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オンライン古着屋は儲かる?2025年最新データと月収50万稼ぐ現役プレイヤーの戦略を全公開

オンライン古着屋儲かる 起業
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「好きな古着で、自由に稼げたら…」

そう夢見たことはありませんか?しかし、同時にこうも思うはずです。「どうせ今からじゃ遅い」「月数万円のお小遣い稼ぎが関の山だろう」と。

――もし、あなたがそう考えているなら、年間3兆円規模の巨大市場に眠る莫大なチャンスを、みすみす見過ごしています。

断言します。オンライン古着屋で成功している人々は、単に“センスの良い古着”を並べているわけではありません。彼らは、2025年の最新データを読み解き、緻密な戦略に基づいて、利益が出る商品を**“科学的に”**仕入れているのです。

この記事は、巷に溢れる精神論や、誰でもできる簡単なコツを解説するものではありません。

月収50万円を安定して稼ぎ出す**現役プレイヤーが実践する「仕入れの公式」「値付けの法則」そして「熱狂的なファンを作るSNS戦略」**まで、これまで誰も語らなかった“ビジネスの設計図”を全公開します。

読み終える頃、あなたはもう「なんとなく古着を売る人」ではありません。

市場価値を見極め、利益を計算し、自らの力で安定したキャッシュフローを生み出す**“プロの古着バイヤー”**として、その第一歩を踏み出しているはずです。

さあ、あなたの「好き」を「稼げる事業」に変える5分間の講義を始めましょう。

メルマガ

1.【結論】オンライン古着屋は“正しくやれば”儲かる!2025年市場データが示す現実

 

「オンライン古着屋って、今から始めても本当に儲かるの?」

この問いに対する答えは、明確に「YES」です。ただし、それには**「正しい知識と戦略を持って、継続すれば」**という極めて重要な条件が付きます。

巷で囁かれる「スマホ一台で、誰でも簡単に稼げる」といった甘い言葉は、半分が真実で、半分が嘘です。

この章では、まず公式なデータを用いてオンライン古着市場の“今”と“未来”を客観的に見つめ、なぜ多くの人が失敗するのか、その厳しい現実までを包み隠さずお伝えします。

 

1-1. 2030年に3兆円市場へ。拡大を続ける国内リユース市場のリアル

 

まず、あなたが参入しようとしている市場がどれほど有望か、その規模感から見ていきましょう。

リサイクル通信の「リユース市場規模調査2023」によれば、2022年の国内リユース市場規模は2兆8,976億円に達しました。2025年には3兆円を超え、このまま成長が続けば2030年には4兆円規模に達すると予測されています。

この巨大市場の中でも、衣料品は常に主要なカテゴリの一つです。フリマアプリの浸透や、サステナビリティ(持続可能性)への関心の高まりが、古着を「買う」「売る」という行為を、一部の愛好家のものから一般層へと一気に広げました。

あなたが今、参入を考えているのは、縮小していく斜陽産業ではなく、社会的な追い風を受けて力強く拡大を続ける成長市場なのです。

 

1-2. なぜ今、オンライン古着屋が注目されるのか?3つの根拠

 

市場全体の拡大に加え、特に「オンライン古着屋」というビジネスモデルが個人にとってチャンスである理由は、以下の3つの根拠に集約されます。

根拠1:価値観の変化(サステナビリティとSDGs)

Z世代を中心に、「新品を大量生産・大量消費する」という価値観から、「良いものを長く大切に使う」というサステナブルな考え方へシフトしています。古着を選ぶことは、環境に配慮した賢い消費活動であり、社会的にポジティブなイメージを持つようになりました。

根拠2:一点モノへの欲求

ファストファッションが浸透し、誰もが同じような服を着る時代になったからこそ、「他人と被らない、自分だけのスタイル」を求める人が増えています。時代や国を超えて集められた古着は、まさにその欲求を満たす「一点モノの宝物」の宝庫なのです。

根拠3:SNSとの圧倒的な相性

InstagramやTikTokといったビジュアル主体のSNSは、古着の魅力を伝えるのに最適なプラットフォームです。商品を並べるだけでなく、コーディネート提案や着用動画、オーナーのライフスタイルまで発信することで、単なる「売り手」と「買い手」の関係を超えた「ファン」を育てやすい環境が整っています。

 

1-3. 「誰でも簡単に儲かる」は嘘。9割が月5万円も稼げずに辞めていく現実

 

