勉強しない大人の末路|リターンが見えないのは、統計的に正しい感覚です

QOL

この記事は全面的に書き直しました。前の版は「手遅れになる前に」「残酷な現実」と脅す記事でした。そして、同じ記事の中で数字が矛盾していました。紹介文には「1日わずか6分」、本文には「1日たったの13分」と書いてありました。

正しいのは13分です。出典は総務省の社会生活基本調査です。そして、その数字を調べていくうちに、脅す必要がないことが分かりました。

勉強のリターンが見えないのは、あなたの怠慢ではありません。統計にそう出ています。

先に、立場を明かします

私の立場 中古品の売買を国内で20年近く続けています。会社に勤めていません
この記事の根拠 総務省「社会生活基本調査」、厚生労働省「能力開発基本調査」「雇用動向調査」、ハローワーク、国税庁です(10章)
書かないこと 「これをやれば稼げる」という断定。私は他人の収入を保証できません
売っているもの この記事にはありません。本文中の宣伝は0本です

1. 先に結論を書きます

1-1. 順番が逆になっています

よくある助言 この記事の見方
まず勉強しろ。そうすれば道が開ける 勉強の成果を受け取る窓口が先です。窓口がないところに投げても、返ってきません
やる気の問題だ やらない理由の上位に「評価されない」「効果が定かでない」が並んでいます(3章)
資格を取って転職しろ 転職で賃金が増えるのは40.5%です。減るのが29.4%あります(4章)

1-2. データが言っていること

調査 数字
社会生活基本調査(総務省・令和3年) 学習・自己啓発・訓練は1日13分。5年前も13分で、増減0分
能力開発基本調査(厚労省・令和6年度) 自己啓発を行う上で「自己啓発の結果が社内で評価されない」16.9%、「コース受講や資格取得の効果が定かでない」11.6%
雇用動向調査(厚労省・令和6年) 転職して賃金が増加40.5%、変わらない28.4%、減少29.4%

3つ目が特に重いです。転職は、6割は「増えない」という賭けです。そして年齢によっては、増えるより減るほうが多くなります(4-2)。

1-3. だから、この記事が提案すること

勉強を増やす前に、勉強の結果が数日で返ってくる場所を1つ作る。それだけです。

やること
2章 「勉強しない」の実数を確認します。9割ではありません
3章 やらない理由の一覧を見ます。ここに答えが混ざっています
4章 回収手段としての転職が、数字でどう見えるか
5章 学習の投資を、2つの数字で判定します
6章 私の場合。20年やってきた側から見た数字
7章 小さく始めるときの設計
8章 費用が理由なら、公的な制度があります

2. まず、「勉強しない」の実数を確認します

2-1. 1日13分。そして5年前も13分でした

総務省の社会生活基本調査(令和3年)から、10歳以上の週全体平均です。

行動 2016年 2021年 増減
学習・自己啓発・訓練(学業以外) 13分 13分 0分
テレビ・ラジオ・新聞・雑誌 2時間15分 2時間8分 −7分
休養・くつろぎ 1時間37分 1時間57分 +20分
趣味・娯楽 47分 48分 +1分

「最近みんな勉強しなくなった」ではありません。5年間、1分も変わっていません。増えたのは休養・くつろぎの20分です。

2-2. 「9割が勉強しない」も、正確ではありません

過去1年間に何らかの学習をした人の割合(行動者率)は、こうです。

2016年 2021年
全体(10歳以上) 36.9% 39.6%
30〜34歳 40.2% 47.3%
35〜39歳 38.8% 45.4%
40〜44歳 35.1% 39.9%
45〜49歳 34.5% 38.1%

4割です。9割ではありません。そして5年前より上がっています。特に30代の上昇幅が大きく、30〜34歳は7.1ポイント上がっています。

労働者に絞った数字もあります。厚生労働省の能力開発基本調査(令和6年度)では、自己啓発を実施した労働者は36.8%(正社員45.3%、正社員以外15.8%)でした。

2-3. 何を学んでいるかも出ています

種類 男性の行動者率 女性の行動者率
パソコンなどの情報処理 20.1% 13.0%
家政・家事 17.7%
英語 13.5% 12.2%
人文・社会・自然科学 11.9%
商業実務・ビジネス関係 11.5%
芸術・文化 12.5%

