「高値圏にある株を買うなんて、怖くてできない」
もしあなたがそう感じているなら、今すぐその「常識」を捨ててください。
なぜなら、株式市場において**「安値覚え」こそが、あなたの資産を蝕む最大の病**だからです。
NVIDIA、Tesla、Amazon……。
歴史に残る大化け銘柄(テンバガー)は、すべて**「新高値」**を更新し続け、投資家が「高すぎる」と躊躇している間に、さらに数倍、数十倍へと駆け上がっていきました。
「新高値ブレイク投資法」。
それは、ウィリアム・オニールやマーク・ミネルヴィニといった伝説の相場師たちが証明した、**最も資金効率よく、短期間で爆発的な利益を狙うための「唯一の正解」**です。
なぜ、新高値を買うのか?
それは、そこが売り圧力の存在しない**「需給の真空地帯(青空圏)」**だからです。
本記事では、単なる精神論ではなく、勝つために必要な**「具体的な数値基準」「チャートの絶対法則」「機関投資家の手口」**を、プロのスクリーニング条件とともに完全公開します。
この記事を読み終えたとき、あなたはもう「値ごろ感」で株を買うギャンブルから卒業し、**チャートの事実だけを根拠に利益を積み上げる「真のトレーダー」**へと進化しているはずです。
さあ、次の「伝説の銘柄」を掴む準備はできていますか?
市場のノイズを切り裂く、最強の投資ロジックをインストールしましょう。
1. 新高値ブレイク投資法とは?なぜ「高値」を買うのが最強なのか
株式投資の世界には、「安く買って高く売る(Buy Low, Sell High)」という有名な格言があります。しかし、短期間で資産を数倍、数十倍に増やした個人投資家の多くは、この真逆を行っています。
それが、「高く買って、さらに高く売る(Buy High, Sell Higher)」手法、すなわち新高値ブレイク投資法です。
多くの負ける投資家は「株価が下がったから割安だ」と判断して買い向かい、さらなる下落に巻き込まれます。対して、勝てる投資家は「株価が最高値を更新した瞬間」にエントリーし、そこからの爆発的な上昇トレンド(モメンタム)に乗るのです。
なぜ「高値」が最強の買いシグナルとなるのか。その理由は、精神論ではなく、需給のメカニズムと過去の膨大なデータによって数学的に証明されています。
1-1. 順張り投資の結論:ウィリアム・オニールが提唱した「CAN-SLIM」の優位性
この投資法の基礎を築いたのは、伝説のグロース株投資家ウィリアム・オニールです。彼が提唱した**「CAN-SLIM(キャンスリム)」**投資法は、大化け株に共通する7つの特徴をまとめたものですが、その中でも特に重要な要素が「N(New Highs:新高値)」です。
オニールは過去100年以上の米国市場を分析し、**「大化け銘柄の98%以上が、驚異的な上昇を見せる前に新高値を更新していた」**という事実を突き止めました。
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一般的な思考: 「こんなに上がった株はもう高すぎて買えない。暴落が怖い。」
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オニールの思考: 「新高値を更新したということは、企業に何か特別な変化(新製品、革命的なサービス、決算サプライズ)が起きている証拠だ。ここからがスタートだ。」
PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などの「割安指標」だけを見ていては、AmazonやTeslaの初期の上昇を捉えることは不可能でした。真の成長株は、常に「割高」に見える水準で取引され、そこからさらに駆け上がっていくのです。
1-2. 「高すぎて買えない」は大間違い:需給真空地帯(青空圏)のメカニズム
なぜ、新高値を抜けた株はさらに上がりやすいのか?
