筆塗りは稼げない。
僕はこのように一貫して主張し続けてきました。
リペアスクールに騙された方からの相談を受けていると、どの方も稼げないやり方を教えられています。
稼げないやり方とは筆塗りであり、筆塗りをマスターしてもブランドリペア転売で大きく稼ぐことは出来ません。
僕は稼いでるアカウントを分析し、大きな利益を上げているアカウントを把握しています。
その上で真実を述べますと、プラットフォームで月に100万以上利益が出ているアカウントはほとんどありません。
利益が出ているアカウントは実店舗で買い取りをしている業者のアカウントだったり、古物市場で仕入れた商品を転売しているアカウント、そして染め直しとリカラーを行っているアカウントです。リカラーというのは、元の色から別の色に塗り替える染色方法の事です。
不人気色を仕入れたり、汚れや色落ちしている品を仕入れて、染め替え(リカラー)を行うと見栄えが改善されます。安く仕入れをして、良品の相場に近い価格で売ることができるため、利益を出しやすい手法なのです。
ところが、この染め直しは人によって解釈に差異があり、賛否両論の手法です。肖像権の侵害や、正規店での修理を断られることを理由に、違法であると指摘している人がいるのです。
僕がブランドリペアを始めた時、最初に実践したのが筆塗りでした。オリジナルと同じ色で染め直す同色塗り。そしてオリジナルとは異なる色で染め直すリカラーの両方を経験。
これらを複数のプラットフォームと古物市場に出品をした所、問題を指摘されることはありませんでした。
その後、古物市場で仕入れをするようになると、染め直しをしたり、リカラーをした商品が出品されているのを何度も見るようになりました。
もしリカラーや染め直しが違法であるならば、取り扱いは禁止になるはずですし、出品を拒否されるはずです。
その後、様々な取引を経験した僕は、染め直しにしろ、リカラーにしろ、自社の基準に合致しているかしていないかで、取り扱われるかが決まることを知りました。
ある業者では基準外と判定されても、それは偽物というわけではなく、その業者さんの判定基準に合致しなかっただけなのです。実際、同じ商品を別の業者の鑑定に出すと、査定が通るというケースは何度も経験しています。
同色だろうが、染め替えだろうが、正規店以外の業者が手を付けた時点で基準外とする判定される事がある。ゆえに、人(会社)によってブランリペアの合法、違法についての解釈には差異が生まれるのです。
今回はリペアスクールでリカラーを学んだものの、数字が伸び悩んだお客様の成功体験を紹介します。
細野さんに相談をしようと思った理由は、私と同じ経験をされていたからです。
ブランド品のリペアは、色を染め直したり、染め替えることが修理方法と教えられていることが多く、私もそう習いました。
ですが、ライバルアカウントの分析をしても、筆塗りで大きな利益を出しているアカウントは見つけられませんでした。
スクールが稼げると謳っている方法に不信感を覚えるようになったのです。
そんな時に細野さんを偶然発見して、相談することに。
スクールで習ったことや、自分の悩みを伝えた所、やり方の問題点を指摘してくれました。
少ないパイを多くの人が奪い合っていると細野さんは話されていましたが、まさにその通りだと思いました。
「自分がどんな時に困るのかを考えれば、自ずと答えは出てくる」
相談の後で細野さんが話されていた事を自分でも考えた結果、より大きな市場規模を持つ、修理ビジネスにシフトすることを決めました。
そこから扱う商材を増やした結果、4ヶ月で月利20万を達成しました。
筆塗りをやっている時は、月2万稼げればいい方でした。
使っている時間や資金は変わらないのに、ここまでマーケティングプラン一つで結果が変わるのかと驚きました。
私のように筆塗りを頑張っているけど利益が伸びずに困っている方はとても多いと思います。
細野さんの活動は多くの人を救うと思うので、啓蒙活動を今後も頑張ってください。
リカラーは全く稼げないのではなく、利益を出すことは出来ます。しかし、作業量が膨大なのと、効率が良くない。
専業でやるのも相当大変だし、副業でこれを続けるのは困難。挫折者が続出していることを考えると、これは偶然ではなく、必然的な結果だと感じています。
転売ビジネスの良い所は、すでに市場があり、参入する前に分析ができることです。
分析をすれば、その手法がどれぐらいの売上を出していて、利益がどれぐらい出ているのかはわかります。
もしあなたが、今実践しているやり方で伸び悩んでたり、続けるべきか悩んでいるのであれば、市場調査をしっかりとやる事です。トッププレイヤーが稼げている手法は稼げるし、稼げてる人がいないやり方は稼げません。
ブランドリペアで稼いでる人は、ある程度の期間をプラットフォームで過ごした後、自社で販売ルートを構築したり、古物市場にシフトをしていきます。
そして仕入れも古物市場や買い取りがメインになっていきます。
筆塗りの市場は、需要として存在しますが、その規模は大きなものではありません。同色染め、リカラーに関係なく、この手法で大きく稼いでるアカウントは存在しないのです。
その理由は簡単で、実践をするとこのビジネスの実態がわかるからです。利益は出せても市場規模が小さすぎて、早い段階で頭打ちになってしまうのです。
ブランドリペアはある程度の資金規模を持つ人が取り組むべき手法だと考えています。資金が少ない人が取り組んでも効率的に増やしていけません。
それなら同じ資金でもっと効率的に稼げて、市場規模が大きい所にシフトしたほうが良くないですか?
これが今回僕が彼女に提案をしたマーケティングプランです。
筆塗りをやっていくとわかりますが、「これって本当にリペアなんかな?」という違和感を感じるようになります。
色を染め直すことで見栄えは改善されますが、商品の状態や機能は回復していません。あくまでも上から色を重ねているだけで、これを修理業と呼ぶのは無理があります。
一方で修理転売は実需に基づいた機能の回復を行う、正真正銘の修理業です。今後10年、20年と続く可能性が高く、一生の仕事として、年齢が高くなっても続けることが可能な商売です。
もしあなたが、合法なのか違法なのかよくわからん曖昧なビジネスに違和感を感じているのであれば、実需に裏付けられた実態のある堅実な商売にシフトすることを検討してみて下さい。
市場規模が小さい所で勝負をしてもお金は稼げません。市場があり、ライバルが少なく、今後も規模が拡大していく市場に参入をするから、後発でも稼げるのです。
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