Zorin OSとは|Windows 10のPCを延命するならこのLinux。第7世代のCore i5なら延命、Celeronは売って第8世代に買い替え

Windows 10からの乗り換えにおすすめのZorin OS。Windowsに近い見た目と操作、無料のCore版、古いPCでも快適 ネット・ガジェットの小技

「Zorin OS」「Windows 10 Linux 乗り換え おすすめ」「Windowsに近いLinux」を調べて来られた方に、先に結論を書きます。

Windows 10のPCを延命するか、売って買い替えるかは、CPUで決まります。Windows 11の対象は、Intelなら第8世代のCoreからです。性能は足りているのに、第7世代だというだけで切られたCore i5・i7のPCなら、Zorin OSで延命して申し分なく動きます。それより古いCPUや、Celeronのような廉価版のCPUなら、延命はやめて、ヤフオクに1円スタートで売り、その代金を元手にWindows 11対応のノートに買い替えたほうが得です。いまのヤフオクでは、第8世代のCoreを積んだWindows 11のノートが1万円以下でも落札されています。ただ、それは動く最低限の線で、快適に使うならメモリ16GBとNVMeのSSDを積んだ3万円前後の個体まで上げてください(1章)。

延命するなら、私はZorin OS(無料のCore版)を勧めます。メモリ8GBクラスのPCで、Ubuntu、Zorin OS、Linux Mintを実際に試しました。3つとも快適に動き、どれも有力な候補でした。そのうえで、画面の見た目と操作がWindowsにいちばん寄せてあるのがZorin OSだったので、多くの人にとってはこれがいちばんいい選択肢だと考え、乗り換え先として提案してきました。

Windows 10のままでも、延長セキュリティ更新(ESU)に登録すれば2027年10月12日まで更新を受けられます。ただ、これは先延ばしで、2027年10月に同じ判断がもう一度来ます(2章)。

知りたいこと この記事の答え
延命するか、買い替えるか 性能はあるのに切られた第7世代前後のCore i5・i7なら、Zorin OSで延命。それより古いCPUやCeleronは、1円スタートで売って、第8世代のノートに買い替える。最低限なら1万円以下、快適に使うならメモリ16GB・NVMeで3万円前後(1章)
Linuxに乗り換えるべきか Windows 11の要件を満たさず、回避して入れるのも不安な人は乗り換える。満たすならWindows 11、先延ばしならESU(2章)
どれを選べばいいか Windowsに近い見た目と操作ならZorin OS。私は8GBのPCで3つ試し、多くの人にはZorin OSを提案してきた(3章)
要件とサポート期間 Zorin OS 18.1とLinux Mint 22.3はメモリ2GB以上で2029年まで。Ubuntu 26.04 LTSは6GB以上で2031年4月まで(4章)
古いノートでも動くか 私が快適だと確かめたのはメモリ8GBクラス。4GBならUbuntu 26.04は要件を下回る。増設とSSD化を先に(5章)
Officeや今のソフトは使えるか Zorin OSにはLibreOfficeが入っていて、Officeの文書を開ける。Windowsのソフトは一部だけ動く(6章)
どうやって移るか USBに書き込み、入れずに試してからインストール。Windowsと並べて入れることもできる(7章)
中古PCを売るときは Linuxは入れない。売るPCはWindowsで仕上げる(8章)

1. 延命するか、売って買い替えるか|線はCPUで引く

Windows 11の対象になるCPUは、Microsoftの一覧で決まっています。Intelの場合、一覧に載っているCoreは第8世代からで、第7世代以前のCoreは載っていません。Celeronは、一部の型番だけが載っています。対象の型番のCeleronなら、下の表の1行目と同じでWindows 11に上げられます。自分のPCが対象かどうかは、Microsoftの「PC正常性チェック」アプリで確かめられます(CPUのほかに、TPM 2.0やセキュアブートも見ます)。

いちばん損をしているのが、第7世代のCore i5・i7です。Windows 10を快適に動かせる性能があるのに、世代だけで切られました。こういうPCは、Zorin OSに入れ替えると申し分なく動きます。延命する価値があるのは、このあたりまでです。

それより古いCPUや、Celeronのような廉価版のCPUは、OSを替えても遅さは残ります。延命に手間をかけるより、売って、その代金を元手にWindows 11の対象のノートに買い替えたほうが得です。