これほど有望な市場であるにもかかわらず、なぜ多くの人が失敗し、撤退していくのでしょうか。

確固たる統計データはありませんが、個人の物販ビジネスの世界では**「参入者の9割が、1年以内に月5万円の利益すら稼げずに辞めていく」**とよく言われます。

その最大の理由は、多くの人が「正しいビジネスのやり方」を学ばず、趣味の延長線上にある「フリマアプリへの不用品出品」と同じ感覚で始めてしまうからです。

  • 戦略なき仕入れ(自分の好みだけで仕入れてしまう)
  • 曖昧な価格設定(相場をリサーチせず、なんとなくで値付けする)
  • 非効率な作業(撮影や出品に無駄に時間がかかる)
  • 集客の知識ゼロ(出品して、ただ待っているだけ)

オンライン古着屋は、まぎれもない「事業」です。この記事を読み進めるあなたは、その他9割の撤退者ではなく、ビジネスとして利益を出し続ける1割の成功者になるための知識と戦略を、今まさに手に入れようとしています。

2.【収益モデル大解剖】月収5万円・30万円・100万円、あなたはどこを目指す?

 

「儲かる」という言葉は非常に曖昧です。あなたが目指す収入によって、やるべきこと、必要なスキル、そして事業の規模は全く異なります。

ここでは、古着販売のリアルを具体的にイメージできるよう、「副業レベル」「専業レベル」「事業レベル」の3つの段階に分け、それぞれの月収目標を達成するための収益シミュレーションを徹底解剖します。

ご自身の状況と照らし合わせながら、まずはどのレベルを目指すのかを明確にしましょう。

 

2-1. <副業レベル>月収5万円の収益シミュレーション(必要在庫数、販売単価、利益率50%の場合)

 

まずは、本業の傍らで堅実に収入の柱を一本増やす「月収5万円」のレベルです。週末や空き時間を活用して、無理なく達成できる現実的な目標と言えます。

項目 目標数値
目標月間利益 50,000円
利益率 50%
目標月間売上 100,000円
平均販売単価 5,000円
月間必要販売数 20着
在庫の販売率(月) 20%
常時必要在庫数 100着

解説:

利益率を50%と仮定すると、月に5万円の利益を出すためには、10万円の売上が必要です。

1着あたりの平均販売単価を5,000円(例:人気ブランドのスウェットや状態の良いシャツ)と設定した場合、月に20着を販売すれば目標達成です。

在庫のうち毎月20%が売れると仮定すると、常に100着程度の在庫を保有している状態が理想となります。これくらいの量であれば、自宅のクローゼットや6畳ほどのスペースで十分に管理可能です。

仕入れと運営:

このレベルでの仕入れは、リサイクルショップ(セカンドストリートなど)やメルカリでの単品仕入れが中心です。自分の得意なジャンルやブランドに絞って、着実に利益が出る商品をリサーチする能力が求められます。運営はすべて自分一人で、週末に集中して行うスタイルになるでしょう。

 

2-2. <専業レベル>月収30万円の収益シミュレーション(ベール仕入れとSNS集客の活用)

 

会社員の手取り額を超え、古着販売を本業として生きていく「月収30万円」のレベルです。趣味の延長では到達できず、ビジネスとして本格的に取り組む必要があります。

項目 目標数値
目標月間利益 300,000円
利益率 45%
目標月間売上 約670,000円
平均販売単価 6,000円
月間必要販売数 約111着
在庫の販売率(月) 25%
常時必要在庫数 約450着

解説:

仕入れ量が増えることで、利益率はやや現実的に45%と設定。月に30万円の利益を出すには、約67万円の売上が必要になります。

少し単価の高いアイテムも扱うようになり、平均販売単価を6,000円とすると、月に111着、つまり1日に3〜4着をコンスタントに販売し続ける計算です。

販売率が25%まで上がると仮定した場合、常時450着程度の在庫が必要となり、自宅での管理は難しくなってきます。専用の在庫部屋や、小規模な倉庫を借りることも視野に入るでしょう。

仕入れと運営:

このレベルに到達するには、仕入れ単価を劇的に下げる**「ベール仕入れ」**が不可欠です。ベールとは、海外で選別された古着が数十kg単位で圧縮梱包された塊のことで、1着あたりの仕入れ値を500円以下に抑えることも可能です。

また、InstagramやTikTokでの発信を強化し、指名買いしてくれるファンを増やす「SNS集客」のスキルが売上を大きく左右します。

 

2-3. <事業レベル>月収100万円超えの収益シミュレーション(海外仕入れ、外注化、独自ドメイン店の構築)

 

個人事業主としてトップレベル、法人化も視野に入る「月収100万円」の領域です。もはや単なるプレイヤーではなく、事業全体を設計・管理する経営者の視点が求められます。

項目 目標数値
目標月間利益 1,000,000円
利益率 45%
目標月間売上 約2,220,000円
平均販売単価 12,000円
月間必要販売数 約185着
在庫の販売率(月) 30%
常時必要在庫数 約620着

解説:

月収100万円を達成するには、月に222万円以上の売上が必要です。このレベルでは、高単価なヴィンテージ品や希少なブランドアイテムを扱うことが必須となり、平均販売単価は12,000円以上に引き上がります。

