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もうFXチャートに縛られない!ChatGPTでEAを自作|知識ゼロから収益化まで完全ガイド

chatgpt自動売買 資産運用
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「もし、あなたの“勝ちパターン”を24時間365日、寸分の狂いもなく実行してくれる分身がいたら…?」

FXで本気で勝つことを目指すあなたなら、一度はそう夢想したことがあるのではないでしょうか。しかし、その夢を実現するEA(自動売買プログラム)の自作は、MQLという難解なプログラミング言語の壁や、数十万円にも上る外注費用が阻む「専門家の領域」でした。

——その常識は、2025年の今、AIによって完全に過去のものとなりました。

革命的な対話AI「ChatGPT」の登場により、もはやプログラミング知識は不要です。まるで優秀な専属プログラマーに日本語で話しかけるように、あなたの脳内にあるトレード戦略を、一字一句違わぬ完璧なコードへと変換できる時代が到来したのです。

この記事を読めば、あなたは以下の未来を手に入れるための「完全な設計図」を手にします。

  • 知識ゼロから、世界に一つだけのオリジナルEAを完成させる具体的な全手順
  • 寝ている間も仕事中も、あなたの代わりに利益を追求し続ける自動システムの構築法
  • 思い通りのコードを生成させる、プロが使う“神”プロンプト(指示文)の数々
  • 完成したEAを販売し、トレード収益に加えて「開発者」としての収入源を得る道筋

もう、高額なEAを買い漁る必要も、他人の作ったルールに資金を預ける必要もありません。

さあ、AIをあなたの最強の武器に変え、”他人の作ったルール”ではなく”自分のルール“で相場を支配する第一歩を、ここから踏み出しましょう。

 

メルマガ

1. 前提知識:ChatGPTでのEA作成で「できること」と「できないこと」

 

FXのEA作成は、かつて専門知識を持つプログラマーだけの聖域でした。しかし、ChatGPTの登場がその歴史を大きく塗り替えようとしています。

このセクションでは、まず「ChatGPTを使ったEA作成」のリアルな可能性と限界を正しく理解し、あなたが目指すべきゴールを明確にしていきましょう。


 

1-1. 結論:プログラミング知識ゼロでもEA作成は可能か?

 

🤔「そもそも、MQLなんて言葉も知らない自分がEAなんて作れるの?」

結論から言うと、答えは明確に「YES」です。

プログラミング知識が全くのゼロでも、あなただけのオリジナルEAを作成することは十分に可能です。

なぜなら、ChatGPTがあなたとプログラミング言語(MQL4/MQL5)の間に立つ、**超優秀な「日本語通訳」**として機能してくれるからです。

これまでは、EAのアイデアを思いついても、

  • if(RSI_Value < 30 && Close[0] < Bollinger_Band_Lower)

といった難解なコードに翻訳する必要がありました。多くの人がこの段階で挫折してきたのです。

しかし今は、ChatGPTに「RSIが30以下で、ローソク足がボリンジャーバンドの-2σを下回ったら買い」と日本語で指示するだけで、必要なコードを生成してくれます。

もちろん、魔法ではありません。EAの心臓部となる「トレード戦略」を考えるのはあなた自身です。しかし、その最も高く、分厚かった**「プログラミング」という壁は、もはや存在しない**と考えて差し支えありません。


 

1-2. 作成レベルは3段階|あなたの目的はどれ?

 

「ChatGPTでEAを作る」と一言で言っても、そのアプローチは一つではありません。あなたのスキルレベルや「どこまでやりたいか」という目的に応じて、大きく3つの段階に分かれます。

自分に合ったレベルを知ることが、挫折しないための第一歩です。

 

レベル1:【初心者🔰】コード不要!ツールを使ってアイデアを形にする

 

「コードは1行も見たくない」「とにかく手軽に自分のアイデアを試したい」という方に最適なのがこのレベルです。

これは、「EAつくーる」のようなEAジェネレーター(作成ツール)とChatGPTを組み合わせる方法です。

  1. ChatGPTにトレードアイデアを相談し、具体的な売買ルールを日本語で固める。
  2. 固まったルールをEA作成ツールの画面上で、選択肢を選びながら設定していく。

この方法なら、あなたは一切コードに触れる必要がありません。まるでウェブサイト作成ツールでパーツを配置するように、直感的にEAを組み立てることが可能です。

 

レベル2:【中級者👍】MQLコードをChatGPTに書かせてカスタマイズ

 

この記事のメインテーマであり、ほとんどの方が目指すことになるのがこのレベルです。

「基本的なEAは作りたい」「細かいニュアンスも反映させたい」という方に最適で、日本語の指示(プロンプト)を使い、ChatGPTにMQL4/MQL5のコードを直接生成させます。

  1. EAの仕様を日本語で詳細にChatGPTへ伝える。
  2. ChatGPTが生成したMQLコードをコピーする。
  3. 取引プラットフォーム(MT4/MT5)の編集ツール「MetaEditor」に貼り付け、完成させる。

あなたが「プロジェクトマネージャー」で、ChatGPTが「プログラマー」という関係性をイメージしてください。あなたの指示が的確であればあるほど、ChatGPTは望み通りのEAを開発してくれます。

 

レベル3:【上級者🚀】PythonとAPI連携で、外部情報を取り込む高度なAI EAへ

 

