先に結論を書きます。自己アフィリエイトで原資を作るときの決まりは3つだけです。
①持ち出しゼロの案件しかやらない。②案件は額ではなく「月あたり利回り」で選ぶ。③承認されない可能性を計算に入れ、承認が一番確実な場所でやる。
私はこの3つを、1回の失敗で決めました。年会費29,700円のダイナースクラブカードを、50,000ポイントの案件だから差し引きプラスになると判断して申し込み、カードは発行され、通帳にも記載されたのに、最終的に承認されませんでした。問い合わせても結果は変わらず、年会費だけが出ていきました。この記事は、その計算をやり直したものです。
この記事は初心者の館のSTEP1(原資を作る)の中身にあたります。ブログの練習のための自己アフィリエイトではなく、次の段階の仕入れ資金を作るための自己アフィリエイトだけを扱います。
1. 自己アフィリエイトで何が起きているのか
クレジットカード会社や電力会社は、新規の契約者を1人連れてきた人に広告費を払います。その広告費の一部を、申し込んだ本人に戻す仕組みがポイントサイトであり、ASPのセルフバックです。呼び方が違うだけで、お金の出どころは同じ広告費です。
つまり、あなたが売っているのは「新規契約者1人分の枠」です。1つの会社につき基本的に1回しか売れません。家にある不用品と同じで、在庫には限りがあります。だから「どこで売るか」が効いてきます。同じ枠を、承認されない場所で使ってしまうと、その枠は二度と戻りません。ほとんどの案件は「初めて利用する方」が条件だからです。
2. 私の実測:ハピタス通帳の記録
私が使っているポイントサイトはハピタスだけです。2026年9月19日時点の通帳の数字をそのまま出します。
| 交換完了の合計(2023年3月〜2026年6月) | 300,000pt(30,000ptずつ10回、ほぼPayPay銀行へ現金化) |
|---|---|
| 未交換の残高 | 33,327pt |
| 判定中 | 8,771pt |
| 非承認になった案件 | 1件(ダイナースクラブカード・50,000pt) |
3年3か月で30万円を現金にしています。年にならすと9万円前後で、これだけで生活が変わる額ではありません。ただし元手はゼロで、1件あたりの作業は15分から30分です。仕入れ資金の最初の10万円を作る手段としては、これより確実なものを私は知りません。
中身は大きく2種類です。
電力会社の切り替え(5社・66,000pt)
| 電力会社 | 通帳記載日 | 承認日 | 承認まで | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| オクトパスエナジー | 2025/06/10 | 2025/08/01 | 52日 | 8,000pt |
| Looopでんき | 2025/08/08 | 2025/11/14 | 98日 | 15,000pt |
| 楽天でんき | 2025/11/01 | 2025/11/25 | 24日 | 20,000pt |
| Ribbon Energy | 2025/11/29 | 2025/12/26 | 27日 | 8,000pt |
| エネワンでんき | 2025/12/27 | 2026/01/31 | 35日 | 15,000pt |
5件とも承認されています。やり方と、同じ住所では一周しかできない話は電気の乗り換えの記事に書きました。
クレジットカードの発行
| カード | ポイント |
|---|---|
| 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド | 24,000pt |
| JCB一般法人カード | 18,000pt |
| 東急カード | 11,750pt |
| P-oneカード | 10,000pt |
| セブンカード・プラス | 8,700pt |
ポイント数は私が申し込んだ時点のものです。案件の額は毎週のように変わるので、いまの額は案件ページで確認してください。
3. 現金になるのはいつか
ここを曖昧にした記事が多いので、はっきり書きます。申し込みは今日できますが、現金になるのは1か月から3か月後です。
上の電力5件で、通帳に記載されてから承認されるまでの日数は24日から98日、平均で47日でした。承認されたポイントを銀行に交換して、やっと現金です。今週中に現金が要る人は、自己アフィリエイトではなく不用品販売を先にやってください。自己アフィリエイトは「今日種をまいて、来月から再来月に刈り取る」手段です。
だから順番は、今日このページの手順で2〜3件申し込む→承認を待つ間に不用品を売る→両方の現金が揃ったところで仕入れに進む、になります。
4. 決まり① 持ち出しゼロの案件しかやらない
冒頭のダイナースの話を、数字で見直します。
| 承認された場合 | 承認されなかった場合 | |
|---|---|---|
| 年会費29,700円・50,000ptの案件 | +20,300円 | −29,700円 |
| 年会費0円・10,000ptの案件 | +10,000円 | 0円(失うのは申込みの時間だけ) |
当時の私は上段の左側だけを見て申し込みました。見るべきだったのは右側です。持ち出しがある案件は、承認されなかった瞬間に赤字が確定します。この案件が割に合うには、承認される確率が 29,700÷50,000=59.4% を上回っている必要があります。そして承認するかどうかを決めるのは広告主で、申し込む側からは確率が見えません。
持ち出しがゼロなら、承認されなくても損失はゼロです。確率が見えなくても期待値はマイナスになりません。原資を作る段階の人が、原資を減らす可能性のある案件に手を出す理由はありません。
同じ理由で、次の案件は原資作りの段階ではやりません。
- 年会費が初年度からかかるカード
- 商品を買って、あとからポイントで戻ってくる形の案件
- FXや証券で「一定量の取引」が条件になっている案件(取引コストと値動きが持ち出しになり、額が事前に確定しない)
- 無料期間のあとに自動で課金が始まるサービス(解約を忘れた時点で持ち出しになる。やるなら申し込んだその場で解約日をカレンダーに入れる)
