いろいろと書いていく「雑記ブログ」がいいのか、専門的な情報を盛り込んだ「特化ブログ」がいいのか、本当に悩ましい問題ですよね。
どちらが自分に向いているのかな?
結論を言うと、収益化を目指すのであれば、「特化ブログ」がおすすめです。
雑記ブログから始めて特化していくにしても、何に気を付ければいいの?
特化ブログの知識量って、どれくらいのものが必要なの?
今回は雑記ブログ vs 特化ブログと題して、それぞれのメリット・デメリットも含めてお伝えしていきたいと思います。
雑記ブログ・特化ブログとは
そもそも、雑記ブログ・特化ブログと言われても、どんなものかよくわからない人も多いかと思います。
雑記ブログは「スーパー」 雑記ブログの例
- 釣りとお酒好きのつれづれ日記
- 山登りとキャンプとコーヒーについて語りたい〇〇の部屋
- 季節ネタや掃除ネタ、育児ネタなどが混ざっているブログ
このように、ひとつのジャンルだけでなく、複数の情報が混ざって発信されているブログのことを「雑記ブログ」と言います。
お店でいうと、食品も日用雑貨などなんでも取り扱っている「スーパー」のイメージです。
お手軽さを考えると、「コンビニ」という例もピッタリくるかもしれませんね。
特化ブログは「専門店」 特化ブログの例
- 資産運用(投資信託・NISA・暗号資産など)
- メンズ美容(顔の美容・脱毛・ネイルなど)
- 格安 SIM カード(どこの会社がいいのか・どういうキャンペーンがあるのかなど)
- クレジットカード(メリット・デメリットや、使い勝手をまとめるなど)
このように、ひとつのジャンルを決めて書いていくブログのことを「特化ブログ」と呼びます。
お店でいうと、パン屋さんや精肉店などの「専門店」のイメージです。
「超特化ブログ」という考え方
ちなみに、特化ブログの中でもさらにテーマを絞ったブログのことを「超特化ブログ」という場合があります。
テーマを絞ることによって「より悩みが深い層」の読者にリーチすることができるというメリットがあるやり方です。
例えば「脱毛」だけに特化しても、まだまだライバルが強すぎます。
そこで、脱毛は脱毛でも「体の一部分」に特化したり、「脱毛方法」に特化したりして「需要はあるけどライバルが少ないところ」をピンポイントで狙っていきます。
雑記ブログと特化ブログの大きな違いは何?
もしあなたが、「雑記ブログと特化ブログの差は、何だと思いますか」と問われたら、
違いって、書いてる内容のテーマがひとつに絞られているか、そうじゃないかだけじゃないの?
そう思うと思います。
でも実は、雑記ブログと特化ブログの大きな違いで一番注目すべきは、「読者層」なんです。
特に収益性を考える場合、収益をもたらしてくれるのは、読者側ですよね。
なので、ブログは、発信側から見た視点ではなく、読者側から見た視点が大切なんです。
雑記ブログと特化ブログの違いは
- 雑記ブログ:読者の興味は複数のテーマに分散され、様々な層の読者が訪れる
- 特化ブログ:読者の興味は1つのテーマに絞られ、1人が何ページも読む運営方法
というところが1番重要な部分になります。
読者の属性が変わるとPVが変わる
例えば、釣りとお酒とロックミュージックについて書かれている雑記ブログの場合は、読者層が次のようになります。
- 釣りに興味がある人
- お酒に興味がある人
- ロックミュージックに興味がある人
このように、読者層が複数に分かれていくことがわかりますね。
つまり、釣りに興味がある人が釣りの記事を読んでも、そのブログにある「お酒」「ロックミュージック」には興味がないかもしれません。
逆に、メンズ美容の特化ブログをやりたい場合は、読者層としては、肌荒れに悩んでいたり、爪の手入れが気になっていたり「自分の容姿を磨きたい」という人たちが集まってきます。
1つに絞られたテーマに興味を持っている人たちが集まることで、関連する記事も読まれやすくなります。
自分が検索してたどり着いた記事と関連する記事があれば、その記事も読んでもらえるようになるので、画面の向こうにいるのは1人でも「PV」は2・3・4…と増えていきやすくなります。
特化ブログの場合は、1人の読者さんが20ページ読んでいってくれる(=20PV)など、ブログの中を回遊していってくれやすい仕組みになりやすいです。
このように、よく読まれるブログはSEOでも上がりやすいので、「特化ブログの方が稼ぎやすい」というわけです。
この、読者層が絞られているかどうかによって、訴求ポイントも違ってきます。それが、雑記ブログと特化ブログの大きな違いです。
読者層がひとつであれば、ピンポイントで訴求をすることが可能になります。
Googleが重視している要素を満たせるのはどっち?