「ニュースやSNSの情報を分析させたい」「機械学習で自己進化するEAを作りたい」といった、市販のEAを超えるような性能を追求するのがこのレベルです。

これは、MQL5の機能的な限界を超えるため、外部プログラム(主にPython)と連携させる高度な方法です。

  1. Pythonを使い、Web上の経済ニュースや要人発言などをリアルタイムで分析する「頭脳」部分を作る。
  2. 分析結果(「買い」or「売り」)を、MT5上で待機しているEA(「手足」部分)に伝える。
  3. EAがその指示通りに取引を実行する。

構築の難易度は上がりますが、実現できればまさに「次世代のAIトレーダー」を自らの手で生み出すことが可能になります。


 

1-3. 必要なものリスト:MT4/MT5、FX口座、VPS、そして「効果的なプロンプト」

 

さあ、EA作成の冒険に出る前に、最低限必要な装備をチェックリストで確認しましょう。

✅ MT4/MT5(メタトレーダー)

世界で最も広く使われているFX取引プラットフォーム。EAはこの上で動作します。無料でダウンロードできます。

✅ FX口座

EAを動かすためのFX会社の口座です。最初はリアルマネーを使わない**「デモ口座」で全く問題ありません。**

✅ VPS(仮想専用サーバー)

作成したEAを24時間36死角なく稼働させるための、インターネット上の仮想パソコンです。自宅のPCは、停電やネット切断、意図せぬ再起動のリスクがあるため、安定稼働のためにはVPSの契約がほぼ必須となります。

✅ そして…「効果的なプロンプト」というスキル

これが一番重要です。物理的なモノではありませんが、**ChatGPTから望み通りのコードを引き出すための「指示を出す技術」**こそが、EA作成の成功を左右する最大の鍵となります。

安心してください。この最も重要なスキルは、本記事の後半で具体的な例文を交えながら、誰でも実践できるよう徹底的に解説していきます。

 

2. 【知識ゼロからの挑戦】プログラミング不要!「EAつくーる」×「ChatGPT」でEAを作成する方法

 

「コードは一行も見たくない」「まずは自分のアイデアを手軽に試してみたい」

そんなあなたに贈るのが、このセクションです。ここでは、プログラミング言語の知識を一切使わずに、ChatGPTの思考力と専用ツールを組み合わせ、EAを”組み立てる”方法をステップバイステップで解説します。


 

2-1. 「EAつくーる」とは?機能と料金プランを解説

 

この手法の主役となるのが、**「EAつくーる」**というEA作成ツールです。

これは、難解なMQL言語を一切書くことなく、マウス操作でパーツを組み合わせるかのようにEAを開発できる画期的なソフトウェア。「移動平均線がクロスしたら」「RSIが70を超えたら」といった条件を、用意された選択肢の中から選んでいくだけで、本格的なEAが完成します。

主な機能:

  • 移動平均線、RSI、MACD、ボリンジャーバンドなど、主要なテクニカル指標に標準対応
  • 「AかつB、またはC」といった複雑な条件の組み合わせも可能
  • ロット数、テイクプロフィット、損切り、トレーリングストップなどの資金管理機能も充実
  • MT4版、MT5版のどちらも作成可能

料金プラン:

料金は買い切り型で、2025年8月現在、MT4版・MT5版ともに25,000円前後で販売されています。

「ツールに2.5万円?」と思うかもしれません。しかし、EA開発を外注すれば安くても10万円、複雑なものなら50万円以上かかるのが相場です。この価格で、アイデアを無限に、かつ即座に試せる環境が手に入ると考えれば、非常にコストパフォーマンスの高い投資と言えるでしょう。


 

2-2. ステップ1:ChatGPTで優位性のあるトレードロジックを言語化する

 

EA作成ツールは強力ですが、何を組み立てるかの「設計図」がなければ意味がありません。この最も重要な**「設計図=トレードロジック」**の作成を、ChatGPTが強力にサポートしてくれます。

多くの人が持つ「なんとなくこうした方が勝てそう」という曖昧なアイデアを、誰が読んでも解釈がブレない明確なルールに落とし込むのがこのステップの目的です。

① まずは、漠然としたアイデアをChatGPTに投げかけます。

【プロンプト例】

FXのトレードロジックを考えています。

通貨ペア: ドル円(USDJPY)

時間足: 15分足

手法: ボリンジャーバンドとRSIを使った逆張り

上記の条件で、優位性のありそうな具体的なエントリー/決済のルールを3パターン提案してください。

② ChatGPTが、具体的なルールを提案してくれます。

【ChatGPTの回答例】

パターンA:堅実型

  • エントリー条件:
    1. ローソク足の実体がボリンジャーバンドの-2σを完全に下抜ける
    2. その時のRSIが30未満である
  • 決済条件:
    1. 価格がミドルバンドにタッチする
    2. または、20pipsの利益が出たら決済

このやり取りを通じて、あなたは数分で具体的なロジックの骨子を手に入れることができます。


 

2-3. ステップ2:言語化されたロジックを「EAつくーる」の条件に設定する

 

トレードロジックという設計図が完成したら、いよいよEAの組み立てです。

ステップ1でChatGPTと作り上げた明確なルールを、そのまま「EAつくーる」の画面に入力していきます。

  1. 「EAつくーる」を起動し、「エントリー条件」のタブを開きます。
  2. 1つ目の条件を設定: プルダウンメニューから「ボリンジャーバンド」を選び、「ローソク足が」「-2σより」「下にある」といった形で設定します。
  3. 「AND」ボタンを押し、条件を追加します。
  4. 2つ目の条件を設定: 「RSI」を選び、「現在の値が」「30」「より小さい」と設定します。
  5. 同様に「決済条件」のタブで、ミドルバンドへのタッチと20pipsの利食いを設定します。

