
ブログ運営で自分が思うような結果にならず、頭を抱えてしまうことってありますよね。
- 思ったようなキーワードでブログにアクセスされない
 - アクセスはあるけど直帰率が低い
 - 最後までちゃんと読まれていない
 - ペルソナ設定っていうのをしてみるといいらしい…?
 
このような事態になってしまうのは、記事を読んでくれる方への理解が薄く、信頼関係が上手く気付けていないからです。
ペルソナ設定をすると

この記事は自分のことをわかってくれている!
と相手に思ってもらえるような記事が書けるようになります。
つまり、ブログ記事を書く時にも相手を理解して書いた方が、信頼関係が構築しやすいということです。
ペルソナ設定をするのは顔の見えない相手の「本心」を理解するため。
これができるようになると、今までとはレベルの違う記事が書けるようになっていきますよ。

簡単にペルソナ設定ができるテンプレートなどもありますので、ぜひこの記事を読み終わった後はあなたのブログを生まれ変わらせてあげてくださいね。
ペルソナ設定とは?

ペルソナ設定は相手ことをより理解して、訴求したい商品やサービスを相手の心に深く届けるためのものです。
主にマーケティングの世界で使われることが多く、ペルソナとはその商品やサービスを利用する「架空の人物像」です。

この「架空の人物像」はあなたのブログの運営が上手くいっていない原因に、大きな関係があります。
- 自分が想定している相手が自分のサイトに来ていない
 - 相手が検索するキーワードを読み間違えている
 - 読者さんに刺さらない商品やサービス、コンテンツを紹介している
 - 記事を開いてくれても「何だか違うな」と引き返してしまっている
 - 記事の内容が自分に向けられた記事だと相手が気付いていない
 
これらの問題はペルソナ設定が上手くいっていないことで起きている可能性があります。
相手のことをより深く考えていくことで、このような問題を解決する糸口が見つかるはずです。

これだけではいまいち理解ができないと思うので、実例をご紹介します。
ペルソナ設定の成功実例【スープストック】

例えば、スープ専門店チェーンの「スープストックトーキョー」では、「秋野つゆ」さんというペルソナを設定して大成功されています。

スープストックは、「料金が高く量が少ない」というイメージがありますが、女性を中心に爆発的な人気となりました。

ペルソナ設定とスープストックの店内を見比べてみると、メニュー・入れ物・空間の作り方などの全てにおいて「秋野つゆ」さんのこだわりが反映されていることがわかります。
「スープストックは量が少ない」と感じるのも「大食いに見られたくない」という女性(秋のつゆ)の懸念に配慮し、「同じ量でも量が少なく見える入れ物を採用している」というのは驚きですよね。
入れ物一つを選ぶにしても「秋野つゆだったらどんなものに惹かれるのか?」というのをとことん考え抜いていくわけです。
ブログのペルソナ設定について

ブログにおけるペルソナ設定においても、基本的には「記事を読んでくれるたった一人の相手」を設定するのがおすすめです。
ブログの場合は、一般的なペルソナ設定よりもゆるいペルソナ設定をするケースが多いです。
目的は
- 検索意図を把握するため
 - どんな記事を読みたいのかを知るため
 
という2点です。

もし、トレンド情報やまとめサイトなど、暇つぶしの為のサイトを運営されているのであれば、ペルソナ設定はそこまで必要ないかもしれません。
しかし、相手のニーズを分析してもっと読者さんに寄り添った記事を書きたいというのであれば、ペルソナ設定は必要になってきます。
何らかの解決方法を求めるキーワードで検索している読者さんは、

「そうそう、こんな記事が読みたかったんだ!」
となるようなサイトを探しているのです。
- 文章の流れ
 - 言葉の選び方
 - 検索するキーワード
 - デザイン
 - タイトル
 - 画像
 - 紹介するサービスや商品
 
「この記事は自分のことをわかってくれている」と思ってもらえるようにするには、人物像をより具体的に設定して、相手の気持ちを掴むことが必要なんですね。
ペルソナとターゲットの違い ※設定する項目の具体例あり

