:記事から登録ページ
7段のうち、私がいちばん詰まっていると感じているのは、1段目の記事から、2段目の登録ページへ進む段です。記事は読まれていても、無料のメール講座の案内ページまで来るところで止まっている、という見方です。記事を読んだ人一人ひとりの動きを追って出したものではありません。この記事では、その率は書きません。
2段目の登録ページの最初の画面に何を置いているかと、ヒートマップで見えた傾向は、LPの作り方|私の登録LPと販売LPの構成を、上から順に開示。ファーストビューに置いているもの、AIにHTMLを書かせる作り方、2万〜5万字に膨らんだ以前のLPに書きました。
いまの扱いは、ブログ集客に書いた範囲で、次のとおりです。
- 検索で来た人の悩みに、まず記事の中で答えます。そのうえで、記事の下やサイドバー、スマホの画面の下の帯などに置いたリンクから、案内ページへつなぎます。
- ポップアップは使っていません。出せば案内ページに来る数は増やせると思いますが、このサイトでは試していません。読む人にとってうっとうしいからです。
ファネルの上の段が細いと、下の段の率がよくても、下に流れる数は少ないままです。7章の計算機は、この上の段に要る数を、月に売りたい件数から逆算します。
5. 「ファネルは古い・死んだ」への私の答え
「マーケティングファネル 古い」「マーケティングファネルは死んだ」という検索があります。私の答えは、これです。
「何が古くて、死んでいるのか全く理解できない。あらゆるビジネスでまず見込み客を集めてその中の一定数が購入するという前提でビジネスは設計されている」
私のファネルでも、入口の経路は変わってきました。ブログについて、私は「かつてはブログからも大きな集客を得ていたが、AI検索が普及してからアクセス数を集めるのが難しくなった」と書いています(ブログ集客)。登録の多くがブログ以外の経路から来るようになっても、集めた見込み客の中の一部が買う、という前提は変わっていません。
反応した人をリストにして直接案内する、という考え方の側から「古い」に答えたことと、ここ数年で変わった規制は、ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)は古い?|意味とリストマーケティングとの関係。メルマガとLINEで回してきた私の答えと、2022年・2023年に変わった規制、やめた売り方に書きました。
Google アナリティクス 4 にも、ファネルを段ごとに見る機能(ファネルデータ探索)があります。次の章で、その決まりを書きます。
6. ファネルの測り方:GA4 のファネルデータ探索
この章は、Google アナリティクスのヘルプ「[GA4] ファネルデータ探索」の要約です。私が自分のファネルをこの機能で測った結果を書いたものではありません。
6-1. 何が見られるか
ユーザーがコンバージョンに至るまでのステップを見えるようにし、各ステップでのユーザーの動きを確かめる機能です。表示は、段ごとの「標準のファネル」と、折れ線の「ファネルのトレンドグラフ」から選べます。
6-2. オープン型とクローズド型で、数え方が違う
- オープン型:途中のステップから始めたユーザーも、すべて数えます。
- クローズド型:最初のステップを通ったユーザーだけを数え、それ以外は無視します。
どちらも、決めた順番どおりにステップを踏んだときだけ、ファネルを辿ったと判定します。途中のステップを抜かすと、後のステップを完了しても、ファネルの中の行動としては数えません。期間の中で同じ人が何度ステップを完了しても、数えるのは最初の一連のステップだけで、ファネルに入ったと判定されるのは1回だけです。切り替えは、「ファネルをオープンにする」のボタンで行います。
オープン型では、最初に条件に当てはまった行動の時点でファネルに入ったと判定し、そこから先を確かめます。途中の段から入ったあとで最初のステップに戻っても、その行動は無視されます。ヘルプの例では、B→A→B→C の順に行動した人は、オープン型では B と C だけを、クローズド型では A・B・C を完了したと数えられています。
6-3. ステップの決め方
- ステップは、1つのファネルにつき最大10個まで決められます。
- 各ステップの条件は、ユーザーが起こしたイベントや、ディメンション(キャンペーンなどの項目)の値で決めます。指標(数値)では決められません。
- 前のステップとの関係は、「次の間接的ステップ」か「次の直接的ステップ」から選びます。間接的なら、あいだに別の行動が挟まっていても辿ったと判定し、直接的なら、前のステップの直後にその行動をしたときだけ辿ったと判定します。
- 次のステップまでの時間に、制限時間を付けることもできます。
6-4. 読むときに気をつけること
- 各ステップの間の平均の経過時間を表示できます。前のステップから今のステップまでにかかった時間の合計を、今のステップに着いたユーザー数で割った値です。