強力なブランド力とリピーターに支えられ、販売率が30%まで向上すると、常時620着ほどの厳選された在庫で月185着を売り切る計算です。

仕入れと運営:

仕入れは国内の卸やベールだけでなく、タイやアメリカ、ヨーロッパなどへ直接買い付けに行き、独自の仕入れルートを確立する必要があります。

また、日々の「ささげ業務(撮影・採寸・原稿)」は外注化し、自分はコンセプト設計やマーケティング、資金繰りといったコア業務に集中します。販売チャネルも、手数料の高いプラットフォーム依存から脱却し、Shopifyなどで構築した独自ドメインのオンラインストアが収益の柱となります。

3.【開業ロードマップ STEP0】始める前に必須!古物商許可証の取得とコンセプト設計

 

やる気と情熱だけで、すぐにでも商品を仕入れたくなる気持ちは分かります。しかし、その一歩手前、全ての土台となる「準備」を疎かにすると、あなたの挑戦は走り出す前に頓挫してしまいます。

ここでは、事業を始めるための法的なお墨付きである「古物商許可証」の取得から、あなたの店の生死を分ける「コンセプト設計」まで、絶対に避けては通れない必須項目を解説します。

 

3-1. 最短1ヶ月で取得!警察署への「古物商許可証」申請の完全ガイド

 

まず、法律上の大前提です。利益を出す目的で古着を仕入れて販売するには、**「古物商許可証」**が必ず必要になります。

自分の不用品をフリマアプリで売るのとは訳が違います。無許可営業は法律違反となり、罰則(3年以下の懲役または100万円以下の罰金)の対象となるため、必ず最初に申請しましょう。

  • 申請場所:あなたの「営業所(お店の所在地)」を管轄する警察署の生活安全課。自宅を営業所として登録する場合は、自宅の住所を管轄する警察署になります。
  • 申請に必要な主な書類:
    1. 許可申請書
    2. 住民票の写し(本籍地が記載されたもの)
    3. 身分証明書(本籍地の役所で発行される「禁治産者でない」等の証明書)
    4. 略歴書(過去5年間の職歴などを記載)
    5. 誓約書
    6. URLの使用権限を証明する資料(独自ドメインならWHOIS情報、メルカリShopsなどならプロフィールページのコピー)
  • 費用と期間:申請手数料として19,000円が必要です。申請から許可が下りるまで、およそ40日前後かかります。この期間を考慮し、コンセプト設計など他の準備と並行して、真っ先に申請手続きを始めることをお勧めします。

 

3-2. 資金は30万円から。初期費用と運転資金のリアルな内訳

 

「自己資金ゼロでも始められる」という情報もありますが、本気で月5万円レベルの利益を目指すなら、最低でも30万円の開業資金を用意するのが現実的です。資金不足は、事業が軌道に乗る前に息切れしてしまう最大の原因です。

【リアルな初期費用・運転資金の内訳(例)】

項目 金額 備考
<初期費用>
古物商許可証 申請費 19,000円
初期仕入れ費用 150,000円 @3,000円の古着を50着仕入れる場合
撮影・梱包資材費 40,000円 背景布、照明、トルソー、梱包材など
<運転資金>
当面の仕入れ資金 80,000円 初月の売上が入金されるまでの仕入れ用
雑費(予備費) 11,000円
合計 300,000円

重要なのは、開業資金の全てを最初の仕入れに注ぎ込まないことです。売上金が手元に入るまでにはタイムラグがあります。その間に次の仕入れができなくならないよう、必ず数ヶ月分の「運転資金」を確保しておきましょう。

 

3-3. 成功の9割が決まる「コンセプト設計」とは?(ターゲット、価格帯、ジャンルの設定)

 

古物商許可証と資金が準備できたら、いよいよお店の心臓部である「コンセプト」を設計します。コンセプトとは、**「誰に、何を、いくらで売る店なのか?」**という、あなたのお店の“憲法”です。

ここが曖昧な店は、ただの「古着の寄せ集め」になり、誰の記憶にも残りません。

  • ターゲット:どんな人に服を届けたいですか?(例:「90年代のカルチャーが好きな20代男性」「丁寧な暮らしを好む30代女性」など、具体的に)
  • ジャンル:何を専門に扱いますか?(例:「ミリタリー古着」「ヴィンテージTシャツ」「Y2Kファッション」「アウトドアブランド」など、絞り込むほど強みになります)
  • 価格帯:お店の平均価格はいくらですか?(例:「3,000円〜7,000円の手頃な価格帯」「15,000円以上のハイブランド・ヴィンテージ専門」など)

この3つを明確にすることで、仕入れるべき商品がブレなくなり、お客様にも「〇〇を探すなら、あのお店だ」と認知してもらえます。

 

3-3-1. 事例研究:なぜ「SOTA JAPAN」や「古着屋JAM」は成功しているのか?