「ペルソナ設定」と「ターゲット設定」は、よく同じような意味で覚えている方が多いのですが、実は大きな違いがあります。

ターゲットはちょっと抽象的な人物像、ペルソナはその中にあるより具体的な人物像、という風にとらえるとわかりやすいかもしれませんね。
 
ターゲット設定  | 
 
ペルソナ設定  | 
  | 
  | 
このように、「ペルソナ」は属性だけではなく、より詳細に相手の性格や考え方、ライフスタイルやちょっとしたストーリーまで設定していくのが一般的です。
すでにサイト運営をされていて、そのアクセスについて悩んでいるあなたならきっと

自分のブログやサイトに来てくれている人は、男性が多くて30代が多いかな
というのは大体把握されていると思います。
![]()  | 
しかし、ターゲット設定だけでは相手の顔が浮かばず「どんな人なのか」「本当の悩みは何なのか」までは上手くつかめません。
 抽象的な相手をペルソナに設定した記事にはブレが生じやすいです。  | 
そうなると、読者さんは記事を読みながら何かしらの違和感を感じることになります。
その結果、途中で離脱してしまったり、流し読みをしてしまったりして、ブログ運営が上手くいかなくなってしまうのです。
![]()  | 
一方、ペルソナ設定がされていると相手のイメージが付きやすく、ターゲット設定だけでは見えてこないような検索意図を満たす記事を書きやすくなります。 | 

ターゲット設定だけだと、どんな記事を書いたらいいのかにも悩んでしまいます。しかし、ペルソナ設定をすると色々な切り口で話ができるので、記事のネタも次々と見つかるでしょう。
ターゲットはGoogleアナリティクスを見ればわかる

ちなみに、ペルソナを決める前の「ターゲット」を把握するにはGoogleアナリティクスが向いています。

この「ターゲットの中からペルソナを1人」決めていきます。
ペルソナ設定をしないとどうなる?


「副業に興味がある方」をターゲットとした記事を投稿したのに、あまり読まれていません…

「副業に興味がある方」といっても、色んな層がいます。
- 会社員の方
 - 主婦の方
 - 学生の方
 - 定年退職している方
 - 買い物が好きな方
 - 読書が好きな方
 - 営業をしていてセールスが得意な方
 - 文章を書くのが好きな方
 - イラストを描くのが趣味の方
 - プログラマーの方
 - 英語翻訳が得意な方
 - 作業時間が1時間しか取れない方
 - 1日中パソコンの前に座れる方
 - 月に1万円稼ぎたい方
 - 月に30万円稼ぎたい方
… 
一口に「副業に興味がある方」と言っても、これだけの属性の方が入り混じっているんですね。
そのため、ペルソナを意識していない記事だと、読んでいる相手が

この記事は自分のことだ!
と気が付かないので上手く未来を想像することができないんです。
その結果、「読まれない記事」になってしまっている可能性があります。
例)
子供がいる主婦の方に
「子育て中でもOK」
「子供がお昼寝している間に作業するだけで月収20万円!」
という内容が書かれていたら「自分でもできるのでは?」と目を止めますよね。
逆に、この主婦の方に
「仕事の外回り中でも簡単に稼げる!」
という訴求はあまりピンとこないはずです。
普段の生活で「独りよがり」になってしまったり、「わがまま」になってしまったりすると、相手の人が少しずつ離れていくのと同じ気持ちです。
- いくら稼ぎたい人なのか
 - いつまでに稼ぎたい人なのか
など 
ペルソナ設定のやり方 3STEPでOK


では具体的にどうやってペルソナを設定していくのかをお伝えしていきます。
ペルソナ設定の流れは次の通りです。
- ターゲットを把握する
 - ターゲットの中から1人を選んでリサーチしていく
 - リサーチした内容に沿ってペルソナ設定をする
 
