STORESとは?「副業を始めたいけど在庫も初期費用も怖い」会社員が最初に触るべき理由を実体験で解説

ストアーズ ネットショップ

本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。紹介料が発生する場合がありますが、評価や推奨の内容は筆者自身の運営実績と検証にもとづくもので、報酬の有無によって変えていません。デメリットも隠さず書いています。

結論から言います。STORESは「無料でネットショップが作れるサービス」ではありません。ネットショップ・キャッシュレス決済・POSレジ・予約システムを1つのアカウントで横断して使える「店舗運営プラットフォーム」です。そして副業を始めたい会社員が最初に触るべき理由は、機能が優れているからではなく、月額0円のまま商品を並べて放置しても1円も損をしない構造になっているからです。

在庫が怖い、初期費用が怖い、続かなかったらどうしよう——その不安の正体は「始めた時点で損失が確定するかもしれない」という恐怖です。STORESのフリープランは、その恐怖の前提条件そのものを消してくれます。売上が0円なら、支払いも0円。これだけです。

この記事を読み終えると、こうなります。

  • STORESが何なのか、4つのサービスの立ち位置と料金が1つの表で分かる
  • フリープランで「どこまで」無料なのか、1円単位で確定する(振込手数料まで含めて)
  • BASEとどちらを選ぶべきか、両方運用した実感ベースの結論が手に入る
  • 誰も書かない「フリープランのできないこと」と、副業会社員がハマる落とし穴が分かる
  • そして読み終わった時点で、あなたのネットショップに商品が1点公開されている

筆者はSTORESで実際に輸入雑貨・車の機械部品・レトロゲームを販売し、月利2万〜8万円のレンジを回していました(現在はWooCommerceに移行済み)。無形サービスとして占いも出しましたが、こちらは受注ゼロで撤退しています。指導してきた副業クライアントからは、月間利益10万〜50万円の規模に到達した人を数え切れないほど出してきました。成功例だけでなく、自分がコケた部分も含めて書きます。料金・手数料の数値はすべて2026年8月時点の公式情報を確認したうえで記載し、出典も記事末尾に置いています。

所要10分、費用0円。読み終えたときには「やろうかな」ではなく「もう出した」という状態になっているのが、この記事のゴールです。

1. STORESとは?「ネットショップ作成サービス」ではなく「店舗運営プラットフォーム」

まず定義を一文で確定させます。

STORES(ストアーズ)とは、ネットショップ・キャッシュレス決済・POSレジ・予約システムなどを1つのアカウントで横断利用できる、店舗運営プラットフォームです。

「STORESとは」で検索して出てくる記事のほとんどが、STORESを「無料でネットショップが作れるサービス」と説明して終わっています。間違いではないのですが、これはSTORESの一面しか見ていません。公式サイトが自らを「店舗運営プラットフォーム」と名乗っているとおり、実態はネットショップ機能を含む複数サービスの集合体です。

なぜ最初にこの構造を押さえてほしいのか。後半で出てくる「モノを持っていなくても売れる」「実店舗を持っている人にも刺さる」という話が、この横断構造を理解していないと意味不明になるからです。ネットショップ単体のサービスだと思っていると、STORESの本当の使いどころを見落とします。

1-1. STORESで使える主要サービスと、それぞれの立ち位置

1-1-1. STORES ネットショップ|月額0円で始められる本体機能

副業として最初に触るのはここです。プランは2段構成で、月額0円のフリープランと、月額3,300円(年契約・月払い、税込)のスタンダードプラン。無料のまま始めて、売れてきたら有料に切り替える流れが基本です。

  • デザインテンプレートは48種類以上。HTMLもCSSも触らずに、選ぶだけで形になる
  • 商品登録数の上限がない(後述しますが、これが副業戦略上いちばん重要)
  • 物販だけでなく、定期販売、予約・受注販売、デジタルコンテンツのダウンロード販売、電子チケットにも対応

1-1-2. STORES 決済(キャッシュレス決済)|対面商売を持つ人の入口

実店舗やイベント出店でカード・電子マネー・QRを受け付けるための対面決済サービスです。ネットショップとは別枠の料率になります。

  • フリープラン:月額0円/Visa・Mastercardの決済手数料 2.48%(中小特別料率)
  • スタンダードプラン:Visa・Mastercard 1.98%
  • 決済端末はフリープランだと27,720円(税込)で購入。スタンダードプランの年契約なら条件を満たせば1台無償貸出

1-1-3. STORES レジ(POSレジ)|在庫をネットと実店舗で一元管理

フリープランは月額0円、スタンダードプランは月額3,300円。ここの価値は料金ではなくネットショップと在庫が連携できるという一点です。実店舗で1個売れたらネットショップの在庫も減る。この機能を無料枠から持っている無料ECは、ほぼありません。

1-1-4. STORES 予約|無形サービス・レッスン・修理受付の受け皿

日時の枠を管理して予約を受け付けるサービスです。料金は件数で段階的に上がります。

  • フリー:0円(月間予約50件・公開予約ページ2つまで)
  • スモール:月額9,790円(月間200件)
  • チーム:月額19,690円(月間300件)
  • ビジネス:月額28,600円(月間2,000件)

施術・相談・レッスンのように「日時を押さえる必要がある商売」は、ネットショップで決済して予約システムで枠を管理する組み合わせが実務的です。

1-2. 4サービスの料金を1枚の表で(この比較表が入っている記事はほぼ存在しません)

