パソコン転売で儲からない人は「動くパソコン」を買っている|投げ売りノートを2〜6万円で拾い、SSD化とメモリ増設で1台1〜5万円残す実測

パソコン転売で儲からない人は「動くパソコン」を買っている|投げ売りノートを2〜6万円で拾い、SSD化とメモリ増設で1台1〜5万円残す実測 パソコン転売

パソコン転売で儲からない人と、1台売って1万〜5万円が残る人の違いは、扱う機種でも仕入れ先でもなく、動くパソコンを買っているか、遅い・壊れたパソコンを買っているかです。私はパソコン転売を20年やってきて、残ったのは後者だけでした。

結論から書きます。私の型は、素人が投げ売りしたノートパソコンをヤフオク(いまならYahoo!フリマも)で2万〜6万円の帯で仕入れ、SSD化・メモリ増設・CPU交換・液晶やキーボードやバッテリーの交換で性能を上げて売る。1台の利益は1万〜5万円。一番利益が出るのはゲーミングPCとゲーミングノートですが、競争が激しく、毎日理論価格で予約入札を入れて落札できたら勝ち、という仕入れの不安定さがあるので、主軸は投げ売りノートのアップグレードに置いていました。

この記事は「儲からない6つの原因」を並べる記事ではなく、私の型の工程と、入札の上限を出す計算式と、儲からない人がどこで止まっているかを、やってきた側から書いたものです。

家電全体の中でパソコンをどう位置づけるかは家電せどりのおすすめジャンルに、ジャンル全体の資金配分はせどりで儲かるジャンルは全部、利益率と回転率の実測はせどりの利益率と回転率にまとめています。

儲からない人は「動くパソコン」を買っている

動くパソコンを買って動くまま売る型は、横流しです。横流しの利益は「誰かが安く売った差」で、他人が同じ価格を見た瞬間に消えます。パソコンは型番で相場が一意に決まる商材なので、動く個体は誰が見ても同じ値段になり、差が残りません。

残るのは、仕入値が「遅い・壊れている前提の値段」で、売値が「速い・直っている前提の値段」のときだけです。HDDのままで起動に何分もかかるノートは、その状態の値段で売られています。SSDに換えれば「速い前提の値段」で売れる。この差は、自分の工程で作った差なので、他人が同じ工程を踏まない限り消えません。プリンターで残った理由と同じで、パソコンはその差が最も大きく、最も安定して出るジャンルです。

私の型|投げ売りノートを2〜6万円で拾い、アップグレードして売る

仕入れの型は2つ試して、主軸は2つ目に置きました。

①ゲーミングPC・ゲーミングノート ②素人が投げ売りしたノートPC
1台の利益 最も大きい 1万〜5万円(私の実績)
仕入れ価格帯 高い。資金が要る 2万〜6万円が中心
競争 激しい。同じ理論価格で入札する人が全国にいる 「型番で相場を調べずに出す人」が相手なので、競争相手が少ない
仕入れ方 ビッドマシーンで毎日、理論価格で予約入札。落札できたら勝ち 同じく予約入札。落札できる確率が高い
安定性 低い。落札できない日が続く 高い。毎週回せる
私の位置づけ 取れたら取る 主軸

ゲーミングPCは利益が大きい代わりに、同じ計算をした人が同じ上限で入札してくるので、仕入れが運になります。投げ売りノートは1台の利益は小さいが、出品者が相場を知らずに出しているので、理論価格で入札すれば落札できる。利益の大きさより、仕入れが毎週成立するかを優先したのが、私がこの型に落ち着いた理由です。

予約入札の道具はビッドマシーンで、使い方はビッドマシーンの記事に、ヤフオク仕入れが途中で回らなくなる理由(入札は回数の問題)はこちらに、落札相場の調べ方はヤフオクの落札相場の調べ方に分けています。いまから始めるなら、ヤフオクに加えてYahoo!フリマも仕入れ先になります。

工程は6つ|SSD化・メモリ増設・CPU交換・液晶・キーボード・バッテリー

私がやっていたのはこの6つで、全部ではなく、その個体に必要なものだけをやります。

工程 何が変わるか 判断
SSD化 HDDからSSDへ。起動と体感速度が別物になる。売値に最も効く HDD機はほぼ全台やる。手順はSSD換装の記事
メモリ増設 4GB→8GB以上。動作の引っかかりが消える スロットの空きと最大容量を型番で確認。メモリ増設の記事
CPU交換 ソケット式の機種のみ。世代内で上位に載せ替える できる機種が限られる。効果が大きいが対象を選ぶ
液晶交換 割れ・線入り・暗い個体を「壊れている値段」で拾える 部品代と型番の互換を先に調べる。ここで差が最も大きい
キーボード交換 打鍵不良・テカリ。中古の「可」を「良」に上げる 部品が安い機種なら必ずやる
バッテリー交換 持たない個体は売値が落ちる 互換品の安全性を確認。膨張個体は仕入れの段階で判断

工程の後には初期化とOSの再インストールがあり、これは全台です。前の持ち主のデータを消し、クリーンな状態で渡す。手順はWindows 11のインストールUSBの記事に分けています。パソコン転売で「検品と初期化の工程が最も重い」と書いてきたのはこの部分で、ここを省く人が、あとで返品とクレームを受けます。

パソコンがPC部品と相性が良い、と私が言う理由は2つあります。ひとつは、部品を交換した個体から外した部品(HDD・元のメモリ・元のCPU)が、それ自体パーツとして売れること。もうひとつは、パーツと周辺機器は本体より回転が速く、本体の在庫が寝ている間の現金を作ってくれることです。PCジャンルで本体は動きが遅く、パーツと周辺機器がよく動く、というのが私の体感で、廃版の周辺機器は探している人がいて仕入先も限られるので穴場でした。

