PS5・PS4の修理はどこに出す?ソニーの料金・期間とPS4の受付終了、修理店・買い替えの比べ方(計算機つき)

PS5・PS4の修理代はいくら?ソニー修理・修理店・買い替えを比較 修理転売・リペア

「ps5 修理」「ps4 修理 値段」で調べて来られた方に、先に結論を書きます。

PS5と、PS4の一部の型番は、ソニー(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)が修理を受け付けています。まず本体の型番で受付が続いているかを確かめ(3章)、保証期間内(新品のお買い上げ日から1年)に正常な使い方で壊れたのなら、無料で直ります。オンラインで申し込んだときの料金(税込、検査料・部品代・送料込み)は、PS5がメイン基板30,800円・電源ブロック13,200円・ディスク読取/駆動ブロック12,100円、PS4がメイン基板16,500円・電源ブロック6,600円・ディスク読取/駆動ブロック7,150円です。修理品が届いてから通常数日〜7日ですが、いまは返却まで最大1か月かかる場合があると案内されています。持ち込みの受付は見当たらず、宅配で送ります。PS4は、CUH-1000〜2100番台とPS4 Pro(CUH-7000番台)の受付がもう終わっていて、終了の一覧にないのはCUH-2200番台だけでした。私は本体の分解・掃除や部品交換までやってきましたが、壊れた人には「まずソニーの修理」を勧めます。ソニーに出した本体は「2週間〜1か月かかった」ものの「自分の本体で、データは残った」でした(ソニーはデータが消える場合があると案内していて、残る保証はありません)。自分で直すのを人に勧めるのは「公式のほこり取りまで」です。PS4については「PS4が壊れたらジャンクで売っぱらってPS5買い替えで良い」と考えています。理由は「もはやゲームがPS4で出ないのと一度ps5のロードスピードに慣れるとps4は厳しい。ps4 proでももはや厳しい。」です。ただ、今回の出費だけで比べると、PS4を使い続ける(同じ型番の中古に買い替える)ほうが、PS5に移るより(ディスクドライブ込みで)4万円以上安い計算でした。費用を抑えるならPS4の中古、PS5のソフトや性能に差額を払うならPS5、という分かれ方です。ソニー・修理店・中古・買い替えを比べる計算機を9章に付けました。

知りたいこと 答え 章
修理代はいくらか ソニーのオンライン申し込みで、PS5はメイン基板30,800円・電源ブロック13,200円・外装11,000円、PS4はメイン基板16,500円・電源ブロック6,600円・外装5,500円。検査料・部品代・送料込み 2章
PS4はまだ直せるか ソニーの受付終了の一覧にないのはCUH-2200番台だけ。CUH-1000〜2100番台とPS4 Proは終了 3章
出す前にやること ほこりの掃除(PS5は上カバーを外して掃除機で吸う)、電源コードの差し直し、別のHDMIケーブル、コントローラーのリセットなど、ソニーの案内で確かめる。データのバックアップ 4章
送り方・期間 オンラインで申し込み、着払いで送る。届いてから通常数日〜7日、いまは最大1か月。私の出した本体は「2週間〜1か月かかった」 5章
修理店はどうか ゲーム修理工房(池袋の例)でHDMI端子・起動エラー27,280円〜、電源ユニット18,500円〜、冷却ファン11,000円〜。ソニーより高い箇所が多い。ゲオの修理サービスはPlayStationが対象外 6章
自分で直せるか 私が人に勧めるのは「公式のほこり取りまで」。ソニーは分解の跡や開封防止シールがない本体の修理を断る 7章
買い替えるならいくらか PS5 デジタル・エディション 日本語専用は55,000円(ディスクドライブ11,980円は別)。ヤフオクの真ん中の値は、故障の表記がないPS4(CUH-2000番台)20,500円、PS5(ディスクドライブ搭載)58,400円 8章

1. 先に、立場を書きます

私は中古品の売買を20年近く続けている古物商です。ゲーム機は、ゲームボーイアドバンスからPSP、DS、3DS、据え置き機まで、自分の手で直してきました(ゲーム機修理を自分でやる範囲と勉強法)。PS5とPS4も、本体の掃除から部品交換までやっています。この記事を作るにあたって、次の問いに答えました。

