※この記事には広告が含まれます。マイスピー(MyASP)へのリンクの1つは紹介リンクで、ここから契約されると私に報酬が入ります。ほかの配信スタンドへのリンクは公式サイトで、報酬は発生しません。
「メルマガ配信スタンド おすすめ」「比較」「結局どれがいいのか」を調べて来られた方に、先に結論を書きます。
個人で「登録してもらう→ステップメールを送る→商品を売る」を回すなら、いちばん合理的なのはマイスピーのビギナープラン(月3,300円・税込)です。2026年9月30日に10社の公式ページで料金を確かめ、12か月の合計と読者1人あたりの月額を計算しました。理由は3つです。
- 自分のサーバーにソフトを置かない8社の中で、12か月の合計がいちばん安い(39,600円)
- 読者や配信の数で料金が上がらない。読者1万人でも1人あたり月0.33円
- 商品の決済までつながる。私は有料講座の販売を、マイスピーとStripeの組み合わせで回しています
マイスピーへのリンクは紹介リンクなので、結論がそれに引っ張られていないかは、1章の表と8章の計算機に自分の数字を入れて確かめてください。条件ごとに並べると次のとおりです。マイスピー以外を選ぶほうが合理的なのは、最後の3つの場合だけです。
- 個人で、登録→ステップメール→販売を回す:マイスピー ビギナー。12か月39,600円。読者数・配信数で料金が変わらない。決済までつながる
- 会員サイト・定期課金・アップセル・LINE連携も使う:マイスピー スタンダード。月11,000円。この4つはビギナーでは使えず、スタンダードから使える(1-1)。UTAGEは月21,670円+メール用のサーバーとドメイン
- 読者100人以下で、まず試すだけ:オレンジメール 無料版。登録100件・月200通まで無料。メールに広告が入る。100件を超えたら有料版か別のスタンドへの移行が要る。売る予定があるなら、移行でステップメールを組み直す手間がかかるので、最初から続ける場所で始めたほうが早いと私は考えています
- サーバーを自分で管理でき、その時間を苦にしない:MilkyStep(買い切り)。24,980円で月額なし。2026年8月にも更新が出ている。ただし管理の時間を時給で数えると、得にならないことが多い(3章)
- LPや販売ページのデザインまで1つの道具で作りたく、月2万円を払える:UTAGE。月21,670円。LP・販売ページ・決済・会員サイト・LINE配信が1つに入っている。メールの配信には別にサーバーとドメインが要る
残りの6社は、個人のステップメールには選ぶ理由が見当たりませんでした。アスメルとエキスパは読者1万人まではマイスピーより高く、メール商人は電話・メールで回数無制限のサポートを公式に書いていますが、登録件数で料金が上がり、最初の契約は途中解約できません(5章)。ワイメールはMilkyStepと同じ系統のシステムを月額で借りる形(4章)、Cyfonsは買い切りですが公開ページに更新の履歴がなく(3-3)、WiLL Mailはステップメールが使えるのが月1万円からの上位プランです(5章)。
| 配信スタンド | 12か月の合計 | 読者1,000人・1人あたり月 |
|---|---|---|
| MilkyStep(買い切り) | 24,980円+サーバー代 | 0円+サーバー代 |
| Cyfons(買い切り) | 30,000円+サーバー代 | 0円+サーバー代 |
| マイスピー(MyASP)ビギナー | 39,600円 | 3.30円 |
| オレンジメール プラン2000 | 53,416円 | 3.28円 |
| メール商人 1,000プラン | 55,660円 | 4.18円 |
| アスメル | 63,968円 | 4.00円 |
| エキスパ Light | 67,600円 | 4.80円 |
| ワイメール | 76,736円 | 5.48円 |
| WiLL Mail プレミアム | 132,000円〜(料金表は非公開) | 11.00円〜 |
| UTAGE | 260,040円+メール用のサーバーとドメイン | 21.67円 |
表は、ステップメールが使えるいちばん安いプランで、12か月の合計は「初期費用+月額×12」、税込です。買い切りの2つは、置き場所になるサーバーの代金と、管理にかかる自分の時間が入っていません。それを入れると順位が変わるので、3章で計算しました。
この10社は、この記事の旧版(2023年の「おすすめ7選」)で紹介していた配信スタンドと、その後に比べた5社です。Mailchimp・Brevo・まぐまぐなどは比べていません。
10社のうち、私が契約したことがあるのは4つです。2010年代前半にCyfons、2010年代後半にMilkyStepとワイメールを使い、いまはマイスピーのビギナーです。CyfonsとMilkyStepはエックスサーバーに置いていて、月額がかからないのは良かったのですが、管理が面倒でやめました。ワイメールは月5,000円ほどでまあまあの機能でしたが、メールが届かなくなり、当時は自分のドメインで送信元の認証(SPF)を設定する対策ができなかったので、マイスピーに一本化しました。
1. 10社の料金(2026年9月30日に公式ページで確認)
| 配信スタンド・プラン | 初期費用 | 月額 | 読者数・配信の上限 | 12か月の合計(税込) |
|---|---|---|---|---|
| マイスピー ビギナー | 0円 | 3,300円(税込) | 読者数・配信数は無制限。快適に使える目安は読者〜1万件、配信速度は1時間に約5,000件。共用サーバー | 39,600円 |
| マイスピー パーソナル | 0円(初回のみ60日分13,200円) | 6,600円(税込) | 無制限。目安は〜10万件、1時間に約1万件。専用サーバー | 79,200円 |
| マイスピー スタンダード | 0円 | 11,000円(税込) | 無制限。目安は〜10万件、1時間に約1万件。専用サーバー | 132,000円 |
| アスメル | 15,980円(税込) | 3,999円(申込月は無料) | 配信数・シナリオ数・メールアドレス数に関係なく定額 | 63,968円 |