その答えは、投資家心理と**「需給の真空地帯(青空圏)」**という概念で説明がつきます。
株価が過去の高値より低い位置にあるとき、そこには必ず**「しこり玉(含み損を抱えた投資家)」**が存在します。
「高値掴みをしてしまい、ずっと塩漬けにしている投資家」たちは、株価が買値付近まで戻ってくると、「やっとプラスマイナスゼロで逃げられる」と安堵し、売り注文を出します(=やれやれ売り)。これが強力な上値抵抗線(レジスタンスライン)となり、株価の上昇を阻みます。
しかし、新高値(特に上場来高値)を更新した瞬間、状況は一変します。
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含み損の投資家がゼロになる: その銘柄を持っている全員が「利益が出ている」状態です。
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売り圧力が消滅する: 「やれやれ売り」が出ないため、少量の買い注文でも株価がスルスルと上昇します。
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青空圏への突入: 上に遮るものが何もない「真空地帯」へ入るため、株価は物理法則を無視したかのような軽さで上昇を続けます。
「高すぎて買えない」と思う場所こそが、需給関係において最も「売りが少なく、買いが強い」安全地帯なのです。
1-3. 過去のデータが証明する事実:Amazon、Apple、NVIDIAもすべて新高値から大化けした
理論だけでなく、歴史的な事実を見てみましょう。現代を代表する巨大企業も、かつては「新高値ブレイク」を繰り返して成長してきました。
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NVIDIA (NVDA): 2016年、AIブームの初期において数年ぶりの新高値を更新した後、株価はそこから調整を挟みながら数十倍になりました。2023年の生成AIブームにおいても、何度も「新高値更新」がエントリーの最適解でした。
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Apple (AAPL): 2004年、iPodのヒットにより数年来の高値を更新。当時「割高だ」と敬遠した投資家は、その後のスマートフォンの革命的普及による利益をすべて取り逃がしました。
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Amazon (AMZN): ドットコムバブル崩壊後の長い低迷を経て高値を更新した時こそが、本当の成長ストーリーの始まりでした。
これらの銘柄に共通するのは、「チャートが新高値を更新したタイミング」こそが、リスクに対するリワード(報酬)が最も高い瞬間だったということです。底値で拾おうとして「落ちるナイフ」を掴むよりも、上昇トレンドが確定した新高値で乗る方が、資金効率も勝率も圧倒的に高いのです。
1-4. 52週高値(年初来高値)と上場来高値(ATH)の違いと使い分け
「新高値」には主に2つの種類があり、それぞれの意味合いを理解して使い分ける必要があります。
① 52週高値(52-Week High) / 年初来高値
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定義: 過去1年間(52週間)の中で最も高い株価。
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意味: 直近のトレンドが非常に強いことを示します。機関投資家やヘッジファンドは、この「52週高値リスト」を常に監視しています。
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戦略: 「底練り」からの復活銘柄や、中期的なトレンド転換を捉えるのに有効です。上にはまだ過去の「しこり玉」が存在する可能性がありますが、直近の勢いは本物です。
② 上場来高値(All-Time High / ATH)
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定義: その企業が上場してから一度もつけたことのない最高値。
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意味: 最強のシグナルです。過去にその価格で買った人は一人もおらず、上値の抵抗線(売り圧力)が物理的に存在しません。
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戦略: 「未知の領域(青空圏)」への突入です。ウィリアム・オニールやマーク・ミネルヴィニが最も好むのがこのパターンです。天井知らずの上昇を見せる可能性が最も高いのがATH銘柄です。
結論:
まず「52週高値」リストで勢いのある銘柄をスクリーニングし、その中からさらに「上場来高値」に迫る、あるいはブレイクした銘柄を狙うのが、新高値ブレイク投資法の王道です。
2. 【STEP1】銘柄選定:上昇トレンド銘柄を見抜く「トレンド・テンプレート」の数値基準
新高値ブレイク投資法において、銘柄選びに「なんとなく」や「勘」は一切不要です。必要なのは、過去のスーパーパフォーマンス銘柄(大化け株)が共通して満たしていた数学的な前提条件だけです。
米国の著名トレーダー、マーク・ミネルヴィニは、これを**「トレンド・テンプレート(Trend Template)」と名付けました。これは、「ステージ2(上昇局面)」**にある銘柄だけを炙り出すためのフィルターです。
どんなに良いニュースが出ても、以下の条件を満たしていない銘柄は、分析の対象にすらなりません。まずはこの「足切りライン」をクリアしたエリート銘柄だけを監視リストに入れましょう。
2-1. 移動平均線の絶対条件:株価 > 50日線 > 150日線 > 200日線
上昇トレンドの定義はシンプルです。「短期の勢いが長期の勢いを上回っていること」。これをチャート上で確認するには、以下の並び順になっていることが絶対条件です。
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現在の株価 が一番上にある
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その下に 50日移動平均線 がある