自分でやったこと 「コントローラーのスティック交換」「本体の分解・掃除」「本体の部品交換」
分解・掃除でやったこと 「PS4のファンのほこり取り」「PS4のグリスの塗り直し」「PS5のほこり取り」「PS5の液体金属・グリス」
PS5の液体金属・グリスの結果 「変わらなかった」
部品交換で替えたもの 「ディスクドライブ」「HDD・SSD」「HDMI端子」
HDMI端子の交換 「PS4でやった」「失敗したことがある」「はんだに慣れた人向け」
多かった(見た)故障 「電源が入らない・落ちる」「熱・ファンの音」「映像が出ない」「スティックが勝手に動く」
壊れた人に、まず勧めること 「まずソニーの修理」
ソニーに出したとき 「2週間〜1か月かかった」。戻ってきたのは「自分の本体で、データは残った」
自分で直すのを人に勧める範囲 「公式のほこり取りまで」
PS4が壊れたら 「PS4が壊れたらジャンクで売っぱらってPS5買い替えで良い」
そう考える理由 「もはやゲームがPS4で出ないのと一度ps5のロードスピードに慣れるとps4は厳しい。ps4 proでももはや厳しい。」
そのときのセーブデータ 「USBに逃がす。クラウド」

この記事は、PS5やPS4の本体が壊れた(電源が入らない・落ちる、熱い・うるさい、映らないなど)持ち主が、どこに出すか、直すか買い替えるかを決めるための記事です。料金や送り方はソニーの公式の案内で確かめ、私の経験は上の答えの範囲だけを書いています。

2. ソニーの修理の料金(PS5・PS4)

ソニーは、オンライン修理受付サービスで参考料金を公開しています(税込、2026年3月現在のもの、2026年10月12日に確認)。料金には検査料・部品代・送料が含まれます。

修理 PS5(オンライン) PS5(オンライン以外) PS4・PS4 Pro(オンライン) PS4・PS4 Pro(オンライン以外)
メイン基板の交換 30,800円(デジタル・エディション30,250円、PS5 Pro 58,300円) 33,000円(デジタル・エディション32,450円、PS5 Pro 60,500円) 16,500円 18,700円
電源ブロックの交換 13,200円 14,300円 6,600円 7,700円
ディスク読取/駆動ブロック 12,100円 13,200円 7,150円 8,250円
外装部品の交換 11,000円 11,550円 5,500円 6,600円
ストレージ - - ハードディスク 1TB 7,150円・2TB 10,450円 11,550円(容量の区分なし)
コントローラー DualSense 7,480円 7,480円 DUALSHOCK 4 4,950円 4,950円

PS5の別売りのディスクドライブ(CFI-ZDD1)の修理・交換は8,800円です。料金のほかに知っておきたい決まりです(オンライン修理受付サービスのページと、アフターサービス規定から)。

  • オンラインで申し込むと料金が安い(ソニーは「最大10%割引」と案内)。割引には、受付完了後30日以内に製品がプレイステーションクリニックに届いている必要がある
  • 料金は参考料金で、実際とは違う場合がある。10,500円(税込)以上になった場合(1件の申し込みの金額)は、メールかSMSで見積もりが来て、修理するかキャンセルするかを選ぶ
  • 点検や見積もりを頼んだ場合は有料で、見積もりのあとにキャンセルしても有料(アフターサービス規定)
  • 保証期間は新品のお買い上げ日から1年(修理拠点に届くまでが1年以内)。購入証明(保証書やレシートなどの原本。オンラインショップで買ったなら、購入証明の画面を印刷した物でもよいと案内)がない、落下・衝撃・液体などの外的要因による故障は、保証期間内でも保証の対象外
  • 修理や交換に、再生部品や「ファクトリーリファービッシュ品」(新品と同等の品質を確認した機能整備済み製品)を使う場合がある。交換になった場合、送った本体は返ってこない
  • 支払いは、修理品が届いたときに宅配業者へ(現金・電子マネー・クレジットカード・デビットカード)

保証が切れたあとに備える有料の「PlayStation延長保証サービス」もあります(PS5 4,400円、PS5 Pro 5,000円など。メーカー保証期間内に加入する必要がある)。