| オレンジメール プラン2000 | 12,800円+税 | 2,980円+税 | 登録〜2,000件(全配信プランの合計) | 53,416円 |
| オレンジメール プラン5000 | 12,800円+税 | 4,980円+税 | 登録〜5,000件 | 79,816円 |
| オレンジメール プラン10000 | 12,800円+税 | 9,980円+税 | 登録〜10,000件 | 145,816円 |
| エキスパ Light | 10,000円(税込) | 4,800円(税込) | メールは1日5,000通まで定額。超えた分は1,000通あたり37円(超過配信の設定が必要) | 67,600円 |
| エキスパ Basic | 10,000円(税込) | 9,140円(税込) | 1日1万通まで定額 | 119,680円 |
| エキスパ Pro | 10,000円(税込) | 18,170円(税込) | 1日2万通まで定額 | 228,040円 |
| UTAGE | 0円 | 21,670円(税込) | プランは1つ。メールを配信するには、別にサーバーとドメインが要る | 260,040円(サーバー・ドメイン代を除く) |
| ワイメール(毎月払い) | 10,000円+税 | 4,980円+税 | メルマガの数・読者数・配信数は無制限。契約者ごとに独立した配信環境。独自ドメインを持ち込まないと、貸与ドメインの管理費が月980円+税 | 76,736円 |
| メール商人 1,000プラン | 5,500円(税込) | 4,180円(税込) | 登録できるメールアドレスは1,000件まで。配信数は無制限 | 55,660円 |
| メール商人 3,000プラン | 5,500円(税込) | 11,000円(税込) | 3,000件まで | 137,500円 |
| メール商人 10,000プラン | 5,500円(税込) | 29,260円(税込) | 10,000件まで。11,000件のプランからは、メールサーバーの利用料が月1,100円〜3,300円かかる | 356,620円 |
| WiLL Mail シンプル | 0円 | 4,000円〜+税 | 一斉配信だけ。ステップメールは使えない | 52,800円〜 |
| WiLL Mail プレミアム | 0円 | 10,000円〜+税 | ステップメールが使える。月の配信通数でプランが決まり、細かい料金表は非公開(問い合わせ) | 132,000円〜 |
| MilkyStep Professional | 24,980円(税込・買い切り) | 0円 | 自分のサーバーに置くソフト。上限はサーバーの送信制限で決まる。サーバー代は別 | 24,980円+サーバー代 |
| Cyfons | 30,000円(買い切り) | 0円 | 自分のサーバーに置くソフト。メルマガと会員サイト。上限はサーバーの送信制限で決まる。サーバー代は別 | 30,000円+サーバー代 |
12か月の合計は、初期費用+月額×12で出しています。アスメルは申込月の月額が無料なので、申込月から数えた最初の12か月なら59,969円になりますが、ほかと揃えて12回分で出しました。オレンジメールとワイメールとWiLL Mailは税別表示なので10%を足しています。アスメルの月額は料金ページに税の表記がないので、表示どおりの3,999円で計算しました。
各社の料金について、公式ページに書かれていた注意点です。
- オレンジメール:料金を決める「登録件数」は読者の人数ではなく、作ったすべての配信プラン(メルマガ)の読者数の合計です。同じメールアドレスが2つの配信プランに入っていれば2件と数え、配信したあとに削除した件数も「実質的な登録件数」に入ります。無料講座と通常のメルマガに同じ1,500人がいれば、登録件数は3,000件で、プラン2000では足りません。無期限の無料版は、2025年12月17日から登録100件・配信は月200通まで・配信プランは2つまでで、配信するメールには広告が自動で入ります
- ワイメール:初期費用10,000円(税別)は、毎月払い・6か月前払い(月5,460円)・12か月前払い(月5,250円)のどれにもかかります。前払いのほうが1か月あたりは高く、料金ページでも毎月払いに「お得!」と書かれています。途中で解約しても、払った料金は返金されないとよくある質問にあります
- メール商人:最初の契約は6か月か12か月で、契約期間の途中で解約できず、その後は3か月ごとの更新です。12か月分を一括で払うと、1か月分延長されます。30日間の無料トライアルは、終わっても自動で課金されません
- WiLL Mail:料金ページの比較表ではプレミアムが「月額12,000円〜」、同じページのプラン紹介では「月額10,000円〜」と、2つの書き方がありました(どちらも税別)。上の表の132,000円〜は、安いほうの表示を使った目安です。契約プランを超えて配信した月は、配信数に応じたプランの金額が自動で請求されます。申し込み時に業種や用途の審査があり、支払いは銀行振込などです
- MilkyStep:24,980円(税込)はinfotopでの販売価格で、バージョンアップは無期限で無料です。特定商取引法の表記には「キャンペーン期間中 19,800円」ともありますが、キャンペーン情報のページは「現在キャンペーン情報はありません」で、infotopの購入画面は24,980円でした。VPSとセットで100円になる「おすすめプラン」は、新規の申し込みを停止しています。個別のサポートは基本的になく、公式コミュニティでの対応です
- Cyfons:30,000円は、販売ページから進んだinfotopの購入画面に表示された支払額です。月額はかからないと販売ページに書かれています。購入後の返金やキャンセルは、原則として対応していません
- UTAGE:メールを配信するには別にサーバーとドメインを用意する必要がある、と公式のよくある質問に書かれています
- マイスピー:年間契約にすると最大10%安くなる、と料金ページに書かれていますが、上の表は月払いで出しています
1-1. 販売の機能で見ると:マイスピーのビギナー・スタンダードとUTAGE
登録→ステップメール→販売の「販売」で何を使うかで、必要なプランが変わります。マイスピーの料金ページの機能比較と、UTAGEの公式サイトに書かれていることを並べました。
