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「ブランドリペア転売は儲からない」の真実と、撤退者が続出する具体的理由

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「ブランドリペアはもうオワコン」「在庫の山で爆死した」

あなたがこのページに辿り着いたということは、SNSやネット上のそんな不穏な噂を耳にして、一歩を踏み出すのを躊躇している、あるいは既に「思ったように利益が出ない」と壁にぶつかっているのではないでしょうか。

結論から申し上げます。その「儲からない」という噂は、半分が事実で、半分は「敗者の言い訳」です。

確かに、Youtubeで見たような「塗るだけで爆益」といった甘い時代は2024年で完全に終わりました。現在、メルカリやヤフオクの規制強化、商標権の厳格化により、安易な参入者の9割が「時給換算300円以下の作業員」となり、静かに市場から退場しています。

しかし、これは「チャンス」でもあります。

なぜなら、小手先のテクニックで稼ごうとする素人が駆逐されたことで、正しい「修復技術」と「法的知識」を持つ上位1%のプレイヤーだけが、たった1個の財布で1万円以上の純利益を、誰にも邪魔されずに独占できているからです。

この記事では、綺麗事は一切抜きにします。

なぜ多くの人が赤字を垂れ流して撤退するのか、その「残酷な数字」と「逮捕も有り得る法的リスク」を包み隠さず公開します。

あなたは、ただの「在庫を抱える転売ヤー」で終わりますか?

それとも、AI時代でも廃れない「一生モノの技術」を手に入れ、経済的自由を確立しますか?

その「運命の分岐点」が、ここにあります。

 

1. 【結論】ブランドリペアは「ただ塗るだけ」では99%儲からない(赤字等の現実)

かつてYouTubeやSNSで流行した「100均の絵の具で塗るだけで爆益」というノウハウは、現在では通用しないばかりか、アカウント停止を招く危険な行為です。

結論から言えば、**「初心者が、YouTubeの見様見真似で、メルカリで仕入れた商品をリペアして売る」**というモデルは、99%の確率で赤字、もしくは最低賃金以下の労働になります。

なぜなら、市場には既に「プロの業者」や「副業ガチ勢」が参入しており、「素人が適当に塗った商品」が売れるほど甘い市場ではなくなったからです。ここでは、撤退者が後を絶たない現実を、数字とロジックで解剖します。

1-1. 儲かる人と儲からない人の決定的な差は「修復技術」と「仕入れ値」

稼げずに撤退する人と、月利30万〜50万を安定して稼ぐ人の違いは、才能ではなく「数字への執着」と「技術の専門性」にあります。

項目 儲からない人(99%) 儲かる人(上位1%)
仕入れ先 メルカリ・ヤフオク(一般市場) 古物市場(BtoB)・業者間取引
リペア技術 全体着色(のっぺり塗装) 部分補修・コバ塗り・皮革栄養補給
ターゲット 「Louis Vuitton」の安価な財布 「Celine」「Loewe」等の高単価バッグ
利益構造 運任せの薄利多売 利益率40%以上を確保した仕入れ

最大の敗因は**「仕入れ値」**です。

儲からない人は、誰でも買えるメルカリで「5,000円」で仕入れ、手間をかけて「8,000円」で売ろうとします。しかし、手数料(10%)と送料を引くと、手元に残るのは数百円〜1,000円程度。これではビジネスとして成立しません。

一方、儲かる人は**「一般の人が買えないルート(古物市場)」を使い、同じ商品を「1,000円」で仕入れます。この「入り口(仕入れ)」の時点で、勝負は決まっています。**

1-2. 「時給換算500円以下」に陥る初心者の典型的な失敗パターン

多くの初心者が陥るのが、「売れた金額」だけを見て「稼げた気になってしまう」罠です。労働時間を含めた「時給」を算出すると、コンビニバイトの方がマシだったというケースが後を絶ちません。

