「たかがおもちゃ」と笑う人間に、このリターンは掴めない。
もしあなたが、「S&P500」や「金(ゴールド)」を超えるパフォーマンスを叩き出す資産が、子供部屋のクローゼットに眠っていると言ったら信じますか?
多くの人がインフレや株価の乱高下に頭を抱える中、**「レゴ投資」という名の”現物資産”**に気づいた一部の投資家だけが、年利10%超えの堅実な成長を静かに享受しています。
「本当に儲かるのか?」
その疑いはもっともです。しかし、あなたがこの記事にたどり着いたのは、「市場の歪み」にチャンスがあることを本能的に察知しているからではないでしょうか。
レゴ投資の勝率は、ギャンブルではありません。
「廃盤(EOL)」という確定した未来と、世界中のコレクター需要に基づいた極めてロジカルな需給のパズルです。
この記事では、単なる転売ノウハウではなく、金融商品としてのレゴを徹底解剖します。
2025年から2026年にかけて価格高騰が約束されたような**「廃盤予定・最強選定リスト」**から、素人が陥る罠、そして最も利益を残す出口戦略まで。
あなたの部屋の空きスペースを、数年後に数倍の価値を生む「金の保管庫」に変える準備はいいですか?
データが導き出した、”勝てるレゴ”の全てをここに公開します。
1. レゴ投資とは?なぜ「おもちゃ」が資産になるのか
「おもちゃで資産形成」と聞くと、多くの人は鼻で笑うかもしれません。しかし、金融の世界では**「オルタナティブ資産(代替資産)」**として、ワインやアート、クラシックカーと並び、レゴが真剣な投資対象として認知され始めています。
なぜ、プラスチックのブロックが金(ゴールド)のような輝きを放つのか。その理由は、子供のおもちゃという枠を超えた「需給の歪み」と「絶対的なブランド力」にあります。ここでは、感情論ではなく数字とロジックでその実態を解明します。
1-1. 驚異の年利回り(CAGR)と市場データ
レゴ投資が最強たる所以は、株式市場の暴落時における「守りの強さ」と、廃盤後の「爆発的な攻撃力」を兼ね備えている点です。
- S&P500や金(ゴールド)との相関性の低さロシアの研究大学(HSE University)の有名な論文でも指摘されている通り、レゴの二次流通価格は株式市場の変動とほとんど相関しません。
例えば、S&P500が下落するような景気後退局面(リセッション)であっても、レゴの価格は独立して動きます。これは、レゴが「金融商品」ではなく、世界中のコレクターによる「純粋な所有欲」に支えられているためです。ポートフォリオの一部にレゴを組み込むことは、リスク分散(ヘッジ)として極めて有効に機能します。
- 過去の実績データ:年平均成長率(約8〜12%)の真実1987年から2015年までの長期データを分析すると、レゴの平均年間リターン(CAGR)は約11%を記録しています。これは同時期の米国株や債券の利回りを上回る数字です。
もちろん全てのセットが上がるわけではありませんが、適切な選定を行ったセットに関しては、発売定価の**200%〜500%**に達することも珍しくありません。銀行にお金を預けても金利が雀の涙ほどしかない現代において、この利回りは驚異的と言えます。
- 「廃盤(EOL)」が引き起こす価格高騰のメカニズムレゴ投資の核心は**「EOL(End of Life)」**、つまり生産終了にあります。
レゴ社は常に新しい商品を発売するため、古い商品は必ず廃盤になります。
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供給の停止: 公式ショップやAmazonから新品在庫が消える。
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需要の継続: 「あのセットが欲しかった」というコレクターや、後からファンになった層が市場に残る。
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価格の高騰: 供給ゼロ・需要アリの状態になり、未開封品の価格が必然的に釣り上がる。
この「供給が物理的に断たれる」という確定イベントこそが、レゴ投資の再現性を高めている最大の要因です。
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1-2. レゴ投資のメリット・デメリット
どんな投資にもリスクはあります。良い面ばかりを語る情報には注意が必要です。ここでは、レゴ投資のリアルな「光と影」を整理します。
メリット:再現性と楽しみ
- 再現性の高さ(誰でも勝てる):株式投資のように複雑な決算書を読む必要も、チャートに張り付く必要もありません。「人気があり、廃盤になるセットを、安く買って寝かせる」。このシンプルなルールを守るだけで、プロの投資家と同じ結果を出せます。
- 専門知識のハードルが低い:スター・ウォーズが好き、ハリー・ポッターが好きといった「ファンの知識」がそのまま投資の武器になります。「この機体は人気がある」という感覚が、どんな高度な分析ツールよりも役立つことすらあります。