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その下に 150日移動平均線 がある
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一番下に 200日移動平均線 がある
この「パーフェクトオーダー(完全な強気配列)」が崩れている銘柄は、まだ調整中か下落トレンドです。特に**「現在の株価が200日移動平均線より下にある」銘柄は、絶対に買ってはいけません。** それは「安値拾い」であり、新高値投資法とは真逆の自殺行為です。
2-2. 200日移動平均線の向き:最低でも1ヶ月以上「上向き」であること
200日移動平均線(長期線)は、機関投資家のメインストリーム(潮流)を表します。
単に株価が線の上にいれば良いわけではありません。200日線自体が「上向き」に傾いていることが必須です。
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基準: 最低でも1ヶ月(できれば4〜5ヶ月以上)、200日線が上昇トレンドを描いていること。
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理由: 長期線が下向き、あるいは横ばいの銘柄は、上値に大量の「戻り売り」圧力が潜んでいます。機関投資家が本気で買い集めている銘柄は、長期線が明確に右肩上がりになります。
下向きのエスカレーターを全力で駆け上がるような無駄な努力は避け、上向きのエスカレーターに乗る(=トレンドに追随する)ことこそが、勝率を高める鍵です。
2-3. 現在値の位置:52週高値から25%以内のレンジにあり、52週安値から30%以上上昇している
「トレンド・テンプレート」では、現在の株価が「どの位置にいるか」を厳しくチェックします。
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条件①:52週安値から30%以上(理想は100%以上)上昇していること
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死んだような底這い銘柄は対象外です。すでに底を打ち、強力な買いエネルギーによってある程度持ち上げられた銘柄だけを狙います。
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条件②:52週高値から25%以内の位置にあること
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これが最も重要です。新高値を更新するためには、現在値が高値の射程圏内(ストライキング・ディスタンス)になければなりません。高値から大きく離れすぎている銘柄は、戻り売りを消化するのに時間がかかりすぎます。
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「高値に近づいている」ということは、これからブレイクアウト(爆発)する準備が整いつつあるという最強のサインなのです。
2-4. レラティブストレングス(RS):市場全体の80%以上の銘柄より強いこと
最後に確認するのは、その銘柄の「市場に対する強さ」です。これを**レラティブストレングス(Relative Strength:RS)**と呼びます。
※注意:テクニカル指標の「RSI(相対力指数)」とは全く別の概念です。
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定義: 市場の全銘柄と比較して、その銘柄のパフォーマンスが上位何%に位置するかを示すスコア(0〜99)。
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基準: ミネルヴィニの推奨は**「RS80以上」。つまり、市場の80%の銘柄よりも成績が良いものだけを狙います。理想はRS90以上**のトップランナーです。
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RSラインの確認: チャート上で「株価」と「市場平均(S&P500やTOPIX)」の比率を示す「RSライン」が、新高値を更新しているかを確認します。
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市場全体が下落している日に、逆行高したり、下げ幅が小さかったりする銘柄はRSが高い証拠です。
F1レースで賭けるなら、最後尾を走っている車ではなく、先頭集団を走っている「最速のマシン」に賭けるべきです。RSは、その「最速のマシン」を見分けるためのスピードメーターなのです。
3. 【STEP2】チャート分析:爆発前夜のサイン「ベース(保ち合い)」の形状
「トレンド・テンプレート」をクリアした銘柄を見つけたら、次はチャートの形状(パターン)を分析します。ここで探すのは、株価が一時的に調整し、エネルギーを蓄えている期間、すなわち**「ベース(保ち合い)」**です。
ベース形成は、単なる株価の休憩ではありません。これまで利益を得ていた「握力の弱い個人投資家」を振り落とし(シェイクアウト)、新たな「機関投資家」が買い集めを行うための必須工程です。
新高値ブレイクで失敗しないためには、以下の4つの「正しいベース」の形状を脳裏に焼き付けてください。
3-1. カップ・ウィズ・ハンドル(取っ手付きカップ):深さ12〜33%、期間7週間以上の定義
オニール投資法の中で最も有名かつ強力なパターンです。チャートが「ティーカップ」のような形状を描きます。
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形状の定義:
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カップ本体(U字): 株価が下落し、底を打ち、再び前の高値付近まで戻る動き。V字型(急落・急騰)ではなく、**U字型(緩やかな底)**を描いているものが理想です。底値付近で「やれやれ売り」を時間をかけて消化している証拠だからです。
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期間: カップの形成には最低でも7週間が必要です。数ヶ月〜1年かかる場合もあります。