このように、ChatGPTが言語化したルールを、画面上で一つひとつ設定していくだけ。パズルを解くような感覚で、複雑な条件分岐を持つEAが形になっていきます。


 

2-4. ステップ3:作成したEAをMT4でバックテスト・最適化する

 

全ての条件を設定し終えたら、「EAつくーる」の「EA作成」ボタンをクリック。すると、あなたのデスクトップにEAファイル(.ex4 または .ex5)が生成されます。

このEAが本当に通用するのか、MT4/MT5の「ストラテジーテスター」機能を使って過去の相場で検証(バックテスト)しましょう。

  1. 生成されたEAファイルを、MT4/MT5の「Experts」フォルダに入れます。
  2. ストラテジーテスターを起動し、作成したEA、通貨ペア、期間などを選択してテストを開始。
  3. テストが完了すると、資産グラフや詳細なレポート(プロフィットファクター、勝率など)が表示されます。

もし結果が芳しくなくても、落ち込む必要はありません。**「RSIの数値を30から25に変えてみよう」「利食いを20pipsから30pipsに伸ばしてみよう」**といった改善案を考え、「EAつくーる」で設定を修正し、再度テストします。

この**「作成 → テスト → 改善」のサイクルを高速で回せる**ことこそ、この手法の真骨頂です。


 

2-5. この手法のメリットと限界点

 

最後に、この「ChatGPT × EAつくーる」手法の強みと、知っておくべき限界点を整理しておきましょう。

 

メリット 〇

 

  • 圧倒的な手軽さ: プログラミングの知識は一切不要。今日からでもEA開発を始められます。
  • 高速プロトタイピング: アイデアを思いついてから、数時間後にはバックテストまで完了できます。
  • コーディングミスがゼロ: 自分でコードを書かないため、ケアレスミスによる致命的なバグの心配がありません。

 

限界点 △

 

  • ツールの機能への依存: 「EAつくーる」が対応していない特殊なインジケーターや、複雑なロジックは実装できません。
  • アイデアの自由度の制限: 非常に凝ったロジック(例:3つ前の足の形を参照するなど)は、ツールの仕様上、再現が難しい場合があります。
  • ブラックボックス化: 生成されるのは実行ファイルのみで、内部のソースコード(設計図そのもの)を見ることはできません。

この手法は、EA開発の入門として、またシンプルなアイデアの有効性を素早く検証する上では、これ以上ないほど強力な選択肢です。

もし、ここで物足りなさを感じたり、ツールの限界を超えるアイデアを実装したくなったりした時が、「レベル2:MQLコード生成」へステップアップするタイミングです。

 

3. 【本番】ChatGPTでMQL5コードを生成する手順と”神”プロンプト術

 

おめでとうございます!いよいよこの記事の核心、ChatGPTをあなたの「専属プログラマー」として、自在にMQL5コードを生成させる領域に足を踏み入れます。

もはやあなたは単なるツールユーザーではありません。AIを動かす「プロジェクトマネージャー」です。成功の鍵は、プログラミング能力ではなく、**いかに的確に指示を出せるか(=プロンプト術)**にかかっています。

このセクションをマスターすれば、あなたの頭の中にあるアイデアは、すべて実行可能なEAへと変わるでしょう。


 

3-1. ステップ1:設計図を書く – EAの仕様を細かく定義する

 

家を建てる時、建築家に「いい感じの家を建てて」とは言わないはずです。部屋の数、窓の大きさ、壁の色まで細かく記した「設計図」を渡すでしょう。

EA作成も全く同じです。ChatGPTに曖昧な指示を出すと、曖昧なEAしか返ってきません。プロンプトを書き始める前に、まずEAの「設計図」を日本語で完璧に定義すること。これが成功の9割を占める、最も重要なステップです。

最低限、以下の項目をメモ帳などに書き出しましょう。

 

EA設計図テンプレート

 

  • EAの名称: TrendFollower_GBPJPY
  • 対象通貨ペア: GBPJPY
  • 使用する時間足: 4時間足

  • 可変パラメータ(EAの設定画面で変更できるようにするもの):
    • Lots:ロット数(初期値:0.1)
    • MagicNumber:マジックナンバー(初期値:20250815)
      • ※マジックナンバー:EAが建てたポジションを識別するための固有ID。他のEAや手動取引と混同しないために必須です。
    • StopLoss_pips:損切り幅(初期値:50)
    • TakeProfit_pips:利食い幅(初期値:150)
    • ShortMA_Period:短期移動平均線の期間(初期値:20)
    • LongMA_Period:長期移動平均線の期間(初期値:100)

  • エントリーロジック:
    • 買い: 短期MAが長期MAを上抜いた(ゴールデンクロス)次の足の始値でエントリー。
    • 売り: 短期MAが長期MAを下抜いた(デッドクロス)次の足の始値でエントリー。

  • 決済ロジック:
    • 設定した損切りまたは利食いに達したら決済。
    • 反対の売買サイン(例:買いポジション保有中にデッドクロス発生)が出たら決済(ドテン売買)。

  • その他機能:
    • 一度に保有するポジションは1つまで。

このレベルまで具体化できていれば、ChatGPTはあなたの意図を正確に汲み取ってくれます。


 

3-2. ステップ2:【コピペOK】基本構造を生成させるプロンプトテンプレート

 