サービス フリープラン 有料プラン 主な用途
ネットショップ 月額0円/決済手数料 5.5〜6.5% 月額3,300円(年契約・月払い)/決済手数料 3.6〜4.6% オンラインでの物販・無形サービス販売
キャッシュレス決済 月額0円/Visa・Master 2.48%/端末27,720円 月額3,300円/Visa・Master 1.98%/端末1台無償貸出 実店舗・イベントでの対面決済
POSレジ 月額0円 月額3,300円 実店舗の売上・在庫管理(ネットショップと連携)
予約システム 月額0円(月50件・公開ページ2つ) スモール9,790円/チーム19,690円/ビジネス28,600円 施術・レッスン・相談の枠管理
2026年8月時点。金額はすべて税込。決済手数料は決済手段により変動します。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

ネットショップの5.5〜6.5%と、対面決済の2.48%。同じ「STORESの手数料」なのに数字がまるで違うので、ここを混同した記事をよく見かけます。オンラインと対面はまったく別の料率体系です。

1-3. STORESの運営会社と信頼性

1-3-1. 運営会社は「STORES 株式会社」

無料サービスを使うとき、いちばん気になるのは「この会社は明日も存在しているのか」だと思います。事実だけ並べます。

  • 運営会社:STORES 株式会社(2022年10月に「ヘイ株式会社」から社名変更)
  • 設立:2012年3月23日/代表取締役社長:佐藤裕介
  • 所在地:東京都渋谷区東3丁目16番3号 エフ・ニッセイ恵比寿ビル4階
  • 累計利用店舗数:25万店以上(公式サイト記載)
  • 流通取引総額(GMV):4,000億円規模、7年で約5.5倍に成長
  • 2025年に通期黒字化を達成

「実績多数」みたいな曖昧な言葉ではなく、この6行で判断してください。特に最後の通期黒字化は重要です。無料プランを提供し続けられるかどうかは、結局その会社が儲かっているかにかかっています。赤字を垂れ流しているサービスの無料プランは、いつ有料化されても文句が言えません。その点でSTORESは、無料枠を維持できる体力がある側に入っています。

1-3-2. 「で、お金はいつ入ってくるの?」に先に答えます

ここを書いていない記事が本当に多いのですが、副業で最初に気になるのは手数料より入金タイミングのはずです。

  • 入金サイクル:月末締め・翌月末払い
  • 振込手数料:275円(すべての振込に発生)
  • 手数料を差し引いた金額が10,000円未満だと翌月に繰越(それでも振込を希望する設定にすると事務手数料275円が追加)

つまり8月に売れたお金が手元に来るのは9月末です。約1〜2か月のタイムラグがあります。仕入れをして売る物販をやるなら、この時間差は資金計画に直結します。「売れたのに口座にお金がない」で焦らないよう、最初に頭に入れておいてください。

2. なぜ副業初心者は「まずSTORES」なのか|3つの構造的理由

ここがこの記事の核心です。機能の話ではなく、副業として合理的かどうかの話をします。

2-1. 理由①:初動が圧倒的に早い(=迷っている時間が最小になる)

2-1-1. その日のうちに「決済審査申込まで」到達できる

実際に私がやったときの時間感覚を書きます。

アカウント作成からショップの形になるまで、10分もかかりませんでした。デザインはテンプレートから好きなものを選ぶだけ。バナーを作りたければCanvaやAIで作れば済みます。デザインにこだわらなければ、その日のうちに決済の審査申込まで進み、テンプレートの設定を終え、商品を数点登録するところまで到達できます。バナーまで自作しても、総作業時間は2時間以内に収まるはずです。

ここで多くの記事が雑にまとめてしまうポイントを、正確に切り分けます。

やること 審査待ちの有無 その日にできるか
アカウント作成・ショップ開設 不要 ◯ 10分
デザイン設定(テンプレート選択) 不要 ◯ 数十分
商品登録・公開 不要 ◯ 1点5分
クレジットカード決済の利用 必要(数営業日目安) △ 申込まではその日に可
コンビニ決済・銀行振込・キャリア決済・ペイディ・PayPal 不要

「即日開設できる」と書いてある記事は山ほどありますが、どこまでが即日で、どこから審査待ちなのかを切り分けている記事は少ない。ここを知らずに「審査が下りるまで何もできない」と勘違いして手を止める人が、けっこういます。カード決済を待つ必要はありません。審査不要の決済だけ有効にして、先に店を開けてしまえばいいんです。

2-1-2. BASE・WooCommerceと並行して触った筆者の体感差

私が最初にSTORESを使っていた頃は、まだ商品登録数に上限がありました。だから出品する商品を戦略的に選ばないと勝負にならなかった。売れた実感が出てから「ここは伸ばす価値がある」と判断して、そのうえで有料プランに課金すべきだと考えていたからです。

ところが今は、無料プランでも商品登録数に上限がありません。つまりあの当時いちばん頭を使っていた「どの商品を枠に入れるか」という制約が、丸ごと消えたということです。無料のままでも十分に使えるサービスになりました。

一方で正直に書くと、私は普段ネットショップをWooCommerceで管理しています。それと比べるとSTORESはカスタマイズの自由度が明確に低い。デザインを作り込めないし、表現の幅にも限界があります。ここは擁護できません。

ただ、そこまでして売らなければいけない段階に到達したなら、その時点でより本格的なサービスに移ればいいだけの話です。初期段階の副業、あるいはネットショップの入門として見るなら、STORESのスペックは十分すぎます。最初から自由度の高いツールを選んで、設定に3週間かけて力尽きる——これが副業でいちばん多い失敗パターンです。