ペルソナを作る時はまず「自分の訴求したいターゲット層」の情報を集めていきましょう。

また、自分のコンテンツなどがすでにある場合は、お客様の中から1番よく買ってくれる方(または、よく読んでくれる方)をペルソナに設定しましょう。
ペルソナの設定ができれば、あとは自分のブログや記事を見ながら

ペルソナさんならどんな記事が読みたいかな
と考えていきます。
ペルソナ設定をするときにリサーチした内容を振り返れば、ペルソナさんの色んな問題点が見えてきて、記事のネタもたくさんたまっているはずです。
その結果、あなたの読まれない記事が少しずつ「相手の心に刺さる記事」に生まれ変わっていくはずです。

相手の顔が見えにくい「ターゲット設定」から、もう一歩踏み込んでペルソナ設定にチャレンジしてみましょう。
ペルソナ設定はストーリーも大事

| 現状 | 
  | 
| 目標 | 
  | 
| ペルソナさんが気が付いていない問題 | 
  | 
データを取ってペルソナ設定を最初にしっかり把握しておくこと。
これが、ターゲットに刺さるアプローチをするための一番の近道となります。
【簡単】テンプレートを使ったペルソナの作り方

- 名前(仮名)
 - 年齢
 - 性別
 - 居住地
 - 職業
 - 職場での役職
 - 勤務時間
 - 年収
 - 職歴
 - 仕事への取り組み方
 - 在籍年数
 - 家族構成(独身・既婚・子供のありなし・一人暮らしなど)
 - 子供のころの家庭環境
 - 人間関係(親子・パートナー・友人・職場など)
 - 性格
 - 人生で何を大切に思っているのか(仕事・お金・家族・恋人・友人など)
 - 趣味
 - 得意な事
 - コンプレックス
 - 悩み・不安な事
 - 夢・目標
 - 休日の過ごし方
 - 貯金
 - 毎月のお小遣い
 - 友人の数や付き合い方
 - 普段使っているSNS
 - 情報を入手する手段(テレビ・雑誌・新聞・ネットなど)
 - 持っているデバイス(パソコン・スマホ・タブレットなど)
 - 登録しているサブスク
 - スキルアップに投資した金額
 - 実践している副業
 - 副業の成果
 - 座右の銘
 
このような項目についてのデータを集めて、あなたの商品やサービスに関連する相手の情報を設定していきます。
ブログ用のペルソナ設定のテンプレートを使いたい方は、medifundというサイトで公開して下さっていて、すぐにダウンロードできます。(無料/エクセルファイル)
紹介した項目の他に、どういうことをリサーチすればいいのかは、例えばアパレル関係のサービスであれば
- 洋服を買う頻度は月1回
 - キレイめカジュアルな服装が好き
 - 落ち着いたトーンの色が好き
 
ペルソナ設定の具体例

次のケースについて、ペルソナ設定のサンプルをお見せします。

ちょっと長くなりますので、少し上で紹介したペルソナシートと照らし合わせてご覧頂ければと思います。
ペルソナサンプル【家族のために稼ぎたいおっとり営業マン】

- 名前 売田 文具(うるた ぶんぐ:仮名)
 - 職業 文具やオフィス用品の営業
 - 性別 男性
 - 年齢 36 歳
 - 大阪府出身(現在は都内在住)
 - 年収 560 万
 - 既婚/妻は看護師(年収600万)/子どもは2人(2歳と6歳)
 - 学歴 関西の私立大学卒
 