Google の検索品質評価ガイドラインで、「EEAT」という指標があります。
以前は「EAT」という指標で専門性・権威性・信頼性が大事でした。
しかし、2022 年 12 月に「EEAT」に更新され、経験・専門性・権威性・信頼性という 4 つの指標に変わりました。
「経験」の部分が評価されるように変わったんですね。
なので、自然と雑記ブログよりもこの 4 つをクリアしやすいブログになります。
ということは、
- ステップ1上位表示しやすいコンテンツになりやすい
- ステップ2上位表示されるようになることでアクセスが集まる
- ステップ3稼ぎやすい
という流れが生まれるわけです。
雑記ブログと特化ブログには、読者層の違いが生まれるので、その違いが稼ぎやすいかどうかの分かれ道になることがわかりました。
しかし、何事にも向き不向きがあるものなのでもう少し詳しくお話していきます。
【どっちがいい?】雑記ブログ VS 特化ブログ
読者層が重要だってことはわかったけど、結局どっちがいいの?
読者層の違いで、どう訴求ポイントが変わるのか、見ていきましょう。
好きなことを書いて楽しみたい方は「雑記ブログ」がおすすめ
雑記ブログのメリットは、とにかく「何を書いてもいい」という点です。
書きたいことや時事ネタなど、これはジャンルからずれるな…とか、これは収益性低そうだな…とか、そういうことをものすごく考える必要がありません。
そのためネタも豊富ですし、何よりも飽きずに続けられるというメリットが大きいです。
読者層がひとつではなく分散するので、収益性は低くなりますが、
- 自分にとっての専門性がなかなか見つからない
- とにかく楽しくやってみたい!
- 特化ブログは難しそうで立ち止まってしまう
という人は、まずは雑記ブログから始めるのがおすすめです。
ただの日記を書いても稼げない
とはいえ、あくまでもあなたは「稼ぎたい」わけですよね。
となると、雑記ブログで始めるにしても、何を書いてもOKなわけではないことには気が付くと思います。
「今日は〇〇をした」「1日ゴロゴロしていた」のような日記では稼ぐことはできません。
この場合の雑記ブログはあくまでも、
- 特化ブログにもっていけそうなネタを探す
- 今流行っていたり、これから流行りそうだったりする、トレンドネタを投稿する
- 検索需要があるキーワードを投稿する
- ひとまず検証用に作ってみる
このように、「いけそうだけど当たるかまだわからないからとりあえず書いてみよう」というような記事を、積み上げていくというイメージです。
ブログでお金を稼ぎたいなら「特化ブログ」がおすすめ
ブログで10万20万と稼いでいきたいなら、特化ブログ一択です。
特化ブログがなぜ収益化に適しているかというと、読者層がひとつに決まっているので、「同じ興味を持つ人たちが集まりやすい」点にあります。
Q.例えば、5,000人収容できるライブ会場で、とあるアーティストの限定商品が発売されたとします。
A会場:そのアーティストの単独公演
B会場:フェス公演で複数のアーティストがライブ
このアーティストの限定商品が、よりたくさん売れるのはどちらでしょうか?
答えは A 会場。
- そのアーティストが好きだから集まった観客
- 音楽は好きだけど違うアーティストが好きな観客
この2つでは、訴求できるポイントが違うので収益に差が出るんです。
好きなアーティストのグッズなら、あれもこれも…と何でも欲しくなりますが、そのアーティストのファンではないお客さんはそこまで欲しくはならないでしょう。
特技・資格・好きな事・関心事があるなら特化ブログ
もしあなたが、「資産運用について勉強を始めたいとき」に次のブログのうち、一つだけブックマークできるとしたらどのブログを選びますか?
