ネットショップSEOの間違った常識。数を増やせば売れたのは過去

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ネットショップを運営する上で最も難しいのは、集客です。

検索エンジン、SNS、広告を使った集客を全て自社で管理をしなければならず、指針となるノウハウがないと詰んでしまいます。

 

集客の方法を調べてみても、一般論を書いたサイトしか見当たらなかったり、自分の現場に落とし込む道筋が見えない人は多いのではないでしょうか?

SEOの本質を理解せずに、見よう見まねで実践すると結果が出ないだけでなく、サイトの評価が上がらずいつまでもショップが育っていきません。

 

そこでこの記事では、

巷のネットショップSEOに関するノウハウがすでに時代遅れである事
これからの集客を考える上で重要なポイント

を整理して、お伝えしていきます。

ネットショップSEOの間違った常識

検索エンジンのアルゴリズムは日々進化をしており、抜け道を狙ったやり方は通用しにくくなっています。

数年前であれば通用したやり方が、現在では効果がないばかりか、ドメインの評価を下げる要因とすらなってしまっているのです。

なぜこんな事が言えるのかというと、僕ら自身が過去に有効だった手法を自分のネットショップで検証したからです。

 

このパートでは巷では効果があると言われているけど、全く結果に繋がらないSEO対策を紹介していきます。

商品をたくさん登録する

商品数をたくさん登録することで、色々なキーワードで検索エンジンにひっかかりやすくなるという考え方がありました。

少し前はコンテンツの内容が薄かったり、他サイトと重複しているコンテンツでもアクセスを集めることが出来ました。

 

しかし今はオリジナルコンテンツでないと、評価の対象とならず、検索エンジンが巡回をしてくれません。

巡回をされないと公開したページが検索エンジンに登録されず、集客が出来なくなってしまいます。

 

ツールを使って機械翻訳をしたり、思考停止でコピペ出品をしていれば稼げる時代は既に終わっています。

ネットショップは頭を使って動線やコンテンツを作る時代になっており、知性の低い人は結果を出すことが出来ません。

オールドドメイン(中古ドメイン)を使う

過去に誰かが使っていたドメインを取得して、そこにネットショップを構築することで短期間でアクセスを集められるという考え方があります。

現在でも一部有効なのですが、当たり外れがあり、再現性があるノウハウではなくなっています。

 

アクセスを運良く集めることが出来ても、検索エンジンのアルゴリズムが質が低いサイトと判定すると、検索順位はすぐに下げあられてしまいます。

検索エンジンの抜け穴を狙った小手先のテクニックは、時間もお金も浪費してしまうリスクがあり、現在では全くおすすめ出来なくなっています。

 

中古ドメインと似た手法で、日本語ドメインというものもありましたが、これも現在では全く効果が期待できないものになっています。

 

成約が狙えるワードでドメインを取得すれば、上位表示しやすくなる。

これは過去の話であり、現在では通用しません。

どうやってSEOを伸ばしていけばいいのか?

効果が期待できないやり方が理解できた所で、どうやってこれからSEOを伸ばしていくかです?

まず大前提として、売れる商材がないと話にならないです。

 

しっかりと需要がある商品をリサーチした上で、それを満たす商品だけを商品登録していきます。

商品数と売上は比例するように見えるのですが、80対20の法則があるように、一部の人気商品が売上の大半を占めていきます。

 

なので、需要のないものを暗中模索で登録していくよりも、需要が確実にありライバルがいない(いても弱い)商品を登録し、期待値を取っていくのが得策です。

率直にこれは物凄く頭をつかうので、商品を右から左に横流しする単純転売しか出来ない人には無理です。

 

自分が利用している販路に適した商品を登録し、そこに集まった人が購入したいと思える動線を引いていかないといけません。

商品ごとに最適解は異なりますし、これをやればアクセスが集まるという手法はありません。

 

だからこそ他社と差別化が目指せて、差別化することで参入障壁を作ることが出来るのです。

そして参入障壁を作ることが出来れば、ライバルの影響を受けることなく、安定的に収益を上げ続けることが可能になります。

 

ネットショップに取り組む最大のメリットがこれで、プラットフォームでは永久にライバルから自由になることが出来ません。

OEM販売ならライバルが増えないじゃないかと思うかもしれませんが、同じプラットフォームを利用しているライバルから悪いレビューを入れられたり、大量に購入をして返品をするといった嫌がらせを受ける事があり、ライバルだらけというのが実態です。

売れる商材を見極める

売れる商材を見極めることが出来れば、苦労はないと思うでしょうか?