5. 決まり② 額ではなく「月あたり利回り」で選ぶ
ポイントを、承認までの月数で割ります。
月あたり利回り = ポイント ÷ 承認までの月数
上の実測だと、楽天でんきは20,000ptが24日で承認されたので月あたり約25,000円。Looopでんきは15,000ptでも98日かかったので月あたり約4,700円です。額は1.3倍しか違わないのに、利回りは5倍以上違います。
私の基準は、月あたり1万円を超えれば良い案件、5,000円が下限です。承認までの目安は各案件のページに書いてあります。原資を急いで作りたい段階では、承認が早い案件から先に申し込むほうが、手元の現金は早く増えます。
6. 決まり③ 承認されない可能性を計算に入れる
私は以前、ハピタスのほかにモッピー、げん玉、ニフティポイントクラブを併用していました。いまはハピタスだけです。理由は2つあります。
1つは管理です。4つのサイトで「どの案件をどこで申し込んで、いつ承認される予定か」を追うのは、得られる金額に対して手間が大きすぎました。
もう1つが承認です。モッピーでは、条件をこなしたのに履歴に何も残らないことがありました。履歴に残って、問い合わせをしても承認されなかったことも何度もあります。多くは動画配信などサブスク系の登録で、1件5,000ポイント前後でした。金額としての被害は小さいものの、「やったのに記録が残らない」が続くと、そのサイトで1万ポイントを超える案件を申し込む気にはなれません。
ハピタスで承認されなかったのは、上に書いたダイナースの1件だけです。ゼロではありません。ただ、持ち出しゼロの案件に絞って以降は、非承認で損をしたことがありません。
同じ案件でも、ポイントサイトによって提示額が数千ポイント違うことはあります。それでも私が額の高いサイトに乗り換えないのは、期待値で見ると逆転するからです。10,000ptで9割承認される場所と、12,000ptで7割しか承認されない場所なら、期待値は9,000円と8,400円です。しかも枠は1回しか使えません。
なぜポイントが付かないことが起きるのか、自分の側で防げる部分はどこまでかは、「モピられる」原因と対策の記事にまとめました。高額の案件を申し込む前に一度読んでください。
7. 計算機:その案件はやっていいか
案件ページの数字を入れてください。初期値はダイナースの件です。承認確率を100%から下げていくと、どこで赤字になるかが分かります。
| 承認されたときの手残り | — |
|---|---|
| 承認されなかったときの損失 | — |
| 損益分岐になる承認確率 | — |
| 期待値 | — |
| 月あたり利回り(期待値ベース) | — |
| 判定 | — |
期待値=ポイント×承認確率−持ち出し。承認確率は外からは分かりません。分からないからこそ、持ち出しを0にして「確率がいくつでも赤字にならない」形にするのがこの記事の結論です。
8. 手順:今日やること
- ハピタスに登録する。メールアドレスがあれば数分で終わります。登録の流れはハピタスの登録手順の記事に画面つきで書きました。
- 案件を2〜3件選ぶ。条件は、持ち出しゼロ・月あたり利回り5,000円以上・自分が初めて使うサービス。最初の候補はクレジットカードの発行と電力会社の切り替えです。
- 案件ページの「ポイント獲得条件」「却下条件」を画面ごと保存する。あとで問い合わせるときの証拠になります。
- ポイントサイトのボタンを押したら、寄り道せず申し込みを最後まで終わらせる。途中で別のサイトを開くと、経由の記録が上書きされます。
- 申込完了メールを、承認されるまで消さない。
- 承認されたら銀行に交換する。私は30,000ptたまるごとにPayPay銀行へ移しています。
クレジットカードは月に1枚まで
カードの申し込みの記録は、信用情報機関のCICに照会日から6か月間残り、カード会社は審査のときにそれを見ます。短期間に何枚も申し込むと、審査に通りにくくなります。審査に落ちれば案件は当然承認されず、枠だけ消費します。月に1枚のペースを上限にしてください。
9. 1回きりで終わらせない
自己アフィリエイトは一度きりの小遣い稼ぎだと言われますが、繰り返せるものがあります。
- 電力会社:引っ越して住所が変わると、もう一周できる余地が生まれます。2年おきに引っ越す単身者や転勤族に向きます。→ 電気の乗り換え
- 光回線:キャッシュバックを受け取りながら乗り換えていく。工事の立ち会いがあるぶん手間はかかります。→ 光回線の乗り換え
- 携帯回線:維持期間が明ければまた契約でき、金額はこの中で一番大きい。→ ケーコジ
どれも「インフラの固定費を、手間と引き換えに実質0円に近づける」という同じ考え方です。
10. ASPのセルフバックは使わなくていいのか
A8.netなどのASPにも、自分で申し込んで報酬を受け取れる「セルフバック」があります。もともとは、ブログで商品を紹介する人が、紹介する前に自分で試すための制度です。そのため登録時に自分のサイトのURLを求められるASPが多く、報酬の振込は確定した月の翌月末から翌々月になります。A8.netはサイトを持っていなくても登録できます。
これからブログやアフィリエイトを始めるつもりなら、ASPに登録してセルフバックを使う意味はあります。原資を作ることだけが目的なら、窓口を増やすほど管理の手間が増えるだけです。私が4つのポイントサイトを1つに絞ったのと同じ理由で、まず1か所で、承認まで一通り経験してください。
11. まとめ
自己アフィリエイトで売っているのは「新規契約者としての自分の枠」で、1社につき1回しか使えません。だから、持ち出しゼロの案件だけを、月あたり利回りの高い順に、承認が確実な場所で使う。私はダイナースの1件で29,700円を払って、この順番を覚えました。
現金になるのは1〜3か月後です。今日2〜3件申し込んで、待っている間に不用品を売ってください。10万円が手元にできたら、STEP2(仕入れて売る)に進めます。

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