以下は、初心者が「ルイ・ヴィトンの財布」をリペア転売した際のリアルな収支シミュレーションです。

【典型的な失敗収支:ヴィトンの財布】

  • 販売価格: ¥8,000

  • 仕入れ値: ▲¥5,000(メルカリで購入)

  • 販売手数料: ▲¥800(10%)

  • 送料・梱包: ▲¥500

  • 溶剤・雑費: ▲¥200

  • 手取り利益: ¥1,500

ここまでは「1,500円儲かった」ように見えます。しかし、ここにかかった「作業時間」を見てみましょう。

  1. リサーチ・仕入れ: 1時間(利益が出る商品を探す時間)

  2. クリーニング・乾燥: 1時間

  3. リペア(マスキング・塗装): 2時間

  4. 写真撮影・出品文作成: 1時間

  5. 梱包・発送・顧客対応: 0.5時間

  • 合計労働時間: 5.5時間

$$\text{時給} = \frac{1,500\text{円}}{5.5\text{時間}} \approx \mathbf{272\text{円}}$$

ご覧の通り、時給は約272円です。

これが「ブランドリペアは儲からない」と言われる最大の理由です。高度な技術がない限り、手間賃すら回収できない「労働集約型の地獄」に陥ります。

1-3. 2024年以降、メルカリ・ヤフオクの規制強化で「素人リペア」が淘汰された背景

さらに追い打ちをかけているのが、プラットフォーム側の規制強化です。

2023年後半から2024年にかけて、メルカリやヤフオクではAIによる画像解析技術が飛躍的に向上しました。これにより、以下のような素人リペア品は即座に検知されやすくなっています。

  • 過度なリカラー(色変え): 元の色と全く違う色に塗り替えられた商品は「改造品」とみなされ、出品削除の対象になります。

  • 質感の喪失: 厚塗りで革のシボ(凹凸)が消え、のっぺりした画像は「偽造品(コピー品)」の疑いをかけられやすくなります。

その結果、事務局から**「圏外飛ばし(新着に表示されないペナルティ)」「無期限利用制限」を受けるユーザーが急増しました。「ただ塗れば売れる」時代は終わり、現在は「正規店と同等レベルの修復技術」「リペアであることを明記しても売れる信頼性」**がないアカウントは、淘汰されるフェーズに入っています。

 

2. なぜ「ブランドリペア 儲からない」と言われるのか?5つの致命的な理由

「副業で月10万円」を夢見て参入したものの、在庫の山を抱えて退場する人が後を絶ちません。なぜ、かつて「ブルーオーシャン」と言われたこの市場が、今これほどまでに「稼げない」と言われるようになったのか。

その背景には、単なる競争激化だけではない、5つの構造的な欠陥が存在します。

2-1. 【市場飽和】「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」の財布リペアがレッドオーシャン化

初心者が最初に手を出すのが、圧倒的な知名度と流通量を誇る「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のモノグラム柄財布です。しかし、これが最大の落とし穴です。

  • 供給過多: メルカリで「ヴィトン 財布」と検索すれば、数万件以上の出品がヒットします。その多くが、同じようなYouTube動画を見て実践した初心者による「リペア品」です。

  • 差別化の困難さ: ヴィトンのPVC素材(トアル地)は丈夫ですが、初心者ができるリペアは「コバ塗り」や「内部のベタつき除去」程度に限られます。結果、どの出品者も同じような仕上がりになり、価格以外で戦えなくなります。

かつては1万円以上の利益が出ていた商品も、今では無数のライバルに埋もれ、見向きもされずに値下げを繰り返す「レッドオーシャン」の象徴となっています。

2-2. 【価格競争】利益率40%が確保できない「薄利多売」のジレンマ

転売ビジネスにおいて、健全なキャッシュフローを維持するためには**「利益率40%以上」**が理想とされます。しかし、現状のブランドリペア市場でこれを達成するのは至難の業です。