設計図が完成したら、いよいよChatGPTにコード生成を依頼します。

まずはEAの土台となる「基本構造(スケルトンコード)」を作成させましょう。

【コピペ用プロンプト】

あなたはプロのMQL5プログラマーです。以下の仕様に基づいて、FXのEAの基本的なコード構造(スケルトンコード)を作成してください。

# 仕様

  • 言語: MQL5
  • EAの名称: TrendFollower_GBPJPY
  • 可変パラメータ:
    • Lots (ロット数、初期値0.1)
    • MagicNumber (マジックナンバー、初期値20250815)
    • StopLoss_pips (損切りpips、初期値50)
    • TakeProfit_pips (利食いpips、初期値150)

# 指示

  • OnTick()関数内に、今後エントリーロジックと決済ロジックを追加するためのコメントを記載しておいてください。

このプロンプトを投げると、ChatGPTはEAのヘッダー情報、inputで定義されたパラメータ部分、そして空のOnTick()関数などを含んだ、EAの骨格となるコードを出力します。


 

3-3. ステップ3:エントリー/決済ロジックを追加させるプロンプト術

 

骨格ができたら、次は心臓部である売買ロジックを組み込みます。一度に全てを指示するのではなく、ChatGPTとの対話を続ける形で、一つずつ機能を追加していくのがコツです。

 

例1:シンプルなロジックの追加

 

【プロンプト例】

ありがとうございます。では、先ほどのコードのOnTick()関数内に、以下のエントリーロジックと決済ロジックを追加してください。

# ロジック詳細

  • 使用インジケーター:
    • 短期移動平均線(期間20、種別:Simple)
    • 長期移動平均線(期間100、種別:Simple)
  • エントリー条件:
    • 買い: 短期MAが長期MAをゴールデンクロスしたら、次の足の始値で買いエントリー。
    • 売り: 短期MAが長期MAをデッドクロスしたら、次の足の始値で売りエントリー。
  • ルール:
    • ポジションは同時に1つしか持たない。

 

例2:複数のインジケーターを組み合わせる複合条件

 

【プロンプト例】

現在の買いロジックを一旦リセットします。

新たに、以下の複合条件での買いエントリーロジックを追加してください。

# 新・買いエントリー条件

  1. RSI(期間14)の値が30以下である。
  2. かつ、ローソク足の終値がボリンジャーバンド(期間20、偏差2)のロワーバンド(-2σ)にタッチ、または下回る。

この2つの条件が同時に満たされた次の足の始値で買いエントリーするようにしてください。

ポイントは「誰が読んでも解釈が一つしかない日本語」で指示すること。 あいまいな表現は、意図しない動作の原因になります。


 

3-4. ステップ4:トレーリングストップ等の機能を追加する応用プロンプト

 

基本的な売買ができるようになったら、次はEAの性能を高めるための応用機能を追加してみましょう。例えば、利益を確保しつつ損失を限定するトレーリングストップ機能は非常に有効です。

【応用プロンプト例】

現在のEAに、トレーリングストップ機能を追加してください。

# 機能仕様

  • ポジションに20pipsの含み益が出たら、ストップロスを建値(エントリー価格)に移動させる(これで負けはなくなる)。
  • その後、利益が伸びるのに合わせて、常に現在価格から15pips下にストップロスが自動で追従するようにしてください。
  • この機能は、可変パラメータ input bool UseTrailingStop = true; でON/OFFを切り替えられるようにしてください。

このように、市販のEAに搭載されているような高度な機能も、日本語で仕様を正確に記述できれば、ChatGPTは忠実にコードへ落とし込んでくれます。


 

3-5. ステップ5:MetaEditorへのコード貼り付けとコンパイル方法

 

ChatGPTが生成したコードを、いよいよMT5に実装します。手順は驚くほど簡単です。

  1. MT5を起動し、メニューバーの「ツール」→「MetaQuotes Language Editor」をクリックするか、ツールバーのIDEと書かれたアイコンをクリックします。
  2. 「MetaEditor」という専用のエディタが立ち上がります。
  3. 左の「ナビゲータ」ウィンドウで、「Experts」フォルダを右クリックし、「新規作成」→「エキスパートアドバイザ(生成)」を選びます。
  4. EAの名前(例:TrendFollower_GBPJPY)を入力し、進めていくと、テンプレートコードが表示されます。
  5. 表示されたテンプレートコードはすべて削除し、ChatGPTが生成したコードを丸ごと貼り付けます。
  6. ツールバーにある青い背景に白いチェックマークの**「コンパイル」**ボタンをクリックします。
  7. エディタ下部の「エラー」タブに「0 error(s), 0 warning(s)」と表示されれば成功です!MT5のナビゲータウィンドウに、あなたのEAが表示されます。

 

3-6. 【最重要】ChatGPTが生成したコードのエラーを特定し、修正させるデバッグ術

 

ChatGPTは超優秀ですが、完璧ではありません。時には文法が間違っていたり、意図を誤解して不具合のあるコードを生成したりします。ここで「やっぱり無理だ」と諦める必要は全くありません。

デバッグの黄金律は「エラーを自分で直そうとしない。書いたAIに直させる」です。

  1. コンパイルした時、「エラー」タブに赤色のエラーメッセージが表示されたとします。
  2. そのエラーメッセージを、一行残らず全てコピーします。
  3. 再びChatGPTに戻り、魔法の言葉を投げかけます。