運営者 | 関連記事 | |
ブログ1 | フリーター | 料理や掃除など |
ブログ2 | フリーター | 資産運用や税金 |
ブログ3 | 資産アナリティスト・元銀行マン(都市銀行で15年勤務) | 料理や掃除など |
ブログ4 | 資産アナリティスト・元銀行マン(都市銀行で15年勤務) | 資産運用や税金 |
大体の人は、一番下の「ブログ4」を見ながら勉強をしたいと考えるのではないでしょうか。
フリーターが書く資産運用の記事も「面白そう」ではありますが、単純に「しっかり勉強をしたい」と思ったら、やはり銀行マンが書く情報のほうが、信頼できそうだと感じますよね。
このように「肩書き」は記事の信頼性を高めるために、大いに活躍してくれます。
では、何の資格もなくなんの肩書もない人がブログで稼ぐのは無理なのかと言われたら、それは違います。
例えば、「フリーターが書いた資産運用のブログ」でも、やり方次第では信頼性を勝ち取ることはできます。
特化ブログに使える武器は資格だけではなく「お金関連の本を200冊読んだ人」という膨大な時間をかけて得た「肩書」や、資産1億円という「実績」なども有効だからです。
そして、こういった肩書は「今何も持っていない方」でも、行動さえすればこれからいくらでも作っていくことが可能です。
シンプルに収益化を図りたいなら、ひとつのテーマにとことん沿った特化ブログを作り、読者層を統一させることが一番の近道となります。
そのためには特化ブログが最適、という答えになります。
雑記ブログと特化ブログのメリット・デメリットとは?
ここまでの説明で
- 雑記ブログ:複数のテーマで気軽にかけるが、収益化はしにくい
- 特化ブログ: 1 つのテーマの専門性を問われるが、収益化がしやすい
というのが結論として見えてきました。
雑記ブログと特化ブログを比較してみると、次のようになります。
【比較表】雑記ブログと特化ブログの特徴
雑記ブログ | 特化ブログ | |
テーマの種類 | たくさん | 特化 |
収益性 | 低い | 高い |
専門性 | 不要 | 必要 |
検索結果 | 上がりにくい | 上がりやすい |
自由度 | 高い | 低い |
トレンド性 | 時事ネタも使いやすい | 見極めが必要 |
ネタの豊富さ | ◎なんでも使える | △勉強が必要 |
続けやすさ | 続けやすい | ネタが尽きるかも |
ではそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
雑記ブログのメリット
まずは、雑記ブログのメリットについてお話します。
書きやすい=続けやすい
雑記ブログの一番のメリットは、「好きなことを好きなように書けるから続けやすい」という点です。
何かを勉強したり、ずっとネタを探し続けたりする必要がなく、毎回楽しく書けるというのはストレスもないし、とても続けやすいですよね。
時事ネタも使える
雑記ブログは、流行やトレンドに合わせて書く記事を決められるというのも大きなメリットのひとつです。
トレンド性の高い記事は、一気にバズる可能性を秘めています。もしその記事で一気にアクセスを集められたら、時流に乗ることも簡単です。
ただし、時事ネタは飽きられるのも早いので、その見極めと常に流行を追う覚悟が必要です。
書きながら需要を知ることができる
雑記ブログのいいところは、書きながら需要を探していくことができる点です。
そういう意味では、ブログの方向転換も簡単です。
しかし、雑記ブログであればブログ自体を育てていきながら、当たりそうな市場を探すことができるメリットがあります。
- どんな記事がSEOに強いのか
- どんな記事を書くとバズりやすいのか
- どんな記事がSNSで拡散されていくのか
この辺りを、書きながら探ることができます。
遠回りな方法ではありますが、このジャンル!と決めるのが難しい人には、雑記ブログから始めて、上記のような市場調査を並行して行うのも手です。
扱うジャンル・テーマを厳密に決めていないからこそ、柔軟な対応ができるのは、雑記ブログの最大のメリットです。
雑記ブログのデメリット
次に、雑記ブログのデメリットをお伝えします。
検索結果が上位に上がりにくい
結論としては、記事のジャンルが統一されていないブログは、検索結果が上位になりにくいです。
