「ヤフオクで吊り上げ行為って聞くけど具体的に何のこと?」
「吊り上げ行為だと見抜ける方法ってあるの?」
「事前にできる対策や通報の手順を教えて欲しい!」
オークション形式で入札が進むヤフオクでは、たびたび自作自演による価格の吊り上げ行為が散見されます。
ヤフオクでは吊り上げ行為は禁止されていますが、全てが摘発されている訳ではありません。
知識がないとぼったくり被害に気づかないことも。
そこで、こちらの記事では
- ヤフオクで吊り上げ行為を見抜く5つのポイント
- ヤフオクで吊り上げ行為を防ぐ5つの対策
- 吊り上げ行為の通報手順
と、ヤフオクで吊り上げ行為を徹底的に解説していきます。
ぜひこの記事を参考に、吊り上げ行為に気をつけてヤフオクを利用してみてください!
ヤフオクでの吊り上げ行為とは!概要をサクッと解説
ヤフオクにおける「吊り上げ」について、3つのポイントに分けて解説していきます。
- 吊り上げ行為とは?
- ヤフオクでは規約違反
- 吊り上げを見抜くのは難しい
吊り上げ行為の仕組みをよく分かっていない方は、この機会に理解しておきましょう。
1.吊り上げ行為とは?
ヤフオクにおける吊り上げとは自分で出品した商品に自分または協力者が入札を行い、金額を吊り上げる行為です。
匿名性の高いオークションの仕組みを利用した悪質な行為です。
複数のアカウントで自作自演を行い、相場よりも価格を高く落札させようとします。
入札の際には不自然な動きがないか注意しましょう。
2.ヤフオクでは規約違反
ヤフオクでの吊り上げ行為は規約で禁止されています。
20. 自身の出品したオークションに入札行為を行うこと。なお、入札の成否を問いません。
- 例 偽名を使用したり第三者を通したりするなどして商品等に入札する
発覚すると利用制限が課されたり、最悪の場合はアカウントの利用停止になることも。
ヤフオクは利用ユーザーからも違反報告ができるシステムがあるので、怪しいなと感じたらすぐに通報しましょう。
3.吊り上げを見抜くのは難しい
オークションの構造自体が値段が吊り上がる仕組みなので、意識していないと悪質ユーザーからの吊り上げ行為を見抜くのは難しいでしょう。
特に高額になりやすい人気の商品や、レアアイテムなどは要注意です。
限られた時間の中で絶対に落札したい気持ちが冷静さを失わせるので、吊り上げ行為の違和感に気づかないケースも多々あります。
吊り上げ行為を避けるには、常に落ち着いて入札するのが重要です。
ヤフオクで吊り上げ行為を見抜く5つのポイント
ヤフオクで吊り上げ行為に騙されないために、注目すべきポイントは5つあります。
- 出品商品が少ないと要注意
- 同じIDが何度も競合
- 開始価格が1円など低い
- 入札自動延長を有りで設定
- 競合相手が低評価
これらが複数該当すると悪質な吊り上げが行われている可能性が高いため、1つずつ特徴をしっかり覚えておきましょう。
1.出品商品が少ないと要注意
まず最初に見るべきは、商品の出品者です。
ヤフオクに出品している商品が少ない場合、警戒レベルを1つ上げてください。
吊り上げ行為は時間と手間がかかるため、労力を考えると自然と出品している商品が少なくなります。
全てのケースではありませんが、1点や2点しか出品していない出品者は吊り上げ行為の可能性が考えられるので、注意しておきましょう。
2.同じIDが何度も競合
競合している入札者の、過去の入札履歴も確認しておきましょう。
吊り上げ行為は自作自演が多いため、入札を争っているIDが同じケースが多々あります。
相手が同じような商品を何度も争っては負けている方だった場合、吊り上げ行為の常習犯かもしれません。
3.開始価格が1円など低い
出品したときの価格が極端に低い(1円など)場合も注意しましょう。
本来高額な商品を安く出品して競争を作り、元の相場以上の価格にするのは吊り上げの常套手段です。
しかし、この原理を利用してそこまで人気ではない商品を注目させるために、1円などと低く設定し、自作自演で吊り上げを行うケースもあります。
吊り上げることを前提に売られているので、開始価格が低い場合でも結果的に相場よりも高く落札させられるので注意が必要です。
4.入札自動延長を有りで設定