目的も調べられています。調査の結果では、「パソコンなどの情報処理」「商業実務・ビジネス関係」は「現在の仕事に役立てるため」が最も高く「英語」「芸術・文化」「人文・社会・自然科学」は「自分の教養を高めるため」が最も高くなっています。

ここが2章でいちばん大事な行です。学んでいる人は、すでに「何のために学ぶか」を分けています。仕事に効かせるものと、教養として楽しむもの。分けていない人が、リターンを問い続けることになります。

2-4. 前の版の数字を訂正します

前の版に書いてあったこと 訂正
「平均勉強時間は1日わずか6分」(紹介文) 13分です。同じ記事の本文には13分と書いてありました
「9割の社会人が勉強しない」 行動者率は39.6%、労働者の自己啓発実施率は36.8%です
「生涯年収で1億円以上の差」 出典を確認できませんでした。削除します
「学習意欲が世界最低レベル」「読書量は月1冊未満が過半数」 同じく確認できませんでした。削除します

3. やらない理由の中に、答えが混ざっています

厚生労働省の能力開発基本調査に、「自己啓発を行う上での問題点」という項目があります。令和6年度の結果です。

3-1. まず、8割が「何か問題がある」と答えています

何らかの問題があるとした割合
労働者全体 79.2%
正社員 82.9%
正社員以外 70.2%

3-2. 内訳の全部を出します

正社員の回答です(複数回答)。

問題点 正社員 正社員以外
仕事が忙しくて自己啓発の余裕がない 55.9% 35.3%
家事・育児が忙しくて自己啓発の余裕がない 26.3% 33.3%
費用がかかりすぎる 25.7% 26.8%
どのようなコースが自分の目指すキャリアに適切なのかわからない 22.1% 24.0%
自分の目指すべきキャリアがわからない 19.8% 23.0%
自己啓発の結果が社内で評価されない 16.9% 11.4%
適当な教育訓練機関が見つからない 14.3% 16.8%
コース等の情報が得にくい 12.1% 14.3%
コース受講や資格取得の効果が定かでない 11.6% 10.5%
休暇取得・定時退社・早退・短時間勤務の選択等が会社の都合でできない 8.5% 5.5%

3-3. 上の3つと、下の6つは、種類が違います

種類 項目 性質
資源が足りない 時間55.9%、家事・育児26.3%、費用25.7% 増やせば解決します。ただし増やせるとは限りません
行き先が分からない どのコースが適切か22.1%、目指すべきキャリアが分からない19.8% 時間を増やしても解決しません
回収できない 社内で評価されない16.9%、効果が定かでない11.6% 本人にはどうにもなりません

「勉強してもリターンがない気がする」という感覚は、下2つのことです。そして、統計に項目として立っています。あなたが最初に思いついたことではなく、多くの人が同じことを答えています。

3-4. 「評価されない」の意味

16.9%という数字は、小さく見えるかもしれません。ただ、これは「評価されないから自己啓発ができない」と答えた人の割合です。評価されないと感じている人の割合ではありません。

この項目が言っていること
勉強したことを金額に変える判断をするのは、自分ではありません
判断する人が「評価しない」と決めたら、そこで終わります
だから、勉強と収入の間に、他人が1人挟まっています

これが、この記事のいちばん重要な1行です。会社の中では、学習の成果を受け取る窓口を自分が持っていません。持っているのは他人です。

4. では、転職はどうか

「社内で評価されないなら、外に持っていけばいい」は、正しい発想です。数字を見ます。

4-1. 転職して賃金がどう動くか

厚生労働省の雇用動向調査(令和6年)です。転職入職者の、前職と比べた賃金の変動です。

割合 うち1割以上
増加 40.5% 29.4%
変わらない 28.4%
減少 29.4% 21.7%

増えるのが4割、変わらないのが3割、減るのが3割です。そして減った人のうち大半が「1割以上の減少」です。

なお、令和6年は良い年でした。「増加」から「減少」を引いた差は11.1ポイントで、前年(令和5年)の4.8ポイントから改善しています。それでも約3割は減っています。