さきほどもお伝えしましたが、Google が検索の上位にどのページを持ってくるかを決める指標のひとつに「サイト全体の専門性」があります。
複数のテーマを扱う雑記ブログでは、ブログ全体の専門性が高まりにくいです。
結果、なかなか記事が検索結果の上位に表示されないので、検索からアクセスを稼ぐということは難しくなります。
狙うキーワードも「ライバルが少ない=需要も少な目」というところを狙うことが多いです。
人との差別化が難しい
雑記ブログというのは差別化が難しいです。
同じような記事を書いているライバルはたくさんいるので、特化ブログのように「〇〇について知りたいときはこのブログ」という立ち位置を得られません。
そのため、なかなかファンを獲得するのが難しいです。
そのため、新しい記事を投入してもSEOで上がってくるまではアクセスに期待できないでしょう。
スーパーで買ったお肉よりも、精肉店で買ったお肉のほうがおいしいなと感じたことはないですか?それと同じで、ひとつのテーマに特化したブログの方が、信頼されやすくブックマークされやすいんですね。
収益化が難しい
検索結果が上位に挙がってこず、差別化が難しいことから、雑記ブログは収益化が難しいです。
例えば、あなたが雑記ブログで書いたトレンド記事が当たったとしても、読者はトレンド記事を読みに来ているだけで、そのほかの記事は読みません。
雑記ブログは基本的にアドセンスで収益化することが多いのですが、アドセンスで稼ぐには大量のアクセスを集めなくてはなりません。
ASPの商品やサービスを絡めて収益化する方法もありますが、初心者さんが成果を発生させるのはハードルが高いです。
特化ブログのメリット
次に、特化ブログのメリットをご紹介します。
検索結果が上位に上がってきやすい
特化ブログには、次のような特徴があります。
- クリックされやすい
- 滞在時間が伸びやすい
- ブックマークされやすい
- 再訪問されやすい
そのため、Googleに評価されて検索順位があがりやすいです。
特定の情報を探している人は、検索結果を見てアクセスしてくれる場合が多くなります。
たまたま自宅や職場の近くにあるラーメン屋さんの記事があれば、「このブログには他にもいいお店が紹介されてるかもしれない」とブックマークしたくなりませんか?
そうすると、それ以外の記事も見てもらえる可能性も高くなるので、より親和性が高まっていきます。
検索結果って「そうそう、これこれ!」という情報が、いかに検索先のページにあるかにかかっているんです。
専門性が高いのでファンが付きやすい
特化ブログは1つのテーマに特化して書くのですから、おのずと専門性が高くなります。
専門家といっても、どのくらいの知識があればいいんだろう?自分の知識で専門性があるといっていいのかな…
と心配になる人もいると思いますが、「記事を読めば読者さんが目的を達成できる内容」になっていれば大丈夫です。
また、今はその専門性がなくても「勉強していきながら記事を書く」という方法もありです。
自分が興味のあるジャンルは、あなたも検索して調べたりしますよね?
初心者から始めて、ひとつずつ勉強して得ていく知識のプロセスは、あなたのブログを読みに来ている初心者の方と全く同じはず。
ここ、自分もわかりにくかったけど、この情報があるとわかりやすかった
そうそう、ここでつまづくんだけど、これをしたら解決できたんだよな
という実体験が、より読者に寄り添った記事を書くのに大活躍間違いなしです。
少し時間はかかりますが、自分の知識も得られて、読者の満足も高くなり、稼ぐことができる。
大変ではありますが、見方を変えれば一石三鳥のお得な方法でもあります。
収益化がしやすい
特化ブログの一番のメリットは、収益化がしやすいということです。
特化ブログを上手く運営していると、読者さんの悩みや興味がわかるようになります。そのため、どのタイミングでどの商品やサービスを紹介すればいいのかもあたりをつけやすいです。
アクセスしてくれる読者層がひとつに絞られていれば、掲載している広告に共感も得やすく、収益化につながりやすいのです。
こう見ていくと、雑記ブログのデメリットがすべて特化ブログのメリットになっていることがわかります。
特化ブログのデメリット
もちろん、特化ブログにもデメリットはあります。
しっかりした専門知識や肩書・実績が必要となる
