電話番号だけを無料で手に入れる方法は、私が調べた範囲では、いまは存在しません。IP電話でも維持費ゼロの番号は取れなくなりました。だからこの記事は「無料の番号の見つけ方」ではなく、番号の月額を乗り換えのキャッシュバックで相殺して、通信費ごと実質0円にする方法を書きます。私はこれをケーコジ(携帯の乗り換え)として2015年から断続的に、2023年からは自分で管理して回しています。
「電話番号 取得 無料」で検索する人の用途は、私の見るところ3つです。ネットで物を売るときの連絡先として番号が要る、開業や口座開設で番号が要る、私用と分けたい番号がもう1本要る。どれも「番号そのもの」ではなく「月額を払いたくない」が本音のはずなので、月額を消す方法を先に書きます。
結論:無料の番号を探すより、乗り換えで月額を消すほうが早い
番号を1本持つと、どの会社でも月額が出ます。その月額を12倍した年額と、1年に1回の乗り換えで受け取るキャッシュバックを比べてください。私の直近の実測では、UQモバイルで1回4万円から、ワイモバイルで2万5,000円からのキャッシュバックが出ています(2023年以降、SIM単体契約、最安プランに戻す前提)。最安プランの年額より大きければ、番号は実質無料どころか手残りが出ます。
ここで「無料の番号」と「実質0円の番号」の違いを書いておきます。無料の番号は、誰かがコストを負担しない限り成立しません。実質0円の番号は、キャリアが新規獲得に払う予算を自分が受け取ることで成立します。前者は探しても見つからず、後者は探せば毎週見つかります。
自分の数字で確かめる:番号1本の年額と、乗り換え1回のキャッシュバック
月額は、自分が契約するつもりの最安プランの数字を入れてください。キャッシュバックは、初期値に私の実測の下限を置いています。案件によって変わるので、見つけた案件の数字に置き換えてください。
番号の年額と乗り換えの手残り計算機
番号1本の月額(円・最安プランで)
1回の乗り換えで受け取るキャッシュバック(円)
1年に乗り換える回数(回)
乗り換え1回にかかる費用(円・事務手数料や維持を求められたオプション)
差引がマイナスになるのは、乗り換えの費用が大きいか、キャッシュバックの小さい案件を選んだときです。その場合は案件を選び直すか、月額の安いプランに戻せていないかを確認してください。私の実測では、契約時に真ん中のプランやオプションを組まされることがあり、プランは契約後に最安へ変更し、オプションは店から言われた維持期間を守ってから解約しています。
やり方:手配師は要りません。週末の出張店舗で足ります
ケーコジの記事は手配師(案件を紹介する人)目線で書かれることが多く、そのハードルで止まる人がほとんどです。番号1本を実質0円にするだけなら、手配師は不要です。
週末か祝日に、家電量販店、ショッピングモール(地方ならイオンなど)、ホームセンターに行くと、通路に陣取っている携帯会社の出張店舗が高い確率で見つかります。出張店舗は予算を確保して大々的にキャンペーンを打っているので、そこで条件を聞くのが最も簡単で再現性が高い方法です。一定の人口がいる街なら全国で成立し、私も多くの人が成立させているのを見てきました。
| 順 | やること | 注意点 |
|---|---|---|
| 1 | 乗り換え元の番号(弾)を用意する | 私は日本通信やイオンモバイルなどの格安SIMで作っています。既に持っている番号を使うなら、この工程は不要です |
| 2 | 週末に出張店舗で条件を聞く | SIM単体契約のほうが条件が良いことが多い。端末は買わない |
| 3 | 契約後、プランを最安に変更する | オプションは店から言われた維持期間を守ってから解約 |
| 4 | 半年維持して、次の会社へ乗り換える | 短期で繰り返すと契約できなくなる(ブラック)ことがある。私はドコモで2回戦目に審査落ちした |
私の現在の回し方は、UQモバイルを半年維持してpovoへ、ワイモバイルをUQへ、povoをワイモバイルへ、という循環です。番号1本を実質0円にするだけなら、ここまで組む必要はなく、年に1回の乗り換えで足ります。
やってはいけないこと:名義と回線数の上限
キャッシュバックが大きいからと回線を増やすと、上限に当たります。私は再開当初にドコモ5回線・au5回線・ワイモバイル5回線を半年運用しましたが、いまは規制と審査で、UQ2回線・ワイモバイル1回線まで減っています。単身で名義が1つしか使えない私は不利な条件で、年間の期待値は10万円を割ると見ています。
番号が欲しいだけの人は、ここを読んで安心してください。1回線・年1回でよいなら、上限に当たることはまずありません。回線を増やしたい人は、名義の数が上限を決めることを先に知っておいてください。
用途別:番号を何に使うか
| 用途 | 私の扱い | 関連する記事 |
|---|---|---|
| ネットで物を売るときの連絡先 | 私用と分けた回線を1本、実質0円で維持する。自分の店を持つなら、その番号を表記に使う | Yahoo!ショッピング有料化で解約した理由 |
| 取引先への営業電話 | 卸に営業をかけたとき、アルバイトの携帯代は全額こちらで負担した。営業用の番号は私用と分ける | ネッシーは仕入れ先ではなく名簿です |
| 通信費そのものを0円にしたい | 番号1本ではなく、家の光回線と電気まで含めて乗り換えを回す | ケーコジ/光回線乞食/電気乞食 |
よくある質問
IP電話なら無料で番号が持てませんか
私が調べた範囲では、いまは維持費ゼロで番号を持てるIP電話はありません。
乗り換えは面倒ではありませんか
契約は半年に1回か年に1回なので、私は大変だとは感じていません。手間の中身は、出張店舗で話す時間と、契約後にプランを最安に戻す操作です。
キャッシュバックはいつまで続きますか
分かりません。代理店は規制で数字が取れなくなると条件を緩める傾向があると私は見ていて、だから止めずに続けています。条件が悪い時期は年1回に減らし、良い時期に戻ってきます。
※本記事のキャッシュバックの額、回線数、審査の結果は、私が2023年以降に自分で契約して得たものです。案件の条件、審査基準、各社の規約は変わります。契約前に、その店で提示される条件と、プラン変更・解約の条件を必ず確認してください。

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