近年、無在庫転売が注目を集める中、コンサルタントの指導を受ける方も増えています。しかし、その中には法的リスクが潜むこともあります。
この記事では、無在庫転売のコンサルを受ける際に注意すべきポイントを解説し、違法行為に巻き込まれないための対策を紹介します。
最悪の場合、逮捕される可能性もあるため、慎重な判断が必要です。正しい知識を持ち、安全にビジネスを進めましょう。
無在庫転売で実際に逮捕された事例
無在庫転売に手を出して逮捕。そんな事例が発生するようになってきました。
ここでは実際に無在庫転売を実践して逮捕された人と、逮捕要因を解説していきます。
ヤフーショッピング無在庫転売スクールの主催者が逮捕
高知県警は2日、「土佐料理司」のゆずポン酢などを約2倍の高値で転売していた3人を、著作権法違反容疑で逮捕しました。
転売自体を規制する法律がなく業者を悩ませていましたが、県警は転売時に商品写真を勝手に掲載したことに着目。初摘発に踏み切りました。https://t.co/tT6l1jjEdd#高知県
— 高知新聞 (@Kochi_news) August 3, 2023
老舗料理店の商品を組織的に無在庫転売したとして、高知県に住む男性3人が著作権法違反容疑で逮捕されました。
この男性はヤフーショッピングで無在庫転売を行うツールを制作し、それをスクールで提供するサービスを提供していました。自社の商品がネットで無断転売されていることに気がついた料理店が、警察に通報。逮捕に繋がりました。
この事件では、無在庫転売のスキームが問題だったのではなく、販売者に許可を取らずに、権利侵害をしていたことが問題視されました。
転売は近年では社会問題になってきており、法的には違法ではないが、何かしらの形で取り締まったり、規制が必要ではないか?という考えに社会全体が変わってきています。
事実、メルカリでは人気商品が出品できないようにメーカーと覚書締結をしていたり、ユニクロとは包括協定を結び、無在庫出品や著作権侵害の抑制をしています。
これらの事実からわかることは、権利者に許可取らずに無在庫転売をするのは無理ゲー化しているという事です。今後も変わることのない大きな流れに逆らって稼ぐことは難しいです。
テラリウムの宣材写真を無断引用して罰金30万
海外製品を販売する日本の代理店が、無在庫転売をしていたユーザーに訴訟を起こし、有罪判決が出ました。
自社の宣材写真を無断で引用したとして、罰金30万円が課されています。
輸入転売では、日本の代理店がいて現地との価格差が大きい商品は、狙い目の商品です。有在庫であれば自分で宣材写真を撮影して販売するということもできますが、無在庫の場合は公式の宣材写真を引用する事になります。そのため、これが訴訟に発展しやすく、訴訟された場合は、有罪になってしまう可能性が高くなっています。
この訴訟でも無在庫転売そのものが問題なのではなく、権利侵害が問題視されています。有罪判決を食らうということは前科者になるという事です。前科者になると賃貸物件が借りられなくなったり、銀行の口座開設ができなくなり、社会的に大きな制裁を受けてしまいます。
軽い気持ちで取り組んだ副業で、社会的に抹殺されてしまうのはあまりにも悲しすぎる。
逮捕事例から学ぶ、避けるべき無在庫コンサルの特徴
これまで見てきた逮捕事例から、あなたが参加すべき無在庫コンサルを考察していきましょう。
結論として、有名な無在庫コンサルやスクールへの参加は見送るべきです。その理由を解説していきます。
お金払えば誰でも入れるスクール
お金を払えば誰でも参加できてしまうサービスは、参加者の質や情報流出のリスクをコントロールできません。
参加者が増えてくると対応するスタッフを増やしたり、講師が参加者のサポートに割く時間が短くなっていきます。その結果、質が下がっていき、クレームが発生をします。
僕はビジネス系のコンサルは規模拡大をしたら破綻をすると考えています。
儲かる手法をなぜ教えるんだ?という疑問を持ったことがある人は少なくないでしょう。
余っている枠がある限り、儲かるやり方を教えても破綻はしません。しかし枠が余っていないのに、参加者を入れ続けたら、そのやり方で結果を出せる人はいなくなります。
審査制を採用していて、参加する人の質や数をコントロールしているコンサルを選ぶようにしましょう。
プラットフォーム型無在庫転売
大手のプラットフォーム(ヤフー、Amazon、メルカリ、eBayなど)で無在庫転売が禁止されていない所は皆無です。
そういった所で無在庫転売をしている人たちは、規約の網をかいくぐって販売を行っているだけです。通報されたり、運営の監視に見つかったらアカウントが停止に追い込まれます。
コンサルに申し込む前にそのやり方が規約違反ではないか、確認をしましょう。プラットフォームの規約だけでなく、法律に反しないかも確認をしておきましょう。
そうすれば意図をせずにアカウントが剥奪されたり、逮捕をされて社会的制裁を受けてしまうリスクを排除することができます。
参加者が多い
物販はゼロサムゲームです。誰がやっても同じ結果になるので、利益商品は奪い合いです。実践者が増えれば増えるほど売れるまでの速度は低下。その結果、値下げ合戦となり、利益が圧迫されていきます。
プラットフォーム型ビジネスの大半は、誰がやっても同じ結果に収束をしていきます。その再現性を販売者はPRして収益化しています。
ですが、再現性が高すぎるということは、それだけ飽和しやすいという事です。
自分と同じ手法を実践している人が何人いるのか?