 

コンセプトの重要性を、成功している2つの有名店から学んでみましょう。

  • 古着屋JAM:『圧倒的な物量と網羅性』の王道「古着のユニクロ」とも言える存在。膨大な商品数と、どんなジャンルでも揃う安心感が強みです。プロによる綺麗な写真、丁寧な採寸、整理されたECサイトは、古着初心者からマニアまで、幅広い層に「欲しいものが見つかる」という価値を提供しています。個人が規模を真似ることはできませんが、その**「丁寧な商品ページ作り」**というプロ意識は、全てのオンライン古着屋が学ぶべき点です。
  • SOTA JAPAN:『個人の熱量と専門性』の極致オーナーのSOTA氏自身がアイコンとなり、ミリタリーやユーロヴィンテージといった深い専門知識と、独自の審美眼でセレクトした商品を発信するスタイル。YouTubeやSNSでの熱量の高い情報発信は、多くの「ファン」を生み出しています。ただ服を売るのではなく、**「SOTAさんのセレクトだから買う」**という、個人の信頼がブランド価値になっています。

これから始める個人が目指すべきは、JAMのような物量ではなく、SOTA JAPANのような「特定のジャンルを誰よりも愛し、詳しくなる」という専門特化型のコンセプトです。あなたの「好き」こそが、最大の武器になります。

4.【開業ロードマップ STEP1】利益の源泉!仕入れ先 完全攻略マップ

 

オンライン古着屋の成功は、**「何を、どこで、いくらで仕入れるか」**で9割が決まります。利益の源泉である「仕入れ」を制する者だけが、このビジネスで生き残ることができます。

ここでは、あなたの事業フェーズに合わせて、初心者から上級者まで、具体的な仕入れ先とその攻略法をロードマップ形式で解説します。

 

4-1. 初心者向け:メルカリ・リサイクルショップでの「国内店舗仕入れ」のコツ

 

まずは、低リスクで始められ、古着を見る「目」を養うのに最適な「国内店舗仕入れ」です。1点から購入できるため、少ない資金でスタートできます。

主な仕入れ先:

  • リサイクルショップ: セカンドストリート、トレファクスタイル、オフハウスなど。
  • フリマアプリ: メルカリ、Yahoo!フリマ、楽天ラクマなど。

【リサイクルショップでの攻略のコツ】

  • セール時期を狙う: 各社が定期的に開催する「20%OFFセール」などは、利益率を上げる絶好のチャンスです。
  • 値札の色や形式をチェック: 店舗によっては、値札で「いつ店頭に出されたか」が分かるようになっています。長く売れ残っている商品は、安くても売れにくい理由がある可能性が高いです。
  • 郊外の大型店舗を攻める: 都心の店舗はライバルが多く、良い商品はすぐに抜かれます。車でしか行けないような郊外の大型店舗には、思わぬお宝が眠っていることがあります。
  • その場でスマホリサーチ: 気になる商品を見つけたら、すぐにメルカリの「売り切れ」で検索し、実際の取引相場を確認しましょう。感覚ではなく、データで仕入れ判断をする癖をつけます。

【フリマアプリでの攻略のコツ】

  • 相場より明らかに安いものを探す: 「早く売り切りたい」「価値を知らない」といった理由で、相場より安く出品している個人ユーザーから仕入れます。
  • 検索キーワードを工夫する: ブランド名のスペルミス(例: Champoin)や、「ナイロンジャケット」のような総称で検索すると、正しく出品されていないお宝が見つかることがあります。

 

4-2. 中級者向け:タイ・パキスタンが熱い!「海外ベール仕入れ」の基本と注意点

 

月収30万円レベルを目指すなら、避けては通れないのが**「ベール仕入れ」**です。

ベールとは、海外で選別された古着が数十kg単位で圧縮梱包された塊のこと。1着あたりの仕入れ値を劇的に下げ、利益率を飛躍的に高めることができます。

  • なぜタイ・パキスタンなのか?世界中から古着が集まる巨大なハブであり、人件費が安いため、質の良い古着を安価な選別コストで仕入れることができます。特にタイはアメリカ古着、パキスタンはワークウェアやネルシャツなどに強いと言われています。
  • 仕入れ方法:初心者がいきなり現地に飛ぶのは現実的ではありません。まずは、ベールを輸入販売している日本の卸業者から購入するのが一般的です。「古着 ベール 卸」などで検索し、信頼できる業者を見つけましょう。