手元のPC どうするか 理由
Windows 11の対象のCPU(Intelなら第8世代以降のCoreなど)で、ほかの要件も満たす Windows 11に上げる 無料で、正規の更新が続く
第7世代前後のCore i5・i7など、性能はあるのに対象外 Zorin OSで延命する 性能は足りている。売っても1万円前後にしかならず、快適な第8世代に替えるなら差額は2万円前後。0円で延命するほうが得
それより古いCPU、Windows 11の対象外のCeleronなどの廉価版のCPU 1円スタートで売り、第8世代のノートに買い替える 延命しても遅さは残る。第8世代のWindows 11のノートは、最低限なら1万円以下、快適に使える構成でも3万円前後で買える

CPUで決めるのは大枠です。そのうえで、仕事で手放せないWindows専用のソフトや周辺機器があるかで調整します。Zorin OSにはWindowsのアプリを動かす仕組みがありますが、公式もすべてが動くわけではないと書いています(6章)。手放せないものがあるなら、第7世代でも差額を払ってWindows 11の第8世代に替えるか、ESUで時間を稼ぐほうが合います。

「1万円以下で買える」は、ヤフオクの落札相場で確かめました。終了から180日以内の落札を、「ジャンク」「部品」「難あり」などの語を含む出品を除いて数えたものです(2026年9月27日に確認)。

ヤフオクで検索した語 落札された件数 落札価格の中央値 読み方
ノートパソコン 第8世代 windows11 711件(うち1万円以下が136件、そのうちCore i5・i7が104件) 16,100円 買う側。中央値は1万円を超えるが、およそ5台に1台は1万円以下で落札されている。例:レッツノート CF-SV7(第8世代 Core i5・メモリ8GB・SSD256GB)が5,170円
(上のうち、タイトルにメモリ8GB) 357件 12,430円 買う側。Windows 11が動く最低限の構成
(上のうち、タイトルにメモリ16GB) 192件 21,500円 買う側。メモリだけ16GBにした構成
ノートパソコン 第8世代 16GB NVMe 27件 28,900円 買う側。快適に使える構成。3万円近くになる
ノートパソコン 第7世代 i5 132件 8,525円 売る側。第7世代のi5は、売っても1万円に届かないことが多い
ノートパソコン 第6世代 i5 38件 9,980円 売る側。第7世代と同じくらい
ノートパソコン celeron windows10 69件 3,800円 売る側。Celeronは、売って1万円以下のノートを買っても、差額は数千円で済む

第8世代の検索結果は749件で、そこから除外語を含む38件を除いた数字です。メモリの行は、出品タイトルに容量が書かれているものだけを数えています。中央値は、並べたときにちょうど真ん中に来る落札価格です。落札価格には送料が含まれないことがあり、売る側には落札手数料もかかります。

1万円以下の第8世代は、Windows 11が動く最低限の線です。Windows 11を快適に動かすなら、メモリ16GBと、NVMeのSSD(SATAより速い接続方式のSSD)まで欲しい。ここまで条件を入れると、ヤフオクの中央値は28,900円と3万円近くになります。それでも、Windows 11が正規に動くノートが3万円前後で手に入るなら、買い替えとして得だと私は考えています。自分でメモリを増設できる機種なら、8GBの個体を買って16GBに増やす手もあります(手順はノートパソコンのメモリ交換)。

買い替える目的 第8世代のノートの条件 ヤフオクの中央値
Windows 11が動けばいい メモリ8GB・SSD 12,430円(1万円以下の落札も136件)
Windows 11を快適に使いたい メモリ16GB・NVMeのSSD 28,900円

第7世代のi5は、売っても中央値8,525円です。快適な第8世代に替えるなら差額は2万円前後になり、そのうえ出品・梱包・発送の手間と手数料がかかります。性能が足りているなら、Zorin OSで0円のまま延命するほうが得です。Celeronは逆で、Zorin OSにしても遅さは残り、売っても3,800円前後です。それなら売って、第8世代のノートに替えたほうが、この先何年も快適に使えます。

1円スタートで売る考え方は価格弾力性とはに、ノートパソコンの梱包と発送はメルカリでパソコンを発送・梱包する方法に書いています。売る前には、初期化して中のデータを消してください。

