先に結論を書きます。セカンドストリート(セカスト)でのせどりは違法ではありませんが、私は取れませんでした。ブックオフとハードオフでは週1回の来店で月に数万円が残ったのに、セカストでは同じ目で見ても仕入れが積み上がらなかった。その理由は店の側にも私の側にもあって、どちらも構造で説明できます。「セカストせどりは儲からない」と検索した人が知りたいのは、儲かるコツではなく、自分が儲からない理由がどちら側にあるかだと思うので、そこから書きます。
この記事は店舗せどりのやり方の店舗別各論です。同じ軸で書いたのがハードオフせどり(神店舗と塩店舗を買取カウンターで見分ける)とブックオフせどりで、店を選ぶ判断はそちらが本体です。
セカストせどりは違法か、禁止か
セカストで買った物を別の場所で売ること自体は違法ではありません。店舗によっては、バーコードリーダーでのリサーチを断る掲示や、転売を歓迎しない雰囲気の店はあります。注意されたら従えば済む話で、法律の問題ではありません。
法律の問題になるのは古物商許可のほうです。セカストの商品は「新品」と札にあっても、一度個人や法人の手に渡った物なので古物営業法上は古物扱いになります。利益目的で反復継続して転売するなら許可が要ります。要否の3条件と費用は古物商許可はせどりに必要かに書きました。
セカストせどりが儲からないと言われる理由:私が取れなかった理由
正直に書くと、セカストは私が苦手にしていた店です。ブックオフとハードオフで十分に取れていたので、苦手な店に割く時間が短かった、という事情がまずあります。ただ、時間を割いても取れなかった理由は分解できます。
主力が服で、私の型と噛み合わなかった
セカストの棚の大半は服です。服は同じ値札の日付でも、ブランド・サイズ・季節・状態で価値が全く違うので、値札だけでは判定できません。ブックオフやハードオフの値札攻略は「日付を見て、型番やJANで調べる」で完結しますが、セカストの服にはJANがなく、ビーム(バーコードリーダー)が効きません。私はビームも使う型だったので、ビームでのパワープレイができない店では、判断が感覚になります。感覚で見ている自覚があるものは、再現できないので続きません。
家電・ゲーム・PCは「おまけ」で、物量が薄い
店舗タイプによりますが、私が回った範囲では家電・ゲーム・PCの棚はアパレルの脇にある付け足しの位置づけで、ハードオフ1店分の物量がある店はほとんどありませんでした。物量が薄い棚は、1回の来店で見る個体数が少ないので、利益商品に当たる確率も低い。同じ時間をハードオフに使ったほうが期待値が高い、という単純な話です。
直営店は値付けが厳しい
セカストは直営店が圧倒的に多く、直営店の値付けは良くも悪くも本部基準で、安くありません。フランチャイズ店は独自の値付けができるので、相場より安い個体が出ることがあります(見分け方は後述)。ただし近所にフランチャイズ店があるかどうかは運です。
この3つを合わせると、私にとってセカストは「感覚でしか見られない棚が大半で、得意な棚は薄く、値付けは硬い」店でした。儲からないのは店が悪いのではなく、私の型と店の構造が噛み合っていなかっただけです。
それでもセカストが狩場になる人
逆に言えば、服・食器・化粧品を主商材にする人にとって、セカストは物量の多い店です。特に食器と化粧品は、他のリユース店では棚が小さいか存在しないのに、セカストではまとまった量が並んでいます。この商材を自分の型にしている人には、ブックオフやハードオフより良い狩場になり得ます。
ただし私の実測を一つ付けておきます。食器はノウハウを買って参入しようとして10店舗ほど分析しましたが、利益商品を見つけられず、エルメスの食器を出品して回転の悪さに驚いてやめました。物量が多いことと、回転が良いことは別です。食器の実測は食器せどり、化粧品と消耗品はドラッグストアせどり、服はアパレルせどりで失敗する理由に分けて書いています。服と食器はAmazonで中古出品ができないジャンルなので、販路はメルカリかヤフオクになる点も先に知っておいてください。
セカストの値札の見方:日付と管理番号
ここは私が実際に店で撮った写真で説明します。値札の下部に6桁の数字があり、これを逆から読むと値付け日になります。

