SR626SWの互換・相当品は?ダイソーのSR626・377・SWとWの違い・LRで代用できるか(型番チェッカーつき)

SR626SWの互換・ダイソーの電池・LR626は使えるか 修理転売・リペア

「SR626SW 互換」「SR626SW ダイソー」で調べて来られた方に、先に結論を書きます。

型番の「626」は寸法を表す数字で、SR626SWと同じ寸法の電池には「626」が付きます。ただ、時計に使えるかは、電池の種類(SRかLRか)、SWかWか、時計の取扱説明書の指定まで確かめて決めます。パナソニックの仕様ではSR626SWは酸化銀電池で、公称1.55V、直径約6.8mm×高さ約2.6mmです。海外の「377」はSR626SWの相当品で、セイコーのSB-AW、シチズンの280-39も相当品です(Renataの相当品表)。ダイソーは「SR626酸化銀ボタン電池1個パック」を110円で売っていて、SWかWかの表記はなく、アナログ時計にもデジタル時計にも使用できると書いています。一方でマクセルは、「W」の表記がない酸化銀電池は一般用で、腕時計用電池の規格を満たすことを保証していないとしています。SWはアナログ時計向けの軽い負荷用、Wはデジタル・多機能時計向けの重い負荷用で、マクセルは基本的に同じ品名の電池と替えるよう案内しています。LR626などのアルカリ電池(LR)は、酸化銀電池(SR)とは別の種類の電池です。私は、ダイソーなど100均の時計用電池を使って問題はありませんでしたが、どれだけ持つかは確かめていません。SRの代わりにLRを入れたときは、動作が不安定な気がしました。外した電池と買う電池の型番を入れると、径・厚み・電池の種類・SWとWの違いを判定する「型番チェッカー」を9章に付けました。

知りたいこと 答え 章
SR626SWの相当品は 377(Renata・エナジャイザーなど)、セイコーSB-AW、シチズン280-39。SR626W・SR626は寸法の数字が同じで、SW/Wが違う・表記がない 3章
ダイソーの電池は使えるか ダイソーはSR626(酸化銀)を110円で販売。私は使って問題なかったが、持ちは確かめていない 4章
SWとWの違い SWはアナログ向けの軽い負荷用、Wはデジタル・多機能向けの重い負荷用 5章
LR626(アルカリ)で代用できるか 電池の種類が違う。日本時計協会は取扱説明書の指定以外を使わないよう案内。私は動作が不安定な気がした 6章
型番の調べ方 外した電池の刻印、ムーブメントの刻印、厚みと径、AI。間違えて買ったこともある 7章
使い終わった電池 端子をテープで絶縁し、SR・LRは時計店の電池回収箱へ 8章

1. 先に、立場を書きます

私は中古品の売買を20年近く続けている古物商です。腕時計は、転売で仕入れた時計と自分の時計の電池を替えてきました。電池交換の料金と、自分で替えてよい時計の線引きは腕時計の修理・電池交換の記事にまとめています。この記事は、電池そのもの(型番・互換・どこで買うか)を扱います。

この記事を作るにあたって、次の問いに答えました。

ダイソーなど100均の時計用電池 「使って問題なかった」「耐久性を検証していない」
SWとW、互換の電池の扱い 「外した電池と同じSWかWを買った」「SWとWは気にせず使った」「377など海外の表記で買った」「LR(アルカリ)で代用した」
SWとWを気にせず使ったとき 「アナログで問題なかった」「デジタルでも動いた」「転売用だけで、その後は分からない」
377など海外の表記で買ったとき 「問題なかった」「SRかLRか分かりにくかった」
SRの代わりにLRを入れたとき 「動作が不安定な気がした」
合わない電池を買ってしまったとき違ったこと 「厚みが違った」「径が違った」「SRとLRを間違えた」「リチウム(CR)だった」
電池の型番が分からなかったとき 「外した電池の刻印で買った」「ムーブメントの刻印から調べた」「電池の厚み・径を測った」「合わない電池を買ってしまった」「AIに特定させた」