例えば、相場15,000円で売れる財布があるとします。

利益率40%(6,000円)を残すためには、手数料や送料、資材費を考慮すると、約7,000円以下で仕入れなければなりません。

しかし、誰でもアクセスできるメルカリやヤフオクの仕入れ相場も上がっており、7,000円では「ボロボロすぎて修復不可能なゴミ」しか手に入りません。

結果、10,000円で仕入れて15,000円で売る(利益数千円)という**「薄利多売」**を強いられます。これは、個人の労働力では限界があるモデルです。

2-3. 【法的リスク】商標権侵害(商標法第78条)と「リメイク品」の境界線

「儲からない」以前の問題として、逮捕や訴訟のリスクがあることを多くのスクールや情報商材は隠しています。

ブランドリペアで最も危険なのが、「修理(リペア)」の範疇を超えた「改造(リメイク)」とみなされる行為です。

  • リカラー(色変え):元々「黒」の財布を「赤」に塗り替える行為は、ブランドが本来意図したデザインを改変したとして、**商標権の侵害(商標法第78条)**に抵触する可能性が高まります。
  • ロゴの補修:消えかかったブランドロゴを自分で描き直す行為は、商標を勝手に作成する行為と同義とみなされ、偽造品(コピー品)の製造として扱われるリスクがあります。

実際に、リカラー品を「正規品」と偽って販売し、商標法違反で摘発された事例も存在します。警察の生活安全課もサイバーパトロールを強化しており、リスクとリターンが釣り合っていません。

2-4. 【アカウント停止】メルカリ事務局による「圏外飛ばし」「無期限利用制限」の急増

2024年以降、メルカリのAI検知システムは極めて厳格化しました。

特に、以下の特徴を持つリペア品アカウントは、事務局にマークされやすくなっています。

  1. 短期間での大量出品: 業者認定され、アカウント停止。

  2. 不自然な画像の質感: 画像加工や過度な塗装により、AIが「偽造品の疑い」ありと判定。

  3. 購入者からの通報: 「色が服に移った」「塗装が剥げた」というクレーム一発で、**無期限利用制限(垢バン)**になります。

アカウントが凍結されれば、その瞬間から**「売上金没収」「販売経路の喪失」**となり、ビジネスは即死します。

2-5. 【在庫リスク】回転率が悪化し、キャッシュフローがショートする「黒字倒産」の仕組み

リペア転売は「仕入れてから売るまで」に時間がかかります(リペア作業時間+乾燥時間+販売期間)。

初心者が陥りやすいのが、クレジットカードで仕入れを行い、支払日までに売り切れないパターンです。

【黒字倒産のシナリオ】

  • 1日: カードで10万円分(10個)仕入れる。

  • 15日: 作業が追いつかず、まだ3個しか出品できない。

  • 25日: 1個しか売れず、売上は1万円。

  • 翌月27日: カード引き落とし10万円が確定。口座残高不足。

手元に「売れば利益が出る在庫」があっても、現金が尽きれば終わりです。

市場飽和により商品の回転率(売れるまでのスピード)が落ちている現在、この資金ショートを起こして退場する人が急増しています。

 

3. 数字で見るリアル:儲からないリペア転売の収支シミュレーション

多くの初心者が失敗するのは、「売上」と「利益」を混同しているからです。

「5,000円で買って8,000円で売れた!3,000円の勝ち!」と喜ぶのは素人だけ。プロはそこから引かれる経費と、見えないコスト(労働単価)を計算し、それが「ビジネス」として成立するかを冷徹に判断しています。

ここでは、典型的な「失敗ケース」と「成功ケース」を対比させ、その決定的な違いを数字で証明します。

3-1. 失敗例:5,000円で仕入れたボロボロの財布が売れ残るプロセス

初心者が最も手を出しやすい「ルイ・ヴィトン(モノグラム)の二つ折り財布」。メルカリでよく見る「ボロボロのジャンク品」を仕入れた場合の末路です。

【シミュレーションA:素人の薄利多売地獄】

  • 商品: ルイ・ヴィトン ポルトモネ ビエ(二つ折り財布)

