絵本せどりのコツを一言で言うと、利益商品は多い。差がつくのは仕入れではなく検品です。絶版になった絵本、シリーズのセット、仕掛け絵本は本の中でも単価が高いほうで、隣の児童書まで広げれば同じやり方が使えます。ハリー・ポッターの全巻セットは、何回売ったか分からないくらい売りました。
ただし絵本は「子どもが使う本」です。破れ、書き込み、シールの跡が本の中で最も多い。仕入れの段階でそれを見落とすと、売値の前提が崩れます。この記事は、私が本せどりの一部として絵本と児童書を回してきた側から、利益が出る型、検品の線、セットの組み方、そして冊数と状態を入れると純利が出る計算機で書いています。
絵本で利益が出る3つの型|絶版・セット・仕掛け絵本
| 型 | なぜ差が出るか | 私の実測 |
|---|---|---|
| 絶版 | 新刊で買えないのに、読み聞かせの定番として親が探し続ける。店は絶版かどうかを値札に反映しない | 絵本の利益商品で最も多い型。ブックオフの110円棚にも混ざる |
| セット | 単巻は送料で利益が消えるが、シリーズを揃えると単価が上がり、送料は1回で済む | 児童書も同じ。ハリー・ポッター全巻は何度も売った |
| 仕掛け絵本 | 飛び出す・引っ張る・音が出る。定価が高く、壊れやすいので完動品が少ない | 高い個体が多かった。ただし検品が本体 |
共通しているのは、3つとも「新品で買えない」か「揃っていない」から相場が上がっていることです。逆に、いま書店で買える単巻の絵本は、店頭価格とAmazonの差がほとんどなく、送料を引くと残りません。絵本せどりで「何を仕入れるか」は、この3つの型のどれに当てはまるかで決まります。
本のランキング基準は絵本にもそのまま使える
私がAmazonで本を回して持っている体感の線は、3万位以内なら1週間以内、6万位で10日前後、10万位で2週間以内、20万位で1ヶ月以内。それより下は目利きしないと売れ残ります。絵本もこの線で見ますが、絶版と仕掛け絵本は「常に品切れで、出品されたら即売れ」というパターンが多く、ランキングが低く見えても動きます。Keepaで出品者数と品切れ期間を見て、順位だけで捨てないのが絵本の読み方です。
検品|絵本は「子どもが使った本」なので、破れと書き込みが本体
絵本と児童書の検品で見るのは、一般の古本より多い。子どもが使うからです。
- 破れ。ページの角、見返し、仕掛けの可動部。仕掛け絵本は1か所壊れていれば「可」に落ちる。
- 書き込み。名前、落書き、シールとその跡。裏表紙の内側と最終ページに多い。
- 汚れと匂い。食べこぼし、水濡れの波打ち。
- セットの欠け巻。全巻セットは1巻欠けると単価が大きく落ちる。欠けを別の店で補充してから出す(家電の記事で書いた「揃っていないから安いものを自分で揃える」と同じ)。
私の線は「状態が可なら仕入れない」です。絵本は親が子どもに渡すものなので、状態への感度が一般書より高く、可の絵本は売値が良でも非常に良でもなく、可の相場になります。仕入れ値が安くても、送料を引くと残りません。
児童書は絵本と同じノリで回る|ハリー・ポッター全巻
絵本の棚の隣に児童書があります。読者層が上がるだけで、絶版・セット・状態の構造は同じです。ハリー・ポッターの全巻セットは、私が本せどりで何回売ったか分からない商品のひとつで、単巻で110円棚にある巻を拾い集めて揃えると、セットの相場で売れる。揃うまで数店舗回る必要があるので、セットは「店舗数を回れる人」の型です。店の回り方は店舗せどりのルート設計術に、ブックオフの値札の読み方はブックオフ値札シールの色・番号・黒丸の意味に書いています。
計算機|セットは「揃えるまでの冊数と店舗数」で決まる
セット販売の損益は、揃えるまでに何店舗回るかで変わります。冊数・1冊あたりの仕入値・セットの売値・手数料・送料・揃えるまでに回る店舗数と1店舗あたりの時間を入れると、純利と時給が出ます。初期値は入力例で、すべて入力値です。
結論|絵本せどりは仕入れより検品、単巻よりセット
- 利益が出るのは絶版・セット・仕掛け絵本。いま書店で買える単巻は差がない。
- ランキングの線は本と同じ。ただし絶版と仕掛けは品切れで動くので、順位だけで捨てない。
- 状態が可なら仕入れない。破れ・書き込み・シール跡が本の中で最も多いジャンル。
- 児童書は同じ構造。全巻セットは店舗数を回れる人の型。
絵本を本せどり全体の中でどう位置づけるか、FBAで赤字になる下限の売値は本せどりは稼げない?に、漫画のセット売りは漫画せどりの記事に分けています。

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