- 端末などの項目で内訳を見るとき、ユーザーは、ファネルに入ったときに当てはまった項目にだけ数えられます。たとえば、スマホでファネルに入り、残りをパソコンで完了した人は、スマホの内訳にだけ入ります。
- 次の行動の一覧に出る「(次のアクションなし)」は、必ずしもファネルからの離脱を意味しない、と書かれています。ページの項目を使う場合、次のステップに進んでもページの値が変わらなかったことを示していることがあります。
- このヘルプのページには、AI の技術で翻訳した内容が含まれている場合がある、とページ自身に書かれています。迷うときは、元のページで確かめてください(10章)。
6-5. 私のファネルに当てはめるときの注意
私のファネルでは、記事と登録ページはこのサイトのページですが、登録フォームと申込みフォームはマイスピーが出すフォームを、LP の中にはめ込んでいます。講座はメールで届き、決済はマイスピーと Stripe をつないで受けています(LPの作り方、コンテンツ販売のやり方)。ステップの条件は GA4 に記録されたイベントやディメンションで決めるので、GA4 で計測していない段は、この機能だけでは数えられません。
7. 目標から逆算する計算機
7段のファネルを、計算のために、月に売りたい上位の商品の件数と、4つの率に縮めました。入れると、上の段に要る数を、下から順に出します。
- 【1】要る入口の商品の購入(上位の商品の件数 ÷ 上位の商品を買う率)
- 【2】要る無料講座の登録(【1】÷ 入口の商品を買う率)
- 【3】要る登録ページの訪問(【2】÷ 登録になる率)
- 【4】要る入口の数(【3】÷ 登録ページの訪問になる率)
- 【5】今の入口の数とくらべる(今の月の入口の数を入れたときだけ)
段ごとに切り上げています。販売ページと面談の段は、それぞれ前後の率の中に含めています(販売ページは「入口の商品を買う率」に、面談は「上位の商品を買う率」に入ります)。初めから入っている値(1件、10%、10%、10%、1%)は、計算の形を見せるための仮の値で、私の数字ではありません。
入口の率を、記事の表示回数に対する登録ページの訪問の数で入れる場合、それは記事を読んだ人のうち進んだ人の割合ではない点に気をつけてください。この計算は、表示回数・訪問の回数・登録や購入の件数が混じった、仮の逆算です。同じ人を追って測ったファネルで、何人要るかを出すものではありません。入口を記事だけにするか、広告を含めたすべての経路にするかで、【4】の数の意味が変わります。広告から来た人は広告向けの案内ページに着くので、記事を通らない登録もあります。経路ごとに分けて入れても、同じ人が複数の経路にふれる重なりは残ります(2-5)。
入れられる上限は、上位の商品の件数が1万件、今の月の入口の数が100億回、率が100%です。途中の段の数が100億を超えたら、その先の段は出しません。上位の商品の件数が0件のときも出しません。入れた値どうしの割り算で、売上や登録の数を予測するものではありません。
月に売りたい上位の商品の件数から、要る入口の数を逆算する
入れた値は、このページの中で使うだけで、どこにも送られません。初めから入っている値(1件、10%、10%、10%、1%)は、計算の形を見せるための仮の値で、私の数字ではありません。ご自分の値に入れ替えて使ってください。件数・回数は整数(「1」「1,000」)、率は小数第2位まで(「10」「2.5%」)書けます。マイナス、先頭に0がつく数、途中の空白は、入力の誤りとして止めます。
8. 計算機の出力例
8-1. 初めから入っている値(上位の商品1件、率は10%・10%・10%・1%、今の月の入口の数は空欄)
- 【1 要る入口の商品の購入】1件÷10%=10件(切り上げ)
- 【2 要る無料講座の登録】10件÷10%=100件(切り上げ)
- 【3 要る登録ページの訪問】100件÷10%=1,000回(切り上げ)
- 【4 要る入口の数】1,000回÷1%=100,000回(切り上げ)
- 【5 今の入口の数とくらべる】今の月の入口の数を入れると出します(空欄なので出していません)。
8-2. 今の月の入口の数を入れた場合(30,000回。ほかは初めの値)
- 【4 要る入口の数】1,000回÷1%=100,000回(切り上げ)
- 【5 今の入口の数とくらべる】要る数は月100,000回、今は月30,000回です。入れた率がすべて成り立つと置いたときの、計算の上での差は70,000回です。
- 【5 今の入口の数とくらべる】要る数は、今の数の3.4倍です(小数第1位までで切り上げ)。
8-3. 途中の段の率が0%の場合(入口の商品を買う率0%。ほかは初めの値)
- 【1 要る入口の商品の購入】1件÷10%=10件(切り上げ)
