コピーアンドペーストの作業だけでお金が稼げたら…。これは誰もが夢見る究極の錬金術だと思います。
この記事では僕が起業してから実践をし、実際にコピペで稼げた副業についてまとめていきます。
コピペで稼ぐ事は現在でも可能ですが、誰でも簡単に真似できるやり方は短命で終わる可能性が大きいです。コピペを利用しつつも、自分なりのアレンジや工夫をしていかないと、継続的に収入を得るのは難しいでしょう。
コピペ副業とは?
「コピペ副業」とは、インターネット上で提供されている、文章や広告をコピーして貼り付けるだけで報酬を得ることができる副業の一種です。
多くの人が、簡単に収入を得るためにコピペ副業を利用していますが、その多くは詐欺や違法行為に関連していることが多いため、注意が必要です。
まず、コピペ副業には、ポイントサイトやアフィリエイトなどの正当な方法があります。
ポイントサイトは、広告をクリックしたりアンケートに答えたりすることでポイントを貯め、現金や電子マネーに交換することができます。
アフィリエイトは、商品やサービスを紹介し、その紹介によって発生する成果報酬を得ることができます。
しかし、コピペ副業には、違法なものもあります。
例えば、著作権を侵害するものや、商品やサービスを詐欺的に宣伝するものがあります。
また、マルチ商法と呼ばれる、多くの人を勧誘して参加させ、その参加費で収益を得る違法なビジネスモデルもあります。
これらの違法なコピペ副業に関わると、不正な行為に加担してしまうことになります。
法的な問題に直面するだけでなく、信用を失うことになる可能性もあります。
そのため、コピペ副業に参加する前に、情報を十分に調べることが重要です。
コピペ副業の歴史
コピペで稼げるなんてどう考えても嘘だろうと思う人もいるでしょう。いつの時代にも怪しく見える話はあります。
ですが事実として、コピペで稼げていたやり方というのは存在します。僕が実際に体験した、コピペ副業について事例を紹介していきます。
オプトインアフィリエイト
ネットビジネス業界にコピペ副業を広めたのは、無料オファーです。メルマガやSNSで案件を紹介し、自分の紹介で登録(資料請求)がされると報酬が発生。
報酬単価は1件500円〜2000円程度なので、まとまった数の成約を出すことで収益になります。メルマガ読者さんが増えてきたタイミングで実践した所、1案件で10万〜20万円程度を稼ぐことが出来るようになりました。
オプトインアフィリエイトが良かったのは、紹介する文章を広告主が用意してくれていた事です。紹介するために文章を自分で考えなくて、紹介用の原稿をコピペしてそのまま配信すれば稼げたのです。
しかし現在では無料オファー案件が激減しており、この手法だけで稼ぐのは難しくなっています。
案件事態は存在しなくはないのですが、万人受けしやすいオファーが少なくなっており、成約を取るのは難しくなってきているのです。紹介の仕方を工夫しないと、「どこかで見かけた案件だな‥」と思われてしまうでしょう。
コピペ記事
かつては引用と称して、記事の大半をコピペで稼ぐことが出来た時期がありました。全盛期はウィキペディアをコピペするだけでアクセスが来たなんて時代もあると聞きます。
しかしこれも検索エンジンが賢くなるにつれ、通用をしなくなります。現在ではオリジナリティのない記事は上位表示を維持できませんし、オリジナリティがあっても被リンクが増えていかないと検索順位は下落してく傾向にあります。
無在庫転売
現在でも実践できて、今後も飽和せずに通用する方法があります。それはヤフオクを使った無在庫転売です。
僕らが実験した範囲だと月に50万円まではコピペだけで到達が可能です。思考停止でコピペを延々と繰り返すだけで月に50万を稼げるというのは非常に夢があります。
転売はこれよりも前に店舗せどりといものを実践していましたが、せどりで利益50万を出すのはなかなか骨が折れました。仕入れにいかなければならないし、作業は莫大で赤字や不良在庫も普通にある。
ところが無在庫転売だと在庫を持たないので、赤字になることはない。そして売れてから顧客に直送をするため、不良在庫が出ることがない。転売ビジネスの欠点を完全に克服することが出来ているのです。
ただしこの手法には致命的な欠点があります。
利用規約で禁止されているやり方であるため、実践をすると高い確率でアカウントが停止になってしまうのです。一時的に稼ぐことは可能だけれど、持続性がないのです。
2017年頃までは規制が甘く、やりたい放題だったのですが、2018年頃から規制が許可されるように。現在でもやってる人はいますが、安定とは程遠い稼ぎ方であり、おすすめ出来ません。
テレビやラジオを切り抜いてYou Tubeに投稿する
テレビの人気番組やラジオを切り抜いて、You Tubeに投稿をするやり方です。
見逃してしまった番組や話題になったシーンだけを見たいというニーズがあるため、短期間で再生数を稼ぐことが可能です。コピペした動画に広告を掲載し、広告収入で収益化を行います。
かつては高額塾などでこの手法が推奨をされていたのですが、現在では実践不可能な手法となっています。
他人のコンテンツを自分のアカウントで投稿することは、著作権侵害に該当するため、アカウントが停止になったり、懲罰の対象になる事があるのです。
パクツイ
SNSで他人が作った投稿をコピーして、自分のアカウントで投稿するやり方です。バズってるツイートをパクることから、パクツイと呼ばれます。
パクツイをする事で人の反応を一気に集めることが出来、フォロワーを短期間で増やすことが出来ます。フォロワーが増えたアカウントを売却したり、広告を流して収益化します。
現在でも実践可能な手法ですが、パクツイを続けているとアカウントが停止になります。元ネタの投稿者から許可を得れば問題になりませんが、許可を得ずに人の投稿をコピペしてしまうと、利用規約違反になってしまうのです。
これからコピペ副業で稼ぐために必要な事
ここまで解説してきた通り、誰でも簡単に真似をできてしまうやり方は、現在では通用しなくなっています。
コピペをする事で需要の高いコンテンツを短期間で生み出すという考え方はダメでないのですが、法律や規約がそれを認めていないのです。
ではどうすればコピペ副業で稼げるのか?