2-2. 理由②:商品登録数に上限がなく、「置いておく戦略」が取れる

2-2-1. 商品登録数が無制限であることの、本当の意味

フリープランでも商品登録数に上限はありません(2019年4月以前は制限がありました)。多くの記事はこれを機能表の1行として流していますが、副業の期待値計算においてこれは決定的な条件です。

なぜか。整理するとこうなります。

  • 月額0円 → 商品を何点並べても固定費は増えない
  • 課金されるのは売れたときの決済手数料だけ(フリープランで5.5〜6.5%)
  • つまり出品して放置しても、損失が一切発生しない

在庫を持たない受注生産や受注サービスなら、固定費0円のまま、いくらでも「機会を待つ」ことができます。これは投資でいえば損失が0に固定されたまま、上振れだけを取りに行けるポジションです。副業でこの条件が揃っているものは、実はそんなに多くありません。

2-2-2. だから「完成度20%で出す」が正解になる

副業で最も多い失敗は、稼げないことではありません。完璧に準備してから始めようとして、永久に始めないことです。商品写真がイマイチだから、説明文が納得いかないから、ロゴがないから——そうして半年が溶けます。

商品登録数に上限がなく、放置コストが0円なら、この悩みは全部無意味になります。完成度20%で公開して、後から直せばいい。テスト商品を作って消しても1円もかかりません。写真はスマホで撮ればいいし、あとで差し替えられます。

私自身、STORESで扱ったのは輸入雑貨・車の機械部品・レトロゲームでしたが、どれも成約が出るまでに3か月はかかっていません。単価は1,000円〜20,000円のレンジで固めていました。狙って当てたというより、並べておいた中から反応が出たものを伸ばしていった、という進み方です。この「並べておく」ができるかどうかが分岐点でした。

2-3. 理由③:モノを持っていなくても売れる(ただし、ここは私が失敗した話をします)

2-3-1. 修理受注・レッスン・相談などの「役務」も商品として並べられる

STORESでは、配送を伴わない商品として登録すれば、修理受注・オンライン相談・レッスンといった役務(サービス)も販売できます。公式にデジタルコンテンツのダウンロード販売や電子チケットにも対応しているので、「送るモノ」がなくても店は成立します。

実務上のポイントは3つ。

  • 配送不要の商品として設定する(送料設定で詰まりやすいポイント)
  • 提供条件・納期・キャンセル規定を商品説明に明記する
  • 特定商取引法に基づく表記を整える

2-3-2. 【失敗談】私は占いを出して、受注ゼロで撤退しました

ここは正直に書きます。私が無形サービスとして扱ったのは占いでしたが、受注まで到達できませんでした。理由は2つあります。

1つ目は、単純に自分のスキル不足と集客不足。価格は競合に合わせて設定したのですが、そもそも人が来ませんでした。無形サービスは商品ページを作った瞬間に売れるものではなく、「誰が提供するのか」への信頼が先に必要です。物販とは売れ方の構造が違います。

2つ目は、これが本質的なのですが、占いのような労働集約型サービスは伸ばしてもスケールしないと気づいてしまったことです。1件受注するたびに自分の時間が消える。売上を2倍にするには労働時間を2倍にするしかない。そう理解した時点で、私はやる気を失いました。

だから無形サービスを狙う人には、こう伝えています。「時間を売る」設計にしないこと。同じ無形でも、テンプレート・データ・作業手順のように一度作れば複製できるものに寄せれば、STORESのダウンロード販売機能とかみ合って一気に強くなります。ここは私がコケた場所なので、自信を持って言えます。

2-3-3. それでもポテンシャルはある——教え子側の実績

私自身の無形サービスは失敗しましたが、指導してきた副業クライアントの中では月間利益10万〜50万円の規模に到達した人を、数え切れないほど輩出しています。だからサービスとしてのポテンシャルは十分にあると考えています。差が出たのは機能ではなく、扱う商材の設計と、最後まで完走したかどうかです。

2-3-4. 日時指定が必要なサービスは STORES 予約 との併用が効く

施術・相談・レッスンのように枠を押さえる必要がある商売は、ネットショップ側で決済して、予約システム側で枠を管理する組み合わせが現実的です。予約はフリープランで月間50件・公開ページ2つまで無料なので、副業レベルの稼働なら無料枠で足ります。

▶ STORES 予約の詳細を見る(フリープランは月間50件まで無料)

ここまで読んで「たしかに損はしない」と思えたなら、判断より先にアカウントだけ作ってしまうのが早いです。

月額0円なので、この先を読みながら手を動かせます。次の章から料金の詳細と実際の登録手順に入るので、画面が目の前にあるほうが圧倒的に速く終わります。

ひとつだけお願い。登録時に表示される事業者アンケートは必ず回答してください。回答しておくと、自分の業態に合った機能案内が受けられるようになります。1分で終わります。

▶ STORES を無料で始める(月額0円・クレジットカード登録不要)

3. STORESの料金と手数料|「無料の範囲」を1円単位で確定させる

費用の不安が1%でも残っていると、人は行動しません。ここで完全に潰します。

3-1. ネットショップの2プランを正確に比較する

3-1-1. フリープランとスタンダードプランの数字比較

項目 フリープラン スタンダードプラン
月額 0円 3,300円(年契約・月払い)/3,960円(月契約・月払い)/年一括39,600円
初期費用 0円 0円
決済手数料 5.5〜6.5% 3.6〜4.6%
商品登録数 上限なし 上限なし
使える決済手段 9種類 10種類(代金引換・Amazon Payが追加)
独自ドメイン 設定可(SSL等の条件は公式ヘルプで確認) 利用可
その他の制限 サービスロゴ表示あり/品番管理・CSV在庫一括更新・配送ラベル出力・一括削除・お届け日指定などは不可 全機能
2026年8月時点・税込。出典は公式料金ページおよび公式ヘルプ。