【デバッグ用”神”プロンプト】

先ほど生成してもらったコードをコンパイルしたところ、以下のエラーが出ました。

エラーメッセージの内容を解析し、原因を特定した上で、コード全体を修正してください。

'LongMA_Period' - undeclared identifier Experts\TrendFollower_GBPJPY.mq5 (112, 25)

(↑ここにMetaEditorのエラーメッセージをそのまま貼り付ける)

あなたにとって意味不明なエラーメッセージも、ChatGPTにとっては「ここが間違っていました」と教えてくれる貴重なヒントです。この**「エラーが出たら、即コピペしてAIに聞く」**という対話型デバッグ術こそ、プログラミング知識ゼロでEAを完成させるための最強の武器なのです。

 

4. 【作例で学ぶ】ChatGPTとの対話だけで作るEA開発シミュレーション

 

理論を学んだら、次は実践です。

このセクションでは、具体的なEAを題材に、実際にChatGPTとどのような対話をすればアイデアが形になるのかをシミュレーション形式で見ていきましょう。

ここでの対話例を真似すれば、あなたも同じようにEA開発を進めることができます。


 

4-1. ケーススタディ1:シンプルな「RSI逆張りスキャルピングEA」の全開発工程

 

最もポピュラーなロジックの一つ、「RSIを使った逆張りスキャルピングEA」をゼロから開発する全工程を再現します。

 

①【設計図の作成】

 

まず、EAの仕様を明確に定義します。

EA設計図:RSIScalper_USDJPY

  • 通貨ペア/時間足: USDJPY / 5分足
  • パラメータ:
    • Lots (0.1), StopLoss (20pips), TakeProfit (20pips), MagicNumber (12345)
    • RSI_Period (14), RSI_BuyLevel (30), RSI_SellLevel (70)
  • エントリーロジック:
    • 買い: RSIがRSI_BuyLevelを下回ったらエントリー。
    • 売り: RSIがRSI_SellLevelを上回ったらエントリー。
  • ルール: ポジションは常に1つまで。

 

②【ChatGPTとの対話シミュレーション】

 

あなた:

あなたはプロのMQL5プログラマーです。上記の設計図に基づいて、「RSIScalper_USDJPY」のスケルトンコードを作成してください。

(ChatGPTがパラメータ設定などを含む、EAの骨格コードを生成)

あなた:

ありがとうございます。次に、設計図に記載したRSIを使ったエントリーロジックをOnTick()関数内に追加してください。

(ChatGPTが指定通り、RSIが30以下で買い、70以上で売るロジックをコードに追加)

あなた:

このままだと、RSIが30以下の間、ティックが動くたびに何度も買い注文を出してしまいそうです。そうではなく、「前の足のRSIは30以上だったが、今の足で初めてRSIが30未満になった」というクロスした瞬間を捉えて、1度だけエントリーするようにロジックを修正してください。売りも同様にお願いします。

(ChatGPTがより堅牢な「クロス判定」のロジックにコードを修正)


このように、**「指示→確認→修正依頼」**という対話のキャッチボールを繰り返すことで、ロジックは洗練され、より精度の高いEAが完成していきます。あなたはただ、日本語で思考し、指示を出すだけです。


 

4-2. ケーススタディ2:「経済指標発表の前後30分は停止する」機能の実装方法

 

次に、既存のEAに「特定の機能を追加」する応用例です。多くのトレーダーを悩ませる重要経済指標発表時の乱高下を避けるための「ニュースフィルター」を実装します。

これは一見、非常に高度な機能に思えます。しかし、心配は不要です。あなたはその挙動を日本語で説明するだけでいいのです。

【プロンプト例】

既存のEAに、経済指標発表時に取引を自動停止する機能を追加したいです。

# 機能仕様

  • MT5に標準搭載されている**「カレンダー」機能**を利用してください。
  • カレンダーに掲載される経済指標のうち、重要度が**「高」(High Impact)**のものだけをフィルタリングの対象とします。
  • 指標発表時刻の30分前から、発表時刻の30分後までの合計1時間、新規エントリーを完全に停止するようにしてください。
  • この機能のON/OFF(StopOnNews)と、停止時間(StopMinutes)はEAのパラメータで変更可能にしてください。

このプロンプトを投げると、ChatGPTはCalendarValueHistoryといった、あなたが知る必要のないMQL5の専門的な関数を使いこなし、見事にニュースフィルター機能のコードを書き上げてくれます。

重要なのは、MQL5の関数を知っていることではなく、何をしたいかを明確に言語化できる能力なのです。


 

4-3. ケーススタディ3:ナンピン・マーチンゲールEA作成のリスクと注意喚起

 

最後に、多くの初心者が興味を持ち、そして破滅へと向かう最も危険なロジック、「ナンピン・マーチンゲール」について、あえて注意喚起として取り上げます。

  • ナンピン: ポジションが逆行したら、さらにポジションを追加して平均取得単価を下げる手法。
  • マーチンゲール: 負けたら次の取引のロット数を倍にして、一度の勝ちで全てを取り戻そうとする手法。

この2つを組み合わせたEAは、含み損を抱えるたびに、ロット数を倍増させながらポジションを追加していきます。

 

魅惑的な罠

 

ナンピン・マーチンゲールEAのバックテスト結果は、しばしば右肩上がりの美しい資産グラフを描きます。高い勝率を誇り、コツコツと利益を積み上げるため、まるで「聖杯」のように見えます。

 

避けられない大惨事

 