記事の専門性は検索結果にもかかわりますが、何よりも読者からの信頼に関わります。
このブログの情報は、有益で専門性が高いなと思ってもらえなければ、自然と読者は減ってしまいます。
特化ブログは、ひとつのテーマに絞って終わりではなく、そのテーマを徹底的に深堀りしていく必要があります。そうでなければ、表面だけを書いた薄い内容になってしまうんですね。
だから、濃い情報を発信していくためには日々勉強が必要ですし、行動も必要です。
ネタが尽きてしまう
専門知識が必要になる記事は、そんなに簡単には書けません。
そうなると、そのジャンルの中で新しいネタが尽きてしまう恐れがあります。
しかし「このテーマについては自分のブログが日本一だ!もう書けることはない!」というところまで仕上がっているのであれば、あとは定期的に記事の修正をしていく程度でOKです。
この場合は、着手していたテーマに関連するテーマで、また新しい特化ブログを作るのがおすすめです。そうすることで、お互いのブログを自然な形で行き来させることができます。
ジャンルを外すといくら更新しても稼げない
特化ブログは、最初の段階でブログのテーマを決める時に失敗すると、いくら記事をあげても稼げる見込みがありません。
そのため、特化ブログを運営する場合は必ず事前にリサーチし、どのくらいの検索数が見込めるのかを調べておきましょう。
雑記ブログ・特化ブログ 記事数はどれくらい必要?
収益化を最終目標として考えているのであれば、記事数の目安は以下の通りです。
- 雑記ブログ:かなりの量が必要になってくる(目安は 300 記事~400 記事)
- 特化ブログ:50記事ほど
特化ブログの場合は、だいたい50記事くらいで完成することが多いです。それぞれの記事にリンクを貼り、ひとつの大きな地図を作っていくイメージです。
雑記ブログの場合は、膨大な数の記事を入れて稼いでいくのが一般的です。
そういう意味では、最初に50記事分のタイトルと見出しや記事構成を整理できるのであれば特化ブログ、難しそうであれば雑記ブログでもいいですね。
雑記ブログと特化ブログ よくある質問3選
次に、雑記ブログと特化ブログで「初心者さんがつまづきやすい点」についてお伝えしていきます。
雑記ブログで始めてあとから特化ブログに移行できますか?
その時点での記事数にもよるのですが、移行は可能です。
イメージとしては、移行先のブログジャンルに合うものをチョイスして、元の記事のカテゴリーを変更していく感じですね。
移行先には合わないジャンルでも、残しておきたいなあという場合は、別のブログサイトを立ち上げて、そちらに動かすということも可能ですよ。
雑記ブログと特化ブログを両方同時に運営するのはありですか?
可能ですが、もし初心者さんなのであればやめた方がいいと思います。
例えば、初心者さんが特化ブログを始めたいと思っても、ひとつのジャンルだけだと不安なこともあると思うんです。リサーチが上手くできているかもわかりません。
そんな時には、3つくらいのジャンルで保険をかけて始めたいと考えてしまいます。
しかし、最初のうちは1記事を書くのも大変なはずです。そうなると、複数のブログに記事を揃えるにはどれくらいかかるのでしょうか。
どのブログも中途半端になってしまうことが考えられます。
雑記と特化の中間ブログにしよう
不安な場合は、雑記ブログと特化ブログを合わせた、複合型ブログという感じが良いと思います。
そうすれば、ブログは一つなので記事はたまっていきますし、読者層は3つのテーマでそれぞれ獲得でき、その中でどのジャンルが当たっているか検証もできます。
その中から反応のいい記事を特化ブログに移行するという方法がいいでしょう。
雑記ブログ・特化ブログ両方で重要なこととは
雑記ブログで始めるにせよ、特化ブログで始めるにせよ、1番大切なのは「読者の視点」です。
キーワードや案件選びも大切ですが、まずは「読者さんがこの記事を読む価値があるのか」「この記事を読んだら読者さんのためになるのか」というところを大切にしていきましょう。
広告を貼れば稼げるという考えは甘すぎる
とにかくやみくもに広告を貼っていれば、収益化できるでしょと、見ている側のことも考えずに広告が貼られているブログがあります。
また、紹介料が高いからと言って何の脈絡もなくアフィリエイト広告が貼られているブログもあります。
しかし、それはもはや雑記でも特化でもなく、ただの自己満足のブログでしかありません。