| 機能 | マイスピー ビギナー | マイスピー スタンダード | UTAGE |
|---|---|---|---|
| 月額(税込) | 3,300円 | 11,000円 | 21,670円+メール用のサーバーとドメイン |
| ステップメール・登録フォーム | ○ | ○ | ○ |
| LP(ランディングページ) | 3ページまで | 無制限 | ○ |
| 単品の販売とオンライン決済 | ○(決済アカウントは1業者につき1つ) | ○(1業者につき3つ) | ○(UnivaPay・Stripeなどと連携) |
| 会員サイト | - | ○ | ○ |
| 定期課金(サブスクリプション) | - | ○ | 確かめていない |
| アップセル・クロスセル | - | ○ | ○(決済直後のアップセルページ) |
| LINE連携 | - | ○ | ○ |
| 電話・メールのサポート | ○(料金ページの記載) | ○ | 確かめていない |
単品を売るところまでならビギナーで足ります。会員サイト・定期課金・アップセル・LINE連携まで使うなら、マイスピーはスタンダード(月11,000円)で、UTAGEより月10,670円安くなります。UTAGEを選ぶ理由は、LPや販売ページのデザインまで1つの道具で作りたいかどうかです。
2. 読者数で並べ替えると、順位が変わる
料金の決まり方は5種類あり、読者の数によって安い順が入れ替わります。
- 登録件数で上がる:オレンジメール(全配信プランの合計が2,000件・5,000件・10,000件で段が変わる)、メール商人(1,000件ごとに段が変わる)
- 1日に送る通数で上がる:エキスパ(1日5,000通・1万通・2万通の上限。超えた分は1,000通37円。上位プランに変えるより、超過料金を払ったほうが安いことが多い)
- 1か月に送る通数で上がる:WiLL Mail(金額は非公開)
- 変わらない:マイスピー(読者1万件までを目安にビギナー)、アスメル、UTAGE、ワイメール
- 買い切り:MilkyStep、Cyfons(料金は変わらないが、置いたサーバーの送信制限で送れる量が決まる)
全員に月8回(週2回)送り、オレンジメールの配信プランは1つだけと置いて、月額を読者1人あたりにすると、こうなります(税込、初期費用を除く)。エキスパは、プランを上げる場合と超過料金を払う場合のうち安いほうです。
| 配信スタンド | 読者1,000人 | 読者3,000人 | 読者10,000人 |
|---|---|---|---|
| マイスピー | 3,300円(3.30円) | 3,300円(1.10円) | 3,300円(0.33円) |
| アスメル | 3,999円(4.00円) | 3,999円(1.33円) | 3,999円(0.40円) |
| オレンジメール | 3,278円(3.28円) | 5,478円(1.83円) | 10,978円(1.10円) |
| エキスパ | 4,800円(4.80円) | 4,800円(1.60円) | 6,280円(0.63円) |
| ワイメール | 5,478円(5.48円) | 5,478円(1.83円) | 5,478円(0.55円) |
| メール商人 | 4,180円(4.18円) | 11,000円(3.67円) | 29,260円(2.93円) |
| WiLL Mail プレミアム | 11,000円〜(11.00円〜) | 11,000円〜(3.67円〜) | 11,000円〜(1.10円〜) |
| UTAGE | 21,670円(21.67円) | 21,670円(7.22円) | 21,670円(2.17円) |
| MilkyStep・Cyfons | 0円+サーバー代。エックスサーバーなら1回の配信に約40分 | 0円+サーバー代。1回に約2時間 | 0円+サーバー代。1回に約6時間40分 |
読者1,000人まではオレンジメールとマイスピーがほぼ同じで、3,000人を超えると、料金が変わらないマイスピー・アスメル・ワイメールが下がり続けます。メール商人は登録件数で上がるので、読者が増えるほど差が開きます。WiLL Mailは「〜」の最低額で、実際の請求は月の配信通数で上がります。
ただし、マイスピーのビギナーの「1万件」は上限ではなく目安で、配信速度は1時間に約5,000件です。読者1万人に一斉に送ると、全員に届くまで約2時間かかります。時間どおりに届けたい案内(ライブ配信の開始など)が多い人は、1時間に約1万件のパーソナル(月6,600円)以上が候補になります。なお、マイスピーのプラン変更は、変更先のプランへの新規申し込みになり、データの移行は自分でするか、有料の引越し代行を使う、と公式のよくある質問にあります。
エキスパで1日の上限を超えて送るには、あらかじめ「超過配信」を設定しておく必要があります。初期設定の超過配信数は0で、設定していないと上限に達した時点で配信が止まり、翌日の8時過ぎに再開します。超過配信を使うには、本人確認書類の提出と住所の認証が必要です。
3. 買い切り型(MilkyStep・Cyfons)は、本当に安いのか
月額がかからない買い切り型は、一見いちばん安く見えます。私も最初はそう考えて、Cyfons、次にMilkyStepを使いました。ただ、買い切りの値段で決まるのは「最初に払う額」だけで、得になるかどうかは「管理にかかる時間」と「開発元が更新を続ける年数」で決まります。
3-1. 月額と並ぶのは何か月目か
サーバーはブログ用にもう借りていて追加の代金がかからず、管理の時間もゼロと置くと、マイスピーのビギナー(月3,300円)と並ぶのは次の月です。
- MilkyStep:24,980円 ÷ 3,300円 = 7.6 → 8か月目
- Cyfons:30,000円 ÷ 3,300円 = 9.1 → 10か月目
ここだけを見ると、1年使えば買い切りが勝ちます。
3-2. 管理にかかる時間を入れると
設置型は、ソフトの更新、サーバー側の設定、送れなかったときの原因探しを自分でやります。その時間を時給で数えて毎月の費用に足すと、並ぶ月はこう変わります。式は「買い切りの値段 ÷(月額 − 管理の時間 × 時給)」で、括弧の中がゼロ以下なら、いつまでたっても並びません。
