セラーブックの使い方|セラーブック2との違い、パソコンで見る方法、300件を超える移行、確定申告で足りないところ

セラーブックの旧版とセラーブック2の違い:パソコンで見るならWeb版、AIでスキャン、無料300件、CSV出力 転売

「セラーブック」で調べて来られた方に、先に結論を書きます。

いま「セラーブック」という名前の売上管理アプリは2つあります。前からある旧版(フリマアプリの売上管理-セラーブック)と、同じ開発者が出しているSellerBook 2(セラーブック2)です。別のアプリで、料金も機能も違います。

パソコンで見るなら、セラーブック2のWeb版です。同じアカウントでログインすれば、追加の契約なしで同じデータを見られます。旧版はスマホのアプリで、公式のパソコン版は案内されていません。

確定申告は、どちらのアプリも記録しただけでは終わりません。セラーブック2はPlus以上でCSVを出せますが、会計ソフト専用の形式での出力やe-Taxへの直接提出には対応していない、と公式のよくある質問に書かれています。青色申告の55万円・65万円の控除を受けるなら、複式簿記の帳簿は別に要ります。

旧版のデータは、300件を超えていても全件セラーブック2に移せます。ただし移したあと、登録件数が300件以上だと、無料プランでは新しい売上を入れられません。

私は旧版の無料版を、メルカリとラクマで売ったものの1点ごとの利益を付けるのに使っていました。集計や分析をしたくなり、在庫と資金も管理したくなってエクセルに移りました。そのあと会計ソフト(freee、マネーフォワード)を使い、売上が増えて自分でやるのが割に合わなくなってからは、税理士に任せました。

旧セラーブック セラーブック2
使える端末 iPhone・iPad(iOS 14.0以降)、Android iPhone・iPad(iOS 16.4以降)、Android、Web(パソコンのブラウザ)
無料でできること 売上管理の基本機能(広告あり) 1ショップ・本人のみ・売上300件まで(月ごとではなく合計の枠)、経費は件数上限なし、AI月10回(チャット1通・スクショ1枚・レシート1回ごとに1回)、広告なし
有料 プレミアム月480円(広告非表示・経費入力・iPhoneとiPadのクラウド同期)、商品マスタ3,600円(買い切り) Plus月980円(売上無制限・AI月200回・商品マスタと在庫・CSV出力・5人まで)、Pro月1,980円(5ショップ・AI月500回・30人まで)
売上の入れ方 販売額・仕入額・送料・梱包費・手数料を入力 手入力、取引画面のスクショをAIが読み取り(最大10枚まとめて)、チャットで登録。どれも確認・修正して登録
販売先との自動同期 説明に記載なし 対応していない
CSV 説明に記載なし(移行用の書き出しは .sb1backup.json.gz という専用のファイルで、CSVではない) Plus以上で、売上一覧・経費一覧・集計サマリー

料金と機能は、App Storeの両アプリのページと、SellerBook 2の公式サイトの表示です(2026年9月30日時点、税込)。セラーブック2の料金はWebで契約する場合の表示で、アプリ内で買う場合の価格や割引はストアで確かめてください。

1. 旧セラーブックとセラーブック2は別のアプリ

1-1. 旧セラーブック

App Storeでの名前は「フリマアプリの売上管理-セラーブック」です。販売額・仕入額・送料・梱包費・手数料を入れると、月ごとの純利益を出してくれます。売上・コスト・利益率のグラフと、出品前・出品中・発送準備・評価待ち・完了の5つの状態で商品を並べる機能があります。

基本の機能は無料です。月480円のプレミアムで広告が消え、経費の入力と、iPhoneとiPadの間のクラウド同期が使えるようになります。3,600円の商品マスタ(買い切り)は、出品用の画像や説明文をテンプレートとして残す機能です。

2026年9月30日時点で、App StoreとGoogle Playの両方で配信されていて、App Storeでは2026年9月6日にも更新されています。私が見た公式のページには、旧版の配信を終える案内はありませんでした。

1-2. セラーブック2(SellerBook 2)