- 楽しみながら資産形成(現物資産の魅力):最悪、値上がりしなくても「自分で組み立てて遊ぶ」「子供にプレゼントする」という出口があります。紙切れになる可能性がある株券とは違い、現物としての価値は決してゼロになりません。
デメリット:物理的制約と流動性
- 保管場所(スペース)問題:最大の敵は「家のスペース」です。利益が出る大型セット(例:スター・ウォーズ UCSシリーズやモジュラービルディング)ほど箱が巨大です。10箱、20箱と増えるにつれ、生活空間を圧迫し、家族からの冷ややかな視線に耐える必要が出てきます。
- 売却手数料と送料:Amazonやメルカリで売却する場合、販売手数料(約10〜15%)と、大きな箱を送るための送料がかかります。これらを差し引いても利益が出るように、仕入れ値を厳しく管理する必要があります。
- 流動性の低さ(すぐには現金化できない):スマホでタップすれば一瞬で現金化できる株とは異なり、レゴは「買い手が見つかるまで売れない」資産です。また、梱包や発送の手間も発生します。急な出費が必要になった際、即座に現金化しにくい点は理解しておく必要があります。
2. 失敗しない「値上がりするレゴ」の選定条件3選
投資対象としてのレゴ選びは、株式投資の銘柄選びに似ています。しかし、もっとシンプルです。見るべきポイントは「テーマ」「ミニフィグ(人形)」「廃盤時期」の3点に集約されます。
2-1. 【条件1】人気テーマとターゲット層
レゴには無数のシリーズがありますが、投資対象として見るべきは以下の「鉄板カテゴリー」です。これらは共通して、子供ではなく**「金払い・大人のファン」**をターゲットにしています。
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「スター・ウォーズ(UCS)」「アイコンズ」「アイデア」が鉄板である理由
- スター・ウォーズ UCS(Ultimate Collector Series):大人のための超巨大・高額シリーズです。定価で数万円〜10万円超えもザラですが、世界中に熱狂的なコレクターがいます。「ミレニアム・ファルコン」や「デストロイヤー」など、象徴的な機体は廃盤後に必ずと言っていいほど値上がりします。
- アイコンズ(旧クリエイターエキスパート):「モジュラービルディング(街並みシリーズ)」や「名車シリーズ」が該当します。これらは一度買い始めると「揃えて並べたい」という強いコレクション欲求を刺激するため、過去作への需要が途絶えません。
- アイデア(Ideas):ファンの投票から商品化されるシリーズです。版権元が多岐にわたり(映画、ドラマ、アートなど)、生産期間が短い傾向にあるため、希少価値がつきやすい特徴があります。
- AFOL(大人のレゴファン)を狙え:財布の紐が緩い層をターゲットにする投資の基本は「誰に売るか」です。お小遣いで買う子供向けセット(レゴシティなど)は、廃盤になっても親が「高いから別の新しいのにしなさい」と言えば終わりです。
しかし、**AFOL(Adult Fan of LEGO)**は違います。彼らは自分の稼ぎで趣味に没頭するため、欲しい廃盤セットがあれば、定価の2倍、3倍であっても躊躇なく購入ボタンを押します。この「可処分所得の高い層」に向けた商品を仕込むのが勝利の方程式です。
2-2. 【条件2】限定ミニフィグとピース単価
箱を開けてブロックを組まなくても、中に入っている「人形(ミニフィグ)」だけでセット価格の元が取れてしまう。そんな逆転現象がレゴ投資では頻繁に起きます。
- セット価格よりも「ミニフィグ単体の取引価格」に注目するレゴ投資家の間では「ミニフィグ株」という言葉があるほど、特定の人形の価値は重要です。
例えば、巨大なセットにしか付属しない「キャプテン・レックス」や「特定のジェダイ」などは、そのフィギュア単体で数千円〜1万円以上の値がつくことがあります。セット全体が値下がりしても、中のフィギュアが高騰していればリスクヘッジになります。BrickLink(世界最大のレゴ取引所)などで、フィギュア単体の相場を確認する癖をつけましょう。
- 版権物(ディズニー、マーベル)の強さオリジナルキャラクターよりも、映画やアニメのライセンス商品(版権物)の方が圧倒的に強いです。なぜなら、レゴファンだけでなく「マーベルファン」「ディズニーファン」という外部の巨大な需要を取り込めるからです。特にスパイダーマンやアイアンマンの限定スーツ版などは、常に高値で取引されています。
2-3. 【条件3】「廃盤予定(EOL)」のタイミング
「いつか上がる」ではなく「いつ上がるか」を知るために、EOL(End of Life=生産終了)の情報を掴むことは必須です。
- 「寝かせる期間」は平均2〜3年買ってすぐに売る転売とは異なり、レゴ投資は熟成が必要です。
一般的に、廃盤から1年目は「市場在庫の消化期間」です。小売店のクリアランスセールなどで価格が安定しません。
