「趣味を生かして古着転売で稼げる?」
「違法性はないの?」
「どうやって稼げばいい?」
ブランドものの古着では、取引相場が10万円を超えている商品も珍しくありません。
仕入れ先によっては価値ある商品を格安で仕入れられる、魅力的なジャンルなのです。
しかし「そんなに高く売れる古着をどこから買えばいいの?」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、古着転売に興味を持っている方のために、以下の内容を解説していきます。
- 古着転売のメリット・デメリット
- 違法になるケース
- おすすめの仕入れ先
- 稼ぐコツ
ルールを守って活動すれば、古着転売で違法になることはありません。
ぜひこの記事で、古着転売の必勝法を学んでみてください!
古着の転売はルールを守れば違法ではない!
繰り返しになりますが、古着転売は違法ではありません。
中古品の売買に必要な資格を取得し、偽物を売って購入者を騙すような行為をしなければ、他の物販系ビジネスと大きな違いはないからです。
メルカリやAmazonの普及により個人でも商品の売買を始めやすくなったため、古着転売も以前より身近なビジネスになりました。
実際に、ビジネスとして古着転売に真摯に取り組んでいる方はたくさんいます。
「チケットの不正売買のように、古着転売も危険な稼ぎ方なのでは?」というネガティブなイメージは、まずは捨ててくださいね。
古着転売の4つのメリット
古着転売は、ルールを守れば違法性がないどころか、たくさんのメリットがある稼ぎやすいビジネスです。
こちらでは、古着転売にチャレンジするメリットを4つ紹介していきます。
- 安く仕入れられる
- 不良品を発見しやすい
- 需要が安定している
- 配送しやすい
古着転売のスタートを迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
1.安く仕入れられる
古着転売は、商品を安く仕入れるのに最適なジャンルです。ノーブランドの古着なら、1着500円以下で大量に販売されています。
ブランド品でも、十分に状態のいい古着を定価の半額以下で購入できることがよくあります。
安く仕入れられる古着なら、資金が少ない方でも転売にチャレンジしやすいでしょう。
2.不良品を発見しやすい
古着は、転売の中でも不良品によるクレームを防ぎやすいジャンルです。
店舗で仕入れる際と、注文を受けてから発送準備をする際とで、検品できる機会が最大2回あるためです。
家電やゲームは電源を入れてみないと動作の確認ができませんが、古着は目でチェックするだけで不備に気づけます。
店舗で仕入れれば、店頭に並ぶ前に店員が検品しているので、不良品を仕入れるリスクが特に少ないです。
不良品の量を減らすことで、購入者からクレームが届いたり、悪い評価を付けられたりする可能性が低いことも嬉しい点です。
3.需要が安定している
古着には、安定した需要があります。
季節によって売れ筋の違いはあっても、服そのものは1年中売れる生活必需品だからです。
需要が安定していれば、収入が途絶えることがありません。転売1本で勝負する方にとって、需要が多いジャンルに参入することは重要なポイントです。
さらに、安定した需要があると、売上や仕入れ量の予想がしやすくなります。売れない在庫を抱えてしまう失敗を減らせるでしょう。
4.配送しやすい
古着は、配送がしやすい商品です。
シャツ1枚などの薄い服であれば、封筒で配送できます。例えば中程度の大きさの段ボールを郵便局から送ると、送料は同じ都道府県内でも800円以上。一方で封筒に詰められれば、500グラム以内の商品を510円で送れるのです。
厚みがあったり量が多かったりすると段ボールを使うこともありますが、他の商品のように緩衝材に包んだり液漏れ対策をしたりする必要はありません。
配送方法がシンプルであるほど梱包材にかかる経費を減らせて、利益率アップに繋がります。
古着転売のデメリット
このパートでは古着転売のデメリットを解説します。自分の資金や性格と古着転売が合致しているか確認をしましょう。
ライバルが多い
古着転売のデメリットは、強いていうならライバルが多いことです。リサイクルショップやメルカリなどの身近な場所から仕入れられるため、誰でもチャレンジしやすいのです。
さらに、ノーブランドの洋服なら初期費用が少なくても始められるので、他のジャンルよりも参入者が増えやすいでしょう。
ライバルの中で生き残るには「このブランドに特化する」といった専門性を持ち、差別化することが重要です。
薄利多売
古着転売は薄利多売を繰り返していくやり方です。
転売ビジネスで稼ぐためには単価を上げていかなければなりません。しかし古着で単価の高いものは冬物のコートぐらいで、単価が10万年を超えるような服は殆どありません。
バッグや財布であれば販売単価数万〜数十万円の商品がたくさんありますが、古着の場合数千円〜1万円以下の商品が多いのです。そのため、動かすお金が小さすぎて、手元に残る利益が少ないという問題点があります。