4-2. 年齢で反転します

年齢 増加 減少 増加−減少
25〜29歳 46.3% 29.2% +17.1
35〜39歳 45.5% 24.3% +21.2
45〜49歳 46.4% 23.8% +22.6
50〜54歳 39.0% 28.2% +10.8
55〜59歳 27.4% 36.6% −9.2
60〜64歳 13.6% 60.9% −47.3

55〜59歳で反転します。60〜64歳では、6割が減ります。「勉強して転職する」という回収経路には、期限があるということです。

4-3. そもそも、給料を理由に辞める人は1割です

同じ調査の、前職を辞めた理由です(令和6年)。

理由 男性 女性
給料等収入が少なかった 10.1% 8.3%
労働時間、休日等の労働条件が悪かった 8.6% 12.8%
職場の人間関係が好ましくなかった 9.0% 11.7%
会社の将来が不安だった 7.4% 5.1%
仕事の内容に興味を持てなかった 4.4% 3.6%
能力・個性・資格を生かせなかった 3.8% 3.7%

いちばん下の行を見てください。「能力・個性・資格を生かせなかった」で辞める人は、3.8%です。勉強した成果を持って出ていく、という形の転職は、実際にはほとんど起きていません。

4-4. そして、この表に載っていないコストがあります

統計に出ないもの
新しい環境に慣れるまでの時間と消耗
人間関係を一から作り直すこと
合わなかったときに、前の会社には戻れないこと

3行目が重いです。転職は、やり直しがききません。この点は5-4でもう一度扱います。

5. 学習の投資を、2つの数字で判定します

ここからが、この記事で提案する測り方です。当サイトでは、物販の判断に「利益 ÷ 拘束日数」という見方を使っています。学習にも、同じ形の割り算が使えます。

5-1. ①学んでから、結果が返ってくるまでの日数

経路 結果が返ってくるまで
社内で評価される 評価と昇給のサイクル1回分。多くの会社で半年から1年です
資格を取って転職する 学習期間+転職活動。数か月から1年以上かかります
小さく売ってみる 数日です。売れたか、売れなかったかが出ます

5-2. ②その結果を判定するのは誰か

経路 判定する人
社内で評価される 上司と人事です。3-4のとおり、他人が1人挟まっています
資格を取って転職する 採用する側です。同じく他人です
小さく売ってみる 買う人です。他人ですが、判定が「買うか買わないか」の1つだけです

3行目の他人は、あなたの人格も、勤務態度も、社内の力関係も見ません。値段と物だけを見ます。だから、判定の理由が分かります。

5-3. 3つを並べます

経路 ①日数 ②判定者 外したときに残るもの
社内評価 半年〜1年 上司・人事 使った時間。理由は開示されないことが多いです
資格→転職 数か月〜1年以上 採用側 受験料・教材費・時間。戻りません
小さく売る 数日 買う人 売れ残った物。売れば一部は戻ります(5-4)

「ビジネスのほうが儲かる」とは書きません。書いているのは、①が短く、②の理由が分かる、という2点だけです。学習を続けられるかどうかは、この2点で決まると私は考えています。

5-4. やり直しコスト率

当サイトでは、仕入れの判断に「やり直しコスト率」という数字を使っています。

やり直しコスト率
いま売ったらいくらか ÷ 買った値段
この率が高いほど、間違えても元に戻せます

3つの経路に、この率を当てます。

投じたもの やめたときに戻るか
転職 戻りません。前の会社に戻る選択肢がありません
資格の受験料・教材費 戻りません
売るために仕入れた物 売れば一部戻ります。物によって率が違います

これが「失敗してもダメージが浅い」の中身です。気合の問題ではなく、投じたものが形として残っているかどうかです。

5-5. 「教養として学ぶ」なら、この判定は要りません

2-3で見たとおり、学んでいる人はすでに分けています。「英語」「芸術・文化」「人文・社会・自然科学」は「自分の教養を高めるため」が最も高い。

教養として学ぶものに、回収の話を持ち込む必要はありません。回収を問い始めた時点で、それは投資です。投資なら、5-3の表で測ってください。分けないまま「リターンがない」と悩むのが、いちばん消耗します。