3. PS4は、多くの型番でソニーの受付が終わっている

ソニーは、アフターサービスの受付を終えた製品を公開しています。PS4は次のとおりです(2026年10月12日に確認)。

型番 受付終了日
CUH-1000・1100シリーズ 2020年12月25日
CUH-1200シリーズ 2022年1月31日
CUH-2000シリーズ 2022年12月22日
CUH-2100シリーズ 2023年10月31日
CUH-7000シリーズ(PS4 Pro) 2023年1月31日
CUH-7100シリーズ(PS4 Pro) 2023年12月20日
CUH-7200シリーズ(PS4 Pro) 2025年11月30日

この一覧にないPS4は、CUH-2200シリーズだけでした。PlayStation延長保証サービスの対象にも、PS4はCUH-2200シリーズが載っています。アフターサービス規定は、依頼の時点でアフターサービスが終わっている機種の修理は断る、としています。型番は、本体に表示されている「CUH-」から始まる番号です。手元のPS4がCUH-2200シリーズでなければ、ソニーには出せないと考えてください。CUH-2200シリーズも、終了の一覧にないことは受付を約束するものではないので、オンライン修理受付の申し込み画面で確かめてください。PS4 Pro(CUH-7000〜7200シリーズ)は全部の型番で受付が終わっています。2章のPS4・PS4 Proの料金表は、受付が続いている型番に当てはまるものです。

PS3は、全部の型番の受付が終わっています(最後はCECH-4300シリーズの2022年4月30日)。ただし、ディスクが本体の中から取り出せない場合は有償で対応する、という例外が書かれています。

4. 修理に出す前に試すこと

私が多く見た故障は「電源が入らない・落ちる」「熱・ファンの音」「映像が出ない」「スティックが勝手に動く」でした。ソニーは、修理を申し込まなくても改善する場合があるとして、症状ごとに試すことを案内しています。

症状 ソニーの案内で試すこと 直らなければ(ソニーの料金の区分の例)
電源が入らない・勝手に切れる PS5は上カバーを外し、通風孔(2か所)のほこりを掃除機で吸う。風通しの悪い場所では熱がこもり、冷却が追いつかないと電源が切れる構造。次に起動したときの温度のメッセージを確かめ、通風孔をふさいでいないか、他社製のほこりフィルターを外す。電源コードの抜き差し、壁のコンセントに直接つなぐ、同梱の電源ケーブルを使う。セーフモードで「データベースを再構築」(ゲームやセーブデータは消えない)。外付けのストレージを外す。アップデート 電源ブロック、メイン基板
熱い・ファンがうるさい PS5のファンが一時的に高速で回るのは正常。側面と背面の通風孔をふさがない、周りに10cm以上あける、カーペットの上に置かない、通風孔のほこりを掃除する (料金表に区分なし。修理店の冷却ファン・内部クリーニングは6章)
映像や音声が出ない アップデート。別のHDMIケーブル(PS5に付属のケーブルはHDMI 2.1)、テレビの別の入力端子、テレビのコンセントを抜いて5分以上おいてから入れ直す メイン基板(HDMI端子の区分はない)
ディスクを読まない 柔らかい布でディスクを拭く。別のディスクを試す ディスク読取/駆動ブロック
ディスクが取り出せない PS5・PS4とも、電源を切ってケーブルを外し、カバーを外して手動で取り出す手順をソニーが出している(PS4は型番で手順が違う) ディスク読取/駆動ブロック
スティックが勝手に動く ゲーム側にスティックの設定があれば変える。本体の電源を切り、コントローラー背面の小さなリセットボタンを先の細いもので3〜5秒押し、USBケーブルでつないでPSボタンを押す DualSense 7,480円、DUALSHOCK 4 4,950円

セーフモードからの「初期化」も案内されていますが、本体の中のデータは全部消えて元に戻せません。試す前にバックアップしてください。

私は「熱・ファンの音」の本体で、PS4はファンのほこり取りとグリスの塗り直しまで、PS5もほこり取りに加えて「液体金属・グリス」に手を入れたことがあります。PS5の液体金属・グリスの作業は「変わらなかった」。人に勧めるのは、ソニーが公式に手順を出している「ほこり取りまで」です(7章)。

