「アマコードってなに?」
「設定方法や使い方を教えて!」
「モノレートのように閉鎖する可能性はある?」
と考えていませんか?
アマコードは、バーコードをかざしたり商品名を入力するだけで、利益を予想できるアプリです。店舗せどりをやる人ならぜひ入れておきたいところです。
しかし設定や使い方に不安がある人もいるのではないでしょうか。特に設定を間違えていると利益計算に狂いが生じるので注意が必要です。
そこでこの記事では、以下のことを解説します。
- アマコードの設定方法
- 基本から応用までの使い方
- アマコードを使う際の注意点
アマコードを使ったことない人から普段から使っている人まで、この記事を読めば完全に使いこなせます!
ぜひ最後まで確認してみてください!
アマコードとは?30秒で概要を説明
アマコードとは、Amazonの商品をリサーチするためのせどりアプリです。
商品のバーコードをスマホカメラにかざしたり、商品名を検索したりするだけで、Amazonの価格と店頭の価格を比較&損益分岐点を計算してくれる優れものです。
似た機能をもつアプリはいくつか存在しますが、使いやすさや費用がかからないことからアマコードが圧倒的人気を誇ります。
細かい設定も可能で、初心者から上級者まで多くのせどらーに愛されています。店舗せどりを主戦場とする人なら必須のアプリを言えるでしょう。
【準備編】インストール&登録方法
まずはアマコードをスマートフォンにインストールします。
iPhoneの方はApple Storeで、Androidの方はGoogle Play Storeにアクセスして、検索窓に「アマコード」と入力します。
こちらのアプリが出てくるので「入手」をタップ。
インストールが完了したら、アカウントを作成します。以下の3つからアカウント作成方法を選びましょう。
- Googleでログイン
- Apple IDでログイン
- メールアドレスでログイン
アカウントを作成すると、以下の画面に入ります。これでアマコードを使用可能です。
【設定編】4つの設定を確認
次にアマコードの設定を確認します。自分が行っているせどりと設定がズレていると、正確に利益計算ができないので必ず確認しましょう。
以下の4つの設定を解説します。
- 基本設定
- 仕入れ設定
- バーコードリーダー設定
- アプリ設定
順に解説していきます。
1.基本設定
まずは基本設定を行いましょう。デフォルトの状態では、オフまたは0円になっています。
- STEP1大口出品者をオンAmazonせどりを行う人は基本オンにします。
- STEP2FBA出品者をオンFBAを利用する人はオンです。
FBAとは、Amazonが商品の在庫管理から発送までを請け負ってくれるサービスです。Amazonせどりでは定番の方法なので、ぜひ使いこなしましょう。
- STEP3出荷準備費用段ボールやクッション材など梱包にかかる料金を設定します。大した金額がかからない人は0円で設定して問題ありません。
2. 仕入れ設定
こちらは仕入れを決定する情報にかかわる重要な部分です。
- STEP1比較対象どんな商品と比較するかを設定します。
新品を主に扱う人は「新品最安値」中古を主に扱う人は「中古最安値」を選択します。
- STEP2カート優先値段比較の際にカートの値段を優先して表示するかです。FBAを利用する人は「カート優先」をオンにします。
- STEP3原価基準・原価基準値どちらも設定しなくて大丈夫です。
3. バーコードリーダー設定
バーコードを読み込むカメラの設定です。
- STEP1自動起動オンにすると、アマコードを起動した際に同時にカメラを起動します。カメラの起動が早くなりますが、バッテリーの消耗が激しいです。お好みで選んでください。
- STEP2簡易モード簡易モードはレビュー数や星の数の情報を取得しない代わりに、読み込みを早くする機能です。こちらもお好みで選んでください。
4. アプリ設定
最後にアプリケーション設定を確認します。
- STEP1アラート設定有効にすると、設定した条件になったときに通知がきます。細かい設定が可能なので、自分に合った設定を行いましょう。大量の商品をスキャンする際は有効が便利です。
- STEP2CVS文字コード商品・仕入れをCSVデータにする際の文字コードです。Shift-JISを選択しましょう。
- STEP3MWS API設定専用MWS APIの使用をオンにし、出品者IDとMWS認証トークンを入力します。こちらを入力するとアマコードの読み込みがかなり早くなります。しかし設定できるのはAmazon大口出品者のみです。