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深さ: 高値からの下落率は、通常**12%〜33%**程度です。50%以上も暴落している場合は「深すぎるカップ」として、失敗するリスクが高まります(※弱気相場全体の大暴落時は例外)。
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ハンドル(取っ手):
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カップの右側で形成される小休止です。ここで最後の「振るい落とし」が行われます。
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必ずカップの上半分で形成される必要があります。ハンドルの位置が低すぎる銘柄は需要が弱いため避けます。
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3-2. VCP(ボラティリティ縮小パターン):ミネルヴィニ流「変動幅が狭まりながら出来高が枯渇する」現象
マーク・ミネルヴィニが提唱した、現代の市場で最も信頼性の高いパターンです。
株価の変動幅(ボラティリティ)が、時間の経過とともに左から右へ「テニスボールのバウンド」のように収束していく現象を指します。
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収縮のプロセス(T):
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例えば、1回目の調整で-20%、2回目で-10%、3回目で-5%……といった具合に、売り圧力が徐々に枯れていく様子を確認します。
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通常、2回〜4回の収縮(T)を経てブレイクします。
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出来高の枯渇(重要):
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チャートの右側に進むにつれて、**出来高が極端に減少(枯渇)**していなければなりません。
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これは「売りたい人はもう全員売ってしまった(=売り物が市場に残っていない)」状態を示します。
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売り物がなければ、少しの買い注文が入るだけで、株価は真空地帯へ向かって爆発的に上昇します。
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3-3. ダブルボトム:「W」の字を描き、2度目の安値が1度目より切り上がっているか
アルファベットの「W」の形を描くパターンです。カップ・ウィズ・ハンドルと同様に強力ですが、以下の点に注意が必要です。
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形状の定義:
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2度の安値を形成します。重要なのは、**中央の山(ピボット)**を超えてブレイクすることです。
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2度目の安値の重要性: 教科書的には「2度目の安値が1度目より切り上がっている(高い位置にある)」と、買い支えが強いと判断されます。
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オニール流の補足: ただし、オニール流では「2度目の安値が1度目の安値をわずかに下回る(アンダーカット)」ケースも好まれます。これは、直近安値を割らせることで、損切りを誘発し、弱い投資家を一掃する「強烈な振るい落とし」が完了したとみなせるからです。どちらのケースでも、その後の反発力と出来高の増加が鍵となります。
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3-4. フラットベース:横ばい推移、機関投資家が売り物を消化している期間
すでに株価が大きく上昇した後に現れる、「2段階目以降」のベースとしてよく見られます。
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形状の定義:
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株価が5〜6週間以上、一定の狭いレンジ内で横ばい(ボックス圏)に推移します。
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下落率は非常に浅く、最大でも10%〜15%以内に収まります。
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メカニズム:
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大きく上昇した後にもかかわらず、利益確定売りをこなしても株価が下がらない、非常に強い状態です。
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機関投資家が、株価を崩さずに静かに買い増し(アキュムレーション)をしている期間です。
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この「退屈な横ばい期間」を我慢できずに個人投資家が手放した時、次の上昇トレンドが始まります。
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4. 【STEP3】エントリー(買い)の具体的タイミングと「ピボット・ポイント」
銘柄を選定し、正しいベースを確認しました。次はいよいよ、実際の売買注文を出す瞬間です。ここで最も重要な概念が**「ピボット・ポイント(Pivot Point)」**です。