| 管理の時間(月)× 時給 | MilkyStepが並ぶ月 | Cyfonsが並ぶ月 |
|---|---|---|
| 0時間 | 8か月目 | 10か月目 |
| 1時間 × 1,000円 | 11か月目 | 14か月目 |
| 1時間 × 2,000円 | 20か月目 | 24か月目 |
| 1時間 × 3,000円 | 84か月目(7年) | 100か月目 |
| 2時間 × 2,000円 | 並ばない | 並ばない |
月1時間の管理を時給2,000円で数えるだけで、元が取れるのは2年近く先になります。固定費と損益分岐の考え方は損益分岐点の記事に書きました。
3-3. 更新が止まると、そこで詰む
上の「並ぶ月」は、そこまでソフトが動き続けることが前提です。設置型は、サーバー会社がPHPやMySQLの古い版を止めたり、受信側(Gmailなど)のルールが変わったりしたときに、開発元が更新を出さなければ動かなくなるか、届かなくなります。買い切りの本当の値段は、開発元が更新を続けてくれる年数で決まります。
2026年9月30日に、2つの公開ページで更新の状況を確かめました。
| MilkyStep | Cyfons | |
|---|---|---|
| 公開されている更新の履歴 | お知らせにバージョンアップの記録がある。2019年10月のVer2.12から2026年8月21日のVer2.35まで、24回 | 公式サイトの「お知らせ」は「現在特にございません」。公開ページに更新の履歴は見当たらない(購入者用のページは確かめていない) |
| 更新の料金 | 無期限で無料と書かれている | 販売ページに「今後もバージョンアップ」と書かれている |
| サーバーの要件 | Perl・MySQL・sendmailなどが動くサーバー。大量に送るなら専用サーバーを推奨 | PHP7.4以上、MySQL5.7以上など。マニュアルはエックスサーバーで解説。ロリポップなどの格安サーバーは初心者に勧めない |
MilkyStepは、2022年1月にSQLインジェクションという脆弱性への対応で「バージョンアップのお願い」を出しています。更新が出ても、自分のサーバーに当てるのは自分です。当てていなければ、その間は穴が空いたままになります。私は以前、改造したプラグインからサイトに侵入されたことがあり(エックスサーバーとWordPressを選ぶ理由)、ブログと同じサーバーに配信のプログラムを置くのは、入口を1つ増やすことだと考えています。
3-4. サーバーの送信の上限
設置型は、置いたサーバーの送信制限がそのまま上限になります。エックスサーバーの目安は、1時間に1,500通、1日に15,000通です(エックスサーバーのよくある質問では、10人に1通送ると10通と数える)。読者1,000人に一斉に送ると約40分、3,000人で約2時間、1万人で約6時間40分かかり、1万人だと1日の目安の中で送れるのは1.5回分です。ステップメールの通数もここに入ります。
3-5. 私が2つともやめた理由
Cyfonsは2010年代前半、MilkyStepは2010年代後半に、どちらもエックスサーバーに置いて使いました。良かったのは、月額がかからず安いことです。やめた理由は、2つとも管理が面倒になったからです。自分の時間を配信の仕組みの保守に使うより、商品と中身を作るほうに使いたかった、というのが今の私の判断です。
私の見方:買い切りが得になるのは、サーバーの管理が苦にならず(3-2の時間が小さい)、開発元の更新が当分続きそうで、読者が数千人までの人です。3つのどれかが外れるなら、月額型のほうが合理的です。Cyfonsの設置の手順はCyfonsのインストール方法の記事に残しています。
4. ワイメールとMilkyStepは、同じシステムなのか
ワイメールとMilkyStepは、どちらも使ったことがあって、中身が似ていると感じていました。公開ページで突き合わせると、次の一致がありました。
4-1. 根拠
| 見たところ | ワイメール | MilkyStep |
|---|---|---|
| 運営・販売している会社 | 株式会社イグレックス(東京都八王子市東町12番8号) | 特定商取引法の表記で、販売者は株式会社イグレックス(同じ住所) |
| バージョンと公開日 | Ver2.28(2024年9月5日)からVer2.35(2026年8月21日)まで8回 | Ver2.28(2024年9月5日)からVer2.35(2026年8月21日)まで8回。番号と日付が8回とも同じ |
| Ver2.35のお知らせの文面 | 「HTML形式のメールにプリヘッダーを設定する機能を実装しました」ほか | 同じ文面 |
| 更新のしかた | 契約者ごとに独立した環境なので、コントロールパネルの「共通設定」→「バージョンアップ」から契約者が自分で更新する | コントロールパネルの「共通設定」→「バージョンアップ」から自分で更新する |
| サイトどうしのつながり | ワイメールのサイトの下のほうに、「メルマガ配信ソフト」としてMilkyStepのサイトへのリンクがある | MilkyStepのサイトにもワイメールへのリンクがある |
| 会社の沿革 | 2012年6月に「リソース完全独立型メール配信ASP」として公開 | 2008年11月に「メルマガ・ステップメール配信ソフト」として公開(MilkyStepが先) |
ここから、ワイメールは、MilkyStep Professionalと同じプログラムの版を、イグレックスが用意した契約者専用の環境で動かすサービスだと見るのが自然です。「同じ系統」と書いているのは、この「同じプログラムの版を使っている」という意味です。同じ会社が別々に作ったソフトとサービスでも、機能の名前(ステップメール、ループメールなど)は似るので、それは決め手になりません。決め手は、8回続けて同じ番号の版が同じ日に出ていて、お知らせの文面まで同じことです。別々に作ったものなら、ここまでは揃いません。ただ、公式に「中身は同じ」と書いたページは見つけられなかったので、ここは私の推測です。
4-2. だとすると、ワイメールの月額は何の代金か
同じ系統のプログラムなら、ワイメールとMilkyStepの差は「どこで動かすか」だけです。