同じような低単価な商品としては古本がありますが、古本転売のほうがスペースも取らず、大量販売をしても発送の手間が少ないため、稼ぎやすいです。
古着転売で違法になる4つのケース
古着転売では、ルールを破って違法になるケースもあります。
- 税金を払わない
- 古物商許可を取らない
- 偽物を売る
- 輸出入の決まりを破る
知らないうちに法を犯していたなんてことがないよう、古着転売を始める前にぜひ把握しておいてください。
1.税金を払わない
古着転売で稼いだ売上を適切に申告し、納税しなければなりません。納税をせずにやり過ごそうとするのは脱税行為にあたり、違法となります。
中には「稼ぎなんて簡単にはバレないだろう」と油断している方も。しかしインターネットや銀行でお金の動きが記録されるので、脱税行為は案外簡単にバレます。
確定申告で1年間の売上を正しく集計し、税務署に稼ぎを申し出ましょう。
確定申告とは、自分で稼いだお金から事業にかかった経費を差し引き、最終的な所得を確定させる申告手続きのことです。
転売での確定申告については関連記事「【保存版】せどりの確定申告のやり方5STEP!税理士に依頼せず個人でソフトを使う方法とは」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
2.古物商許可を取らない
古物商許可は、中古品の売買をするのに必要な資格です。古着ももちろん中古品なので、古物商許可取得の対象となります。
2020年には、無許可であるにも関わらずメルカリで古着を販売したとして、古物営業法違反の逮捕事例も。
販売先のサイトによっては許可を取得していることの証明を求められる、重要な資格です。
資格とはいっても受験勉強などは必要ありませんので、古着転売を始める際は必ず古物商許可を取得してください。
古物商許可の取得方法については関連記事「【誰でもできる】せどりで稼ぐなら古物商許可を受けよう!いらない&バレて逮捕されるケースとは」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
3.偽物を売る
ブランド品の偽物を売るのは、古着でも商標権侵害となります。
偽物と知らずに仕入れて販売してしまっても、違法行為です。
特に中国のショッピングサイトでは、ブランド品を模した古着が多く流通しています。信頼できるショップから仕入れ、偽物を販売しないように対策しましょう。
4.輸出入の決まりを破る
海外から古着を仕入れたり国外向けに発送したりするのに、輸出入の決まりを破ることも違法行為です。
国ごとの法律やワシントン条約で、一部の素材について制限が設けられています。
例えばブランドものの古着でもよく使われている毛皮や本革は、サイト上では売買できても税関で止められることが。
素材を示すラベルがない商品では、輸出入で日本や相手国の決まりを破らないよう注意してください。
収入UP&人生好転の考え方を配信!
>> 細野悠輔 公式メルマガ の無料購読はこちら
古着転売でおすすめの仕入れ先5選
古着を取り扱っているお店やサイトは、意外と多くあります。
安く古着を買い付けるなら、次の仕入れ先がおすすめです。
仕入れ先によって特徴に違いがありますので、ぜひ比較しながらご確認ください。
リサイクルショップ
リサイクルショップでは、一般客から買い取った古着を多く取り扱っています。ブランド品からノーブランド品まで幅広い仕入れをカバーできることがメリットです。
ある程度栄えた街であれば、市内にいくつもリサイクルショップがあることも。最寄りの店舗を把握することで、1日に何件も移動して大量の古着を仕入れ可能です。
まとめて在庫を確保でき、副業の方でも転売にチャレンジしやすいでしょう。
メルカリ
メルカリでは、個人ユーザーが出品した古着を、お店などの仲介を挟むことなく購入できます。個人の感覚で自由に価格を決めているため、ブランドものの古着が格安で売られていることも少なくありません。
商品や配送に疑問があったらコメント機能で質問したり、値下げやまとめ買いの交渉をしたりできるのがメリットです。
Amazonなどのショッピングサイトでは、メルカリほど融通の効く取引は難しいです。
メルカリは仕入れだけでなく、販売先としても活躍してくれますよ。
古着専門ショップ
古着を専門に取り扱ったショップもあります。ストリート系の服やヴィンテージなど、自身の古着転売のコンセプトにあったショップを選びましょう。
古着専門ショップが集まるエリアの例は、次の通りです。
- 原宿
- 高円寺
- 下北沢
ブランド古着を扱うショップではオンライン通販も開設しているので、ぜひ活用してみてください。
海外サイト
古着は海外サイトからも仕入れられます。中国のタオバオや、Amazonのように各国にサイトがあるeBayを使って、海外輸入をするのです。
日本でも海外でも人気が高いブランドは共通していることが多いので、国の壁を超えて仕入れられるでしょう。
例えば中国サイトからの輸入なら、日本よりも安い価格で仕入れられることがメリットです。