App Storeでの名前は「フリマ売上管理-セラーブック2 在庫・経費・帳簿」です。旧版と同じ開発者のアプリで、公式サイトは sellerbook.app です。

旧版との大きな違いは3つです。取引画面のスクショやチャットからAIで売上を登録できること、Web版があってパソコンのブラウザでも使えること、有料プランでCSVを出せることです。

無料プランは広告が出ない代わりに、売上の登録が300件までです。公式のよくある質問に「売上300件は月ごとの枠ではありません」とあるので、使い続けると、いつかは有料にするか、別の方法に移るかを決めることになります。AIも無料プランは月10回で、チャット1通・スクショの読み取り1枚・レシートの読み取り1回ごとに1回を使います(App Storeの説明)。月に10件より多く売れるなら、無料のままでは一部を手で入れることになります。何か月で枠が埋まるかは5章の計算機で出せます。

2. セラーブックの使い方

2-1. 旧セラーブックの使い方

私は旧版を無料版のまま使い、メルカリとラクマで売ったものだけを記録していました。

売れたら、販売額・仕入額・送料・梱包費・手数料を入れます。アプリがその1点の利益を出し、月ごとの純利益とグラフにまとめてくれます。商品は、出品前・出品中・発送準備・評価待ち・完了の状態で並べられます。販売先と自動でつながる機能は説明に書かれていないので、売れるたびに手で入れることになります。

2-2. セラーブック2の流れ(公式の案内で確かめた範囲)

セラーブック2は、私は使っていません。ここは公式サイトとストアの説明で確かめた流れです。

  1. アプリを入れて、無料で登録します。クレジットカードは要りません。
  2. 売れた取引の画面をスクショで保存し、アプリの「写真を選ぶ」から指定します。App Storeの説明では、最大10枚をまとめて読み取れます。
  3. AIが読み取った商品名や金額が入力欄に入るので、確かめて、違うところを直します。
  4. 「○件を登録」を押して保存します。
  5. 仕入価格や梱包費など、画像に写っていない情報は、登録したあとで足します。
  6. 経費は、レシートの画像から経費名・金額・日付の入力を補ってくれます。経費の登録は無料プランでも件数の上限がありません。

このほか、売上や経費を言葉で伝えて登録するチャットもあります。スクショの読み取り、レシートの読み取り、チャットは、同じAIの月の枠を使います。AIを使わずに手で入れることもできます。

公式サイトには「読み取り結果には確認・修正が必要です。販売先からの自動同期ではありません」とあります。スクショで入力の手間は減りますが、1件ずつ確かめる作業は残ります。

3. パソコンで見る方法

3-1. セラーブック2はWeb版で見る

セラーブック2は、公式サイト(sellerbook.app)からログインすると、パソコンのブラウザで使えます。公式のよくある質問では、Web版の追加の契約は要らず、同じアカウントでログインすれば同じショップのデータとプランを使える、とされています。

ただし、スクショの一括取込など一部の操作はスマホのアプリで提供されています。売れたらスマホでスクショから登録し、集計はパソコンで見る、という分け方になります。

Macの場合、App Storeのページには「iPadに対応しています。macOSでは検証されていません」と出ます。パソコンで使うなら、Mac App Storeから入れるより、Web版のほうが確かです。

3-2. 旧セラーブックは、パソコン版の案内がない

旧版はiPhone・iPad・Androidのアプリで、公式のパソコン版は案内されていません。Google Playの説明には「もうパソコンいらず」と書かれています。スマホだけで完結させる前提のアプリです。

スマホのアプリをパソコンで動かすソフト(エミュレーター)を使う方法もありますが、公式の案内ではないので、この記事では勧めません。旧版のデータをパソコンで見たいなら、公式に用意されている道は、セラーブック2に移してWeb版で見ることです。

4. 旧セラーブックからセラーブック2へ移す

4-1. 移せるものと、先に確かめること

公式の移行ガイド(2026年9月19日)では、売上(メモを含む)、商品マスタ、カテゴリ、プラットフォーム、経費、顧客、発送方法が引き継げるとされています。写真はデータとは別のファイル(写真パック)で移します。