 

実際の所、売れる商材というのはパターンが決まっており、それらは全て数字で判断が出来ます。

どうやるのかといえば、Googleが提供しているキーワードプランナーを使って検索需要を調べるだけです。

 

検索をされているキーワードは需要があるテーマであると判断できるため、コンテンツ作成に取り入れていきます。

一方で需要が確認できないテーマに関しては、採用を見送ります。

 

需要がなくても今後検索ニーズが変化してくる確信があれば、検索ボリュームがないキーワードでも商品登録を行いますが、それが出来るのは独自の相場観が出来ている上級者だけです。

初心者には商品知識も相場観もないため、まずは知識を増やしつつ、需要が確認できるテーマでコンテンツを作成しましょう。

そうする事で、データが集まるので、数字をベースにした改善を行うことが出来るようになります。

成約キーワードを見極める

需要があるキーワードでコンテンツを作成すれば、検索エンジンからのアクセスが集まるようになります。

しかしこれだけでは成約には繋がりません。

 

なぜかというと、キーワードには成約に直結するキーワードと成約に直結しないキーワードがあるからです。

例えばこの記事はネットショップのSEOについて記述をしていますが、カラーミーショップのSEOやBASEのSEOについては言及していません。

 

なので、カラーミーショップを運営しているショップオーナーや、BASEのショップ管理者が読んでも成約には繋がらない記事であると言えます。

しかしもし、BASEのSEOに特化した記事が知識を縦断して網羅されていたら、そのサイトを通じてコンサルの申込みが入ったり、広告がクリックされる確立が上がるはずです。

 

キーワードには具体的なものから抽象的なものまでレイヤーが存在します。

自分が作るコンテンツの抽象度をどこに設定するかで、アクセスの質がコントロールできることを覚えておきましょう。

 

この記事ではネットショップにこれから取り組みたい人を対象にしているため、現時点でカラーミーやBASEを運営している人が読んでも参考にならない内容にしています。

そうする事で、僕が集客をしたいプラットフォーム転売で消耗している人や、安定した副業ビジネスを構築したい人を集客できるのです。

今カラーミーやBASEを運営している人は、すでに物販ビジネスの経験者で結果を出せてる人なので、狙う必要がないのです。

 

自分が誰を集客したいのか考え、見込み客に適した抽象度を満たすキーワードでコンテンツを作る。

これを意識することを覚えておきましょう。

相性の良いSNSを見極める

商材によって動画で伝えたほうがいいもの、画像で伝えたほうがいいもの、短い文章でPRした方が伝わりやすいものがあります。

 

全てのSNSが実践できれば理想ですが、それは難しいため、まずは比重を高める分野を決めていきます。

僕であれば文章での訴求をした属性が、僕にとって付き合いたいお客様像であるため、動画や画像よりも文章に力を入れています。

 

そして文章と相性の良いSNSはTwitterなので、動画や画像よりも比重を上げてTwitterを使っています。

結果、毎日Twitterから安定的にアクセスが集まり、そこから収益化することに成功しています。

 

SNSはSEOに直接的には含まれないのですが、成約率を高めるという観点では無視することの出来ない存在になっています。

 

いずれは広告で収益化を考える場合でも、まずは成約に直結するデータを取っていかなければなりません。

入口の部分ではSEOとSNSを組み合わせて情報発信をしていくことがセオリーになります。

狙ったキーワードの動きをGRCで計測する

コンテンツは作って終わりではなく、断続的に改善をする必要があります。

ドメインが強くなるにつれ、新規コンテンツ投入の重要性は低くなっていきます。

 

ドメインパワーが上がることで、既存のコンテンツの検索順位が上がりやすくなるだけでなく、新規コンテンツが検索上位に表示されるまでの期間も短くなります。

ただ、それには一般的には3ヶ月〜1年はかかるため、最初の間は投入したコンテンツの推移を計測し、改善をする必要があります。

 

そのために使うのが、サーチコンソールとGRCです。

サーチコンソールはGoogleが提供する無料のツールで、GRCは有料のツールです。

検索順位チェックツールはGRC一択。アプリや無料はやめとけ
自分の作った記事を検索エンジンで上位表示したい。 このような要請を受けた時に僕が提案するのは以下の事です。 WordPressを使う データ計測をし、数字に基づいた改善を行う 無料ブログやホームページ作成ソフトを使う...