写真の「300122」は逆から読んで「221003」、つまり2022年10月3日に値付けされた個体です。札の上部に「ONLINE」とある物はセカストオンラインにも掲載されている個体で、店頭とオンラインの両方から買われます。

「管理」の欄に番号がある物は、別の場所に付属品が保管されています。家電は付属品の有無で相場が変わるので、番号があれば店員に中身を確認してから買います。
「日付が新しい物を見る」は、店の代謝次第で反転する
中古せどりの値札攻略は、どのチェーンでも「値付け日が新しい物を見る」が基本です。新しい物はまだ他のせどらーが調べていない、という代理指標です。ただしハードオフの記事に書いた通り、買取量が多くて在庫が溢れている店では、古い日付の物ほど値下げ済みで狙い目になります。セカストは服のセールが頻繁で、割引シールや値札の重ね貼りで値下げ履歴が札に残るので、日付の新しさより「何回値下げされたか」を読むほうが、店の代謝が見えます。

「新品」「未開封」「未使用」の表記がある個体は、状態の判定を店がすでにやっているので、検品の手間が減ります。ただし次の章の「大量に並ぶ新品」は別の話です。

セール中でも「割引対象外」のシールが貼られた個体は値引きされません。セール価格で計算して仕入れると、レジで利益が消えます。
フランチャイズ店と直営店の見分け方
せどりをするならフランチャイズ店のほうが取れる可能性があります。直営店は本部基準の値付けで安くなりにくく、フランチャイズ店は独自の値付けができるからです。見分け方で一番覚えやすいのは「ゲオが併設されている店は直営店」です。セカストとゲオは同じ会社が運営しています。それ以外は、買取不可のはずの商品が陳列されている、値段が相場と大きくずれている、といった管理の甘さがフランチャイズ店の兆候です。分からなければ店員に聞くのが一番確実です。
大量に並ぶ同じ新品は、業者買取
セカストでは、同じ新品のドライヤーや家電が棚一面に並んでいることがあります。個人の持ち込みで同じ物が何十個も集まることはないので、これは業者からの買取です。閉店した近隣の店からの買取なら値崩れの心配はありませんが、本部が業者から仕入れて全国の店舗に分配している場合、同じ物が全国のセカストとオンラインに同時に出ているので、売る側の価格競争に巻き込まれます。私はこの棚は仕入れませんでした。1個だけ買って様子を見る手もありますが、リサーチ対象から外して構わない棚です。
セカストオンラインは仕入れに使わない
セカストオンラインは家にいながら全国の在庫を見られますが、見ている人が多すぎて飽和しており、仕入れには使えないというのが私の判断です。値札に「ONLINE」とある店頭の個体もオンラインから同時に買われるので、店頭で見つけた物をその場で調べているうちに売れることもあります。ただしニッチだったり、修理目線だと利益が出せる余白がある可能性は残ります。

セカストで買った物をどこで売るか
セカストの主力である服・靴・バッグ・食器・化粧品は、Amazonでは中古コンディションで出品できません。販路はメルカリかヤフオクになります。FBAのように仕入れたら納品して終わり、ができないので、写真撮影と保管場所が自分の手元に残ります。私が服から離れた理由もこの反復作業で、詳しくはアパレルせどりに書きました。家電・ゲーム・PCならAmazonの既存カタログに相乗りできるので、セカストでも私はその棚だけを見ていました。
セカストをどう位置づけるか
私の結論は三つです。服・食器・化粧品を主商材にする人にはセカストは物量のある狩場で、それ以外の人にはハードオフとブックオフのほうが時間あたりの期待値が高い。値札の日付は読めるが、服は日付だけでは判定できないので、その商材の相場観がない人が感覚で買うと続かない。そして、店が神か塩かは棚ではなく買取カウンターで決まるので、近所のセカストが良い店かどうかは、不用品を1個持ち込めば分かります。
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