始める前に確かめることは4つです。

  • 両方のアプリを最新版に更新する
  • 移行はスマホのアプリで行う(セラーブック2のWeb版には移行の画面がない)
  • ショップのオーナーが操作する
  • 最初の取り込み先は、データが空のショップにする(すでに売上や商品マスタを入れたショップには取り込めないので、その場合は新しいショップを作って切り替える)

書き出しはデータのコピーをファイルにする操作なので、移しても旧版の記録は消えません。

4-2. 手順

  1. 旧版の「設定」から「SellerBook2 へデータを移行」を選び、「ファイルとして書き出す」を押します。バックアップファイル(.sb1backup.json.gz)ができるので保存します。あとで写真や追加分を取り込むときに使うので、移し終わっても消さずに残します。
  2. セラーブック2のスマホのアプリで、「設定」から「SellerBook1 から移行」を開きます。取り込み先のショップ名を確かめて、「ファイルを選択」で1のファイルを選びます。
  3. 「移行内容を確認」の画面で、売上・商品マスタ・カテゴリ・プラットフォーム・経費・顧客の件数と、金額の通貨を確かめて、「取り込む」を押します。取り込みは取り消せません。
  4. 写真も移すなら、旧版の同じ画面で「写真パックを書き出す」を押し(.sb1photos.zip)、セラーブック2の「SellerBook1 から移行」の画面下部の「写真パックを取り込む」から取り込みます。

移したあとも旧版に記録を足していた場合は、旧版であらためて書き出し、セラーブック2の「再取り込み(追加分のみ)」で、増えた分だけを足せます。

4-3. 300件を超えていても全件入る。ただし、そのあとが変わる

公式の移行ガイドでは、無料プランの「売上登録 300件まで」という上限は、移行の取り込みには当てはまらず、何千件あっても全件取り込まれるとされています。移すと、特典として30日間、Plusの機能が使えます。

ただし、移した売上も300件の数に入ります。移した売上が300件以上あると、30日の特典が終わって無料プランに戻ったとき、新しい売上を登録できなくなります。データは消えませんが、記録を続けるにはPlus以上が要ります。商品マスタもPlus以上の機能です。

300件は、1つのショップに登録されている売上の件数で、削除した売上は数えません。とはいえ、確定申告に使う記録を、枠を空けるために消すのはやめてください。

5. 無料で足りるか(計算機)

1か月に売れる件数と、旧版から移す件数を入れると、セラーブック2の無料プランの枠(売上300件)が何か月分で埋まるか、そのあとPlusにした場合に最初の12か月でいくらかかるかを出します。登録した売上を削除せず、毎月同じ件数を足していく場合の目安です。1件の入力にかかる分数を入れると、1年で入力にかかる時間も出します。初期値は例なので、自分の数字に替えてください。

6. 確定申告で足りないところ

6-1. アプリの記録が帳簿として足りるかは、自分で確かめる

国税庁のタックスアンサー(No.2080)では、事業所得などがある人は、白色申告でも記帳が要るとされています。記帳するのは、売上などの収入金額と、仕入れや経費について、取引の年月日、売上先・仕入先などの相手方の名称、金額、日々の売上げ・仕入れ・経費の金額などです。1件ずつではなく、日々の合計をまとめて書く簡易な方法でもよいとされています。

セラーブックの記録は、1点ごとの利益を見るためのものです。白色申告の帳簿として足りるかどうかは、上の記帳する事項と見比べて、自分で確かめてください。仕入れや経費を全部入れていなければ、その分は別に記録が要ります。

6-2. 青色申告の55万円・65万円の控除には、複式簿記の帳簿が要る

国税庁のタックスアンサー(No.2072)では、青色申告特別控除の55万円は、正規の簿記の原則(一般的には複式簿記)で記帳し、貸借対照表と損益計算書などを確定申告書に付けて、期限内に出すことが要件です。65万円にするには、さらに、仕訳帳と総勘定元帳を優良な電子帳簿の要件を満たして保存して届出書を出すか、確定申告書と貸借対照表・損益計算書などを期限内にe-Taxで送ることが要ります。

