「エキスパイアード」「ExpiredDomains」「エキスパイアードドメイン」で調べて来られた方に、先に結論を書きます。
エキスパイアード(expired)は「期限が切れた」という意味で、ドメインでは、持ち主が更新せずに手放したドメインのことです。ExpiredDomains.netは、そういうドメインを探す検索サイトで、アカウントは無料で作れます。中古ドメインを買って使い、ブログ・アフィリで効いたこともある私の、いまの見方は「今は意味がない」です。これは私の見方で、Googleは古いドメインを使うことそのものは禁じていません。Googleが2024年3月5日にスパムのポリシーに加えたのは、期限切れのドメインを主に検索ランキングを操作する目的で買い、ユーザーにほとんど価値のない中身を載せることです。
私は中古ドメインを「買って使った」ことがあり、そのときは「ブログ・アフィリで効いた」と感じています。それでも、いま中古ドメインについて伝えたいのは、この一言です。
「今は意味がない」
この記事は、ExpiredDomains.netの登録と列(指標)の見方、ドメインの取り方を公式のヘルプで確かめて書き、そのうえで、Googleの決まりと私の見方を置きます。
| 知りたいこと | 答え | 章 |
|---|---|---|
| エキスパイアードの意味 | expired=期限切れ。ドメインなら、更新されずに手放されたドメイン | 2章 |
| ExpiredDomains.netの登録 | 無料。ユーザー名・パスワード・メールで登録し、届くリンクで有効にする | 3章 |
| 列(BL・DP・ABY・ACRなど)の意味 | 公式の説明を表にした。列名にマウスを乗せても出る | 4章 |
| 見つけたドメインの取り方 | ExpiredDomains.netでは買えない。削除済みでAvailableなら登録(表示が古いことがある)、削除待ちならバックオーダー、削除前ならオークション | 5章 |
| 中古ドメインはSEOに効くか | Googleは、主に検索ランキングを操作する目的の期限切れドメインの使用をスパムとしている。私の見方は「今は意味がない」 | 6・7章 |
| 費用を比べたい | 中古と新しいドメインの、使う年数ぶんの費用を計算機で出す | 8章 |
1. 先に、立場を書きます
私は中古品の売買を20年近く続けている古物商で、このサイト(h9nfp.com)を自分で運営しています。中古ドメインとのかかわりは、こうです。
| ExpiredDomains.netで中古ドメインを探したり買ったりしたこと | 「買って使った」 |
| 何に使い、どうだったか | 「ブログ・アフィリで効いた」 |
| いま読む人に伝えたいこと | 「今は意味がない」 |
この記事の手順と列の意味は、2026年10月10日にExpiredDomains.netの公式のページとヘルプで確かめた内容です。私が使っていた当時と画面や列が変わっている可能性があるので、当時の画面ではなく、今の公式の説明で書きます。
2. エキスパイアードの意味と、ExpiredDomains.netとは
エキスパイアード(expired)は英語で「期限が切れた」という意味です。ドメインでいえば、持ち主が更新しなかったために期限が切れ、手放されたドメインのことです。この記事では「中古ドメイン」とも書きます。
ExpiredDomains.netは、トップページで自分を「Expired Domain Name Search Engine」(期限切れドメイン名の検索エンジン)と書いているサイトです。2026年10月10日の時点で、676のTLD(.comや.netなど、ドメインの末尾の種類)に対応している、と書いています。
- 一覧は「Deleted Domains」(削除済み)、「Marketplace Domains」(売りに出ているもの)、「Research Lists」の3つのグループに分かれています(公式ヘルプ「Introduction to the member area」)
- ログインしていないと、一覧と絞り込みの一部しか見えません。一覧の上には「ログインするとすべてのドメインと絞り込みが見られる。アカウントがなければ無料で登録を」という案内が出ます
- FAQによると、削除済みのドメイン(Deleted Domains)は、もうWhoisの記録(登録者の情報)がありません
期限が切れたドメインは、すぐに誰でも取れるようになるわけではありません。ExpiredDomains.netのヘルプは、期限が切れたドメインは削除されるまでにいくつかの状態を通り、削除の前の最後の状態が「削除待ち(Pending Delete)」だ、と書いています。削除される前に売りに出るもの、削除待ちのもの、削除済みのものでは、取り方が違います(5章)。
3. ExpiredDomains.netの登録とログイン