【ベール仕入れの注意点】

  • 中身はギャンブル: 開封するまで何が入っているか分かりません。中には汚れや破れがひどく、全く売れない「ウエス(ゴミ)」も必ず含まれています。
  • 膨大な手間がかかる: 圧縮された大量の古着を1点ずつ検品し、洗濯・アイロンがけをするのは、想像を絶する重労働です。
  • 資金と場所が必要: 1ベールあたり5万円~20万円以上の資金が必要です。また、巨大なベールを広げて作業するための専用スペース(8畳以上が望ましい)が必須となります。

 

4-3. 上級者向け:アメリカ・ヨーロッパからの直接買い付けと卸業者との交渉術

 

月収100万円を超える事業レベルを目指すなら、他店にはない圧倒的なオリジナリティと、より高い利益率を確保するために、海外へ直接買い付けに行くことになります。

  • 主な仕入れ先:
    • アメリカ: ヴィンテージデニム(リーバイス)、スウェット(チャンピオン)、バンドTシャツの聖地。ロサンゼルスなどが中心。
    • ヨーロッパ: フランスのワークウェア、イギリスのデザイナーズ古着など、上品でデザイン性の高いアイテムが豊富。
  • 仕入れ方法:現地のスリフトショップ(Goodwillなど)やフリーマーケットを回る方法もありますが、本質は**「ラグハウス」と呼ばれる巨大な古着の仕分け倉庫を運営する卸業者**と直接繋がり、交渉することです。

【卸業者との交渉術】

  • 長期的なパートナーシップを匂わせる: 「一度きりの観光客ではない。日本の自分たちの店のために、継続的に仕入れたい」という本気度を伝えます。
  • コンセプトを明確に伝える: 「自分の店は90年代のアウトドアブランド専門店だ。そのジャンルだけをまとめて売ってくれないか」と交渉することで、質の良いピックを優先的に回してもらえることがあります。
  • 現金で大量に買う姿勢を見せる: 交渉の場では、やはり現金が最も力を持ちます。「このコンテナを現金で今すぐ買うから、少し安くしてほしい」といった交渉が、ビジネスを大きく動かします。

これは、語学力、資金力、そして何より古着への深い知識と情熱が問われる、プロフェッショナルの領域です。

5.【開業ロードマップ STEP2】どこで売るのが正解?販売プラットフォーム徹底比較

 

最高の仕入れができても、商品を届けるべきお客様がいない場所で店を開いては意味がありません。どこで売るか、つまり「販売プラットフォーム」の選択は、あなたのお店の売上と利益、そしてブランドイメージを大きく左右する重要な戦略です。

ここでは、主要な3つの選択肢を、それぞれのメリット・デメリットと共に徹底比較します。

 

5-1. まずはココから!「メルカリShops」のメリット・デメリット

 

月収5万円の副業レベルを目指す初心者にとって、最も有力な選択肢が「メルカリShops」です。個人向けのフリマアプリ「メルカリ」の事業者向けサービスで、その最大の魅力は何と言っても集客力です。

【メリット】

  • 圧倒的な集客力: 日本最大級のフリマアプリ「メルカリ」の2,000万人以上のユーザーに、あなたの商品が直接表示されます。ゼロから集客する必要がありません。
  • 初期・月額費用が無料: 売れるまで一切コストがかからないため、低リスクでスタートできます。(販売手数料は売上の10%)
  • 簡単な操作性: メルカリを使ったことがある人なら、誰でも直感的に出品・販売ができます。

【デメリット】

  • 手数料が割高: 売上が大きくなるほど、販売手数料10%という比率が重くのしかかってきます。
  • デザインの自由度が低い: お店のページは固定テンプレートのため、独自のブランドイメージや世界観を表現するのは困難です。
  • 価格競争に陥りやすい: 個人が出品する安い商品と同じ土俵で戦うため、どうしても価格競争に巻き込まれがちです。

**結論として、メルカリShopsは「最初の実績作りと経験を積む場所」**と割り切り、売上が安定してきたら次のステップに進むのが賢明です。

 

5-2. 本気なら「BASE」か「Shopify」か?手数料・機能・デザイン性の違いを比較

 

月収30万円以上の専業レベルを目指し、自分だけの「お店」としてブランドを確立したいなら、**「BASE(ベイス)」「Shopify(ショッピファイ)」**の2択になります。どちらも本格的なネットショップを構築できるサービスですが、特徴が大きく異なります。

比較項目 BASE Shopify
コンセプト 「誰でも簡単に」がモットーの日本製サービス 「本格的なストアを世界へ」がモットーの世界No.1サービス
初期費用 0円 0円
月額費用 0円 or 5,980円 約5,000円〜
販売手数料 3.6% + 40円 + 3%〜 2.9%〜
デザイン性 シンプルで簡単。無料テンプレートが豊富 自由度が高く、プロ仕様。有料テンプレートも多数
拡張性 基本的な機能は十分 豊富なアプリで、ほぼ全ての機能を追加可能
おすすめな人 PCが苦手な方、まずはコストを抑えて始めたい方 長期的に事業を拡大したい方、世界観を追求したい方

