「ヤフオクで複数アカウントは持てる?」
「複数アカウントを持つメリットは?」
「複数アカウントの注意点が知りたい」
そんなお悩みにお答えしていきます。
ヤフオクは個人間で商品売買ができる人気のアプリ。流通量がメルカリよりも多く、せどり・転売にも最適です。
取引を進めるなかで「Yahoo! JAPAN ID が2つあれば複数アカウント運用できるかも…?」と気づいた方も少なくないでしょう。
実際、ヤフオクの規約では1人が複数のアカウントを持つことについて、明確に禁止事項となっていません。
そこでこちらの記事では、
- ヤフオクで複数アカウントを持つメリット
- 複数アカウントを利用するときの注意点
- 紐付けせずにアカウントを作成する方法
- ヤフオクで複数アカウントを運用するポイント
について解説していきます。
ぜひこの記事を参考に、ヤフオクを徹底的に活用してみてください!
ヤフオクで複数アカウントを持つことは禁止ではない
ヤフオクで複数アカウントを持つことは禁止ではありません。
ヤフオクヘルプにも以下のように書かれています。
複数のYahoo! JAPAN IDを取得すれば、それぞれのYahoo! JAPAN IDでログインしてヤフオク!を利用できます。
正式には、Yahoo! JAPAN IDを複数取得することで、それぞれのアカウントでログインしてヤフオクが利用できます。
これにより、ヤフオクでできることの幅が広がるでしょう。
しかし、それぞれのアカウントを関連づけないことが大切です。なにか問題が生じたときに、ID所有者が同一とみなされてしまうからです。
せっかくのメリットが台無しになってしまうので、必ず登録情報は分けておくようにしてください。
なお、ヤフオクと比べられる個人間取引のプラットフォームにメルカリがあります。メルカリでは複数アカウントが持てない仕様になっているので、混同しないように気をつけましょう。
ヤフオクで複数アカウントを持つメリット
ヤフオクで複数アカウントを持つメリットを紹介します。
- 目的によってIDを分けられる
- リスクを分散できる
- 専門店のようにジャンル別に出品できる
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.目的によってIDを分けられる
出品者と落札者のIDを分けるのにはメリットがあります。例えば、同じアカウントでヤフオクで仕入れてその商品を販売する場合「仕入額と販売価格が違いすぎる」というクレームがつく可能性があります。
ヤフオクで仕入れた商品をヤフオクで売りたいなら、出品者と落札者のIDを分けたほうが良いでしょう。
2.リスクを分散できる
IDを複数持つことで、1つのIDにアクシデントがあってもリスクを分散できるのもメリットのひとつです。
利用停止等のペナルティを受けたとき、1つのアカウントしか持っていないと損害が大きいです。0から評価を集めて運用するのは非常に大変でしょう。
また、ヤフオクでは思いもよらないところで低い評価を付けられてしまうこともあるものです。1つのアカウントのみで運用していると、評価が下がったときに使いにくくなってしまいます。
さらに、ヤフオクには入札者評価制限といって、一定の評価がないと落札できない商品があります。思わぬ低評価のせいで落札できないというリスクを回避するために、複数アカウントを作っておくと安心です。
3.専門店のようにジャンル別に出品できる
ヤフオクに出品するなら、1つのアカウントでさまざまなジャンルの商品を出品するよりも、ジャンルごとに分けたほうが特化した専門店に見えるのでおすすめです。
ブランド品を売りたい場合なら家電も日用品も売っている中にブランド品が混じっているよりも、ブランド品だけ出品しているアカウントのほうが信頼性が上がります。
出品数が少ないうちは複数アカウントのメリットはないかもしれませんが、取り扱い商品が増えてきたら専門店としてIDごとに分けるようにするとよいでしょう。
ヤフオクで複数アカウントを利用するときの注意点
ヤフオクで複数アカウントを利用するときの注意点を3つ紹介します。
- 吊り上げに使わない
- PayPayアカウントに連携できるのは1つのIDのみ
- アカウントを紐付けしない
複数アカウントを作成する前に確認してみてください。
1.吊り上げに使わない
ヤフオクでは、出品者が複数アカウントを利用して吊り上げ行為を行うことは禁止です。
もし、ほんの出来心であっても吊り上げ行為をしてしまった場合、アカウントにキズが付きます。健全にヤフオクを利用するために、吊り上げ行為は行わないように気をつけましょう。
ヤフオクの吊り上げ行為については関連記事「【保存版】ヤフオクの吊り上げ行為を見抜く5つの方法!業者IDの調べ方や通報手順まで詳しく解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.PayPayアカウントに連携できるのは1つのIDのみ
Yahoo! JAPAN IDでPayPayと連携したい場合、1つのIDを複数のPayPayアカウントに連携することはできません。
同じように、複数のIDを1つのPayPayアカウントに連携することもできません。必ず1対1の組になるように、アカウントの数をそろえましょう。
3.アカウントを紐付けしない
複数アカウントを作る際は、それぞれのアカウントを紐付けしないようにしましょう。
複数アカウントを作る大きなメリットは、1つのアカウントが停止になってもリスクを回避できることです。
しかし、紐付けされているとペナルティが他のアカウントにも波及してしまいます。
メリットが享受できなくなっては、複数アカウント運用する意味がなくなるでしょう。