計算機|「理論価格」=入札の上限を先に出す

私が毎日入れていた予約入札の上限は、次の式で出していました。売れる状態にした後の相場から、部品代・手数料・送料・作業時間の自分の時給・目標利益を引いた残りが、その個体に払える上限です。ここを超えて入札した瞬間に、儲からない側に回ります。売値・部品代・手数料・送料・作業時間・時給・目標利益を入れると、入札上限と、その上限で落札できた場合の純利が出ます。初期値は入力例で、すべて入力値です。

   

   

この式の要点は、利益を「残ったもの」ではなく「先に引くもの」として扱うことです。落札してから利益を計算する人は、落札価格が上がるほど自分の時給を削って帳尻を合わせます。先に上限を決めて機械に入札させると、感情で上限を超えることがなくなる。ビッドマシーンを使っていた理由は、手で入札しないためです。

儲からない人が止まっている場所|6つ

「パソコン転売 儲からない」で来た人のために、私が見てきた止まり方を、上の型に沿って並べます。

  • 動く個体を買っている。横流しなので差がない。遅い・壊れた個体だけを対象にする。
  • 理論価格を超えて入札している。「あと少しで落札できる」で上限を上げた分は、そのまま利益から消える。
  • 初期化とOS再インストールを省いている。前の持ち主のデータが残った個体は返品とクレームで利益が消える。
  • 部品代と互換を仕入れ前に調べていない。液晶とCPUは機種で部品代が大きく違い、落札してから調べると赤字が確定する。
  • 価格帯が低すぎる。1万円以下の個体は、アップグレードしても売値の天井が低く、作業時間が同じなので時給が出ない。私が2万〜6万円の帯に置いたのはこの理由。
  • 外した部品を捨てている。HDD・メモリ・CPUはパーツとして売れる。本体の利益とは別に、部品の現金が回転を助ける。

パソコン本体の回転は、Amazonのランキングで1万位以内なら1ヶ月以内、2万位以内で1ヶ月〜、3万位より下は目利きが要る、というのが私の体感です。本体は遅い。だから本体だけで回すと資金が寝ます。パーツと周辺機器を並走させるのは、この遅さを埋めるためです。

ここまでが「型」で、毎日の入札は別の技術

この記事で書いたのは、動く個体を買わないこと、投げ売りノートを2〜6万円の帯で拾うこと、6つの工程、理論価格の式、止まる場所の6つです。ここまでで「パソコン転売は目利きではなく、上限を先に決めて工程で差を作る商売だ」というところは伝わったと思います。

ただ、実際にやると、理論価格で入札して落札できない日が続きます。ゲーミングPCは特にそうで、同じ計算をした人が同じ上限で並びます。落札できない日に上限を上げたくなるのを、毎日抑えて入札を入れ続ける。この反復が、この商売の本体です。私は入札を機械に任せることでそれを続けましたが、続けられなくて降りる人のほうが多い、というのが見てきた実測です。

結論|パソコン転売は「遅い・壊れた個体を、上限を決めて拾う」型

  • 動くパソコンは買わない。差が残るのは、遅い・壊れた前提の値段で仕入れたときだけ。
  • 主軸は投げ売りノート。2〜6万円の帯、1台1〜5万円。ゲーミングは取れたら取る。
  • 工程は6つ。SSD化とメモリ増設は定番、液晶交換が差が最も大きい。初期化は全台。
  • 入札の上限は先に決める。理論価格で予約入札を機械に任せる。
  • PC部品と並走させる。外した部品は売れ、周辺機器は本体より回転が速い。

スマホの修理転売(iPhoneよりAndroidで利益が出た理由)はこちら、修理転売全体で時給500円と2,684円を分けている変数は修理転売は儲からない?、eBayでCPUを100個輸入して分かった限界はeBay仕入れは儲かるのかに分けています。ノートパソコンをメルカリで送るときの梱包はこちらです。

関連記事

 

── 無料メール講座(全6章・14通)──
真面目に働いても給料が上がらないのは、
あなたの能力ではなく
買い手が一社しかいないからです。
売り手が多数いて、買い手が一者しかいない市場では、
価格は買い手の内部規則で決まります。
転職しても、買い手が別の一社に変わるだけ。
構造は変わりません。
必要なのは努力の量でも我慢でもなく、
会社以外に
「自分の判断にお金を払う相手」
を一つ持つこと。
月3万円で構いません。
それだけで、組織との距離の取り方が変わります。
動かない録画機器を1,000円以下で仕入れ、
中古ドライブ(部品代2,000円)に交換。
ついでに容量を増やして15,000円で販売。
── 20年の現場から、実例の一部
この無料講座で扱う内容
  • 壊れた商品のどこに価格差が眠るのか
    「歪みの4類型」
  • 手数料・送料・作業時間まで含めた
    「1件の利益計算式」
  • 絶対に手を出してはいけない
    「除外リスト7項目」
  • 6日目には、元手ゼロで
    今週できる実践ワーク(約70分)
※手を動かさずに稼ぐ方法をお探しの方には向きません。
そのことも講座内で明記しています。
20年
現場での実践
全14通・2週間。
1通3〜5分で、通勤中にも読み切れる分量です。
まずは14通の無料講座で、
「第二の買い手」という考え方を確認してください。
登録30秒・無料・いつでも解除できます


「第二の買い手」を作る14通を無料で読む →

※後半に有料商品のご案内があります。
第1通の冒頭で明記します。

にほんブログ村の「せどり」ランキングに参加しています

にほんブログ村 小遣いブログ せどりへ PVアクセスランキング にほんブログ村
パソコン転売

コメント