 

検索エンジンからの集客が出来てないネットショップは、GRCによる計測と、実データに基づいた根拠のある改善を実施できていません。

検索エンジンからの集客は、創造性とひらめきだけで決まる再現性のない世界ではなく、一定のラインまでは数字をベースにしたロジカルなアプローチだけで到達できます。

 

検索順位は日々変動し、質の高いコンテンツが保持できなければ順位は落とされていきます。

GRCを使って毎日順位を決められた時間に測定し、常に質の高いコンテンツを訪問者に提供できるよう、監視と改善を継続しましょう。

ブログを活用する

コンテンツは単体のページで作成するのではなく、関連するキーワードや成約に遠いキーワードから誘導するために、異なるページをリンクさせていきます。

 

例えば商品ページを完成させ、そのページのLPOが完璧に終わったとしましょう。

単一のページとしてそのページの改善は終わったかもしれませんが、ネットショップ全体では改善できるポイントがまだいくつもあります。

 

そのために活用できるのがブログです。

一般的なECカートに搭載されているブログ機能でもいいですし、WordPressを使って構築したブログのどちらでも構いません。

 

一見客を相手にするビジネスでは、メールを使った見込み客の教育が難しいため、複数のページを横断させることで成約を狙っていきます。

商品単一ページで購入をしてくれる人は、最初から購買を決めている人だけです。

 

そういった商品がAmazonで販売されている場合、あなたのネットショップから購入してもらうのは難しいです。

そこでネットショップでは購買にそれほど近くない位置にいるが、価値観の教育によって購買を決定する可能性がある人を狙います。

 

これを実現するためにブログ機能を使い、成約から遠い見込み客を、成約に近い見込み客に育てていきます。

キーワードをグループ化し、ブログ記事で関連するページを内部リンクでつなぐことで、内部SEO効果が期待できます。

 

SEOは外部対策と内部対策の両方が必要ですが、最初の間は内部対策が出来るだけのコンテンツ量がありません。

ですので、関連性のある商品を登録しつつ、数がまとまってきたらブログ記事にてグループ化。

抽象度を調整しながら、様々な角度で検索エンジンに対して動線を引いていきます。

インフルエンサーに自社商品の紹介を依頼する

資金に余裕があるのであれば、自社が販売する分野のインフルエンサーやライターにレビューを依頼することも有効です。

影響力のある人の評価は、匿名のレビューよりも即効性があります。

 

匿名レビューの信頼性が低下していることは、一般の消費者も気が付き始めているため、レビューを依頼するなら無数の知らない人ではなく、厳選された影響力の高い人を狙うほうが効果を期待できます。

 

専門性が高い分野の商品であれば、権威に対して評価を依頼するのも有効です。

学術的分野からの評価や、法人からの推薦を得ることが出来れば、あなたの販売する商品はお墨付き商品として認識をしてもらえるようになります。

リストマーケティングを行う

一度ショップから購入してくださったお客様には、メルマガを発行して、継続的な受注やオファーをしていきます。

 

例えば商品を購入した新規のお客様に対してステップメールが配信される仕組みを作っておけば、ネットショップで取得したリストに対してアフィリエイトを案内する事も可能です。

全ての商品を自社で扱うことは困難ですし、物理的制約、サポートの限界もあり、他社商品やサービスを案内したほうがいい事もあります。

 

ウーコマースであればMailChimpというシステムと連動が出来ますし、マイスピーのような外部のメルマガ配信システムを使っても、同様の仕組みを実装可能です。

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まとめ:ハードルは高いが知的好奇心が高く、継続した努力ができる人にネットショップはおすすめ

単調作業の連続で結果が出てしまうプラットフォームと異なり、自分で作ったネットショップでは日々データ観測とそれに基づく改善が必須です。

率直にこれはハードルが高く、殆どの人は継続できずに脱落をしていきます。

 

しかし世の中には年単位で努力を継続できる人がいて、そういった泥臭い努力を継続できる人に向けて、王道的アプローチをこの記事では紹介してきました。

 

「自分には難しそうだな…」と思った方は、諦めてプラットフォームに戻ることをおすすめします。

飽和しているとはいえ、プラットフォームだけでも問題なく副業ビジネスとして成立しますから。

 

「難しそうだけど、学び続けて出来るようになりたい」と思えた方は、今日からコツコツ頑張っていきましょう。

長期ビジネスは短期的にはプラットフォームビジネスに負けますが、最終的にはプラットフォームを追い抜き、遥かに安定した仕組みとして推移するようになります。

 

ネットの世界で生き残ってる人(会社)は、自社だけで完結できる仕組みを持っています。

他人が作った仕組みで稼ぐのもダメではありませんが、基盤として軟弱です。

 

今後ネットビジネスの世界では、思考停止系の手法は淘汰され、知性が高く、継続的な努力ができる(まともな)人がどんどん増えていきます。

優秀な人達が参入してきた時に、自分が淘汰される側にいないか常に自問自答し、足りないスキルが有れば補っていきましょう。

 

成長が停止した人に未来はないのですから。