海外サイトから輸入する場合は、規制品目や関税の支払いに注意してください。
中国輸入については関連記事「【儲かる商品5選】中国輸入のやり方とは!初心者は輸入代行業者・サイトの利用がおすすめ」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
古物市場
古物市場とは、中古品を専門に扱うオークション会場のことです。リサイクルショップや通販サイトに流通する前の古着も出品され、業者から安く仕入れられます。
中古品全般を扱う古物市場や、アパレル専門の会場などがあります。
古物市場に参加するには、古物商許可が必須だったり、既存会員からの招待がなければならなかったりと、会場ごとのルールも。
公式サイトに開催スケジュールや入会条件が載っているので、参加前にリサーチしておくことが大切です。
ベール
古着をキロ単位で販売してくれる業者から仕入れるやり方です。大量に安く仕入れることが可能です。外注化が進み、大量に数をこなせるようになってきたら検討してみるといいでしょう。
古着転売で稼ぐ5つのコツ
リサイクルショップなど、仕入れ先にこだわれば古着を安く買い付けることは難しくありません。しかし仕入れた古着を安定して売るには、いくつかコツを掴んでおく必要があります。
- 写真撮影にこだわる
- リピーターを作る
- 季節感を意識する
- 外注化を検討する
- ブランド品をリペア転売する
それぞれ詳しく解説していきます。
1.写真撮影にこだわる
写真撮影にこだわると、商品への注目を集められます。写真は商品の第一印象となるためです。
- シワがない状態で撮影する
- ハンガーなどの小物にもこだわる
- なるべく様々な写真を掲載する
- 洗濯表示タグやブランドロゴの写真も載せる
アプリで写真の明るさや色味を調整すると、商品の魅力をより伝えられます。実物とイメージが離れない程度に、写真の編集も行いましょう。
2.リピーターを作る
リピーターは、売上の安定化を助けてくれます。ぜひまたこのショップから購入したいと感じてもらえるよう、工夫していきましょう。
定期的に新商品を追加して常に新しい発見を提供したり、メールでキャンペーン情報を配信したりすると、ショップを再アクセスする動機付けになります。
3.季節感を意識する
古着では、季節感を意識した転売が重要です。季節外れな服への需要は低いため、天気や気温に合わせたアプローチが欠かせません。
「夏服は夏に売れる」というイメージを漠然に持っている方は多いですが、もう一歩踏み込んだニーズも分析しましょう。
例えば夏本番を迎える前に、涼しげな服を先取りして転売することがポイントです。衣替えや次のシーズンの準備は、夏や冬の少し前から始まります。
需要が高くなる時期を予想し、早めに販売をスタートしておきましょう。
4.外注化を検討する
古着転売でまとまった売上を作れるようになると、外注化を検討することも大切です。
古着の仕入れや配送対応は手作業で行う業務が多いので、1人ではこなせる作業量に限界があります。
自分が担当している業務を洗い出し、人に頼めることがないか探すのです。マニュアルをきちんと用意すれば、外注はそれほど難しい挑戦ではありません。
担当者を探す際は、クラウドソーシングサイトやSNSを活用できます。さらに稼ぐための投資として、売り上げが伸びてきたら外注も考えてみてください。
5.ブランド品をリペア転売する
ブランド品をリペアすると、古着の価値を上乗せしてより高い価格で販売できるようになります。リペアとは、傷んだ古着やバッグを修繕することです。
仕入れ後そのまま売れるような古着よりも、直すことが前提の状態が悪いもののほうが安く買い付けできます。
例えばメルカリで「全体的に状態が悪い」の条件を指定すると、定価で何万円もの値段がついているハイブランド品が1,000〜2,000円程度で見つかるのです。
技術の習得は必要ですが、リペアで利益率の高い転売を実現できるでしょう。
リペア転売については関連記事「ブランドリペア・リカラー転売は稼げる!違法にならないやり方まで詳しく解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
まとめ:お金を増やしたいなら古着転売はやめておけ
あなたが服が好きで、四六時中古着を眺めたり、服のことを考えるのが好きなら、古着転売は天職になるでしょう。
しかしお金を稼ぐために転売をやっていたり、会社の給料とは別にお金を稼ぐ手段を探しているのであれば、古着転売にこだわる必要はないでしょう。
お金を稼ぐだけならば古着以外でも最も簡単に稼げるジャンルはいくらでもあります。
古着転売を頑張っている方から受ける相談として、お金が増えない、稼げている実感を持てないというものがあります。古着は販売単価が低く、動かすお金が小さいため、どうしても薄利多売になってしまいます。
もしあなたが少ない作業量で大きく稼ぎたいと考えていたり、古着転売に限界を感じているのであれば、最も効率的で強い転売ノウハウを検討してみて下さい。
コメント