2. 型番の読み方:SR626SWの「S」「626」「SW」

電池工業会は、ボタン形電池の型番を、電池の種類を表す記号、形を表す記号、寸法を表す数字で表すとしています。

型番の部分 意味 例
先頭の文字 電池の種類。S=酸化銀電池(公称1.55V)、L=アルカリボタン電池(公称1.5V)、C=二酸化マンガンリチウム一次電池(公称3.0V) SR626SW、LR44、CR2032
R 円形(ボタン形・コイン形など) SR626SWのR
数字 寸法を表す数字 626
SW・W SW=アナログ時計向けの軽い負荷用、W=デジタル・多機能時計向けの重い負荷用(マクセル) SR626SW、SR626W

数字が違えば、寸法が違う電池です。パナソニックの仕様で、よく使われる時計用の酸化銀電池の寸法は次のとおりです(どれも公称1.55V、約の値)。

型番 直径×高さ
SR626SW 6.8×2.6mm
SR621SW 6.8×2.15mm
SR726SW 7.9×2.6mm
SR721SW 7.9×2.1mm
SR716SW 7.9×1.65mm
SR920SW 9.5×2.05mm
SR927SW 9.5×2.7mm
SR916SW 9.5×1.65mm
SR936SW 9.5×3.6mm
SR1130SW 11.6×3.05mm

SR626SWとSR621SWは直径が同じで、厚みだけが約0.45mm違います。

3. SR626SWの互換・相当品

表記 SR626SWとの関係
377 SR626SWの相当品。Renataの相当品表では、Renata・エナジャイザーなどが377、VartaがV377、DuracellがD 377、パナソニック・マクセル・ムラタ・東芝はSR626SWの品名。1.55V、6.8×2.6mm
SB-AW(セイコー)、280-39(シチズン) Renataの相当品表で、SR626SWと同じ電池
SR626W 同じ寸法で、W(デジタル・多機能時計向けの重い負荷用)
SR626(SW・Wの表記なし) 寸法の数字が同じ酸化銀電池。ダイソーの商品はこの表記。マクセルは、Wの表記がない酸化銀電池は一般用で、腕時計用電池の規格を満たすことを保証していないとしている
LR626 同じ寸法のアルカリボタン電池(公称1.5V)。酸化銀電池とは別の種類

私は、377など海外の表記で電池を買ったことがあり、使って問題はありませんでした。ただ、海外の表記はSRかLRか分かりにくかったです。「AG」で始まる表記や数字だけの表記で迷ったら、商品の説明で、酸化銀かアルカリか、相当するSRの品名(SWかWかまで)を確かめます。マクセルの時計用電池(1個入りを除く)には、他社の相当品番を調べられる2次元コードが付いています。

SR920SWなら371(セイコーSB-AN、シチズン280-31)が相当品です(Renataの相当品表)。

4. ダイソーのSR626:110円、SW・Wの表記なし

ダイソーネットストアの「SR626酸化銀ボタン電池1個パック」は110円で、材質は酸化銀、原産国は中国です。SWかWかの表記はなく、販売元のダイソーは「アナログ時計にもデジタル時計にも使用できます」と書いています。SR621の1個パックもあります。マクセルは、SWやWの「W」は腕時計用電池の規格を満たしていることを表し、「W」の表記がない酸化銀電池は一般用で、腕時計用電池の規格を満たすことを保証していないとしています。ダイソーの表示は販売元の説明で、どの時計にも合うことまでは示していません。

私は、ダイソーなど100均の時計用電池を使って、問題はありませんでした。ただ、メーカー品と比べてどれだけ持つかは確かめていません。電池工業会は、同じ大きさでも型番が違うボタン電池は、中の材料や作りが違うので、パワーや寿命にも違いがあると説明しています。