- MilkyStepは24,980円(税込)を1回払い、自分のサーバーで動かす。サーバーの管理、送信制限、認証の設定は自分
- ワイメールは初期11,000円と月5,478円(どちらも税込)で、イグレックスが用意した環境で動かす。契約者ごとに独立した環境で、自分専用のIPアドレスから送る
ワイメールの毎月払いは、3か月目の時点で払った合計(27,434円)がMilkyStepの値段を超えます。12か月では差が51,756円で、これが「サーバーを自分で持たず、専用のIPアドレスと配信の環境を、運用と保守ごと借りる」ことの1年分の値段です。一方、サーバーを管理しないで済み、決済までつながるマイスピーのビギナーは月3,300円なので、サーバーを管理しないと決めた時点で、個人がワイメールを選ぶ理由は、専用のIPアドレスで送りたいかどうかくらいになります。
専用のIPアドレスは、良し悪しが両方あります。ワイメールのよくある質問には、同じIPアドレスから送るので、宛先不明のアドレスに短時間で大量に送ったり、望まれていないメールを大量に送ったりすると、一時的に受信を拒否されることがある、と書かれています。逆に、有効なアドレスにだけ送り続ければ、配信を重ねるごとに信用されていく、とも書かれています。
4-3. 私がワイメールをやめた理由と、いまの状況
私がワイメールを使っていたのは2010年代後半です。月5,000円ほどで、機能はまあまあでした。やめたのは、メールが届かなくなったからです。当時は、マイスピーで私がやったような「自分のドメインを差出人にして、SPFを自分で設定する」対策ができず、決済まで1つで済むマイスピーに一本化しました。
いまのワイメールは、当時と条件が違います。公式コラム(2024年12月9日更新)では、契約したドメインにSPF・DKIM・DMARCを初期設定していて、別のドメインを差出人にするときは、DKIMの作成者署名とDMARCを自分で設定すれば認証が通る、と説明しています。
5. 法人向けの2社:メール商人とWiLL Mail
メール商人とWiLL Mailは、どちらも会社での利用を主に想定した配信スタンドです。
- メール商人:一斉配信・ステップメール・フォームがすべて入って、1,000件まで月4,180円(税込)。よくある質問に、SPF・DKIM・DMARCに標準で対応していること、電話・メールで回数無制限のサポートをしていることが書かれています。マイスピーも料金ページに電話・メールのサポートを書いていますが、メール商人は回数無制限と明記しています。ただし登録件数で料金が上がり、3,000件で月11,000円、1万件で月29,260円です。最初の契約は途中解約できません
- WiLL Mail:ステップメールが使えるのはプレミアムプランだけで、月10,000円〜(税別)。細かい料金は問い合わせで、申し込み時に審査があり、支払いは銀行振込などです。配信速度は毎時100万通以上と書かれていて、大量に一斉配信する会社向けの作りです。個人がステップメールのために選ぶ理由は見当たりませんでした
6. 料金の次に見ること:自分のドメインで送信元の認証ができるか
6-1. 2024年2月から、Gmailの送信ルールが変わった
Gmailのヘルプ「メール送信者のガイドライン」は、2024年2月1日から、個人のGmailアドレスに送るときの要件を定めています。
| 対象 | 要件 |
|---|---|
| すべての送信者 | 送信元のドメインにSPFかDKIMを設定する。迷惑メールとして報告される率を0.3%未満に保つ。TLSで送る、など |
| 個人のGmailアドレスに24時間で5,000件近く以上送る送信者(一括送信者) | SPFとDKIMの両方に加えてDMARCを設定する。差出人のドメインをSPFかDKIMのドメインと一致させる。ワンクリックで登録解除できるようにし、本文にも登録解除のリンクをわかりやすく置く |
数えるのは読者の人数ではなく、送った通数です。Gmailのよくある質問によると、同じプライマリドメイン(サブドメインを含む)から個人のGmailアドレスに24時間以内に送ったメールを合算し、1回でも条件を満たすと、そのあと送る量を減らしても一括送信者として扱われ続けます。Gmailの読者が3,000人でも、1日に2通ずつ送れば6,000通です。ワンクリックの登録解除は、本文のリンクとは別に、メールのヘッダー(List-Unsubscribe)で対応する仕組みです。マイスピーとアスメルのマニュアルに書かれていることは6-2に書きました。どの配信スタンドを選ぶかより先に、自分のドメインのメールアドレスを差出人にして、この認証を自分で設定できるかを確かめます。フリーメールのアドレスを差出人にする形では、自分で認証を設定できないので、このルールに合わせにくくなります。
6-2. 各社の公式に書かれていること
| 配信スタンド | 送信元の認証について、公式に書かれていること |
|---|---|
| マイスピー | どのプランでも独自ドメインのメールアドレスを差出人にでき、その場合のSPF・DKIMなどの設定は自分でする(よくある質問) |
| ワイメール | 契約ドメインにSPF・DKIM・DMARCを初期設定。別のドメインを差出人にするときは、DKIMの作成者署名とDMARCを自分で設定する(公式コラム) |
| メール商人 | SPF・DKIM・DMARCに標準で対応。独自ドメインでDKIMの署名をするときは、自分のDNSにTXTレコードを追加する(よくある質問) |
| WiLL Mail | DKIM設定は「◎(お問い合わせください)」(料金ページ) |
| MilkyStep・Cyfons | 自分のサーバーとドメインで設定する。エックスサーバーのマニュアルには、SPF・DKIM・DMARCの設定のページがある |
| アスメル・オレンジメール・エキスパ・UTAGE | 今回は確かめていない |
ワンクリックの登録解除(List-Unsubscribe)については、次のように書かれていました。
- マイスピー:メール作成画面の「配信停止情報の付与」をONにすると、ヘッダーにList-Unsubscribeが付く。初期値の「自動」では、無料のシナリオはON、有料商品のシナリオはOFFになる。有料商品のシナリオからメルマガや広告のメールを送るときはONに切り替える(マニュアル)