- STEP4出品数制限表示オンにすると、出品制限がある商品は「制限」と表示されます。年々、Amazonは規制が厳しくなっているのでオンにしましょう。仕入れてから制限商品なことに気が付くとAmazon以外で販売しなければなりません。
- STEP5検索履歴の削除タップすると検索履歴を削除できます。1度削除すると復元できないので、必要なとき以外は触らないようにしましょう。
【基本編】アマコードの使い方は2パターン
アマコードの基本的な使い方は以下の2パターンです。
- バーコード検索
- 商品検索
写真とともに分かりやすく解説するのでぜひ参考にしてください。
1. アマコードでバーコード検索する方法
アマコードのメイン機能であるバーコード検索の方法を解説します。手順は以下の通りです。
まずはこの画面をタップして検索画面を表示させます。
「カメラのアクセスを許可しますか?」とポップが出てくるので「はい」を押してください。この質問は初めてアプリを利用する人だけに表示されます。
次に商品のバーコードをカメラにかざし、出てきた検索結果を確認しましょう。写真のように緑の線が出れば、読み取れています。
検索結果を確認します。
①カテゴリのAmazonランキング
②レビュー評価とレビュー数
③JANコード
④カートの価格(左:販売価格 右:販売価格から手数料を引いた粗利)
⑤新品最安値(左:販売価格 右:販売価格から手数料を引いた粗利)
⑥中古最安値(左:販売価格 右:販売価格から手数料を引いた粗利)
検索結果をタップするとさらに細かい情報がでます。
⑦仕入れ設定(Amazon手数料などを設定できます)
⑧新品&中古出品者一覧
タップすると出品状況が一覧で表示されます。ただ、最新の情報とは異なる場合があるので、参考程度にとどめましょう。
- 参考価格:商品の定価
- 発売日:商品が登録されている場合に日付が表示される
- 損益分岐点:左の価格から手数料を引いた利益
- カート:表示されている商品が実際にカートを取得している商品
⑨各アイコン
タップすると、それぞれのサイトで読み取った商品の検索ページが表示されます。以前までモノレートの項目がありましたが、閉鎖されたので表示されなくなりました。
2. アマコードを商品名で検索する方法
バーコードでの読み取りができない場合は、商品名を検索することで情報を得られます。
こちらの検索窓に商品名を入力します。
検索結果の見方はバーコード検索を同様です。
【応用編】使いこなしたい3つの機能
アマコードには、使いこなせると仕入れを効率的に行える機能が3つあります。上級者向けですが、ぜひ取り入れていきましょう。
- ノート機能
- アラート機能
- 仕入れリスト機能
1つずつ解説します。
1. ノート機能
ノートは商品に対してメモを残せる機能です。たくさんの商品を取り扱っていると、細かい部分が分からなくなるので、重要な点はメモを利用しましょう。
メモの出し方は以下の通りです。
- STEP1商品のバーコードを読み取る
- STEP2検索結果をタップして仕入れ設定を開く
- STEP3下の方までスクロールする
以下のことをメモするのがおすすめです。
- リサーチした場所と日時
- 商品の価格帯
- 保証期間
- 付属品の有無
2. アラート機能
アラートは、自分が設定した条件下になると通知される機能です。細かい設定が可能で上級者向けですが、使えれば仕入れの効率がアップします。
アラート機能は検索画面のベルマークをタップすると出てきます。
アラート機能はアプリケーション設定からの変更も可能です。
3. 仕入れリスト
仕入れリストを作成すると、商品を一覧で見たり、CSVファイルに変換できます。仕入れた商品を一括で管理するのに役立つでしょう。
検索した商品を左にスワイプすると仕入れリストに追加できます。複数の商品を仕入れる場合に便利ですのでぜひ活用してください。
アマコードの見方
このパートでは店舗せどりをする時に、どうやって仕入れの判断を行うかを解説します。アマコードを使うことで仕入れ判断を効率化できますので、見方を覚えていきましょう。
価格差を見る
まずは手動またはバーコードリーダーを接続した状態で、スキャンを行います。スキャンすると検索結果が出るので、新品の場合は新品の価格を。中古の場合は中古の価格を比較します。
損益分岐点を確認
価格差が発生していたら、損益分岐点を確認します。この数値を見ることで手数料負けをするラインがわかります。損益分岐点よりも店頭価格が安ければ次の分析に移ります。
出品規制されていないかチェック
価格差があり、仕入れ対象となりそうな商品でも出品出来なければ意味がありません。自分が仕入れようと思ってる商品が出品できるかどうかを確認しましょう。出品規制はAmazonが提供しているAmazonSellerアプリで確認ができます。