- 具体的な仕事内容:営業車に乗って、取引先に文具を持っていき、新たなニーズを見出して提案していく。営業成績は標準。
 - 月に自由に使える金額:3 万円
 - 趣味:休みの日は関東近郊の近場で釣り
 - 性格:おっとりしていておおざっぱ。多少ひげが伸びていても気にしない。面倒見がいいと思われたい見栄っ張りな面もある。
 - 口癖:なんとかなるよ
 - 悩み:自分も看護師の妻も忙しく、子供との時間があまりとれない。自分よりも妻の年収の方が高いことを気にしている
 - 願望・ゴール:隙間時間で稼げること
 - 制約・状況:子どもが小さいので土日もなかなか時間がとれない
 - 稼ぎたい金額:看護師の妻の収入をカバーできる程度。月に50万円稼ぎたい。
 - 代替え手段:新聞配達やウーバーイーツなどでのバイトを考えている
 - 支払意思:情報は無料で探して稼げるようになりたいと思っている
 - SNSは見ない。情報源はテレビや新聞、雑誌、ニュースサイトや検索エンジン。Youtubeは釣りの動画をたまに見る。
 - 36 歳になってきて、なかなか給与のベースが上がらなくなってきた。
 - 妻は仕事が辛い・子供達ともっと触れ合いたいとこぼしていたこともあり、収入をあげて仕事を辞めさせてあげたいと思っている。
 - また、自分より妻の年収が高いことを不満に思っている面もあるので、自分が稼げるようになれば一石二鳥だと考えている。
 - 釣りの道具も消耗品が多いので、いろいろ買い換えたいが、お小遣いの範囲だと難しい。
 - 副業は OK な職場ではあるが、子どももまだ幼く共働きなので時間はあまりない。
 - 副業としてブログを始めてみたけれど、何を書いたらいいのかわからない
 - 飲み会でおごることもしばしば。かっこいい先輩と思われたい。
 - 子どもたちにも、かっこいいパパだと思ってほしい。着る服も少しお金をかけたい。
 - 〇〇さんはすごい、と言われたい。
 - 妻が医療職なので、自分より稼ぎがあることがコンプレックス。
 - ええかっこしいなのは自覚があるが、その殻を破って身の丈に合うことが何かわからない。
 
このペルソナ設定を見ると、「目的」の部分が明確でブログを隙間時間で運営して月に50万円程度稼ぎたいというゴールがわかります。

ここまで設定すると、この男性はなぜ「ブログ 稼げる方法」を検索しているのかなどの詳細が見えてきます。
そこで、ニーズを満たすための記事構成や文章の方向について考えていきます。

- 家族のために頑張るのは素晴らしいという価値観で文章を書く
 - 本職である営業ノウハウの活かし方を伝える
 - 仕事が終わってからの隙間時間で作業をして、月50万円を稼げる方法を伝える
 - 収入が増えれば一家の大黒柱として自信がもてるという訴求
 - 妻や子供はもちろん、仲間内にも尊敬されるようになるという訴求
 - 釣り船に乗って釣りを楽しんでいる様子の写真を載せる
 - 家族で外食やショッピングをしている写真を載せる
 - 新聞配達やウーバーイーツでは時間に融通がきかないという訴求
 - 独学では稼ぐのが難しいのは当たり前。あなたが悪いわけではないという寄り添い
 - 月に3万円のお小遣いなら半分はスキルアップに投資という選択肢を提示
 - 「なんとかなる」では何とかならない。
…
…など 
ペルソナ設定から、このようにまだまだ色んな訴求方法が思いつくと思います。

このようにペルソナ設定をして「どういう記事を作成すればこの方に刺さるのか?」を考えていけば、検索してたどり着いてくださった方の潜在ニーズも拾っていけるようになります。
ペルソナ設定はどこまで深く掘るべきか

ペルソナ設定の項目を沢山紹介してしまったので、すごく難しいように感じるかもしれません。
しかし、紹介したい商品やサービスに関係のないペルソナ設定は必要ありません。
いくつか重要な項目をピックアップして使ってみてください。
個人的なゴールがどこにあるかによっても多少は変わってくると思いますが、「相手の顔が見える範囲まで」設定するのが一つの目安になります。

- この記事だったら、どんな表情で読んでくれるだろうか
 - この表現を読んだらどんな気持ちになるのか
 - このキーワードよりもこっちのキーワードを入力すると思う
…など 
このように、顔や表情が想像できるとより具体的な寄り添い方ができます。
ペルソナ設定は複数でもいいの?