3-1-2. 手数料以外に発生するコスト(ここを書かない記事は信用しないでいい)

決済手数料5.5%だけ見て「じゃあ1万円売れたら9,450円手元に来るのか」と思うと、ズレます。実際に発生するのは次の3つです。

  • 決済手数料:5.5〜6.5%(決済手段によって変動)
  • 振込手数料:275円(振込ごと)
  • 事務手数料:275円(手数料差引後が10,000円未満なのに振込を希望する場合)

大事なのは「売上」ではなく「手取り」です。ここを計算できているかどうかで、副業が続くかどうかが決まります。

3-1-3. 【一次情報】筆者の実際の手取り感覚

私がSTORESを回していた当時の実数を出します。

  • 主力商品の単価:12,000円前後
  • 利益率:およそ30%(=1個売れて4,000円前後の利益)
  • 販売個数:月に5個〜20個
  • 結果としての月利:2万円〜8万円

この単価で公式の手数料を当てて計算すると、12,000円の商品が売れた場合、フリープランの5.5%で決済手数料は660円。ここに振込手数料275円が乗ります。月に10個売れて売上120,000円なら、決済手数料6,600円+振込手数料275円で、引かれるのは合計6,875円。差引後は113,125円です。ここから仕入れ原価を引いた残りが利益、という構造になります。

正直に言うと、月利2〜8万円は「副業として悪くないが、これで会社を辞められる額ではない」レンジです。ただ固定費0円でこの数字が立つなら、リスクリターンとしては相当に良いと思っています。現在はWooCommerceに移してSTORESは閉店させたので、これは当時の数字です。

3-2. いつスタンダードプランに切り替えるべきか(本音を書きます)

3-2-1. 一般的に言われる分岐点は「月商約16.5万円」

STORES公式マガジンでは、プラン切替の目安として月商約165,000円という数字が示されています(ちなみにBASEは月商約50万円が目安)。式にすると単純です。

手数料の差(5.5% − 3.6% = 約1.9ポイント)× 月商 > 月額3,300円
→ 3,300円 ÷ 0.019 ≒ 約173,000円

だいたい月商16万〜17万円を超えたあたりで、月額3,300円を払っても手数料の削減分でお釣りが来るという計算です。数字だけ引用して終わる記事が多いので、式を置いておきます。

3-2-2. 私の本音:副業なら一生フリープランでいい

ここは商売の都合を捨てて書きます。私は、副業でやるなら一生フリープランでいいと思っています。

理由は単純で、月額を払うほど本気になった段階なら、もっと自由度の高いWooCommerceのような環境にシフトしたほうが合理的だからです。3,300円払ってSTORESの手数料を1.9ポイント下げるより、その労力を「自分で完全にコントロールできる店」に投資したほうがリターンが大きい局面があります。

だから私があえて分岐点を言うなら、月商16.5万円ではなく月利30万円を超えたあたりです。そしてはっきり書きますが、その水準まで到達する人は大半ではありません。ならば、多くの人にとっての正解は「無料のまま使い続ける」です。

無理にスタンダードプランを勧めません。むしろフリープランの本質的な価値は「有料化の判断を無期限に先延ばしできること」にあります。決めなくていい、という自由が0円で手に入る。これがこのサービスのいちばん優れた点です。

「自分はフリープランでいい」という結論が出たなら、いま迷う理由はもう1つも残っていません。次の章の手順は、アカウントがある状態で読むと10分で終わります。

▶ フリープラン(月額0円)でアカウントを作る

3-2-3. 逆に、最初からスタンダードが正解になる3つのケース

とはいえ、最初から有料が合理的な人もいます。

  1. すでに売上の見込みが立っている(既存顧客がいる、実店舗の常連にオンライン販売する等)。最初から月商16.5万円を超えるなら初月から有料が得
  2. 実店舗があり、決済端末を無償で借りたい。端末を買うと27,720円。スタンダードの年契約なら条件を満たせば1台無償貸出なので、端末代だけで元が取れる可能性がある
  3. 代金引換やAmazon Payが必須の商材。この2つはスタンダードプラン限定です

▶ スタンダードプランの詳細・申込はこちら

ここから先は、実際の画面を開きながら読んでください。

タブを2つ並べます。片方にこの記事、片方にSTORESの登録画面。それが最短ルートです。読んでから始めるのではなく、読みながら終わらせます。

所要10分、費用0円。途中で嫌になったら放置してください。それでも1円もかかりません。

▶ この手順を見ながら進める|STORES 無料登録(月額0円)

4. 【実践】STORESで商品を1つ公開するまでの全手順

チェックリストにします。各ステップに所要時間の目安を付けたので、「あと何分で終わるか」を常に把握しながら進めてください。

4-1. Step1|アカウント作成(目安:3分)

4-1-1. 必要なものはメールアドレスだけ

  • メールアドレスとパスワードを入力してアカウント作成
  • ショップ名とURL(サブドメイン)を決める ※後から変更可能なので悩まない
  • 事業者アンケートが表示されたら回答する(業態を答えると、自分に合った機能案内が受けられます)