本格的に価格が上昇し始めるのは、市場から新品が完全に消え、Amazonのマケプレ価格が定価を超え始める廃盤2年目以降です。この2〜3年という期間を「資金拘束」と捉えるか、「果実が育つ時間」と捉えるかで勝敗が分かれます。
- 廃盤直後の「クリスマス需要」と数年後の「希少価値」の使い分け出口戦略には2つの波があります。
- 第1波(短期):廃盤直後のクリスマス「子供へのプレゼントに約束していたのに、廃盤でどこにも売っていない!」という親御さんの駆け込み需要です。ここで定価の1.5倍程度で売り抜けるのが短期決戦型です。
- 第2波(長期):廃盤3年後以降のコレクター需要市場在庫が枯渇し、「幻のセット」として扱われ始める時期です。定価の2倍〜3倍、伝説的なセットならそれ以上を狙えます。
資金効率を重視するなら第1波で回転させ、利益の最大化を狙うなら第2波までじっくり寝かせる。自分の資金状況に合わせて戦略を選びましょう。
3. 【2025-2026年版】今仕込むべき「最強レゴ投資」推奨セットリスト
レゴ投資で成功する鍵は、資金規模に合わせたポートフォリオの構築です。高額な大型セットで一撃の利益を狙うか、小型セットで回転率を高めるか。ご自身の予算に合わせて選定してください。
3-1. 鉄板の高額セット(ハイリスク・ハイリターン)
1箱で数万円〜数十万円の利益を狙える「王道」の投資対象です。保管スペースを大きく占有しますが、そのリターンは圧倒的です。
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LEGO 10305 ライオン騎士の城(Lion Knights’ Castle)
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推奨理由: レゴ創業90周年を記念して発売された、歴代最高傑作の城セット。過去、キャッスルシリーズの大型セット(例:王様の城)は例外なく高騰しています。
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投資予測: このセットは「ノスタルジー(懐古)」と「圧倒的な完成度」を兼ね備えており、AFOL(大人のファン)からの需要が永遠に尽きません。廃盤後、市場在庫が枯渇すれば、現在の定価(約5万円前後)から20万円台〜30万円台への高騰も現実的なラインと予測されます。まさに「持っているだけで勝てる」現物資産です。
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LEGO 75331 レイザークレスト(UCS)
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推奨理由: スター・ウォーズ実写ドラマ『マンダロリアン』の主役機。劇中でこの機体が完全に破壊されてしまったため、今後リメイクされる可能性が低く、「在りし日の姿」としてのメモリアル的な価値が付加されています。
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投資予測: UCS(アルティメット・コレクター・シリーズ)は箱が巨大すぎて、一般の転売ヤーが敬遠する傾向にあります。つまり**「競合が少なく、将来的な供給が絞られる」**ということです。数年寝かせることで、コレクターが喉から手が出るほど欲しい希少品へと化けます。
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LEGO 76178 デイリー・ビューグル(Daily Bugle)
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推奨理由: これは「ビル」を買うセットではありません。**「25体のミニフィグを買うセット」**です。パニッシャー、デアデビル、ブレイドなど、このセットでしか入手困難なレアキャラが大量に含まれています。
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投資予測: マーベル映画の新作が公開されるたびに、関連するキャラの相場が上がります。建物自体も高さ82cmと象徴的であり、マーベルファンにとっては「聖典」のような存在。バラ売り(パーツ売り)しても元が取れるほど、分解価値が高い安全資産です。
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3-2. 中価格帯・堅実な成長株
予算1〜4万円程度で、保管もしやすく、流動性(売れやすさ)も高いバランス型です。
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LEGO 21335 灯台(Motorized Lighthouse)