【手数料についての補足】

  • BASE: 月額無料のスタンダードプランは、1注文ごとに「決済手数料3.6%+40円」+「サービス利用料3%」がかかります。売上が増えてきたら、月額5,980円のグロースプランに移行すると、決済手数料2.9%のみとなりお得です。
  • Shopify: 月額約5,000円のベーシックプランから始まり、決済手数料は3.4%前後です(カードブランドによる)。プランを上げることで、月額費用は上がりますが決済手数料は安くなります。

**結論として、まずは手軽に自分のお店を持ちたいなら「BASE」、将来的な事業拡大や海外販売まで見据えるなら「Shopify」**を選ぶと良いでしょう。

 

5-3. 意外な穴場?ヤフオク!や楽天ラクマで売るという選択肢

 

メルカリやBASE/Shopify以外にも、特定のジャンルに強いプラットフォームを併用することで、売上を最大化できます。

  • ヤフオク!:コレクターズアイテムを高く売るなら日本最大のオークションサイトであるヤフオク!の強みは、その名の通り**「オークション形式」**にあります。希少価値の高いヴィンテージTシャツや限定モデルのスニーカーなど、「一点モノ」は、あなたが決めた価格以上に価値が跳ね上がる可能性があります。ユーザー層も40代〜50代の男性コレクターが多く、ミリタリーやヴィンテージデニムといったジャンルと非常に相性が良いプラットフォームです。
  • 楽天ラクマ:楽天ユーザーにリーチするなら楽天ラクマの最大の武器は、**「楽天ポイントが使える・貯まる」**ことです。膨大な楽天経済圏のユーザーにアプローチできるため、特に女性向けのブランド古着などが売れやすい傾向にあります。販売手数料も比較的安いため、サブの販売チャネルとして持っておく価値は十分にあります。

メインストアを構えつつ、商品の特性に合わせてこれらのプラットフォームを使い分けるのが、売上を取りこぼさない上級者の戦略です。

6.【開業ロードマップ STEP3】売上を倍増させる集客とブランディング

 

優れた商品を、適切な価格で、最高のプラットフォームに並べる。ここまでで、ようやくあなたはスタートラインに立ったに過ぎません。ここからは、数多のライバルの中からあなたのお店を選んでもらい、一度買ってくれたお客様に「またここで買いたい」と思ってもらうための「集客」と「ブランディング」の領域に突入します。

このSTEP3こそが、月収5万円の壁を越え、30万、50万へと売上を倍増させるための最重要課題です。

 

6-1. 世界観が命!売れる古着の「ささげ」業務(撮影・採寸・原稿)のコツ

 

ECサイトの裏側には、必ず「ささげ」と呼ばれる業務が存在します。これは**「撮影(さつえい)」「採寸(さいすん)」「原稿(げんこう)」**の頭文字を取った業界用語で、このクオリティがあなたのお店の世界観と信頼性を決定づけます。

  • 撮影:服ではなく「スタイル」を売る白い背景で商品を平置きするだけでは、服の魅力は伝わりません。自然光の入る場所で、着用画像(着画)を撮影しましょう。お客様は「自分がこれを着たらどうなるか」をイメージしたいのです。商品の全体像に加え、ブランドタグ、素材感がわかる寄り、そして傷や汚れなどのダメージ箇所も正直に、鮮明に撮影することで信頼性が格段にアップします。
  • 採寸:信頼の基礎となる「実寸」を載せる古着のサイズタグ(S/M/L)は、年代やブランドによって全くあてになりません。必ず**「実寸(平置きでの寸法)」**を商品ページに記載しましょう。最低でも「着丈」「身幅」「肩幅」「袖丈」の4点は必須です。採寸方法を全てのアイテムで統一することで、お客様は安心して購入でき、返品率の低下にも繋がります。
  • 原稿:商品の「物語」を伝える「〇〇(ブランド名)のTシャツです」だけでは不十分です。「90年代アメリカ製のヘビーウェイトなコットンボディで、着込むほどに味が出る一枚。ジャストサイズで着ても、ワンサイズアップで今っぽく着こなしても様になります」のように、その服が持つ背景や素材の魅力、着こなしの提案までを物語として伝えましょう。これが付加価値となり、価格競争からの脱却に繋がります。

 

6-2. Instagramは必須。フォロワーをファンに変える投稿術とライブコマース活用法

 

オンライン古着屋にとって、Instagramは単なる集客ツールではなく、お店そのものです。フォロワーを、あなたのお店を熱狂的に支持してくれる「ファン」に変えるための具体的な投稿術を解説します。