開業届は不要です。会社員が個人として開設して構いません(※税務上の扱いは6-2-3で触れます)。クレジットカードの登録も、この段階では求められません。

4-1-2. つまずきやすい箇所は「ありません」

正直に書くと、私はここで迷ったポイントが1つもありませんでした。そしてこれは褒め言葉です。できることが少ないということは、迷うポイントも少ないということ。

WooCommerceなら、この段階でサーバー契約、WordPressインストール、プラグイン選定、決済ゲートウェイの設定と、脱落ポイントが5つ以上あります。STORESの「自由度が低い」という弱点は、初心者にとっては「脱落する場所がない」という最大の長所に反転するんです。

4-2. Step2|商品を1点だけ登録する(目安:5分)

4-2-1. 完璧を目指さない。埋めるのは必須項目だけ

  • 商品名(後から変えられます)
  • 価格
  • 画像1枚(スマホ撮影で十分。差し替え可)
  • 説明文3行(何を、誰に、いつ届けるか。それだけ)

これだけで公開できます。商品登録数に上限がないので、テスト商品を作って消してもコストは0円です。まず1点、練習として作ってしまうのが早いです。

4-2-2. 無形サービスを登録する場合の設定

配送を伴わない商品として設定し、提供条件・納期・キャンセル規定を説明文に書きます。ここを空欄にすると後でトラブルになります。

価格設定について、私の失敗を共有します。当時、占いを出したときに競合の価格に合わせて値段を決めましたが、これが間違いでした。集客できていない状態で相場価格に合わせても、選ばれる理由がないからです。無形サービスは価格より先に「なぜあなたから買うのか」を作らないと動きません。そして繰り返しますが、労働集約型のサービスを選ぶと、伸ばしてもスケールしないという壁に必ず当たります。ここは商材選びの段階で決着している論点です。

4-2-3. 公開前に必要な「特定商取引法に基づく表記」

ここを書いている競合記事はほぼ皆無ですが、読者が最も不安な論点なので触れます。

通信販売では、原則として事業者の氏名・住所・電話番号、返品や返金の条件(返品特約)、支払い方法や引渡し時期などを表示する必要があります。STORESの管理画面にも入力欄が用意されているので、公開前に埋めておきます。

  • 事業者情報(氏名・住所・連絡先)
  • 返品特約(返品を受けるか、受けないか。書かないと不利になります)
  • 支払い方法と引渡し時期

「自宅住所を出したくない」という声はとても多い論点です。一般論として、バーチャルオフィスや事務所契約を使う選択肢はありますが、契約内容によっては特商法の表記用途に使えないケースもあるため、契約前に必ず提供事業者に確認してください。ここは法令が絡むので、断定は避けます。判断に迷う場合は専門家に確認するのが確実です。

4-3. Step3|決済方法を有効化する(目安:2分+審査待ち)

4-3-1. 審査が必要な決済/不要な決済の切り分け

審査が必要 審査が不要(すぐ使える)
クレジットカード
PayPay残高(カード審査後に利用可)
Amazon Pay
コンビニ決済
銀行振込
キャリア決済
ペイディ(翌月払い)
PayPal

もう一度書きます。審査を待たずに、審査不要の決済だけで先に公開できます。ここで止まる人が本当に多い。カード決済の審査は申し込んでおいて、下りるまでの数日はコンビニ決済と銀行振込で営業しておけばいいんです。

ちなみに対面のキャッシュレス決済(STORES 決済)の審査期間は、Visa・Mastercardが最短2日、JCB等が最短5日、電子マネーが最短10日、QRコード決済が最短15日が目安とされています。申込自体は3〜5分で終わります。

4-3-2. 使える支払い方法一覧(フリー9種類/スタンダード10種類)

決済手段 フリープラン手数料 スタンダード手数料 備考
クレジットカード 5.5% 3.6% 審査あり
コンビニ決済 5.5% 3.6% 審査不要
銀行振込 5.5% 3.6% 審査不要
キャリア決済 5.5% 3.6% 審査不要
PayPay 6.5% 4.6% カード審査後
ペイディ(翌月払い) 6.5% 4.6% 審査不要
楽天ペイ 6.5% 4.6% 物販向け
PayPal 6.5% 4.6% 海外ユーザー向け
Amazon Pay 4.6% スタンダード限定
代金引換 運送会社と直接契約 スタンダード限定
2026年8月時点。手数料は5.5%系と6.5%系に分かれます(フリープランの場合)。最新条件は公式サイトでご確認ください。

4-4. Step4|公開ボタンを押す(目安:10秒)

4-4-1. 公開したあとにやるべきことは「何もしない」でいい

公開できたら、この記事の目的は達成です。集客を頑張る必要はありません。まず「存在している状態」を作ることが今日のゴールです。

放置しても月額0円。売れたら手数料だけ。今日あなたが背負ったリスクは、正確に0円です。そして商品が0点のショップは何も生みませんが、1点あるショップは今日から機会を持ちます。この差だけが、今日やったことの意味です。

4-4-2. 次にやると効果が大きい3つ(今日はやらなくていい)

  • SNSアカウントとショップを接続する
  • 商品を3点に増やす(1点だと「本気の店」に見えないため)
  • Google Analyticsを連携して、人が来ているか見られるようにする

この3つの詳細は別記事で扱います。今日は深追いしないでください。

ここまで手を動かせた方は、すでに自分のネットショップに商品が1つ並んでいる状態です。おめでとうございます。

まだアカウントを作っただけの方へ。商品を1点入れて公開するところまでを、今日のうちに終わらせてください。明日にすると、8割の人はやりません。私はそれを何百人も見てきました。

商品が0点のショップは何も生みませんが、1点あるショップは今日から機会を持ちます。所要5分です。

▶ 商品を登録して公開する(無料・商品登録数の上限なし)