しかし、その実態は「ブルドーザーの前で小銭を拾う」行為に他なりません。相場が一方向に走り続ける強いトレンドが発生したたった一度の負けで、それまで積み上げた利益と口座資金のすべてを失います。これは「いつか起きる」のではなく「必ず起きる」未来です。

 

AIは止めない

 

あなたがChatGPTに、こう依頼したとします。

「買いポジションが-20pipsの含み損になったら、ロット数を2倍にして追加で買いエントリーするナンピンマーチンゲールEAのロジックを追加してください。」

ChatGPTは、その危険性を判断することなく、おそらく忠実にそのコードを生成するでしょう。 AIはあなたの指示を実行する道具であり、あなたの資金を守る保護者ではないからです。

本ガイドでは、その危険性からナンピン・マーチンゲールEAの具体的な作成方法は扱いません。もしあなたがこのロジックに手を出すのであれば、それはAIの責任ではなく、すべてが自己責任の世界であることを肝に銘じてください。

 

5. 【上級編】OpenAI APIとPythonで実現する次世代AI EAの構築

 

ここまでは、ChatGPTを「コードを書くアシスタント」として活用する方法を解説してきました。この最終セクションでは、その関係性を一歩先に進めます。

ChatGPTをはじめとする大規模言語モデル(LLM)を、EAの「頭脳」そのものとしてリアルタイムに組み込む——。そんな、市販のEAでは決して実現できない、あなただけの「次世代AIトレーダー」を構築するための概念とロードマップを解説します。

これは挑戦的な道ですが、FX自動売買の最前線に立つための、最も刺激的な旅になるでしょう。


 

5-1. なぜPythonとAPI連携が必要なのか?MQL5単体との違い

 

「なぜわざわざPythonなんて別の言語を使う必要があるの?」——当然の疑問です。 その理由は、MQL5という言語が持つ専門性と限界にあります。

MQL5の限界: MQL5は、チャート分析や売買発注に特化した、いわば「閉鎖された庭」のような環境です。

  • 外部のウェブサイトから情報をリアルタイムに取得する(ウェブスクレイピング)
  • 大量のニュース記事を要約・分析する
  • 複雑な機械学習ライブラリを動かす

といった、外部世界との連携や高度なデータサイエンスが極めて苦手です。

Pythonの強み: 一方、PythonはAI開発やデータ分析の世界における「共通言語」です。

  • 世界中のあらゆるWebサービス(API)と簡単に接続できる
  • scikit-learnTensorFlowといった膨大なAI・機械学習ライブラリが揃っている
  • データの整形・分析・可視化を数行のコードで実現できる

結論は明確です。それぞれの得意なことを分業させます。

  • Python: 外部情報の収集・高度なAI分析を行う**「頭脳」**
  • MQL5: MT5上で売買を高速・確実に実行する**「手足」**

この**「頭脳」と「手足」を分離して連携させる**ことこそが、次世代AI EAを構築するための鍵となります。


 

5-2. 構築の全体像:PythonでAI分析→シグナルをファイル出力→MQL5で読み取り実行

 

では、どうやって「頭脳」であるPythonと「手足」であるMQL5を連携させるのか。最もシンプルで堅牢なのが**「ファイル受け渡し方式」**です。

Data Warehouse Architecture

Licensed by Google

① Pythonスクリプト(頭脳)の仕事 VPS上で24時間稼働するPythonスクリプトが、AI分析のすべてを担います。

  1. APIなどを通じて、外部から情報(例:経済ニュース、SNSの投稿)を取得する。
  2. 取得した情報をOpenAI APIに渡し、分析させる(例:「この記事はドル円にポジティブか?」)。
  3. 分析結果に基づき、「BUY」「SELL」「HOLD」のいずれかの最終判断を下す。
  4. その判断結果を、たった一言だけ、signal.txtというシンプルなテキストファイルに書き込む。

signal.txt(司令書)の役割 このテキストファイルが、頭脳と手足を繋ぐ唯一の「司令書」です。中身はBUYSELLHOLDのいずれか。非常に単純な仕組みのため、エラーが起きにくく安定しています。

③ MQL5 EA(手足)の仕事 MT5上で稼働するEAの仕事は、驚くほど単純になります。

  1. 数秒に一度、VPS上にあるsignal.txtファイルを読み込みにいく。
  2. ファイルの中身がBUYなら、買い注文を出す。
  3. ファイルの中身がSELLなら、売り注文を出す。
  4. ファイルの中身がHOLDなら、何もしない。

このEAは、なぜ買うのか、なぜ売るのかを一切知りません。ただ、「司令書」に書かれた命令を忠実に実行するだけの兵士なのです。


 

5-3. 具体例:X(旧Twitter)のセンチメント分析をトレード判断に加える方法

 

この仕組みを使った具体例として、X(旧Twitter)上の市場心理(センチメント)を分析してトレードするAI EAを考えてみましょう。

【Pythonスクリプト(頭脳)の具体的な動き】

  1. 情報収集: XのAPIを使い、「”ドル円” “急騰”」といったキーワードを含む直近100件のツイートを収集する。
  2. AIによる分析: 収集したツイート一つひとつを、OpenAI API(GPT-4oなど)に投げ、センチメントを分析させる。

    【OpenAI APIへのプロンプト例】

    以下のFX関連ツイートは、ドル円相場に対して「強気」「弱気」「中立」のどれですか?一言で回答してください。

    ツイート:「日銀の介入警戒感が後退して、ドル円は一気に150円を突破しそうだな!」

  3. 集計と判断: ChatGPTからの回答を集計し、「強気」が70%、「弱気」が10%、「中立」が20%といったセンチメント比率を算出する。
  4. 司令の発行: 「強気」が圧倒的であればsignal.txtBUYと書き込み、「弱気」が支配的であればSELLと書き込む。