5. 送り方・期間・データ

ソニーの修理は、オンライン修理受付サービスで申し込み、宅配で送ります。持ち込みの受付は、案内に見当たりませんでした。

項目 ソニーの案内
申し込み オンライン修理受付サービス(1回の申し込みで1品)
送料 送るときは着払い、返すときは元払い(どちらもソニーの負担。料金に送料を含む)
期間 修理品が届いてから通常数日〜7日。年末年始や夏休みは延びる。「現在、修理の申し込みを多く頂いており、ご返却までに最大1ヶ月かかる場合があります」
同封する物 受付番号案内メールの印刷、メーカー保証を使うなら購入証明(レシートなど原本)

私が出した本体は「2週間〜1か月かかった」。案内の「通常数日〜7日」より長く、「最大1ヶ月」の側でした。

送る前にやることは、機種で違います。

  • PS5:セーブデータなどをバックアップし、トロフィーを同期する。PlayStationからサインアウトし、ログインパスコードを消す。自分で付けたSSDは外す(送ると返せない場合がある)。スキンシートなどは外す(外さないと破棄される)。色の違うカバーは、買ったときのカバーに戻す
  • PS4:ハードディスクは本体に入れたまま送る(初期化や再設定、データを見る必要がある場合がある)。バックアップ、トロフィーの同期、「いつも使うPS4」の解除、サインアウトとログインパスコードの削除

電源が入らないなどでできない項目は、そのまま送ってよいと書かれています。データについて、アフターサービス規定は、修理や交換にともなってデータが変わったり失われたりする場合があり、データに責任は負わない、としています。壊れたデータの復旧を頼むと、修理を断られます。

私の場合は「自分の本体で、データは残った」でしたが、交換品(リファービッシュ品)で戻ればデータは残りません。動くうちにバックアップしておいてください。方法は、USBストレージへのコピーと、PlayStation Plusのクラウドストレージ(加入者)です。電源が入らず、バックアップのないセーブデータを残したいなら、初期化や売却の前に、ソニーの修理で残る可能性に賭けるかを決めてください(残る保証はありません)。

6. 修理店に出す

料金を公開している修理店の例として、ゲーム修理工房(池袋P’パルコ本店の料金例、税込)を、ソニーのオンラインの料金と並べました。症状が似ている料金を並べた例で、作業の中身が同じとは限りません。

症状・修理 ソニー(オンライン) ゲーム修理工房(PS5・PS4とも)
電源が入らない・途中で落ちる 電源ブロック PS5 13,200円・PS4 6,600円 電源ユニット18,500円〜
起動しない・エラー メイン基板 PS5 30,800円・PS4 16,500円 起動エラー27,280円〜
映らない(HDMI) (区分なし。メイン基板の例) HDMI端子27,280円〜
ディスクを読まない PS5 12,100円・PS4 7,150円 ディスクドライブ22,000円〜
熱い・ファンがうるさい (区分なし) 冷却ファン11,000円〜、内部クリーニング12,000円〜、PS4のグリス再塗布15,000円〜
スティック DualSense 7,480円・DUALSHOCK 4 4,950円 8,800円〜

この1店の公開料金と並べると、ソニーの参考料金のほうが安い項目が多くなりました。ただ、作業の中身は一致しないので、同じ故障で見積もった差ではありません。修理店の料金は「〜」の最低額で、実際は見積もりで変わり、修理できなくても点検費(3,300円〜)がかかる場合があります。作業時間は電源ユニット・冷却ファンなどで「最短120分〜」とされています。作業の時間の下限で、部品の在庫や混み具合で延びますが、在庫があれば宅配で何週間も待たずに済む可能性があるのが店の強みです。ソニーの受付が終わったPS4(CUH-2100番台まで)とPS3は、直すなら修理店か自分で、が中心になります(HDDの故障なら、ソニーが手順を出しているHDDの交換もあります。7章)。

店に出す前に知っておきたいのは、ソニーのアフターサービス規定が、不当な修理・分解・改造の跡がある場合や、開封防止シールがない・はがした跡がある場合に、修理を断るとしていることです。一度店で開けた本体は、あとでソニーに出せなくなることがあります。店に出すなら、次のことを確かめておくと揉めにくくなります。