- アスメル:メールのヘッダーにList-Unsubscribeが入る(技術マニュアル)
- ほかの8社は確かめていない
6-3. 日本の法律:特定電子メール法の表示
広告や宣伝のメールには、Gmailのルールとは別に、特定電子メール法がかかります。迷惑メール相談センター(日本データ通信協会)の説明では、原則として送信に同意した人にだけ送り(オプトイン)、同意を得て送る場合も次の表示が要ります。
- メール本文に、送信者などの氏名または名称
- メール本文に、受信拒否の連絡を受けるメールアドレスかURL。その直前か直後に、受信拒否ができる旨
- 任意の場所に、送信者などの住所
- 任意の場所に、苦情や問い合わせを受け付ける電話番号・メールアドレス・URLのどれか
個人で送る人は、住所の表示が要ることを、配信スタンドを選ぶ前に決めておきます。マイスピーのマニュアルにも、ワンクリック解除のヘッダーを付けても、表示義務として本文に配信解除のリンクを書く必要がある、とあります。
6-4. 専用サーバーなら安全、とは限らなかった
マイスピーのサーバー自体に独自ドメインを割り当てられるのはパーソナル以上です。ビギナーは共用サーバーで、パーソナル以上は専用サーバーです。共用サーバーは、同じサーバーを使うほかの人の送り方の影響を受けることがあるので、高いほうが届きやすそうに見えますが、私の場合は逆でした。上位のプランを使っていた時期に、そのドメインからスパムが送信されるようになり、問い合わせても対応してもらえませんでした。
そこで、自分が持っているドメインのメールアドレスを差出人にして、送信元の認証を自分で設定し、共用サーバーのビギナーから送るようにしました。それで届く状況は良くなり、今も問題は起きていません。手順と、ビギナーでできることできないことはマイスピーはビギナープランで足りるかの記事に書きました。
6-5. ステップメールが組めるか
登録した日から順番に届くステップメールは、WiLL Mailのシンプルプランを除いて、今回の10社はどれも組めると書いています。マイスピーはシナリオ数が無制限、アスメルはシナリオ数に関係なく定額、エキスパは全プランで「ステップ配信」に対応、オレンジメールは料金ページのよくある質問に「ステップメール」の項目があり、UTAGEは公式サイトでステップメールとリマインドメールに対応していると書いています。ワイメールとMilkyStepはステップメールとループメール、メール商人は全プランでステップメール、Cyfonsはシナリオ数に制限なし、WiLL Mailはプレミアムプランだけです。
ステップメールの中身の作り方はステップメールの作り方の記事に、私の無料講座(37通・100日)の設計ごと書きました。
7. 私がマイスピーのビギナーを使っている理由
- 読者や配信の数で料金が上がらない。月3,300円、年39,600円のままです
- 決済までつながる。有料講座の販売はマイスピーとStripeの組み合わせで、いちばん簡単だったのでこれにしています
- 自分のドメインで認証を設定すれば、共用サーバーでも届いた。6-4のとおりです
- サーバーの管理をしなくていい。CyfonsとMilkyStepで面倒だった部分がありません
欠点もあります。料金ページではビギナーにも電話・メールのサポートがあると書かれていますが、私が送った質問には返答が来なかったので、サポートには期待していません。マニュアルとAIで自分で解決できる人向けの道具です。プランを変えるときは新規の申し込みとデータの移行になるので、あとから乗り換えるときの手間(スイッチングコスト)も、最初に選ぶときの判断に入れておくとよいと思います。
私の見方:私はこれからもビギナーで問題ないと考えています。ただ、プランによって使える機能は変わるので、どういう仕組みを作りたいかを先に決めて(AIに相談すると早いです)、それに足りるいちばん安いプランを選ぶのがよいと思います。何も起きなかった1年に失う額は、マイスピーのビギナーなら39,600円です。
8. 計算機:あなたの読者数で、10社の月額と、買い切りが並ぶ月を出す
読者数、1か月の配信回数、売る商品の値段と手残りの割合、設置型の管理にかかる時間と時給を入れると、10社の月額・12か月の合計・読者1人あたり・月額を回収するのに要る成約数と、買い切りの2つがマイスピーと並ぶ月を出します。
計算の前提は次のとおりです。
- 料金は2026年9月30日に公式の料金ページで確かめた値。税別表示のオレンジメール・ワイメール・WiLL Mailは10%を足している
- マイスピーは読者1万件まではビギナー、超えたらパーソナルで計算(1万件は目安で、上限ではない。プラン変更は新規申し込みとデータ移行になる)
- エキスパは、配信のたびに全員に送ると置き、Light・Basic・Proのそれぞれで「月額+1日の上限を超えた分の超過料金(1,000通37円×配信回数)」を出して、いちばん安いものを選ぶ。超過配信は事前の設定と本人確認が必要
- オレンジメールは、読者数×同じ人が入る配信プランの数を登録件数として、段を選ぶ。1万件を超えるとエンタープライズ版(初期費用・月額とも30,000円+税)で計算。エンタープライズ版が何件まで同じ料金かは、料金ページからは分からない。無料版は、登録100件以下かつ月200通以下のときだけ選ぶ
- メール商人は、読者数以上の登録件数のプランでいちばん安いものを選び、11,000件以上のプランにはメールサーバーの利用料(月1,100円〜3,300円)を足す。同じ人が2つのリストに入ったときの数え方は確かめていない
- WiLL Mailは、ステップメールが使えるプレミアムの最低額(月10,000円+税)で計算。実際は月の配信通数で上がる
- MilkyStepとCyfonsは、サーバー代を0円(ブログ用のサーバーに置く)と置き、管理の時間×時給を毎月の費用として足す。並ぶ月は「買い切りの値段 ÷(マイスピーの月額 − 管理の時間×時給)」の切り上げ
- UTAGEは利用料だけで、メール用のサーバーとドメインの費用は入れていない
- 商品の値段、手残りの割合、管理の時間、時給の初期値は仮の値。自分の数字に置き換えてください
9. よくある質問
結局、どれを使えばいいですか?