ピボット・ポイントとは、**「株価が最も抵抗なく上昇できる、最小抵抗線上の突破口」のことを指します。多くの個人投資家は「少しでも安く買いたい」と考えますが、我々が狙うのは安値ではありません。「動き出した瞬間の価格」**です。
4-1. 正しい買いポイント:チャートパターンの高値を「出来高を伴って」抜けた瞬間
具体的な買いポイントは、ベース(カップの柄やVCPの最終収縮部)の高値を、ほんの少し(0.1円〜数ティック)上抜けた瞬間です。
- 注文方法の鉄則:ザラ場(取引時間中)にずっと画面を見張る必要はありません。前日の夜に、ピボット・ポイントの価格に**「逆指値(Stop)の買い注文」**を入れておくのがベストです。
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例:ピボットラインが1,000円なら、「1,001円になったら成行で買い」という注文をセットします。
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- 5%ルール:ピボット・ポイントから5%以上上昇してしまった場合、その銘柄を追いかけて買ってはいけません。
「押し目待ちに押し目なし」という格言はありますが、高値掴みはリスクリワード比(損益レシオ)を劇的に悪化させます。バスに乗り遅れたら、次のバス(別の銘柄)を待つのがプロの規律です。
4-2. 出来高の重要性:ブレイク時の出来高が平均より40〜50%以上増加しているか
チャートの価格だけを見てブレイクと判断するのは、ダマシに遭う典型的なパターンです。オニール投資法において、**株価は「車」、出来高は「ガソリン」**です。
- 必須条件:ブレイクアウトした日の出来高が、過去50日間の平均出来高と比較して、最低でも40%〜50%以上増加している必要があります。理想は100%増(2倍)、200%増(3倍)の爆発的な増加です。
- この数字の意味:個人投資家がどれだけ集まっても、出来高を倍増させることは不可能です。圧倒的な出来高急増は、**「機関投資家(ヘッジファンド、年金基金など)が、その価格帯で大量の買い注文を入れた」**という決定的な証拠です。
巨像が歩き出した足跡を見つけ、その後ろについていくことこそが、最も安全なエントリーなのです。
4-3. 買ってはいけない「騙し(False Breakout)」の特徴:出来高不足と上ヒゲ
「ピボット・ポイントを超えたのに、すぐに下がってしまった……」。
これは**「騙し(フォールス・ブレイクアウト)」**と呼ばれる現象です。これを見抜く、あるいは避けるためのサインがあります。
- 出来高不足(Volume Dry Up):価格は新高値を更新したものの、出来高が平均並み、あるいは平均以下のケース。これは「機関投資家が参加していない」ことを意味します。燃料不足のロケットはすぐに墜落します。
- 長い上ヒゲ(Upper Shadow):ザラ場中に高値を更新したものの、終値にかけて押し戻され、長い上ヒゲを付けて引けた場合(これを「スクワット」と呼びます)。売り圧力が依然として強い証拠であり、即座に撤退(損切り)すべき危険信号です。
4-4. 日本株特有の注意点:ストップ高張り付き後の剥がれと板情報の読み方
オニールやミネルヴィニは米国株トレーダーであるため、彼らの著書には書かれていない**日本独自のルール「ストップ高(値幅制限)」**への対策が必要です。
- ストップ高ブレイクの取り扱い:好材料が出て、ピボット・ポイントを一気に飛び越えて「ストップ高」に張り付くことがあります。
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翌日エントリー: ストップ高で買えなかった場合、翌日の寄り付きが「ギャップアップ(窓開け)」して始まることが大半です。この場合も「ピボットから5%以内」のルールを厳守します。高すぎる場合は見送ります。
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- 「剥がれ」のリスクと板(気配値)読み:ストップ高に張り付いた後、大口の利益確定売りが出て、張り付きが「剥がれる」ことがあります。
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危険なサイン: ストップ高の買い注文残(板の買い数量)が、売り注文に対して少ない、あるいは急激に減っている場合。これは崩落の前兆です。
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対策: 日本株で新高値ブレイクを狙う際は、チャートだけでなく**「板(気配値)」の厚み**を確認し、買い需要が圧倒的かどうかを見極めるスキルが求められます。
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5. 【STEP4】鉄の掟:資金を守り利益を伸ばす「売り」のルール
多くの投資家は「どの株を買うか」には何時間も費やしますが、「いつ売るか」の計画は驚くほど曖昧です。しかし、株式市場で生き残るための真実は一つです。
「エントリーは技術、利確は芸術、損切りは規律」
新高値ブレイク投資法において、売りルールは「予想」ではなく「事前の計画」でなければなりません。相場の神様ウィリアム・オニールが定めた、感情を挟まない機械的なルールをインストールしましょう。
5-1. 絶対的な損切り(ロスカット)ルール:買値から最大「-7%〜-8%」で自動的に切る
これは議論の余地のない、絶対的な法律です。
どんなに自信がある銘柄でも、どんなに好決算でも、買値から7%〜8%下落したら、例外なくすべて売却(損切り)してください。
- なぜ「-7%」なのか?株価が50%暴落すると、元本を回復するには100%(2倍)の上昇が必要です。しかし、-7%の損失なら、+7.5%の上昇で取り戻せます。-7%は「致命傷を避け、次のチャンスに資金を残せるギリギリの防衛ライン」なのです。
- 自動化のすすめ:「もう少し待てば戻るかもしれない」という人間の希望は、相場では破滅への招待状です。買った瞬間に、買値の-7%の位置に**「逆指値(Stop Loss)売り注文」**を入れておきましょう。判断に迷う時間を自分に与えてはいけません。