  • どの部品を替えるか、部品は純正か互換品か、修理後の保証の期間
  • 直らなかったときに費用がかかるか(点検費)、追加の費用がかかるときの連絡の仕方
  • データが消える可能性と、消えたときの扱い
  • 開けたあと、ソニーの修理を受けられなくなる可能性

ゲオの修理サービス(ゲオ デジタルベース)は、対象がiPhoneシリーズとNintendo Switchシリーズで、PlayStationは入っていませんでした(2026年10月12日)。

7. 自分で直す:私が勧めるのは、公式のほこり取りまで

私は、PS4のファンのほこり取りとグリスの塗り直し、PS5のほこり取りと液体金属・グリス、ディスクドライブ・HDD/SSD・HDMI端子の交換までやってきました。それでも、人に勧めるのは「公式のほこり取りまで」です。

  • PS5のほこり取りは、ソニーが手順を出している。電源を切り、電源コードとケーブルを抜いて本体が冷めるまで待ち、平らな場所に柔らかい布を敷いてカバーを外す(CFI-2000・7000番台は本体を逆さに、CFI-1000番台はベースを外してから)。カバーを外したところの通風孔2か所から、掃除機でほこりを吸う
  • PS5の液体金属・グリスは、私が手を入れても「変わらなかった」。本体を開ける作業で、ソニーの規定では分解の跡がある本体の修理は断られる
  • HDMI端子の交換は、基板へのはんだ付けになる。私は「PS4でやった」が「失敗したことがある」ので、「はんだに慣れた人向け」

例外として、PS4のHDDの交換と、PS5のM.2 SSDの増設は、ソニーが手順を公開しています。PS4のHDDを替えたあとは、システムソフトウェアの再インストールが必要です(パソコンでUSBストレージに保存して入れる)。

ほかのゲーム機の修理はゲーム機修理の記事に書きました。

8. 買い替える:PS4はジャンクで売ってPS5へ(私の考え)

私は、PS4については「PS4が壊れたらジャンクで売っぱらってPS5買い替えで良い」と考えています。理由は「もはやゲームがPS4で出ないのと一度ps5のロードスピードに慣れるとps4は厳しい。ps4 proでももはや厳しい。」です。あわせて、3章のとおり、PS4の多くの型番はソニーに出せません。ただし、セーブデータを確保できて、PS5のソフトや性能に差額を払う価値があると思えるなら、という前提の話です。ここでは、その前提になる値段と、移るときの条件を確かめます。

機種 希望小売価格(新品、税込) ヤフオク:故障の表記なし ヤフオク:壊れた本体
PS5 デジタル・エディション 日本語専用(CFI-2200B01) 55,000円 49,000円(61件) -
PS5 デジタル・エディション 89,980円 48,999円(57件) -
PS5(ディスクドライブ搭載) 97,980円 58,400円(206件) 39,444円(42件、ジャンクなどの表記で、動作の表記がない物)
PS5 Pro 137,980円 136,980円(127件) -
PS4(CUH-2000番台) (販売終了) 20,500円(143件) 13,220円(17件、PS4全体で、タイトルに症状や「通電のみ」をうたう物)
PS4(CUH-1000番台) (販売終了) 15,207円(69件)
PS4 Pro (販売終了) 23,666円(139件) -

希望小売価格はソニーの発表(2026年4月2日の改定後。日本語専用は55,000円のまま)。ヤフオクの数字は、PS5・PS4本体のカテゴリで主に2026年10月3日〜12日に落札された物を、タイトルで機種と状態に分けた真ん中の値です(空箱・まとめ売りなどは除く、送料は含まない、動作の保証ではない)。注意したいのは、タイトルに「ジャンク」とある本体の多くが「読み込み確認済み」など動く物だったことです。PS4の「ジャンク」の表記がある物の真ん中は16,500円でしたが、本当に壊れた本体の値ではないので、上の表では症状をうたう物(件数は17件と少ない)を出しました。