2. まず4つの選択肢から選ぶ|Linuxは「Windows 11に上げられない人」の答え

Windows 10のサポートは、2025年10月14日に終わりました。そのあとの選択肢は、次の4つです。

選択肢 いつまで 費用 注意すること
Windows 10のまま、ESUに登録する 2027年10月12日まで PC設定を同期していれば追加費用なし。または1,000 Microsoft Rewardsポイント、または1回限りの購入で30ドル(または現地通貨相当) 先延ばしの手段。届くのは「緊急」「重要」のセキュリティ更新だけで、機能の改良や技術サポートはない。バージョン22H2が必要
要件を満たすPCで、Windows 11に上げる — 無料(Windows 10 バージョン2004以降から) いちばん素直な道。要件はTPM 2.0、UEFI・セキュアブート対応、メモリ4GB、ストレージ64GBなど
要件を満たさないPCに、Windows 11を入れる — 無料 Microsoftは推奨していない。サポートは受けられず、更新が届く保証もない。互換性がないことによる損傷はメーカー保証の対象外。デスクトップに透かしが出る。Windows 10に戻せるのは10日間だけ
Linuxに乗り換える Zorin OS 18は2029年6月1日まで、など(4章) Zorin OS Core、Linux Mint、Ubuntuは無料 Windowsのソフトは、そのままでは動かない(6章)。この記事の本題

私は、要件を満たさないPCにWindows 11を入れる方法も書いています(Windows 11のTPM回避とUSBでのインストール)。手順としてはできます。ただ、Microsoft自身が推奨せず、更新が届く保証もないと書いている方法です。これを不安に感じる人には勧めません。

そういう人と、そもそもWindows 11を快適に動かすパワーが足りないPCを使っている人に、Linuxが残ります。

3. 私がZorin OSを勧める理由|8GBのPCで3つ試して、決め手はWindowsへの寄せ方

メモリ8GBクラスのPCで、Ubuntu、Zorin OS、Linux Mintを試しました。3つとも快適に動いて、どれも乗り換え先の有力な候補だと思いました。動くかどうかでは差がつかなかったので、決め手は「Windowsから来た人が迷わないか」です。

Zorin OSは、Windowsから移る人のために、見た目と操作を寄せることを前面に出しているOSです。公式サイトは、Zorin Appearanceというアプリでデスクトップのレイアウトを、WindowsやmacOSなど慣れた環境に近づけられると説明しています。無料のCore版に入っているレイアウトは4つで、そのうち2つがWindows風です。

版 価格 Windowsに寄せたレイアウト 向く人
Zorin OS Core 無料 「Windows-like」「Windows List-like」(Coreのレイアウトは全部で4つ) Windows 10から移る、ほとんどの人。私が勧めるのはこれ
Zorin OS Pro 有料(公式サイトの表示で8,888円。2026年9月27日時点) Coreの4つに加えて、「Windows 11-like」「Windows Classic-like」など8つ Windows 11そっくりの見た目にしたい人、Proに付く追加アプリがほしい人
Zorin OS Lite 無料 デスクトップが軽いXfce。Zorin OS 18の系列まで提供され、少なくとも2029年6月までサポート。Zorin OS 19からは提供をやめる予定 Core版でも重いと感じる古いPCだけ。公式は、Core版でもメモリ2GB・15年前のPCで動くとしている

Windows 11の見た目にそっくりにしたいならPro版ですが、Windows 10から移る人が迷わないという目的なら、無料のCore版のWindows風レイアウトで足ります。まずCore版で試して、足りなければProを考える、という順番で十分です。

Linux MintとUbuntuも、動作の面ではZorin OSと並ぶ候補でした。違うのは、Windowsに寄せることを売りにしているかどうかです。Ubuntuは画面の左にアプリの並ぶドックがある独自の見た目で、Windowsとは操作の感覚が変わります。

4. 3つの比較|要件とサポート期間

2026年9月時点の最新版を、公式の情報で並べます。

項目 Zorin OS 18.1 Core Linux Mint 22.3 Ubuntu 26.04 LTS
価格 無料 無料 無料
最小メモリ 2GB 2GB(快適に使うなら4GB推奨) 6GB
ストレージ 15GB 20GB(100GB推奨) 25GB
CPU 1GHzデュアルコア、Intel/AMDの64ビット 64ビット版のみ 2GHzデュアルコア以上
サポート期限 2029年6月1日 2029年まで 2031年4月(5年)
公開日 18は2025年10月14日、18.1は2026年4月15日 2026年1月13日 2026年4月23日
Windowsへの寄せ方 Windows風のレイアウトを選べる(公式の売り) — 左にドックのある独自の見た目