これからコピペ副業に参入する際に必要な視点をまとめます。
自分の視点を加えてオリジナルコンテンツ化する
AIに音声を喋らせて解説を行う「ゆっくり解説」というジャンルが、近年流行っています。ゲームや映画、企業分析など様々なジャンルで解説を行った動画は需要があります。
動画の場合、内容で評価をされるのではなく、クリック率や再生時間で評価が決まります。そのため、全く同じ内容でも見せ方や伝え方を変えることで、別のコンテンツと認められるのです。
あなた自身の解釈や解説が面白いと思われれば、それをコンテンツ化して収益化をすることが出来ます。
許可を得て、切り抜きを行う
有名チャンネルの切り抜き動画や著名人の名言まとめbotは、元のコンテンツ所有者から許可を得れば、合法的にコピペをして投稿を行うことが出来ます。
YouTuberの影響力が芸能人並に高まっている今日では、YouTuberの動画をまとめ直したり、ライブ配信を切り抜いてわかりやすくまとめた動画のニーズが生まれています。
配信者が処理しきれない作業を代行してあげることで、広告収入を稼ぐ事が出来るのです。
構造を真似して中身は自分で作る
人気動画の構成やサムネイルと同じ構図でコンテンツを作り、内容を変えたり、情報量を濃くすることで差別化を行います。
人気動画と同じ構成でコンテンツを作るだけでもある程度のアクセスを集められると言われており、有料教材などでこの手法が推奨をされています。
動画以外でもSEOや転売でも同じことが言えます。うまくいってる人達がやってる事を真似をして、取り入れることが出来れば、近い結果を目指すことが出来ます。
売れてる広告をそのままパクる
広告を出稿して稼ぐアドアフィリエイトで有効なやり方です。
広告の場合、出稿する原稿は検索エンジン対策が必要ありません。そのためコピペコンテンツでもペナルティの対象になりません。
全てを同じまま出稿してしまうと、その広告を出稿してる人からクレームをされるかもしれませんが、同じ構成、似たような文章で出稿をすれば、コピペにはなりません。
売れている案件と反応が取れている広告を見極めることが出来れば、短期間で爆発的に稼げるやり方が、広告のコピペです。
コピペ副業の勧誘を受けたら確認すべきポイント
コピペ副業は訴求力が強い言葉であるがゆえに、詐欺に利用されることもあります。誰でも簡単に稼げる方法などないことは、少し考えればわかるはずですが、知識や経験がないと騙されてしまう人がいるのです。
このパートでは詐欺から身を守るためにどういった事に注意すべきか解説をします。
具体的な内容が記載、説明されていない
詐欺全般に言えることですが、具体的に何をやるのかが記載されていないことが多いです。SNSなどで派手な生活を自慢する投稿をしており、詳しく知りたい場合はDM、LINE登録で詳細を送ると謳っています。まともなビジネスであれば、何をして稼ぐのかをきちんと説明できるはずです。
フォローした途端にDMが来て、通話を求めてくるようなものを要注意です。そんな事をしなくても真っ当なビジネスであれば集客出来るからです。わざわざDMをして通話をしなければ勧誘できないという時点で危険なビジネスである可能性が高いです。
スマホだけで作業が完結
ビジネスを行う上でパソコンは必須です。スマホだけでも簡単な管理を行うことは可能ですが、ゼロから1を生み出す段階では、パソコンを使ってガッツリ作業をしていきます。
利益を生み出すまでの流れを覚えて、それを人やシステムに任せていくことで、自動化が進みます。自動化が進めばスマホだけで管理ができるようになるでしょう。最初からスマホだけで稼げるビジネスは存在しません。
作業時間が短い
短い作業時間で大きく稼ぐのは難しいです。自分以外の人やシステムを利用して仕組み化をしない限り、ビジネスに投入する時間を短くすることは出来ません。
未経験の人が5分や10分など、短い期間で大きく稼げると謳われていたら警戒をすべきです。
特定商法取引法に基づく表記がされていない
商品の販売ページに特定商法取引法にも基づく表記がされていない場合は、まず詐欺と思っていいです。販売元の情報を開示することは電子商取引において義務付けられていることです。それを守っていない時点でまともな業者でないと考えたほうがいいでしょう。
実際に注意喚起された事例
消費者庁がコピペ副業に対して注意喚起を出していますので、実際の事例を確認すると、イメージが持ちやすいと思います。
「月収 50 万円なんてコピペするだけで簡単に稼げます」などとうたい、多額の金 銭を支払わせる事業者に関する注意喚起
初期費用がかかる