【MQL5 EA(手足)の動き】 signal.txtを定期的にチェックし、書かれている司令通りに売買を実行する。

これにより、テクニカル指標だけでは捉えきれない、市場に渦巻く人々の「感情」や「期待感」をトレードロジックに組み込むという、まさにAIならではのアプローチが実現できます。

※免責事項:これはあくまで概念実証の例です。実際の運用にはAPIの利用制限、誤情報への対策、厳密なテストが不可欠であり、利益を保証するものではありません。


 

5-4. 必要なスキルセットと学習ロードマップ

 

この挑戦的な開発には、相応のスキルが求められます。しかし、一つずつ学んでいけば、決して不可能な道のりではありません。

 

必須スキルセット

 

  • Pythonの基礎: 変数、ループ、関数、リスト、辞書といった基本文法。
  • APIの基礎知識: APIとは何かを理解し、requestsライブラリ等で情報を取得・送信できる。
  • OpenAI APIの利用経験: pip install openaiでライブラリを導入し、APIキーを使って簡単なリクエストが送れる。
  • サーバーの基礎知識: VPS上でPythonスクリプトを24時間動かし続けるための知識(systemdscreenコマンドなど)。
  • MQL5の基礎: ファイルの読み込みと、売買注文を出す関数の使い方(これはChatGPTに聞けばOK)。

 

学習ロードマップ(目安)

 

  • 1ヶ月目:Python基礎の完全マスター
    • Progateやドットインストール等の学習サイトで、Pythonの基礎文法を徹底的に学ぶ。
  • 2ヶ月目:API連携の習得
    • まずは天気予報など無料のAPIを叩いて、データの取得とJSON形式の扱いに慣れる。次に、OpenAI APIの公式ドキュメントを読み、サンプルコードを動かしてみる。
  • 3ヶ月目:「頭脳」スクリプトの開発
    • 自分のPC上で、情報収集から分析、ファイル出力までを行うPythonスクリプトを単体で完成させる。
  • 4ヶ月目以降:統合と長期テスト
    • 「手足」となるシンプルなMQL5 EAを作成。VPS上でPythonスクリプトとMT5を両方動かし、必ずデモ口座で、最低でも1ヶ月以上の長期テストを行う。

この道のりは決して平坦ではありません。しかし、ここで得られるスキルはFXの領域を遥かに超え、あなたの市場価値を大きく高める一生モノの資産となるはずです。

 

6. 作成したEAの品質を高め、収益化を目指す方法

 

EAのコードが完成し、エラーなく動くようになった——。しかし、それは壮大な旅の始まりに過ぎません。「動くEA」と「勝てるEA」の間には、天と地ほどの差があります。

この最終セクションでは、あなたのEAを凡百の作品から「本物」へと昇華させるための、プロが行う品質テストの手法、そしてその先にある「収益化」への道筋を解説します。


 

6-1. 勝てるEAの必須条件:MT5ストラテジーテスターでの徹底的なバックテスト

 

バックテストは、作成したEAが過去の相場で通用したかどうかを検証する、最初の、そして最も重要な関門です。ここを疎かにして、安定した利益を上げることは絶対にできません。

 

99.9%のモデリング品質でテストする方法

 

MT5のストラテジーテスターで何も考えずにバックテストを行うと、「モデリング品質」が30%程度にしかならないことがあります。これは、不完全な価格データに基づいた、全く信頼性のないテストです。美しい右肩上がりのグラフも、品質が低ければただの幻想に過ぎません。

「勝てるEA」を見極めるには、99.9%のモデling品質、つまり現実の相場をほぼ完璧に再現した環境でのテストが必須です。

▼ 99.9%品質を実現する手順

  1. ティックデータを取得する: TickDataSuiteのような専門ツールを導入するか、Dukascopyなどのブローカーが提供する高品質なヒストリカルデータをダウンロードします。これは、ローソク足だけでなく、一つ一つのティック(値動き)を記録した超高精度のデータです。
  2. MT5と連携させる: 取得したティックデータをMT5にインポートし、利用できる状態にします。
  3. テストを実行する: ストラテジーテスターの「モデル」設定で、**「全ティック or 全てのティックにもとづくリアルティック」**を選択してテストを実行します。

このテストには時間がかかりますが、これを行わなければ、あなたのEAの真の実力は永遠にわかりません。

 

ウォークフォワード分析による最適化

 

バックテストで良好な結果が出ても、一つの罠があります。それは**「カーブフィッティング(過剰最適化)」**です。過去のデータに対してパラメータを最適化しすぎると、その「過去の相場」にだけ特化したEAが完成し、未来の相場では全く通用しなくなります。

この罠を回避する手法が**「ウォークフォワード分析(WFA)」**です。これは、「最適化」と「テスト」を繰り返し、EAの真の頑健性(ロバスト性)をあぶり出す手法です。

▼ ウォークフォワード分析の概念

  1. 過去10年分のデータを、1年ずつ10個のブロックに分けます。
  2. 【最適化期間(In-Sample)】:最初の1年分(例:2015年)のデータで、最も成績が良くなるパラメータを探します。
  3. 【検証期間(Out-of-Sample)】:見つけ出した「最適パラメータ」を使って、次の未知の1年分(例:2016年)でEAを動かし、成績を評価します。
  4. 上記2と3を、期間を1年ずつずらしながら(2016年で最適化→2017年で検証…)最後まで繰り返します。