Zorin OS 18は、Windows 10のサポートが終わった2025年10月14日に公開されています。土台はUbuntu 24.04 LTSなので、困ったときはUbuntu向けの解説がそのまま使えることも多いです。

注意したいのはUbuntuです。26.04 LTSで最小メモリが6GBになりました。私が試した8GBクラスのPCなら満たしますが、メモリ4GBの古いノートでは要件を下回ります。

5. 古いノートでも動くか|要件の最小と「快適」は別

要件の最小値は「インストールできる」線で、快適に使える線ではありません。私が快適に動くのを確かめたのは、メモリ8GBクラスのPCです。Zorin OSの公式サイトは、15年以内のPCならおそらく動くと書いています。

手元のPC どうするか
メモリ8GB以上 3つとも候補。Windowsに近い操作ならZorin OS Core
メモリ4GB Ubuntu 26.04 LTSは最小6GBを下回る。Zorin OS CoreかLinux Mint。増設できる機種なら、先に8GBにする(手順はノートパソコンのメモリ交換)
ストレージがHDD SSDに換えると、起動と体感の速さが別物になる(手順はノートパソコンのHDDをSSDに交換する手順)
32ビットのCPU 3つとも64ビットのCPUが前提
CPUがCeleronなどの廉価版 OSを替えても遅さは残る。1章のとおり、売って第8世代のノートに買い替えるほうが得

SSD化とメモリ増設は、私が中古パソコンを再生するときの基本の工程です(HDDの機種は、ほぼ全台SSDにします)。OSを入れ替える前に、この2つで足りるかを先に見てください。

6. 乗り換える前に確かめること|Office・ソフト・周辺機器

確かめること どうなるか
Word・Excelの文書 Zorin OSにはLibreOfficeが最初から入っていて、Microsoft Office/365の文書を開いて、作って、編集できる(公式)。Microsoftアカウントがあれば、Word・Excel・PowerPointのWeb版をブラウザで無料で使える
Windowsのソフト(.exe) そのままでは動かない。Zorin OSは「Windows App Support」(Wineという互換の仕組み)で、多くのWindowsアプリを.exeや.msiのダブルクリックで入れられる。ただし公式も、すべてが完全に動くわけではないとし、先にLinux版や代わりのアプリがないかを探すよう勧めている。仕事で使う専用ソフトは試してから決める
ゲーム Zorin OSの公式は、SteamなどからLinux版とWindows版のゲームを入れられると書いている。私はゲームでは試していない
日本語入力 設定の「キーボード」を開き、「入力ソース」の「+」から日本語を追加する。切り替えはSuper(Windowsロゴ)キー+スペースか、パネル右の言語表示から(公式ヘルプ)
ファイルの置き場所 Windowsの「Cドライブ」のようなドライブ文字はなく、自分のファイルはホームフォルダ(ドキュメント、ダウンロードなど)に置く。見た目が似ていても、仕組みはWindowsと別物
Wi-Fi・音・画面・プリンター 機種によって違う。インストールする前に、USBから起動した状態で確かめる(7章)
今のファイル インストールで上書きされることがあるので、外付けドライブかクラウドに先に退避する(公式ガイドの推奨)