壊れた本体を手放す前に

売るかどうかを考える前に、個人情報とアカウントの扱いを決めておきます。

  • 動くなら、データを移したのを確かめてから、PS5は「コンテンツ共有とオフラインプレイ」を無効に、PS4は「いつも使うPS4」の登録を解除し、初期化する(PS4はフルフォーマットが推奨)
  • 本体が手元で操作できないなら、ウェブのアカウント設定の「機器の管理」から、アカウントにつながる全部の本体を無効にできる(6か月に1回だけ、1台だけを選んで無効にはできない)。サインアウトさせるにはパスワードを変える
  • 故障して初期化できないPS4は、ソニーは廃棄のときにHDDを取り外して本体と別々に処分するよう案内している。売るときも、データの残ったHDDを渡さないために外して「HDDなし」と書いて出す手がある
  • PS5で、故障して初期化できない場合にデータを消す方法は、ソニーの案内に見当たらなかった
  • アカウントの無効化と、本体の中のデータを消すことは別。無効化しても本体の中のデータは消えない
  • 症状(電源が入らない、映らないなど)と、自分で開けたことがあるかを説明に書く

今回の出費で比べると

CUH-1000番台のPS4で映像が出なくなった例(9章の例4)では、壊れた本体を売った手取りを引いて、同じ型番の中古に買い替えるのが約3,300円、修理店のHDMI端子が27,280円〜、PS5 デジタル・エディション 日本語専用とディスクドライブに買い替えるのが約5万5,000円でした。今回の出費だけなら、PS4を使い続けるほうが5万円ほど安い計算です。それでも私がPS5を勧めるのは、先の理由(PS4では新しいゲームが出ない、PS5の読み込みの速さに慣れるとPS4に戻れない、PS4 Proでも同じ)からです。その差額を払う価値があるかは、遊びたいゲームと使い方で変わります。

PS5で、PS4のソフトは遊べるか

ソニーは、ほとんどのPS4のゲームはPS5でも遊べるとしています。PS5で遊べないPS4のタイトルとして、6本(『Afro Samurai 2 Revenge of Kuma Volume One』『Just Deal With It!』『Robinson: The Journey』『We Sing』『Hitman Go:ディフィニティブ・エディション』『Shadwen』)が挙げられています。ほかに、次の点に気をつけてください。

  • デジタル・エディション(日本語専用を含む)はディスクドライブがないので、PS4のパッケージ版を遊ぶには別売りのディスクドライブ(11,980円)が要る
  • PS5 デジタル・エディション 日本語専用は、本体の言語を「日本語」、国/地域を「日本」に設定したPlayStationのアカウントでのみ使える
  • ダウンロード版で買ったPS4のゲームは、ストアから再ダウンロードして遊べる(日本語専用は、日本のPlayStation Storeで入手したダウンロード版)
  • PS4のゲームはDUALSHOCK 4でも遊べるが、PS5のゲームはDualSenseだけ
  • PS5で遊ぶPS4のゲームでは、PS4で使えた一部の機能が使えないことがある

セーブデータの移し方

PS4からPS5にデータを移す方法は、ソニーの案内では3つです。

  • 本体どうしの移行:PS4とPS5を同じネットワークにつないでコピーする。両方の本体が動く必要がある
  • USBドライブ:PS4のセーブデータをUSBドライブにコピーして、PS5にコピーする(PS4ゲームのセーブデータだけ)
  • PlayStation Plusのクラウドストレージ:加入者がクラウドからセーブデータを読み込む

私の答えは「USBに逃がす。クラウド」です。電源が入らなくなってからでは、USBへのコピーもクラウドへの保存もできません。壊れる前に済ませておく話で、本体が起動しないなら、使えるのはすでにUSBやクラウドに入れてあった分だけです。バックアップのないデータを残したいなら、初期化や売却より先に、修理で残る可能性を考えてください(保証はありません)。データを残したいときは、ソニーで直してから本体どうしで移し、直った本体を売る順番もあります(計算機の「直してから売る」)。

9. 計算機

ソニーの修理料金、修理店の料金、中古と買い替え先の値段、手放す本体の売値を入れると、いまの本体を使い続ける手(ソニー・修理店・同じ機種の中古)と、別の本体に買い替える手(壊れたまま売る・直してから売る)を比べます。

PS5・PS4をソニーで直すか、修理店に出すか、買い替えるかを比べる計算機

例を選んで「例を入れる」を押すと、この記事の例の数字が入ります。自分の機種と症状で考えるときは、数字を書き換えてから「計算する」を押してください。比べない手は、その欄を空欄にします。