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推奨理由: 実際に電動で光り、レンズが回転するギミックを搭載。レゴファンだけでなく、インテリアや雑貨を好む層からの「指名買い」が入る珍しいセットです。
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投資予測: 「アイデア」シリーズの中でも特に独自性が強く、類似品が出にくいデザインです。廃盤後は「あのお洒落な灯台が欲しかった」というインテリア需要により、静かに、しかし確実に価格が上昇していくでしょう。
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LEGO 75304 ダース・ベイダー ヘルメット
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推奨理由: ヘルメットコレクションの中で最も象徴的な「ベイダー卿」。スター・ウォーズを知らない人でも認知しているアイコンです。
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投資予測: ヘルメットシリーズは「並べて飾りたい」というコンプリート欲求を強く刺激します。シリーズの他の商品が廃盤になるにつれ、センターを飾るこのセットの重要度が増します。常に一定の取引量があるため、現金化したい時にすぐ売れる「流動性の高さ」も魅力です。
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3-3. 穴場の低価格帯・回転率重視
数千円から始められ、お小遣い稼ぎや投資の練習に最適。しかし、侮るなかれ。ROI(投資利益率)で言えば、大型セットを超える**「化け物」**が潜んでいます。
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ブリックヘッズ(BrickHeadz)シリーズ
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推奨理由: 手のひらサイズで保管場所を圧迫せず、単価も安いため大量仕入れが可能です。特に「ディズニー」「スター・ウォーズ」の限定ペアパックや、季節限定品(ハロウィン、クリスマスなど)は鉄板です。
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投資予測: 廃盤になると、定価2,000円程度のものが平気で5,000円〜8,000円に跳ね上がります。利益率は200%超えも珍しくありません。「アソーカ・タノ」など、コアな人気キャラが出た時は即確保案件です。
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スピードチャンピオンシリーズ
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推奨理由: 実車のライセンス商品(日産、フェラーリ、ポルシェなど)です。自動車メーカーとのライセンス契約が終了すると再販が不可能になるため、強制的に「絶版」となります。
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投資予測: 過去に「日産 GT-R ニスモ(76896)」が廃盤後に急騰したように、人気車種は必ず上がります。特に日本車(JDM)や映画『ワイルド・スピード』関連の車両は、海外需要も凄まじいため、メルカリだけでなくeBay輸出なども視野に入れた「世界通貨」として機能します。
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4. 利益を最大化する「仕入れ」と「保管」の極意
レゴ投資の勝敗は、リサーチが5割、仕入れが4割、保管が1割で決まります。特に仕入れ価格を10%下げることは、売値を10%上げるよりも遥かに簡単で確実です。
4-1. 定価で買うな!安く仕入れるルート・時期
「欲しいから買う」のは消費者です。「安いから仕込む」のが投資家です。以下の3つのルートを駆使し、実質仕入れ単価を極限まで下げてください。
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Amazonプライムデー、楽天スーパーセール、トイザらス・クリアランスの活用法
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Amazon: 年に数回あるプライムデーやブラックフライデーは、廃盤間近のセットが30〜40%OFFで放出される「ボーナスタイム」です。Keepaなどのツールで価格履歴を確認し、底値で拾ってください。
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楽天: 「ショップ買いまわり」と「SPU(スーパーポイントアップ)」を組み合わせることで、実質20%〜30%のポイント還元を受けられます。見かけの価格ではなく、**「ポイント差し引き後の実質価格」**で判断しましょう。