6. 私の場合

6-1. 立場

私は20年近く、中古品を仕入れて売っています。会社に勤めていません。だから、私が学んだことは、全部この2つで測られてきました。

私の場合
①日数 数日です。仕入れて出品して、反応が出るまで
②判定者 買う人です。私の勤務態度は関係ありません

6-2. 数日で分かる、ということの意味

起きること
この商材は反応が強い、弱い、が数日で出ます
だから、間違えた判断を数日で捨てられます
私は損切りが速いほうで、1週間以内に現金化することもあります

これが5-1でいちばん言いたかったことです。フィードバックが速いと、学習の回数が増えます。1年に1回しか答え合わせできない場所と、1週間に1回できる場所では、5年後の差が桁で違います。

6-3. ただし、儲かるとは書きません

書かないこと 理由
「これをやれば月◯万円」 他人の収入を保証できません
「誰でもできる」 私は続けられましたが、それは相性です
「会社をやめるべき」 やめる必要はありません。むしろ、やめないほうが5-4の率が高くなります

3行目が大事です。給料が入ったまま小さく試すのは、いちばんやり直しコスト率が高い形です。会社を辞めてから試すのは、その逆です。

6-4. 私が向いていなかったもの

公平のために書きます。私はブランド品の転売から離れました。稼げなかったからではありません。撮影して出品する反復が自分に合わず、人を雇って解決しようとして、人件費と家賃で逆ザヤになりました。

つまり、5-1と5-2で測ると良く見える経路でも、続けられるかどうかは別です。そこも数日では分かりません。そこだけは、年単位でしか分かりませんでした。

7. 小さく始めるときの設計

7-1. 最初にやることは、勉強ではありません

家にある不要品を、1つ売ってください。

なぜこれが最初か
仕入れがゼロなので、やり直しコスト率を考える必要がありません(5-4)
数日で結果が出ます(5-1)
売れなくても、失うのは時間だけです

7-2. その1回で、何を学んだことになるか

やったこと 身についたこと
値段を決めた 相場を調べる方法。これが仕入れ判断の土台になります
写真を撮って説明を書いた 買う人が何を見て決めるか
梱包して送った 送料と手数料が利益をどれだけ削るか
売れた/売れなかった 自分の見立てが当たったかどうか。他人の評価ではありません

4行目が本題です。教材を1冊読んでも、この1行は手に入りません。

7-3. 続けるかどうかは、自分の数字で決めます

出す数字
1件あたりの粗利(売価 − 手数料 − 送料 − 仕入れ)
1件あたりにかかった時間(実際に計ってください)
粗利 ÷ 時間 = その1件の時給

この数字は、誰にも聞かなくても出ます。そして、他人の意見で変わりません。会社の中の学習と、いちばん違うのはここです。

7-4. 続けるなら、届出があります

継続して事業として行う場合、国税庁の案内はこうです。

個人事業の開業・廃業等届出手続
「事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください。」

注意
1件売っただけで届出が必要になるわけではありません。「事業」に当たるかどうかの判断が要ります
中古品を反復して仕入れて売る場合は、古物営業法の許可の要否も別に確認が必要です(11章)
個別の判断は、税務署や所轄の警察署にご確認ください。私は判定していません

8. 費用が理由なら、公的な制度があります

3-2の3位は「費用がかかりすぎる」25.7%でした。ここは、公的な制度で下げられる部分があります。

8-1. 教育訓練給付金

ハローワークインターネットサービスの説明
「働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるものです。」

種類 給付率
専門実践教育訓練 最大80%
特定一般教育訓練 最大50%
一般教育訓練 20%

8-2. 専門実践教育訓練の段階

条件 給付率 年間上限
受講・修了 50% 40万円
資格取得などをして、修了日の翌日から1年以内に雇用された場合など 70% 56万円
さらに、訓練修了後の賃金が受講開始前と比べて5%以上上昇した場合 80% 64万円

3行目に注目してください。「賃金が5%以上上昇した場合」という条件が制度に入っています。つまり、制度をつくった側も、勉強が賃金に反映されるとは限らないことを前提にしています。

8-3. ただし、これは費用の話です

この制度で下がるもの 下がらないもの
受講費用(3-2の3位) 「社内で評価されない」16.9%、「効果が定かでない」11.6%(3-2の下位)