なお国税庁は、令和9年分(2027年分)の確定申告から、優良な電子帳簿の保存またはデジタルシームレス保存をすると75万円の青色申告特別控除を受けられる、と案内しています。区分がどう変わるかはせどりの確定申告の記事にまとめています。

セラーブック2の公式の機能一覧には、仕訳帳や総勘定元帳を作る機能は載っていません。複式簿記の帳簿は、会計ソフトなどで別に作ることになります。

6-3. 年末に残った在庫は、アプリの利益とは別に数える

セラーブックが出すのは、売れた1点ごとの利益です。確定申告では、その年の12月31日に残っている商品の棚卸高(期末商品棚卸高)を出して、売上原価を計算します。年初の棚卸高にその年の仕入れを足し、年末の棚卸高を引いたものが売上原価です。売れ残りの扱いは、せどりの税金の記事にも書いています。

セラーブック2のPlus以上には在庫の管理がありますが、公式の説明から、棚卸表や売上原価まで出せることは確かめられませんでした。年末の在庫は、自分で数えて残してください。

6-4. CSVは、会計ソフトにそのまま入る形ではない

セラーブック2は、Plus以上で売上一覧・経費一覧・集計サマリーをCSVで出せます。公式の機能一覧には「会計ソフトへの取り込みや帳簿作成に活用できます」とある一方で、よくある質問には「会計ソフト専用形式での出力やe-Taxへの直接提出には対応していません」とあります。取り込むときは、使う会計ソフトのCSVの取り込みの決まりを確かめてください。列の対応付けや、手での加工が要ることがあります。

旧版の説明には、CSVでの出力は書かれていません。旧版から移行用に書き出すファイル(.sb1backup.json.gz)は、CSVではありません。旧版の記録をCSVにしたいなら、セラーブック2に移して、30日間のPlusの特典があるうちにCSVで出しておく、という道があります。

6-5. 保存の期間を考えて、アプリの中だけに置かない

白色申告の場合、収入金額や必要経費を書いた帳簿は7年、請求書・納品書・領収書などの書類は5年の保存です(No.2080)。副業の売上が業務に係る雑所得になる人は扱いが分けられていて、前々年の収入金額が300万円を超える場合に、現金や預金の出し入れのときに作ったり受け取ったりした請求書・領収書などを5年保存する、とされています。青色申告では書類ごとに期間が違うので、せどりの確定申告の記事の表で確かめてください。

どのアプリでも、7年のあいだに配信の形が変わることはありえます。セラーブック自体、いまは旧版と2つ目のアプリに分かれています。確定申告に使う数字は、CSVや書き出したデータで手元にも残してください。アプリの記録やCSVは、取引の証拠になる書類(領収書や取引の明細)の代わりにはならないので、そちらも別に残します。

7. 私が旧セラーブックからエクセルに移った理由

旧版を使っていたころ、私が記録していたのはメルカリとラクマの分だけです。有料の機能は使わず、無料版だけでした。

エクセルに移ったのは、2つのことをしたくなったからです。1つは集計と分析。もう1つは在庫と資金の管理です。

エクセルのいいところは、管理のやり方を自分で好きに設計できることです。今ならAIも使えるので、表の作り方や集計の式で詰まっても、AIに聞きながら組めます。

そのあとは、会計ソフト(freeeとマネーフォワード)を使い、最後は税理士に任せました。移るたびの理由は同じで、売上が増えて、自分でやるのが割に合わなくなったからです。税理士に任せた範囲と、年にかかっている費用はせどりの確定申告の記事に書いています。

在庫を帳簿の値段で見るか、いま売れる値段で見るかはせどりでお金が残らない理由に、売れるまでの日数の調べ方はメルカリの「売れた日」を調べる方法に書いています。

8. 古物商なら、記録が要る取引は古物台帳に残す

古物商の許可を取って中古品を仕入れているなら、古物営業法で記録が決められている取引は、売上管理とは別に、古物営業法の帳簿(古物台帳)に残します。

古物営業法16条では、古物を受け取ったり引き渡したりしたときに、その都度、取引の年月日、古物の品目と数量、古物の特徴、相手方の住所・氏名・職業・年齢、相手方を確かめた方法などを、帳簿か電磁的方法で記録することになっています。18条で、記録は3年間の保存です。