5. STORESとBASEはどちらを選ぶべきか|両方使った実感で結論を出す

「あなたの目的に合わせて選びましょう」では終わらせません。理由付きで断言します。

5-1. 料金・手数料の客観比較

5-1-1. 無料プラン同士の比較

項目 STORES フリープラン BASE スタンダードプラン
月額 0円 0円
実質手数料 5.5〜6.5% 決済手数料3.6%+40円 + サービス利用料3%
実質6.6%+40円
特徴 少額決済でも定額の加算がない 1件あたり定額40円があるため低単価商品で不利

ここで見るべきは「+40円」という定額部分です。率だけ見ると6.5%対6.6%でほぼ互角に見えますが、定額が乗るかどうかで低単価商品の結果が変わります。

商品単価 STORES(6.5%想定) BASE(6.6%+40円)
1,000円 65円 106円 STORESが41円有利
3,000円 195円 238円 STORESが43円有利
12,000円 780円 832円 STORESが52円有利
公式に公表されている料率をもとにした試算。実際の手数料は決済手段により変動します。

1,000円の商品なら、BASEの定額40円は実質4%相当として乗ってきます。低単価商品を数で回すなら、STORESが構造的に有利です。

5-1-2. 有料プラン同士の比較と切替タイミング

  • STORES スタンダード:月額3,300円(年契約・月払い)/決済手数料3.6%〜/分岐点は月商約16.5万円
  • BASE グロース:月額16,580円(年払い)または19,980円(月払い)/決済手数料2.9%/サービス利用料0円/分岐点は月商約50万円

月額が3,300円と16,580円。5倍違います。副業スタート期の月商レンジで考えると、「手数料を下げる」という選択肢が現実的な射程に入るのはSTORESのほうが先です。BASEのグロースは、月商50万円を安定して超えてから初めて検討対象になる価格帯です。

5-2. 【一次情報】両方を実際に運用して分かった差

5-2-1. 体感でいちばん差が出たのは「検索からの流入」だった

先に言っておくと、BASEも悪くありません。BASEでも売れます。ここは公平に書きます。

そのうえで私の体感を書くと、STORESのほうがドメインの強さに助けられて、検索順位がサクッと上がったという感覚がありました。無料プランのまま、あの水準の売上が立ったのはこれが効いていたのかなと思っています。

ただしこれは私の運用範囲での体感であって、順位はキーワードや商材、競合状況で大きく変わります。「STORESなら必ずSEOで勝てる」とは言えません。断定できないことは断定しません。

5-2-2. 無形サービスの扱いやすさ:機能差はほぼない。差が出るのは「完走率」

無形サービスを扱う観点で言うと、機能面の差はほぼないと言っていいです。どちらでも売れます。

ただし両方に共通する重要な注意点があります。無形サービスを販売した場合、提供したことのエビデンス(納品記録・やりとりの履歴など)を必ず残してください。チャージバック(購入者によるカード決済の取り消し請求)が起きたときに、提供の証明ができないとアカウント停止まで追い込まれる危険があります。ここは無形商材特有のリスクで、物販より遥かに神経を使う部分です。

それでも私がSTORESを推す理由は、機能ではなく人間の側の事情です。

  • 設定が簡単で、カスタマイズできる項目が限定的だからこそ、迷わず最後まで完走できる人が多い
  • 実際に、私が教えてきた中で利益を出すところまで到達した人の割合が明確に高かった

副業の失敗要因の大半は「機能が足りなかったから」ではなく「途中で力尽きたから」です。選択肢が少ないツールのほうがゴールに着く人が多いという、身も蓋もない現実がここにあります。

5-2-3. 実店舗・対面商売がある場合はSTORESが構造的に有利

これは体感の話ではなく、構造の話です。STORESはネットショップ・キャッシュレス決済・POSレジ・予約を同一アカウントで統合できます。BASEにはこの実店舗側の面がありません。

実店舗を持っている人にとって、これは「便利」以上の意味があります。実店舗とネットで在庫が分断されていると、売れた商品を二重に売ってしまう事故が起きます。売上データもバラバラになるので、確定申告の集計が地獄になります。入口の段階で1つのアカウントに寄せておくと、この2つの問題が最初から発生しません。

実店舗をお持ちなら、ネットショップと同時にキャッシュレス決済の申込も進めておくのがおすすめです。在庫と売上の管理が一本化されます。年契約なら条件を満たせば決済端末が1台無償で借りられるので、端末代27,720円がそのまま浮きます。

▶ STORES 決済(キャッシュレス決済)の申込・審査はこちら / ▶ STORES レジ(POSレジ)の詳細

5-3. 「両方使う」という選択肢について(結論:やる意味は薄い)

5-3-1. どちらも月額0円なので、そもそも二者択一ではない

冷静に考えると、両方とも月額0円です。だから理屈上は両方作って構いません。固定費0円のサービス同士を比較して悩んでいる時間そのものが、いちばん高いコストです。

ただ、私の結論は「やってもいいが、やる意味はあまりない」です。理由は2つ。

  • 同じ商品を扱うなら、作業量が単純に2倍になる。商品登録、在庫調整、発送、問い合わせ対応。全部2回やることになります
  • 併売はSEOのパイを自分のショップ同士で奪い合う形になる。同じ商品ページが2つあれば、検索上での評価は分散します