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トイザらス: 実店舗やオンラインの「クリアランスセール」は宝の山です。特に「末尾が6円や8円」の価格設定は最終処分価格のサイン。廃盤品が投げ売りされているケースが多々あります。
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- 「レゴ・インサイダーズ(旧VIP)」のポイント2倍キャンペーンを狙う公式ストア限定商品(D2Cセット)は、Amazon等では定価以上で売られていることが多いため、公式サイト一択です。
通常は5%還元ですが、不定期開催の**「ポイント2倍キャンペーン(Insiders 2x Points)」**の期間中に仕込めば、実質約10%の還元が得られます。10305「ライオン騎士の城」のような高額セットは、このタイミング以外で買ってはいけません。
- 楽天リーベイツ等のポイントサイト経由で実質購入単価を下げるこれが初心者と上級者の差です。レゴ公式ストアで購入する際、直接サイトに行くのはNGです。
必ず「楽天リーベイツ」や「ハピタス」などのポイントサイトを経由してください。これだけで**「さらに数%」のポイントが上乗せ**されます。
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クレカのポイント
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レゴ公式のポイント
- ポイントサイトのポイントこの**「ポイント3重取り」**を徹底することで、損益分岐点を下げ、多少の相場下落でも赤字にならない強固なポジションを築けます。
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4-2. 箱のコンディションと保管方法
レゴ投資において、**「外箱=商品の一部」**です。中身が未開封でも、箱に大きな凹みや日焼けがあれば、コレクター市場での価値は3割〜5割減となります。
- 「箱の傷=価値の毀損」:Amazon配送のリスクと対策Amazonは配送が早い反面、梱包が雑な場合があります(レゴの箱に直接伝票を貼って送ってくる等)。
これを防ぐための裏技が**「ギフト設定(有料)」**です。数百円かかりますが、確実に別の段ボールに入れて梱包されます。「投資商品を保護するための保険料」と考えれば安いものです。届いたらすぐに検品し、角潰れがあれば躊躇なく交換対応を求めてください。
- 湿気と日光対策:段ボール保管と除湿剤の活用コレクターは箱の状態に異常なほど神経質です。「未開封・美品(MISB)」として最高値で売るために、以下の環境を徹底してください。
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日光(UV)遮断: 紫外線はパッケージの色を退色させます。絶対に窓際に置かず、遮光性のある段ボールの中に入れて保管してください。
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湿気対策: 日本の湿気は天敵です。箱にカビが生えたり、ふやけたりしたら価値はゼロです。床に直置きせず(スノコやラックを使用)、段ボール内には**「シリカゲル(乾燥剤)」**を必ず同梱してください。
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積み重ね厳禁: 横置きで何段も積み重ねると、一番下の箱が重みで潰れます。棚を使って荷重を分散させるか、縦置き保管を検討してください。
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5. 出口戦略:いつ、どこで売るのが正解か
レゴ投資のゴールは「高く売ること」ではありません。「手元に残る利益(純利益)を最大化すること」です。そのためには、各プラットフォームの特性と手数料構造を完全に理解しておく必要があります。
5-1. 売却プラットフォームの比較と手数料
あなたの「資金規模」と「かけられる手間」によって、選ぶべき戦場は異なります。
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Amazon(FBA):回転率は早いが手数料と保管料が高い(大口・ガチ勢向け)
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メリット: 圧倒的な集客力。商品をAmazonの倉庫に送るだけ(FBA)で、梱包・発送・クレーム対応を全て代行してくれます。数十個単位で在庫を捌くならAmazon一択です。