セラーブックの入力項目は、販売額・仕入額・送料などお金の項目が中心で、仕入れた相手の住所や氏名を残すためのものではありません。

記録が要らない取引もあります。買い受ける総額が1万円未満なら、原則として相手方の確認と帳簿への記載は要りません。ただし、バイクやゲームソフトなど、1万円未満でも確認と記載が要る物があり、2025年10月1日からは、エアコンの室外機、電気温水機器のヒートポンプ、電線、金属製のグレーチングが加わりました(警視庁)。金額だけで決めずに、古物台帳の記事で確かめてください。

9. 使えないとき・解約したいとき

9-1. 動かないとき

App Storeでは、旧版はiOS 14.0以降、セラーブック2はiOS 16.4以降が必要と表示されています。古いiPhoneでセラーブック2が入らないときは、ここを確かめてください。

セラーブック2の問い合わせは、アプリの「設定」から「ヘルプ」「お問い合わせ」と進むか、公式サイトのサポートページにあるメールで受け付けています。

9-2. 解約するとき

セラーブック2の有料プランの解約は、払い方によって場所が違います。

  • iPhone(App Store):「設定」の「Apple ID」から「サブスクリプション」
  • Android(Google Play):Google Playの「お支払いと定期購入」から「定期購入」
  • Webで払った場合:Webサイトの「設定」から「プラン・課金」

途中で解約しても、払った期間の料金は返金されません(法令に別の定めがある場合を除く、と特定商取引法に基づく表記にあります)。アプリを消しただけでは、ストアの定期購入は止まりません。

10. よくある質問

メルカリと自動で同期できますか?

セラーブック2は、販売先からの自動同期に対応していません。手で入れるか、取引画面のスクショやチャットからAIで入れて、内容を確かめて登録します。旧版の説明にも、販売先と自動でつながる機能は書かれていません。

無料でどこまで使えますか?

セラーブック2の無料プランは、1ショップ・本人のみで、売上300件まで(月ごとではなく合計の枠)、経費は件数の上限なし、AIは月10回(チャット1通・スクショ1枚・レシート1回ごとに1回)、広告なしです。商品マスタ・在庫管理・CSV出力・メンバーの招待はPlus以上です。旧版は、売上管理の基本機能が無料で、広告が出ます。

スマホとパソコンの両方で使うと、料金は二重にかかりますか?

セラーブック2は、Web版の追加の契約は要りません。同じアカウントでログインすれば、同じデータとプランを使えます。

CSVで出せますか?

セラーブック2はPlus以上で出せます。旧版の説明には、CSVでの出力は書かれていません。旧版から移行用に書き出すファイルはCSVではないので、旧版の記録をCSVにしたいなら、セラーブック2に移して、30日間のPlusの特典があるうちに出しておきます。

旧版のデータが300件を超えていても、セラーブック2に移せますか?

移せます。公式の移行ガイドでは、無料プランの300件の上限は移行の取り込みには当てはまらず、全件取り込まれるとされています。ただし、移した売上も300件の数に入るので、300件以上あると、30日間のPlusの特典が終わったあとは、無料プランでは新しい売上を登録できません。

移したら、旧版のデータは消えますか?

消えません。書き出しはデータのコピーをファイルにする操作です。移したあとに旧版で増えた分は、再取り込みで追加できます。

セラーブックで確定申告までできますか?

セラーブック2の公式のよくある質問では、日々の売上・経費の整理には使えるが、会計ソフト専用形式での出力やe-Taxへの直接提出には対応していない、とされています。白色申告の帳簿として足りるかは記帳する事項と見比べて確かめ、青色申告の55万円・65万円の控除を受けるなら複式簿記の帳簿を別に作ります。年末に残った在庫の棚卸も、別に数えます。

機種変更したら、データはどうなりますか?