登録のページ(Sign Up)で入れるのは、次の4つです。
- Username(ユーザー名)
- Password(パスワード)
- Repeat your Password(パスワードをもう一度)
- Email(メールアドレス)
登録すると、有効にするためのリンクがメールで届きます。登録のページには、次の注意が書かれています。
- 本当のメールアドレスを使うこと。使い捨てのアドレスなどを使うと、有効にするメールが届かないことがあり、アカウントが閉じられることもある
- 頼んでいないメールは送らない。ニュースレターも送らない
- FAQによると、1年以上使わない(一度もログインしない)アカウントは削除される。プログラム・スクリプト・ボット・クローラー・AIエージェントなどで会員エリアにつなぐこと、制限を避けるために複数のアカウントを作ること、会員エリアでのデータマイニングも、アカウントが閉じられる理由になる。APIはない
- 有効にするリンクが届かないときは、登録のページから送り直しを頼める。パスワードを忘れたときも、同じページから新しいパスワードを頼める
4. 探し方と、列(指標)の見方:公式の説明
4-1. 探す手順
公式ヘルプ「Introduction to the member area」に書かれている使い方を、順に並べると次のとおりです。
- 上のタブで、一覧のグループ(Deleted Domains・Marketplace Domains・Research Lists)を選び、その中の一覧を選ぶ
- 「show filter」を押して絞り込みを開く。絞り込みは複数のタブに分かれていて組み合わせられ、TLDの絞り込みは「additional」のタブにある。決めたら「Apply Filter」を押す
- 列名を押して並べ替える。もう一度押すと逆順
- 気になるドメインは星のアイコンでWatchlistに入れる(最大20,000件)
- ドメイン名に入る言葉で探すときは、右上のDomain Name Searchで、すべての一覧をまとめて探す
- よく使う絞り込みと並べ方は、ディスクのアイコンでSaved Searchesに保存する
4-2. 列の意味
ログインしていない状態の「Deleted .com Domains」の一覧で、列名に付いている公式の説明は、次のとおりです。
| 列 | 公式の説明(訳) |
|---|---|
| BL | Majesticの外部被リンクの数。数字を押すと関連するリンクが見られる |
| DP | SEOkicksのドメインポップ。被リンクがいくつの別のドメインから来ているか |
| ABY | archive.orgで最初に見つかった日付から出した、ドメインの「生まれ年」 |
| ACR | archive.orgに保存された回数 |
| Dmoz | Dmoz.orgでの状態 |
| C・N・O・D | 同じ名前の.com・.net・.org・.deのDNSの状態 |
| Reg | 同じ名前が登録されているTLDの数 |
| RDT | .com・.net・.org・.biz・.infoで、同じ名前で始まるか終わる関連ドメインの数 |
| Dropped | ドメインが削除された日 |
| Status | いま登録できるか(Available)、もう登録されているか(Registered) |
BL・DP・ABY・ACRは、Majestic・SEOkicks・archive.orgという、ExpiredDomains.netの外のサービスが集めた値です。ABYは、archive.orgに最初に記録が残った年で、ドメインが最初に登録された年や、登録がそこから続いていることを示すものではありません。FAQによると、削除済みのドメインを登録すると、新しいWhoisの記録と新しい作成日(Creation Date)になります。
公式ヘルプは、列について次のことを書いています。
- 列の意味は、列名にマウスを乗せると短い説明が出る
- 登録したあとに出る列は、使える列の全部ではない。Column Manager(列の管理)で列を足したり外したりできる
- 列名を押すと、その列で並べ替えられる。もう一度押すと逆順になる
- 値の中には早く変わるものがあり、一覧の値が今の値とは限らない。だから、買う・登録すると決める前に値を確かめることが大事。ほとんどの値には、確かめるためのリンクが付いている
5. 見つけたドメインの取り方:ExpiredDomains.netでは買えない
ExpiredDomains.netは探すためのサイトで、取るのは別のところです。公式ヘルプ「How to Backorder Expired Domains」の内容は、こうです。