7. 移行の流れ|USBで試してから入れる

Zorin OSの公式インストールガイドに沿った流れです。LinuxのインストールUSBを作るのに使うPCは、今のWindowsのPCでかまいません。

手順 やること
1 大事なファイルを、外付けドライブかクラウドに退避する
2 公式サイトから、Zorin OSの.isoファイルをダウンロードする(Core版は無料)
3 USBメモリに書き込む。容量はCore版なら4GB以上、Pro版とEducation版は16GB以上。書き込みには公式が案内するbalenaEtcherを使う(WindowsならRufusでもよい)。USBメモリの中身は消える
4 入れたいPCの電源を完全に切り、USBを挿す。電源を入れた直後にキーを連打してブートメニューを開き、USBを選ぶ。キーはEsc、Delete、F2、F12など機種によって違う(メーカー別のキーはWindows 11のUSBインストールの記事に表にしています)
5 「Try or Install Zorin OS」を選び、まず「Try Zorin OS」で、インストールせずに試す。Wi-Fi、音、画面、プリンターをここで確かめる。USBからの起動は、インストール後より遅い。NVIDIAのグラフィック(2013年以降のもの)を積んだPCは「modern NVIDIA drivers」と付いた項目を選び、場合によってはセキュアブートを切る(公式ガイド)
6 インストールする。Windowsを残すなら「Install Zorin OS alongside」(デュアルブート)、Zorin OSだけにするなら「Erase disk and install Zorin OS」を選ぶ
7 終わったら再起動する。インストールにかかる時間は、公式のFAQでは10〜20分ほど

試して合わなければ、USBを抜いて再起動すれば元のWindowsのままです(Tryの間は、PCの中のドライブに触れません)。一方、「Erase disk」で入れたあとにWindowsへ戻すには、Windowsを入れ直すことになります。迷うならデュアルブートで入れてください。

デュアルブートにすると、起動するたびにWindowsとZorin OSを選べます。Zorin OSから、Windows側のファイルも読めます(公式)。ただ、Windows 10側はESUに登録しない限り、セキュリティ更新が届かないままです。

8. 中古PCを売るならLinuxは入れない

自分で使うPCと、売るPCでは答えが変わります。私は中古パソコンの仕入れと再生もしていますが、利益を出すために売るなら、LinuxではなくWindowsを入れます。

理由は、Linuxを知っている人が少なすぎることです。Windowsが入っていないPCは「自分には使えない」と受け取るのが、一般の人の感覚です。実際にはWindowsに近い操作感のLinuxがあって、低スペックのPCでも快適に動くので、自分で使うぶんには覚える価値があります。ただ、それは買う人には伝わりません。

売るPCの仕入れと再生の流れは、パソコン転売で儲からない人は「動くパソコン」を買っているに書いています。

9. よくある質問

Windows 11にできない古いノートは、どうするのが得ですか?

CPUで決めます。第7世代前後のCore i5・i7なら、性能は足りているので、Zorin OSで延命するのが得です。それより古いCPUやCeleronなら、ヤフオクに1円スタートで売り、第8世代のノートに買い替えたほうが得です。ヤフオクでは、終了から180日以内に、第8世代のWindows 11のノートが1万円以下で136件落札されていました。ただし快適に使うなら、メモリ16GBとNVMeのSSDを積んだ個体で、中央値は28,900円です(1章)。

WindowsにそっくりなLinuxはありますか?

Zorin OSです。無料のCore版に「Windows-like」「Windows List-like」のレイアウトがあり、有料のPro版には「Windows 11-like」「Windows Classic-like」も入っています。私は、Windowsの見た目と操作に最も寄せているZorin OSを、乗り換え先として提案してきました。

Zorin OSの日本語版は、どこでダウンロードしますか?

日本語版という別のダウンロードはありません。公式サイトのダウンロードページから同じ.isoファイルを取ります。Zorin OSは100以上の言語に翻訳されていて(公式)、インストールの途中で日本語を選べます。日本語入力は、インストール後に設定の「キーボード」の「入力ソース」から追加します(6章)。

Zorin OS Liteは、どこでダウンロードしますか?Coreとの違いは?

Lite版は、メインのダウンロードページではなく、公式ヘルプの「Getting Zorin OS Lite」のページからダウンロードします。デスクトップが軽いXfceになっている版で、Zorin OS 18の系列までの提供です(少なくとも2029年6月までサポート、Zorin OS 19からは提供をやめる予定)。公式は、いまはCore版でもメモリ2GB・15年前のPCで動き、作業によってはLiteより速いとしているので、まずCore版で試して、重いときだけLiteを考える順番で足ります。

Zorin OSで、Windowsのソフトは動きますか?

一部は動きます。公式は、Windows App Supportを使うと、多くのWindowsアプリを.exeや.msiのダブルクリックで入れられるとする一方、すべてが完全に動くわけではないとし、先にLinux版や代わりのアプリを探すよう勧めています。そのため、仕事で使う専用ソフトは、Windowsを残したデュアルブートで入れて、動くのを確かめてから移るのが安全です。

Windows 10の代わりになるOSは何ですか?

