FXで人生終わった人と、250万円以上失っても終わらなかった私の差|EAを100個以上検証して残らなかった理由

FX自動売買で250万円以上失っても人生は終わっていない|システム購入費50万円以上・運用の損失200万円以上・検証したEA100個以上の要約図 資産運用

結論から書きます。私はFXの自動売買(EA)に、システムの購入費で50万円以上、運用の損失で200万円以上、合計250万円以上を使いました。検証したEAは100個を超えます。集中的に検証していたのは2010年から2014年頃です。その後はやめたり、良さそうなものをまた試したりで、いまは5万円の小さな口座でテストしている、という位置づけです。通算は相変わらずマイナスです。それでも人生は終わっていません。

終わらなかった理由は2つだけです。全部が事業で稼いだ手持ちの資金で、借金をして投資をしたことが人生で一度もないこと。そして、相場と無関係な収入が毎月あったこと。FXがうまかったからではありません。成績がそれを証明しています。

そのうえで、これから低資金で、海外FXの高いレバレッジを使って始めようとしている人に対する私の考えは、「副業をやっているほうがよほど稼げるし、インデックスファンドを持っているほうが長期の成績で勝ってしまう」です。以下、私がやったことと、そう考える理由を書きます。金額は記憶ベースで、「以上」と付けたものは下限です。

先に相談窓口を置いておきます

借入があって返済が回らない人、気持ちが追い詰められている人は、この記事より先に公的な窓口を使ってください。私は債務整理を経験していないので、手続きの解説はこの記事には書きません。

金融庁|多重債務についての相談窓口

法テラス(日本司法支援センター)

厚生労働省|まもろうよ こころ(電話・SNSの相談窓口)

「FXで人生終わった人」と私の差は、腕ではなく金の出どころ

250万円は小さい金額ではありません。ただ、私がFXで負けていた時期は、せどりで月50万円規模の収益があり、親が買ったマンションに住んでいて家賃がかかっていませんでした。250万円は当時の月の収益の約5か月分です。そして、入れた金は全部その収益から出した手持ちの資金でした。負けても失うのは入金した額までで、返済が残ったことは一度もありません。

同じ250万円でも、借りた金で、月の余剰が5万円の人が失えば、50か月分の損失に利息と返済が乗ります。「FXで人生終わった」になるかどうかは、損失額ではなく、損失を月の余剰で割った月数と、そこに借入が混ざっているかで決まります。この割り算は「株で人生終わった人と、終わらなかった私の差」に計算機つきで書いたので、自分の数字はそちらで出してください。この記事では、FXの中身を書きます。

2chやなんJのコピペを読んでも、自分が終わったかは判定できない

「FXで人生終わった人」と検索すると、掲示板のコピペを集めたページが並びます。あの種の書き込みに出てくるのは、ほぼ損失額だけです。書いた人の月の余剰も、その金が借りた金だったのかも書かれていません。分母と金の出どころがない数字は、自分と比較する材料になりません。

私の整理では、FXで人生が終わる人の共通点は手法ではなく2つです。借りた金でやったこと。生活費を入れたこと。手法で負けても、自分の金でやっている限り、失うのは入金した額までです。私が250万円以上負けて終わらなかったのは、この2つをどちらもやらなかったからです。

私がやったこと:海外EAのコミュニティで情報を交換し、毎日10個単位でバックテストした

項目 内容
対象 市販のFX自動売買システム(EA)。海外のEAがメイン
情報源 世界各国のEAトレーダーが集まるコミュニティ。私は日本のEAのデータを提供し、海外EAの情報をもらっていた
検証方法 毎日10個単位で自分のパソコンでバックテスト。成績が良いものだけを次の検証に進めた
検証数 合計100個以上
時期 集中的に検証したのは2010〜2014年頃。以後は断続的
購入費 購入したものだけで50万円以上
口座 国内はファイネストとFOREX.com(レバレッジ25倍)。海外はFXDD、Titan FX、Axiory(500倍の設定)。現在使っているのはAxioryのみ。業者名は事実として書いているだけで、口座の推奨ではありません
運用の結果 損失200万円以上。追加入金と仕切り直しを何度もやった合計
いま 残っているEAはほとんどない。5万円の小規模な口座でテスト中。通算マイナス