5-2. 利益確定の目安:基本は+20%〜25%で一部利確、強い銘柄は8週間ホールド(8週ルール)
損切りを-7%に設定した場合、利益確定はリスクリワード比「3:1」を実現するために、**+20%〜25%**を目安にします。
- 基本戦略(複利の魔法):多くの成長株は、ブレイクアウトから20%〜25%上昇すると、一旦調整(ベース形成)に入ることが多いです。そのため、欲張らずにこのゾーンで利益を確定し、資金を回転させるのが最も効率的です。
- 例外規定「8週ルール(The 8-Week Rule)」:もし、あなたの買った銘柄がブレイクアウトからわずか1〜3週間で20%以上も急騰した場合、それは「真のモンスター銘柄(大化け株)」の可能性があります。
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ルール: この場合、20%で売ってはいけません。最初のブレイクから「8週間」は、何があっても(7%ルールに触れない限り)ホールドし続けてください。 8週間後には、株価はさらに驚くべき位置にあるでしょう。
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5-3. トレーリングストップ活用法:株価上昇に合わせて逆指値を引き上げる技術
株価が順調に上昇し、含み益が出ている場合、絶対にやってはいけないことは**「利益を損失に変えてしまうこと」**です。これを防ぐために、トレーリングストップを活用します。
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Step 1(同値撤退): 株価がある程度上昇したら、逆指値を当初の「-7%」から「買値(ブレイクイーブン)」に引き上げます。これで、最悪の場合でも損はしません。
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Step 2(移動平均線追随): さらに上昇トレンドが続いた場合、**「50日移動平均線」や「短期の安値」**を割り込んだら売る、というように、株価の上昇に合わせて逆指値ラインを切り上げていきます。
これにより、上値の利益を最大限に伸ばしつつ、急落時の利益確保を自動化できます。
5-4. 売りシグナル(クライマックス・トップ):出来高急増でも株価が伸びない時は天井の兆候
最後に、上昇トレンドの終わり、すなわち「天井」を示唆するシグナルを解説します。これを**「クライマックス・トップ」**と呼びます。
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特徴的なサイン:
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出来高の異常な急増: これまで見たこともないような大商い(出来高)ができているのに、株価がほとんど上昇していない、あるいは上ヒゲをつけている。
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線路(Railroad Tracks): 大陽線の翌日に、それを打ち消すような大陰線が出るパターン。
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好材料での出尽くし: 誰もが知るような良いニュースが出て、株価がギャップアップ(窓開け)して始まったのに、陰線で引ける場合。
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- 心理状態:テレビやSNSでその銘柄が話題になり、普段株をやらない人までが「あの株はすごい」と語り出した時が、プロ(機関投資家)が売り抜けている瞬間です。
宴は最高潮に達した時にこそ、静かに会場(市場)を去るのが賢明な投資家です。
6. 【実践編】ツール設定とスクリーニング環境の構築
ここまでの理論を理解しても、4,000社近い上場企業(米国株を含めれば数万社)の中から、毎日手作業でチャートをめくって銘柄を探すのは不可能です。
人間の限界を超えるために、テクノロジーの力を借ります。ここでは、新高値ブレイク投資法を実践するための「3種の神器」と、その具体的な設定値を公開します。
6-1. TradingView(トレーディングビュー)で新高値銘柄を抽出するスクリーナー設定値
世界中のトレーダーが愛用する最強のチャートツール「TradingView」のスクリーナー機能を使えば、数秒で「トレンド・テンプレート」を満たす銘柄だけを抽出できます。
無料版でも設定可能ですが、以下の条件を「株式スクリーナー」に入力し、保存してください。
【ミネルヴィニ流・トレンドテンプレート簡易設定】
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価格: 現在値
>200日単純移動平均線(SMA) -
移動平均線の配列:
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現在値
>50日SMA -
50日SMA
>150日SMA -
150日SMA
>200日SMA
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高値・安値の位置:
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52週高値
以上(※ブレイク候補を探す場合) -
または、52週高値から
5%〜10%下(※ブレイク予備軍を探す場合) -
52週安値から
30%以上上昇
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出来高: 20日平均出来高
>10万株(※流動性のない銘柄を除外するため)
活用テクニック:
この条件で絞り込まれた銘柄リストを、毎日チャートチェックします。「ベース(保ち合い)」がきれいに形成されている銘柄を見つけたら、「ウォッチリスト」に登録し、ピボットポイントにアラート(通知)を設定しましょう。
6-2. 株探(Kabutan)と銘柄スカウターを活用した業績(EPS・売上高成長率)の確認方法
チャートが良い銘柄を見つけたら、次はファンダメンタルズ(業績)の裏付けを取ります。オニールの「CAN-SLIM」における「C(Current Earnings)」と「A(Annual Earnings)」の確認です。