  • 状態: 角スレ大、糸ほつれあり、小銭入れに剥がれあり

フロー 金額・状況 心理・現実
①仕入れ ▲5,000円 「安く買えた!リペアすれば1万円で売れるはず」
②リペア 所要時間 4時間 パテ埋め、調色に苦戦。色が合わず何度もやり直し。
③出品 設定価格 9,800円 1週間経過しても「いいね」はつくが売れない。
④値下げ 8,000円へ変更 ライバルが7,500円で美品を出品。焦り始める。
⑤損切り 売値 6,000円 「もう赤字にならなければいい」と投げ売りで成約。

▼ 最終収支

  • 売上:6,000円

  • 手数料(10%):▲600円

  • 送料(宅急便コンパクト):▲450円

  • 梱包・資材費:▲150円

  • 仕入れ値:▲5,000円

  • 最終損益: ▲200円(赤字)

解説:

4時間の労働を費やした結果、財布の中身は200円減っています。

ボロボロすぎる商品は、どれだけ時間をかけても「美品」にはならず、結局は価格競争に巻き込まれて赤字になります。これが、撤退者の9割が経験するパターンです。

3-2. 成功例:利益単価10,000円〜を叩き出す「エルメス(Hermès)」などの高単価戦略

一方、稼ぎ続けるプレイヤーは「競争が激しい低単価ゾーン」を捨て、資金力と技術が必要な「高単価ゾーン」で戦います。

【シミュレーションB:プロの高利益戦略】

  • 商品: エルメス(Hermès) ベアン / ガーデンパーティ

  • 状態: 全体的な色あせのみ(革の破れなし)

項目 金額 備考
①仕入れ ▲35,000円 古物市場にて業者価格で調達。初期投資は高い。
②リペア 所要時間 2時間 状態が良い個体を選んでいるため、全体補色だけで蘇る。
③販売 売値 58,000円 エルメスは需要が高く、強気の価格設定でも即売れする。

▼ 最終収支

  • 売上:58,000円

  • 手数料(10%):▲5,800円

  • 送料(宅急便):▲850円

  • 資材費:▲350円

  • 仕入れ値:▲35,000円

  • 純利益: +16,000円

解説:

仕入れ値は高いですが、1撃で16,000円の利益が出ます。

重要なのは、「修復不可能なダメージ(破れ・深い傷)」がない商品を見極める目利きと、それを仕入れられる資金力です。このステージに行かない限り、リペア転売で生計を立てることは不可能です。

3-3. 溶剤代・送料・手数料(10%)・梱包費を引いた「真の純利益」の算出法

多くの発信者は「利益=売値ー仕入れ値」という大雑把な計算しか教えません。しかし、現実はもっとシビアです。

ビジネスとして継続するために、必ず以下の式で**「真の純利益」**を算出してください。

$$\text{真の純利益} = \text{売上} – (\text{仕入れ原価} + \text{手数料} + \text{送料} + \text{資材消耗費} + \text{労働コスト})$$

特に見落としがちなのが**「資材消耗費」**です。

  • 高機能レザークリーナー: 1本 2,000円〜

  • 調色用塗料(アドカラー等では限界あり): 業務用品は高価

  • 仕上げ剤(トップコート): 必須

  • 筆・刷毛・スポンジ・マスキングテープ: 消耗品

1個あたり約300円〜500円の資材費がかかっています。

また、あなたの時給を最低賃金(1,000円)とした場合、作業に3時間かかれば**「3,000円の人件費」**をコストとして計上しなければなりません。

これを無視して「稼げた」と錯覚していると、いつの間にか銀行口座の残高が減っていく**「見せかけの黒字」**に陥ります。

 