モノトレーサーで回転率を計算
無料版を使っている場合、ランキングの推移を見ることが出来ません。なのでモノトレーサーというサービスを使って、商品がどれぐらいのスパンで売れているかを分析します。分析の結果、自分が余裕を持って処理をできるキャッシュフローの範囲で売れている場合、仕入れを行います。
仕入れを行い、想定した範囲で売れるか実験をする
せどりを行う上で重要なことは、理論値と実際の動きの乖離を埋めることです。モノトレーサーで分析をすれば過去にどれぐらいのスパンで、どれぐらいの数が売れたのかを計算することが出来ます。しかし実際に商品を仕入れてAmazonで販売し始めると、理論値と実際の動きが一致しない事を何度も経験するでしょう。この乖離を埋められるように、経験と分析を行います。
仕入れた商品の日付、それが売れたときの日付、最終的に獲得した利益。これらをデータとして管理していき、次の仕入れに反映させていきます。そうする事で失敗が少なくなり、どんどん仕入れが上手になっていきます。
アマコードを使う際の4つの注意点
アマコードは非常に優秀ですが、注意点も存在します。アマコードを利用する際はこちらの4つに目を通しておきましょう。
- メルマガが届く
- 間違いがある
- 不具合が多い
- 使えなくなる可能性がある
順に解説します。
1. メルマガが届く
アマコードに登録したメールアドレスにたくさんのメールが届きます。アマコードは無料アプリなのでその分仕方ないかもしれません。有益なメールであれば良いのですが、スパムっぽい内容のものも多いです。
他の重要なメールが埋もれるのは避けたい方は、あまり使っていない捨てアドレスを登録しましょう。また届いたメルマガから配信停止を手続きに進めるので、そちらを利用するのもおすすめです。
2. 間違いがある
アマコードは手数料計算やカテゴリ表示に間違いがある場合があります。なぜならAmazonの手数料はカテゴリで細かく分かれており、それによって手数料が変化するからです。
また最近では、モノレートが閉鎖した影響で価格が表示されない場合があります。そのため他のアプリも並行して利用するのがおすすめです。
以下に同じような機能でおすすめのツールを表でまとめました。ぜひ参考にしてください。
アプリ名 | 値段 | 特徴 |
Keepa | 無料 | ・価格推移がグラフで確認できる ・指定の価格で通知がる ・会員登録不要 |
Amacode pro | 4,980円/月 | ・アマコードの有料版 ・Keepaの売れ行きが確認できる ・アプリ内で出品できる ・電脳リサーチができる |
せどろいど(android版) せどりすと(iPhone版) |
無料 | ・アマコードと似た機能 ・キーワード検索が可能 ・本せどりで便利なOCR検索ができる |
3. 不具合が多い(代わりがある)
不具合が多く、使い物にならない場合があります。
すぐにアプリが落ちてしまったり、バーコードをうまく読み込めないことが多いです。そのため動作が安定しない時は代替アプリをおすすめします。
- Keepa
- モノトレーサー
リサーチができるアプリはいくつかあるので、自分に合うものを選んで使いましょう。
4. 使えなくなる可能性がある
アマコードは今後使えなくなる可能性もゼロとはいい切れません。なぜならアマコードはAmazonが提供しているアプリではないからです。
実際にAmazonの商品データを詳細にチェックできる人気サイト「モノレート」それに付随して「モノゾン」がAmazonの利用規約に違反しているとされ閉鎖されました。
同様に考えるとアマコードも閉鎖する可能性は十分にあります。ツールに頼り過ぎないせどりを確立するのが大切です。
アマコードが提供する独自の相場分析ツールは有料版でないと使えません。無料版だと取得できる機能に制限があります。メインのツールとして使う場合、無料版は役不足であると言えるでしょう。
まとめ:単一では微妙だが、組み合わせることで使えるせどりアプリになる
アマコードは単体だとあまり使い勝手が良くないせどりアプリです。しかし他社のせどりアプリと組み合わせて使うことで、分析レベルを深めたり、リスク管理をする上で役立ちます。記事の中で紹介した使い方を実際に手を動かしながら確認して、まずは使い方を覚えましょう。その上で自分なりのアマコードの活用方法を模索していきましょう。
アマコードは2022年にオークファンに事業譲渡されました。上場会社の管理下に入ったことで、今後は安定して開発と更新が期待できるかもしれませんね。
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