個人で登録→ステップメール→販売を回すなら、マイスピーのビギナーです。自分のサーバーにソフトを置かない8社の中で12か月の合計がいちばん安く、読者数で料金が上がらず、決済までつながるからです。会員サイト・定期課金・アップセル・LINE連携まで使うなら、同じマイスピーのスタンダードです。マイスピー以外を選ぶのは、冒頭に並べた最後の3つの条件に当てはまるときだけです。
無料で使えるメルマガ配信スタンドはありますか?
今回の10社では、オレンジメールに無期限の無料版があります。2025年12月17日からの無料版は、登録100件・配信は月200通まで・配信プランは2つまでで、メールには広告が自動で入ります。MilkyStepには機能を限った無料版の「MilkyStep Light」がありますが、自分のサーバーに置く必要があります。それ以外は有料です。
買い切りのメール配信ソフトは、結局得ですか?
管理の時間を数えないなら、MilkyStepは8か月目、Cyfonsは10か月目にマイスピーのビギナーと並びます。月1時間の管理を時給2,000円で数えると20か月目と24か月目になり、月2時間なら並びません。さらに、その月まで開発元の更新が続くことが前提です(3章)。
ワイメールとMilkyStepは、どちらがいいですか?
公開ページを突き合わせると、同じ会社が同じ日に同じ番号のバージョンを出していて、同じ系統のシステムだと見られます(4章)。サーバーを自分で管理できるならMilkyStep、したくないならワイメールですが、サーバーを管理しないなら、決済までつながって月額も安いマイスピーのビギナーのほうが、個人には合理的です。
電話でサポートを受けられる配信スタンドはどれですか?
料金ページやよくある質問に電話・メールのサポートを書いているのは、マイスピー(ビギナーにも電話とメール)とメール商人(回数無制限)です。WiLL Mailは「1営業日以内に連絡」、MilkyStepは個別のサポートは基本的になく公式コミュニティでの対応です。ほかは確かめていません。私がマイスピーに送った質問には、返答がありませんでした。
ほかの配信スタンドから、マイスピーに乗り換えられますか?
マイスピーの料金ページのよくある質問には、プラン変更のときのデータの移し方として、自分で移す(マニュアルあり)、有料の引越し代行を使う、移さずに新しく始める、の3つが書かれていて、ほかの配信スタンドからデータを移すためのマニュアルもあります。移すときは、読者の登録日とステップメールのどこまで届いたかを引き継げるかを先に確かめます。
LINEでも配信したいときは?
今回の10社では、エキスパが全プランでLINE公式アカウントとの連携に対応していて、マイスピーはスタンダードプランからLINE連携があります(1-1)。UTAGEは公式サイトにLINEの一斉配信・ステップ配信が書かれています。ほかの7社は確かめていません。LINE公式アカウントの料金は別にかかります。
読者が1万人を超えたら、どのプランにすればいいですか?
料金だけで見るなら、マイスピー・アスメル・ワイメールは読者数で料金が上がりません。マイスピーのビギナーは1万件が目安で、配信速度は1時間に約5,000件なので、配信の時間を気にするならパーソナル以上です。個人のGmailアドレスに24時間で5,000件近く以上送るなら、6-1のDMARCとワンクリック登録解除が要ります。数えるのは人数ではなく通数です。
メールが迷惑メールに入ります。配信スタンドを変えるべきですか?
変える前に、差出人が自分のドメインになっているか、そのドメインにSPF・DKIM・DMARCが設定されているかを確かめます。私は配信スタンドの上位プランから安いプランに戻して、自分のドメインで認証を設定したら届くようになりました(6-4)。
10. 旧版から変えた点
この記事の旧版(2023年)は「おすすめ7選」でした。2026年9月30日に、次のように変えています。
- 10社の料金を公式ページで取り直し、12か月の合計と読者1人あたりを計算した
- 同じ日の最初の版では、WiLL Mail・ワイメール・メール商人・MilkyStep・Cyfonsを「料金を公式で確かめ直していない」として外していたが、公式ページで確かめて戻した
- 冒頭に「結局どれか」の結論と、ほかを選ぶほうが合理的な条件を置いた
- 買い切り型が月額型と並ぶ月を、管理の時間を入れて計算した
- ワイメールとMilkyStepが同じ系統のシステムと見られる根拠を入れた
- 2024年2月からのGmailの送信ルールと、特定電子メール法の表示を入れた
- マイスピーのビギナー・スタンダードとUTAGEの販売の機能を並べた
- 私が使ってきた4つ(Cyfons・MilkyStep・ワイメール・マイスピー)と、やめた理由を入れた
11. まとめ
- 個人で登録→ステップメール→販売を回すなら、マイスピーのビギナー(月3,300円・12か月39,600円)がいちばん合理的
- 会員サイト・定期課金・アップセル・LINE連携まで使うならマイスピーのスタンダード(月11,000円)。UTAGEより月10,670円安い
- ほかを選ぶのは、無料で試すだけ(オレンジメール無料版)、サーバー管理が苦にならない(MilkyStep)、ページのデザインまで1つの道具で作りたい(UTAGE)のときだけ
- 買い切り型は「値段 ÷(月額 − 管理の時間×時給)」の月まで、開発元の更新が続かないと元が取れない
- ワイメールはMilkyStepと同じ系統のシステムを、専用の環境で借りる形と見られる
- 個人のGmailアドレスに24時間で5,000件近く以上送るなら、SPF・DKIM・DMARCとワンクリック登録解除が必要。数えるのは通数で、一度当てはまると外れない。広告のメールには特定電子メール法の表示(氏名か名称・住所・受信拒否の連絡先など)も要る
12. 出典
- マイスピー「料金プラン」https://myasp.jp/plan/
- アスメル「お申し込み方法」https://www.jidoumail.com/omousikomi.html
- オレンジメール「料金プラン・お申し込み」https://orange-cloud7.net/mail/price/
- オレンジメール「登録件数のカウント方法について」https://orange-cloud7.net/mail/support/registration-count-method/
- オレンジメール「無料版(プラン100)リニューアルのお知らせ」https://orange-cloud7.net/support/free_version_guide_2025/
- エキスパ「料金プラン」https://ex-pa.jp/h/web/plan
- エキスパ ヘルプ「超過配信設定について」https://help.ex-pa.jp/tri-manual/overdelivery/