私は時計の電池を、家電量販店・ホームセンター、Amazonのまとめ買い、AliExpressでも買ってきました。

5. SWとWの違い

マクセルは、SR○○○SWを時計の針だけを動かすアナログ時計に向いた軽い負荷用、SR○○○Wをバックライトやストップウォッチ、アラームなどが付いた多機能(デジタル)時計に向いた重い負荷用としています。デジタル時計にSWの電池を入れると、機能が正常に働かなかったり、時計が止まったりする不具合の原因になるとし、「基本的には、同じ品名の電池と交換してください」と案内しています。

私は、外した電池と同じSWかWを買った時計もあれば、SWとWを気にせず使った時計もあります。アナログでは問題なく、デジタルでも動きました。ただ、どれも転売用だったので、売った後のことは分かりません。マクセルの案内は、基本的に同じ品名の電池と替えることです。

6. LR(アルカリ)で代用してよいか

LR626はSR626SWと同じ寸法ですが、電池の種類が違います。電池工業会は、酸化銀電池を電圧が非常に安定している電池として、クォーツ時計などに使われていると説明し、アルカリボタン電池は防犯ブザーやおもちゃなどに使われているとしています。日本時計協会は、取扱説明書に指定されている電池以外は使わないよう案内しています。

取扱説明書でSRが指定されている時計に、LRは指定外の電池です。私は、SRの代わりにLRを入れたことがあります。動作が不安定な気がしました。

ほかに、形が似ている空気亜鉛電池(補聴器用など)を時計に使うと破裂の心配がある、と日本時計協会は注意しています。CR(二酸化マンガンリチウム一次電池)は公称3.0Vで、酸化銀電池とは電圧が違います。

7. 型番の調べ方と、私が間違えたこと

電池の型番が分からなかったときは、外した電池の刻印で同じ物を買う、ムーブメントの刻印から調べる、電池の厚みと径を測る、で確かめました。AIに、ムーブメントの写真を見せたり、刻印を文字で伝えたりして、特定させたこともあります。

寸法で分かるのは大きさだけで、SRかLRか、SWかWかは分かりません。ムーブメントの刻印も、電池の型番そのものではありません。それでも、合わない電池を買ってしまったことがあります。厚みが違った、径が違った、SRとLRを間違えた、リチウム(CR)だった、の4つです。中古の時計は、前の持ち主が指定と違う電池を入れていることもあるので、外した電池の刻印は参考にとどめ、取扱説明書の指定が分かればそちらを優先してください。AIの答えも候補として使い、刻印や寸法、取扱説明書で確かめます。

自分で電池を替えるか店に頼むかは、腕時計の修理・電池交換の記事で比べています。G-SHOCKはG-SHOCKの電池交換の記事に書きました。ブランド時計はブランド時計の電池交換の記事に、裏蓋の開け方は時計の裏蓋の開け方の記事に書きました。

8. 使い終わった電池の捨て方

日本時計協会は、使い終わった電池でもショートすると発熱・発火・破裂のおそれがあるので、プラスとマイナスの端子をセロハンテープなどで絶縁するよう案内しています。ボタン電池(SR・LR)はごみ箱に捨てず、時計店の電池回収箱に入れます。コイン形のリチウム電池(CR・BR)は、市町村の指示に従って捨てます。

9. 型番チェッカー:外した電池と、買おうとしている電池を比べる

外した電池の刻印(取扱説明書の指定が分かればそちら)と、買おうとしている電池の型番を入れると、電池の種類、寸法、SWとWの違いを判定します。377・371、セイコーのSB-AW・SB-AN、シチズンの280-39・280-31は、SRの型番に読み替えます。

時計の電池 型番チェッカー:外した電池と、買おうとしている電池を比べる

入力した型番は、このページの中で判定に使うだけで、どこにも送られません。寸法はパナソニックの製品仕様(2026年10月17日に確認)、電池の種類と電圧は電池工業会、SWとWはマクセルの案内、377などの読み替えはRenataの相当品表によります。表にない型番は、寸法を判定できません。

10. よくある質問

SR626SWの相当品は?