4. 逮捕リスクも?知っておくべき「改造」と「修理」の法的な境界線

利益が出ないだけなら「勉強代」で済みますが、法律を知らずにリペア転売を行うと、最悪の場合**「前科」**がつきます。

脅しではありません。実際に、安易なリペア品販売で書類送検されるケースや、アカウントが永久凍結される事例は水面下で多発しています。

ここでは、知らなかったでは済まされない「修理」と「違法な改造」の境界線を明確にします。

4-1. 「リカラー(色変え)」は直営店での修理を拒否される「改造品」扱いになるリスク

YouTubeやSNSでよく見る「黒ずんだベージュの財布を、黒に塗り替えて新品同様に!」というリカラー(カラーチェンジ)の手法。

これは技術的に可能でも、転売ビジネスとしては極めて危険な行為です。

なぜなら、元の色と異なる色に塗装することは、ブランド本来のデザインや品質(同一性)を損なう行為とみなされ、法的には「修理」ではなく**「改造(改変)」**にあたる可能性が高いからです。

  • 商標権侵害のリスク:ブランドのロゴがついた商品を勝手に別の色に塗り替えて販売することは、商標権者が持つ「商品を独占的に販売・管理する権利」を侵害する恐れがあります(商標法違反)。
  • 直営店メンテナンス拒否=価値の暴落:正規店(ルイ・ヴィトンやシャネル等)は、社外でリペア・リカラーされた商品を「非正規品(改造品)」とみなし、一切の修理受付を拒否します。

    つまり、あなたが売った商品は**「二度と正規の修理が受けられない商品」**となり、購入者から「偽物をつかまされた」「直営店で断られた」と訴えられるリスクを背負い続けることになります。

4-2. 古物営業法違反にならないための「古物商許可証」取得と「行商従事者証」の携帯

「転売で稼ぐ」と決めた瞬間から、あなたは一般人ではなく「事業者」です。

利益目的で中古品(古物)を仕入れて販売する場合、**「古物商許可証」**の取得は絶対条件です。

  • 無許可営業の罰則:**「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」**という非常に重い刑罰が科されます。「バレないだろう」と思っても、メルカリやヤフオクの取引履歴は全て警察が照会可能です。
  • 行商従事者証・許可証の携帯義務:古物市場(業者オークション)での仕入れや、出張買取など、営業所(自宅)の外で取引を行う場合(行商)は、許可証の携帯が義務付けられています。

    ※従業員に仕入れをさせる場合は「行商従事者証」を持たせる必要があります。

「ただの副業だから」という言い訳は、警察には通用しません。

4-3. 実際に摘発された事例と、警察署の生活安全課がチェックするポイント

警察署の生活安全課(古物営業の管轄)は、ネット上の転売行為に目を光らせています。特に以下のポイントで摘発や指導が入ります。

  1. 商標権侵害(偽ブランド販売):たとえ「本物をリペアした」と主張しても、ロゴ部分を自分で描き足したり(加筆)、リカラーでロゴが塗りつぶされたりしたものは、**「商標権を侵害する偽造品」**として扱われるリスクがあります。過去には、ロゴを自作ペイントしたスニーカーを販売して逮捕された事例もあります。
  2. 本人確認義務(古物営業法):古物商には、仕入れ時に相手の身分を確認し、記録する義務があります。メルカリ仕入れ(匿名配送)の場合、この**「相手の住所・氏名・年齢の確認」**ができないため、厳密には古物営業法上の義務を果たせていないグレーゾーン(または違反)状態になります。
  3. 帳簿(古物台帳)の不備:「いつ、誰から、何を、いくらで買い、誰に売ったか」を記録する帳簿がないと、盗品が流通した際の捜査協力義務違反となります。

 

5. それでも「月利30万円」を稼ぐプレイヤーが実践している差別化戦略

市場は飽和し、規制は強化され、法的リスクも増大しています。

しかし、それでも月利30〜50万円を安定して稼ぎ出す「上位1%の猛者」は確実に存在します。彼らは何をしているのか?