  • フィード投稿:統一感のある世界観を構築お店のコンセプトに合わせたフィルターや色調で、フィード全体に統一感を持たせましょう。週に数回、決まった曜日に新作を紹介する「入荷日」を設けるのも効果的です。
  • リール動画:動きと音楽で魅力を伝える1つのアイテムを3パターンで着回すコーディネート動画や、新入荷アイテムをテンポよく紹介するショート動画は、リールで非常に人気があります。トレンドの音源を使うことで、フォロワー外へのリーチも期待できます。
  • ストーリーズ:限定感とリアルタイム性で惹きつける24時間で消えるストーリーズは、「ゲリラセール」や「フォロワー限定の先行販売」といった限定企画に最適です。また、仕入れの裏側や、日々のちょっとした出来事を発信することで、お店への親近感を育みます。
  • ライブコマース:ファンと交流し、その場で売る週に一度など、時間を決めてインスタライブを開催しましょう。新作を実際に着用しながら紹介し、視聴者からの質問にリアルタイムで答えることで、サイズ感や素材への不安を解消できます。ライブ中の熱気がそのまま購買意欲に繋がり、紹介した商品が数分で完売することも珍しくありません。

 

6-3. 2025年の主戦場「TikTok」ショート動画でバズる古着紹介のテンプレ

 

若者世代へのリーチと、爆発的な認知度獲得を狙うなら、2025年現在の主戦場である「TikTok」の攻略は欠かせません。以下は、再生数が伸びやすい古着紹介動画のテンプレです。

【7秒でバズる!着回しコーデ動画テンプレ】

  1. 冒頭1秒(フック):「この5,000円のヴィンテージスウェット、実は着回し最強なんです」など、価格や意外性をテキストで表示。
  2. 2〜6秒(展開):同じスウェットを使い、「パンツスタイル」「スカートスタイル」「キレイめスタイル」など、テンポよく3パターンのコーディネートに早着替えする。
  3. 最後の1秒(アクション喚起):「どのコーデが好き?コメントで教えて!商品はプロフリンクから」とテキストと音声で呼びかける。

トレンドの音源を使い、この型に当てはめて動画を量産するだけで、一本の動画が数万〜数十万回再生される可能性があります。バズった動画一本で、Instagramのフォロワーが数千人増えることもあり、投資対効果は計り知れません。

 

6-4. リピーターを育てるLINE公式アカウントの活用法

 

InstagramやTikTokが「新規顧客との出会いの場」なら、LINE公式アカウントは**「一度買ってくれたお客様と繋がり続け、リピーターになってもらうための場所」**です。

  • 登録への導線作り:商品発送時に「LINE友だち追加で、次回使える500円OFFクーポンプレゼント!」と書かれたサンクスカードを同梱するのが最も効果的です。
  • 配信するべき情報:ただの新着情報を送るだけではブロックされてしまいます。「LINE友だち限定のシークレットセール」や「クーポンの配布」、**「新入荷アイテムの最速先行公開」**など、登録し続けるメリットを感じる“特別扱い”を演出することが重要です。

広告費をかけずに、購入意欲の高いお客様に直接アプローチできるLINEは、売上が安定してきたお店にとって最強の武器となります。

7.【失敗事例から学ぶ】オンライン古着屋が儲からない5つの落とし穴

 

成功への道筋を学ぶのと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが、**「失敗のパターン」**を学び、それを避けることです。多くの人が同じような過ちを犯して、志半ばで市場から去っていきます。

この章を、あなたの挑戦を成功に導くための「ワクチン」だと考えてください。先人たちがハマった5つの落とし穴を事前に知ることで、あなたは着実に利益を積み上げる1割の成功者へと近づけます。

 

7-1. 在庫管理の地獄:不良在庫の沼にハマるパターン

 

オンライン古着屋が失敗する最大の原因が、この**「不良在庫」**です。売れない服が部屋を埋め尽くし、資金を圧迫し、やがて心を折りにきます。

  • ハマる人の特徴:
    • 「自分の好み」だけで仕入れてしまう: あなたの好みと、市場の需要は必ずしも一致しません。データや相場を無視し、「これはカッコいいから売れるはず」という感覚だけで仕入れを続けると、自己満足のコレクションが完成します。
    • 損切りができない: 「高値で仕入れたから、この値段以下では売りたくない」と、売れない商品を何か月も抱え込んでしまいます。在庫は、置いておくだけで価値が下がり、資金繰りを悪化させる「負債」です。

【対策】

在庫を「生もの」として捉えましょう。**「90日ルール」**など、自分の中で「一定期間売れなかったら半額にしてでも売り切る」というルールを設けることが重要です。重要なのは目先の利益ではなく、事業の血流であるキャッシュフローを止めないことです。

 

7-2. 価格設定のミス:「安すぎ」ても「高すぎ」ても売れない理由

 