旧版は、データの書き出し・読み込みで新しい端末に移せます。プレミアムなら、iPhoneとiPadの間でクラウド同期ができます。セラーブック2はアカウントにデータがあるので、同じアカウントでログインします。

11. まとめ

  • 「セラーブック」は、旧版とセラーブック2の2つのアプリがある。料金も機能も別
  • パソコンで見るなら、セラーブック2のWeb版。同じアカウントで追加の契約は要らない。旧版には公式のパソコン版の案内がない
  • セラーブック2の無料プランは売上300件まで(合計の枠)、AIは月10回。移す件数と、月に売れる件数で、いつ埋まるかが決まる
  • 旧版のデータは300件を超えていても全件移せて、30日間Plusの特典が付く。ただし300件以上あると、特典のあとは無料で新しい売上を入れられない
  • 記録しただけでは確定申告は終わらない。青色の55万円・65万円には複式簿記の帳簿、年末には在庫の棚卸が要る。CSVはPlus以上で、会計ソフト専用の形式ではない
  • 古物商なら、記録が要る取引は古物台帳に残す。1万円未満でも記録が要る物がある
  • 私は旧版の無料版から、集計・分析と在庫・資金の管理がしたくなってエクセルに移り、会計ソフト、税理士の順に移った

12. 出典

資料 使ったところ
SellerBook 2 公式サイト(料金プラン・よくあるご質問) 冒頭の表、1-2、2-2、3-1、5、6-4、10章。料金と枠、自動同期しないこと、Web版、確定申告についての回答
SellerBook 2「旧セラーブックからSellerBook 2への移行ガイド」(2026年9月19日) 冒頭、4章、6-4、10章。引き継げるもの、手順、再取り込み、30日間のPlus特典、300件の数え方
SellerBook 2「プラン別機能詳細」 6-2、6-3、6-4。CSVで出せるもの、機能の一覧
SellerBook 2「サポート」、特定商取引法に基づく表記 9章。問い合わせ、解約の場所、返金
App Store「フリマアプリの売上管理-セラーブック」、Google Play 冒頭の表、1-1、2-1、3-2、6-3。旧版の機能、料金、対応OS、更新日
App Store「フリマ売上管理-セラーブック2 在庫・経費・帳簿」 冒頭の表、1-2、2-2、3-1、9-1。スクショ最大10枚・チャットでの登録、AIの枠の使い方、対応OS、Macでの表示
国税庁 No.2080 白色申告者の記帳・帳簿等保存制度 6-1、6-5。記帳する事項と保存期間
国税庁 No.2072 青色申告特別控除 6-2。55万円・65万円の要件
国税庁「個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について」 6-2。令和9年分からの75万円の控除の案内
国税庁 確定申告書等作成コーナー「期末商品(製品)棚卸高とは」 6-3。12月31日現在の棚卸高
警視庁「古物営業法施行規則の一部改正について」 8章。1万円未満でも確認と記載が要る物の追加
e-Gov法令検索「古物営業法」 8章。16条(記録する事項)、18条(保存期間)

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14. この記事について

書いた人 中古品の売買を20年近く続けている出品者(古物商許可あり)。旧セラーブックの無料版を使っていた
確かめた日 2026年9月30日(SellerBook 2の公式サイトと移行ガイド、App StoreとGoogle Playのページ、国税庁のタックスアンサー、e-Gov法令検索、警視庁)
私の経験から書いたこと 旧セラーブックを無料版のまま、メルカリとラクマの分だけ記録していたこと。集計・分析と、在庫・資金の管理がしたくなってエクセルに移ったこと。エクセルは管理のやり方を自分で設計でき、今ならAIも使えるという見方。会計ソフト(freee、マネーフォワード)、税理士の順に移り、理由は売上が増えて自分でやるのが割に合わなくなったこと
確かめられなかったこと セラーブック2は使っていないので、実際の読み取りの精度や、旧版からの移行にかかる時間は確かめていません。セラーブック2の在庫管理で棚卸表や売上原価まで出せるか。旧版の今後の配信予定

 

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