答えはシンプルです。「誰でもできること」を捨て、「初心者が絶対に真似できない領域」にポジションを移したのです。

これからの時代に生き残るための4つの差別化戦略を公開します。

5-1. 誰でもできる「ヌメ革補修」ではなく、高度な「コバ塗り・パイピング補修」への特化

初心者の9割は、ヴィトンのヌメ革(持ち手や底部分)を「ただ塗る」ことしかできません。これでは差別化不可能です。

プロは、バッグの寿命を決める構造部分の修復に特化しています。

  • コバ塗り(Edge Painting):財布やバッグの断面(フチ)に塗料を塗り、熱加工で滑らかに仕上げる技術。ここが綺麗だと、商品全体が新品のように引き締まります。
  • パイピング補修(Piping Repair):バッグの角から飛び出した「芯材」を押し込み、革を当てて縫い直す技術。

これらの技術は、塗るだけでなく「縫う」「埋める」「整える」という職人的スキルが必要です。習得に時間はかかりますが、「参入障壁」が高いためライバルが激減し、工賃としての付加価値が跳ね上がります。

5-2. 国内転売(メルカリ)から海外輸出(eBay)への販路拡大による円安恩恵

「日本で仕入れて日本で売る」という枠組み自体が、既に利益を出しにくくなっています。

視座が高いプレイヤーは、**eBay(イーベイ)**を活用し、市場を「世界」に向けています。

  • 円安の恩恵:日本円で3,000円の利益しか出ない商品でも、ドル建てで販売すれば為替差益により利益が倍増するケースがあります。
  • 「Used in Japan」のブランド力:海外のバイヤーにとって、日本の中古ブランド品は「状態が良く、偽物が少ない」という圧倒的な信頼があります。
  • 日本で不人気、海外で人気:日本では「古臭い」とされるデザインでも、海外では「クールなヴィンテージ」として高値で取引される現象(価格差)を利用できます。

5-3. 扱うブランドを「グッチ(GUCCI)」「セリーヌ(CELINE)」等のニッチ需要へずらす

「ヴィトン」はレッドオーシャンですが、少し目線を変えれば「ブルーオーシャン」は残っています。特に狙い目は、80年代〜90年代のヴィンテージラインです。

ブランド・ライン 特徴・狙い目
オールドグッチ(GUCCI) 「シェリーライン」「バンブー」など。粉吹き除去(内張りの劣化処理)ができるだけで利益が出る。
セリーヌ(CELINE) 「マカダム柄(トリオンフ)」。現行モデルのリバイバルヒットにより、中古相場が急上昇中。
ロエベ(LOEWE) レザーの質が良く、簡単な保湿ケア(リペア未満)だけで見違えるほど綺麗になるため、回転率が良い。

これらはヴィトンに比べて競合が少なく、かつ「リカラー(色変え)」しなくても、**クリーニングと保湿だけで高値がつく「素材の良さ」**を持っています。

5-4. 仕入れルートの最適化:ネットオークションではなく「古物市場(BtoB)」の活用

最後に、最も重要なのが「仕入れ」の変革です。

メルカリやヤフオクはあくまで「小売価格(BtoC/CtoC)」であり、転売の仕入れ場所としては不適切です。

プロは必ず、**古物市場(業者間オークション)**に参加しています。

  • 圧倒的な安さ: 業者が在庫処分を行う場であるため、一般相場の半値以下で山積みのブランド品を落札できます(例:バッグ10点まとめ売りで数万円など)。

  • 真贋の安全性: 市場主(オークション主催者)による真贋鑑定が入るため、メルカリで偽物を掴まされるリスクを回避できます。

古物商許可証さえ持っていれば、現在はオンラインで参加できる古物市場(エコリングtheオークション、スターバイヤーズオークションなど)も増えています。「川下(フリマアプリ)」で拾うのではなく、「川上(古物市場)」まで登る勇気を持つことが、唯一の勝ち筋です。