初期費用を求める副業案件は詐欺の可能性が高いです。特に、高額な初期費用を要求する案件には慎重になるべきです。
コピペ副業の成功事例と失敗事例
コピペ副業には、多くの成功事例が存在します。これらの事例から学び、同様の方法を実践することで、副業での収益を増やすことが可能です。以下に、いくつかの具体的な成功事例を紹介します。
1. ブログ記事作成
ある主婦は、趣味の料理についてのブログを立ち上げ、他の料理ブログから引用したレシピや調理法をまとめることでアクセス数を増やしました。彼女は、自身の経験やアレンジを加えることでオリジナリティを出し、広告収入を得ることに成功しました。
2. YouTube動画の台本作成
ある学生は、YouTube動画の台本作成を副業として始めました。既存の人気動画の内容を参考にしながら、自分なりの視点を加えて新しい台本を作成しました。この方法で多くのYouTuberに台本を提供し、収益を得ることができました。
3. 電子書籍の執筆
ある会社員は、自身の専門知識を活かして電子書籍を執筆しました。彼は、関連するWebサイトや書籍から情報を収集し、それを自分なりに整理・編集することで価値あるコンテンツを作り上げました。この電子書籍はベストセラーとなり、大きな収入源となりました。
4. SNSマーケティング
あるフリーランスのマーケターは、SNSでのマーケティングをコピペ副業として行いました。成功している企業の投稿を分析し、それを元に自分のクライアント向けにアレンジした投稿を作成することで、多くのフォロワーを獲得し、クライアントの売上向上に貢献しました。
失敗事例:避けるべき落とし穴と対策
コピペ副業には成功事例が多くありますが、同時に失敗事例も存在します。以下に、避けるべき落とし穴とその対策を紹介します。
1. 著作権侵害によるトラブル
ある個人は、他人のブログ記事をそのままコピペして自分のブログに掲載していました。結果として、著作権侵害で訴えられ、罰金を支払う羽目になりました。対策としては、引用する際には必ず引用元を明示し、自分の意見や解釈を加えることでオリジナリティを出すことが重要です。
2. 不正確な情報の拡散
ある副業者は、他のサイトから集めた情報を精査せずにそのまま転載していました。その結果、不正確な情報が広まり、信頼を失うことになりました。情報を発信する際には、必ず複数の信頼できるソースから確認することが必要です。
3. 無断転載によるアカウント停止
あるSNSユーザーは、他人の投稿を無断で転載し続けたため、プラットフォームからアカウント停止処分を受けました。対策としては、他人のコンテンツを使用する場合には必ず許可を得るか、クリエイティブ・コモンズなどのライセンスを確認することです。
4. 初期投資詐欺に遭う
ある人は、高額な初期投資を求められる副業案件に手を出しましたが、実際には詐欺であり、投資したお金を失ってしまいました。初期投資を求める案件には慎重に対応し、信頼できる情報を元に判断することが重要です。
これらの失敗事例と対策を学び、安全かつ効果的にコピペ副業を行うことで、リスクを最小限に抑え、成功へと繋げることができます。
まとめ:コピペで稼ぐことは可能だが、その手法は短命で終わる可能性が高い
コピペ副業は簡単にお金を稼ぐことができるように見えますが、実際にはそう簡単ではありません。大きな収入を得るためには、多くの時間と努力を必要とすることがあります。また、正当な方法であっても、収益が安定しないことがあるため、副業として利用する場合は、計画的に行うことが重要です。
コピペで稼ぐことは現在でも可能です。ですが、単純なコピペ作業だけで稼ぐことは難しく、工夫が必要になっています。
コピペ副業を追求するのであれば、どの分野を真似ることで効率的に稼げるかを分析しましょう。
僕であればリペア転売という分野で先駆者を分析し、真似しまくることで持続的に安定して稼げるようになりました。
単純なコピペ作業だけで稼いでいた時期もありますが、そういうやり方は続きませんでした。アカウントが停止になるなど、メリットよりもデメリットの方が大きかったです。
副業に対するニーズは年々高まっており、優秀な人がどんどん参入をしてきています。頭を使わずに稼げる方法はすぐに飽和しますし、今稼げていても淘汰をされていくでしょう。もし今回の記事を読んで堅実に長期的に実践可能なビジネスを知りたいと思った方は、僕のメルマガに登録してください。今後も5年、10年と継続可能なやり方を提案しています。
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