- UTAGE 公式サイト https://utage-system.com/
- ワイメール「料金」https://www.y-ml.com/price.php
- ワイメール「よくある質問」https://www.y-ml.com/faq.php
- ワイメール「機能一覧」https://www.y-ml.com/user_data/function.php
- ワイメール「ニュース&トピックス」https://www.y-ml.com/news.php
- ワイメール 公式コラム「あなたは大丈夫?Gmailの改定された送信者ガイドラインとワイメールでの対応」https://www.y-ml.com/column/archives/3107
- MilkyStep「販売価格」http://milkystep.com/price.php
- MilkyStep「特定商取引法に関する表記」http://milkystep.com/law.php
- MilkyStep「製品概要」http://milkystep.com/summary.php
- MilkyStep「おすすめプラン」http://milkystep.com/plan.php
- MilkyStep お知らせ(バージョンアップの記録)http://milkystep.com/topics/
- MilkyStep「MilkyStep Professional Ver2.35を公開しました」(2026年8月21日)http://milkystep.com/topics/?p=1163
- MilkyStep「キャンペーン情報」http://milkystep.com/campaign.php
- 株式会社イグレックス「沿革」https://igreks.jp/history/
- Cyfons 販売ページ https://www.nssys.net/lp/
- Cyfons「よくあるご質問」https://www.nssys.net/kqa.php
- Cyfons「その他お知らせ等」https://www.nssys.net/info.php
- メール商人「料金・プラン」https://mshonin.com/price/
- メール商人「よくある質問」https://mshonin.com/faq/
- WiLL Mail「料金プラン」https://willcloud.jp/price/
- WiLL Mail「配信数が契約プランを超えた場合どうなりますか?」https://willcloud.jp/faqs/16709/
- WiLL Mail「契約・利用について」https://willcloud.jp/faq_cat/faqcontract/
- WiLL Cloud「特定商取引法に基づく表記」https://willcloud.jp/tokushoho/
- エックスサーバー「メール仕様一覧」https://www.xserver.ne.jp/manual/man_mail_spec.php
- MyASPマニュアル「機能解説:配信停止情報の付与について」docs.myasp.jp(配信停止情報の付与)
- アスメル技術マニュアル「List-Unsubscribeヘッダーとは」https://asumeru.net/list-unsubscribe
- 迷惑メール相談センター(日本データ通信協会)「特定電子メール法」https://www.dekyo.or.jp/soudan/contents/taisaku/1-2.html
- Gmailヘルプ「メール送信者のガイドライン」https://support.google.com/a/answer/81126
- Gmailヘルプ「メール送信者のガイドラインに関するよくある質問」https://support.google.com/mail/answer/14229414
(いずれも2026年9月30日に確認。Cyfonsの支払額は、販売ページから進んだinfotopの購入画面の表示。料金は改定されることがあるので、契約の前に公式ページで確かめてください)
13. あわせて読む
| 記事 | どこがつながっているか |
|---|---|
| マイスピーはビギナープランで足りるか | 上位プランをやめた経緯、自分のドメインでの認証の設定、ビギナーでできないこと |
| ステップメールの作り方 | 配信スタンドに入れる中身。無料講座37通・100日の設計 |
| コンテンツ販売のやり方 | メールで売る商品の作り方と、マイスピーとStripeでの決済 |
| LPの作り方 | 読者を登録させるページ |
| なぜ情報発信をするのか | メルマガは「作る順番」の3番目。全体の順番 |
| エックスサーバーとWordPressを選ぶ理由 | 差出人にする自分のドメインを持つところから。サイトに侵入された経緯 |
| Cyfonsのインストール方法 | 買い切り型を自分のサーバーに置く手順 |
| 損益分岐点とは | 3章の「並ぶ月」の計算と同じ考え方 |
| スイッチングコストとは | あとから配信スタンドを乗り換えるときの手間 |
14. この記事について
| 書いた人 | 物販と情報発信を続けている個人事業者。メルマガはマイスピーのビギナープランで配信 |
|---|---|
| 確かめた日 | 2026年9月30日(10社の料金ページ・よくある質問・お知らせ・マニュアル、イグレックスの沿革、エックスサーバーのメール仕様、Gmailのヘルプ、迷惑メール相談センター) |
| 私の経験から書いたこと | 2010年代前半にCyfons、2010年代後半にMilkyStepをエックスサーバーに置いて使い、月額がかからないのは良かったが管理が面倒でやめた。2010年代後半にワイメールを月5,000円ほどで使い、届かなくなり、当時は自分のドメインでSPFを設定する対策ができず、マイスピーに一本化した。マイスピーのビギナーで無料講座・有料講座・決済を回している。上位プランで自分のドメインからスパムが送られ、対応してもらえなかった。自分のドメインで認証を設定して共用サーバーから送り、届くようになった。サポートの返答はなかった |
| 使っていないもの | アスメル、オレンジメール、エキスパ、UTAGE、メール商人、WiLL Mail(料金は公式ページの値。使い勝手は書いていない) |
| 私の推測 | ワイメールとMilkyStepが同じ系統のシステムであること(4-1の一致からの推測で、公式の記載は見つけていない) |
| 確かめられなかったこと | アスメルの月額が税込か税別か。オレンジメールのエンタープライズ版が何件まで同じ料金か。UTAGEの配信の上限と、メール用サーバーの費用。WiLL Mailの配信通数ごとの料金表。UTAGEの定期課金とサポート。Cyfonsの購入者向けの更新の履歴。メール商人で同じ人が2つのリストに入ったときの数え方。マイスピー・アスメル以外の8社がワンクリック登録解除のヘッダーを付けるか |