Renataの相当品表では、377(Renata・エナジャイザーなど)、V377(Varta)、D 377(Duracell)、SB-AW(セイコー)、280-39(シチズン)がSR626SWの相当品です。パナソニックやマクセルは、SR626SWの品名で売っています。SR626Wは寸法が同じで、デジタル・多機能時計向けの重い負荷用です。

100均(ダイソー)のSR626は使えますか?

ダイソーの「SR626酸化銀ボタン電池」は110円の酸化銀電池で、販売元はアナログ時計にもデジタル時計にも使用できると書いています。マクセルは、Wの表記がない酸化銀電池は腕時計用電池の規格を満たすことを保証していないとしています。私は100均の時計用電池を使って問題はありませんでしたが、どれだけ持つかは確かめていません。

SR626とSR626SWの違いは?

どちらも「626」なので寸法は同じです。SR626SWはアナログ時計向けの軽い負荷用を表す「SW」が付いた型番で、SR626はSWかWかの表記がない型番です。

SR626SWとSR621SWの違いは?

パナソニックの仕様で、SR626SWは直径約6.8mm×高さ約2.6mm、SR621SWは直径約6.8mm×高さ約2.15mmです。直径が同じで、厚みが違います。

LR626で代用できますか?

LR626はアルカリボタン電池で、酸化銀電池のSR626SWとは種類が違います。日本時計協会は、取扱説明書に指定されている電池以外は使わないよう案内しているので、SR626SWが指定の時計にLR626は指定外です。私はLRで代用したとき、動作が不安定な気がしました。

377とSR626SWは同じですか?

Renataの相当品表では、377はSR626SWの相当品で、1.55V、6.8×2.6mmです。

SR626SWはどこで売っていますか?

私は、家電量販店・ホームセンター、Amazonのまとめ買い、AliExpressで時計の電池を買ってきました。ダイソーネットストアでは、SR626(SWとWの表記なし)を110円で売っています。

11. まとめ

  • 型番の先頭の文字が電池の種類(S=酸化銀1.55V、L=アルカリ1.5V、C=二酸化マンガンリチウム3.0V)、数字が寸法。使えるかは種類・SW/W・取扱説明書の指定まで確かめる
  • SR626SWは直径約6.8mm×高さ約2.6mm。SR621SWは直径が同じで厚みが約2.15mm
  • 377・SB-AW・280-39はSR626SWの相当品(Renataの相当品表)
  • SWはアナログ向けの軽い負荷用、Wはデジタル・多機能向けの重い負荷用。基本は同じ品名と替える
  • ダイソーのSR626は110円の酸化銀電池で、SW・Wの表記はない。マクセルはWのない酸化銀電池を一般用とし、腕時計用の規格は保証していない。私は使って問題なかったが、持ちは確かめていない
  • LR(アルカリ)での代用は、電池の種類が違う。私は動作が不安定な気がした
  • 使い終わった電池は端子を絶縁し、SR・LRは時計店の電池回収箱へ

12. 参考資料

13. あわせて読む

14. この記事について

書いた人 中古品の売買を20年近く続けている古物商。転売で仕入れた時計と自分の時計の電池を替え、100均・量販店・Amazon・AliExpressの電池を使ってきた
この記事の読み手 SR626SWの電池を探していて、互換品・ダイソーの電池・SWとWの違い・LRで代用できるかを知りたい人
一次情報 1章の答え(100均の電池、SWとW、海外の表記、LRで代用したとき、間違えた電池、型番の調べ方)
一次資料 パナソニックの製品仕様、電池工業会、マクセル、Renata、ダイソーネットストア、日本時計協会(12章、2026年10月17日に確認)
扱わないこと 電池ごとの持ちの比較(確かめていないため)、店ごとの売値

 

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