要件を満たすPCならWindows 11です。満たさないPCで、要件を回避してWindows 11を入れるのが不安なら、Linuxです。LinuxならZorin OS、Linux Mint、Ubuntuの3つを試し、どれも有力な候補でした。

Windows 10は、いつまで使えますか?

サポートは2025年10月14日に終わりました。ESUに登録すれば、2027年10月12日までセキュリティ更新を受けられます。登録しなければ、セキュリティ更新は届きません。

Linuxは無料ですか?

Zorin OS Core、Linux Mint、Ubuntuは無料です。Zorin OS Proは有料で、公式サイトの表示は8,888円でした(2026年9月27日時点)。

古いノートパソコンでLinuxを使うなら、どれがおすすめですか?

メモリ4GBなら、Zorin OS CoreかLinux Mintです。Ubuntu 26.04 LTSは最小6GBを求めます。私が快適に動くのを確かめたのは8GBクラスなので、増設できる機種なら先に8GBにして、HDDならSSDに換えてください。

Windowsを消さずに試せますか?

試せます。USBから起動して「Try Zorin OS」を選ぶと、PCの中のドライブに触れずに動かせます。入れるときも、Windowsを残して並べて入れる(デュアルブート)ことができます。

10. まとめ

  • 延命か買い替えかはCPUで決める。性能はあるのに切られた第7世代前後のCore i5・i7はZorin OSで延命、それより古いCPUやCeleronは1円スタートで売って第8世代のノートに買い替え。最低限なら1万円以下(ヤフオクで180日に136件)、快適に使うならメモリ16GB・NVMeで中央値28,900円
  • Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了。ESUなら2027年10月12日まで先延ばしできるが、そのときに同じ判断が来る
  • 要件を満たすPCならWindows 11。満たさないPCに回避して入れる方法は、Microsoftが推奨していない。不安な人とパワーが足りないPCにLinuxが残る
  • 私はメモリ8GBクラスのPCでUbuntu・Zorin OS・Linux Mintを試し、3つとも快適に動いた。Windowsの見た目と操作に最も寄せているZorin OSを、多くの人に提案してきた
  • Ubuntu 26.04 LTSは最小メモリ6GB。4GBの古いノートならZorin OS CoreかLinux Mint。先にメモリ増設とSSD化
  • USBで試してから入れる。Windowsと並べて入れることもできる
  • 売るPCにはLinuxを入れない。Windowsが入っていないPCは、使えないと受け取られる

11. 出典

公式ページは、いずれも2026年9月27日に確認しました。

12. あわせて読む

記事 どこがつながっているか
Windows 11のTPM回避とUSBでのインストール 要件を満たさないPCにWindows 11を入れる手順と、メーカー別のブートキー
ノートパソコンのメモリ交換 4GBのノートを8GBにしてから、OSを選ぶ
ノートパソコンのHDDをSSDに交換する手順 HDDのままでは、どのOSでも遅い
パソコン転売で儲からない人は「動くパソコン」を買っている 売るPCはWindowsで仕上げる。SSD化とメモリ増設で1台1〜5万円を残す実測
Pixel 3をLineageOSでAndroid 15にした記録 公式のサポートが切れた端末を、別のOSで延命した例

13. この記事について

項目 中身
書いた人 中古品の売買を20年近く続けています(古物商許可あり)。中古パソコンの仕入れと再生もしています
私がやったこと メモリ8GBクラスのPCで、Ubuntu、Zorin OS、Linux Mintを試しました。3つとも快適に動きました。Windowsの見た目と操作に最も寄せているZorin OSを、乗り換え先として提案してきました。延命するか買い替えるかの線(第7世代前後のCore i5・i7は延命、それより古いCPUやCeleronは売って買い替え)は、中古パソコンを仕入れて売ってきた私の判断です。ヤフオクの数字は、2026年9月27日に落札相場を数え直したものです
書いていないこと ゲーム、仕事用の専用ソフト、Macでの動作は試していないので、公式の説明だけを書いています。要件とサポート期間は、2026年9月時点の最新版(Zorin OS 18.1、Linux Mint 22.3、Ubuntu 26.04 LTS)の公式情報です
変わりうること ESUの登録条件、各OSの要件とサポート期限、Zorin OS Proの価格は、改定や新しい版の公開で変わります

 

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