副業は使える時間が最大の制約です。2倍の作業をして評価を分散させるくらいなら、1つに絞って深く作ったほうが結果は出ます。

5-3-2. それでも「最初の1つ」を選ぶならSTORES

最後に理由を並べて断言します。副業で最初の1つを選ぶなら、STORESです。

  1. 初動が早い:10分でショップの形になり、その日のうちに決済審査申込まで到達できる
  2. 商品登録数に上限がない:固定費0円のまま「出して放置する」戦略が取れる
  3. 低単価商品で手数料が有利:定額40円の加算がない
  4. 無形サービスにも対応:在庫リスクをゼロにできる商材設計が可能
  5. 完走率が高い:迷う項目が少ないから、実際に利益を出すところまで辿り着く人が多い
  6. 実店舗側に拡張できる:決済・POS・予約が同一アカウントに載る

▶ STORES を無料で試す(月額0円) どちらも月額0円なので、比較で消耗するより先に触ったほうが早いです。合わなければ放置でも費用は発生しません。

6. STORESのデメリットと、始める前に知っておくべき注意点

ここを2行で済ませる記事は信用しないでください。デメリットは、始める前に知っておけば対処できるものが大半です。知らずに突っ込んだときだけ、致命傷になります。

6-1. フリープランで「できないこと」の正確なリスト

6-1-1. 機能面の制限

  • 品番管理ができない(商品数が増えると管理が苦しくなります)
  • CSVでの在庫一括更新ができない(1点ずつ手で直すことになります)
  • 配送ラベルの出力ができない(発送作業の効率が落ちます)
  • 商品の一括削除、お届け日指定なども不可
  • ショップにサービスのロゴが表示される
  • 独自ドメイン周りの条件(SSL設定など)は公式ヘルプで最新情報の確認が必要
  • 代金引換・Amazon Payはスタンダードプラン限定

この中で副業に本当に影響するのはCSV一括更新と配送ラベル出力です。月に5〜20個の販売規模なら手作業で回せますが、月100個を超えたあたりで確実に限界が来ます。逆に言えば、その規模に到達するまでは無料で問題なく回ります。

6-1-2. 手数料は「無料の対価」として、はっきり高い

フリープランの5.5〜6.5%は、有料プランの3.6〜4.6%より約1.9ポイント高いです。月商10万円なら差額は約1,900円、月商30万円なら約5,700円。売れ始めたら、この差額は無視できないコストになります。

私は「一生無料でいい」と書きましたが、それは月商が16万円に届かない前提での話です。それを超えたなら、有料プランか、より自由度の高い環境への移行を必ず検討してください。無料であることに固執するのは、それ自体がコストです。

6-2. 「無料だから」で始めると失敗するポイント

6-2-1. 集客は自分でやる必要がある(モールではありません)

ここは最初に期待値を調整しておきます。STORESは自社ECの構築サービスであって、楽天やAmazonのようなモールではありません。店を作った瞬間にお客さんが歩いてくる場所ではないんです。

私の場合、流入は主に検索からでした。前述のとおり、STORESのドメインに助けられて検索順位が上がりやすかった感覚があり、無料プランのまま売上が立ったのはこれが効いていたと考えています。ただしこれは商材が「検索される種類のもの」だったからです。輸入雑貨、車の機械部品、レトロゲームは、いずれも欲しい人が型番や商品名で調べる商材でした。

逆に、検索されない商材(オリジナルの創作物、一般的な占いなど)は、SNSや既存の人間関係から人を連れてくる必要があります。私が占いで失敗したのは、まさにここです。商材によって集客の設計がまるで変わる、という前提だけは持っておいてください。

6-2-2. 入金は月末締め・翌月末払い。手元に来るまで時間がかかる

再掲しますが重要です。売上が手元に来るまで1〜2か月かかります。加えて10,000円未満は繰越、振込ごとに275円。

仕入れをして売るビジネスだと、「仕入れの支払いが先、入金が後」という構造になります。クレジットカードで仕入れて、入金前に引き落とし日が来る。この順番を把握していないと、売れているのに現金が足りないという事態が起きます。副業なら本業の給与で吸収できますが、規模が大きくなるほど効いてきます。

6-2-3. 会社員が副業で始める場合に、先に確認すべき3つ

ここは法令や社内規定が絡むので、断定を避けて論点だけ整理します。

  1. 勤務先の副業規定:就業規則で副業が禁止・許可制になっていないか。ここは会社によって全く違うので、必ず自分で確認してください
  2. 公開される情報の範囲:特定商取引法に基づく表記で事業者情報の表示が原則必要になります。前述のとおり、自宅住所を出したくない場合の代替手段は契約内容次第なので、事前確認が必要です
  3. 確定申告:所得が一定額を超えると申告が必要になります。雑所得か事業所得かの区分、経費として何を計上できるかは、状況によって判断が分かれる部分です

この3つは税務・法務の専門領域です。私は実運営者ですが税理士ではないので、判断に迷う部分は税理士や社会保険労務士に確認してください。ネットの情報だけで決めないほうがいい領域です。(参考:ネットショップ副業の確定申告について

7. まとめ|STORESとは「今日リスクなしで始められる状態」を作れるサービス

7-1. 本記事の要点

  • STORESはネットショップ単体ではなく、決済・POSレジ・予約まで含む店舗運営プラットフォーム
  • フリープランは月額0円・初期費用0円・商品登録数の上限なし・決済手数料5.5〜6.5%
  • 売上が0なら支払いも0。出して放置しても損失が発生しない——これが副業として最も重要な条件
  • 無形サービスも販売できるが、労働集約型の商材を選ぶとスケールしない(筆者の失敗)
  • 一般的な有料化の分岐点は月商約16.5万円。ただし副業なら一生フリープランで問題ないと筆者は考えている
  • 弱点はカスタマイズ性の低さ、CSV一括更新や配送ラベル出力の非対応、そして集客は自力という点