入札自動延長とは「終了5分前に入札があった場合、入札時間を5分延長できる仕組み」です。
この仕組みを利用して、締切の時間が過ぎても吊り上げが可能になります。
終了直前は最後のデッドヒートで白熱しやすいので、乗せられないように切り上げるラインを作っておきましょう。
必ずといっていいほど吊り上げ行為はこの機能を用いて行うため「有り」に設定されていたら注意が必要です。
5.競合相手が低評価
何度も競ってくる相手が出てきた場合は、評価も必ずチェックしましょう。
ヤフオクの評価体系的に基本的には良い評価が付くので、悪い評価が付いている場合は何かしらの理由があります。
オークション終了間際にいきなり悪い評価が多い競合相手が飛び込んできた場合は、吊り上げ行為の可能性が非常に高いです。
また、新規IDや評価が少ないなど、いかにも新規のアカウントが入札して来た場合でも、吊り上げ行為が疑われるので注意しましょう。
また、ヤフオクの評価を上げる方法は関連記事「【例文あり】ヤフオクで良い評価を集める5つの方法!悪い評価を変更・削除・リセットするには」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
ヤフオクで吊り上げ行為を防ぐ5つの対策
ヤフオクでの吊り上げ対策は落札してからでは遅いので、未然に防ぐことが大切です。
誰でもできる5つの対策を紹介するので、自分の身は自分で守りましょう。
- 入札額は低く設定
- 落札する商品の相場を把握
- 出品者の評価を確認
- 過去の落札価格と入札履歴を確認
- 出品者のIDをネットで検索
どの内容も簡単にできるものなので、今すぐにでも試してみてください。
1.入札額は低く設定
基本的に入札額を低くして、吊り上げ行為にあった場合のリスクを少なくしましょう。
どうしても手に入れたい商品の場合は落札に夢中になってしまい、吊り上げ行為に気づかない危険性もあります。
特に細かい値上げで競り合う場面になると、大きく値段を上げて決着を付けたくなることもあるでしょう。
しかしそれこそが吊り上げ業者の罠なので、怪しい場合は慎重に入札していきましょう。
2.落札する商品の相場を把握
落札しようと考えている商品は、事前に相場を把握しておきましょう。
相場以上の価格で入札しないように上限を決めておくと、吊り上げに引っかかることはありません。
商品の相場を調べるには、主にこの2つのサイトがよく利用されています。
入札する前にこの2つのサイトで確認するのを忘れないでください。
3.出品者の評価を確認する手順
出品者の評価確認も忘れてはいけません。
商品ページを開くと、右下に出品者情報とIDが記載されているのでクリックします。
出品者情報のページに入るので「評価」をクリックすると、過去の評価を確認できます。
事前に評価を確認して、悪い評価が多い出品者とは取引を極力行わないようにしましょう。
4.過去の落札価格と入札履歴を確認
過去に出品した商品がある場合、同じ出品者の商品の入札履歴と落札価格は確認しましょう。
【怪しいアカウントの特徴】
- 作られてすぐのアカウントの入札が目立つ
- 毎回同じIDの入札者が現れている
- 相場より落札価格が高い
これらに当てはなる場合は、吊り上げ行為でなくても悪質な出品者であるケースが多いので、そもそもの取引を行わないことをおすすめします。
5.出品者のIDをネットで検索
過去に吊り上げ行為の被害に遭った方がネット上でIDを公開しているケースがあるので、怪しい出品者のIDはGoogleで検索してみましょう。
ヤフーやGoogleで「ID(出品者)吊り上げ」と検索すると情報を収集できる可能性があるので、危険な場合はチェックしてみてください。
ただし、次から次へと新しいアカウントが作成されているので、検索にヒットしなくても安心してはいけません。
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ヤフオクで価格を吊り上げる方法を3ステップで解説
実際にヤフオクでは吊り上げ行為はどのように行われているのか、3ステップで解説していきます。
- 複数のアカウントIDを作成
- サブアカウントで吊り上げ
- 高値で入札をキャンセル