ソニーで直す

修理店に出す

買い替える

手放す本体を売る

例の4つでの結果です(保証期間外、買い替え先はPS5 デジタル・エディション 日本語専用+ディスクドライブ66,980円、売るときの手数料10%・送料0円)。

例 ソニーで直す 修理店に出す 同じ機種の中古 買い替え(壊れたまま売る) 買い替え(直してから売る)
PS5:電源が入らず、メイン基板の交換が要る場合 30,800円 27,280円 22,900円 31,480円 45,220円
PS5:電源ブロックの交換が要る場合 13,200円 18,500円 22,900円 31,480円 27,620円
PS4(CUH-2200):メイン基板の交換が要る場合 16,500円 27,280円 8,602円 55,082円 65,030円
PS4(受付終了の型番):HDMI端子の交換が要る場合 出せない 27,280円 3,309円 55,082円 -

PS5のメイン基板の故障は、ソニーのメイン基板の交換が30,800円と高く、壊れた本体の売値(約3.9万円)も高いので、売って中古を買うほうが安い計算になりました。電源ブロックならソニーがいちばん安い計算です。PS4は中古が安いので、同じ型番の中古に買い替えるのがいちばん安く、PS5に移るとディスクドライブ込みで4万円以上多くかかります。PS4のパッケージ版を遊ばないなら、ディスクドライブを0円にすると差は約1.2万円縮みます。

症状と修理の区分は一対一ではないので、例は「その修理が要ると分かった場合」の計算です。壊れたPS5の売値39,444円は故障の中身ごとの値ではなく、メイン基板が壊れたPS5がこの値段で売れるとは限りません。「直してから売る」は、直した本体が故障の表記がない中古の真ん中の値で売れると仮定した試算です。これは金額だけの比較で、売る手間、中古の当たり外れ、新しい本体の価値は入っていません。

10. コントローラーが壊れたとき

私は「コントローラーのスティック交換」も自分でやってきました。ただ、まずはソニーの案内のリセット(4章)と、ソニーの修理(DualSense 7,480円、DUALSHOCK 4 4,950円)を比べてください。修理店のスティックは8,800円〜(ゲーム修理工房の池袋の例)でした。ソニーは、PS5の周辺機器の保証期間外の有償修理・交換の対象を、DualSense Edgeを含めて広げたと案内しています。Switchのジョイコンで同じ比べ方をした話はジョイコンの修理の記事に書きました。

11. よくある質問

PS5の修理代はいくらですか?

ソニーのオンライン申し込みで、メイン基板30,800円(デジタル・エディション30,250円、PS5 Pro 58,300円)、電源ブロック13,200円、ディスク読取/駆動ブロック12,100円、外装部品11,000円です。検査料・部品代・送料込みで、10,500円以上は見積もりの連絡が来ます(2章)。

PS4はまだ修理できますか?

ソニーの受付終了の一覧にないのはCUH-2200シリーズだけです。CUH-1000〜2100シリーズとPS4 Pro(CUH-7000〜7200シリーズ)は受付が終わっています。終わった型番は、修理店か買い替えになります(3章)。

修理にはどのくらいかかりますか?

ソニーは、修理品が届いてから通常数日〜7日、いまは返却まで最大1か月かかる場合があると案内しています。私が出した本体は2週間〜1か月かかりました(5章)。

PS5の修理は持ち込みできますか?

ソニーの案内では、オンラインで申し込んで宅配(着払い)で送ります。持ち込みの受付は見当たりませんでした。持ち込みたいなら修理店です(5章・6章)。

PS5やPS4はゲオで修理できますか?

ゲオの修理サービス(ゲオ デジタルベース)の対象は、iPhoneシリーズとNintendo Switchシリーズで、PlayStationは入っていませんでした(6章)。

修理に出すとデータは消えますか?

消える場合があります。ソニーは、修理や交換にともなってデータが変わったり失われたりする場合があるとして、バックアップを勧めています。交換品で戻ればデータは残りません。私の場合は自分の本体で戻り、データは残りました(5章)。

保証書やレシートがないとどうなりますか?

メーカー保証には購入証明(保証書やレシートなどの原本)が要ります。ない場合は、保証期間内でも保証の対象外で有償になります(2章)。

自分で開けたPS5・PS4は、ソニーで直してもらえますか?