費用が理由なら使ってください。ただし、リターンが見えないことが理由なら、この制度では解決しません。そこは5章の判定に戻ります。

対象は雇用保険の被保険者などで、加入期間の条件があります。専門実践は受講開始日の2週間前までにハローワークで受給資格確認の手続きが要り、訓練前キャリアコンサルティングも必要です。詳細と最新の条件は、ハローワークでご確認ください。

9. まとめ

この記事で書いたこと
2章 1日13分。5年前も13分でした。行動者率は39.6%で、9割ではありません
3章 やらない理由に「社内で評価されない」16.9%、「効果が定かでない」11.6%が立っています
4章 転職での賃金は増加40.5%、変わらない28.4%、減少29.4%。55〜59歳で反転します
5章 判定は2つ。結果が返ってくるまでの日数と、判定するのが誰か
6章 私の場合、数日で分かります。ただし儲かるとは書きません
7章 最初にやることは勉強ではなく、1つ売ってみることです
8章 費用が理由なら公的制度があります。リターンが理由なら、解決しません

全部を1行にすると、こうなります。

勉強が続かないのは意欲ではなく、結果を受け取る窓口を自分が持っていないからです。窓口を1つ作ると、勉強する理由のほうが後から来ます。

9-1. 「末路」について

この記事のURLには「末路」という言葉が入っています。そう検索して来られた方が多いからです。だから最後に、その言葉に答えます。

よく言われる末路 この記事の見方
手遅れになる 4-2のとおり、転職での回収には55歳前後という反転点があります。ただしそれは「転職での回収」の話です
取り残される 行動者率は4割です。6割は同じところにいます。差がつくとしたら、量ではなく、回収の窓口を持っているかどうかです
収入が上がらない 勉強しても上がらないことがある、というのが3-2と4-1の数字です。上がらないのは勉強しなかったからとは限りません

脅す必要はないと思います。数字を見ると、脅されている側のほうが正確に現実を見ています。

9-2. 今日からの1手

家にある不要品を1つ、値段をつけて出してみてください。

それだけです。この記事の判定は、全部そこから始まります。数日で答えが出て、判定するのはあなたを知らない他人で、外しても失うのは時間だけです。

やってみた結果 分かること
売れた あなたの値付けが当たりました。7-3の割り算をしてください
売れなかった 値段か、見せ方か、そもそも需要か。3つのどれかです。次はそこを調べる理由ができました
面倒でやらなかった それも答えです。この経路は合いません。5-5に戻って、教養として学ぶ形に切り替えてください
会社の勉強を続けたい それでいいと思います。ただし8-2の3行目のとおり、賃金に反映される保証はありません。そこを分かったうえで続けるほうが、消耗しません

10. 出典

出典 この記事で使った箇所
総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果 結果の概要」(PDF) 学習・自己啓発・訓練(学業以外)の週全体平均が2016年・2021年とも13分であること、テレビ等2時間8分・休養くつろぎ1時間57分・趣味娯楽48分、行動者率39.6%(2016年36.9%)、年齢階級別行動者率、種類別行動者率(男性のパソコンなどの情報処理20.1%等)、種類別の目的(2-1・2-2・2-3・5-5)
厚生労働省「令和6年度『能力開発基本調査』の結果について」(PDF) 自己啓発を実施した労働者36.8%(正社員45.3%、正社員以外15.8%)、自己啓発を行う上で何らかの問題があるとした者79.2%、問題点の内訳(仕事が忙しくて余裕がない55.9%、家事・育児26.3%、費用がかかりすぎる25.7%、どのようなコースが適切かわからない22.1%、目指すべきキャリアがわからない19.8%、社内で評価されない16.9%、効果が定かでない11.6%ほか)(2-2・3章)
厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況 3 転職入職者の状況」(PDF) 転職入職者の賃金変動(増加40.5%・変わらない28.4%・減少29.4%、1割以上の増加29.4%・1割以上の減少21.7%)、年齢階級別の増加−減少(55〜59歳−9.2、60〜64歳−47.3ほか)、前職を辞めた理由(給料等収入が少なかった 男10.1%・女8.3%、能力・個性・資格を生かせなかった 男3.8%・女3.7%ほか)(4章)
ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付金」 制度の目的、3種類の給付率(専門実践 最大80%・特定一般 最大50%・一般 20%)、専門実践の段階(50%/年間上限40万円、資格取得等で70%/56万円、賃金5%以上上昇で80%/64万円)、受給資格確認と訓練前キャリアコンサルティング(8章)
国税庁「A1-5 個人事業の開業届出・廃業届出等手続」 「事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください」(7-4)