適当に買って適当に負けたわけではありません。情報は一方的にもらうのではなく、自分が持っている日本のEAのデータと交換で集めました。集めたものは全部バックテストにかけ、成績が良いものだけを選びました。個人がやれる範囲としては、かなり真面目にやったほうだと思います。それで残ったものがほとんどない、というのが私の実測です。

バックテストで選んだEAが残らなかった理由:100個試せば、偶然の当たりが必ず混ざる

先に断っておくと、私は消えたEAの敗因を一つずつ特定できたわけではありません。ただ、「たくさん試して、成績が良いものを選ぶ」という私の選び方そのものに、構造的な穴があったことは計算で示せます。

優位性がまったくないEAを考えます。ある1年がプラスで終わる確率を50%と置きます。このEAが5年連続でプラスになる確率は、0.5の5乗で約3.1%です。1個だけ見れば、まず起きません。しかし100個試すと、期待値で約3個が「5年連続プラス」になります。1個以上出る確率は約96%です。

つまり、100個をバックテストして上位を選ぶと、中身に優位性がなくても「過去5年ずっと勝っているEA」がほぼ確実に手に入ります。そして、それは偶然の当たりなので、実運用では元の50%に戻ります。私が毎日10個単位で回していた作業は、見方を変えれば、偶然の当たりを効率よく拾う作業でもありました。

偶然の当たりが何個混ざるかの計算

試すEAの数

バックテストで連続プラスだった年数

優位性がないEAが1年プラスで終わる確率

結果はここに出ます。

前提:各EAと各年は独立で、どのEAにも優位性がないと仮定した場合の計算です。実際のEAの成績を示すものではありません。

販売されているEAにも同じ構造があります。売り手が何個作って、そのうち成績が良かったものだけを売っているのかは、買い手からは見えません。同じことは株のシステムでも起きます。ランダムなノイズから見栄えの良いバックテストが作れてしまう話は「株の自動売買をPythonで自作する」に書きました。

200万円の中身は一度の事故ではなく、追加入金と仕切り直しの回数

私の損失が200万円を超えた原因は、追加入金と仕切り直しを何度もやったことです。事業の収益があるから入れ直せてしまい、入れ直すたびに損失の合計が増えました。

高いレバレッジは、この回数を増やす方向に働きます。証拠金いっぱいにポジションを持った場合、レバレッジ25倍なら4%、100倍なら1%、500倍なら0.2%の逆行で証拠金の全額に相当する損失になります(実際にはその手前で強制決済されます)。私が使っていたのは、国内口座が25倍、海外口座が500倍です。同じ証拠金をいっぱいに使えば、海外口座は国内の20分の1の値幅で同じ結果になる設定でした。低資金で高いレバレッジを使うというのは、口座が飛ぶまでの値幅を自分で狭くする設定です。追加入金と仕切り直しを何度もやった私の経験は、この設定と無関係ではありません。

相場で失った金を相場で取り返そうとすると、損失という分子が増えるリスクを取ることになります。収入を足す、固定費を下げるという分母側の操作には、そのリスクがありません。私の場合、FXでは分子を増やし続け、事業では分母を増やし続け、残ったのは後者だけでした。

それでも私がやめていない理由と、これから始める人にすすめない理由

私がいまも5万円の小さな口座でテストを続けているのは、中途半端に本気でやってしまったからです。合理的な理由ではなく、読者にすすめられる理由でもありません。この「やめられなさ」には名前がついています。切れたものと切れていないものを並べて、コンコルド効果(サンクコスト効果)とはに書きました。