 

6. AI時代におけるブランドリペアの未来と生存戦略

ここまで、ブランドリペア転売の「厳しさ」と「リスク」を徹底的に解説してきました。

最後に、AI技術が急速に進化する現在、このビジネスが今後どう変化していくのか、そしてこれからの時代を生き抜くための「生存戦略」を提示して締めくくります。

6-1. 画像生成AIによる「真贋鑑定」の精度向上と、偽物流通の厳罰化

これから参入する人が最も警戒すべきは、AIによる真贋鑑定技術(例:Entrupyなど)の一般化です。

これまでブランド品の鑑定は、熟練の鑑定士がルーペで確認する「職人芸」でした。しかし、現在はAIがマイクロスコープ画像から素材の「革の毛穴」「縫い目のピッチ」「刻印の深度」をナノレベルで解析し、数秒で真贋判定を下す時代です。

これが意味することは一つ。

「素人の厚塗りリペア」は、AIに「偽造品(Fake)」と即座に判定されるということです。

  • 革の指紋の消失:過度な塗装は、革本来の微細な凹凸(革の指紋)を塗りつぶします。AIはこれを「不自然な素材」と検知します。
  • プラットフォームの自動排除:メルカリやeBayなどのプラットフォームは、出品画像からAIが自動的に「怪しい商品」を検知するシステムを強化しています。「人間なら騙せるレベル」の補修でも、AIの目は誤魔化せません。

今後は、「バレなければいい」という思考は通用せず、AI判定すらパスする**「限りなくオリジナルに近い修復技術」**だけが生き残る世界になります。

6-2. 自動化できない「職人技術」の価値再評価と、修理代行ビジネスへの転換

AIは文章も画像も生成できますが、「物理的に壊れたバッグを直すこと」はできません。

ロボット技術が進化しても、複雑な形状のヴィンテージバッグを分解し、手作業で修復するコストは人件費よりも高いため、当面は自動化されない聖域です。

そこで推奨されるのが、**「転売(在庫リスクあり)」から「修理代行(在庫リスクなし)」へのピボット(業態転換)**です。

  • ビジネスモデルの比較:

    • 転売: 自分で仕入れて売る。「売れ残りリスク」と「資金ショート」の恐怖が常にある。

    • 修理代行: 顧客のバッグを預かって直す。「技術料」をもらうため、仕入れ資金ゼロ・在庫リスクゼロ。

現在、「ココナラ」や「自社サイト」を通じて、愛用しているブランド品の修理を個人の職人に依頼するニーズが急増しています。

「安く買って高く売る」という投機的な思考を捨て、「直してあげる」というサービス業にシフトすれば、商標法のリスク(販売目的でない修理は法的にクリアな場合が多い)を低減しつつ、確実な収益を得ることが可能です。

6-3. まとめ:今から参入するなら「転売」ではなく「リペアサービス」を目指すべきか

結論をまとめます。

「ブランドリペア転売は儲からない」というのは、2025年現在においては「正しい」と言わざるを得ません。

  • 飽和する市場

  • 厳格化する法律

  • 進化するAI検知

  • 薄利多売の労働地獄

これら4つの壁がある以上、素人がYouTubeの動画を真似した程度で稼げる時代は完全に終わりました。

しかし、「リペア技術(修復するスキル)」そのものの価値は、SDGsや「良いものを長く使う」というトレンドの中で、むしろ高まっています。

もしあなたが、今からこの領域に参入するのであれば、目先の「転売利益」を追うのではなく、**「一生食いっぱぐれない職人技術」**を習得するつもりで挑んでください。

その技術さえあれば、転売で稼ぐことも、修理代行で稼ぐことも、あるいはリペア講師として稼ぐことも自由に選べます。

「魔法の杖」はありません。あるのは、地道に磨き上げた「技術」だけです。

覚悟を決めた人だけが、次のステージへ進んでください。

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