ペルソナは「何人か設定したほうがいいのか、一人の方がいいのか」と迷うこともあるかもしれません。
個人的な結論を言うと「目的に応じて使い分けるなら、どちらも正しい」です。
しかし、最初は複数人を設定するよりもたった一人のペルソナを設定したほうが上手くいくでしょう。
その理由は、「ペルソナがブレにくいから」です。
- 企画部は女性で主婦、子どもが3人のペルソナ設定
 - 営業部は男性で40代、独身貴族のペルソナ設定
 
サービスや商品にもよりますが、このように複数の人間が共通認識をもってゴールに向かうことが必要な場合は、
と決めた方が成功しやすいです。
ブログを書く時のペルソナ設定は何人がベスト?

一方、ブログのペルソナ設定は
- 「様々なジャンルを取り扱う雑記ブログなのか」
 - 「専門性のある特化ブログなのか」
 
によっても変わってきます。
- 雑記ブログ
→ブログ全体にターゲット設定/記事毎にペルソナ設定 - 特化ブログ
→ブログ全体にペルソナ設定/記事毎にペルソナの状況をリサーチ 
雑記ブログのペルソナ設定
雑記ブログのペルソナ設定としては、サイト全体にカチッとしたペルソナ設定をするのではなく、ブログ全体のターゲットのみ設定します。
そして、1記事につき1つのペルソナを具体的に設定していくと、ブログ全体では複数のペルソナ設定になります。

すでにブログの運営を始めているけれど、今からペルソナ設定を考えていこうかな、と思われているなら、「ペルソナ設定は1記事につき一人」から始めてみましょう。
特化ブログのペルソナ設定
「毎回同じペルソナ設定だと書くことが無くなってしまうのでは」と心配されるかもしれませんが問題ありません。
同じペルソナでも状況が変われば書く内容も違ってきます。
- ブログってなんだろう
 - ブログはどうやって稼ぐんだろう
 - どうやってブログ始めるんだろう
 - 設定はどうやるんだろう
 
…
具体的には、次のような所を確定していきます。

- このペルソナはどんな悩みを抱えているのか
 - 設定したペルソナがこの状況にいる時はどんな記事を差し出してあげたらいいのか
 - 〇〇というサービスを使った時のペルソナの反応
 - この記事を読んだらペルソナがどう思うか?
 - ペルソナがハマりそうなブログデザイン
 

このように「もしペルソナが〇〇だったら…?」とペルソナの状況を変化させることで、読者さんに刺さる記事になり、回遊率の高いブログが出来上がっていきます。
ペルソナ設定が難しい時の対処法4選!

前述したペルソナ設定のテンプレートを自分のブログにあてはめながら肉付けし、フレームワークしていくのも方法のひとつです。
しかし、ペルソナ設定に慣れるまでは

難しい…もっと簡単にできる方法はないかな
と感じるかもしれません。
ここでは、ペルソナ設定が難しいと感じた時の対処法を4つお伝えします。
ペルソナ設定の項目を増やしてみる/絞ってみる

ペルソナ設定は、細かく設定すればするほど顔がくっきりと見えてくるようになります。
しかし、あまりにも多くの項目を設定すると「共感できる人がいなくなってしまう」という問題が出てくる可能性があります。
そこで、最初はペルソナ設定の項目を重要なものだけに絞ってみるのもおすすめです。
また、項目が3~4個しかないあっさりとしたペルソナ設定だと相手の顔が見えません。
その場合は、もう一度リサーチしてペルソナ設定を見直してみてください。項目を増やすことで相手の顔が見えてくると思います。
身近な人の生の声を直接ヒアリングしてみる

実際にコンテンツのテーマで悩んだことがある人に、「問題をどうやって解決したのか」を聞いてみましょう。
例えば、ブログで稼ぐ方法を発信するのであれば、実際にブログで収益を上げている人に聞きましょう。
なぜブログを始めようと思ったのか、どうやったら稼げるようになっていったか、当初はどんな不安があったか、どんなつまづきがあり、どう解決したかなど。
具体的に尋ねることで、ペルソナが抱える悩みを、リアルに掘り下げていくことができます。
アンケートを取る