- 削除済みで、Statusが「Available」のもの:誰でも、ふつうのドメインと同じように登録できます。ただしFAQは、削除済みのドメインは4億以上あり、空いているかを1つずつ確かめるので、すべてを最新にはできず、もう登録し直されたドメインが「Available」と出ることがある、と書いています。登録する会社の画面で、空いているかを確かめてください
- 削除待ち(Pending Delete)のもの:前の持ち主はもう更新できず、.comと.netは「ちょうど5日後」に削除されます。削除された瞬間に自動で登録しにいく「バックオーダー」のサービスに頼みます。いちばん速いサービスが取り、数秒どころかミリ秒の勝負だ、と書いています
- 同じドメインに何人も申し込んだとき:たいていオークションになり、やり方はサービスごとに違います
- 費用:多くのサービスは、取れたときだけ払う仕組みです。取れなくてもお金を取るサービスは使わないように、とヘルプは書いています
- 削除される前のオークション:FAQによると、Whoisの作成日を引き継ぎたいなら、削除待ちになる前に買う必要があり、たとえばGoDaddyのExpired DomainsやCloseout Domainsは、削除待ちになる前にオークションにかけられます。登録業者が削除前に出すオークションでは、前の持ち主が更新すればそちらが優先され、落札しても手に入らないことがあります(その場合は払わない、または返金されるのがふつう、とヘルプは書いています)
- 削除の瞬間に手で登録しにいく:ほかの人がバックオーダーのサービスを使っているかもしれないので、いつも賭けになる、と書いています
買う前には、前にどんなサイトだったかを、Internet ArchiveのWayback Machineで見ておきます。ABYとACRは、このarchive.orgの記録から出した値です(4章)。
6. Googleの決まり:期限切れのドメインの不正使用
Googleは2024年3月5日の発表で、スパムに関する新しいポリシーの1つとして「期限切れのドメインの不正使用」を加えました。発表の説明は、こうです。
- 期限切れのドメイン名を、主に検索ランキングを操作する目的で購入し、ユーザーにとってほとんど、またはまったく価値がないコンテンツをホストするために再利用すること
- 例として、医療サイトだったドメインを買い、前の持ち主の評判で上位に出ることを期待して、低品質のカジノ関連のコンテンツを載せる行為を挙げています
- 過失ではなく、ドメインの過去の評判を使って低品質のコンテンツを上位に出そうとする、故意の手段だとしています
- 一方で、「ユーザーを第一に考えたオリジナル コンテンツのサイトを立ち上げ、それに古いドメイン名を使用することは問題ありません」とも書いています
今のスパムに関するポリシーのページ(2026年8月28日更新)にも、この項目があり、政府機関が使っていたサイトでのアフィリエイト、非営利の医療団体が使っていたサイトでの商用の医療製品の販売、小学校のサイトだったドメインでのカジノ関連のコンテンツ、という例が並んでいます。ポリシーに違反しているサイトは、検索結果での掲載順位が下がったり、ランキング圏外になったりすることがあり、手動による対策が取られた場合はSearch Consoleで通知が届く、と発表は書いています。
7. 私の見方:今は意味がない
私は中古ドメインを「買って使った」ことがあり、そのときは「ブログ・アフィリで効いた」と感じました。そのうえで、いま中古ドメインについて読む人に伝えたいのは、これです。
「今は意味がない」
これは私の見方です。Googleは、ユーザーを第一に考えたオリジナルのコンテンツのサイトに古いドメイン名を使うことは問題ない、と書いています(6章)。Googleが問題にしているのは、ドメインの過去の評判で低品質のコンテンツを上位に出そうとすることです。中古ドメインを買うなら、8章の計算機で新しいドメインとの差額を出し、6章の決まりに当たらないかを確かめてから決めてください。
8. 計算ツール:中古ドメインと新しいドメインの費用を比べる
中古ドメインを手に入れる代金と更新料、新しいドメインの代金と更新料、使う年数から、使う年数ぶんの費用の差を出します。前のサイトの中身とこれから作る中身の関係を選ぶと、6章のGoogleの決まりのうち、確かめることも出ます。
中古ドメインと新しいドメインの、使う年数ぶんの費用を比べる
初めに入っている金額は計算の例で、どこかの会社の実際の料金ではありません。取得と更新の料金は、ドメインの種類と登録する会社で違うので、自分が使う会社の料金に入れ替えてください。
初めに入っている金額は計算の例です。ドメインの代金と更新料は、ドメインの種類と登録する会社で違います。
9. よくある質問
エキスパイアードとは、どういう意味ですか?
英語のexpiredで、「期限が切れた」という意味です。ドメインでは、持ち主が更新せずに期限が切れたドメインを指します(2章)。
ExpiredDomains.netは無料ですか?