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デメリット: 手数料が重いです。販売手数料(約10〜15%)に加え、FBA配送代行手数料、在庫保管手数料がかかり、最終的に売上の**20〜25%**程度が引かれる計算になります。また、新規出品者の規制も厳しく、アカウント維持の難易度が高いのが現状です。
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メルカリ・ヤフオク:手数料10%だが、顧客対応と発送の手間あり(小口・初心者向け)
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メリット: スマホ1つで誰でも始められます。手数料はメルカリが10%、Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)なら5%と比較的安く済みます。特にヤフオクは、超レアな廃盤品の場合、オークション形式で相場以上の価格に跳ね上がる可能性があります。
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デメリット: 全て自力です。購入者とのやり取り、梱包資材の準備、発送作業など、数が増えると「労働」になります。副業として月5〜10個程度を売るなら、ここが最も利益率が高いプラットフォームです。
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買取専門店(カメレオンクラブ、まんだらけ等):即金性は高いが買取価格は市場価格の5〜7割
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メリット: 「即金」と「時短」です。ダンボールに詰めて送るだけで、数日後には現金が振り込まれます。箱にダメージがある場合や、大量の在庫を一気に処分したい時に重宝します。
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デメリット: 買取価格は、市場相場の**50%〜70%**程度に買い叩かれます。店側の利益が乗るため当然です。「利益は減ってもいいから、部屋をすぐに片付けたい」という緊急時の最終手段として考えてください。
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5-2. 「売り時」の見極め方
「いつ売るか」は、あなたの資金繰り(キャッシュフロー)戦略に依存します。
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廃盤直後の高騰(ショートレンジ) vs 廃盤3年後の枯渇(ロングレンジ)
- ショートレンジ(廃盤後1年〜1年半):廃盤直後のクリスマスシーズンに売ります。利益率は+30%〜50%程度ですが、資金回収が早いため、その現金を次の投資に回せる(複利効果)メリットがあります。資金が少ないうちは、この「短期回転」で雪だるま式に種銭を増やすのが正解です。
- ロングレンジ(廃盤後3年以上):市場から新品が完全に消滅し、価格が2倍、3倍になるのを待ちます。保管スペースと資金に余裕がある人の戦略です。寝かせれば寝かせるほど希少価値は上がりますが、資金が長期間ロックされる点に注意が必要です。
- 再販(リプリント)リスクへの対応策:ポートフォリオの分散レゴ投資最大のリスク、それは**「再販(リバイバル)」**です。
稀にですが、レゴ社は過去の人気セットをほぼ同じ仕様で再販することがあります(例:サターンV、ボトルシップなど)。再販されると、高騰していた旧版の価格は大暴落します。
- 対策: 1つのセットに全財産を突っ込まないこと。「スター・ウォーズ」「アイデア」「ハリー・ポッター」など、ジャンルを分散させることで、万が一どれか1つが再販されても、ポートフォリオ全体で利益を出せるように設計してください。再販情報は噂レベルで流れることが多いので、常にアンテナを張っておくことも重要です。
6. AIが分析する「レゴ投資」の未来と注意点
「レゴ投資はもう遅いのか?」
AIが出した答えは「No」です。ただし、「勝ち方」は変わりました。かつてのように、適当な人気セットを買えば誰でも儲かる時代は終わり、データと戦略に基づいた選球眼が求められる時代が到来しています。
6-1. 競合増加と「転売ヤー」の影響
SNSやYouTubeでレゴ投資の情報が広まった結果、参入者が増え、市場にはある変化が起きています。
- 誰もが知っているセットは値上がりが鈍化する傾向例えば、『ホーム・アローン』や『ゴッホ 星月夜』のような超有名・一般層向けセットは、多くの転売ヤーが「これは上がる」とこぞって買い込みます。
結果どうなるか? 廃盤後、全員が一斉に売りに出すため、供給過多で価格が上がりません(値崩れすら起きます)。これを「転売ヤーの共倒れ現象」と呼びます。