ちなみにヤフオクでは、アカウントが停止になった場合復活できません。リスクヘッジを徹底するようにしましょう。
ヤフオクアカウントを紐付けせずに作成する方法
ヤフオクアカウントを複数作成するなら、紐付けしないようにしましょう。これは、1つのアカウントが停止になったときのリスクを回避するためです。
具体的な方法について、以下の内容で解説していきます。
- 電話番号を変える
- 住所や名前などの個人情報を一部変える
- クレジットカードや銀行口座を同一にしない
- IPアドレスを変更する
- キャッシュとクッキーデータを削除する
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.電話番号を変える
そもそも、同じ電話番号でIDを作成することはできません。そのため、他の電話番号を登録する必要があります。
電話番号を複数用意するのは難しいかもしれませんが、具体的な方法は以下の3つです。
- 格安SIMを契約する
- 知人の電話番号を借りる
- ケーコジで契約した番号を使う
人の電話番号を借りるのは難しいかもしれません。
しかし、格安SIMなら月額数千円で利用できます。複数アカウント運用のメリットと照らし合わせて、契約するかどうか検討してみましょう。
ケーコジで契約舌電話番号を使うのもおすすめです。
2.住所や名前などの個人情報を一部変える
住所・氏名・生年月日が完全に一致していると、同一アカウントと判断される可能性があります。しかし実在しない人物の名前を作るのはよくないでしょう。
そこでおすすめの方法は、住所や名前の一部をカタカナやひらがなに変える方法です。
住所が異なっていると、例えば納品時のトラブルにより受取拒否で返送されたときに手元に戻ってこないリスクがあります。
名称を変えずに表記を変えるのがおすすめです。
3.クレジットカードや銀行口座を同一にしない
クレジットカードや銀行口座なども同一にしないほうがよいでしょう。
異なるIDで同じ口座に登録することはできません。
年会費無料のクレジットカードを複数用意したり、ネットで口座開設できるジャパンネット銀行や楽天銀行などの口座を開設したりして、IDごとに分けて登録できるようにしておきましょう。
4.IPアドレスを変更する
ブラックリストに登録をされてると、同じIPアドレスからアカウントの作成が難しくなります。
IPアドレスを変更して、別名義として登録をする作業が必要です。
IPアドレスを変更するには、VPNを使うか、後述のTorブラウザを使うと良いでしょう。
5.キャッシュとクッキーデータを削除する
キャッシュやクッキーデータを削除することで、同一アカウントとみなされることを回避できます。
利用しているサイトの設定から、キャッシュやクッキーデータの削除が可能です。もし、毎回削除するのが面倒なら「シークレットモード」を利用してみてください。
こちらはGoogle Chromeのシークレットモードです。
シークレットモードにしてからアカウント作成や運用を行えば、キャッシュとクッキーが保存されません。
別アカウントを作るときや操作するときは、一度画面を閉じて新たに開き直すのがおすすめです。
匿名性ブラウザを使う
Torブラウザを使うと匿名アクセスが行うことが可能となり、IPアドレスや使ってるデバイス、国が特定をされません。
ヤフオクで複数アカウントを運用する際のポイント
ヤフオクで複数アカウントを運用する際のポイントについて、以下の内容で解説していきます。
- アカウントごとに評価を稼ぐ
- 使用頻度が低いアカウントはプレミアム登録を解除する
- ジャンルごとにアカウントを分ける
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.アカウントごとに評価を稼ぐ
複数のアカウントを作成したら、それぞれで評価を稼いでおきましょう。評価を稼ぐことで信頼できるアカウントと認識してもらえます。
評価ゼロだと、今後の取引に支障が出ることも。購入や低額商品の出品などで評価を稼ぎましょう。
ヤフオクで良い評価を集める方法については関連記事「【例文あり】ヤフオクで良い評価を集める7つの方法!悪い評価を変更・削除・リセットするには」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.使用頻度が低いアカウントはプレミアム登録を解除する
ヤフオクでは、プレミアム登録をしておくと利用できるサービスが広がります。
- 落札手数料が10%→8.8%
- 特定カテゴリへの出品が可能
- 9個まで出品可能
- 複数の配送方法が設定できる
- 海外発送ができる
- 自動延長ができる
- 入力内容が下書き可能
など、多くのサービスが利用できます。
しかし、それぞれのアカウントに月額508円(税込)がかかるのでメインアカウントのみプレミアム登録するのがおすすめです。
詳しいサービスについては「プレミアムサービスに登録すると利用できること(ヤフオク!アプリ)」も参考にしてみてください。
3.ジャンルごとにアカウントを分ける
出品する際は商品ごとにアカウントを分けましょう。
アカウントを使い分けることで、専門店のように運用できます。たとえば、輸入国によって「中国の激安商品を扱う店舗」「北欧テイストの雑貨を扱う店舗」のようにコンセプトを統一すると良いでしょう。
ユーザーもアカウント内を回遊してくれたり、リピーターになってくれたりする可能性が高まります。
ぜひこの記事を参考に、ヤフオク複数アカウント運用を始めてみてくださいね!
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