- 【2 要る無料講座の登録】入口の商品を買う率が0%なので出せません。
- 【3 要る登録ページの訪問】2が出ないので、ここも出しません。
- 【4 要る入口の数】3が出ないので、ここも出しません。
- 【5 今の入口の数とくらべる】今の月の入口の数を入れると出します(空欄なので出していません)。
8-4. 入力の誤り(上位の商品の件数「1万」、上位の商品を買う率「010」、登録ページの訪問になる率「101」、今の月の入口の数「1.5」)
- 【入力の確認】上位の商品の件数は、0以上の整数1つで入れてください。「1」「1,000」「1件」のように書けます。小数、マイナス、「1万」のような漢字、「01」のように先頭に0がつく数、途中の空白は使えません。
- 【入力の確認】上位の商品を買う率は、0以上の数1つで入れてください。「10」「10%」「2.5」のように書けます(小数は第2位まで)。マイナス、「010」のように先頭に0がつく数、途中の空白は使えません。
- 【入力の確認】登録ページの訪問になる率が100%を超えているので計算しません。数を確かめてください。
- 【入力の確認】今の月の入口の数は、0以上の整数1つで入れてください。「1」「1,000」「1回」のように書けます。小数、マイナス、「1万」のような漢字、「01」のように先頭に0がつく数、途中の空白は使えません。
9. よくある質問
ファネルマーケティングとは、ひとことで言うと?
見込み客を集め、その中の一部が買う流れを、段に分けて見る考え方です(2-1)。
セールスファネルとの違いは?
呼び方と段の分け方は、説明する会社ごとに違います。この記事では、集める段から売る段までを1本の流れとして扱っています。これはこの記事での扱いで、一般的な定義ではありません(2-2)。
カスタマージャーニーとの違いは?
この記事では、ファネルを段ごとに数を数える見方、カスタマージャーニーをひとりの人がふれた順番を追う見方として使い分けています(2-4)。
ファネルとチャネルの違いは?
チャネルは人が来る経路で、ファネルの1段目に並ぶものです。私の場合は、記事、Meta 広告、X などです(2-5)。
マーケティングファネルは古い?
私の答えは「何が古くて、死んでいるのか全く理解できない」です。見込み客を集め、その中の一定数が買う、という前提でビジネスは設計されている、という考えです(5章)。
各段の率は、どのくらいですか?
私の率は、この記事では書いていません。ご自分の率は、GA4 のファネルデータ探索(6章)や、メールの配信の道具に残る登録と購入の記録から出して、7章の計算機に入れてください。
10. 出典
- Google アナリティクス ヘルプ「[GA4] ファネルデータ探索」(2026年11月4日確認):https://support.google.com/analytics/answer/9327974?hl=ja
- このサイトの公開済みの記事(各段の中身。2026年11月4日に公開ページを確認)
11. あわせて読む
| 記事 | この記事とのつながり |
|---|---|
| なぜ情報発信をするのか | 私がなぜ発信しているかと、作る順番の全体像。紹介がこちらの知らないところで起きた話 |
| ブログ集客 | 1段目の入口:ブログに持たせている3つの役割と、ブログ以外の経路 |
| SEO記事の書き方 | 1段目の入口になる記事の作り方 |
| LPの作り方 | 2段目の登録ページと、4段目の販売ページの構成を、上から順に |
| ステップメールの作り方 | 3段目の無料のメール講座37通・100日の設計 |
| オプトインとは | 3段目の登録をダブルオプトインにしている理由と、法律で決まっていること |
| コンテンツ販売のやり方 | 5段目の入口の講座(29,800円・72通・90日)の作り方と、返金保証を付けない理由 |
| 個人コンサルの始め方 | 6段目の面談と、7段目の個別の指導(98万円・6か月・月に2人まで)の設計 |
12. この記事について
この記事は、私が答えたこと(段ごとの率は出さないこと、いちばん詰まっている段は記事から登録ページへの段だと感じていること、「ファネルは古い」への答え、計算機は目標から逆算する形にすること)と、このサイトで公開済みの記事に書いた各段の中身をもとに、Claude が Google のヘルプを確かめて書き、ChatGPT が反証(誤りや言い過ぎを探すこと)をして作りました。公開は、私が許可してから行っています。
Google のヘルプページは要約で、元のページは10章にあります。YouTube は Google LLC の商標で、このサイトは YouTube・Google と提携していません。
ファネルの作り方や、情報発信・広告を人に勧める記事ではありません。売上や登録の数を約束するものでもありません。関連記事の題に出てくる数字や経験は、その記事の内容です。