経験者が身近にいない場合は、Twitterやインスタのような不特定多数の人が見るようなSNSで、簡単にアンケートをとってみるのもひとつの方法です。
自分では気づかなかったような切り口や、隠された生の声が拾える可能性大です。
また、ランサーズなどのクラウドソーシングサービスでも、アンケートを募集することができます。
Yahoo!知恵袋やTwitterで声を探してみる
![]()  | 
![]()  | 
ユーザーが何に悩んでいるのかを知りたい時に、一番簡単なのは悩んでいる人に聞くこと。
ですが、「アンケートを取りたくてもフォロワーが少ない…」という場合、思ったほど声が集まらない可能性もありますよね。
そういった場合は、今ネット上にある関係データを全てかき集めるつもりでリサーチしてみましょう。
Yahoo知恵袋ではその悩みに対して、別の誰かが解決策を提示してくれています。
もちろんベストアンサーに書かれた内容は信憑性を調査する必要があります。
しかし「相談者さんがどんな回答を欲しいのか」というとても大切な情報が詰まっていますので、リサーチする意味が大いにあります。
ペルソナ設定は不要?意味がないからいらない?

「ペルソナ設定は不要説」というものがあります。
結論から言うと、ペルソナ設定に古いとか時代遅れとかそういう価値観は当てはまりません。
人間関係で考えると簡単にわかるのですが、相手の気持ちを理解しようとすることに流行廃りはないからです。
ところで、こういったネガティブなキーワードは、ペルソナを設定するメリットとデメリットの問題が深くかかわっています。

まず、ペルソナ設定のメリットは「相手に刺さるコンテンツを作れるようになる」ということです。
ユーザーが潜在的にもつ検索意図を理解し、適切な回答を示してあげられるようになるのが1番のメリットです。
対象を一人に絞ることで、その人のニーズや感情が把握しやすくなります。
デザインやキャッチコピーに迷った場合も「このペルソナだったらどうするかな?」と考えることで、作業がスムーズに進むでしょう。

しかし、ペルソナ設定を「しすぎる」ことで、前にも後ろにも勧めなくなってしまうことがあります。
必要のないところまでを具体化してしまうと上手くいきません。
また、ペルソナ設定を間違えてしまった場合、誰にも刺さらないコンテンツになってしまいます。
これは主に「勝手にペルソナを作り上げてしまった」という場合に陥りやすい失敗です。

そのため、ペルソナ設定をするときはしっかりリーサーチをして、アンケート結果やインタビューのデータをもとに作成しましょう。
ペルソナ設定を作成するときの注意点

ペルソナ設定をする上で、絶対にやってはいけないことは、架空の人物を「決めつけてしまうこと」です。
こうであるはずだ、そしてその人はこういう情報を欲しがっているはずだと、リサーチもせずに机上論で決めてしまうと、失敗してしまう可能性が高くなってしまいます。

生の声をしっかりとリサーチし、その人物に寄り添い、悩みを精査することで、本当に必要なニーズが見えてきます。
リサーチする際に、一番着目していただきたいのは、相手の本当の希望を見つけてあげることです。
そうすれば、自然と「相手にグッと刺さる記事」が作れるようになっていきますよ。
ペルソナ設定は一度決めたら終わりではない

自分でペルソナ設定をして記事を書いた後も、そのペルソナがブレていないかどうか検証を定期的に行ってみてください。
複数記事を比較し、あまりにも成果が上がってこないページは、設定しているペルソナがずれていないか検証してみましょう。
ペルソナ設定がうまくいけば、あなたが自信をもって書いた記事が、本当に必要な人に届きます。
それがアクセス数や滞在率、最後まで読んでくれたかどうかという数字の結果として返ってきます。
ペルソナ設定は時間がかかるし、難しい側面もあります。
ただ、一度味方にしてしまえば、これほど心強い相棒はいないです。
事前のリサーチをしっかりと行って、架空の人物ではなく生身の人間を見据え、相手に寄り添った記事の作成を目指しましょう。

 







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