アカウントは無料で作れます。ログインしないと、一覧と絞り込みの一部しか見えません(2章・3章)。
登録したのに、ログインできません
登録のあとにメールで届くリンクで、アカウントを有効にする必要があります。届かないときは、登録のページから送り直しを頼めます。使い捨てのメールアドレスでは届かないことがあり、アカウントが閉じられることもある、と書かれています(3章)。
ABY、ACR、BL、DPは何ですか?
ABYはarchive.orgで最初に見つかった日付から出した生まれ年、ACRはarchive.orgに保存された回数、BLはMajesticの外部被リンクの数、DPはSEOkicksの、被リンクを送っている別のドメインの数です。ほかの列も、列名にマウスを乗せると説明が出ます(4章)。
ExpiredDomains.netでドメインを買えますか?
ExpiredDomains.netは探すためのサイトです。Statusが「Available」なら、ふつうの登録業者で登録します(もう登録し直されていることもあります)。削除待ちのものはバックオーダーのサービスに、削除前のものはオークションに申し込みます(5章)。
ABYが古ければ、古いドメインとして扱われますか?
ABYは、archive.orgに最初に記録が残った年です。削除済みのドメインを登録すると、Whoisの作成日は新しくなる、とFAQは書いています(4章・5章)。
中古ドメインを使うと、ペナルティになりますか?
中古ドメインを使うことだけでは、Googleのポリシーには当たりません。Googleは、期限切れのドメインを主に検索ランキングを操作する目的で買い、ユーザーにほとんど価値のない中身を載せることをスパムとしています。ユーザーを第一に考えたオリジナルのコンテンツのサイトに古いドメイン名を使うことは問題ない、とも書いています(6章)。私の見方は「今は意味がない」です(7章)。
10. まとめ
- エキスパイアード=期限切れ。ExpiredDomains.netは、期限が切れたドメインを探す検索サイト
- 登録は無料。ユーザー名・パスワード・メールで登録し、届くリンクで有効にする
- 列の意味は公式の説明で。値は変わるので、買う前に確かめる
- ExpiredDomains.netでは買えない。Availableなら登録(表示が古いことがある)、削除待ちならバックオーダー、削除前ならオークション
- Googleは2024年3月5日に「期限切れのドメインの不正使用」をスパムのポリシーに加えた。古いドメイン名を使うことそのものは問題ないとも書いている
- 私は「買って使った」「ブログ・アフィリで効いた」。それでも今の見方は「今は意味がない」。
11. 出典
- ExpiredDomains.net(トップページ)https://www.expireddomains.net/
- ExpiredDomains.net「Sign Up」https://www.expireddomains.net/register/
- ExpiredDomains.net「Deleted .com Domains」(列の説明)https://www.expireddomains.net/deleted-com-domains/
- ExpiredDomains.net「Introduction to the member area」https://www.expireddomains.net/article/introduction-to-the-member-area-15109.html
- ExpiredDomains.net「How to Backorder Expired Domains」https://www.expireddomains.net/article/howto-backorder-expired-domains-15102.html
- ExpiredDomains.net「Pending Delete Domain Status」https://www.expireddomains.net/article/pending-delete-domain-status-15103.html
- ExpiredDomains.net「FAQ」https://www.expireddomains.net/faq/
- Google検索セントラル ブログ「2024 年 3 月のコア アップデートとスパムに関する新しいポリシーについてウェブ クリエイターが知っておくべきこと」(2024年3月5日)https://developers.google.com/search/blog/2024/03/core-update-spam-policies?hl=ja
- Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」https://developers.google.com/search/docs/essentials/spam-policies?hl=ja
- Internet Archive「Wayback Machine」https://web.archive.org/
(いずれも2026年10月10日に確認)
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13. この記事について
| 書いた人 | 中古品の売買を20年近く続けてきた古物商。このサイトを自分で運営している |
| 確かめた日 | 2026年10月10日(ExpiredDomains.netのトップ・登録・一覧・ヘルプ3件・FAQ、Google検索セントラルのブログとスパムに関するポリシー) |
| 私の経験から書いたこと | 中古ドメインを買って使ったこと、ブログ・アフィリで効いたと感じたこと、今は意味がないという見方 |
| 書かなかったこと | 私が買ったドメインの名前・時期・代金、中古ドメインで上位に出すための選び方(6章の決まりがあるため)、ExpiredDomains.netの画面を日本語に翻訳する方法 |
| 更新 | 2022年1月の「登録方法と指標の見方」と「中古ドメインを探すコツと使い方」の2本を、2026年10月に1本にまとめて作り直しました |

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