あくまでも仕組みを把握するためなので、吊り上げ行為を推奨するものではありません。あくまで自己責任で行ってください。
1.複数のアカウントIDを作成
ヤフオクでは複数アカウントの作成は禁止されていないので、まずは吊り上げ用のサブアカウントを作成しましょう。
ただし、同じデバイスでは登録出来ないため、別のPCやスマホが必要になるのでご注意ください。
また、バレないためのカモフラージュとして、吊り上げ行為をするサブアカウントは2つ以上作成することが多いです。
詳しい作り方は関連記事「【徹底解説】ヤフオクで別アカウントの作り方4STEP!入札用と出品用で分けるのがおすすめ」にて解説しています。
2.サブアカウントで吊り上げ
出品はメインアカウントで行い、価格は1円など低くして入札自動延長は有りに設定します。
入札がなくなってきたら、出品していない吊り上げ用のサブアカウントで入札を行いましょう。
そのサブアカウントに競い合う形で相手も徐々に入札額を上げていけば、吊り上げ行為は成功したも同然です。
3.高値で入札をキャンセル
他の人が高値で入札して目標の金額に達成したら、そのまま相手に落札させます。
万が一サブアカウントで入札した場合でもキャンセル可能なので、ほぼノーリスクで吊り上げ行為が可能です。
吊り上げ業者が無くなるとは考えにくいので、怪しいと思ったら手を引くようにしましょう。
吊り上げ行為を通報する方法
吊り上げ行為はヤフオクでは禁止されているので、見つけたらすぐに通報しましょう。
放置しておくとまた同じ出品者に遭遇する可能性があるので、地道に数を減らしていくことが大切です。
ヤフオクには通報するためのフォーマットがあるので、具体的な手順を解説していきます。
1.ヤフオクの違反申告フォームにアクセス
ヤフオクにはガイドライン違反申告フォームが用意されており、規約やガイドラインに違反しているアカウントを誰でも直接通報できます。
違反行為は積極的に通報し、ヤフオク全体の治安に貢献してください。
通報が活発化すれば、多くの方が安心してヤフオクを利用できるでしょう。
2.違反申告フォームの使い方
違反申告フォームは、以下の3ステップで入力してください。
- 通報するオークションIDを入力
- 違反行為だと思われる理由を入力
- 送信ボタンを押して完了
申請フォームに入ると、オークションIDを記入する欄と違反理由を入力する欄の2つがあります。
IDの入力は必須なので、怪しいアカウントを見つけたらメモしておきましょう。
両方とも入力して、サイトの下にある送信ボタンを押せば報告完了です。
その後ヤフオク運営から違反行為の事実確認を行われ、出品者にペナルティが課せられます。
吊り上げ行為の場合だと利用制限、最悪の場合は利用停止になるのが通例です。
ぜひこの記事を参考に、ヤフオクの吊り上げ行為について理解を深めておきましょう。
吊り上げ出品を確実に避ける方法
吊り上げそのものを回避方法をこのパートでは解説をします。吊り上げ出品者にうんざりしている方は、オークションへの参加方式を再検討してみましょう。
即決形式、フリマ商品を狙う
ヤフオクにはオークション形式以外に、即決商品やフリマ出品があります。即決とフリマは落札(購入)ボタンを押せば確実に落札が出来ます。競るという概念が存在しないため、吊り上げとは無縁です。
ヤフオクで競り合うのがしんどいなーと感じる方は、フリマ販売に特化しているメルカリやラクマで商品を探してみるのもいいでしょう。
予算を決めて予約入札を行う
吊り上げ行為に腹が立ってしまうのは、自分が狙ってる予算以上に落札価格が上がってしまうことです。どの商品にも相場があるので、相場以下で落札するというのは難しいです。
ですが、相場と同等で確実に落札する方法はあります。それは予約入札を使うことです。ツールを使うことで、オークション終了直前に設定した価格で入札をする事が出来るので、これであれば自分の予算を超えて落札をしてしまうことは起こりません。
予約入札を使いこなすためには、商品の相場を知ることが大事です。自分が狙っている商品がいくら出せば手に入るのか、調査をしましょう。
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