日本株においては、以下の2つの無料ツールが最強です。
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株探(Kabutan):
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見るべき場所: 個別銘柄ページの「決算」タブ > 「3ヶ月決算(四半期)」
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合格基準: 直近の四半期決算で、「売上高」と「経常利益(またはEPS)」が前年同期比で20%〜25%以上伸びているか。特に「売上高」の伸びはごまかしが効かないため重要です。
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加速の確認: 成長率が 10% → 15% → 25% と四半期ごとに加速している銘柄は特選級です。
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マネックス証券「銘柄スカウター」(口座開設のみで無料利用可):
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見るべき場所: 「四半期業績の推移」グラフ
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メリット: 数字の羅列ではなく、棒グラフで「過去最高益を更新しているか」が一目でわかります。売上高と利益のグラフがきれいな右肩上がりを描いている銘柄以外は、基本的には触りません。
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6-3. Investor’s Business Daily (IBD) の活用:レラティブストレングスの確認
本家本元のウィリアム・オニールが創刊した新聞「Investor’s Business Daily(IBD)」のデジタル版は、米国株トレーダーにとって必須のツールです。
特に重要なのが、他では見られない独自指標**「RS Rating(レラティブストレングス指数)」**です。
- IBD Digital(有料)の使い方:検索窓にティッカー(例:NVDA)を入れると、その銘柄の「RS Rating」が0〜99のスコアで表示されます。
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RS 80未満: 原則として投資対象外。
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RS 90以上: エリート銘柄。優先的に買いを検討。
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RS 98〜99: 市場最強のリーダー銘柄。
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日本株トレーダーへの補足:
残念ながらIBDは日本株に対応していません。日本株でRSを確認する場合は、TradingViewのインジケーターで「RS(Relative Strength)」と検索し、比較対象を「TOPIX(1306)」や「日経平均(1321)」に設定することで、**「市場平均に対してどれだけ強いか(ラインが右肩上がりか)」**を視覚的に判断することができます。
道具は揃いました。あとは、あなたが「引き金を引く(エントリーする)」勇気を持つだけです。
7. 最新AI・アルゴリズム時代における「新高値投資」の注意点と進化
ウィリアム・オニールが『オニールの成長株発掘法』を記した時代と現代の決定的な違い、それは**「AIと高速取引(HFT)」の存在**です。
今日の市場では、コンピュータがミリ秒単位で注文を出し、個人のストップロス(逆指値)を狙い撃ちにするような動きが頻発します。基本原則は変わりませんが、現代の戦場に合わせて装備をアップデートしなければ、あなたはアルゴリズムの養分にされてしまいます。
7-1. HFT(高頻度取引)による「振るい落とし」への対策:ザラ場のノイズを無視し終値を重視する
かつては「ピボットを割ったら即損切り」が鉄則でしたが、現代ではこれが「ダマシ」になるケースが増えています。HFTは、チャートの節目(サポートライン)のすぐ下に溜まっている個人投資家の逆指値注文を「狩る」動きをします。
一瞬だけ急落させて損切りを巻き込み、その直後にV字回復して上昇していく……この悔しい展開を避けるための対策は以下の通りです。
- ザラ場(取引時間中)のノイズを許容する:日中の値動きで重要なラインを一時的に割っても、慌てて売らないこと。機関投資家が重視するのは、その日の**「終値(引け値)」**です。
- 「終値判定」のルール:「ザラ場でブレイクラインを割っても、大引け(クロージング)で戻していればセーフ」というルールを導入してください。
※ただし、-7%〜-8%の絶対的な損切りラインに触れた場合は、終値を待たずに即座に脱出します(命を守るため)。
7-2. セクターローテーションの把握:半導体、AI、バイオなど「今」資金が入っているテーマに乗る重要性
現代の相場は、ETF(上場投資信託)による運用が主流であり、資金は「個別株」単位ではなく**「セクター(業種)」単位**でドサッと動きます。
どんなに素晴らしいチャートと業績を持つ銘柄でも、そのセクターから資金が抜けている時期には絶対に上がりません。
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トップダウン・アプローチの徹底:
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市場全体(Market): 指数は上昇トレンドか?
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セクター(Sector): 今、最強のテーマは何か?(例:2023-2024年の生成AI、半導体、防衛など)
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個別銘柄(Stock): そのセクターの中で最強の銘柄(リーダー)はどれか?