価格設定は、あなたのお店の価値を決める行為です。ここを間違えると、努力が利益に結びつきません。

  • 「安すぎる」ワナ:早く売りたいからと安易に安値を付けると、利益が出ないだけでなく、「安かろう悪かろう」というブランドイメージが定着します。価格でしか勝負できなくなり、熱心なファンではなく、一円でも安いものを求めるバーゲンハンターばかりが集まってしまいます。
  • 「高すぎる」ワナ:当然ですが、相場からかけ離れた価格では商品は売れません。お客様はあなたが思う以上に賢く、メルカリや他のショップと瞬時に価格を比較しています。「ヴィンテージだから」という理由だけで高値を付けるのではなく、その価値を証明する知識と説明が不可欠です。

【対策】

価格は、**①市場相場、②商品の状態、③希少性、④あなた自身の付加価値(スタイリング提案など)**を総合的に考慮して、論理的に決定しましょう。「なぜこの価格なのか」を自分で説明できない商品は、仕入れるべきではありません。

 

7-3. 確定申告を忘れて追徴課税…税金で損しないための基礎知識

 

古着販売は、まぎれもない「事業」です。事業を行う以上、納税の義務からは逃れられません。「知らなかった」では済まされず、後から手痛いペナルティを課せられるケースは後を絶ちません。

  • 必ず確定申告が必要なケース:
    • 副業の場合: 古着販売による所得(売上から経費を引いた額)が、年間で20万円を超えた場合。
    • 本業の場合: 所得額にかかわらず、必ず申告が必要です。
  • やっておくべきこと:売上はもちろん、仕入れ代、送料、梱包材費、プラットフォーム手数料、撮影機材代など、事業にかかった全ての経費の領収書や記録を、必ず保管しておきましょう。日頃から「freee」や「マネーフォワード」といった会計ソフトで管理する癖をつけるのが賢明です。

【対策】

税金の知識に不安があるなら、開業時に税務署の無料相談などを活用しましょう。「青色申告」の承認を受ければ、大きな節税効果も得られます。面倒な作業ですが、利益を守るための重要なディフェンスです。

 

7-4. 「売れない期間」を乗り越えられないマインドセット

 

最後に、最も厄介な敵は、市場やライバルではなく「自分自身の心」です。

先月は月10万円売れたのに、今月は2週間も売上がゼロ…。オンライン古着屋では、そんな売上の波は日常茶飯事です。この「売れない期間」に、「もうダメだ」「自分のセンスは古いんだ」と自信をなくし、心が折れて辞めてしまう人が後を絶ちません。

【対策】

毎日の売上で一喜一憂するのはやめましょう。数字は、常に月単位、四半期単位で冷静に分析する癖をつけます。売れない期間は、落ち込む時間ではなく、**「お客様のニーズは変わったか?」「SNSの発信内容はマンネリ化していないか?」「新しい仕入れ先を開拓しよう」**と、次の一手を考えるための貴重な時間です。

成功する人とは、特別な才能がある人ではありません。売れない時期も、自分のコンセプトとやってきたことを信じ、淡々と改善を続けられる人なのです。

8. まとめ|さあ、あなただけのオンライン古着屋を始めよう

 

ここまで、オンライン古着屋で「儲ける」ための、市場の現実から具体的な戦略、そして失敗を避けるための知識まで、その全てを旅してきました。

もしかしたら、やるべきことの多さに圧倒されているかもしれません。古物商許可証、コンセプト設計、仕入れ、ささげ、SNS、確定申告…。確かに、簡単ではない道のりです。

しかし、これこそが、趣味の延長で始めてすぐに辞めていく9割の人々と、ビジネスとして利益を生み出し続ける1割の成功者を分ける**「参入障壁」であり、あなたが今手にした「成功への地図」**そのものなのです。

「一体何から手をつければいいんだ…」

もしそう感じているなら、このページの熱が冷めないうちに、まずたった一つだけやってみてください。

ノートとペンを用意して、「あなたなら、どんな古着屋を作りたいか?」、そのコンセプトを自分の言葉で書き出してみるのです。

  • 誰に届けたいのか?
  • どんなジャンルに心惹かれるのか?
  • どんな価値を提供したいのか?

この最初の設計図こそが、今後のあなたの全ての行動の「なぜ?」に答えてくれる、揺るぎないコンパスとなります。

あなたのクローゼットに眠る一着の服、道端のリサイクルショップで見つけた心惹かれるデザイン、その「好き」という初期衝動こそが、あなたの事業の原点です。その「好き」を「稼ぎ」に変えるための知識と戦略は、もうこの記事の中にあります。

地図は、あなたの手の中にあります。

さあ、あなただけの物語を始める、最初の一歩を踏み出しましょう。

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