あくまで読者から見て、必要な商品やサービスなのか、ためになる記事なのか、興味がわく場面なのか、気が付いてもらえる配置なのかなど、読者の目線を忘れないようにしてください。
更新頻度は重要
また、定期的に記事をアップしているというのも効果的です。
週刊や月刊で雑誌を買ったりしませんか?その曜日や日になると、自然と本屋さんに足が向いたりしますよね。
ブログも同じで、更新するタイミングが知られていれば、自然とそのタイミングにアクセスが集中します。リピーターの読者を獲得するための努力は積極的にしていきましょう。
【注目】今後のビジネスは「人」で選ばれることが重要
ここまで、特化ブログと雑記ブログについて解説してきましたが、「指名検索」を取れるようになれば、雑記ブログでも特化ブログでも収益化は可能です。
- ステップ1
読者さんが満足する記事を書く
- ステップ2
- 他の記事も読んでもらう
- 他の記事でも満足できる内容を提供する
- ステップ3
- ブログ・または運営者のファンになりSNSのフォローやメルマガ登録をする
- ブログをブックマークする
- ステップ4
- 更新されるたびに記事をチェックしてくれる
- 定期的にサイトを訪れて回遊してくれる
- ステップ5
- 〇〇について知りたいときはこのブログ
- 〇〇さんが書いた記事なら読んでみよう
という流れができ、たとえSEOで上がらなくても「特化」「雑記」などは関係なく、その人(ブログ)が好きだから読む、そのテーマに興味があるから読む、という状態になります。
読者さんといい関係を築き、ステップ5まで進むことができれば、自分のブログよりもより詳しく書いてある記事や、自分よりも実績のある人が出てきても、自分から商品が売れるようになります。
ブログ、SNS、メルマガと発信する媒体が変わっても、「人」についてきてもらうことができますので、収益が安定しやすいです。
最終的にここを目指してブログを運営していけるかどうかが、これからの時代で稼げるブロガーと、稼げないブロガーを分けることになります。
【結論】雑記ブログか?特化ブログか?あなたにはこっち!
ここまで読んできて、あなたは「雑記ブログ」にするか、「特化ブログ」にするか、イメージはつきましたか?
今の時点のあなたの思考に合わせて、チャートを作ってみました。より多く当てはまったほうが、今のあなたに向いているブログです。
【雑記ブログが向いている人】
- とにかく自分の書きたいように書きたい
- メリット、デメリットを読んだけどピンとこない
- 特化ブログを書けるほどのジャンルが思いつかない
【特化ブログが向いている人】
- この分野なら専門性があると思えるジャンルがある
- 自分自身のブランディングも兼ねて発信したい
- とにかく収益化をしたい
ここまで読んできても、自分にとっての専門的な分野が思い浮かんでいないのであれば、無理をして特化ブログにしてしまうと、詰んでしまうかもしれません。
特化ブログは収益化には最適ですが、ジャンルを間違えてしまうとその先は地獄です。
ですから、「このジャンルならかけるな」が定まっていないなら、雑記ブログから始めましょう。雑記ブログを積み重ねて、ニーズをつかんでいくことで、最終的に特化ブログに移行することもできるので、まずは記事を書いてみましょう。
この分野なら書けそう、このジャンルは得意だぞというものが浮かんでいたら、ぜひ「特化ブログ」でスタートしましょう。
なんにしても、まずは、千里の道も一歩より。まずはひとつ記事を書いてみましょう。
それがきっかけで、自分の得意が見えてくるかもしれませんよ!
ブログは難しそうと感じた方へ
最後になりますが、「どうしてもブログがいい」という場合でなければ、もっと再現性の高い方法を選んだ方が稼げるようになるまでは早いです。
ブログで30万円を稼げるようになるまでは大変ですし、頑張ったからと言って結果が出るとも限りません。
僕がコンサルさせていただいた方の中には、ブログを辞めて結果を出されている方もいます。
このように、稼ぎ方には色々ありますので「ブログでダメだったから副業は向いていない」とあきらめずに、自分に合った方法が見つかるよう模索していきましょう。
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