ここを調べることで、自分が取れる期待値がどれほどのものなのか、予想を立てられます。
無在庫転売はニッチな隙間産業であるため、実践者が数百名単位も出れば飽和をして稼げなくなります。僕であれば参加者が5名以上いるコンサルには申し込みません。
無在庫しか教えない
無在庫転売で稼げるようになったら、有在庫にシフトをしていきましょう。無在庫で安値売りするのではなく、即出荷が可能な事をPRして高い値段で販売をするのです。
そうすれば手元に残る利益も増えますし、無在庫転売ヤーと競合しません。
在庫を持たずに稼げるならそれが理想なのですが、リスク管理を行った上で在庫を持って販売すれば、利益もアカウントが停止になる事も、逮捕されることも避けることができます。
法を侵さずに無在庫販売で稼ぐ方法
無在庫転売は問題視されがちですが、法を侵さずに稼ぐことは、現在でも可能です。
例えば自分が住む地域でネット販売を行っていない会社に連絡を取り、委託販売の許可を取る。そして注文が入ったらそれを委託元に連絡し、出荷作業をやってもらう。こういった契約を何社から取ることができれば、在庫を持たずに利益が積み上がっていきます。
自分で集客をして販売する仕組みは作らなければいけませんが、権利者から許可を得ていれば、臆することなく無在庫で販売を行っていけます。この安心感はとても大きい。
また、国内外の価格差を利用した無形サービスの無在庫販売も、法を侵さずに稼げるやり方です。
日本だと高額なサービスが海外だと安価に利用できたりするので、サービス提供者に許可を取り、販売代理業を行います。そして日本で成約を取ったら、現地に発注を行い、納品を行わせます。
このやり方でも権利者に許可を取り、日本での販売許可を正式に許諾されているので、法にはしませんし、現地の業者も売上が上がるので感謝をされます。
昨今問題になっている無在庫転売の逮捕者に共通するのは、無許可で販売を行い、権利侵害で捕まっていることです。それを組織的に行っているため、目をつけられている。
僕は後発の人間が成功したければ、失敗している人たちがやっている事の真逆をやるのがいいと主張してきました。
無在庫転売で失敗する人たちと真逆の戦略を採用している僕らは、今でも規制や逮捕と無縁で稼ぎ続けることができています。
まとめとして、権利者から許可を得て無在庫販売を行えば、在庫を持つデメリットを克服しながら堅実に稼げるようになります。
僕が教えている無在庫コンサルの特徴
僕自身は2017年頃より無在庫転売に着手し、2019年に規約違反型無在庫転売から撤退。現在は自身で開発をした完全オリジナルな手法で稼いでいます。
僕が開発したやり方を教えた人たちも稼げており、参加者が競合していません。その結果、参加者の同僚や友達が口コミで僕のことを知り、営業活動を行わずともコンサルが売れています。
巷の無在庫コンサルと比較をすると、僕らのやり方はあまりも一般常識からかけ離れているように見えるでしょう。
僕らの無在庫ビジネスの特徴と将来性の高さについて解説をします。
WooCommerceを使った自社ECで凍結リスクなし
僕らがプラットフォームを使っていないにも関わらず、稼げるのは自社で販路を構築しているからです。具体的には自分で作成したネットショップで商品を販売しています。
WooCommerceというシステムを使い、自動化やSEOに強い仕組みを構築しています。一昔前までは日本でネットショップをやろうとすると、大手のサービスを契約しないと難しい状況でした。
しかし昨今ではWordPressが普及をし、WordPressをカスタマイズすることで、個人でも高性能なネットショップを自作できるようになりました。WooCommerceはこのWordPressの機能として動く仕組みとなっていて、高性能なWordPressの機能をそのまま使うことが出来るのです。
僕らはこの仕組みを2019年から研究を開始。当所はBASEやStoresで無在庫転売を行っていたのですが、SEOが上がらなかったり、アカウントが停止に追い込まれる問題が発生。規制や規約から完全に自由になるには、自分たちで販路を作るしかないうという結論に至ったのです。