これからの投資で重要なのは、**「大衆が群がるセットを避ける」**という視点です。
- 「逆張り」の思考:発売時に不人気だったセットこそ化ける歴史は繰り返します。過去、発売当時に「不人気」「高すぎる」と酷評されたセット(例:旧モジュラービルディングの『マーケットストリート』や『カフェコーナー』)ほど、現在では数十万円という伝説的なプレミア価格になっています。
なぜか? 当時誰も買わなかったため、現存数が極端に少ないからです。
「今の人気ランキング」ではなく、「将来の希少性」を買う。発売時に話題にならなくても、コアなファンには刺さるニッチなセット(逆張り銘柄)にこそ、次のビッグチャンスが眠っています。
6-2. データで見る資産価値の維持
感覚や勘に頼る投資はギャンブルです。プロは常にデータを見ます。
- BrickEconomy(海外データサイト)の活用推奨レゴ投資家のブルームバーグとも言えるサイト、それが**「BrickEconomy」**です。
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そのセットの現在の市場価値
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廃盤予測日(Retirement Date)
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過去の価格推移グラフ
- AIによる将来価格予測これらが全て無料で見られます。英語サイトですが、翻訳ツールを使ってでも必ずチェックしてください。「何となく上がりそう」ではなく、「AIが年利15%成長と予測しているから買う」という根拠を持つことが、握力を強くします。
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- インフレヘッジとしての現物資産(レゴ)の有効性2025年以降も続く世界的なインフレ。現金の価値は目減りし続けています。
レゴはプラスチック(原油)から作られており、原材料費や物流費の高騰に合わせて、新品定価自体が年々値上げされています(これを「価格改定」と呼びます)。
新品定価が上がれば、過去の廃盤品の相場も底上げされます。つまり、レゴを持つことは、**「インフレリスクを商品の値上がりが吸収してくれる」**ことを意味します。銀行預金で資産を溶かすリスクを回避するシェルターとして、レゴという現物資産は極めて有効に機能し続けるでしょう。
7. まとめ:まずはこの1箱から始めよう
この記事を読み終えた今、あなたの目にはレゴが単なるブロックではなく「未開封の金融資産」として映っているはずです。
しかし、知識だけでは1円も増えません。まずは**「テストマーケティング」**として、リスクの低い1箱を買ってみることから始めてください。
- 初心者が最初に買うべきテスト用セットの提案いきなり数万円の「ライオン騎士の城」を買う必要はありません。まずは**「レゴ スター・ウォーズ バトルパック(定価3,000円前後)」**を1つ買ってみてください。
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理由1: 圧倒的に回転が早い(トルーパーのミニフィグは複数体並べる需要があるため)。
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理由2: 失敗してもダメージがランチ数回分。
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理由3: 箱が小さく、送料が安い(「宅急便コンパクト」や「ゆうパケットプラス」で送れる)。
これを1つ買い、半年〜1年寝かせ、メルカリで売ってみる。この「仕入れ→保管→販売」の一連のサイクルを肌で感じる経験こそが、将来の数百万円の利益を作る土台になります。
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- レゴ投資は「好き」を兼ねた投資が最強である理由最後に、レゴ投資が他のどの投資よりも優れている点をお伝えします。それは**「最悪のケースでも、手元に最高のおもちゃが残る」**ということです。
株券が紙切れになればただのゴミですが、レゴはもし値下がりしても(あるいは売り時を逃しても)、自分で組み立てて楽しむことができます。子供へのプレゼントにしても喜ばれます。
「儲かったらラッキー、ダメでも楽しい」
この精神的な余裕(ヘッジ)があるからこそ、狼狽売りをせず、長く持ち続けることができます。そして、長く持てる人だけが、数年後の大きな果実を手にできるのです。
さあ、今すぐAmazonや楽天を開き、あるいは近くのトイザらスへ足を運び、あなたの最初の一箱を探しに行きましょう。
宝の地図は、もうあなたの手の中にあります。



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