数字で比べます。2026年9月時点で、私の株の口座は日経225連動の商品が元本に対して+120%、ナスダック100連動が+30%と表示されています(どちらもレバレッジ型の投資信託・ETFで、同じ口座にKOSPIの2倍が−40%、SOXLが−36%で入っています。中身は上の株の記事に書きました)。同じ年、FXは年間を通してまだマイナスです。100個以上検証して、毎日バックテストを回してきたFXが、持っているだけの指数連動商品に負けています。相場が良い年の上昇を、FXではまったく取り込めていません。

だから、これからFXをやる、しかも低資金で、海外FXのレバレッジを使って、という目線の人には、私はすすめていません。同じ時間を副業に使ったほうがよほど稼げると思いますし、同じ金をインデックスファンドに入れておいたほうが長期の成績で勝ってしまうと思っています。これは私の成績から出した私の考えで、誰かの将来の利益を保証するものではありません。

副業側の話は、すぐ始められるものがなぜ儲からないかを「地味に儲かる副業の見つけ方」に、借入があって先に返済を終わらせたい人向けの計算を「期間工で本当に手元に残る金はいくらか」に書いています。

まとめ:FXで終わるのは、借りた金と生活費でやったとき

私は100個以上のEAを検証し、250万円以上を使い、いまも負けています。それでも終わらなかったのは、全部が手持ちの資金で、借金での投資を一度もせず、相場の外に毎月の収入があったからです。

バックテストで良いEAを選ぶという方法は、数を試すほど偶然の当たりを拾います。高いレバレッジは、口座が飛ぶまでの値幅を狭くし、仕切り直しの回数を増やします。この2つが重なった結果が、私の200万円以上です。これから始めるなら、まずFXの外に収入を作り、金は指数に置く。私が自分の金で確かめた順番は、これです。

あわせて読む

損失を月の余剰で割って「何か月分か」を出す計算機と、私の仮想通貨・株・ネットワークビジネスの実測は「株で人生終わった人と、終わらなかった私の差」にあります。一発で取り返せる話を探してしまう理由は「ハイリスク・ハイリターンを探すとき、探しているのは倍率ではなく早さです」に、金だけでなく場所・職・人まで含めて諦める単位を小さくする考え方は「人生を諦める前に、諦める単位を小さくする」に、40代で借金・職歴・出口が同時に重く感じる人向けには「40代で「人生どん底」と感じたら」にまとめています。

 

── 無料メール講座(全6章・14通)──
真面目に働いても給料が上がらないのは、
あなたの能力ではなく
買い手が一社しかいないからです。
売り手が多数いて、買い手が一者しかいない市場では、
価格は買い手の内部規則で決まります。
転職しても、買い手が別の一社に変わるだけ。
構造は変わりません。
必要なのは努力の量でも我慢でもなく、
会社以外に
「自分の判断にお金を払う相手」
を一つ持つこと。
月3万円で構いません。
それだけで、組織との距離の取り方が変わります。
動かない録画機器を1,000円以下で仕入れ、
中古ドライブ(部品代2,000円)に交換。
ついでに容量を増やして15,000円で販売。
── 20年の現場から、実例の一部
この無料講座で扱う内容
  • 壊れた商品のどこに価格差が眠るのか
    「歪みの4類型」
  • 手数料・送料・作業時間まで含めた
    「1件の利益計算式」
  • 絶対に手を出してはいけない
    「除外リスト7項目」
  • 6日目には、元手ゼロで
    今週できる実践ワーク(約70分)
※手を動かさずに稼ぐ方法をお探しの方には向きません。
そのことも講座内で明記しています。
20年
現場での実践
全14通・2週間。
1通3〜5分で、通勤中にも読み切れる分量です。
まずは14通の無料講座で、
「第二の買い手」という考え方を確認してください。
登録30秒・無料・いつでも解除できます


「第二の買い手」を作る14通を無料で読む →

※後半に有料商品のご案内があります。
第1通の冒頭で明記します。
資産運用

コメント