7-2. 今日やることは1つだけです

アカウントを作って、商品を1点公開する。ここまでで所要10分、費用0円。

「本当にやるべきか」の判断は、後回しでいいんです。判断には情報が必要で、情報は実際に触らないと手に入らないからです。先に状態だけ作ってください。合わなければ放置すればいいし、それでも1円も失いません。この記事で伝えたかったことは、最初から最後までこれだけです。

読み終えて「やってみよう」と思えたその熱は、今日中に使わないと消えます。

費用0円。所要10分。失敗しても損失0円。この3つが揃っている行動を、先延ばしにする理由がありません。私が見てきた中で結果を出した人たちの共通点は、才能でもセンスでもなく「読んだその日に出した」ことだけでした。

▶ STORES を無料で始めて、商品を1点公開する

まだ検討段階の方はこちら|資料をダウンロードする / 相談してみる

よくある質問(FAQ)

Q1. STORESは本当に無料で使えますか?隠れた費用はありませんか?

フリープランは月額0円・初期費用0円で、商品登録数にも上限がありません。費用が発生するのは売れたときの決済手数料5.5〜6.5%と、売上を口座に振り込む際の振込手数料275円です。売上が0円であれば支払いも0円です。なお、売上から手数料を差し引いた額が10,000円未満の場合は翌月へ繰越となり、それでも振込を希望する設定にすると事務手数料275円が追加されます。

Q2. STORESとBASE、どちらが初心者向けですか?

どちらも月額0円で始められ、BASEでも十分に売れます。ただしBASEの無料プランは決済手数料3.6%+40円にサービス利用料3%が加わって実質6.6%+40円となるため、1件あたり定額40円が乗らないSTORESのほうが低単価商品では有利です。
私は両方を運用しましたが、正直なところ機能差より「完走率」の差が大きいと感じています。STORESは設定できる項目が限定的なので迷うポイントが少なく、実際に指導してきた中でも利益を出すところまで到達した人の割合が明確に高かった。加えて、私の体感ではSTORESのほうが検索からの流入を得やすかったです。迷ったらSTORES、という結論で問題ありません。

Q3. 開設に審査は必要ですか?何日かかりますか?

ショップの構築と商品登録は審査なしで今日進められます。審査が必要なのはクレジットカード決済(およびPayPay残高、Amazon Pay)の利用で、数営業日が目安です。コンビニ決済・銀行振込・キャリア決済・ペイディ・PayPalは審査不要なので、カード審査を待たずに販売を開始できます。対面のキャッシュレス決済(STORES 決済)の審査目安は、Visa・Mastercardが最短2日、JCB等が最短5日、電子マネーが最短10日、QRコード決済が最短15日です。

Q4. モノを持っていません。修理やレッスンのようなサービスでも販売できますか?

できます。配送を伴わない商品として登録すれば、修理受注・オンライン相談・レッスンなどの役務も販売可能です。デジタルコンテンツのダウンロード販売や電子チケットにも対応しています。日時の枠管理が必要なサービスは STORES 予約(フリープランは月間50件・公開ページ2つまで無料)との併用が実務的です。
ただし私自身の経験を正直に共有すると、無形サービスとして占いを出したときは受注ゼロで撤退しました。集客が作れなかったことと、労働集約型のサービスは伸ばしてもスケールしないと気づいたことが理由です。無形を狙うなら、時間を売る形ではなく、一度作れば複製できる形(テンプレート・データ・手順など)に寄せることを強くおすすめします。また、提供したエビデンスを必ず残してください。チャージバック時に証明できないとアカウント停止のリスクがあります。

Q5. 副業で会社員がやっても大丈夫ですか?会社にバレませんか?

開業届の有無を問われずに開設できるので、会社員が個人で始めることは可能です。ただし事前に確認すべき論点が3つあります。①勤務先の就業規則(副業の禁止・許可制の有無)②特定商取引法に基づく表記で公開される事業者情報の範囲 ③確定申告の必要性と所得区分です。とくに②と③は法令が関わるため、判断に迷う場合は税理士などの専門家に確認してください。私は実運営者ですが税理士ではないので、この領域は断定を避けます。

Q6. 売れなかったらどうなりますか?やめるときに費用はかかりますか?

フリープランは月額0円なので、売れないまま放置していても費用は発生しません。これが「まず1点出しておく」戦略が成立する理由です。解約手続きの詳細は公式ヘルプでご確認ください。なお私自身は現在STORESを閉店してWooCommerceに移行していますが、それは規模が変わったからで、STORESに不満があったからではありません。

Q7. 月商がいくらになったらスタンダードプランにすべきですか?

計算上の分岐点は月商約16.5万円です(手数料差約1.9ポイント × 月商 > 月額3,300円)。ただし私の本音は、副業レベルなら一生フリープランでいいです。月額を払うほど本気になった段階なら、より自由度の高い環境(WooCommerceなど)への移行を検討したほうが合理的だと考えているからです。あえて言うなら分岐点は月利30万円あたり。そしてその水準に到達する人は大半ではないので、多くの人にとっての正解は「無料のまま使い続ける」です。


この記事を書いた人

STORESで輸入雑貨・車の機械部品・レトロゲームを販売し、月利2万〜8万円のレンジを運営(現在はWooCommerceへ移行)。無形サービスとして占いにも挑戦したが受注ゼロで撤退しており、その失敗も含めて記事に反映しています。副業・実店舗クライアントへのネットショップ導入支援を通じて、月間利益10万〜50万円規模に到達した事例を多数輩出。公式情報の数値確認と、自分で運用した一次情報の両方を根拠に執筆しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました