「韓国子供服の販売は利益が出るのか」で検索して来られた方に、先に結論を書きます。
利益は出ます。ただし、それを決めているのは仕入れ値ではありません。子供服の場合、決めているのは「その1着のサイズが合う期間が、どれだけ残っているか」です。
子供服には、他のアパレルにはない条件が1つあります。買い手である子どもが、待っているあいだに成長してしまうということです。90cmの服は、その子が90cmである数か月のあいだにしか売れません。この記事は、その条件のもとで韓国子供服という商材がどう見えるかを整理したものです。
私は約20年、中古品の買取・修理・販売を仕事にしてきました。ただしアパレルの専門バイヤーではありません。ですから「どのブランドが売れるか」「今年のトレンドは何か」は扱いません。扱うのは、在庫を持つ商売として韓国子供服がどういう性質を持っているかだけです。
この記事で扱わないこと
販売手数料、送料、1着あたりの手残り、時給換算、売れる率、税金の扱い、古物商許可。これらは商材が子供服であってもアウターであっても計算方法が同じなので、アパレルせどり・古着転売は儲からないのか|手数料と送料の実額で計算したにまとめてあります。各社の公式料金表と公表データで実額を出しているので、数字が必要な方はそちらを先に読んでください。
本記事はそれと重複させず、「韓国から仕入れること」と「商材が子供服であること」に固有の条件だけを扱います。結論から言えば、その固有条件は3つあります。需要の窓が短いこと、在庫が掛け算で増えること、そして同じ棚に中古の供給が厚いことです。
まず、韓国子供服がどの象限に入るかを確定させる
親記事では、アパレルを「単価」と「厚み」の2軸で4つに分類しています。送料は厚さ3cmを境に跳ね上がり、手数料と作業時間は売価にかかわらずほぼ一定だからです。この枠組みに韓国子供服を置くと、位置はほぼ一意に決まります。
| 軸 | 韓国子供服の位置 | 意味 |
|---|---|---|
| 厚み | 薄い側に寄る | 子ども用は同じ品目でも生地の面積が小さく、薄手のトップスなら厚さ3cm以内に収まりやすい。送料の条件は有利 |
| 単価 | 低い側に寄る | 大人服より販売価格が低い。一方で撮影・採寸・出品・梱包の作業量は1点あたりほぼ同じ |
つまり韓国子供服は、親記事の分類でいう「低単価 × 薄物」の象限に構造的に固定されます。ここは「数を売れば成立するが、時間が足りない」と整理されている場所です。送料で潰れる右下の象限ではないので最悪ではありませんが、1着あたりの手残りが小さいぶん、販売点数と作業効率で勝負するしかないということになります。
そして子供服には、この2軸には表れない第3の条件が乗ります。次章がそれです。
子供服には、季節とは別にもう1つの時計がある
アパレル全般に「シーズンを越えると型落ちになる」という時限装置があるのは知られています。子供服には、それとは別にもう1つあります。
1着あたりの需要ウィンドウが、数か月しかない
大人服の在庫は、そのサイズの人を待つことができます。Mサイズの服は来月もMサイズの人に売れます。買い手のサイズが変わらないからです。
子供服は違います。買い手の子どもは成長するので、同じ人が同じサイズを必要とする期間が限られています。そして親は、先のサイズを買い置きしません。成長の速度が読めないので、いま着られるサイズしか買わないからです。
この2つが重なると、1着の子供服が「その服を必要としている人」とマッチする窓が、シーズンの長さよりさらに短くなります。シーズン内に売り切れなかった在庫は、翌シーズンには型落ちになっているうえに、狙っていた層はもうそのサイズを卒業しています。
親記事にある「1ヶ月以内の売却率は全体で約40%」という数字は、この条件を含んでいない全カテゴリの平均値です。子供服の場合、時期を外した在庫は「まだ売れていない」ではなく「もう売れない」に変わります。売れ残りを翌月に持ち越す計算が、他の商材より効きにくいということです。
サイズの刻みが細かいぶん、在庫点数が掛け算で増える
大人服のサイズ展開がS/M/Lの3つだとすれば、子供服は身長や月齢で刻まれるため展開数が増えます。ここに色展開が掛かります。
1つの型でサイズ6・色3なら、その型を揃えるだけで18通りの在庫を持つことになります。そして売れ方は均等になりません。人気サイズと人気色から抜けていき、残るのは端のサイズと不人気色です。
この「最後に残る数着」が、前項の需要ウィンドウの短さと組み合わさります。端のサイズは、そもそもそのサイズの子が少ないうえに、待っているあいだにさらに減っていく。型ごとの粗利は出ていたのに、最後の数着で削られて残らない、という形になりやすい構造です。
同じ棚に、中古・お下がりの供給が厚い
子供服が短期間でサイズアウトするということは、ほとんど傷んでいない状態で手放される服が大量に発生するということでもあります。だから子供服の中古市場は、他のカテゴリーに比べて供給が厚くなります。
フリマアプリで出品すれば、韓国から仕入れた新品は、状態の良い中古やまとめ売りと同じ検索結果に並びます。買う側の親からすれば、どうせすぐサイズアウトするのだから中古で十分、という判断は合理的です。
価格で戦うなら中古の供給量に勝てず、デザインで戦うなら価格の説明が必要になります。どちらで戦うかを決めずに仕入れると、どちらでもない位置に在庫が並ぶことになります。韓国子供服が選ばれる理由はデザインなので、実質的には後者しかありません。そして後者を選ぶなら、単品の売価を下げてはいけないということになります。
低単価×薄物の象限で、子供服だけが使える手がある
親記事の整理では、動かせる変数は4つでした。売価、送料、売れる率、作業時間です。低単価の商材で時間が足りなくなるのは、作業時間と送料が「1点あたり」で固定されているからでした。
この2つを分割できる方法が、子供服にはあります。サイズ単位でまとめて売ることです。
子供服で「まとめ売り」が成立するのは、偶然ではありません。売る側は、サイズアウトのたびに同じサイズが一度にまとまって不要になります。買う側は、そのサイズが必要な数か月間に着回す枚数をまとめて確保したい。売り手の在庫の出方と、買い手の需要の出方が、どちらもサイズ単位でまとまっているのがこのカテゴリーの特徴です。
まとめ売りにすると、撮影・採寸・商品説明・梱包・発送という1点あたりの作業が、点数で割られます。送料も1回分で済みます。親記事の式でいえば、分母の作業時間と、経費の送料を同時に下げる操作にあたります。
ただし副作用があります。
- 厚みが3cmを超える。薄物として有利だったはずの送料条件が、まとめた瞬間に失われます。何点まとめると宅急便コンパクトや宅急便60に移るのか、親記事の送料表で先に確認してください
- 端のサイズと不人気色を混ぜられるという利点は、裏を返せば単価が下がるということです。まとめ売りは在庫処分の手段であって、利益を最大化する手段ではありません
- デザインで戦うという方針と衝突する可能性があります。1点ずつ見せたい商品をまとめると、価格が説明できなくなります
結論としては、新規の型は単品で売り、残った端サイズをまとめて処分するという二段構えが素直です。まとめ売りを最初から主戦略にすると、価格を下げる方向にしか進めなくなります。
韓国から仕入れることに特有の、3つの落とし穴
ここからは商材ではなく、仕入れ元が韓国であることに紐づく話です。
落とし穴1:再入荷されないので、売れ筋が分かっても追撃できない
物販の一般的な勝ち方は、少量で試して、売れた型を追加発注で伸ばすというものです。韓国子供服では、この勝ちパターンが使えないことがあります。
現地の卸や小規模なメーカーは商品の入れ替えが速く、同じ型が短期間で終売になります。売れ筋が判明した頃には仕入れ元のページが消えている、ということが起こり得ます。
これは運用の前提が変わるということです。追撃できない前提に立つなら、最初の仕入れ量の決め方そのものを変える必要があります。試すつもりで少なく入れれば、当たっても伸ばせません。多く入れれば、外したときの在庫が残ります。この二択を仕入れ前に自覚しておかないと、当たった型を眺めるだけで終わります。
落とし穴2:サイズ表記の体系が、日本と揃っていないことがある
採寸して商品ページに実寸を載せるべきだというのは、アパレル全般に共通する話です(親記事で扱っています)。韓国子供服に固有なのはその手前で、そもそも表記の体系が日本と同じとは限らないという点です。
同じ「90」という表記でも、想定している体型や着丈が日本の製品と揃っている保証はありません。日本の親は日本のサイズ感覚で買うので、表記をそのまま転記すると、悪意なくミスマッチが起きます。
子供服はサイズが合わなければ用をなさない商材です。しかも返品が発生した時点で、その1着は短い需要ウィンドウをさらに消費しています。仕入れ時に実寸を確認し、「日本の◯◯cm相当」という換算を自分で持っておくことが、この商材では特に効きます。
落とし穴3:品質表示タグが付いていない、または内容が足りない
小規模な卸から仕入れると、タグがそもそも付いていない、付いていても素材表示が曖昧、といったことが起こります。
これは「気になる人だけ気にする」話ではありません。次章のとおり、日本国内で売る以上、表示は義務です。足りない場合は自分で用意することになります。組成を確認する手間と表示物の作成コストを、原価計算に入れてください。
日本で売るなら避けられない、表示と安全のルール
ここは仕入れ代行業者のサイトにはまず書かれていない部分です。そして子供服には、大人服にはない規格がもう1つあります。
家庭用品品質表示法:組成・取扱い表示・表示者名と連絡先
日本国内で販売される繊維製品には、家庭用品品質表示法に基づく表示が求められます。繊維製品品質表示規程で定められている主な表示事項は次のとおりです。
- 繊維の組成……繊維の名称と混用率をパーセントで併記する
- 家庭洗濯等取扱い方法……洗い方・漂白・乾燥などをJISに基づく記号で表示する
- はっ水性……該当する製品のみ
- 表示者名および連絡先……表示した者の氏名または名称と、連絡先
重要なのは4つめです。表示者名と連絡先を表示するのは、輸入して販売する側になります。「海外の製造元が作ったものだから自分は関係ない」とはなりません。また取扱い表示は、簡単に取り外せないよう縫い付けるなどの方法が求められており、下げ札で済ませられる項目とは扱いが違います。
洗濯表示の記号は改正されているので、現行の記号を消費者庁の一覧で確認してください。
子ども服のひも:JIS L 4129
子供服には、大人服にはない安全上の規格があります。JIS L 4129「子ども用衣料の安全性-子ども用衣料に附属するひもの要求事項」で、2015年に制定されました。
フードや首まわりのひもが遊具や自転車に引っかかる事故を防ぐための規格で、次のように区分されています。
- 年少の子ども(出生から7歳未満/サイズ呼び方120まで)……頭・首まわりに引きひも、装着ひも、装飾ひもが付いた衣料をデザイン・製造・供給してはならない
- 年長の子ども(7歳以上13歳未満/サイズ呼び方130〜160)……フードの引きひもに自由端があってはならない、など
胴・腰まわりや裾まわりのひもについても、垂れ下がる長さの上限が定められています。
これは任意規格であり、適合していない服の販売が直ちに違法になるわけではありません。ただし、任意規格だから無視してよいという話にもなりません。デザイン性を売りにした海外の子供服は、首まわりのリボンや長いフードひもが意匠の中心になっていることが多く、この規格の考え方と正面からぶつかります。事故が起きたときに問われるのは、規格の強制力ではなく販売者の配慮のほうです。
新品を輸入して売る場合、古物商許可は必要ありません
古着転売の記事には必ず「古物商許可が必要」と書かれているので、混同されやすい部分です。古物営業法の対象は中古品であり、海外から新品を輸入して販売するだけであれば、この許可は必要ありません。
ただし途中で中古の取り扱いを混ぜるなら、その時点で必要になります。判断に迷う場合は、所轄の警察署(生活安全担当課)に確認してください。中古を扱う場合の手続きについては親記事で整理しています。
キャラクター・ブランドの模倣
海外の卸市場には、有名ブランドのロゴやキャラクターを模したデザインが混ざることがあります。日本国内で販売すれば、商標権や著作権の侵害を問われるのは輸入して販売した側です。「知らずに仕入れた」は通用しません。罰則の内容は親記事にまとめてあります。判断に迷うデザインは仕入れない、というのが最も安いリスク回避です。
韓国子供服の主な仕入れルート4つ
ルートは大きく4つに分かれます。性格がまったく違うので、「どれが一番いいか」ではなく「いまの資金量と時間でどれが回せるか」で選ぶことになります。
| ルート | 概要 | 向いている段階 | 主な負担 |
|---|---|---|---|
| 現地買い付け | ソウルの東大門市場・南大門市場などの卸エリアで直接仕入れる | ある程度の量を一度に確保したい段階 | 渡航費・滞在費、現地交渉、持ち帰りまたは発送の手配 |
| 韓国の卸サイト | 現地の卸・問屋がオンラインで開いているサイトから直接注文する | 渡航せずに継続的に仕入れたい段階 | 言語、決済手段、国際配送、不良時のやり取り |
| 仕入れ代行業者 | 日本語対応の代行会社が注文・検品・転送を代行する | 最初の1回目、または本業と並行して回したい段階 | 代行手数料が原価に上乗せされる |
| 国内の卸・EC | 国内の卸サイトや越境ECモール経由で、輸入せずに調達する | 輸入実務を挟まずに商品と販路を検証したい段階 | 原価が上がる。仕入れ先が他の出品者と重なりやすい |
国内の卸サイトについては、おすすめの卸サイトを徹底比較した記事で個人事業主でも取引できるところを含めて整理しています。
私はアパレルの実務者ではないので、業者の優劣は書きません
この分野には日本語対応の仕入れ代行業者がいくつもあり、検索結果も業者自身のページで埋まっています。私はアパレルを主力で扱ってきた人間ではないので、「この業者がおすすめ」という書き方は取りません。実際に取引していない相手を推薦しても、読む側の役に立たないからです。
代わりに、どのルートを選ぶにしても取引前に必ず確認しておくべき5項目を挙げます。商材がアパレルであろうと中古家電であろうと共通の、仕入れ先を評価するときの基本項目です。
- 最低ロット……1型あたり何着からか。サイズ・色ごとの縛りはあるか。テスト仕入れができるか
- 再入荷の可否……売れ筋が判明した後に追加できるか。同じ型が二度と手に入らない前提か
- 不良品が出たときの対応……返品・交換・返金のどれが可能か。国際送料は誰の負担か。何日以内の申告が必要か
- リードタイム……注文から手元に届くまでの日数。長いほど、シーズン内かつサイズが合う期間内に売り切れる余地が減る
- 品質表示タグの有無と内容……前章のとおり、日本で売るには日本の表示ルールを満たす必要があります
輸入にかかる費用について
仕入れ値のほかに、国際送料、関税、輸入消費税、通関手数料、代行手数料が乗ります。ここで取り違えやすいのが、販売目的の輸入は個人使用の輸入と課税価格の考え方が異なるという点です。個人使用向けの評価方法を、販売目的の仕入れにそのまま当てはめることはできません。
また「少額だから免税」という理解も品目によって扱いが変わります。加えて、少額輸入貨物の課税制度そのものが現在見直しの過程にあります。いま成立している収支計算が、制度改正後もそのまま成立するとは限りません。
輸入の基本的な流れと費用構造は個人輸入・個人貿易の記事で別途整理しています。
それでも韓国子供服で利益を残すなら
ここまで不利な条件を並べましたが、成立しないと言っているわけではありません。需要ウィンドウが短いことを前提にした運用にすれば、事業として成立します。親記事の4変数のうち、子供服で特に効く2つを挙げます。
1. 最初の仕入れで「測る」と「伸ばす」は両立しない、と決めておく
1型目から数を入れないというのは物販の基本です。ただし韓国子供服では、追加発注ができないことがあります。少なく入れて回転日数を測っても、当たった型を伸ばせないということです。
ここが他の商材といちばん違う点です。1回目の量は「測るため」か「賭けるため」かをはっきり決めてから発注してください。曖昧なまま中途半端な量を入れると、外したときの在庫と、当たったときの機会損失を両方受け取ることになります。
2. 損切り期限は、シーズン終わりではなくサイズ基準で置く
アパレルにはシーズン終了という強制的な期限がありますが、子供服の場合はそれより手前に自分の期限を置く必要があります。サイズごとの需要ウィンドウのほうが先に閉じるからです。
私は自分の在庫に対して損切りの期限を決めていて、一定期間売れなければ赤字でも値を下げて現金に戻します。反応の弱さは数日で見えるので判断は早いほうですが、これは経験で短くなったものです。重要なのは長さではなく、仕入れる前に決めてあることです。後から決めると必ず「もう少し待とう」に流れます。
そして子供服の場合、期限が来た在庫の出口はまとめ売りです。前述のとおり、端のサイズと不人気色を1回の作業と1回の送料で処分できるのは、このカテゴリーの数少ない利点です。
回転を優先するなら、商材の選び直しも選択肢です
ここまで読んで「思っていたより難易度が高い」と感じたなら、それは正しい読み取りです。韓国子供服は、低単価×薄物の象限にあり、季節と成長の2つの時計で在庫が減価し、売れ筋が分かっても追撃できず、厚い中古市場と同じ棚に並ぶ商材です。
もし「韓国子供服がやりたい」ではなく「物販で利益を出したい」が先にあるのなら、商材から選び直したほうが早い可能性があります。
- アパレルせどり・古着転売は儲からないのか……手数料と送料の実額で1着あたりの手残りを計算しています
- 韓国古着の仕入れ……同じ韓国仕入れでも、古着はサイズと需要の条件が違います
- 物販の利益率をどう見るか……「率」ではなく「手残り」で見る理由
- 電脳せどりとは……ネット完結で仕入れる場合の基本と、いま優位性がある理由
よくある質問
韓国子供服の販売で、利益率はどのくらいを見ておけばいいですか?
率ではなく、1着あたりの手残り額で見てください。手数料と送料の実額を入れた計算方法は親記事にあります。そのうえで子供服固有の注意点は、売れ残りを翌月に持ち越す計算が効きにくいことです。時期を外した在庫は「まだ売れていない」ではなく「そのサイズの需要が終わった」になるためです。
個人でも韓国子供服を仕入れられますか?
可能です。日本語対応の仕入れ代行を使う、国内の卸サイトを使うといった方法があるので、渡航も韓国語も必須ではありません。ただし「仕入れられるか」と「利益が残るか」は別の問題です。参入しやすいルートは他の販売者も同じように使えるため、同じ商品が並びやすくなります。
新品を輸入して売る場合、古物商許可は必要ですか?
古物営業法の対象は中古品なので、海外から新品を輸入して販売するだけであれば必要ありません。ただし途中で中古の取り扱いを混ぜるなら、その時点で必要になります。判断に迷う場合は所轄の警察署(生活安全担当課)に確認してください。
タグが付いていない服は、そのまま日本で売れますか?
売れません。日本国内で販売する繊維製品には家庭用品品質表示法に基づく表示が求められ、表示者名と連絡先を表示するのは輸入して販売する側です。組成の確認と表示の作成にかかる手間とコストを、原価に含めて計算してください。
サイズはどう記載すればいいですか?
韓国の表記をそのまま転記するのは避けてください。表記が同じでも、想定している体型や着丈が日本の製品と揃っているとは限りません。実寸を採寸して載せたうえで、「日本の◯◯cm相当」という換算を添えるのが、返品と低評価を減らす最も確実な方法です。1型ごとに発生する作業なので、工数として原価に入れておいてください。
まとめ売りにしたほうがいいですか?
新規の型は単品、残った端サイズはまとめ売り、という使い分けを推奨します。まとめ売りは1点あたりの作業時間と送料を分割できる一方で、単価が下がり、厚さ3cm以内という送料の利点も失われます。利益を最大化する手段ではなく、在庫処分の手段と位置づけたほうが判断を誤りません。
まとめ
韓国子供服の販売で利益は出ます。ただし、それを決めるのは仕入れ値の安さではありません。
- アパレルの分類でいえば「低単価 × 薄物」の象限。送料の条件は有利だが、1着の手残りが小さいので点数と作業効率で決まる
- 子供服は、季節と子どもの成長という2つの時計で在庫が減価する。時期を外した在庫は「まだ売れていない」ではなく「そのサイズの需要が終わった」になる
- サイズの刻みが細かいぶん在庫点数が掛け算で増え、端のサイズと不人気色が最後に残る
- 短期間でサイズアウトする商材なので中古の供給が厚い。デザインで戦うと決めたなら、単品の売価を下げてはいけない
- まとめ売りは作業時間と送料を分割できる子供服固有の手段。ただし在庫処分の手段であって、主戦略にすると価格を下げる方向にしか進めない
- 韓国仕入れは再入荷されないことがある。1回目の量は「測るため」か「賭けるため」かを決めてから発注する
- サイズ表記は体系が日本と違うことがある。実寸に加えて日本サイズ換算を添える
- 家庭用品品質表示法の表示義務と、子ども服のひもに関するJIS L 4129を踏まえておく。新品輸入なら古物商許可は不要
需要ウィンドウが短い商材を扱うということは、判断を早くする運用が先に必要になるということです。逆に言えば、それが設計できているなら参入する価値のある市場ではあります。

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