もし、最適化期間だけでなく、未知の検証期間でも一貫して利益が出ていれば、そのEAはカーブフィットしておらず、未来の相場でも通用する可能性が高いと判断できます。


 

6-2. リアルな相場で最終確認:デモ口座でのフォワードテスト

 

徹底的なバックテストとウォークフォワード分析をクリアしたEAは、いよいよ実戦投入です。しかし、いきなりリアルマネーを投じるのは無謀です。

その前に、**最低でも3ヶ月間、VPS上でデモ口座を使った「フォワードテスト」**を実施してください。

フォワードテストは、バックテストでは決して再現できない**「現実」**をEAに突きつけます。

  • サーバーとの通信遅延(レイテンシー)
  • 予期せぬスリッページ
  • 経済指標発表時のスプレッド拡大
  • ブローカーによる約定拒否

など、現実の相場で起こりうるあらゆる事象を乗り越え、バックテストに近い成績を維持できるか。この最終試験をクリアして初めて、あなたのEAはリアル口座で稼働させる資格を得るのです。


 

6-3. GogoJungleやnoteで自作EAを販売する方法と注意点

 

もしあなたが、ここまでの厳しいテストを乗り越える本物のEAを開発できたなら、その価値を収益に変える道が開けます。

GogoJungle(旧fx-on):

日本最大のEA・インジケーター販売プラットフォーム。厳しい審査と、Myfxbookによるリアル口座でのフォワード実績公開が求められるため、信頼性が高いのが特徴です。本気で販売するなら、まずここを目指しましょう。

note:

より手軽にデジタルコンテンツを販売できるプラットフォーム。出品は簡単ですが、信頼性は自分で証明する必要があります。まずはnoteで安価に販売し、実績を積んでからGogoJungleに挑戦するのも良いでしょう。

 

【最重要】投資助言・代理業に抵触しないための法的知識

 

自作EAの販売は、一歩間違えると金融商品取引法に抵触し、無登録営業として罰せられる可能性がある、極めてデリケートな行為です。

絶対に守るべき境界線は、あなたが**「投資助言」**を行わないことです。

▼ 安全に販売するための鉄則

  1. 「ツール」として販売する: あなたが売るのは、あくまでプログラムという「道具」です。投資判断を代理で行うサービスではありません。その旨を商品説明に必ず明記してください。
  2. 具体的な設定を推奨しない: 「今日の相場ならこの設定がおすすめです」「ドル円をONにしてください」といった、個別の投資判断に繋がるアドバイスは絶対に行わないでください。
  3. 継続的なサポートに注意: バグ修正などの技術的サポートは問題ありません。しかし、相場状況に応じたロジックのアップデートなどを継続的に行うと、「投資助言の提供」と見なされるリスクが高まります。「売り切り」のスタンドアローン型ツールであることが基本です。
  4. 免責事項を必ず記載する: 「本ツールは将来の利益を保証するものではありません。投資の最終判断は、利用者自身の責任で行ってください」という趣旨の免責事項は必須です。

EA販売を事業として本格的に考える場合は、必ず弁護士などの法律専門家に相談してください。このセクションは法的な助言ではなく、あくまで開発者が知っておくべきリスク喚起です。

 

7. まとめ:ChatGPTは最強の相棒。アイデアを形にしてFXトレードを自動化しよう

 

長い旅路、お疲れ様でした。

この記事では、FXの自動売買(EA)がいかにして「専門家だけの聖域」から「アイデアを持つ誰もが挑戦できる領域」へと変わったのか、その具体的な道のりの全てを解説してきました。

コード不要のツールを使った第一歩から、ChatGPTとの対話による本格的なMQL5コード生成、さらにはPythonと連携させた次世代AIの構築、そしてプロレベルの品質テストと収益化まで。

もはや、FXのEA自作において、プログラミングの知識は必須スキルではありません。

あなたの頭の中にある、

「こんな相場なら勝てるのに」

「このインジケーターの組み合わせは、誰も気づいていないはずだ」

というユニークなアイデアこそが、唯一無二の価値を持つ時代になったのです。

ChatGPTは、その価値あるアイデアを、寸分の狂いもないプログラムへと変換してくれる、まさに**最強の相棒(パートナー)**です。

もちろん、ChatGPTは「聖杯」を教えてくれる魔法の杖ではありません。EAの心臓部となる優位性のある戦略を考え出し、厳しいバックテストとフォワードテストでその価値を証明するのは、あなた自身の役割です。ほとんどのアイデアは、テストの過程で無残に散っていくでしょう。

しかし、それこそがトレーディングの本質です。そして今、あなたはその仮説検証のサイクルを、かつてないスピードと低コストで回すための武器を手に入れました。

さあ、この記事を閉じる前に、一つだけ行動を起こしてみませんか?

今すぐChatGPTの画面を開き、最初の質問を投げかけてみてください。

「FXのトレードロジックを考えています。移動平均線とMACDを使った、優位性のありそうなトレンドフォロー手法のアイデアを5つ提案して。」

そこから始まるChatGPTとの対話が、あなたのトレーダーとしての人生を、そして未来を大きく変えるかもしれません。

あなたのアイデアが、AIという翼を得て、相場という大空へ羽ばたく。

そんな新時代のトレーディングが、今、あなたの目の前にあります。

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