断られる場合があります。ソニーのアフターサービス規定は、不当な修理・分解・改造の跡がある場合や、開封防止シールがない・はがした跡がある場合に、修理を断るとしています(6章・7章)。

PS3は修理できますか?

ソニーは全部の型番の受付を終えています。ディスクが本体から取り出せない場合だけ、有償で対応する例外があります。修理店では、ゲーム修理工房(池袋の例)でディスクドライブ25,000円〜、起動エラー27,280円〜でした(3章)。

ディスクが中に入ったまま取り出せません。

ソニーは、PS5・PS4とも、電源を切ってケーブルを外し、カバーを外して手動で取り出す手順を公開しています(PS4は型番で手順が違う)。それでも出せなければ修理です(4章)。

修理と買い替え、どちらが得ですか?

今回の出費だけなら、PS4は同じ型番の中古に買い替えるのがいちばん安く、PS5に移るより(ディスクドライブ込みで)4万円以上安い計算でした。PS5は故障の箇所で変わり、電源ブロックならソニー、メイン基板なら売って中古を買うほうが安い計算でした。自分の数字は9章の計算機で比べてください(8章・9章)。

12. まとめ

  • PS5とPS4のCUH-2200シリーズは、ソニーが修理を受け付けている。オンラインなら、PS5のメイン基板30,800円・電源ブロック13,200円、PS4のメイン基板16,500円・電源ブロック6,600円(検査料・部品代・送料込み)
  • PS4のCUH-1000〜2100シリーズとPS4 Pro、PS3は受付が終わっている
  • 出す前に、ほこりの掃除・電源やHDMIケーブルの確認・コントローラーのリセットなど、ソニーの案内を試す。データはバックアップ
  • 期間は届いてから通常数日〜7日、いまは最大1か月。私の出した本体は「2週間〜1か月かかった」が、「自分の本体で、データは残った」
  • 修理店は多くの箇所でソニーより高いが、早い。開けた本体はソニーに断られる場合がある。自分で直すのを勧めるのは「公式のほこり取りまで」
  • 私は「PS4が壊れたらジャンクで売っぱらってPS5買い替えで良い」と考えている(PS4ではゲームが出ない、PS5のロードの速さに慣れるとPS4 Proでも厳しい)が、今回の出費だけならPS4を使い続けるほうが(ディスクドライブ込みで)4万円以上安い。セーブデータは壊れる前にUSBかクラウドへ

13. 参考資料

14. あわせて読む

15. この記事について

書いた人 中古品の売買を20年近く続けている古物商。ゲームボーイアドバンスからPSP、DS、3DS、据え置き機まで自分の手で直してきた。PS5・PS4は、掃除(ほこり・グリス・液体金属)、部品交換(ディスクドライブ・HDD/SSD・HDMI端子)、コントローラーのスティック交換。ソニーにも出した(勧めた)
この記事の読み手 PS5やPS4が壊れて、どこに出すか、直すか買い替えるかを決めたい人
一次情報 1章の答え(やった作業と結果、見た故障、ソニーに出したときの期間とデータ、自分で直すのを勧める範囲、PS4は買い替えという考えとその理由、データの扱い)
確かめた日 2026年10月12日(ソニーのオンライン修理受付サービス・アフターサービス規定・受付終了の一覧・延長保証・データ移行・後方互換・本体を手放すときの注意・無効化、PlayStation.Blog、ゲーム修理工房、ゲオ、Yahoo!オークション)
相場 ヤフオクの落札済みを、PS5・PS4本体のカテゴリで、タイトルで機種と状態に分けた真ん中の値(主に10月3日〜12日)。「故障の表記なし」はタイトルにジャンクなどの表記がない物で、動作の保証ではない。「ジャンク」の多くは動く物で、壊れた本体の値は件数が少ない
計算機 9章:金額だけの単純な計算。ソニーは参考料金、修理店は料金表の最低額。直した本体が故障の表記がない中古と同じ値段で売れる前提。売るときの送料0円は例の値
確かめられなかったこと ソニーの「最大10%割引」の割引前の料金と割引率の内訳。PS4 CUH-2200シリーズの受付がいつまで続くか。修理店で開けた本体をソニーが実際に断るかどうか(規定は「断る」)。故障の中身ごとの壊れた本体の売値

 

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