自社で作ったネットショップは、大手のサービスと比べて情報が少なかったり、集客が難しいという欠点もありますが、仕組みが回りだすと無双状態です。長期的に安定的に売れるようになるため、新規商材の開拓に時間を使わなくていいし、人に作業を任せるやすいため、一切作業を行わずとも良い状態を作れます。
販売者に許可を取りWINWINな関係を構築
僕らは無在庫販売を行うにあたり、権利者に許可を得たり、代理店契約を結んでいます。その結果、販売者からは感謝をされている状況で、関係が敵対して悪化することがありません。
例えば教え子の一人は、自分が住む地域の特産品を、無在庫形式で販売しています。
この子は地方都市に住んでいるのですが、地元ではネット販売を行っている業者があまりおらず、営業に来る業者も全然いないと言っていました。その結果、自分だけが扱える商材を恒久的に売ることができ、値下げとも無縁。
僕が教えたウェブマーケティングのスキルを使い、何年にも渡って利益を出し続ける事に成功しています。
集客はSEO、SNS、広告の3つ
僕らはプラットフォームの力を借りず、自分たちで集客を行います。
集客は検索エンジン経由、SNS経由、広告出稿の3つで行っています。これらは勉強にも実践にも時間がかかりますが、一度覚えれば、あらゆる分野で汎用が可能です。
扱う商材やジャンルに関係なく、集客ができるようになっていくので、より高額な商品やサービスを無在庫形式で売っていけるようになるのです。
一般的な無在庫転売は数百円〜数千円の利益を積み上げていきますが、僕らは少ない商品数と作業量でその何十倍も稼げています。そのため、使える時間が少なかったり、資金が少ない人でも結果を出せています。
一生物のスキルが身につくので卒業後も様々なステップアップが可能
現代社会では集客ができる人間は重宝され、引く手あまたです。
僕は物販をずっと続ける必要はないと考えていて、各々が進みたい方向に進むためのステップアップとして利用すればいいと思ってます。
謝金の返済だったり、起業ための資金作りだったり、様々な事情で飛び込んできてくれているのであり、やりたくもない事を延々とやらせるのは僕の本意ではありません。
ウェブ集客が出来るようになれば無限の可能性が広がりますので、そこから先はあなた自身が歩みたい道を見に付けたスキルを汎用して切り拓いて下さい。
有在庫にシフトも可能
僕は元々在庫を持って転売を行う古本せどりでキャリアをスタートしました。そのため、在庫を持って稼ぐ方法を教えることも可能です。
資金不要の無在庫転売で稼げるようになったさらに先に物販で進みたい方には、有在庫転売を提案しています。
物販は資金力で稼げる金額が決まります。需要を見極める力が身についた状態で有在庫に参入すると、上手にリスク管理をしながら稼げるようになります。
最小限の在庫と作業量で最大の収益を得る。これが僕らが理想とする稼ぎ方です。
無在庫と有在庫を並行して実践することで、資金効率はさらに高まり、お金の面で不自由することはなくなっていくでしょう。
オフラインの指導を重視
僕が教えている無在庫のやり方は非常に強力ですが、身につけるのは簡単ではありません。
ツールを使って商品を一気にコピー出品とか、何もしなくてもプラットフォームが集客してくれて初日から売れていくというやり方とは程遠い。
思考停止で稼げるやり方ではなく、頭を使います。行動量も必要で、足を使って泥臭く向き合っていくスタンスが求められます。
なので、挫折をしてしまわないようにオフラインで横について教えるということを重視しています。
具体的には泊まり込みで合宿をしたり、遠方で来れない方には画面共有を行い、遠隔で指導を行うということをやっています。
このやり方を採用していることで、媒体の構築を参加者全員が完成をさせ、何をやればいいのか迷わせない事に成功しています。
まとめ
無在庫転売は強力な手法ですが、現在では有名になりすぎて、独学は基本として、高度な差別化を行わないと稼げなくなっています。
無在庫転売を楽に稼げる夢の手法と勘違いしないことです。もし本当にそんなやり方があるならば、あなた以外の人がとっくに実践して荒稼ぎをしていますから。
もしこの記事を読んで、僕が教える無在庫コンサルに興味を持った方は、お問い合わせフォームより連絡をして下さい。詳細についてお話をする場を設定させて頂きます。
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