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- 資金の流れ(マネーフロー)を見る:「半導体が強い日は、他のハイテク株も連れ高する」「金融引き締め局面では銀行株に資金が移る」といった、巨大な資金のローテーションを意識してください。**「枯れた池(不人気セクター)で釣りをしない」**ことが、資金効率を最大化する鍵です。
7-3. 決算発表(Earnings)またぎのリスクと対処法:ギャップダウンを避けるポジション管理
昔に比べて、近年の決算発表時のボラティリティ(変動幅)は極端になっています。好決算でも「コンセンサス(市場予想)に届かなかった」というだけで、一夜にして-20%以上の大暴落(ギャップダウン)を食らうことが日常茶飯事です。
これを避けるための現代的なルールは以下の通りです。
- 十分な利益クッションがないなら「またぐな」:決算発表日を迎える時点で、すでに**+10%〜+20%以上の含み益(クッション)**を持っていない場合は、決算発表の前に一度売却してポジションを閉じてください。
- 決算はギャンブルである:含み益がない状態で決算をまたぐのは、投資ではなく「丁半博打」です。もし決算が良く、翌日ギャップアップして始まったら? その時は、高くなった価格で**「買い直せばいい」**だけです。
- リスク管理の鉄則:「機会損失(儲け損なうこと)」よりも「資産の毀損(大損すること)」を避けることを常に優先してください。生き残ってさえいれば、チャンスは無限に来るからです。
8. まとめ:新高値ブレイク投資法で「億り人」を目指すためのマインドセット
ここまで、新高値ブレイク投資法の具体的なロジックと実践手法を解説してきました。
しかし、最後に残酷な真実をお伝えしなければなりません。
「正しい手法を知っていること」と、「実際に勝てること」は別問題です。
多くの投資家が脱落していく理由は、知能が低いからでも、知識が足りないからでもありません。「自分自身の感情」に負けて、自分で決めたルールを破ってしまうからです。
億単位の資産を築くための最後のピースは、手法ではなく、あなたの「心(マインドセット)」の中にあります。
8-1. 規律を守る精神力:感情(恐怖と強欲)を排除し、チャートの事実に従う
株式市場は、人間の「恐怖」と「強欲」を極限まで試す場所です。
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恐怖: 「こんな高値で買って、暴落したらどうしよう?」という恐怖が、絶好の買い場でのエントリーを躊躇させます。
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強欲: 「損切りしたくない、待っていれば戻るはずだ」という強欲(とプライド)が、-7%で切るべき小さな傷を、再起不能な致命傷へと拡大させます。
勝てるトレーダーとは、予知能力者ではありません。**「感情を持たないロボットのように、規律を執行できる人間」**のことです。
「上がりそうだ」「下がりそうだ」というあなたの予想や希望には、1円の価値もありません。価値があるのは、目の前のチャートが示している「事実」だけです。
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ピボットを超えたら、怖くても買う。
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-7%に達したら、悔しくても切る。
この単純作業を、息をするように繰り返せるようになった時、あなたの資産残高は劇的に増え始めます。
8-2. 継続学習の重要性:失敗トレードの事後分析(ポスト・アナリシス)が成功への最短ルート
マーク・ミネルヴィニはこう言っています。
「私の成功の秘密は、勝ったトレードではなく、負けたトレードの中にあった」
もしあなたが本気で「億り人」を目指すなら、今日から**「トレード日誌」**をつけてください。そして、定期的に自分の売買を振り返る「事後分析(ポスト・アナリシス)」を行ってください。
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なぜ損切りになったのか?(エントリーが早すぎたのか? ベースが崩れていたのか? 地合いが悪かったのか?)
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なぜ大きく勝てたのか?(その時のチャート形状は? 決算はどうだったか?)
自分の失敗を「運が悪かった」で済ませず、徹底的に解剖し、同じミスを二度と繰り返さないこと。市場に支払った損失(授業料)を、ただの損で終わらせず、将来の利益への投資に変えること。
聖杯(必勝法)は、どこかの教材にあるのではありません。あなた自身の失敗データの中に眠っています。
新高値ブレイク投資法は、過去100年以上、世界中の相場で機能し続けてきた普遍の真理です。あとは、あなたがそれを信じ、規律を守り、走り続けられるかどうかだけです。
さあ、チャートを開きましょう。
あなたの人生を変える「次の銘柄」が、そこで待っています。



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