統計は更新されます。この記事の数字は、社会生活基本調査が令和3年、能力開発基本調査が令和6年度、雇用動向調査が令和6年のものです。制度の条件も改定されます。実際に判断する前に、リンク先の原文をご確認ください。個別の事案が制度の対象になるかどうかを、私は判定していません。

11. あわせて読む

記事 どこがつながっているか
SESから社内SEへ|厚労省の通達に書いてある「あなたの時給」 3-4の続きです。自分の時給が誰にどう決められているかを、通達の原文で確認しています
古物商許可はせどりに必要か 7-4の続きです。許可が要る3つの条件と、費用の内訳
利益率の考え方 7-3の割り算を、もう少し細かくした記事です
電脳せどりとは 7章のあと、続けると決めた場合の入口です
会社員以外の生き方 6-3の3行目と逆の選択をする場合。会社を辞めるかどうかの話です

12. この記事について

立場 中古品の売買を国内で20年近く続けています。会社に勤めていません
根拠 総務省・厚生労働省・ハローワーク・国税庁の公表資料です。数字はすべて原文のものです(10章)
実測なのはどこか 6章です。「数日で反応が分かる」「損切りが速く、1週間以内に現金化することもある」「ブランド品では人を雇って逆ザヤになった」の3点です
私の解釈である部分 5章の判定軸そのものです。統計の数字から私が組み立てた見方で、どこかに書いてあるものではありません
訂正したもの 「1日わずか6分」→13分。紹介文と本文で数字が食い違っていました(2-4)
削除したもの 「9割の社会人が勉強しない」「生涯年収で1億円以上の差」「学習意欲が世界最低レベル」「読書量は月1冊未満が過半数」。いずれも出典を確認できませんでした
設計を変えたところ 前の版は「末路」を6つ並べて脅す構成でした。この版は、やらない理由の統計から始めています。脅す代わりに、判定の道具を渡す形にしました
書かないこと 収入の保証、「誰でもできる」、「会社を辞めるべき」。3つ目については、辞めないほうが有利だと書いています(6-3)
専門家ではない部分 税理士でも社会保険労務士でもありません。開業届の要否も、給付の対象かどうかも、判断していません
本文中の宣伝 0本です

前の版は、勉強しない人を脅す記事でした。この版が書いたのは、勉強のリターンが見えないという感覚のほうが、統計的には正確だということです。だから、感覚を疑うのではなく、リターンが返ってくる場所を1つ作るほうを提案しています。

 

── 無料メール講座(全6章・14通)──
真面目に働いても給料が上がらないのは、
あなたの能力ではなく
買い手が一社しかいないからです。
売り手が多数いて、買い手が一者しかいない市場では、
価格は買い手の内部規則で決まります。
転職しても、買い手が別の一社に変わるだけ。
構造は変わりません。
必要なのは努力の量でも我慢でもなく、
会社以外に
「自分の判断にお金を払う相手」
を一つ持つこと。
月3万円で構いません。
それだけで、組織との距離の取り方が変わります。
動かない録画機器を1,000円以下で仕入れ、
中古ドライブ(部品代2,000円)に交換。
ついでに容量を増やして15,000円で販売。
── 20年の現場から、実例の一部
この無料講座で扱う内容
  • 壊れた商品のどこに価格差が眠るのか
    「歪みの4類型」
  • 手数料・送料・作業時間まで含めた
    「1件の利益計算式」
  • 絶対に手を出してはいけない
    「除外リスト7項目」
  • 6日目には、元手ゼロで
    今週できる実践ワーク(約70分)
※手を動かさずに稼ぐ方法をお探しの方には向きません。
そのことも講座内で明記しています。
20年
現場での実践
全14通・2週間。
1通3〜5分で、通勤中にも読み切れる分量です。
まずは14通の無料講座で、
「第二の買い手」という考え方を確認してください。
登録30秒・無料・いつでも解除できます


「第二の買い手」を作る14通を無料で読む →

※後半に有料商品のご案内があります。
第1通の冒頭で明記します。
QOL

コメント